カテゴリー: マクラーレンF1チーム

  • マクラーレン MP4-28、プルロッドの採用は「不可欠な進化」

    マクラーレン MP4-28、プルロッドの採用は「不可欠な進化」

    マクラーレンは、MP4-28にプルロッド式フロントサスペンションを含めた大幅な改良を施したのは、2013年のタイトル獲得のために必要な動きだったと述べた。

    2014年に大幅なレギュレーション変更を控えているため、今年は多くのクルマが昨年マシンの進化版だと予想されていた。

    しかし、マクラーレンはMP4-28で広範囲にわたってコンセプトを変更。シャシーの高さを上げて段差ノーズを“化粧パネル”で覆い、フロントにはプルロッド式サスペンションを採用してきた。

    マクラーレンのエンジニアリングディレクターを務めるティム・ゴスは、今後のシーズンのために十分な開発レートを維持するためにはこのような努力は不可欠だったと述べた。

    マクラーレン MP4-28にアグレッシィブな開発を施した理由について質問されたティム・ゴスは、昨年のMP4-27のコンセプトは、開発の天井に達していたと述べた。

    「昨シーズンのパフォーマンスを見て、このクルマの基礎を定めていた段階で、同じクルマの開発を続けていけば、開発レート的にたどり着いてしまうだろうという場所を見つけた」

    「我々は実は大規模なステップを果たす必要があると認識した」

    「それで、このクルマの構造を定める際、この哲学は我々がパフォーマンスを発生させられると把握していたクルマのエリアをさらに開拓するずっと多くの範囲を与えてくれた」

    「我々はこの規約を最大限に活用する方法を理解しているし、昨年はシーズン序盤と後半でこの規約のもとで最速のクルマであることを示した」
    「だが、我々はもう少し自由を得る必要があると決断した。その結果、我々は前から後ろまでクルマを再処理した。それは我々が反応するとわかっているクルマのエリアをプッシュするためにより多くの自由を与えてくれた」

    マクラーレン MP4-28の代表的な変更点は、昨年フェラーリが導入したプルロッド式フロントサスペンションの採用。

    だが、ティム・ゴスは、プルロッドの採用は単純にフェラーリのコピーの結果ではなく、そのような設計の利益と欠点を評価するための多くの仕事を行ったと主張した。

    「実際、我々を納得させたのは多くのリサーチだった」とティム・ゴスはコメント。

    「クルマの何か新しいものに目を向けるとき、なぜそうするのか常に考えるものだ」

    「F1では他の誰かのコンセプトをコピーすることは可能だが、常にうまく働くというわけではない。やらなければならないことは、理由の基礎知識を得ることだ」

    「なので、我々はそれを検討し、理由を正確に考えていった。 だが、時間が経ち、いくつか作業をして、我々はそれがクルマのためにどのような利益を生み出せるか、クルマで何を達成しようとしているかを理解していった」

    「我々は、運動学的な部分と他形のサスペンションの構造的なネガティブ要素を克服できる空気力学的な利益を見つけた」

    しかし、マクラーレンはレッドブルとは異なるエギゾーストコンセプトを採用している。

    今年、マクラーレンはエキゾースト周りをさらに進化させ、マシンパフォーマンスとエキゾーストの両方のために気流を最適化させるためにマシン後部を劇的にえぐっている。

    「エキゾーストでひとつのことを成し遂げようとする一方で、マシン後部にきちんと機能する排気ガスが流れていないことを確認しなければならない」

    「なので、我々はそれをさらにプッシュした。それがこのクルマの我々の哲学だ。クルマが反応するとわかっている場所を、さらにプッシュし、さらに極端にしている。我々にとって昨年からの当然の進化だった」

    関連:
    ・マクラーレン、MP4-28を発表
    ・マクラーレン MP4-28 画像

  • マクラーレン MP4-28、段差を隠す“化粧パネル”を採用

    マクラーレン MP4-28、段差を隠す“化粧パネル”を採用

    マクラーレン MP4-28には、段差を隠すための“化粧パネル”が採用されている。

    2012年マシンのマシンの概観への反応を受け、FIAは2013年からチームが段差ノーズ部分に“構造的に無関係”なカバーを装着することを許可した。

    昨年マシンのMP4-27のコンセプトは、モノコックが低めでハイノーズにしなくても効果を生み出せるためノーズに段差はなかった。

    しかし、F1スペインGPからは極端な段差おそないものの、ハイノーズ化させることでパフォーマンスを改善させた。

    ロータスの今季マシンE21は、重量増加によるデメリットを考えて段差ノーズのままでリリースされたが、マクラーレンのエンジニアリングディレクターを務めるティム・ゴスは、重量による不利な点よりも、ノーズ部分の気流を滑らかにすることで多くのアドバンテージがあると主張する。

