カテゴリー: ル・マン24時間レース

  • 日産、Nissan ZEOD RCに搭載する小型軽量ターボエンジンを公開

    日産、Nissan ZEOD RCに搭載する小型軽量ターボエンジンを公開

    日産は、ル・マン24時間への参戦が決まっている電力駆動レーシングカー「Nissan ZEOD RC」のパワートレインの一部となる小型軽量ターボエンジンを公開した。

    日産は、特別エントリー枠「ガレージ56」からル・マンに参戦する「Nissan ZEOD RC」のガソリンエンジンが、1.5リッター 3気筒直噴ターボエンジン『Nissan DIG-T R』を発表した。

    400bhpを発生するNissan DIG-T R の重量はわずか40kgで、高さ500mm、長さ400mmというサイズは、大部分の航空会社の手荷物サイズにはまる。

    日産のグローバル・モータースポーツ・ダイレクターを務めるダレン・コックスは「ダウンサイジングは、自動車産業で非常に重要です。我々のレンジにはすでに3気筒エンジンがありますし、今後ももっと追加されていきます」とコメント。

    「この構成がモータースポーツのトップレベルで使用されるのはこれが初めてですが、我々は軽量という点でのボーダーラインをプッシュしています」

    「そこには多くの高価なマテリアルがありますし、クランクシャフトは芸術作品です。エンジンは、衝撃的なエンジニアリングの結晶です」

    Nissan ZEOD RCは、ル・マン24時間レースが開催される8.5マイルのサーキット1周を電力だけで走行する初めてのマシンとなる。このマシンの最高速度は時速300km以上に達し、LM GTE車両よりも高い速度で、フランスが誇る名サーキットを走行することになる。

    ドライバーは、電力駆動と小型軽量ターボエンジンによる駆動を切り換えることが可能で、ブレーキ回生により、バッテリーに充電する。

    また日産は、この新エンジンのための潤滑油を開発するためにトタルとの技術パートナーシップを結んだことを発表した。

    Nissan ZEOD RC

  • アウディ、ル・マン24時間レース出場マシンにレーザーライトを搭載

    アウディ、ル・マン24時間レース出場マシンにレーザーライトを搭載

    アウディ R18 e-tron クアトロ 2014年モデルには、LEDとレーザーライトを融合させた革新的ヘッドライトが搭載される。

    アウディは、マトリックス ビームに続く最新鋭のレーザー技術をヘッドライトに採用する。夜間の視認性を向上させる新たな革新的技術の投入によりル・マン24時間レースの夜間セッションで、アウディの優位性がさらに高まる。

    アウディ AG技術開発担当取締役のProf. Dr. ウルリッヒ・ハッケンベルクが「すでにアウディ A8に採用されているマトリックスLEDヘッドライトは、市販カテゴリーにおける最新鋭技術です。我々はこの技術を今後さらに多くの市販モデルに採用していきます」とコメント。

    「そして今、アウディが開発を進めているのは、よりシャープで、よりパワフル、そしてエネルギー消費の少ないレーザーライト技術です。我々は、この技術をル・マン参戦マシンに搭載して実証実験を行い、その後、世界初レーザーライトを搭載した市販モデルを発売する計画です」

    アウディは引き続きヘッドライト技術分野で、時代をリードする。ル・マン24時間レースを始めとするナイトセッションを有する耐久レースでは、ヘッドライトの性能向上は、大きな優位性に繋がる。

    LMPプロジェクトリーダーのクリス・レインケは「我々はアウディのレーシングカー開発にあたり、ドライバーがより安全でより快適でいられることを非常に重要視しています。夜間の視認性向上は、その中で最も核心的な要素です。従来のマトリックス ビームLEDヘッドライトだけでも、ル・マンで非常に大きなアドバンテージがありますが、これにレーザーライトが加わることで、これまでにない、さらに大きな優位性を獲得します。この技術は、非常に高い将来性を秘めていると考えています」とコメント。

