カテゴリー: リバティ・メディア

  • F1 | 第2四半期の売上高は前年同期比5%減も計上基準の変更を強調

    F1 | 第2四半期の売上高は前年同期比5%減も計上基準の変更を強調

    F1グループは、2018年の第2四半期の決算を発表。前年同期比で売上高は減少し、結果として10チームへの収益分配金も減少することになった。

    F1グループの4月から6月の売上高は5億8800万ドル。前年同期では6億6000万ドルを売り上げており、約5%減となった。10チームで供給する分配金の総額は3億3000万ドルから3億700万ドルと7%減。金額にして2300万ドルの減少となった。

    F1の営業利益も4500万ドルから1400万ドルと69%減となっている。

    第2四半期のレース数は昨年と同じ7戦だったが、リバティメディアは収益低下の理由のひとつとして放映料の計上基準が変更を挙げている。

    昨年はレース数で割っていたことで20戦÷7戦分が支払われていたが、今年は月割りとなったことで3か月分の支払いとなった。

    また、昨年はロシアでフライアウェイレースが開催されていた。通常、それらのイベントは陸路での移動するレースよりも収益を上げる。しかし、リバティメディアは、その部分は“基礎契約における手数料のインフレによって部分的に相殺された”としている。

    リバティメディアは、公式パートナーとサプライヤーの収益は計上基準が変わったことで増加したとしている。

    「それらの費用要素は、以前はレースカレンダーで比例分配されていたが、現在は大多数が暦年によって均等に計上されており、特定のイベント数が少なくなっている。この変化によって、2018年第2四半期の広告およびスポンサーシップ収入はわずかに減少したが、完全に暦年を基準にすれば偏りはなくなる」

    リバティメディアは、新世代のF2マシンのパーツ販売も収益を押し上げたと説明する。

    「F1の売上高に対するコストのわずかな減少は、シーズン中に比例的に計上されていたチームの支払いの減少、F2チームへのコンポーネント部品の提供に伴う費用の増加、ファンエンゲージメント活動、貨物費用、技術活動、デジタルメディアに関連したコストの増加に一部相殺された。販管費は主にマーケティング費用、研究費、為替変動の動きによって増加した」

    また、F1は当期中に1億2500万ドルの借入金を返済している。

    F1の最高経営責任者のチェイス・キャリーは、ベルギーGPの契約延長、アマゾン ウェブ サービス(AWS)との新たな契約が当期でのハイライドだったと述べた。

    「我々は、1990年以来とフランスをポール・リカール・サーキットに復活させ、2018年で2回目のファンイベントを開催した」とチェイス・キャリーはコメント。

    「我々はAWSとのエキサイティングなグローバルスポンサーシップ契約の締結、グローバルスポンサー契約の更新、ベルギーGPの更新、デジテルコンテンツの提供の拡大など、多くの面で進歩を遂げている」

  • F1チーム、2019年のプレシーズンテストのバーレーンでの開催を議論

    F1チーム、2019年のプレシーズンテストのバーレーンでの開催を議論

    F1チームは、2019年のプレシーズンテストの開催地をバルセロナからバーレーンに変更することを議論しているが、まだ最終的な合意には至っていない。

    バーレーンは、2006年から2009年、2014年にF1プレシーズンに使用されていたが、それ際にも新車のシェイクダインやフィルミングデーなどはヨーロッパでテストが実施されていた。

    しかし、2019年はすべての走行をバーレーンで行うことが検討されている。

    チームは物流面とコストの理由から常にヨーロッパでテストを実施することを好んでいた。しかし、特に2018年は雪が降るなど、雨や低い気温など、コンディションが安定しないなかで開催されることが多く、また今年はバルセロナの路面が再舗装されて代表的なものではなくなったことで満足のいくテストが行われなかった。

    ピレリは、バルセロナでのF1スペインGPでテストで見られたブリスターを防ぐために通常よりもトレッドの薄いタイヤを導入。薄型タイヤは序盤のレースで使用されておらず、来季のテストに問題を引き起こす可能性がある。

