カテゴリー: マクラーレンF1チーム

  • マクラーレン:バンドーンのマシンに深刻な問題 / F1ドイツGP 予選

    マクラーレン:バンドーンのマシンに深刻な問題 / F1ドイツGP 予選

    マクラーレンは、F1ドイツGPの予選で フェルナンド・アロンソが11番手、ストフェル・バンドーンが20番手だった。

    フェルナンド・アロンソ (11番手)
    「11番手には満足している。中団グループにとって小さなポールポジションだからね。明日は希望する新品のタイヤでスタートできるし、僕たちはすでにポイント圏内に近い位置からスタートするので、ポイントを獲得する素晴らしいチャンスだ」

    「接戦になるだろうけど、通常、日曜日に僕たちは少しペースを上げるので、ベストを尽くして良いレースをしたい。(ルイス)ハミルトンと(ダニエル)リカルドが走らしている恩恵を受けたけど、それでも良い予選を完了することができた。クルマは良くなっている。新しいパーツは間違いなくパフォーマンスを改善させている。でも、他の誰もが全てのレースで小さなステップは果たしているので、僕たちのライバルとのギャップはだいたい同じままだ。でも、僕たちは正しい方向に改善しているし、今後数戦にもっと多くの大きなアップグレードを投入できることを期待している。僕たちは2台のマクラーレンがポイントを獲得する必要があるし、ストフェルのクルマの問題点を見つけ出さなければならない。過去2レースでダウンフォースが少なかったし、クルマに問題を抱えているようだからね」

    ストフェル・バンドーン (20番手)
    「今日の状況はシルバーストンと同じだった。あの場所で取り組んで以降、僕たちはある程度のマージンで最下位のクルマだったし、今日、そして、ここまでの週末ずっとそれは同じだった。問題を解決しようとしてクルマの多くのパーツを変更しているけど、まだ解決策を見つけることができていないことにフラストレーションを感じている。僕が運転の仕方を忘れてしまったわけではない。僕とフェルナンドのクルマは同じようなスペックだけど、僕の方のデータにいくつか問題が確認できている。チームはすでにパーツを交換するなど多くの努力をしてくれているけど、あまり進んではいないように思えるし、チームは他に何ができるか様々なオプションを調べている。今のプライオリティは僕たちが抱えている問題の解決策を見つけだすことだ。明日は何も失うものはないし、ここから順位を上げていくだけだ。うまくいけば、それ以上のものを引き出せるだろう」

    ジル・ド・フェラン (マクラーレン スポーティングディレクター)
    「今日のストフェルの結果にはもちろん落胆している。悪天候によってFP3を失ったのは残念だった。問題をより理解するための良い機会だっただろう。フェルナンドは非常にポジティブな一日を過ごした。ファクトリーと現場の両方のチームが今日クルマを前進させられるように一晩かけて非常に良い決断を下した。彼のパフォーマンスについて十分だとは言えないが、明日のレースで力強く戦うためにとても良いポジションを我々を立たせてくれた。この伝統的なトラックへの復帰はエキサイティングなドイツGPのための全ての材料を用意してくれているようだ」

    関連:F1ドイツGP 予選:セバスチャン・ベッテルがポールポジション

  • マクラーレン:F1ドイツGP 金曜フリー走行レポート

    マクラーレン:F1ドイツGP 金曜フリー走行レポート

    マクラーレンは、F1ドイツGP 初日のフリー走行で、フェルナンド・アロンソが17番手タイム、ストフェル・バンドーンが20番手タイムだった。

    フェルナンド・アロンソ (17番手)
    「今日は多くのことをテストしたし、それによって最終的なポジションは損なわれてしまったかもしれない。過去数戦で僕たちは金曜日に良い位置につけていたし、実際にコンマ2~3秒でポジションは大きく変わる。ここホッケンハイムでは僕たちはいくつか順位を失った」

    「明日はこれが変わることは期待している。予選時間には雨が降るかもしれない。そこは大きな疑問だ。雲が多く、気温が低くなりそうだし、ウェットになるかもしれない。そうなれば、ミッドフィールドのグループに機会が開かれるし、少しギャンブルができるかもしれない」