    アウディ R18 e-tron クアトロの左右各8ユニットで構成されるマトリックスLEDヘッドライトは、すでに昨年のル・マン24時間レースで、最強の光度と最も広い照射範囲を誇っていた。そして、今年のモデルではレーザーライトが加わり、その性能がさらに向上している。

    これについてクリス・レインケは「レーザーライトは、より均一で的確な光を投射します。レーザーライト技術の開発は、アウディスポーツのパイオニア精神を象徴すると同時に、開発の非常に早い段階から市販モデル技術部門と綿密な連繋があるという点において、非常に画期的なことだと捉えています。この様な協力関係は、過去には例がありませんでした」と付け加えた。

    アウディは、今年1月にラスベガスで開催されたインターナショナルCES (Consumer Electronics Show) に、アウディ スポーツ・クアトロ・レーザーライトとアウディ R18 e-tron クアトロのヘッドライトを含むフロントセクションを出展した。その展示では、マトリックスLEDとレーザーライトが複合したユニットが、これまでのアウディ R18にすっきりと装着されており、開発者が初期段階からレーザーライトとの複合を視野に入れていたことを証明した。このユニットは、インテリジェント コーナリングライト機能も持っている。これは、サーキット走行中のマシンの位置に応じて、ドライバーがステアリングを切り始める前からコーナーを照らす機能。

    これまで2回にわたるル・マン24時間レース優勝経歴を持つ昨シーズンのWECワールドチャンピオンのマルセル・ファスラーは、夜間テストを終えたあと、新型ヘッドライトについて「アウディ R18 e-tron クアトロ 2014モデルは、間違いなくこれまで最高の夜間視認性を持っており、昨年より飛躍的に進化しています。レーザーライトの光はより明るく、適切な場所を集中的に照らしてくれます。例えば、コーナーのクリッピング ポイントがよりクリアに見えます。夜間走行でこれほどの大きなアドバンテージはないと思います」とコメント。

    アウディはこれまでにもヘッドライト技術をル・マン24時間レースにおける重要な要素として捉え、革新的な技術を積極的に採用してきた。2006年には、アウディ R10 TDIにレーシングカーで初めてLEDデイライトを採用。その後、LEDはアウディ R15 TDIでハイビームの一部として使われ、2011年のアウディ R18 TDIではフルLEDヘッドライトとして初めて採用された。さらにその技術は2013年にマトリックスLED技術まで進化した。

    アウディモータースポーツ代表のDr. ヴォルフガング・ウルリッヒは、この技術に関して「ル・マン用マシンへのレーザーライトの採用は、アウディが持つ新技術開発能力の高さだけでなく、いかにアウディがモータースポーツを重要視しているかを表しています。ル・マンは、非常に厳しい条件が重なる新技術のテストフィールドでもあり、そこで磨かれた新しい技術は、近い将来に必ず市販モデルに反映され、商品性を格段に向上させます。アウディスポーツと市販モデル開発部門との密接な連携、その大きな成功実績は他に類をみないものです」と述べた。

  • フェラーリ会長、LMP1クラスでのル・マン参戦を「真剣に検討」

    フェラーリ会長、LMP1クラスでのル・マン参戦を「真剣に検討」

    フェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長は、プロトタイプカーでル・マンに参戦することを「真剣に検討」していると認めた。

    ルカ・ディ・モンテゼーモロは、フェラーリのクリスマス・ランチで「我々はフェラーリ458 GTEで勝利した。だが、トップカテゴリーでル・マンでレースをするというアイデアはとても気に入っている」とコメント。

    「どうなるかわからないが、おそらく我々が復帰して優勝し、ありがとうと言う日がくるだろう」

    「真剣にそれを考えるべきかもしれない」

    2014年からF1にターボエンジンが導入されることで、フェラーリが将来F1エンジンを使って世界耐久選手権のLMP1クラスに参戦する可能性は過去にも報じられている。

