カテゴリー: マクラーレンF1チーム

  • マクラーレンF1 1000戦記念モデル発表 限定10台のアルトゥーラ1000GP

    マクラーレンF1 1000戦記念モデル発表 限定10台のアルトゥーラ1000GP

    マクラーレン・オートモーティブは、マクラーレン・レーシングのF1通算1000戦目を記念する特別仕様車「マクラーレン アルトゥーラ 1000GP by MSO」を発表した。

    2026年F1モナコGPでマクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チームが通算1000回目のグランプリ出走を迎えることに合わせたモデルで、生産台数はわずか10台に限定される。

    MCL40の特別カラーに着想を得た限定仕様
    マクラーレン アルトゥーラ 1000GP by MSOのエクステリアは、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリがモナコで走らせるマクラーレンMCL40の特別なリバリーから着想を得ている。

    MSOが手掛けたこの限定仕様は、マクラーレンが歩んできた道のりを表現する専用エクステリアリバリーを採用。困難に正面から向き合い、逆境を通じて強さを増し、常に前進し続けてきたチームの姿勢を反映している。

    マクラーレン・グループ・ホールディングスの最高経営責任者であるニック・コリンズはコメント。

    「マクラーレンでは、レーシングカーとロードカーは常に同じ考え方によって形づくられてきた。マクラーレン アルトゥーラ 1000GP by MSOは、その共通の基盤を称えるものだ」

    「それはブルースが作り上げた環境、つまり共通の野心、エンジニアリングの卓越性、そして進歩に向けた一体的なアプローチに基づく環境を反映している」

    「この共有された目的を通じて、我々のチームは彼の精神を受け継ぐ車両を作り続けている。マクラーレン アルトゥーラ 1000GP by MSOはそのレガシーの証しであり、節目の瞬間において、クライアントにMCL40との意味あるつながりを提供するものだ」

    MSOが仕上げた1000GPグラフィック
    1000GPグラフィックは、MSOの熟練したクラフトマンによってアルトゥーラのボンネット、ロアボディサイド、ドアミラーケースに施される。

    さらに、マクラーレンの歴代リバリーに着想を得たコントラストの効いたピンストライプがフロントスプリッターとリアディフューザーに加えられ、デザインを完成させている。

    インテリアには、特別なメタリックパパイヤカラーの専用プレートが装着され、マクラーレン・レーシングの節目となる偉業を示す。

    McLaren ARTURA 1000GP by MSO

    1963年から続くマクラーレンの精神
    マクラーレンの物語は1963年に始まった。ブルース・マクラーレンは、小さな独立チームとともに自らのチームを設立し、「素早く動き、緊密に働き、より良いものを作る」という明確な哲学を掲げた。

    それから60年以上が経った現在も、その考え方はマクラーレンの事業を形づくり続けている。

    マクラーレン・レーシングがF1通算1000戦目を迎えると、同チームはこの節目に到達する史上2番目のチームとなる。その間に、マクラーレンは10回のコンストラクターズ世界選手権タイトルと200勝以上のレース勝利を獲得してきた。

    アルトゥーラ 1000GP by MSOは、そのすべてのレースと、そこに至るまでに必要だったチームワークに敬意を表する特別な一台となる。

  • 【動画】ランド・ノリス 念願のニュル北コース初走行「今年一番楽しかった」

    【動画】ランド・ノリス 念願のニュル北コース初走行「今年一番楽しかった」

    マクラーレンのランド・ノリスが、ドイツのニュルブルクリンク北コース(ノルドシュライフェ)を初めて走行した際のオンボード映像が公開された。

    ノリスは4月中旬、マクラーレンによるタイヤテスト終了後にマクラーレン750Sをドライブ。全長20.8kmに及ぶ世界屈指の難コースを初体験し、その様子が映像として公開された。

    伝説のノルドシュライフェに興奮が止まらない
    映像では、ノリスが高速コーナーや激しい高低差、そして狭い路面幅を持つノルドシュライフェの特徴に何度も驚きながら走行する様子が映し出されている。