    ストフェル・バンドーン (20番手)
    「午前中はクルマに搭載された新しいパーツをもう少し理解するために多くのテストを行ったし、1回目のセッションはあまり走行を重ねることができなかった。チームとして学習作業を行っていたし、それらを理解することは今後のために有益だった。午後も難しいセッションになった。おそらく今回はこれまでで最悪の金曜だったかもしれない。シルバーストンでも似たような感覚だった。クルマが何かがきちんと機能していない。クルマが普通の状態ではないことはわかっている。現時点では少し疑問符だ。まずっはクルマを正常に動作するところまで戻して、そのあと土曜日にどのように取り組んでいくか見てみるつもりだ。明日にむけてクルマを通常の状態に戻すために今夜分析するう多くのデータがあるし、クルマのパーツのかなり多くを変更することになるかもしれない。明日雨が降れば、僕たちにとっては良いニュースだろう」

    ジル・ド・フェラン (スポーティングディレクター)
    「今日は難しい一日だった。残念ながら、多くの想定外の問題に対処しなければならず、走行時間を失ってしまった。クルマのパフォーマンスに関しては、両方のドライバーが良いバランスを見つけることに苦労していたが、ストフェルはそれに加えて彼のクルマ特有の問題と戦わなければならなかった。明日のセッションを最大限に生かすために今夜消化しなければならないデータがたくさんある」

    関連:F1ドイツGP フリー走行2回目:マックス・フェルスタッペンが最速タイム

  • 「エリック・ブーリエはマクラーレン不振のスケープゴートにされた」

    「エリック・ブーリエはマクラーレン不振のスケープゴートにされた」

    元F1ドライバーのデビッド・クルサードは、マクラーレンのスポティングディレクターの役割を事実上の更迭されたエリック・ブーリエは、チームの不振の“スケープゴート”にされたと同情している。

    2018年に厳しいスタートを切ったマクラーレンは、チーム内の不協和音も噂されていた。そして母国レースとなったF1イギリスGPの直前にマネジメント体制の再編の一環としてエリック・ブーリエのレーシングディレクター辞任が発表された。

    今年、ホンダからルノーにF1パワーユニットを変更したマクラーレンは大きな前進を果たせると考えていたが、確かにシーズン前の高い期待に応えることはできていなかった。

    しかし、マクラーレン在籍時の9年間で12勝を挙げ、2001年にはチャピオンシップを2位で終えているデビッド・クルサードは、エリック・ブーリエがマクラーレンの最近の低迷の責任を不当に負わされたと考えている。

    「エリックに関しては幾分思うところがある。彼はクルマを設計していたわけではないし、クルマを造っていたわけでも、クルマを運転していたわけではない。だが、彼は身を引いた。誰かがスケープゴートにならなければならなかったからだ」とデビッド・クルサードは Crash.net にコメント。

    「私のキャリアで大きな役割を果たしたマクラーレンとウィリアムズという2つの偉大なチームが困難を抱えているのを目にするのは非常に残念なことだ」

    マクラーレンは現在のスランプから抜け出すことはできると感じているかと質問されたデビッド・クルサードは「完全にそう思っている。マクラーレンは戻ってくる」とコメント。

    「マクラーレンの今後のパフォーマンスを明るく感じているのは、大きな企業グループと彼らの投資家の勢いを考えてのことだ。おそらく無限の資金ではないかもしれないが、人々が結果を出すために必要な構造を整えるために何としてでも財源を引き出せることが彼らにとっては非常に重要だ。最近、結果を出せていないの明らかだ」

    ウィリアムズに関しては、マクラーレンと同じような財政手段を自由に使うことができず、不調を抜け出すためにそのような積極的なアプローチを取ることはできないと考えている。

    「ウィリアムズは小さな企業であり、異なる方法でビジネスを運営する必要がある。したがって、彼らのビジネスモデルはそのように積極的にリスクを冒すことができるだろうか?」とデビッド・クルサードは続ける。

    「レーストラックで彼らの家を立て直した人々のストーリも過去にはあったかもしれないが、今でも人々を勇気づけているだろうか? 私にはわからない。時代は変わっている。だが、モーターレーシングはまだ戦略やエンジニアリング的な基盤だけではなく、エネルギー、情熱、コミットメントで繁栄していると私は思っている」

    フェルナンド・アロンソは、マクラーレンとのF1での将来を評価しつつ、モナコGP、ルマン24時間レース、インディ500という世界3大レースでの“トリプルクラウン”という非公式な記録を達成することを目標にしている。