    フェラーリ・コルセ・クリエンティ代表アントネッロ・コレッタは、フェラーリが2014年に導入されるP1規約集を研究していることを明かし、将来どこかのポイントでフェラーリが製造したシャシーとF1のV6ターボエンジンで世界耐久選手権に参戦する可能性を示唆している。

    「フェラーリがLMP1にいると言うことはできないが、フェラーリがLMP1にいないと言うこともできない」とアントネッロ・コレッタはコメント。

    「我々のビジョンが、2015年なのか2016年なのか、それともそれ以降なのかも言うことはできない」

  • マーク・ウェバー 「ル・マン復帰は“個人的な挑戦”」

    マーク・ウェバー 「ル・マン復帰は“個人的な挑戦”」

    マーク・ウェバーは、ル・マンへの復帰は“個人的な挑戦”だと認める。1999年にメルセデスからル・マンに参戦したマーク・ウェバーは、宙を舞う事故を起こしている。

    マーク・ウェバーは、今シーズン限りでF1を引退し、2014年からポルシェとWEC世界耐久選手権に参戦。今週、アルガルベ・サーキットでポルシェのLMP1カーをテストした。

    マーク・ウェバーは、1999年にメルセデスからル・マンに参戦していたが、予選とウォームアップでマシンが離陸して路面に叩きつけられるという事故が二度も続き、決勝に出走することはできなかった。この一連の事故を受けて、メルセデスはル・マンから撤退している。

    「90年代は多くのクルマを宙を舞っていたよね」とマーク・ウェバーは述べた。

    「ドライバーとして、失敗しても、怖がらずにまた挑戦し、そのような個人的な戦いには対処することには慣れている」

    「でも、あのような環境では、再編成してきちんとレースをやり直す方法はなかった」

    「そうだね、僕にとっては、事故後にあそこに戻ることは、同じように個人的なチャレンジだ」

    最後のル・マン経験は酷いものだったが、マーク・ウェバーは、ル・マンで走ることを“常に楽しんでいた”と述べた。

    「長いラップは大好きだ。それに、夕暮れ、夜明け、そして夜間は、異なる動物だ」

    「レースをビルドアップしていくこと、耐久のフィーリング、午後2時から午後2時まで24時間クルマを動かすために要求される多くの異なる側面は大好きだ」

    「非常に特別な経験だよね」

  • Nissan ZEOD RC、富士スピードウェイで日本ファンに向けてデモ走行

    Nissan ZEOD RC、富士スピードウェイで日本ファンに向けてデモ走行

    日産の革新的な電力駆動レーシングカー「Nissan ZEOD RC」が初めてサーキットで走行した。2014年のル・マン24時間への参戦が決まっているこのマシンをドライブしたのは、SUPER GTで活躍するミハエル・クルム。

    「Nissan ZEOD RC」は、10月21日に横浜にあるニスモ本社で発表披露を行った後、FIA世界耐久選手権(WEC)日本戦が開催される富士スピードウェイで、デモンストレーション走行をレース期間中3回おこなった。

    「Nissan ZEOD RC」は来年、ル・マン24時間レースが行われる全長約14キロのサーキット1周を、電力のみで最高時速300kmで走る。内燃エンジンで走行する間は、ブレーキエネルギーの回生システムを使ってバッテリーの充電を行いながら、24時間レースの完走を目指す。

    今回の富士でのマシンデビューには、日産自動車の副社長、アンディ・パーマーをはじめとする日産の首脳陣も、現場でその様子を見届けた。

    「Nissan ZEOD RC」は英国へと送り返され、開発とテストを継続する。

    「Nissan ZEOD RC」は、来年のル・マン24時間では、革新的な技術を持ったマシンのための特別エントリー枠「ガレージ56」で参戦。日産は、このZEOD RCを、将来的なLMP1(ルマンプロトタイプ1)クラスへの参戦を見据えた技術開発に活用していく。