    「空気力学的にノーズの上面に段差を置くという選択肢はないだろう。あれはレギュレーションによる乱れだ」とティム・ゴスはコメント。

    「なので、我々はそうしていない…」

    「軽量構造のカバーだ。構造的な重要性はまったく、重量もごくわずかだ」

    「ジェームス(アリソン、ロータス テクニカルディレクター)は、彼らがどうするかに関してかなりオープンなままにしていると思う」

    「ノーズの段差を空気力学的に見れば、正直、それほど重要ではないが、いくつか軽い損失は免れない。(段差ノーズに)しないという選択の余地があるのだから、我々はしていない」

    関連:
    ・ロータス E21、段差ノーズを継続
    ・FIA、段差ノーズを覆うカバーを承認
    ・2012年F1マシン、なぜ段差ノーズがトレンドに?

  • 【動画】 マクラーレン MP4-28 新車発表会

    【動画】 マクラーレン MP4-28 新車発表会

    マクラーレンは31日(木)、ウォーキングのマクラーレン・テクノロジー・センターで2013年F1マシン『MP4-28』の新車発表会を開催した。

    今年で50周年を迎えるマクラーレンは、MP4-28の発表に先駆けて歴史的なマシンのデモ走行を実施。M80カンナム、M23、MP4/4から最新のP1といったマシンが会場に登場した。

    発表会では、ジェンソン・バトンとセルジオ・ペレスがマクラーレン MP4-28のアンベールを実施。

    マクラーレン MP4-28は、フロントサスペンションのプルロッド式への変更やエキゾースト周りなど、随所にアグレッシブさが見られるマシンに仕上げられている。

    マクラーレン MP4-28 新車発表会

    関連:マクラーレン、MP4-28を発表

  • マクラーレン MP4-28

    マクラーレン MP4-28

    Mclaren MP4-28
    マクラーレンの2013年F1マシン「MP4-28」。最大の特徴はフロントサスペンションを昨年フェラーリが採用したプルロッド式に変更したこと。フロントノーズには化粧パネルを装着し、昨年同様、段差のないスムーズなノーズとなっている。

    マクラーレンMP4-28 主要諸元

    形式 マクラーレンMP4-28
    シャシー マクラーレン製成形カーボンファイバー・コンポジット、前部および側部に衝撃吸収構造
    フロントサスペンション 内蔵トーションバー/ダブルウィッシュボーンで作動するプルロッド、ベルランクによるダンパーシステム
    リアサスペンション 内蔵トーションバー/ダブルウィッシュボーンで作動するプルロッド、ベルランクによるダンパーシステム
    エレクトロニクス マクラーレン・エレクトロニック・システムズ製。シャシーコントロール、エンジンコントロール、データ収集、ダッシュボード、オルタネータ、センサ、データ解析を含む
    ボディワーク構造 カーボンファイバーコンポジット。エンジンカバー、サイドポッド、フロア、ノーズ、フロントウイング&リアウイング。ドライバー操作によるドラック低減システム
    タイヤ ピレリ Pゼロ
    無線 ケンウッド製
    ホイール エンケイ製
    ブレーキ アケボノ製
    ブレーキマスターシリンダー アケボノ製
    バッテリー GSユアサ製
    ステアリング マクラーレン製パワーアシスト
    機器 マクラーレン・エレクトロニック・システムズ製
    ペイント シッケンズの製品を使ったアクゾノーベルによるカーリフィニッシュ

    エンジン諸元

    形式 メルセデス・ベンツFO108Z
    排気量 2.4リッター
    気筒数 8
    最高回転数 18,000rpm
    Vアングル 90度
    ピストン口径 98mm
    バルブ数 32
    燃料 エクソンモービル製無鉛(5.75% バイオ燃料)
    点火プラグ F1のために特別設計されたNGKレーシング製スパークプラグ
    潤滑油 Mobil 1 エンジンオイル
    重量 95kg(FIA規定重量)

    KERS

    形式 メルセデス・ベンツ
    e-パワー エンジン搭載型の電気モーター/ジェネレーター
    ESS 集積エネルギー電池および電動エレクトロニクス
    パワー 60kW

    トランスミッション

    ギアボックス マクラーレン製成形カーボンファイバーコンポジット。リア衝突吸収構造を内蔵
    ギア 7速+リバース1速
    ギアセクション マクラーレン製シームレスシフト、手動式
    クラッチ カーボン/カーボン、手動式
    潤滑油 Mobil 1 SHC ギアオイル

