カテゴリー: ル・マン24時間レース

  • 自転車金メダリストのクリス・ホイ、日産からル・マン参戦を目指す

    自転車金メダリストのクリス・ホイ、日産からル・マン参戦を目指す

    世界タイトルを11回、オリンピックの自転車競技では6回金メダルを獲得している自転車競技選手のクリス・ホイが、新しいスポーツに挑戦することになりました。今回挑むのは、4輪のモータースポーツ。

    英国オリンピック委員会 (BOA)、及び、英国パラリンピック委員会 (BPA)の公式自動車パートナーである英国日産は、先日、クリス・ホイと2016年ロード・トゥ・リオのブランドアンバサダーとしての契約を結んだ。

    今後日産は、クリス・ホイにドライバーになるための育成プログラムを実施。このプログラムは現在、日産/プレイステーションGTアカデミーの優勝者に実施している内容で、短期間で、クリス・ホイをトップレベルのモータースポーツドライバーとして活躍できるよう育成する。

    これまでも試験的に4輪レースに参加し、既にモータースポーツでも才能の片鱗を見せ始めているクリス・ホイは、今年、英国GT選手権にNISSAN GT-R NISMO GT3で参戦。日産が最終的に目指していることは、クリス・ホイを表彰台に上げ、2016年には世界で最も有名な耐久レース、ル・マン24時間に参戦できるよう育て上げること。

    クリス・ホイは「日産自動車は、英国の経済にとって、投資、製造、テクノロジー、デザインなどの分野において欠かすことのできない存在です。日産は今後、オリンピックのチームGB(英国)やパラリンピックGBのプログラムを通じて、英国スポーツ界へ投資し、成功を導き出すことでしょう。私は、英国日産とこのような形で共に活動できることを、喜ばしく思います。日産のドライバー育成プログラムが既に成し遂げてきた成果は、私自身のモータースポーツへの情熱を熱くさせるものでした。簡単には行かないと思いますが、このチャンスを逃すことはできません。私が最終的に目指しているのは、ル・マン24時間レースに参戦することです」と述べた。

    英国日産マーケティングダイレクターのギョーム・マズレルは「日産は、自転車選手をレーシングドライバーに育成し、将来的にはル・マン24時間に挑戦させるというかつてない取り組みにチャレンジします。2016年リオ五輪への英国の参加のために、我々は英国最大の自動車マニュファクチャラーとして、英国オリンピック委員会 (BOA)、及び、英国パラリンピック委員会 (BPA)を支援するというコミットに誇りを持っています。我々は、英国日産が実施するリオ五輪キャンペーンを通じて、2016年のリオ五輪に向けた選手たちのストーリーを発信していきます。今回のクリス・ホイの挑戦は、私たちのドライバー育成に関する専門スキル、素晴らしいマシン、経験のあるチームと、クリス・ホイの才能、ドライビング技術、強い意志などを統合させることにより、とても魅力的になることでしょう」と述べた。

    クリス・ホイは、経験豊富なニッサンGTアカデミー・チームRJNから、レースに参戦する。ニスモアスリートのひとりで、GTアカデミーの全卒業生を、ゲーマーからレーサーに育て上げることに貢献してきたコーチ役のアレックス・バンコムが、今季全7戦のレースのほとんどでNISSAN GT-R NISMO GT3を駆るクリス・ホイのチームメイトとなる。

    2014年英国GT選手権は、イースターウィークエンド(4月19-21日)にチェシャーズ・オールトン・パーク・サーキットで開幕。金メダルの常連であるクリス・ホイだが、選手権ルールにより「ブロンズ・ドライバー」として参戦する。

    「私たちにとって、完璧な形です」と日産ダイレクター・オブ・グローバルモータースポーツのダレン・コックスはコメント。

    「ホイ氏が目指すル・マン24時間は、モータースポーツのオリンピックとも言えるレースです。この果敢なチャレンジに、彼以上に適した選手はいないと思います」

    画像

  • アウディ、2014年LMP1カーのカラーリングを披露

    アウディ、2014年LMP1カーのカラーリングを披露

    アウディは、2014年にWEC世界耐久選手権に参戦するLMP1カー「アウディ R18 e-tron quatorro」のカラーリングを披露した。

    アウディの2014年WECシーズンは、豪華なショーで幕を開けた。新型アウディ R18 e-tron quattroはレースコースではなく、一般公道でル・マン初走行を行った。