    バーレーンでプレシーズンテストを行うことの決定は、人員の往復と新しいパーツの出荷に余分な時間がかかることが挙げられている。

    F1オーナーのリバティメディアは、天候が安定しているバーレーンに移動することに賛成しており、運送費を支払うというアイデアにオープンな姿勢を見せている。

    しかし、その見返りとして、リバティメディアは、F1チームにスクリーンやカレージのドアを閉じて新車を隠すことなく“メディアフレンドリー”なものにすることを要求すると考えられる。

    2019年のF1プレシーズンテストは、開幕戦メルボルンの日程が早まったことで、今年よりも8日早く実施される予定となっている。

    1回目のテストは2月18日から21日、2回目のテストは2月26日から3月1日に行われ、その2週間後に開幕戦を迎える予定とされている。

    また、以前に報じられたように2019年はインシーズンテストが1回だけに削減され、8月のハンガリーでのテストは中止になると考えられている。

    Auto Motor und Sportは、ハンガリーGPの週末にも2019年のバーレーンでのプレシーズンテスト開催を決定すると報じている。

    「F1チームはハンガリーGPの前に日程について投票したいと考えている」

    「だが、FIA(国際自動車連盟)とリバティ・メディアはすでにゴーサインを出している」

  • F1マイアミGP、2019年のレース開催を断念

    F1マイアミGP、2019年のレース開催を断念

    F1は、2019年にF1マイアミGPを開催する計画を断念。2020年のカレンダー入りを目指すことになった。

    当初、マイアミ市委員会は7月26日(金)にレース開催に関する決定を行う予定だったが、先週、地元住民の反対を受け、議論は9月まで延期されることが発表されていた。

    F1マイアミGPの計画は、2019年10月に初レースを開催し、2029年までの10年間の契約に加えて、さらに10年間延長するオプションも検討するという具体的な案が出されていた。

    F1のマネージングディレクターを務めるショーン・ブラッチズは7月23日(月)に声明を発表。2019年のF1マイアミGPの開催は断念し、2020年の実現を目指していくと述べた。

    「過去数カ月間、我々はマイアミにグランプリをもたらすという野望を実現するために、プロモーターであるRSE Venturesのステファン・ロス、マイアミ市、マイアミ・デイド郡とともに懸命に努力してきた。そして、我々は大きな進歩を果たしてきた。だが、これは複雑な交渉である」とショーン・ブラッチズは述べた。

    「我々の優先は2019年にマイアミでレースを行うことだったが、時間内にファン、ドライバー、チームのために最高のホイール・トゥ・ホイールのレーシングエクスペリエンスを提供することは可能ではなくなるポイントが常にあった。現在、我々は2019年にマイアミでレースをすることが懸念されるそのポイントに達した」

    「だが、我々は長期的な視野で考えており、マイアミ当局との議論した結果、我々は2020年シーズンにF1マイアミGPを初開催することを目指し、夏の後半まで契約交渉を延期することを決定した」

    当初公開されたIMSA、CART、フォーミュラEで使用されたマイアミのダウンタウンの要素を取り入れたF1マイアミGPのレイアウトは非難の的となっており、ショーン・ブラッチズは、F1はサーキットレイアウトに完全に納得できないままで2019年の契約を急ぐ意志はなかったと明かした。

    「我々は、マイアミの人々、ファン、そして、毎年世界中でF1を観戦する18億人の人々のために、最高のレースを提供することを妥協することはないと常に言い続けてきた。契約のためだけの完璧ではないレーストラックで締結するよりも、2020年まで待つことの方がはるかに望ましい」

    「このプロセスのすべての段階で、我々はマイアミ市、マイアミ・デイド郡、マイアミ港、Bayfront Parks Management、住民、企業と積極的なコラボレーションと協力を楽しんできた。それらの議論の結果、我々はトラックレイアウトの要素などに耳を傾け、プランを適応させてきた」

