カテゴリー: F1ラスベガスGP

  • リアム・ローソン F1ラスベガスGP予選「P6に満足。もっと上も狙えた」

    リアム・ローソン F1ラスベガスGP予選「P6に満足。もっと上も狙えた」

    レーシングブルズのリアム・ローソンは、F1ラスベガスGP予選で6番手を獲得し、チーム内トップの結果を掴んだ。

    極度に滑りやすいウェットコンディションの中、2台ともQ3に進出したレーシングブルズは、この週末の難しい状況をうまく乗り越えたと言える。ローソンはセッション後、手応えと悔しさが入り混じる心境を語った。

    「今日は本当に荒れた予選だったけど、P6にはすごく満足している。2つのセッションを通してエクストリームウェットを使ったことが、それだけ路面が滑りやすかったことを物語っている。このタイヤを使う機会はほとんどないからね」とローソンはコメント。

    「マシンは本当に速かったし、最後のラップもあと少しだった。もっとスピードがあったはずだし、さらに上を狙えるチャンスもあったと思う。ただ、2台ともQ3に進めたのは素晴らしい結果だ」

    ローソンはここ数戦で好調を維持しており、今回のP6もその流れを象徴する結果。来季のシート争いにおいても、この走りはアピール材料となりそうだ。

    リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム) ラスベガスグランプリ

    Q:明日の決勝を前に、P6という結果についてどう感じていますか?

    まあ、かなりハッピーだよ。タフな予選だったし、エクストリームウェットを使うことなんて滅多にないから、今日はどれだけ滑りやすかったかが分かると思う。だからこそ、チームの判断がハマって良かったね。

    最後のラップを1〜2秒差で逃してしまって、あれがあればもっと上に行けたかもしれない。でも、今日は全体的にすごく良いパフォーマンスだったから、とても満足しているよ。

    Q:非常に難しいコンディションの中で、無傷で走りきれたことも大きかったのでは?

    本当にタフだったよ。毎周しっかりまとめようとしていて、セッションを通して少しずつ積み上げていく感じだった。どのセッションでも最初から悪くない感触で走れていたけど、正直こういう状況では最後の1〜2周がすべてなんだ。

    セッションを通して学んでいって、最後にまとめ切るのは難しい。でも今日は車がこういうコンディションでもすごく良くて、すごくハッピーだよ。

  • アイザック・ハジャー F1ラスベガスGP予選「イエローフラッグで台無し」

    アイザック・ハジャー F1ラスベガスGP予選「イエローフラッグで台無し」

    レーシングブルズのアイザック・ハジャーは、雨により非常に難しいコンディションとなったF1ラスベガスGP予選で8番手を獲得した。

    チームはマクラーレンを除けば唯一の“2台Q3進出”を達成し、ハジャー自身も一貫して強い走りを見せたが、Q3の最終アタックではイエローフラッグの影響を受け、期待していた結果を逃したと明かす。

    予選後、ハジャーは「今日の予選では、タイミングも走行順もすべて完璧にこなせたと思う」とセッション振り返った。

    「Q1のウェットからすぐにフィーリングが良くて、その勢いをQ2にも持ち込めた。だからこそP8でフィニッシュするのはとても悔しい。Q3の最後のアタックはすごく速いラップだったし、僕はおそらく最後にスタートしたドライバーだったから、路面の改善がピークに達していた。でも残念ながらイエローフラッグが出て、僕たちには不利に働いた」

    「明日のレースペースがどうなるかは分からない。プラクティスではロングランをしていないからね。だから過去のデータを使って戦略を組み立てて、しっかりポイントを取りにいかないといけない!」

    ハジャーは今季の中でも手応えある走りを続けており、今回のQ3も自己ベストに近い結果。決勝ではポイント獲得を第一目標とする。

    アイザック・ハジャー(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム) ラスベガスグランプリ

    予選は本当にトリッキーな状況でした。終わった後の気持ちは? 自分に怒っているようにも見えました。

    いや、違うよ。僕たちは最後にシャルルにやられたんだ。彼がワイドになって黄色旗が出て、それで終わりだった。ラップの途中でかなり上がっていて、トップ4を狙える状況だったのに、黄色旗は黄色旗だからね。本当にフラストレーションが溜まるよ。

    明日に向けては8番手からのスタートです。週末を通してマシンは良さそうですが、ポジションを上げられる手応えはありますか?