    「Nissan ZEOD RCを日本へ運んでニスモ本社で発表を行い、富士スピードウェイでファンのみなさんにその走りを見ていただけたことは、関係者一同にとって素晴らしい経験となりました」と日産グローバルモータースポーツダイレクター、ダレン・コックスは述べた。

    「ファンのみなさん、特に若者層からは大きな反響をいただきました。富士山を背景にこのマシンがサーキットを走行するという、大変貴重な瞬間を体験しました。ル・マンに向けての我々の技術開発の取り組みは、大変大きな山を登っている最中です。若いファンのみなさんの反応を見れば、なぜそれに挑戦しているのか、その理由は一目瞭然です」

    「日曜日には、FIA WECのレースが悪天候の影響を受けてしまったことは残念ですが、私たちは、大切な日本のファンのみなさんのためにこのマシンを持ってくることができて、とても光栄に思います」

  • 小林可夢偉 「ぶっつけ本番で戦うことになる」 (WEC第6戦)

    小林可夢偉 「ぶっつけ本番で戦うことになる」 (WEC第6戦)

    小林可夢偉が、WEC第6戦富士6時間耐久レースの金曜フリー走行を振り返った。

    小林可夢偉にとってフェラーリドライバーとしての凱旋レースとなる富士6時間レースだが、初日にAFコルセ71号車にトラブルが発生。

    燃料タンクの問題で2回目のセッションを走れず、さらにスペアパーツの問題で土曜日も走れない可能性があり、苦しい状況に立たされている。

    小林可夢偉 WEC第6戦富士 金曜フリー走行後のコメント

    今回はWECの富士ですが、残念ながら2回目のセッションは燃料タンクの問題で走ることができずに、明日も実際スペアのパーツがなくて、今イタリアから誰かが飛んでると思うんですが、そのために明日、今のところ、練習も予選も走ることができません。実際、クルマのセッティングもせずにこういう状態になったんで、レース、ぶっつけ本番で戦うことになるんですが、しっかり、なんとか良いレースができるように全力を尽くしたいと思います。あくまで、予選走らなかった場合、他のクラスを含めても一番後ろなので、かなり厳しい戦いになりますが、なんとか頑張りたいと思います。

  • 日産、電力駆動レーシングカー「Nissan ZEOD RC」を日本初公開

    日産、電力駆動レーシングカー「Nissan ZEOD RC」を日本初公開

    日産とニスモは、革新的な電力駆動レーシングカー「Nissan ZEOD RC」を17日、日本で初めて公開した。

    Nissan ZEOD RCは、ル・マン24時間レースの主催者であるACO(西部自動車クラブ)から、革新的な技術を披露するマシンのための特別エントリー枠「ガレージ56」が与えられており、2014年の同レースへの参戦を予定している。

    日産は、将来的に計画しているLMP1クラス参戦を見据えながら、新しい電気自動車技術を開発するためのテスト車両として「Nissan ZEOD RC」を活用していく。

    今年のル・マン24時間レースで発表された展示用のプロトタイプに比べ、今回公開したマシンは、新型の冷却インテーク、エアロダイナミクスの変更など、大幅な改良が施されている。

    Nissan ZEOD RCは、ニスモ本社において、ニスモ社長の宮谷正一、日産グローバルモータースポーツダイレクターのダレン・コックス、そして日産ダイレクターオブモータースポーツイノベーションであるベン・ボウルビーによってアンベールが行なわれた。

    「この『Nissan ZEOD RC』は、電気自動車『日産リーフ』をベースとした初めてのEVレーシングカーであるNissan LEAF NISMO RCの開発を通じて蓄積した技術を活用しています。例えば、Nissan LEAF NISMO RCのエネルギーマネジメントや高効率な回生システムなどは、EV技術をモータースポーツに活用していく重要なステップになるものと考えています」と宮谷正一は述べた。