    「我々は米国、特にマイアミでの展開にコミットしている。10月にF1ファンフェスティバルを開催することでこの象徴的な都市に我々の素晴らしいスポーツをもたらし、ファンを魅了し、興奮させることを楽しみにしている」

    2019年のF1カレンダーは、契約が満了するドイツGPが外れ、20戦で開催される組み立てられると考えられている。

  • F1マイアミGP、20年間のF1開催契約を締結へ

    F1マイアミGP、20年間のF1開催契約を締結へ

    F1マイアミGPの実現が近づきつつある。来週、マイアミ市委員会は20年間のF1開催契約についての評決を行う。

    今年5月、マイアミ市委員会は、市政担当者がF1組織と契約交渉することを承認。しかし、自らが設定した7月1日という期限までに契約をまとめることができなかった。

    だが、交渉は続けられており、7月26日(金)の朝に開催される会議でさらなる議論が行われる。法的通知では、次回の会議では11戦を開催する10年間の契約に加えて、さらに10年間延長するオプションについて議論されることが明らかになった。

    通知によると、契約は“ベイフロント・パークでのファンフェスティバルで2018年10月に開始されるF1マイアミGP実施のための10年契約、さらに10年間の延長のオプションのある2019年10月から2029年までのF1グランプリレーシング契約”になるという。

    F1マイアミGPの実現には、5名のコミッショナーのうち4名が契約に賛成票を投じなければならない。F1マイアミGPの大きな支持者であるフランシス・スアレス市長には投票権は与えられていない。

    彼らはすでにレース開催を支持することを表明しているが、住民からの反対があったため、最終的な計画は承認されていない。

  • 【F1】 2019年のF1カレンダー確定はマイアミの進捗次第

    【F1】 2019年のF1カレンダー確定はマイアミの進捗次第

    2019年のF1世界選手権のカレンダー確定のためにリバティメディアはマイアミの動向を待っている。

    現状、3月から6月までに開催される開幕7戦(オーストラリア、バーレーン、中国、アゼルバイジャン、スペイン、モナコ、カナダ)のスケジュールは確定されていると考えられている。

    また、最終戦は12月1日にアブダビで開催することで決定したと Auto Motor und Sport は報道。

    「残りのカレンダーは、マイアミでグランプリが実施されるかどうかにかっている」と同紙は付け加えた。

    2019年のマイアミGP関しては地元関係者との間で大筋合意には達していると報じられていたが、実際にはまだ解決しなければならない課題がかなり残されている。地元住民は道路閉鎖や騒音を理由に反対しており、“Better Florida Alliance”と称するグループはすでに「マイアミの道路を閉鎖するF1に反対する」という嘆願書を準備している。

    最新の情報によると、マイアミ市が2019年にF1を開催するためには7月1日(日)までに契約が締結されなくてはならないとの最終期限を設けられていたが、それまでに契約を締結することはできなかった。

    マイアミ市の関係者は「現時点で契約はまだ完了していません」と Forbes に語っている。

    マイアミの問題が解決された場合、マイアミGPは10月に開催される可能性が高く、2019年のF1カレンダーは今年と同じ21戦で行われることになると考えられているようだ。

    その場合、マイアミでのレースは現在、サーキット・オブ・ジイ・アメリカズ(COTA)で開催されているアメリカGPとメキシコGPのダブルヘッダーと同時期に組み込まれることになる。

    以前、サーキット・オブ・ジ・アメリカズのオーナーであるボビー・エプスタインは、メキシコとの日程の近さからファンベースが分散されることへの懸念を表明していた。

    しかし、ボビー・エプスタインはCOTAがマイアミのレースと共存できると考えている。

    「我々がメキシコとの初めの数年で経験したように、マイアミも何年かは大きな課題に直面することになる。F1ファンの争奪戦がある。だが、それぞれは全く異なる経験であり、別のイベントだ。マイアミは素晴らしい景観とテレビ映像を生み出し、多くの目標を達成するだろう」とボビー・エプスタインはコメント。