    あると思う。ここまで週末を通してペースは安定しているし、ウェットでも速かった。もちろん、もう少し前からスタートしたかったから悔しい気持ちはある。でも、まだ悪くない位置だよ。明日は必ず挽回したいね。

  • マックス・フェルスタッペン「F1ルール全部をシュレッダーに入れたい」

    マックス・フェルスタッペン「F1ルール全部をシュレッダーに入れたい」

    ラスベガスGP開幕を前に、マックス・フェルスタッペンがF1の“増え続けるレースガイドライン”に対して、相変わらずの率直な姿勢で苦言を呈した。

    ブラジルGPでのオスカー・ピアストリへのペナルティを巡る議論や、カルロス・サインツ(GPDAディレクター)による「受け入れられない」とのコメントも重なり、FIAの裁定基準に再び注目が集まる中での発言となった。

    本来の意図を曖昧にせず語ることで知られるフェルスタッペンは、今回も遠回しな表現を避け、むしろ“アクセル全開”で問題点を指摘した。

    「ルールは好きじゃないけど従うだけ」フェルスタッペンが語る複雑化の行き着く先
    フェルスタッペンは現在のレース規定について、「いつも好きなわけじゃないけど、書かれているとおりに従っているだけ」と率直に語った。さらに「F1は複雑になりすぎていないか」と問われると、表情に出る“眉の動き”そのままに「そう言えると思う。ルールを増やせば増やすほど、自分たちを苦しめることになる」と答えた。

    彼はまた、スチュワードの立場が非常に難しいことを強調する。

    「結局、スチュワードの問題ですらない。彼らはルールブックに従っているだけ。自分の目で見て判断しても、ルールを見るとまた違った解釈になることがある。じゃあ何を適用するのか。スチュワードはいつも難しい立場にある」

    「モロッコでの“あの日”も、スチュワードは本当に良い人たちだった。でも最終的にはルールに縛られてしまう。正しい判断を下すのが難しいときもある」

    マックス・フェルスタッペン

    シンプル化への提案?「全部シュレッダーに入れてしまえばいい」
    ガイドライン簡素化の議論について、水面下でカルロス・サインツやジョージ・ラッセルが主導しているとされ、フェルスタッペンは「カルロスとジョージが全部準備してくれているから、僕は座ってリラックスしておくよ」と述べ、積極的に関わる様子は見せていない。

    しかし最後には“彼らしい”ユーモアを添えた。

    「僕だったら……」と一度言葉を切ったあと、フェルスタッペンは“紙をシュレッダーに投入する仕草”を無言で再現。記者たちを笑わせながらも、ルールの複雑化に対する皮肉を鮮烈に示した。

    F1が明確さと自由度のバランスを模索し続ける中、“シュレッダー発言”は単なるジョークとして片付けられない鋭い問題提起と言えるだろう。

  • F1ラスベガスGP 予選 ハイライト動画:角田裕毅は19番手でQ1敗退

    F1ラスベガスGP 予選 ハイライト動画:角田裕毅は19番手でQ1敗退

    2025年F1 ラスベガスGP 予選のハイライト動画。現地11月21日(金)にラスベガス・ストリップ・サーキットで2025年のF1世界選手権 第22戦 ラスベガスグランプリの公式予選が行われた。

    予選は、雨に濡れたストリートで混乱とドラマが続くセッションとなった。その中で最後の最後に決め切ったのは、マクラーレンのランド・ノリスだった。タイトルを争うノリスは、ターン14で大きなスナップを喫しながらも、驚異的な1周でマックス・フェルスタッペンを0.323秒突き放し、3戦連続となるポールポジションを獲得した。

    2番手にはレッドブル・レーシングのフェルスタッペン、3番手にはウィリアムズのカルロス・サインツJr.が続く結果となった。サインツJr.はQ1でアレクサンダー・アルボンがクラッシュするなど波乱が続いたチームを救うかたちで、見事に2列目を確保している。