    F1世界王者であるノリスも、この独特なコースには強い印象を受けたようで、走行中には何度も興奮した声を上げている。また、一般車両や他の走行車両が混在する北コースならではの交通状況にも驚きを見せ、思わず笑ってしまうようなリアクションも収められている。

    「ずっとコンフォートだった!」まさかの発見
    今回の走行で最も印象的な場面のひとつは、ノリスが走行途中で750Sのドライブモードが「コンフォート」のままだったことに気付くシーンだ。

    よりスポーティな設定へ変更していない状態でコースの大半を走っていたことを知ったノリスは、「ずっとコンフォートだった……今までずっと!」と驚きの声を上げた。

    世界最高峰のドライバーでさえ予想外だったこの出来事は、映像の見どころのひとつとなっている。

    「今年一番楽しかった経験」
    ノリスにとって今回の走行は長年の夢だった。

    数週間後、ニュルブルクリンク24時間レースを前に自身の体験を振り返ったノリスは、その感動を次のように語った。

    「正直に言うと、今年一番楽しかった経験だった」

    「グランツーリスモやiRacingで知っていたサーキットだった。誰もが一度は走ってみたいと思うコースだ。レーサーであってもなくても、このコースは本当に特別だ」

    「この機会を得られたことを幸運だと思う。僕はもう何年もF1にいるし、ニュルブルクリンクには何度も来ていたけど、実際にノルドシュライフェを走ったのは今回が初めてだった」

    フェルスタッペンの映像も事前研究
    ノリスは走行前から徹底的にコースを研究していたという。

    特に参考にしたのが、今年ニュルブルクリンク耐久シリーズやニュルブルクリンク24時間レースへの参戦で話題となったマックス・フェルスタッペンのGTカーでのオンボード映像だった。

    「コース自体はほとんど覚えていたけど、マックスがGTレースで走ったオンボード映像も全部見た」

    「GTレースには友人も多いし、長年見続けてきた。実際に自分で走ってみることができて本当に素晴らしかった」

    「期待していた通りだったし、人々が語る通りのサーキットだった」

    レーシングドライバーなら誰もが憧れる舞台
    ノルドシュライフェは「グリーンヘル(緑の地獄)」の異名で知られ、多くのドライバーにとって憧れの存在であり続けている。

    F1世界王者となったノリスにとっても例外ではなく、長年思い描いていた夢をようやく実現できた一日となった。

    走行を終えたノリスは、その体験をこう総括した。

    「本当に素晴らしかった。何年も前からやりたいと思っていたことだったからだ」

    「レースファンである僕にとって、ノルドシュライフェを走ることは特別な意味がある。それだけに今回の経験は本当に大きなものだった」

  • F2王者フォルナローリがF1昇格へ意欲 マクラーレン育成で2027年参戦目指す

    F2王者フォルナローリがF1昇格へ意欲 マクラーレン育成で2027年参戦目指す

    2025年のFIA F2王者レオナルド・フォルナローリは、マクラーレンのリザーブ兼開発ドライバーとしてF1への準備を進めており、2027年のフルタイム参戦を目標に掲げている。

    21歳のイタリア人ドライバーは、アンドレア・ステラ率いるマクラーレンの育成プログラムの一員となり、今季からグランプリ現場での業務を開始。さらに複数のFP1セッションへの参加も予定されている。