    過去9回の優勝でル・マン24時間レース最多優勝記録を持つアウディファクトリードライバーのトム クリステンセンが、街の中心部に位置するサン・ジュリアン大聖堂からサーキットまでのルートをドライブした。

    革新的なAudi R10 TDIのワールドプレミアで、2006年にパリでの公道走行を体験しているトム・クリステンセンは「1997年からル・マンで闘い続けている私でも、こんな経験は初めてのことで、すごくエキサイティングです」とコメント。

    この異例の演出は、出場者が自分のレーシングカーを運転してサーキットに向かっていたかつてのル・マンを彷彿とさせただけでなく、アウディの最新マシンが多くの人々を驚かせることにもなった。

    昨年12月のワールドデビュー時にはブラックにレッドのアクセントが施されていた新型アウディ R18 e-tron quattroのボディは、この日、まったく新しいカラーリングで登場。ホワイト、シルバー、レッド、そしてブラックを使った新しいカラーリングは、フレッシュで豊かな表情を演出している。

    アウディでモータースポーツ等のデザインマネージャーをしているダーク・ヴァン・ブラッケルは「このカラーリングはたくさんの事柄を象徴しています。メインカラーであるシルバーは、過去のレースでの輝かしい成功を強調していますが、落ち着いた色合いにしたことで、アウディの紳士的なイメージも表現しています。シルバーの次に多く使われているホワイトは、シルバーとの抜群のハーモニーを通じて、非常に軽快な雰囲気を醸し出すと共に、ハイブリッドシステムを表現、非常に複雑なパワートレイン テクノロジーを表しています」と説明。ボディの輪郭は、プリント基板に張り巡らされた電子回路を抽象的に表現している。

    次に多いのがブラック。ブラックは、非常に明確な幾何学的形状を持つ、前後ウイング、フェンダー、ボディサイドに使われている。

    ダーク・ヴァン・ブラッケルは「マットブラックを使うことで、グロスホワイトとの絶妙なコントラストが生まれています。ブラックは、軽量設計を表現しています。エンジンカバーの大型フィンをブラックにしたことで、背骨にも似たイメージを表現しています」と付け加えています。そしてアウディのパフォーマンスカラーである特徴的なレッドが、見た目を完璧にしています。塗装を反射性の高い仕上げとしたことで、アウディのロゴやゼッケンナンバーなどを目立たせていますし、全体の中で唯一、前後方向に使われています。レッドの使い方についてダーク ヴァン ブラッケルは「反射性の高い仕上げにしたので夜間は特に見栄えがして、観客の眼に一層印象的に映ります。前後方向に使うことで、ル・マンの象徴であるスピードも表しています。ホイールにも部分的にレッドが使われています。このレッドは、ホイールが回転することで、とてもダイナミックな効果を発揮します」と説明。

    今回のイベントで新型アウディ R18 e-tron quattroは、新しいカラーリングだけが衝撃的だったわけではない。テクノロジーの新時代幕開けとも言える、新型パワートレインの基本データが公開された。簡潔に述べれば、これまで以上に燃費を向上させるため、V6 TDIエンジンの排気量が、従来の3.7リッターから4リッターにアップ。多くのエネルギー リカバリーシステムをテストした結果、アウディは最大2メガジュールまでエネルギー回生するクラスでのル・マン参戦を決めた。

    フロントアクスルに装着されているモーター ジェネレーター システム(MGU)で回生されたエネルギーは、フライホイール エネルギー ストア システムに蓄積。

    アウディモータースポーツ代表のDr. ヴォルフガング・ウルリッヒは「我々は、広範囲におよぶテストの結果から、今回のコンセプトを選択しました。より効率的なエネルギー消費、サイズ、重量、エネルギー変換の効率、レスポンス、ドライバビリティ、効率的な戦略展開の可能性などを、最適なバランスで実現しつつ、ル・マンで最も重要な耐久性をも満足させられるとの考えから、このコンセプトを選択しました」と述べた。