    角田裕毅は“路面が氷のよう”と苦戦、Q1敗退の19番手
    好調なフリー走行から一転、レッドブル・レーシングの角田裕毅はウェットコンディションでグリップが得られず、大きく苦戦。ターンごとに「氷の上のよう」と感じるほどタイヤがまったく働かず、ラップをまとめることができなかった。19番手でQ1敗退となり、決勝は後方からの巻き返しが必要になる。

    メルセデス勢も波乱、ハミルトンは最下位の20番手
    一方、メルセデスのルイス・ハミルトンは、過去に数々のウェット名場面を作ってきたドライバーとは思えないほどペースを欠き、20番手でQ1敗退。ブレーキのグレージングやタイヤ温度を上げられなかったこともあり、キャリア初の“純粋なスピードで最下位”という厳しい結果となった。

    動画の公開は終了しました
  • カルロス・サインツJr. F1ラスベガスGP予選「僕らは毎レース強くなっている」

    カルロス・サインツJr. F1ラスベガスGP予選「僕らは毎レース強くなっている」

    2025年F1ラスベガスGPの予選で、カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)が見事な3番手を獲得した。雨に濡れた難しいコンディションの中、サインツJr.はトップ2のランド・ノリス、マックス・フェルスタッペンに次ぐ順位でフィニッシュし、決勝を2列目から迎える。

    今季ウィリアムズは「ビッグ4」(マクラーレン、レッドブル・レーシング、フェラーリF1、メルセデス)に次ぐ“ベスト・オブ・ザ・レスト”として存在感を示しており、サインツJr.は今季2度目の強力な予選結果に満足感を示した。

    乾いた路面でも合っていた可能性を語るサインツJr.
    サインツJr.は予選後、ウェットでの強さに加えて、もともとウィリアムズのマシンがラスベガスの性質に合っていた可能性を口にした。

    「僕はいつも楽観的なんだ。夢を見るのはタダだし、自分がうまくいくことを考えるようにしている」

    「このサーキットはドライでも僕たちのクルマに合っていたかもしれないし、ウェットのFP3ではあまり良く見えなかったけれど、クルマにいくつか変更を加えた。それがウェットで効いて、Q1の最初のラップから、ラップを終えるたびに僕はP1だった」

    「エクストリームウェットでは本当に速かった。インターではほかのドライバーに少し追いつかれるだろうとは思っていたけれど、P3には満足している」

    ウィリアムズは“アンダードッグ”として支持を集めている
    ウィリアムズは今季、トップ4に次ぐ位置で安定しており、アメリカのファンからも大きな声援が送られている。サインツJr.はその理由をこう語る。

    「アメリカのファンはアンダードッグの戦いが好きなんだと思う。彼らは僕とウィリアムズをアンダードッグとして見ているし、同時に上り調子のプロジェクトとしても見ている」

    「僕たちは毎レース、毎周回ごとに強くなっている。ファンが応援してくれるのは本当にうれしい。今日ポールポジションをプレゼントできたら大歓声になったはずだけど、そこまでは届かなかったね」

    カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ・レーシング) ラスベガスグランプリ

    アルボンはQ1でクラッシュ「スナップした場所が最悪だった」
    一方、チームメイトのアレクサンダー・アルボンは、Q1のウエット路面でバリアに接触し、右フロントサスペンションを破損して脱落した。

    「ちょっとスナップしたんだよ。スナップしたくない場所でね」

    「本当にスケッチーだった。みんな同じだったけど、アクアプレーニングが多かった。正直、この天候で走っていること自体が驚きだよ」

    「楽しかったけれど、最後は引っかかってしまった。特に言うことはない。ラップは良さそうだったんだけどね。週末ずっと速かったし、時にはこういうこともあるよ」

  • ルイス・ハミルトン F1ラスベガスGP予選「これ以上悪くなりようがない」

    ルイス・ハミルトン F1ラスベガスGP予選「これ以上悪くなりようがない」

    ルイス・ハミルトン(フェラーリ)が、F1ラスベガスGP予選で自身初となる“純粋なペース最下位”に沈んだ。フリー走行では上位争いができる手応えを掴んでいたが、予選での雨と濡れた路面が流れを劇的に変え、Q1敗退・20番手発進となった。