    Nissan ZEOD RCは、ル・マン24時間レースが開催される8.5マイルのサーキット1周を電力だけで走行する初めてのマシンとなる。このマシンの最高速度は時速300km以上に達し、LM GTE車両よりも高い速度で、フランスが誇る名サーキットを走行することになる。

    ドライバーは、電力駆動と小型軽量ターボエンジンによる駆動を切り換えることが可能で、ブレーキ回生により、バッテリーに充電する。

    今週末、富士スピードウェイで開催されるFIA世界耐久選手権(WEC)で日本のファンは、この「Nissan ZEOD RC」を間近で見ることができる。

    「『Nissan ZEOD RC』は、ル・マン24時間レースへの参戦を目指す挑戦の中で重要な局面を迎えます」とダレン・コックスは述べた。

    「今回の活動で私たちが掲げる目標は、日産が開発している革新的な技術をファンのみなさんの前で披露することにあります。『Nissan ZEOD RC』の実車が初めて姿を現す舞台は、WEC富士戦以外に考えられませんでした。私たちは日本のファンのみなさんにお見せするために、英国で行っていたテストを中断し、マシンを日本まで空輸したのです」

    「来年のル・マンへの招待だけでなく、この日本でマシンを披露する機会を与えてくださったACOとFIA(国際自動車連盟)に、心より感謝申し上げます」

    「ミハエル・クルムは今後、ルーカス・オルドネスと共にテストドライバーとして、このマシンの開発に携わります。全日本GT選手権(SUPER GTの前身)やFIA GT1世界選手権でタイトルを獲得した彼の経験は、今回の活動において大変強い武器になります。クルムは自身でも日産リーフを所有しており、公道を走る電気自動車の将来に、熱い情熱と期待を抱いています」

    日産は、これまでに日産リーフを世界で8万台以上販売しており、量産電気自動車におけるグローバルリーダーとしての地位を築いている。そして、このNissan ZEOD RCは、電気自動車でレース界をリードしていくための第一歩となる。

    「この『Nissan ZEOD RC』には、これまでル・マンでは見ることのなかった技術を投入します。ファンのみなさまにも非常にユニークな経験をしていただけると思います」とベン・ボウルビーは述べた。

    「このマシンが静かにミュルサンヌ・ストレートを時速300kmで疾走する光景は、非常にユニークなものになるでしょう。バッテリー技術をこのル・マン・プロトタイプマシンに取り入れることは、壮大な挑戦となりますが、これは将来のLMP1活動にとって非常に有益なものとなるだけでなく、将来の日産リーフやその他の量産電気自動車の開発にも役立つことができると考えています」

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  • 日産、Nissan ZEOD RCでの初デモ走行をWEC富士で実施

    日産、Nissan ZEOD RCでの初デモ走行をWEC富士で実施

    日産は、Nissan ZEOD RCでの初めての公式サーキット走行を今年のWEC世界耐久選手権の富士スピードウェイで行うことを発表した。

    完全な電動モードで走るNissan ZEOD RCは、WECの日本ラウンドが開催される10月18、19、20日の3日間、デモ走行を行う。これはカリフォルニアで行われているグローバルメディアイベント“日産360”で発表された。

    「Nissan ZEOD RC (Zero Emission On Demand Racing Car)」は、2014年のル・マン24時間でレースデビューを果たす。この世界で最も有名な耐久レースで、将来的なLMP1クラス参戦に向けて検討していくプログラムの一環として、日産は新しいレース用電動パワートレイン技術のテストを開始する。

    富士スピードウェイでNissan ZEOD RCを運転するのはニスモのグローバルアンバサダーを務めるミハエル・クルムです。ミハエル・クルムは2012年のNissanデルタウィング・プログラムにドライバーとして参加し、更に、今年のル・マン24時間レースのLMP2クラスでは3位を獲得している。

    ミハエル・クルムは安田裕信と共に、KONDO RACINGからSUPER GTに参戦している。また、SUPER GTやル・マン以外にも、オーストラリアで日産のファクトリーチームのニッサン・アルティマV8スーパーカーをテスト走行している。