    AUdi R18 e-tron quatorro アウディ R18 eトロン クワトロ 画像アウディ R18 e-tron quatorro

  • ポルシェ 919ハイブリッド&911 RSR:技術詳細

    ポルシェ 919ハイブリッド&911 RSR:技術詳細

    ポルシェは、2014年の世界耐久選手権(WEC)のトップカテゴリーに参戦するポルシェ919ハイブリッドをジュネーブ国際モーターショーにおいてワールドプレミアした。

    ジュネーブの展示ブースには、この革新的なハイブリッドプロトタイプに加えポルシェ911 RSRも展示され、両車両ともル・マン24時間レースがシーズンのハイライトとなるWECの全8戦に参戦する。

    ポルシェAGの会長であるマティアス・ミューラーは「ル・マン用プロトタイプの開発できわめて重要だったのは、このクラスに新たに課されたエネルギー効率に関する革命的なレギュレーションでした。2014年シーズンで勝利するのは最速の車両ではなく、規定された量のエネルギーで最も長く走れる車両です。そして、まさにこれこそが自動車メーカーが挑戦しなければならない課題です。919ハイブリッドは、私達にとって最速の移動研究室であり、これまでポルシェが製造した中で最も高度なレーシングカーです」と述べた。

    ポルシェ919ハブリッドの卓越した効率性は、バランスに優れた総合コンセプトの成果。エンジンをはじめとして、エネルギー回生システム、さらにシャシーと駆動系、エアロダイナミクス、さらにドライバーのエルゴノミクスに至るまで、個々のコンポーネントの積み重ねが抜群に効率的なユニットを形成している。

    ポルシェ919ハブリッドのエンジンは、コンパクトなV型4気筒ガソリンエンジンで、これはシャシーのロードベアリング機能も果たす。この排気量2.0リッターのエンジンは未来志向のダウンサイジングフィロソフィの最先端を行く小型・軽量のエンジンで、ダイレクト・フューエル・インジェクションおよびシングルターボチャージャーを備え、最高回転数は9000 rpmで、約500 PSの最高出力を発揮する。

    さらに、ポルシェ919ハブリッドには、2種類のエネルギー回生システムが搭載されている。特に注目すべきなのは、排気ガスの流れでジェネレーターを駆動し、排気ガスの熱エネルギーを回収する全く新しいシステム。もうひとつのシステムは、918スパイダーですでに使用されているもの。フロントアクスルのジェネレーターが、ブレーキング時に発生する運動エネルギーを電気エネルギーに変換する。この電気エネルギーは、リチウムイオンバッテリーに蓄積され、ドライバーが必要とするときに電気モーターでフロントアクスルを駆動する。これにより、919ハイブリッドは、一時的に4WDで走行する。

    ヴァイザッハの開発センターでは、200名以上もの従業員から成る新たなチームを編成し、ル・マン・プロトタイプの開発および実用化に取り組んできた。LMP1のトップであるフリードリッヒ・エンツィンガーは「私達は2年半でインフラを構築、チーム編成をし、きわめて高度なレーシングカーを完成させましたが、トップを行くライバル達のレースにおける経験に多大な敬意を払っています。最初のシーズンの目標は単純明快です。それは、それぞれのレースで完走し、競争力をつけることです」と述べた。

    ロマン・デュマ(フランス)、ニール・ジャニ(スイス)およびマルク・リーブ(ドイツ)がカーナンバー14のポルシェ919ハイブリッドをドライブする。また、カーナンバー20の車両には、ティモ・ベルンハルト(ドイツ)、ブレンドン・ハートレー(ニュージーランド)およびマーク・ウェバー(オーストラリア)が乗り込む。