    マクラーレンで進むF1への準備
    フォルナローリは現在の環境について高く評価している。

    「とても良い状態だ」とフォルナローリは語った。

    「マクラーレンは若いドライバーを成長させる方法を知っている」

    「テストも準備もシミュレーター作業も、すべて順調に進んでいる」

    フォルナローリは最近、準備プログラムの一環としてシルバーストンで2023年型マクラーレンをドライブした。

    「レーシングカーに乗るのは久しぶりだったので、最初の数周は衝撃だった」

    「特に驚いたのはブレーキング性能と、高速コーナーへ持ち込めるスピードだ。本当に言葉を失った」

    2026年F1レギュレーション開発にも貢献
    現在の主な役割は、2026年F1レギュレーションに対応するためのシミュレーター開発作業だ。

    新規則では内燃機関と電力出力の比率が大幅に変更されており、エネルギーマネジメントが重要なテーマとなっている。

    「毎戦のレースウイーク前にシミュレーター作業を行っている。レースドライバーと同じプログラムをこなしている」

    「電気エネルギーの使い方については、まだ多くの発見がある」

    2026年F1シーズンでは複数のドライバーがエネルギーマネジメントの難しさを指摘しており、フォルナローリもその開発プロセスに深く関わっている。

    ノリスとピアストリから学ぶ日々
    マクラーレンの現役ドライバーであるランド・ノリスとオスカー・ピアストリからも多くを学んでいるという。

    「彼らはあらゆる形で助けようとしてくれる」

    「そして僕もチームに貢献しようとしている」

    現F1世界王者争いの中心にいる2人と日常的に仕事ができる環境は、フォルナローリにとって大きな財産となっている。

    目標は2027年F1参戦
    将来の目標について問われると、フォルナローリは迷いなくF1を挙げた。

    「来年にはF1にいたいと思っている」

    一方で、他カテゴリーへの関心も隠していない。

    「でも魅力的な道は他にもある。インディカーもハイパーカーも非常に興味深い」

    現在メルセデスでF1世界選手権をリードするアンドレア・キミ・アントネッリとの再会も望んでいる。

    「できるだけ早くキミと一緒にF1でレースをしたい」

    「今はイタリアのモータースポーツにとって素晴らしい時代だ」

    F2王者としてマクラーレンの育成体制に加わったフォルナローリは、FP1走行やシミュレーター開発を通じて着実に経験を積み重ねている。マクラーレンのレギュラーシートはランド・ノリスとオスカー・ピアストリが長期契約を結んでいるため空席は見当たらないが、F1参戦を目指す有力候補の一人として今後の動向が注目される。

  • マクラーレンF1 1000戦目 歴史を物語る12の数字

    マクラーレンF1 1000戦目 歴史を物語る12の数字

    マクラーレンは今週末の2026年F1モナコGPで、F1参戦1000戦目を迎える。1960年代にブルース・マクラーレンが築いたチームは、勝利、表彰台、タイトル、ポールポジション、そして膨大な周回数を積み重ね、F1史における最も成功したチームのひとつとなった。

    その歩みを数字で振り返ると、マクラーレンがどれほど長く、そして深くF1に足跡を残してきたかが浮かび上がる。

    — 561 —
    マクラーレンはこれまでに561回の表彰台を獲得している。

    参考までに、F1史上430戦以上に出走したチームはフェラーリ、マクラーレン、ウィリアムズ、そしてすでに消滅したロータスの4チームしか存在しない。

    — 56 —
    マクラーレンの203勝のうち、56勝は1-2フィニッシュによるものだった。

    最初の1-2フィニッシュは1968年カナダGPで、ブルース・マクラーレンとデニス・ハルムによって達成された。

    最多はセナとプロストのコンビで、1988年と1989年のタイトル争いの中で14回の1-2フィニッシュを記録した。続いて、ミカ・ハッキネンとデビッド・クルサードのコンビが13回を記録している。

    マクラーレン ブルース・マクラーレン

    — 10 —
    マクラーレンはこれまでに10回のコンストラクターズタイトルを獲得している。

    タイトル獲得年は1974年、1984年、1985年、1988年、1989年、1990年、1991年、1998年、2024年、2025年である。

    直近2シーズンの連覇によって、マクラーレンは歴代ランキングでウィリアムズを抜き、16回を誇るフェラーリに次ぐ2位へ浮上した。

    — 13 —
    ドライバーズタイトル獲得数は13回を数える。

    1974年のエマーソン・フィッティパルディを皮切りに、1976年のジェームス・ハント、1984年のニキ・ラウダ、1985年、1986年、1989年のアラン・プロスト、1988年、1990年、1991年のアイルトン・セナ、1998年と1999年のミカ・ハッキネン、2008年のルイス・ハミルトン、そして2025年のランド・ノリスが王座を獲得した。