    ミハエル・クルムは「富士で『Nissan ZEOD RC』を運転できることを本当に楽しみにしています。」とコメント。

    「去年のWECの富士ラウンドで、日産エンジン搭載車はLMP2クラスで良い成績を収めました。今年はさらなる成功をおさめることができると確信しています。日本のファンの皆さんに『Nissan ZEOD RC』が初めて走る姿をお見せすることができるのは、とても光栄です。」

    「電動車両で早く走ること、とりわけ富士の約1.6キロのホームストレートを走るということは、とてもユニークな経験になると思います。」

    「富士スピードウェイは歴史のあるコースです。ZEOD RCは、今後、モータースポーツの歴史を変えることになると思いますが、富士はこのクルマが初めて公式走行を行うのに、最もふさわしい場所です。」

    「デモ走行ではありますが、ストレートでどのくらいのスピードを出すことができるのかとても楽しみです。」

    Nissan ZEOD RCは間もなく、英国で日産/プレイステーションGTアカデミーの初代優勝者であるルーカス・オルドネスがハンドルを握り、テストおよび開発プログラムを開始しる。

    ルーカス・オルドネスとミハエル・クルムは、今年のル・マンで共に戦っており、2011年のGTアカデミーの優勝者であるヤン・マーデンボローと共にLMP2クラスで3位に入賞している。

    日産は、FIA世界耐久選手権のLMP2クラスで好調な成績をあげている。今シーズンの最初の4レース、シルバーストン、スパ・フランコルシャン、ル・マン、インテルラゴスではポールポジションを獲得、勝利を収めている。

    日産のグローバルモータースポーツダイレクターのダレン・コックスは「『Nissan ZEOD RC』のプログラムの目標のひとつは、このようなユニークなクルマの開発の舞台裏で何が行われているのかを、ファンの皆さんにお見せすることです。」とコメント。

    「その考えに基づき、私たちは今回のサーキット走行が、閉ざした扉の中でテストを行うよりもふさわしい方法と考え、このクルマの動いている姿をファンの皆様に見て頂くこととしました。」

    「そのデモ走行を、横浜のニスモ本社から90分のところにある富士スピードウェイという素晴らしいコースで実施できることを非常に嬉しく思っています。」

    「また今回は、来年のWECル・マンに出る他のたくさんのクルマと共にコースを走るので、私たちはこのデモ走行から初期の比較データを得ることもできるでしょう。」

    Nissan ZEOD RCは、富士でのデモ走行の後、ルーカス・オルドネスをテストドライバーに欧州で開発プログラムを実施する。そして来年のル・マン24時間では、ACO(フランス西部自動車クラブ)が、ル・マンでこれまで見られなかったような新しく革新的な技術を搭載したクルマのために設けた特別枠「ガレージ56」でレースデビューを果たす。

    日産の副社長のアンディ パーマーは「日産はゼロ・エミッション車の技術開発のグローバルリーダーとなりました。私たちは『Nissan ZEOD RC』で、世界一過酷なレースを戦います。また私たちは、このレースをLMP1パワートレインのポテンシャルをテストするための実験台とすることでさらに強みを伸ばすことができると信じています。」とコメント。

    「ZEOD RCプログラムは、多くの技術を開発し、日産が将来的にル・マン24時間レースのLMP1クラスで復帰するために、それら多くの技術をどのように使うことができるかを評価できるよう計画されています。」

    日産はすでに電気自動車のロードカーの開発においてグローバルリーダーとなっている。2010年に発売された「日産リーフ」は世界で最も販売台数の多い電気自動車となった。「日産リーフ」は、2010グリーン・カー・ビジョン・アワード、欧州カー・オブ・ザ・イヤー2011、ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー2011、2011-2012日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞している。

    日産は2011年に、「NISSAN LEAF NISMO RC」を発表している。これは、「日産リーフ」に使われている107hpのモーターで駆動するレースカーのプロトタイプ。