    「我々は、一定の時間内で週末を通したファンの体験を作り出さなければならなかった。オースティンにはいくらかの経験があり、コース内外で素晴らしい体験を生み出すだけの大きな街であると同時に、F1がやってきたときに人々がそれを受け入れ、街中が染まるだけの小さな街でもある。マイアミの体験は別物だと思うが、両者がうまく共存することは可能だと思う。最初の数年は勝負するために真のプレッシャーがかかるだろう」

    マイアミのレースはリバティ・メディアがアメリカでのF1人気を高めるための試みの一つであり、ボビー・エプスタインは短期的には痛みがあっても、全て長期的に見ればそれはアメリカにおけるファンベースの拡大につながると認識している。

    「これはファンだけではなく、スポンサーや2つのイベントを活性化させる人々の問題でもある。両者がカレンダー上の同じ時期を共有する時間が必ずしもあるわけではない。F1の物流面でもそれは十分に理解できる。プロモーターにとっては好ましくない・・・実際好ましくない以上の話だがね!」

    「競争は良いものであり、苦痛に満ちたものになるときもある。だが、アメリカでのF1観客数が成長すれば、問題は小さくなっていくだろう」

    サーキット・オブ・ジ・アメリカは、2012年からアメリカGPを開催してきたが、現行の契約は2021年までとなっている。ボビー・エプスタインは、同サーキットでのレースに長期的な未来があると自信を持っている。

    「我々が継続を望んでいることは双方が予期していることだと思う。ルイス(ハミルトン)はここを世界で一番お気に入りの場所だと呼んだ。それがF1に役立った」

    「アメリカに永続的なF1の拠点をつくることが常に両陣営のビジョンにあった。そのため、継続できなければなければ全体にとって落胆になるだろう。契約の条項がそれを決めることになるのは間違いない」

    「我々はまだ独自の意味合いや課題を含むバーニー・エクレストンとの契約を解決することに取り組んでいる。F1のマネジメントとCOTAの双方がそれらの契約が含むんでる課題を解決しようとしている。カスタマーの希望は常に、製品の価格が時の進むにつれて安くなることだ」

  • 【F1】 1台体制や3台体制のチームの参戦を議論へ

    【F1】 1台体制や3台体制のチームの参戦を議論へ

    F1はグリッドを強化するための手段として、1台体制や3台体制のチームの参戦を議論していく可能性があるとパット・シモンズは、語る。

    現在、F1世界選手権に参戦するチームは、決勝日にエキップメントの問題やドライバーの不備といった特別なケースを除いて1台のみのエントリーは認められておらず、2台のマシンを出場させなければならない。

    昨年、F1のスポーティングディレクターを務めるロス・ブラウンが率いる2021年のレギュレーションを策定する専門家チームに加入したパット・シモンズは、2台体制というルールの変更が議論の対象となる可能性があると語った。

    先週、モータースポーツ産業協会(Motorsport Industry Association)で講演したパット・シモンズは「議題に挙がってはいない」と前置きしながらも次のように語った。

    「だが、それは良い視点であり、次の会議で議論することになるかもしれない」

    元ウィリアムズのテクニカルディレクターであるパット・シモンズは、台数を微調整するというアイデアは既存チームには不評だと警告。F1チームはパワーを失うことを恐れるだろうと語った。

    「検討されているのは理想的な台数だ。それよりも『F1でもっと多くチームを導入すべきか?』という観点だ」とパット・シモンズはコメント。

    「現時点のF1が見舞われている問題のひとつは、おそらくチームがあまりに多くの力を掌握していることにあると思う」

    「彼らは、大きな力を持ったチームの数が少なければ、変化には繋がらならないかもしれないと心配すると思う。周りの世界の変化によってスポーツが変化するにつれ、我々全員が変化や進化を必要としている」