    デビッド・クルサードは、フェルナンド・アロンソが2019年もマクラーレンに残留する可能性は“50/50”だと考えている。フェルナンド・アロンソは、トヨタとともにル・マン24時間レースを制したことで、トリプルクラウンの第2ステージを完了している。

    「彼がF1に残ることを願ってはいるが、彼には達成したことがあり、キャリアのこの段階では50/50だと思う」とデビッド・クルサードはコメント。

    「マクラーレンは来年彼に勝てるクルマを与えられるだろうか? 可能性はあるが、その可能性は低い」

    「マクラーレンにとっての焦点は、デザイン、レーストラックとの相関関係、クルマの製造と運営なはずだ、その全てが揃っていれば、理想論としては勝てる状況になるために最高のドライバーを抱える必要はない」

    「だが、素晴らしいプロダクトを持っていれば、最高のドライバーを欲しくなるものだし、過去に経験したような素晴らしい成功の瞬間を語りたがりがちだ。彼らには財政が必要であり、構造が必要だ。彼らがその全てを揃えることができれば、彼らは成功するだろう」

  • マクラーレン 「MCL33は昨年マシンほど強くない」

    マクラーレン 「MCL33は昨年マシンほど強くない」

    マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、2018年F1マシン『MCL33』には根本的な弱点があり、昨年マシンであるMCL32ほど強くないと認める。

    ホンダとのパートナーシップを解消し、今年からレッドブル・レーシングと同じルノーのパワーユニットを搭載することで、マクラーレンはホンダのF1パワーユニットで隠されていたとシャシー性能が解放され、レッドブル・レーシングと肩を並べることができると考えていた。

    しかし、実際にはレッドブル・レーシングが3勝を挙げているのに対し、マクラーレンはいまだ表彰台にも届いておらず、48ポイントしか獲得できておらずコンストラクターズ選手権で7位に沈んでいる。レッドブル・レーシングとの差は151ポイント、さらには同じエンジンを搭載するワークスルノーにも22ポイント差をつけられている。

    今季マシンは基本的に昨年からの正常進化版だが、ザク・ブラウンは「あまり技術的なことを言うつもりはないが、昨年と同じレベルのダウンフォースはない」とコメント。

    「我々は今年のマシンが昨年マシンよりも弱いエリアを特定している。去年はベストシャシーを持っていたか? いいや、間違いなくそうではなかった」

    「去年の方が良いシャシーだったか? あらゆる異なる変数によって、イエスかノーかを断言するのは難しい。だが、去年よりもダウンフォースが少ないことはわかっている」

    それでも、マクラーレンは2015年にフェルナンド・アロンソが加入して以来、最も成功したシーズンを過ごしている。フェルナンド・アロンソはここまでの10戦中7戦でポイントを獲得している。

    しかし、シーズン序盤に設定していた目標に達することができなかったことは、2012年から勝利を遠ざけてきた根本的な問題を繰り返さないためのマネジメント体制の再編に繋がった。

    1990年からマクラーレンに従事してきた最高技術責任者のティム・ゴスの更迭、そして、レーシングディレクターを務めてきたエリック・ブーリエの辞任。今後、エリック・ブーリエが担ってきた役割は、新設されたスポーティングディレクターに任命されたジル・ド・フェラン、パフォーマンスディレクターに昇格したアンドレア・ステラ、そして、COOであるサイモン・ロバーツの3人によって分担される。

    「この10年間、我々には安定性がかなり欠如していた。チームプリンシパル、CEO、株主などが出たり入ったりを繰り返してきた」

    「F1チームであるか、消費者パッケージの製品にあるかに関わらず、どんな企業であっても、状況が絶えず変化しているときには安定性をもたらし、方向性を前進させるのはかなり困難だ」

    「我々はその章を終わらせ、現在、自分たちがいつ場所から築いていこうと考えている」

  • ストフェル・バンドーン 「ホッケンハイムはチャレンジング」

    ストフェル・バンドーン 「ホッケンハイムはチャレンジング」

    マクラーレンのストフェル・バンドーンが、2018年のF1世界選手権 第11戦 ドイツGPへの意気込みと舞台となるホッケンハイム・リンクについて語った。

    「現在のカレンダーでF1でレースをしたことのない唯一のグランプリだけど、GP2ではホッケンハイムでレースをして表彰台を獲得しているし、僕にとってはいい思い出がある場所だ」とストフェル・バンドーンはコメント。