    日産は、Nissan ZEOD RCは、モータースポーツの電動化における次なるステップと捉えており、電気だけでも走ることができるNissan ZEOD RCは、GTEクラスの車両よりも速いラップタイムを刻むと考えている。

  • 日産、2014年ル・マン参戦マシン「Nissan ZEOD RC」を9月に初走行

    日産、2014年ル・マン参戦マシン「Nissan ZEOD RC」を9月に初走行

    「Nissan ZEOD RC」のシャシー第1号の完成を目前に控え、 「ル・マンの電動化」を目指す世界最速の電力駆動レーシングカーは、9月上旬に英国で初めてのサーキット走行を行う。

    既にカーボンファイバー製のボディを完成させている日産のエンジニアチームは、英国でこの新マシンの製作を予定通りに進めている。

    米国カリフォルニアで行われているグローバルメディアイベント「日産360」において、スペインのルーカス・オルドネスが、「Nissan ZEOD RC」のテストドライバーに就任したことはすでに発表しているが、ルーカス・オルドネスは来週、専用シートの型取りを行うために、初めて「Nissan ZEOD RC」に乗り込む。Nissan ZEOD RCが初めてサーキットで走行する時には、完全な電動モード走行で行われる。

    28歳のルーカス・オルドネスは、ニッサンGTアカデミーの初代優勝者で、今年のスパ・フランコルシャン24時間レースでは、クラス3位でのフィニッシュを果たしている。

    この車両の開発プログラムを通じて、日産は、来年のル・マンに向けたパワートレインのパッケージを決定するため、開発中に数多くの電動パワートレインをテストすr

    日産のグローバルモータースポーツダイレクターをつと円ルダレン・コックスは「このマシンの開発において、今、胸の高鳴る時を迎えています。来年のル・マン24時間レースのピットレーンに並ぶまでに、今後さまざまなテストプログラムを行いますが、その準備がまさに整うところです」とコメント。

    「わずか12ヶ月の間にパワートレインをひとつ開発するのだけでも大変な作業ですが、我々はル・マンに最適なパワートレインを選ぶために、いくつものパターンを試していきます」

    「しかし、これはレースでベストを目指すだけのためではありません。我々は、将来の量産車開発を加速させる技術を開発しているのです。ル・マン24時間は、世界で最も過酷な耐久レースであり、これに参戦することで、このような技術の開発をより早めることができるのです」

    来年のル・マン24時間に参戦するという目標は、この革新的なZEOD RCプログラムにおける日産のチャレンジの最初のステップとなる。

    日産のダイレクター・オブ・モータースポーツ・イノベーションを務めるベン・ボウルビーは「ル・マンでは、電力駆動で時速300kmへの到達を目指しています。また、ル・マンのサルテサーキットでは、コーナーやシケインでマシンの性能を引き出すために、最適のギアレシオを設定しなくてはなりませんし、目下のところは『Nissan ZEOD RC』がル・マンに参戦し、13.6kmのサーキットを走破する初めての電力駆動レーシングカーになることが、我々の最初の目標です」と述べた。

    今年の2月、日産自動車は、ACO(フランス西部自動車クラブ-ル・マン24時間レースのプロモーター)から 2014年のル・マン24時間参戦への招待を受けたことを、日産自動車のCEO、カルロス・ゴーンが発表。「Nissan ZEOD RC」は、革新的で新しい技術を紹介するためにACOが設定する特別枠「ガレージ56」から参戦する。

  • Nissan ZEOD RC、ルーカス・オルドネスがテストドライバーを担当

    Nissan ZEOD RC、ルーカス・オルドネスがテストドライバーを担当

    日産は、「Nissan ZEOD RC」プログラムの開発を担当するテストドライバーに日産GTアカデミーの初代優勝者であるルーカス・オルドネスが就任したことを発表した。