  • 【F1】 ポイントシステムの変更を検討…上位15台まで拡大

    【F1】 ポイントシステムの変更を検討…上位15台まで拡大

    F1はポイントシステムの変更を検討しており、現在の上位10台から今後は15台まで拡大される可能性がある。

    リバティメディアによるポイントシステム変更の契約は、F1イギリスGPで久々に現場に顔をみせたフォース・インディアのチーム代表ビジェイ・マリヤによって明らかにされた。

    ビジェイ・マリヤによると、リバティメディアは、小規模チームを支えるためのアイデアとしてポイントシステム変更を検討していており、F1ストラテジーグループの会議で計画についての説明があったという。

    現在のF1ポイントシステムは、1位から10位までのドライバーに25、18、15、12、10、8、6、4、2、1ポイントが与えられている。

    しかし、Auto Motor und Sport によると、2020年以降からは1位から15位までに25、20、18、16、14、12、10、8、7、6、5、4、3、2、1ポイントが与えられることになるだろうと報道。

    さらには現在ではポイント付与対象となっていないポールポジションやファステストラップに対してもポイントを与えることも検討されているという。

    だが、ビジェイ・マリヤは単純にポイントを付与するドライバーを拡大することには難色を示している。なぜなら、F1のエントリーフィーは前年に獲得したポイント数に応じて設定されているからだ。

    つまり、これまで下位に沈んでポイント数は少なくてもエントリーフィーは安く抑えられていた小規模チームは、ポイントシステムの変更によって、より多くの金額を払わなけれならない可能性がある。
    マリヤはこの件に関して次のように語っている。

    ビジェイ・マリヤは「次の年にそれぞれのポイントに応じて支払わなければならない。だから、FIA(国際自動車連盟)が何かを変更することをの望のであれば、彼らはその点についても考慮しなければならない」と述べた。

    レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、ポイントシステムの変更は表面的なものにすぎず、現在のF1にはより対処しなければならない大きな問題があると考えている。F1は2021年から大幅なレギュレーション変更を予定しているが、まだパワーユニットの仕様については固まっていない。

    「F1にはポイントシステムよりも、解決すべきもっと大きな問題があると思っている」とクリスチャン・ホーナーは主張した。

    また、マクラーレンのフェルナンド・アロンソは、ポイントシステムの変更がF1にとって良い動きなのかどうかはわからないと語る。

    フェルナンド・アロンソは、レースでポイントを獲得できるドライバー数が増えることは、一見すると小規模チームやそのドライバーにとっては良いニュースのように見えるかもしれないが、実際にはポイントの価値が薄れるだけかもしれないと語る。

    「上位勢のドライバーは常にポイントを獲得しているので、もし2ポイントを獲得すれば、素晴らしい瞬間になるだろう」

    「ジュール(ビアンキ)がモナコで9位に入ってポイントを獲得したときのことを覚えている。まるで奇跡のようだったし、F1にとって素晴らしい瞬間だった」

    前回ポイントシステムが変更されたのは2010年。それまでは上位8名のドライバーに10、8、6、5、4、3、2、1ポイントが与えられていたが、現在の上位10名までポイントを与えるように変更されている。

  • 【F1】 2019年のカレンダーは予定通り“トリプルヘッダー”は回避へ

    【F1】 2019年のカレンダーは予定通り“トリプルヘッダー”は回避へ

    2019年のF1世界選手権では、今年のように3週連続でグランプリ開催されることはなさそうだ。

    今年はフランスGP、オーストラリアGP、イギリスGPが連続で開催されるF1史上初となる“トリプルヘッダー”がカレンダーに組み込まれ、F1チームは第7戦カナダGPから6週間で5戦を戦い抜いた。

    今年のカレンダーがトリプルヘッダーという詰め込んだスケジュールになった背景には、夏休みと冬休みの長さを変えないことに加え、4年に一度開催されるサッカーのワールドカップ決勝日とF1の開催日がバッティングするのを避けるという意味合いもあった。

    昨年、リバティメディアの会長チェイス・キャリーは「毎年、我々の周りには常に独特なイベントがある。来年はワールドカップ決勝という独特なイベントがある」と述べていた。