    「ホッハンハイム・リンクがチャレンジングなトラックであることはわかっている。長くて速いストレートがあるので、多くのパワーが必要だし、ラップの最後の遅くてタイトなセクションは優れたマシンバランスとコーナーの立ち上がりでのトラクションが必要だ」

    「3つ目のDRSゾーンの追加は状況を少しかき回してくれるだろうし、オーバーテイクの機会が追加されることでファンのために良いバトルができて、エキサイティングなレースになることを期待している。ドイツの観客はモータースポーツを本当に愛しているし、2年ぶりなので素晴らしい雰囲気になると思っている」

    関連:2018年 F1ドイツGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • マクラーレン 「予算制限がなければ独立系チームは厳しい」

    マクラーレン 「予算制限がなければ独立系チームは厳しい」

    マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、低迷するチームの再建を進めていくなかで、F1が今後にむけてコスト制限を導入を計画していることを歓迎していると語る。

    F1のオーナーであるリバティメディアは、独立系チームが巨額の資金を投じているチームと競争できるチャンスを増やすことを目指し、2021年から年間1億1500万ドル(約168億円の予算制限を設けることに取り組んでいる。

    マクラーレンは、F1の中でも豊富な予算を持ってるチームではあるが、過去数年にわたって競争力が低下しており、今月には低迷するチームを立て直すべく、マネジメント体制の再編に着手している。

    「我々はコストキャップを歓迎する」とザク・ブラウンはコメント。

    「F1とはかなり生産的な話し合いができている。変化がない限り、現在のF1の方向性は独立系のレーシングチームにとっては非常に難しい環境だ」

    「現在、メルセデスとフェラーリは他に2チームの提携先を持っている。ハースが彼らのリソースレベルや人材規模で成し遂げていることは非常に印象的ではあるが、同時にフェラーリがあれだけ競争力を発揮しているのは偶然の一致ではないはずだ。彼らの関係性がそれぞれに利益をもたらしているとうことだと思っている」

    「したがって、F1が無制限の予算や提携関係の方向に進むようであれば、競争力を発揮するためにはその方法を取らなければ奈良と言っても過言ではないだろう。

    「幸いなことに、リバティ・メディアはその方向性を変えようとしており、我々は将来について楽観視することができるう」

    だが、特にワークス勢は予算制限に反対の意向を占めている。まだ予算制限の詳細が不確実であることから、複数のチームは特に人材の雇用という点で慎重な姿勢をみせている。ルノーは、将来的な制限が導入されることによって人員削減を強いられると考えており、現段階であまりに多くの人材を雇うことには二の足を踏んでいる。

    ザク・ブラウンは、マクラーレンでは人員を可能な限り生産的にすることに集中していると語る。

    「メルセデスやフェラーリを見れば、我々よりも200~300人、もしくはそれよりも多く人員がいる」とザク・ブラウンは語る。

    「とにかく今は、もっとうまく仕事を進め、より素早く動けるようにする必要がある。現在システムから人を取り除く必要があるとは思っていない。我々がやってはいけないことは、今抱えている人材とリソース数に対し、最大のキャパシティで働くことだと思っている」

    マクラーレンは、2017年にはメルセデスとフェラーリに次いで全チームで3番目に大きい4億5000万ユーロ(約589億円)の予算をかけていた。しかし、今年はホンダとのパートナーシップを解消したことでホンダから支払われていた年間1億ユーロ(約131億円)とされる支援を失い、過去3年間で数多くのスポンサーを失ったこともあり、昨年よりも2億ユーロ(約262億円)少ない2億5000万ユーロ(約327億円)まで減額したと報じられてる。

    メルセデスは昨年から5000万ユーロを削減したものの、4億5000万ユーロでトップ。2番手にはフェラーリが4億3000万ユーロ(約563億円)、3番手はレッドブルの3億5000万ユーロ(458億円)で続いている。

  • インディカー代表、マクラーレンの参戦白紙化の報道を否定

    インディカー代表、マクラーレンの参戦白紙化の報道を否定

    インディカー・シリーズの最高経営責任者マーク・マイルスは、マクラーレンがマネジメント体制の再編に伴って2019年にインディカーにフル参戦する計画を白紙化したとの噂を否定している。

    マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、2019年からのインディカー参戦を見据えて関係各所と調整に入っていた。しかし、危機的なパフォーマンスの改善とマネジメント体制の再建が急務となり、インディカー計画はその犠牲になったと報じられた。

    報道によると、マクラーレンの株主であるマンスール・オジェとバーレーンの王室からインディカー参戦契約に待ったがかかり、ザク・ブラウンはインディカー参戦のプランを無期限に棚上げにしたと伝えられている。

    だが、マーク・マイルスは「私はザクとコミニュケーションをとっているし、彼はそのような噂は“デタラメ”だと言っている。それが私が最も最近に聞いていることであり、この段階で私が知っているすべてだ」と Autoweek にコメント。

    「噂を目にして尋ねたところ、ザクからその質問についての返答があった」

    マーク・マイルスは、最近マクラーレンがインディカー参戦についてのコメントをしなくなったからといって、必ずしもそれが実現しないわけではないと念を押した。

    「ノー。以上だ」とマーク・マイルスはコメント。

    「ザクは我々と直接関係があり、我々に知らせてくえると思っている。彼が何らかのニュースがあるときは、我々はそれを知っているだろう」

    「彼らが前進し、来年に参戦できることが期待している。我々は彼らがその決断を下すのを待っている」

    F1で低迷しているマクラーレンが、アメリカで活動を広げることには疑問を呈する者も多いが、ジル・ド・フェランのスポーティングディレクター就任は、以前としてインディカー参戦の可能性が高いことを示唆していると見てみる者もいる。

    ジル・ド・フェランは、1993年にペンスキーでインディ500を制覇しており、昨年フェルナンド・アロンソがインディ500に参戦した際にはコーチを務めている。マクラーレンがインディカーに参戦する際には活動を率いることになると考えられている。

  • マクラーレン 「ホンダとの決別とマネジメント体制の再編は無関係」

    マクラーレン 「ホンダとの決別とマネジメント体制の再編は無関係」

    マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、最近のマネジメント体制の再編とホンダとのパートナーシップ解消とはまったく関係のないことだと語る。

    マクラーレンは過去3年間の問題の根源はホンダのF1パワーユニットだと公然と批判してきたが、ルノーに変更した今年も引き続き苦戦を強いられていることで長年のファンからも非難されている。

    今年、マクラーレンは4月にテクニカルディレクターのティム・ゴス、F1イギリスGP直前にレーシングディレクターのエリック・ブーリエが辞任。いずれも事実上の更迭とみられている。

    だが、ザク・ブラウンは、マネジメント体制の再編は、ホンダとのパートナーシップがどのように管理されていたかについての社内的な考察から生じたものではないと主張する。

    「いいや、我々はホンダとの関係についてまったく議論はしてなかった」とザク・ブラウンは主張。

    「我々は現在の我々自身に目を向けている。我々が犯したミスを認識し、それらのミスから学び、それを再現しないことを確実にしようとしている」

    「だが、我々は『こうすることができた、こうすべきだった、違ったことができたのではないか?』などと後ろを振り返ってはいない」

    今後、エリック・ブーリエが担ってきた役割は、新設されたスポーティングディレクターに任命されたジル・ド・フェラン、パフォーマンスディレクターに昇格したアンドレア・ステラ、そして、COOであるサイモン・ロバーツの3人によって分担していく。

    ザク・ブラウンは、これまでのマネジメント体制では委員会にあまりに頼りすぎており、個人に重要な決定をする十分な裁量が与えられていなかったことで意思決定プロセスに“渋滞”が起きていたとし、今後は外部からの新たな採用を含めたより多くの変化が行われると示唆した。

    「この組織は、私が望んでいるような特定の個人が起業家精神にあふれた仕事をすることを許していない。十分に迅速な意思月定ができていないと思う」とザク・ブラウンはコメント。

    「委員会によって決定することが適切なときもあれば、個人によって決定すべきときもある。時には我々の決定プロセスとそのスピードは決定に渋滞を引き起こしていた。それを変える必要があるし、我々の最大の問題は構造と組織にあると思っている」