    ポルシェでは、最大のエネルギー効率による最高のスポーツ性能の追求は、「インテリジェントパフォーマンス」というブランドの中核コンセプトに集約される。これは、919ハイブリッドと911 RSRのボディにはっきりと描きこまれている。プロトタイプだけが革新的であるだけではない。ポルシェの象徴911は、常にモータースポーツでの開発から直接のフィードバックを受け続け、その7代目も大きな成功を収めている。後輪駆動の911 RSRは、インテリジェントな軽量構造とさらに洗練されたエアロダイナミクスが特徴。これらにより、ラップタイムが短縮されるだけでなく、燃費も向上している。

    470 PSを発揮する911 RSRは、2013年に登場。昨シーズンは、ル・マン24時間レースでクラス1-2フィニッシュを決め、2014年1月には米国デイトナで開催された伝統の24時間レースでクラス優勝を果たした。もうひとつのポルシェのワークスチームであるポルシェ チーム・マンタイは、4月に開幕する世界耐久選手権シリーズに2台の911 RSRで参戦する。ドライバーを務めるイェルク・ベルクマイスター(ドイツ)、マルコ・ホルツァー(ドイツ)、フレデリック・マコヴィエッキ(フランス)およびパトリック・ピレ(フランス)は、世界各地で全7戦開催される世界選手権で競う。各レースは6時間におよぶ。さらに、ル・マンでは、リヒャルト・リーツ(オーストリア)およびニック・タンディ(イギリス)がドライバーとして加わる

    ポルシェのモータースポーツ部門のトップであり、ポルシェGTモータースポーツおよびすべてのカスタマースポーツプログラムの責任者でもあるハルトムート・クリステンは「ポルシェは、当社の歴史で最も大規模なモータースポーツプログラムで2014年シーズンをスタートします。私達は現在、合計20名のワークスドライバーを擁しています。WECのワークスチームに加え、チュードル・ユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップにおいてポルシェ カーズ ノースアメリカチームから2台のワークス911レーシングカーが投入されます」と説明しています。さらにクリステンは、「今回はじめて911 RSRをカスタマーチームにも提供します」と付け加えた。

  • ショパール、ポルシェのオフィシャル・タイミング・パートナーに就任

    ショパール、ポルシェのオフィシャル・タイミング・パートナーに就任

    ポルシェは、ショーパールがLMP1のポルシェ チームと2台の911 RSRを擁するポルシェ チーム・マンタイの両方のワークスチームに「ポルシェ モータースポーツ・オフィシャル・タイミング・パートナー」として参加することを発表した。

    スイスの腕時計メーカーであるショパール(Chopard)は、「エクセレンスの追求」を掲げており、これはポルシェの本質と完全にマッチする。

    ショパールの歴史は、1860年にスイスのジュラ地方のソンヴィリエでルイ-ユリス・ショパールが生産した高精度の時計で始まり、1937年には拠点をジュネーブに移転。1963年、ドイツのフォルツハイムのカール・ショイフレがショパールのオーナーとなり、今日まで家族経営を維持している。現在、彼の子供であるキャロラインとカール-フレドリッヒが共同社長を務めている。

    スポーティさと完璧な時間管理の共存がレースに対する強い情熱へとつながり、これは1988年に「ミッレミリア」モデルが発表されて以来、ブランドのポートフォリオに組み入れられている。

  • ポルシェ、LMP1カー「919ハイブリッド」のカラーリングを公開

    ポルシェ、LMP1カー「919ハイブリッド」のカラーリングを公開

    ポルシェは、2014年のWEC世界耐久選手権に参戦するLMP1カー「919ハイブリッド」をジュネーブモーターショーで世界初公開した。

    WECの新しいレギュレーションは効率性をベースにした内容になっており、ハイブリッドドライブについて革新的な規定がなされている。こうした理由により、919ハイブリッドは、今後の市販車に採用される技術のための研究手段であるとみなすことができる。

    また、ポルシェ チームのエクスクルーシブ・プレミアム・パートナーとしてDMG MORIとの契約を発表。DMG MORIのロゴは、車両の巨大な垂直フィンの両面でひときわ目を引くだけでなく、フロントノーズおよびヘッドライトの下にも表示される。