    — 177 —
    マクラーレンはこれまでに177回のポールポジションを獲得している。

    この分野でもアイルトン・セナが46回で最多を記録している。ミカ・ハッキネンとルイス・ハミルトンがそれぞれ26回で続き、ランド・ノリスは16回まで数字を伸ばしている。

    — 184 —
    マクラーレンは184回のファステストラップを記録している。

    最多はミカ・ハッキネンの25回で、アラン・プロストの24回、キミ・ライコネンとランド・ノリスの19回が続いている。

    — 760 —
    マクラーレンはこれまでの999戦のうち760戦でポイントを獲得している。

    この記録を上回るのは877戦でポイントを獲得しているフェラーリのみだ。

    — 7,896.5 —
    マクラーレンの通算獲得ポイントは7896.5点に達している。

    最初のポイントは1966年イギリスGPでブルース・マクラーレンが獲得したもので、直近では2026年カナダGPスプリントでランド・ノリスとオスカー・ピアストリが加点した。

    マクラーレン ランド・ノリス

    — 11,943 —
    マクラーレンはF1で通算1万1943周をリードしている。

    この数字は1万6087周を記録しているフェラーリに次ぐ歴代2位となる。

    距離に換算すると5万7244kmとなり、地球をほぼ1周半する距離に相当する。

    — 106,236 —
    マクラーレンが1966年のデビューから2026年シーズンの直近ラウンドまでに走った総周回数は10万6236周に達している。

    距離にすると51万4659km。これは地球から月まで到達し、さらにその3分の1ほどを戻ってくる距離に相当する。

    今週末のモナコGPで1000戦目を迎えるマクラーレン。その歴史は、数々の勝利やタイトルだけでなく、これらの圧倒的な数字によっても証明されている。

  • マクラーレンF1 1000戦目に“1戦の謎” 2005年アメリカGPが鍵

    マクラーレンF1 1000戦目に“1戦の謎” 2005年アメリカGPが鍵

    マクラーレンは今週末の2026年F1モナコGPで、チーム史上1000回目のグランプリ参戦を祝う準備を進めている。

    ライバルのフェラーリが2020年F1トスカーナGPで1000戦目を迎えてから約6年。ランド・ノリスとオスカー・ピアストリは、60年前にブルース・マクラーレン自身が初めてF1に参戦したモンテカルロの地で、この歴史的節目を迎えることになる。

    なぜ1000戦目ではなく999戦目に見えるのか
    マクラーレンの記録には、ひとつの“数え方の違い”が存在する。

    統計上では、マクラーレンは1003回のエントリーに対して998回のグランプリスタートとなっており、単純計算ではモナコGPは999戦目、そして次戦のバルセロナ・カタルーニャGPが1000戦目となるはずだ。

    しかしマクラーレンは、2005年アメリカGPを正式な参戦レースとしてカウントしている。

    2005年アメリカGPがカギ
    2005年のインディアナポリスで開催されたアメリカGPは、F1史上でも最も物議を醸したレースのひとつだった。

    当時ミシュランタイヤを使用していた7チームは、安全上の重大な懸念からフォーメーションラップ終了後にピットへ戻り、決勝をボイコットした。

    マクラーレンのドライバーだったキミ・ライコネンとファン・パブロ・モントーヤもその一員だった。

    結果的にブリヂストン勢3チーム、計6台だけがスタートしたため「6台レース」として知られている。

    それでも両ドライバーはグリーンシグナルとともにフォーメーションラップを開始していたため、マクラーレンはこのレースをチームの通算586戦目として正式に記録している。

    2026年中国GPはカウントされていない
    一方で、今季の中国GPでランド・ノリスとオスカー・ピアストリがスタートできなかったケースは記録に含まれていない。

    ノリスはガレージ内でトラブルに見舞われ、ピアストリもパワーユニットの電気系統トラブルによってグリッドからマシンを押し出されたため、両者ともフォーメーションラップを開始できなかった。