    フェラーリ加入初年度は「悪夢」と表現するなど苦戦が続くハミルトン。前戦サンパウロGPでチームがダブルDNFを喫したばかりだが、ラスベガスではさらに厳しい現実を突きつけられる形となった。

    予選で突然失われたグリップと“タイヤ温度ゼロ”の苦悩
    Q1後、ハミルトンは「言葉が出ない」と切り出し、路面状況にまったく対応できなかったことを明かした。

    「本当に言葉が見つからない。間違いなく十分じゃなかったし、タイヤに全然温度を入れられなかった。アンダーステアが強くて、フロントブレーキの片方がグレージングしていたと思う。コーナーで止まるのにすごく苦労した」

    濡れた路面でフェラーリは十分なグリップを得られず、操作の遅れが連鎖的にタイムロスへとつながった。

    フェラーリが“最下位”は2009年以来の事態
    この結果は、ハミルトン自身にとってキャリア初の「純粋なペースによる最下位」という不名誉な記録であるだけでなく、フェラーリが予選で最下位を記録するのは2009年アブダビGP以来という極めて異例の事態となった。

    「FP3では本当に良かった。クルマの感触はすごく良くて、『今日はきっといい日になる』と思っていた。でも、最悪の結果になった。これ以上悪くなりようがないよ」

    フリー走行3回目では5番手につけていただけに、状況の急変が本人にとってもチームにとっても想定外だったことがうかがえる。

    シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ) ラスベガスグランプリ

    “赤信号”で混乱も 飛んできたパイロン接触の可能性も
    Q1終盤には、ハミルトンが計測開始ラインを“赤信号で通過したのでは”という混乱も生じた。

    「少し lift(スロットルを戻す)せざるを得なかった。そしてラインに来た時には赤だった」

    さらに、セッション中にコース脇のパイロンと接触したようにも見え、わずかなダメージが走りを阻害していた可能性もある。

    雨、タイヤ温度、ブレーキの不調、視界の悪さ、そして小さな接触。複合的な要素が重なり、ハミルトンとフェラーリは予選で完全に流れを失った。

    決勝に向けて:巻き返しを狙うが厳しい一日
    ドライコンディションに戻る見込みの決勝レースでは、フェラーリ本来のパフォーマンスを発揮できる可能性はある。しかし、20番手という位置は戦略の自由度こそあるものの、オーバーテイクが容易ではないラスベガス市街地では厳しい戦いが続きそうだ。

    ハミルトンが語ったように「これ以上悪くなりようがない」予選となっただけに、フェラーリとともにどれだけ立て直せるかが注目される。

  • ジョージ・ラッセル F1ラスベガスGP予選「パワステがないみたいだった」

    ジョージ・ラッセル F1ラスベガスGP予選「パワステがないみたいだった」

    ジョージ・ラッセル(メルセデス)は、2025年F1ラスベガスGPの予選で4番手を獲得したものの、「ステアリングの問題」によってQ3の走りが崩れたと明かした。

    路面が濡れた難しい状況の中で、ラッセルはFP3、Q1、Q2を全てトップで終えるほど速さを示していたが、最後のアタックで突如クルマの操舵感覚を失ったという。

    また、チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリはQ1で17番手に終わり、直前の雨により極端に滑りやすい路面に苦しんだ。両者ともに、予選ではメルセデスの強さが最後まで発揮しきれない展開となった。

    ラッセル「パワステがないみたいだった」
    ラッセルはQ3で突如ステアリングが重くなり、コーナーでまともに向きを変えられなかったと説明した。

    「Q3は本当にうまくいかなかったけど、最後の3周は何かステアリングの問題があった。パワステを失ったみたいだったんだ。クルマの感触が良くなくて、ポールを取れたとは思わないけど、ああいうことが起きるのは正直かなり厄介だ」