    919ハイブリッド 画像 画像 Porsche 919 Hybrid

  • ポルシェ、DMG MORIとのスポンサー契約を発表

    ポルシェ、DMG MORIとのスポンサー契約を発表

    ポルシェは、WEC世界耐久選手権のトップカテゴリーへの復帰に際し、DMG MORIがポルシェ チームのエクスクルーシブ・プレミアム・パートナーとして加わったことを発表した。

    DMG MORIのロゴは、車両の巨大な垂直フィンの両面でひときわ目を引くだけでなく、フロントノーズおよびヘッドライトの下にも表示される。

    DMG MORIの製品群には、革新的なハイテク機械やサービス、ソフトウェアおよびエネルギーソリューションなどが含まれるが、主要事業は工作機械製造。同社は、全世界に21の生産拠点、146のセールス/サービス拠点を展開している。

    フリードリッヒ・エンツィンガー (LMP1担当副社長)
    「大きなチャレンジであるWECプロジェクトで、このパートナーを得られたことに大きな誇りを感じています」

    ルーディガー・カピッツァ博士 (DMG MORI SEIKI AG 取締役会長)
    「DMG MORIは、伝統、精度および世界レベルでテクノロジーのリーダーシップを誇り、これはポルシェの価値観と高い技術基準に完全に一致しています。これが強固で実りの多いパートナーシップとなることを期待しています」

    森 雅彦 (DMG 森精機株式会社 取締役社長)
    「このパートナーシップと、WEC に代表される、真摯なものづくりと高度な品質管理を通して、多くのことを学び、今後のビジネスの発展につなげたいと考えています」

  • ポルシェ、ワークスマシン4台体制でル・マンに参戦

    ポルシェ、ワークスマシン4台体制でル・マンに参戦

    ポルシェは、WEC世界耐久選手権およびル・マン24時間レースに4台のワークスマシンで参戦する。

    ル・マン24時間レースの主催者であるパリのフランス西部自動車クラブ(ACO)は、6月14日〜15日に開催される第82回大会のエントリーリストを発表。

    ポルシェは、2台の919ハイブリッドでトップカテゴリーであるル・マン・プロトタイプ(LMP1)に挑む新たなワークスチームを「ポルシェ チーム」として登録した。2台の919ハイブリッドのカーナンバーは14と20となる。

    また、2台の911 RSRでGTE Proクラスにエントリーするワークスチームの名称は「ポルシェ チーム・マンタイ」となる。昨年1-2フィニッシュを達成した911 RSRは、今年も91と92のカーナンバーを付けてスタートする。

    ポルシェのワークスドライバーであるティモ・ベルンハルト(カーナンバー20)およびロマン・デュマ(カーナンバー14)は、ル・マン24時間レースを含む全8戦で争われるWECに参戦する2台のル・マン・プロトタイプのそれぞれを割り当てられた。その結果、2台の919ハイブリッドの両車をル・マンでの総合優勝経験者がドライブすることになる。ベルンハルト(ドイツ、33歳)およびデュマ(フランス、36歳)は、共に2010年にアウディで総合優勝を果たしている。

    なお、2014 FIA世界耐久選手権における、他4名のLMP1ポルシェ ワークスドライバーであるブレンドン・ハートレー(ニュージーランド、24歳)、ニール・ジャニ(スイス、30歳)、マルク・リーブ(ドイツ、33歳)およびマーク・ウェバー(オーストラリア、37歳)とのチームの組み合わせはまだ未定となっている。

    チーム監督であるアンドレア・ザイドルはパリで、「この2名のドライバーを2台の車両に振り分けるというのは、彼らの耐久レースおよびル・マンでの特別な経験を考えれば、当然の選択です。私達のエントリーの承認は、ル・マンへの道における、もうひとつの大きな節目です。3月末のポール・リカール・サーキットにおける公式テストでのライバル達との初顔合わせ、そしてもちろん4月のシルバーストンでのシーズン開幕を非常に愉しみにしています」と述べ。

    919ハイブリッドは、ル・マンのプロトタイプのトップカテゴリーに課せられる新たな効率レギュレーションを満たすべく開発された。919ハイブリッドは、スーパーチャージャー付きの小排気量のV4エンジン、フロントホイールを駆動する1つの電気モーター、および2つのエネルギー回生システムで構成される非常に複雑なハイブリッドシステムを搭載している。