    マクラーレンは「フォーメーションラップを開始したかどうか」を基準としており、2005年アメリカGPと2026年中国GPの扱いが異なる理由はそこにある。

    60年の歴史で“スタートできなかった”のはわずか4戦
    この基準で見ると、マクラーレンが1966年F1モナコGPでデビューして以来、グランプリをスタートできなかったケースはわずか4回しかない。

    ■ 1966年ベルギーGP(ブルース・マクラーレンがスタートできず)

    ■ 1966年オランダGP(ブルース・マクラーレンがスタートできず)

    ■ 1983年モナコGP(ニキ・ラウダとジョン・ワトソンがともに予選落ち。マクラーレン唯一のダブルDNQ)

    ■ 2026年中国GP(ランド・ノリス、オスカー・ピアストリともにスタートできず)

    こうした歴史を踏まえると、マクラーレンがモナコGPを「1000戦目」と位置付ける理由は明確だ。チームは単なる決勝スタート数ではなく、「フォーメーションラップを開始したグランプリ」を正式な参戦記録として扱っており、その定義に基づけばモンテカルロでの節目は正真正銘の1000戦目となる。

  • マクラーレンF1 1000戦目を記念した特別カラーを発表「決して諦めない」

    マクラーレンF1 1000戦目を記念した特別カラーを発表「決して諦めない」

    マクラーレンは、F1参戦1000戦目という大きな節目を記念し、特別カラーリングを発表した。舞台は今週末のモナコGP。1966年にチーム創設者ブルース・マクラーレンがM2Bで初めてF1に挑んだ地で、チームは歴史的な一戦を迎える。

    この特別カラーリングは、チームが掲げる「マクラーレンは決して諦めない」というメッセージを象徴するものだという。カラーリングはモナコGPだけでなく、翌週のスペインGPでも使用される。

    モナコで初代M2Bと現行MCL40が並ぶ記念演出
    マクラーレンは木曜日、モナコ市街地コースのグリッド上で特別な記念イベントを行う。そこでは、チーム初のF1マシンであるM2Bと、1000戦目に出走するMCL40が並べられる予定だ。

    この場には、CEOのザク・ブラウン、チーム代表のアンドレア・ステラ、ランド・ノリス、オスカー・ピアストリに加え、マクラーレンでグランプリ優勝を経験した歴代ドライバーたち、そしてF1会長兼CEOのステファノ・ドメニカリも参加する。

    「今年、モナコでマクラーレンの1000戦目のグランプリに臨むことは、我々のモータースポーツにおける豊かな歴史を称える完璧な機会だ」とザク・ブラウンはコメント。

    「この信じられない節目に到達したのは、我々が2番目のチームだけだ。だからこそ、過去、現在、そして未来を振り返るには、これ以上ない瞬間だ」

    「これまでの歴史を通じて、このチームは成功の時期であれ、より困難な時期であれ、常に粘り強さと決意を示してきた」

    「マクラーレンは決して諦めない。このカラーリングと木曜日の瞬間は、我々がここまで歩んできた道のりを祝う特別な方法だ」

    「それをコース上で走らせ、1966年にここモナコで迎えた最初のレースから現在に至るまで、我々が達成してきたことを称えるのを楽しみにしている。次の1000戦へ向けて」

    マクラーレン F1 モナコグランプリ 1000戦目

    1966年の初参戦から築いた実績
    マクラーレンの1000戦目は、チームがF1で最初のレースを戦ったモナコで迎えられる。1966年、創設者ブルース・マクラーレンがM2Bを走らせたことが、現在まで続く歴史の出発点だった。

    それ以降、マクラーレンは203勝、561回の表彰台、177回のポールポジション、13回のドライバーズチャンピオンシップ、10回のコンストラクターズチャンピオンシップを獲得してきた。

    1000戦目を迎えるモナコGPは、単なる記念レースではなく、チームの原点と現在を結び直す週末となる。特別カラーのMCL40は、その歴史を背負って市街地コースを走る。