    「Nissan ZEOD RC」は、来年のル・マン24時間レースでデビューする電力駆動レーシングカー。今年のル・マン24時間レースの会場で発表された「Nissan ZEOD RC」は、来年の同レースでレースデビューする予定となっている。

    また、来月には、このクルマの開発を託されたスペイン人ドライバーのルーカス・オルドネスが、初めてレーストラックでのテスト走行を行う予定となっている。

    28歳のルーカス・オルドネスは、2008年の日産/プレイステーションGTアカデミーの初代優勝者。2011年のル・マン24時間レースでは表彰台を獲得し、また、2011年のインターコンチネンタル・ル・マンカップではチャンピオンとなり、最近では、ゲームレース出身のGTアカデミーの卒業生だけでチームを組んで挑んだスパ24時間レースで3位になるなど、最も優れたニスモアスリートのひとりとなっている。

    さらに、ルーカス・オルドネスは今年、FIA GTシリーズやブランパン耐久シリーズに加え、米国のワールドチャレンジシリーズや日本でのSUPER GTシリーズにも参戦し、更に、オーストラリアでも日産のファクトリーチームのV8スーパーカーのテスト走行を行っている。

    今回、ルーカス・オルドネスを「Nissan ZEOD RC」テストドライバーに起用することは、カリフォルニアで行われているグローバルメディアイベント“日産360″で発表された。

    ルーカス・オルドネスは「今回の素晴らしいニュースを聞いて本当にうれしく思っています。『日産デルタウイング』を開発したベン・ボウルビーやスタッフたちとは、プチ・ル・マンで一緒に仕事をしましたが、今回また彼らとともにル・マンのためのプロジェクトに参加できることはとても喜ばしいことです。このプロジェクトに一から参加できるのは本当に夢のようです。彼らと一緒に『Nissan ZEOD RC』に使われる新しい技術を基に、レースカーを開発できることを楽しみにしています」とコメント。

    「これは他では得られない経験となります。たくさんのテストをすることによって、エンジニアやチームスタッフから多くのことを学び、この新しいクルマについて勉強したいと思っています。それがレーシングドライバーである私にとってとても重要なことです。そして、この『Nissan ZEOD RC』の開発に参加することによって、もう一段上のステップに行くことが出来ると信じています」

    日産のグローバルモータースポーツダイレクターのダレン・コックスは「ルーカスは、カートやジュニアフォーミュラを経験するという従来の方法でレースの世界に入ってきたわけではありません。だからこそ、『Nissan ZEOD RC』の開発を担当するという役割にふさわしいのです。ルーカスは、GTアカデミーのコンセプトがうまく機能していることを証明した最初のケースです。彼の後にGTアカデミーを卒業したニスモアスリートたちは、このプログラムが新しい才能の発掘・育成において非常に有益であることを証明しています」とコメント。

    「また、『Nissan ZEOD RC』は、今まで開発されたどのレーシングカーとも違います。だからこそ、レーシングカーの開発に対して先入観を持っていないルーカスが、このレーシングカーの開発にふさわしいのです。私たちの『ル・マンを電動化する』という目標は、モータースポーツの姿を変え、私たちが普段運転しているクルマとのつながりを持たせていく最初の1歩にすぎません。私たちはこの過程で、ルーカスに重要な役割を担ってもらうことを非常にうれしく思っています」

    現在、「Nissan ZEOD RC」は、シャシー第1号が完成し、最終的な組立が行われている。日産は、来年のル・マンに向けたパッケージを確定するために、このクルマの開発中に数多くの電動ドライブトレインソリューションをテストしていく。

    日産のダイレクター・オブ・モータースポーツ・イノベーションのベン・ボウルビーは「昨年、ルーカスとはプチ・ル・マンで一緒に戦いましたが、プロとしてレース活動を始めてから、たった5年しか経っているとは思えないほど、スムーズに走行します。彼とまた一緒に仕事ができることを楽しみにしています」と述べた。