    GTでの1-2フィニッシュの再現を目指す GTE Proクラスでは、ポルシェは再度ポルシェ チーム・マンタイから2台の911 RSRを投入し、アストンマーチン、コルベット、フェラーリおよびSRTバイパーのワークスチームと争う。2013年シーズンの最終レースに投入されたこのヴァイザッハ生まれのGTスポーツカーでは、数々の細部が見直された。フロントエンドのエアロダイナミクスの変更、リアウイングのワイド化、シャシーの運動学的な適合により、ハンドリングバランスの強化および操縦性の改善が実現。

    「2013年シーズン、911 RSRはル・マンでの1-2フィニッシュによって耐久レースでのポテンシャルを強烈に見せつけました」と、ポルシェのモータースポーツ部門のトップであるハルトムート・クリステンが述べた。

    「デイトナ24時間レースでは、最適化を行った911 RSRで再び伝統の耐久レースの優勝を飾りました。これは、間違いなく2014年のル・マンへのよい兆しです」

  • ケータハム、ル・マン24時間レースとELMSから撤退

    ケータハム、ル・マン24時間レースとELMSから撤退

    ケータハムは、ル・マン24時間レースとELMSのLMP2クラスへの参戦から撤退したことを発表した。

    ケータハムは、2013年にグリーブス・ザイテックと提携して“ケータハム・モータースポーツ”としてル・マン24時間レースのLMP2クラスに参戦していたが、発表されたWECのエントリーでは、ケータハムはリザーブチームに回っていた。

    ケータハムは「2013年にル・マン24時間でデビューを果たし、再び有名なレースで戦うことを検討していた」とプレスリリースで発表。

    「しかし、ル・マン24時間のリザーブスロットしか確保できず、他の多くの重要なエンジニリングプログラムが進行していることもあり、徹底することに決定した」

    ケータハムのプランは、1月末のル・マンのエントリー期日ギリギリで決定されたとみられている。

    グリーブス・ザイテックがケータハムのカラーリングで走る計画はなくなったが、ケータハムのリリースによると「グリーブス・モータースポーツの名称のもと」でル・マンとELMSに残るという。

  • ポルシェ、LMP1クラス復帰に向けた新パートナーを発表

    ポルシェ、LMP1クラス復帰に向けた新パートナーを発表

    ポルシェは、WEC世界耐久選手権のトップカテゴリーであるLMP1クラスへの復帰に際し、ワークスチームの公式パートナーとしてシェフラー・グループとフェルティンス・ブルワリーを迎え入れた。

    さらに、WECのル・マンプロトタイプ(LMP1)には、米国バッテリーメーカーのA123システムズの新しいバッテリーが搭載される。ポルシェのグローバルパートナーであるエクソンモービル(油脂類)とミシュラン(タイヤ)も同様にポルシェ ワークスチームの活動に参入する。

    ポルシェのLMP1プロジェクト担当のバイスプレジデント、フリッツ・エンツィンガーは「これらのパートナーは、長年の協力関係や広範な技術交換により、強い一体感を備えています。もちろん、6月に開催されるル・マン24時間は、レースにおける最大の挑戦であるだけでなく、マーケティングの面でもシーズンのハイライトとなります。私達はパートナーとともに、ル・マン24時間に加え7つのWECシリーズすべてのレースで優勝を狙います」とコメント。

    シェフラー・グループは、エンジン、ギアボックスおよびシャシーテクノロジーと、パワートレーン、ハイブリッドコンポーネントおよびEモビリティーテクノロジーの最適化を提供するサプライヤーとして、ポルシェAGにおいて定評ある長年の開発パートナーとなっている。ポルシェLMP1チームの公式パートナーとしての長期契約が、この関係をいっそう強化することになる。カスタマーロイヤリティープログラムとグローバルコミュニケーション活動が、シェフラー・グループのセンターステージとなり、2台のニューポルシェ919ハイブリッドのリアウイングには、グループのロゴが取り付けられます。