  • マクラーレンF1代表 ランビアーゼ後継説を否定「私は完全にコミットしている」

    マクラーレンF1代表 ランビアーゼ後継説を否定「私は完全にコミットしている」

    マクラーレンF1のアンドレア・ステラ代表が、マックス・フェルスタッペンの元レースエンジニアであるジャンピエロ・ランビアーゼが将来的に自身の後任としてチーム代表に就任するとの憶測を否定した。

    発端となったのは、レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースがカナダGPで改めて「ランビアーゼは将来的にマクラーレンのチーム代表になると理解している」と語ったことだった。

    これにより、ステラが将来的にフェラーリへ復帰し、その後任にランビアーゼが就くとの噂が再燃していた。

    再燃した“ランビアーゼ後継説”
    ローラン・メキースは、ランビアーゼとの過去の会話内容に触れながら、将来的なマクラーレンでの役割について自身の認識を説明した。

    「GP(ランビアーゼ)がマクラーレンへ行き、チーム代表になるという理解だ」

    「以前にもそう話したと思う。彼が決断を下す前に何度か話をした」

    「それが実現するのか、いつになるのかは私の関知するところではない。ただ、我々の会話の内容について話しているだけだ」

    この発言は、ステラがかつてミハエル・シューマッハ時代のフェラーリで働いていた経歴を持つことから、将来的なフェラーリ復帰説とも結び付けられた。

    ステラ「ランビアーゼは私を補完する存在」
    しかしステラは、ランビアーゼの加入は後継者育成ではなく、マクラーレンの指導体制をさらに強化するためのものだと強調した。

    「私は2000年代初頭のフェラーリに在籍していた。そして現在、そして将来にわたって成功するために、どれほどの経験、専門性、リーダーシップが必要かを知っている」

    「GPを迎え入れたのはそのビジョンの一部だ。現在のリーダーシップ体制に統合され、チームをさらに強くするための“付加的なリーダーシップ”を構築するという考え方だ」

    「私はGPにマクラーレンへ来てもらうことを非常に強く望んでいた」

    ステラはまた、コンストラクターズ王者として戦う現在のマクラーレンでは、チーム代表の役割がますます重くなっていることも認めた。

    「個人的にチーム代表としての役割は非常に負荷が大きい。そのため私を支える強力なリーダー集団が必要だ」

    「だから計画は非常に明確だ。それ以外の推測は、いわゆるシリーシーズンの話に過ぎない」

    フェラーリ復帰説にも明確な回答
    今回の発言で最も注目されたのは、ステラ自身が将来について明確に語った点だった。

    「私は間違いなくマクラーレンに完全にコミットしている」

    「私にとっての使命は明確だ。これから何年にもわたって、あのトロフィーキャビネットの新しいスペースを埋め続けることだ」

    これは事実上、現時点でフェラーリ復帰を考えていないことを示す発言と受け止められている。

    マクラーレンが進める“人材獲得戦略”
    今回の一件は、ランビアーゼの加入が単なる人事異動ではなく、マクラーレンがF1界最高レベルの人材を積極的に集めていることの象徴でもある。

    2024年以降、マクラーレンは技術部門やマネジメント部門で積極的な補強を進め、現在はF1のトップチームとしての地位を確立している。ランビアーゼの獲得もその延長線上にある。

    ステラ自身もその点を強調した。

    「マクラーレンでは、F1で最高の人材、最高の専門知識、最高のリーダーを迎え入れたいと考えている」

    「GPがマクラーレン入りを決断したことは、我々のチームの信頼性を示している」

    「シリーシーズンについて言えば、我々にとって重要なのは安定性だ。そしてF1最高の才能たちがマクラーレンに加わりたいと考えているという事実だ」

    メキースの発言によって再び注目を集めたランビアーゼ後継説だが、少なくとも現時点では、ステラもマクラーレンもそのシナリオを描いていないことを強く印象付ける内容となった。

  • レッドブルF1 メキース代表が再主張「ランビアーゼはマクラーレンF1代表になる」

    レッドブルF1 メキース代表が再主張「ランビアーゼはマクラーレンF1代表になる」

    レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースは、ジャンピエロ・ランビアーゼが将来的にマクラーレンのチーム代表に就任することを目指して移籍すると改めて主張した。