    「コーナーで本当に曲がるのに苦労した。問題が何だったのかは分からないけど、Q1とQ2がすごく良かったぶん、Q3だけうまくまとまらなかった」

    それでも、ラッセルは決勝でポールシッターのランド・ノリスを追撃できる手応えがあると語る。

    「P4は理想的な位置じゃないけど、このサーキットでは何が起きてもおかしくない。すごく難しいセッションだったし、もっと悪い結果になっていても不思議じゃなかった。だけど戦えるポジションではあると思っている」

    ジョージ・ラッセル(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ) ラスベガスグランプリ

    アントネッリ「最後の周はロックアップして台無しに」
    メルセデスのもう1台、17番手に終わったアンドレア・キミ・アントネッリも、直前のアタックでミスが出たと語った。

    「最後の周でフロント右をロックアップしてしまった。理由はまだ理解できていない。最後の周だと分かっていたから、ブレーキングは慎重にいって悪いサプライズが起きないように余裕を持たせたんだけど、それでもロックしてラップを失ってしまった」

    「本当に残念だ。あのラップ自体はQ1を突破するのに十分な内容だった」

  • シャルル・ルクレール F1ラスベガスGP予選「予測不可能なマシンに翻弄」

    シャルル・ルクレール F1ラスベガスGP予選「予測不可能なマシンに翻弄」

    シャルル・ルクレール(フェラーリF1)は、2025年F1ラスベガスGP予選を9番手で終え、ウェットコンディションの中でマシンの“予測不能さ”に苦しんだ一日を振り返った。

    路面が刻々と変化する難しいセッションとなり、フェラーリF1勢は全体的に苦戦。ルクレールは自身のマシンが特にウェットでグリップを失いやすいことを強調し、その問題がチーム加入当初から続いていると説明した。

    「加入して以来ずっとこうだ」──ルクレールの苦悩
    ルクレールは予選後、マシンの特性に対する複雑な心境を隠さなかった。

    「残念ながら、今日だけの問題ではない。チームに加入してからずっと、こうしたコンディションでグリップを見つけるのに大きく苦しんでいる」

    「本当に悔しい。ジュニア時代はこれが僕の一番の強みだったのに、今は何かを間違えているとしか思えない。マシンを徹底的に見直してきたけど、理由は分からないままだ」

    「ルイスやカルロスのように他チーム出身のドライバーも同じことを言っている。僕たちのマシンはこうした状況でグリップを見つけるのが本当に難しくて、しかもすごく予測不能。それがミスにつながってしまう」

    シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ) ラスベガスグランプリ

    「理解したと思っても次のセッションで裏切られる」
    ルクレールはウェット時のフェラーリF1の反応が一貫しないことが、改善をさらに難しくしていると語った。

    「もちろん僕たちは努力しているし、できることは全部試してきた。でも理由が分からないままなんだ」

    「こういうコンディションになると厳しい走行になるだろうと思うか? できるだけフラットな気持ちでクルマに乗るようにしている。でも、何か理解できたと思っても、次のセッションではまったく違う挙動になる。そういう意味では明るい状況ではない」

    フェラーリF1は苦戦。ハミルトンはQ1最下位
    この日はチーム全体が厳しく、ルイス・ハミルトンがQ1最下位で敗退するなど、フェラーリF1にとっては非常に悩ましい予選となった。

    ルクレールはマシンのグリップ不足と不安定さを改めて強調しつつ、改善に向けた取り組みを続ける姿勢を示している。

  • 角田裕毅 F1ラスベガスGP予選「3秒遅い理由がタイヤ空気圧と分かり納得」

    角田裕毅 F1ラスベガスGP予選「3秒遅い理由がタイヤ空気圧と分かり納得」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、2025年F1ラスベガスGP予選で、チーム側のタイヤプレッシャー設定ミスにより十分なグリップを得られず、19番手でQ1敗退という厳しい結果となった。

    フルウエットのQ1が始まると同時に、角田裕毅はマシンに“いつもと明らかに違う”挙動を感じていた。加速してもホイールスピンが収まらず、ステアリングを切っても氷の上を滑るような手応えしかない。