    「スケジュールに3連戦が組み込まれた1つの要因は、ワールドカップ決勝とイベントが重なるのはプロモーターにとって理想的ではないと考えたからだ」

    先週、3連戦の締めくくりとなったF1イギリスGPが終了。マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは「誰もが疲れ切っている。ずっと全力投球だったからね」と語った。

    F1チームは日曜日にレースを終えてF1マシンや機材を梱包して次のサーキットに送った後、先発部隊は火曜日にはサーキットに入って準備を開始している。

    さらにスタッフの疲労だけでなく、オーストラリアGPが開催されたレッドブル・リンクでは、各チームは通常のモーターホームではなく、仮設のモーターホームを使用。フランスGPを終えた通常のモーターホームは、ポール・リカールから直接シルバーストンに向けて輸送されていた。

    ウィリアムズの副チーム代表を務めるクレア・ウィリアムズは「あれはオーストリアの主催者にとっては残念なことだったと思います」とコメント。

    「このような決定が下されるときには、必ずしも全てのことが考慮するわけではありません。しかし、これは重要なことだと言えます」

    「そして、最も重要なのは人間です。彼らは多大な努力を払っています。家に帰れないということは、彼らや家族にとって厳しい状況です」

    「トリプルヘッダーがカレンダーに入ることは二度とないと考えています。全員にとって難しいスケジュールであったこと学んだと思います」

    そのため、2019年は当初の予定通り、よりは余裕のあるカレンダーが組まれることになるようだ。

    フォース・インディアのCOOを務めるオットマー・サフナウアーは「2019年にはトリプルヘッダーはないと聞いている」とシルバーストンで RTL にコメント。

    「今回が初めての試みであり、1つの場所からさらに2つの場所へと移動するのは少々の疲れを伴った。メカニックやスタッフ人員が、かなり疲労していた」

    「これほどまでとは予想していなかった。非常に難しいものになると事前に言われたが、『そうだろうな』程度にか考えていなかった。しかし、本当に大変だった」

    また、今年の3連戦が“大混乱”になったことを教訓として、すでに2019年のカレンダーについての検討や交渉が開始されている。すでに報じられている限りでは、2019年の開幕戦となるオーストラリアGPは今季よりも1週間早く開催されることになるとされている。

    「来年に向けてはカレンダーを作成する側が考慮し、トリプルヘッダーはなくなると思っている」とオットマー・サフナウアーはコメント。

    しかし、そこに新たな問題が浮上している。リバティメディアは、今後もアメリカやアジアでF1レースを増やたいとの意向を持っており、すでにマイアミで第2のアメリカGPの開催が決まりかけており、ベトナムでの開催も噂されている。

    その場合、どこかのグランプリが姿を消すことになるかもしれない。すでにスパ・フランコルシャンは契約を延長しており、現状、来季の開催契約を結んでいないのはドイツGPと日本GPだけとなっており、場合によっては日本GPがカレンダーから外れる危険も残されている。

    だが、ザク・ブラウンは「来年は3週連続開催はないと私は考えている。22から23にレース増やすという話は少なくとも2~3年先のことだと思っている。恐らく来年は20戦か、あるいは21戦になると思っている」と語っている。

  • 【F1】 3M社がF1の新ロゴの商標登録に対して正式に異議申し立て

    【F1】 3M社がF1の新ロゴの商標登録に対して正式に異議申し立て

    化学・電気素材メーカーの3M(スリーエム)社は、F1の新しいロゴが自社の圧縮タイツの製品ブランド「FUTURO」のロゴに酷似しているとして欧州連合知的財産庁(EUIPO)に正式に異議申し立てを行った。

    F1の新オーナーであるリバティメディアは、2017年シーズン最終戦アブダビGPの決勝後に表彰台で2018年から導入するF1の新ロゴを発表。バーニー・エクレストン時代に導入された象徴的な“フライング1”から23年ぶりのロゴリニューアルとなった。