    関連:
    ・マクラーレン、MP4-28を発表
    ・マクラーレン MP4-28 画像

  • マクラーレン MP4-28 画像

    マクラーレン MP4-28 画像

    マクラーレン MP4-28を画像で紹介していく。

    マクラーレンは31日(木)、ウォーキングのマクラーレン・テクロノジー・センターで2013年F1マシン「マクラーレン MP4-28」を発表した。

    マクラーレン MP4-28は、フロントにプルロッド式サスペンションを採用。話題となっているフロントノーズは、昨年マシン同様、段差のないスムーズな形状となっている。

    マクラーレン MP4-28 画像

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    関連:マクラーレン、MP4-28を発表

  • マクラーレン MP4-28、受動的ダブルDRSは非搭載

    マクラーレン MP4-28、受動的ダブルDRSは非搭載

    マクラーレンは、MP4-28に受動的DRSを搭載することを除外。他のエリアでより大きくパフォーマンスを改善させられると考えている。

    ロータスは、今季マシンE21に受動的ダブルDRSを搭載していくことを認めており、2013年シーズンは上位チームの大部分がダブルDRSのコンセプトを追求していくと予想されていた。

    しかし、マクラーレンのエンジニアリングディレクターを務めるティム・ゴスは、受動的ダブルDRSを効果的に働かせる困難さに多くの時間をつぎ込むのは気が進まないと述べた。

    「数シーズン、そのようなシステムを検討してきたが、ご覧の通り、我々はまだそれを搭載していない。激しく追及していくための適切な説明をすることができない」

    「純益なパフォーマンスゲインを得られるようにそれらを効果的に働かせるのは簡単なことではない」

    「あのようなシステムを働かせる際には寄生的な損失がある。昨シーズン、3チームがそれらをテストしていたが、実際には1チームも実戦投入していないことに気づくているはずだ」

    スポーティングディレクターを務めるサム・マイケルは、特にリアウイングをストールさせるための気流を変化させるために、流体スイッチをオン/オフさせるスピードでシステムを確実に作動させるのは困難だったと述べた。

    「かなり敏感で働かせるのが難しい」とサム・マイケルはコメント。

    「やがてますます開拓されていくエリアなのは確かだ。だが、我々はまさにその開始地点にいる。他により大きなゲインはあるし、その前に揚げなければならない大きな魚がいる」

    関連:ロータス E21、受動的ダブルDRSを導入

  • ジェンソン・バトン Q&A:マクラーレン MP4-28 発表会

    ジェンソン・バトン Q&A:マクラーレン MP4-28 発表会

    ジェンソン・バトンが、マクラーレンでの4年目となる2013年シーズンについての意気込みを語った。

    「ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスのドライバーとしての4シーズン目にななる。これまで以上にこのチームの強さと実力を知り、理解している。今年は連続性と強化が本当に重要だ」とジェンソン・バトンはマクラーレン MP4-28発表後のプレスリリースでコメント。

    「もちろん、2013年の最大のチャレンジは新しいチームメイトのチェコ(セルジオ・ペレス)だ。新顔と仕事を開始するのはいつも興味深いし、刺激になる。すでに非常にポジティブな関係だと感じている。

    個人的な経験から、初めてマクラーレン・テクノロジー・センターを歩いたときは威圧的に感じるかもしれないけど、どれくらいすぐにリラックできて、マクラーレン・ファミリー全体にどれくらい歓迎されているかを感じたかを思い出す。チェコはすでにここを気楽に感じてくれていると思う。

    僕たちは2012年シーズンを通してかなり強かったけど、何らかの理由でチャンピオンシップに挑戦するためにそれをうまくまとめられなかった。それが2013年に集中していきたいことだ。みんなが一体となってこのマシンにどれくらい密接に取り組んできたかを見ているし、僕たちは非常に力強いシーズンを戦うためのベースがあると思う。

    僕たちは万全な信頼性で開幕戦に臨めるようにプレシーズンテストでかなり一生懸命に働いていく。オペレーション面でも多くを学んだし、去年から発展していると思うので、よりスムーズで力強いキャンペーンを実行する手助けになるだろう。

    今日の何台かのクラシックなマクラーレンのデモンストレーションは、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスのドライバーであることを信じられないくらい誇りに感じたと言いたい。モータースポーツに愛情を持っている人であれば、今日ここで見たクルマの激しさとサウンドに動かされたはずだ。あのクルマは常に髪の毛を首の後ろ側に立ち上がらせる。