    「現在の環境では開花できなかった素晴らしい才能を解放させる必要がある。それに組織をより迅速に形成することに寄与する他の経験を有する人材を外部からも集めていく」

    「F1チームを率いる私の仕事は、最終的にそのペースを組織に取り入れ、方向性を示し、適切なリーダーシップを発揮し、全員がマクラーレンの本来の姿と認識していると思う位置に戻すことだ」

  • マクラーレン | McLaren 600LTをグッドウッドで世界初公開

    マクラーレン | McLaren 600LTをグッドウッドで世界初公開

    マクラーレン・オートモーティブは、2018年グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにて、マクラーレン・スポーツシリーズの新作「McLaren 600LT」を世界初公開した。

    公道でもサーキットでも優れた性能を発揮するように作られた、新しい600LTの登場は、マクラーレンの「ロングテール(LT)」ストーリーが新たな章に入ったこと、ならびにスーパースポーツカーの新たなパフォーマンス・ベンチマークが確立されたことを告げるもの。

    マクラーレン・オートモーティブ最高経営責任者マイク・フルーウィット(Mike Flewitt)は「新しいMcLaren 600LTは、最も先鋭的な性能を持つ、公道走行が可能なスポーツシリーズ・モデルで、エアロダイナミクスの最適化やパワーの増大、軽量化、サーキット走行を重視したドライビングダイナミクス、ドライバーとマシンとの一体感の向上といった、『McLaren LT』らしい特性を備えています。20年以上の歴史のなかで『ロングテール』の名が冠されたマクラーレンは、この600LTを含めて4つしかありません。今回の600LTは、スーパースポーツカーの性能に求められる基準を再定義するものであり、驚異的な加速力と、サーキットでの卓越したコーナリング・スピード、ドライバーとマシンとの類稀なダイナミックな関係性がその特徴となっています」と語った。

    新しいMcLaren 600LTは、「圧倒的な性能により、ドライバーを徹底的に楽しませる軽量のスーパースポーツカーを生産する」という、マクラーレンの哲学を象徴している。

    3.8リッターV8ツインターボ・エンジンを最適化するエンジンマネジメントシステム、さらにエンジンがより効率よく吸気できるようにするために、McLaren Sennaよりも短く、より大胆なデザインになったトップエグジット型のエキゾースト・システムを採用。これによる背圧低下により、600LTの最高出力は7,500rpmで600PS、5,500-6,500rpmでの最大トルクは620Nmを達成している。

    このような圧倒的なレベルのパフォーマンスが発揮されるため、0-100 km/h加速はわずか2.9秒で、高い評価を受けているスーパーシリーズ・モデルのMcLaren 675LTに匹敵する加速力となっている。0-200km/hは8.2秒という驚異的な数字で、最高速度の328km/hまで加速を維持させることができる。

    McLaren 600LTマクラーレン 6600LT

    McLaren 675LTモデルと、レースにおけるパイオニアである「ロングテール」McLaren F1 GTRの流れを汲む、LTファミリーの今回の新モデルは、エクステンドされたフロント・スプリッターやリア・ディフューザー、固定式のリア・ウィング、スリムなシルエットといった、マクラーレン「ロングテール」の物理的特徴をすべて備えており、全長はMcLaren 570S Coupeより74mm長くなっている。

    このユニークなボディによってエアロダイナミクス性能が最適化され、さらに600LTのフラットなカーボン・ファイバーのフラットボトムとの相互作用により、250km/hで走行時のダウンフォースが100kg増大し、グリップと高速での安定性が向上している。これは、サーキットで優れた性能を発揮するための重要なファクターとなる。

    同様のアルミニウム製シャシーに比べて剛性が25パーセント程度向上しているモノコック・シャシーや、新たなエアロダイナミクス装備でのカーボン・ファイバーの積極的な採用、ならびにサーキット指向のコックピット全体にわたる軽量素材の装備により、McLaren 600LTは、乾燥重量が1,247kgまで削減されており、その際のパワー・ウェイト・レシオは2.08Kg/PS となっている。

    また、McLaren Senna用に改良されたオプションの超軽量のカーボン・ファイバー製レーシング・シートを使用した場合の600LTの重量は、570S Coupeに比べて100kg軽くなっており、この重量削減は600LTのあらゆるパフォーマンスの向上をもたらしている。