    マックス・フェルスタッペンのレースエンジニアとして長年コンビを組み、近年はレッドブルの上級職も兼任していたランビアーゼは、2028年からマクラーレンへ移籍することが決定している。

    マクラーレンは正式発表で、ランビアーゼがチーフ・レーシング・オフィサー(CRO)に就任すると説明している。

    メキース「最終的な目標はチーム代表」
    マイアミGPの週末に行われたインタビューで、ローラン・メキースはランビアーゼの移籍について独自の見解を示していた。

    当時メキースは、ランビアーゼの最終的な目標はマクラーレンのチーム代表職にあるとの認識を明かしていたが、この発言に対しマクラーレンCEOのザク・ブラウンは「私の知らないことを知っているようだ」と冗談交じりに反応し、その見方を否定していた。

    しかしメキースは今回、その主張を撤回しなかった。

    「見ての通り、私の理解ではGP(ジャンピエロ・ランビアーゼ)はチーム代表になるためにマクラーレンへ行く」

    「それが私が当時あなたたちに話したことだ」

    本人との会話が根拠
    ここ数か月、現マクラーレン代表のアンドレア・ステラにはフェラーリ移籍説も浮上していたが、本人はその憶測を明確に否定している。

    メキースはマクラーレン内部の将来的な組織体制について詳細を把握しているわけではないと認めながらも、自身の見解はランビアーゼ本人との会話に基づいていると説明した。

    「彼が決断を下す前に、我々は何度も話をした」

    「それが実際に実現するのか、あるいはいつ実現するのかは私の仕事ではない」

    「私が言えるのは、我々の会話の内容だけだ」

    マクラーレンの将来構想に新たな注目
    ランビアーゼはレッドブルでフェルスタッペンとともに複数回の世界選手権獲得に貢献し、現在のF1パドックでも最も評価の高いレースエンジニアのひとりとされている。

    マクラーレンは2028年からランビアーゼを経営陣に迎えることを明らかにしているが、その先にチーム代表就任という青写真が存在するのかどうかは依然として不透明だ。

    ただし、ランビアーゼ本人と直接話し合ったとするローラン・メキースがここまで断定的な見方を繰り返していることは、マクラーレンの長期的な後継体制を巡る憶測をさらに強めることになりそうだ。

  • オスカー・ピアストリ “1億年前のハチ”の学名に マクラーレンF1カラーが由来

    オスカー・ピアストリ “1億年前のハチ”の学名に マクラーレンF1カラーが由来

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、2026年F1シーズンの活躍によって、思わぬ形で科学界にもその名を刻むことになった。

    研究者チームは、約1億年前の白亜紀中期に生息していた新種の寄生バチの化石に「Gwesped piastrii」という学名を与えた。この名称は、ピアストリのF1での実績と、“マクラーレン・オレンジ”を思わせる琥珀の色合いにちなんで名付けられたものだ。

    “Tレックスより古い”化石にピアストリの名
    この化石は、ミャンマー・カチン州のフカウン渓谷にあるノイジェ・ブム丘陵のサンプルから発見された。琥珀の中に保存されており、体長はわずか1.15ミリメートルだった。

    化石は約1億年前の白亜紀中期のものとされており、約6800万年前に生息していたティラノサウルスよりも、およそ3000万年古い時代の昆虫ということになる。

    今回の研究には、オックスフォード大学のコランタン・ジュオー、中国・南京地質古生物研究所の黄迪穎、ブラジルのエスピリトサント連邦大学のセルソ・O・アゼベドが参加した。

    研究チームは論文の中で、ピアストリへの命名理由について「F1での功績を称えるため」と説明。そのうえで、「琥珀の色が、筆頭著者にマクラーレンの象徴的なオレンジ色を想起させた」と記している。

    F1ドライバーとして異例の“学名デビュー”
    F1界ではドライバー名が限定モデルやコーナー名などに使われることは珍しくないが、1億年前の化石昆虫の学名として残されるケースは極めて異例だ。