    新しいF1ロゴのデザインは2台のクルマがサーキットを走行してフィニッシュラインまで争っているイメージをベースにしてデザインされている。

    しかし、このF1ロゴが自社のの圧縮タイツの製品ブランド「FUTURO」のロゴに酷似しているとして、3M社は欧州連合知的財産庁(EUIPO)に正式に異議申し立てを行った。

    Telegraph によると、3Mは2017年にFUTUROのロゴを商標登録しているが、F1が新しいロゴを登録するよりも4ヵ月先だったとしている。

    3Mの広報担当は「3Mは2017年2月20日にFUTUROのロゴを米国で商法出願を提出しました。また、我々は他の当事者とロゴについて一切議論を行っていません。この件についてはさらに調査していきます」と述べていた。

    F1は、新しいロゴに関して、圧縮タイツなどの治療服は含まないものの、衣服などの商標登録を行っている。

    欧州連合知的財産庁が3M社の訴えを支持した場合、F1は新しいロゴをデザインしなければならない。

    F1 ロゴFUTURO ロゴ

  • ロス・ブラウン 「F1モナコGPへの批判は“あまりに短絡的”」

    ロス・ブラウン 「F1モナコGPへの批判は“あまりに短絡的”」

    F1のスポーティングディレクターを務めるウロス・ブラウンは、前戦F1モナコGPに多数の批判的の声が寄せられたことに対し、多くのアクションを期待するのは“あまりに短絡的”だとし、サーキットの特性上、他のグランプリと比較することはできないと語った。

    モンテカルロ市街地サーキットを舞台とするモナコGPはF1シーズンも最も華麗なレースのひとつだが、タイトなストリートサーキットという特性上、スリリングなレースに発展することはほとんどない。

    ルイス・ハミルトン(メルセデス)、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)、キミ・ライコネン(フェラーリ)といったチャンピオン経験さは、今年のF1モナコGPが近年のチャンピオンシップでも最も退屈なレースの一つだったと評している。

    フェルナンド・アロンソは「F1の歴史の中でも最も退屈なレースだったかもしれない」と述べ、ルイス・ハミルトンは、モンテカルロ市街地サーキットとF1モナコGPの大ファンだということを強調しつつも、レースでこのイベントに相応しいスペクタクルが見られるようにフォーマットを見直すべきだと述べている。

    だが、ロス・ブラウンはF1モナコGPで最も盛り上がるのは日曜日のメインイベントより前だと感じていると語る。

    「レースが退屈だというドライバーやF1関係者のコメントをたくさん耳にしたし、記事も読んだ」とロス・ブラウンはコメント。

    「アクションに満ちていたわけではないのは確かだ。タイヤが重要なファクターとなればなおさらだ。だが、モナコに数多のバトルやオーバーテイクを期待するのはあまりに短絡的すぎやしないだろうか?」とロス・ブラウンはコメント。

    「土曜日に行われる予選の独特なスペクタルとは真逆だ。20人のドライバーが人類では信じられないほどのスピードでバリアをかすめ、ときには衝突するというアクションに迫れる場所はここだけだ。我々は3,337メートルのコースを71秒前後で走る者たちを十分に評価していないのかもしれない」

    ロス・ブラウンは、サーキットをどのように改善するかについてドライバーからのフィードバックは歓迎しているが、モナコは他の場所とは異なる見方をすべきだと考えている。

    「モナコは特別なレースであり、他と同じ基準で判断するべきではない。パドックや街の雰囲気、このイベントを取り巻く魅力が、このレースをユニークなものにしている。とは言え、我々がF1の未来に掲げている目標の一つは、新しいサーキットがより多くのオーバーテイクを可能にし、現行のサーキットが改善されるようにプロモーターやすべての出資者たちと協力して取り組んでいくことだ」

    「当然、ドライバーの意見は歓迎するし、ドアは常に開かれている。しかし、モナコで何かをしたければ海を埋め立てなければならないだろう、それは間違いなく我々のやるべきことではない」

    関連:【動画】 F1モナコGP 決勝ハイライト