    McLaren 600LTを更に軽量化することを要望するカスタマーは、マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)が提供する、MSO ClubsportまたはMSO Clubsport Proパックを選ぶことができる。

    MSO Clubsportパックには、超軽量カーボン・ファイバー製レーシング・シート、エクステンドされたギアシフト・パドルとステアリング・ホイールのスポーク、軽量素材を採用したスイッチとIRISディスプレー周辺の素材などで構成されたカーボン・ファイバー・インテリア・アップグレード、カーボン・ファイバー製のルーフとカントレイル、グロス仕上げのビジュアル・カーボン・ファイバー・フェンダー・ルーバー、およびチタニウム製のホイール・ボルトが含まれている。MSO Clubsport Proパックは、ブラック、ブルー、レッドまたはマクラーレン・オレンジのいずれかのカラーのMSO特製ハーネス・バーと6点式レーシング・ハーネスが追加されている。

    マクラーレンの「ロングテール」モデルに共通するテーマは、ドライバーとマシンとの一体感およびドライブの感動を究極まで高め、ドライバーにこのマシン独自のダイナミックなパフォーマンスをドライバーの意志通りに楽しむこと。McLaren 600LTの開発のあらゆる部分に息づいているこの精神は、マシンとドライバーとの関係をできるかぎりピュアなものにするという明確な開発方針でもある。

    そのため、600LTのサスペンション・コンポーネントはMcLaren 720Sより軽く、ソリッドになっていて、鍛造アルミニウム製ダブルウィッシュボーンとアップライトの採用により、ダイナミックパフォーマンスが向上しているだけでなく、重量も10.2kg削減されている。

    最低地上高は、スポーツシリーズの他のモデルに比べて8mm低くなっており、フロント・トレッドが10mmワイドになっているため、より正確なドライビング・エクスペリエンスを得ることができる。

    マクラーレンのすべてのスポーツシリーズ・モデルに搭載されている独立式の可変アダプティブ・ダンパーとフロントおよびリアのアンチロール・バーは継承されているが、新しいサスペンションのジオメトリと連動させるため、また600LTに求められるサーキット指向の性能を生み出すために、大幅な改良が加えられている。

    また、軽量のアルミニウム製キャリパーと剛性に優れたカーボン・セラミック製のディスクを採用したマクラーレン・スーパーシリーズのブレーキ・システムを採用することにより、重量が4kg軽くなったのに加え、McLaren Sennaでの経験をもとにして開発されたまったく新しくなったブレーキ・ブースターとの組み合わせによって、ブレーキ中のペダルの感触と反応が大幅に向上し、200km/hから停止状態までの制動距離は117mと、McLaren P1(TM)より1m長いだけとなっている。

    2種類ある、超軽量アルミアロイホイールのデザインは、標準装備が10スポークで、5本スポークへの変更も可能となっている。いずれもスポーツシリーズのマクラーレンに装備されるホイールとしては最軽量で、このバネ下重量の削減は、McLaren 600LTのダイナミックな特性に大きく寄与している。

    マクラーレンのテクニカル・パートナーであるピレリと共同開発された、ビスポークによる特別仕様のP Zero(TM) Trofeo Rタイヤは、スポーツシリーズのモデルに初めて装備されるもので、サーキット指向のユニークなタイヤは、McLaren 600LTのダイミックパフォーマンスの向上に欠かせないファクターとなっている。マクラーレンの代名詞とも言える、すばやく、鋭いステアリング・フィールとリアアクスルの安定性をさらに向上させることを目的として作られた、超高性能タイヤは、たとえ路面状態が完璧でなくても、路面とのコンタクトパッチが一定に保たれ、コンプライアンスとグリップが向上されるように、サイドウォールの構造が通常よりソフトになっている。またTrofeo Rタイヤのベルト構造は、以前のスポーツシリーズのものより硬く設定されており、横加速度とコーナーリング性能が改善されている。

    McLaren 600LT インパネマクラーレン 600LT シート

    McLaren 600LTのコックピットは、重量削減と、ドライバー重視の環境作りの両方に焦点を当てたものとなっている。軽量のアルカンターラ(Alcantara)のトリム素材が、全体に多く使用されており、ドライバーとパッセンジャーのフットウェルと、シート下のカーペットを省くことで、5.7kgの重量削減を実現。さらにMonoCell IIシャシーの構造も、カーボン・ファイバーの美しさを残したまま、仕上げがなされている。グローブボックスは取り外され、ドアポケットの代わりに軽量のネットが取り付けられている。エアコンディショニング、ナビゲーションおよびオーディオシステムは、すべてノンコストのオプションとして追加することが可能。McLaren P1で初登場し、その後のMcLaren 675LTでも使用された、カーボン・ファイバー製のレーシング・シートも標準装備されており、これだけでも重量が21kg削減されている。