    ピアストリは2026年シーズンもタイトル争いの中心人物として存在感を高めており、その活躍がモータースポーツの枠を超えて広がり始めていることを象徴するエピソードとも言える。

    今回命名された「Gwesped piastrii」は、将来的に古生物学の文献に残り続ける正式な学名となる。

  • マクラーレンF1 V8回帰なら自社エンジン参入も視野「検討する」

    マクラーレンF1 V8回帰なら自社エンジン参入も視野「検討する」

    マクラーレンが将来的にレッドブルに続き、F1エンジンメーカーとなる可能性が浮上している。ただし、その条件はF1がよりシンプルなV8型パワーユニットへ回帰する場合に限られる。

    FIA会長のモハメド・ビン・スライエムは、2030年または2031年に向けた将来レギュレーションをめぐり、現在の超複雑なハイブリッドシステムから、より軽量で音量が大きく、電動依存度の低いV8エンジンへ移行する構想を強く推進している。

    ビン・スライエム「マクラーレンも自社エンジンを作る」
    「導入すれば、マクラーレンでさえ自社エンジンを作ると私は思っている」とモハメド・ビン・スライエムはコメント。

    「彼らがいまエンジンを購入しているのは、それが複雑なユニットだからだ」

    マクラーレンは現在、メルセデスからカスタマーエンジンの供給を受けており、その契約は2030年まで続いている。しかし、F1が2026年に大幅に電動化を強めたパワーユニットを導入して以降、両者の関係には緊張の兆しも見え始めている。

    今季序盤、マクラーレンはカスタマーチームとして、完全なメーカーアクセスを持たないまま極めて複雑なハイブリッドシステムを完全に理解し、最適化することの難しさに不満を認めていた。

    ブラウン「財政的に成り立つなら検討する」
    マクラーレンCEOのザク・ブラウンも、その可能性を否定しなかった。

    「財政的に実現可能なエンジン規則になるなら、そうだね、我々は検討するだろう」とブラウンは認めた。

    「財政的に意味のあるものが提示されるなら、我々はそれを見ることになる」

    この発言は、F1の将来エンジン方針をめぐる政治的な争いが激しさを増す中で出てきたものだ。ビン・スライエムが掲げるV8回帰案は、現行の電動重視路線に対する反動として存在感を強めている。

    ブラウン「テレビで見るレースは素晴らしい」
    一方でブラウンは、2026年から始まった新エンジン時代そのものを全面的に否定しているわけではない。

    「レースは素晴らしい」とブラウンは主張した。

    「ドライバーの声を聞かず、ただテレビで見ているだけなら、テレビ向けの商品としては素晴らしい。オーバーテイクがあり、首位争いのパスがあり、異なるリーダーがいる」

    ブラウンは、論争が大きく見える理由の一部は、それがF1だからだとも考えている。

    「F1ではすべてに1000倍の拡大鏡がかけられる」

    それでもブラウンは、バッテリー重視のレギュレーションが行き過ぎた可能性も認めている。

    「大多数のドライバーが楽しんでいないという点では、極端なところまで行っていると思う」とブラウンは認めた。

    「それでもレースではある」

    「完璧な場所には持っていけないかもしれないが、これまでも常にルールマネジメント、タイヤマネジメントがあり、今はバッテリーマネジメントがある」

    マクラーレンにとって、V8回帰案は単なるノスタルジーではない。現在のような複雑なハイブリッド時代では、カスタマーとしての制約が競争力に直結する一方、よりシンプルでコスト管理された規則になれば、自社エンジンという選択肢が初めて現実味を帯びる。

    F1の将来規則をめぐる議論は、エンジン音やドライビング感覚だけでなく、誰がメーカーになれるのか、どのチームが技術的主導権を握れるのかという構造問題にも広がっている。マクラーレンの姿勢は、その論争が単なるV8回帰論ではなく、F1の競争地図そのものを変え得るテーマであることを示している。

    Source: GMM