    「今年のクルマは、これまででベストだ。エンジニア達が、利用できる全てのエリアからありったけのパフォーマンスを絞り出すためにあらゆる手段を講じてきたのを知っている。クルマに乗り込み、マクラーレンで働くみんなを肌で感じながら素晴らしい遺産を進展させていくのが待ち切れない」

    関連:マクラーレン、MP4-28を発表

  • セルジオ・ペレス Q&A:マクラーレン MP4-28 発表会

    セルジオ・ペレス Q&A:マクラーレン MP4-28 発表会

    セルジオ・ペレスが、マクラーレンでの初シーズンとなる2013年シーズンにむけての意気込みを語った。

    「僕にとって素晴らしい一日だ。実際、今年は毎日が素晴らしいかった。2013年シーズンのスタートのために全てを準備できるように新しいチームと懸命に働いてきた。この驚くべき組織を知ることは信じられないような旅だった」とセルジオ・ペレスは、マクラーレン MP4-28発表後のプレスリリースでコメント。

    「自分がボーダフォン・マクラーレン・メルセデスのドライバーであることを物凄く誇りに思っている。あのような有名なクルマが蘇り、50周年を迎えるチームで走れることは本当に特別な感覚だ。

    「もちろん、僕の前に急斜面があることは十分に認識している。すでに新しいチーム、エンジニア、メカニックに慣れ、新しい仕事の仕方を学び、そして、もちろん、完全に新しいクルマについて全てを学ぶために激しい2週間を過ごしてきた。6日間のトラックテストでやらなければならないことだ。大きなチャレンジだね」

    「でも、刺激的な数週間になるのは間違いない。過去2シーズン、F1でレースをしてきたけど、全てのレーシンングカーは異なるし、適応するには常に少し時間がかかるものだ。第一にクルマの異なる特性を理解する必要がある。第二にクルマを自分のドライビングスタイルに合わせるためにエンジニアとのベストな仕事の仕方を学ぶ必要がある。興味深く、刺激的な旅になるだろうね」

    「でも、新しいシーズンのスタートにむけてこれまで以上に準備は整えている。かなり体調はいいし、リフレッシュできていると感じている。やらなければならないことはまだたくさんあるけど、自信を持ち、快適に感じ、数週間後にオーストラリアに着陸する頃までに準備を整えることが僕の目標だ」

    関連:マクラーレン、MP4-28を発表

  • パディ・ロウ、2013年はマクラーレン残留

    パディ・ロウ、2013年はマクラーレン残留

    マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュ代表は、テクニカルディレクターのパディ・ロウは2013年はマクラーレンに残るが、それ以降の動向については定かではないと述べた。

    ロス・ブラウンの後任としてメルセデス加入が噂されているパディ・ロウは、自らの意思でマクラーレン MP4-28の発表会を欠席。

    マーティン・ウィットマーシュは、パディ・ロウの欠席は単に新車へ注目を集中させるためのものだと述べ、パディ・ロウが今シーズン中にチームを去ることはないと断言した。

    「パディがもう1年、チームの一員でいることは確実だ」とマーティン・ウィットマーシュはコメント。

    「だが、メディアで推測されているように、それ以降については定かではない。近い将来、次第に確実なことが明らかになっていくだろう」

    パディ・ロウがMP4-28の発表会に出席しなかった理由については「明らかにメディアが大きな関心を示していたからだ。パディが自分の仕事に集中するのは良いことだと思うし、おそらく彼はチームや同僚たちにきまりの悪い思いをさせたくなかったのだろう。そのため、彼自身でここには来ないことを選んだ」

    仮にパディ・ロウがマクラーレンを離れてメルセデスに加入することになれば、新たな仕事に就く前に6カ月の“ガーデニング休暇”を終えなければならない。

  • マクラーレン、MP4-28を発表

    マクラーレン、MP4-28を発表

    マクラーレンは、2013年F1マシン「MP4-28」を発表した。

    マクラーレンは31日(木)、ウォーキングのマクラーレン・テクノロジー・センターでMP4-28の新車発表会を開催。発表会の模様はYouTubeなどのメディアでライブ中継された。

    発表会では、ジェンソン・バトンと新加入のセルジオ・ペレスが、マクラーレン MP4-28のアンベールを行った。

    マクラーレン MP4-28は、フロントサスペンションには、昨年フェラーリが導入したプルロッド式を採用してきた。また、化粧パネルを用いた段差のないスムーズなフロントノーズが特徴といえる。

    また、発表会ではマクラーレンの50周年を記念して、MP4/4を始めとするマクラーレンの歴史的なマシンがマクラーレン・テクノロジー・センターの周りを走行して登場するという演出が行われた。

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    関連:マクラーレン MP4-28 画像