    600LT Coupeは、2018年10月より、およそ12か月間にわたり生産予定で、既存のスポーツシリーズとスーパーシリーズ、ならびに全車オーナーが決まっているSenna、Senna GTRおよびBP23の生産スケジュールを調和させ生産が行われる。生産台数は厳密に制限され、スペシャリストの技による、精密な仕上げのカーボン・ファイバー製ボディパネルも、この「ロングテール」が他のスポーツシリーズのモデルと一線を画す理由となるだろう。

    現在、600LT Coupeはマクラーレン正規販売店よりオーダー可能となっている。

  • ジル・ド・フェラン 「マクラーレンは慢性的な弱点を把握する必要がある」

    ジル・ド・フェラン 「マクラーレンは慢性的な弱点を把握する必要がある」

    マクラーレンのスポーティングディレクターに就任したジル・ド・フェランは、チームの慢性的な弱点を把握することがF1の上位グリッドに返り咲くための重要なステップになると語る。

    今年、マクラーレンはホンダからルノーにF1パワーユニットを変更。しかし、期待していたようなパフォーマンス改善は見られず、「ホンダからルノーにパワーユニットを変更するだけで1秒速くなる」と豪語していたレーシングディレクターのエリック・ブーリエは、F1イギリスGPを前に更迭された。

    新たにスポーティングディレクターに就任したジル・ド・フェランは、ドライバーとしてインディ500優勝、2度の2度のチャンプカーに輝き、2005年序盤から2007年中盤までBAR、そして、ホンダでそのスポーティングディレクターの役割を務めている。

    「私がクルマに乗って成功し、ビジネスマンとして成功してきたのは、自分の弱点が何かを理解しようとしていたからだと思う」とジル・ド・フェランはコメント。

    「私は鏡を見るこることを恐れていないし、『ここをもっと向上できるはず、あそこをもっと向上できるはずだ。改善すうるためには何が必要だ』と問いかけている。これは私が自分の仕事にもたらしている哲学だ」

    だが、現状のマクラーレンを立ち直らせるという仕事は、ジル・ド・フェランにとってこれまでで最大のチャレンジになるに違いない。

    「当初はザクのアドバイザーとして状況を見ていたし、新しい役割でもそれを続けていくが、より責任を負うことになる」とジル・ド・フェランは語る。

    「私は、自分の人生のかなり早い段階で、成功は決して一人のものではないと気付いた。自分だけの力で成功したわけではないとね」

    「人生で自分だけの力で多くのことを成し遂げられる人はごくわずかだ。ほとんどはチームの一員だ」

    ジル・ド・フェランは、現在のマクラーレンがチームとしてまとまりに欠けていると感じているようだ。

    「チームに多くの才能があるのは明らかだ。どこを見ても、賢い人が目に入る・・・多くの才能と脳力があるのは確かだ」

    「チームとしてまとまり、一体となって仕事をして、人々に集中と意欲を感じさせ、実際に彼らがどこに向かっているのか、どこに関わっているのかを理解させることが重要だ」

    「それが私の個人的な運営方法であり、私の仕事にもたらしている哲学だ。重要なエリアはコミュニケーションであり、特定のことを明確にしていくことだ。それが前進する助けになると思っている」

    エリック・ブーリエに代わり、ジル・ド・フェランがマクラーレンのピットレーンに座ったF1イギリスGPでは、フェルナンド・アロンソが8位入賞を果たした。

    それでも、マクラーレンはコンストラクターズ選手権でフォース・インディアに抜かれて7位に転落している。

    フェルナンドは素晴らしく、勇敢な走りで8位入賞を果たした」とジル・ド・フェランは語る。

    「我々はドライバーたちが戦うためにベストなポジションにつけるよう2台ともアグレッシブな戦略を採った」

    「いずれにしろ、すべてのイベントで前進することに集中していていくつもりだ」