    ポルシェのワンメイクカップに長年関与してきたC.&A.フェルティンス・ブルワリーは、ポルシェ モータースポーツLMP1チームの2014年公式パートナーとなる。ドイツのメシェデ-グレーヴェンシュタインにおいて、長年の伝統のなかで培われてきたビール醸造所のプレミアムビールが、チームとブランドのおもてなし用に提供される。フェルティンス・ブルワリーは、企業間取引だけでなく、活性化とコミュニケーションに関する活動も計画している。

    ポルシェは、非常に複雑な919ハイブリッドのエネルギー保存システムの技術開発パートナーとして、A123システムズとの提携を果たした。LMP1チームの専用バッテリーのサプライヤーであるA123システムズは、複雑なハイブリッドシステムの開発に先導的な役割を果たす。

  • 日産、ZEOD RCでのル・マン参戦にルーカス・オルドネスを起用

    日産、ZEOD RCでのル・マン参戦にルーカス・オルドネスを起用

    日産は、革新的なプロトタイプレーシングカー『NISSAN ZEOD RC』をル・マンで駆る最初のドライバーとして、日産/プレイステーションGTアカデミーの初代勝者で、ル・マン24時間ではこれまでにLMP2クラスで2度の表彰台フィニッシュを決めているルーカス・オルドネスを起用することを発表した。

    NISSAN ZEOD RCは、今年のル・マン24時間で史上初めてサーキット一周13.6kmすべてを電力のみで走行する。

    NISSAN ZEOD RCの動力源には、電気モーターと共にわずか40kgと軽量でありながら400馬力を発生する1.5リッター3気筒ターボエンジンを組み合わせられる。

    今年のル・マン24時間レース参戦に向けて、NISSAN ZEOD RCには、レースの主催者であるACO(西部自動車クラブ)から、革新的な技術を披露するマシンのための特別エントリー枠「ガレージ56」が与えられている。

    NISSAN ZEOD RCは、ル・マンでは燃料タンクを使用しての走行に加え、さらに電力のみでの走行で一周を走り切る。燃料で走行する間、マシンのバッテリーはブレーキの回生エネルギーによって充電する。カーボンブレーキから発生する熱をリサイクルして、電力を発生させる。

    この開発プロジェクトは、日産が2015年に目指しているル・マン24時間及びFIA世界耐久選手権(WEC)でのLMP1クラス参戦計画の一環となっている。

    ルーカス・オルドネスは、2008年に初めて行われた日産/プレイステーションGTアカデミーで優勝。2011年にはル・マン24時間でのデビューを果たし、このフランス伝統の耐久レースにはこれまでに3回参戦、うち2回はLMP2クラスでの表彰台に上がっている。また2011年にはインターコンチネンタル・ル・マンカップ(ILMC)でタイトルを獲得し、昨年はブランパン耐久シリーズでチャンピオンに輝いている。最近ではGTアカデミー出身の後輩ドライバー4人と参戦したドバイ24時間レースでクラス優勝も果たした。

    ルーカス・オルドネスは、既にNISSAN ZEOD RCではテストドライバーを務めているが、レース実戦でもステアリングを握ることになった。

    日産グローバルモータースポーツダイレクターを務めるダレン・コックスは「GTアカデミーの初代勝者になってから、ルーカスはLMP2、GT3、GT4、SUPER GT、さらにはV8スーパーカーと、日産のあらゆるカテゴリーのレーシングマシンで、持ち前の速さと才能を発揮してきました。こうした彼の幅広い適応能力は、NISSAN ZEOD RCのレース実戦でのドライバーに起用する上で、重要な決め手のひとつとなりました」とコメント。

    「このNISSAN ZEOD RCは、どんなクルマとも違う、非常にユニークなマシンです。このマシンをドライブするということは、これまでとはまったく違う経験をするということです。ル・マンに起用する3人のドライバーには、適応力と、学ぼうとする意欲が求められます。ドライバーにとっては、日産のためだけではなく、自動車産業にとっても極めて重要なプロジェクトに関わるという、貴重な機会でもあるのです」

    NISSAN ZEOD RC