    さらに「タイヤセットに何が起きているのか分からない」と無線で訴えるほど、通常のエクストリームウェットとはかけ離れたフィーリングに苦しんでいた。

    セッション後の確認で、原因がはっきりした。使用していたタイヤの空気圧が大きく規定値から外れており、通常のグリップを発揮できない“異常な状態”で走らされていたことが判明した。

    「セッション中は本当にまったくグリップがなくて、ずっと氷の上みたいな感じでした。ずっとホイールスピンしていて、何かおかしいなって思っていましたし、タイヤセットがどうなっているのかも分からなくて、すごく変なフィーリングでした」と角田裕毅は振り返る。

    「前にエクストリームを使ったときは普通に速かったので、今回は3秒もみんなより遅くて、本当に理由が分からなかったです。何かがちゃんと機能していないのは走っていて感じていました」

    「今はタイヤプレッシャーがかなり外れていたと分かって、ああ、そういうことだったのかって納得しましたけど、その中でも自分なりにできることは全部やったつもりです」

    週末のフリー走行では常に上位につけ、今季最高レベルの仕上がりを見せていた中での予選19番手。本人の落胆も大きい。

    「すごく厳しいですし残念です。予選までは週末を通してすごくいいペースだったので、本当に悔しいです。明日は何とか取り返せるように頑張りたいです」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング) ラスベガスグランプリ

    ローラン・メキース 「ユウキにチャンスを与えられなかった」
    レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースは、角田裕毅のQ1敗退について完全にチーム側のミスだと認め、本人に謝罪した。

    「ユウキの件は我々の責任だ。タイヤプレッシャーで大きなミスがあり、彼に競争力を発揮するチャンスを与えられなかった。こうしたことは起きてはならないが、起きてしまった以上は学んで強く戻るしかない」

    「彼は週末を通してとても良いリズムに乗っていた。それだけに、こういう形でチャンスを奪ってしまったのは本当に痛い。明日は巻き返してくれるはずだ」

  • ランド・ノリス F1ラスベガスGP予選「地獄のようにストレスだった」

    ランド・ノリス F1ラスベガスGP予選「地獄のようにストレスだった」

    ランド・ノリス(マクラーレン)は、2025年F1ラスベガスGP予選をポールポジションで締めくくった。雨に見舞われた難コンディションの中でのアタックを「地獄のようにストレスだった」と振り返りつつも、1分47秒934のタイムでマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)にコンマ3秒差をつけた。

    これでノリスは3戦連続のポール。直近のメキシコシティ、サンパウロでいずれも優勝しており、タイトル争いではチームメイトのオスカー・ピアストリに24ポイント差とリードを広げている。

    雨のラスベガス、Q1はP13の苦戦から巻き返し
    ラスベガスのストリートサーキットが雨に見舞われたのは、2023年のカレンダー復帰以降で初めて。路面が最も悪化したQ1でノリスはP13と苦しんだが、セッション後半でコンディションが落ち着くと本領を発揮した。

    ノリスは次のように語った。

    「地獄のようにストレスだった。僕のあとに誰もラップできないんじゃないかと思ったくらいだ。最初の2セクターは良かったけど、とにかく滑りやすい。縁石にちょっと乗っただけでクルマが一気に流れるし、逆方向にスナップして壁に当たりそうにもなった。でも、今日はそれで十分にP1を取れた」

    「いいコンディションじゃなかったけど、雨が止んでくれて良かった。チームがいいクルマを用意してくれたよ。正直、予選前はちょっと昼寝していて、起きたら雨が降っていて『うわ、最悪だ』って思ったくらいだ」

    「誰もこのサーキットを雨で走った経験がないから、何が起きるか分からなかった。Q1の時点で全てのコーナーでクラッシュしてもおかしくない感触だったよ。Q1、Q2、Q3と全部タフだっただけに、こういう日は余計に報われた気がする」

    ランド・ノリス(マクラーレン) ラスベガスグランプリ

    “明日は未知数だらけ” ドライでも楽観視せず
    ラスベガスはこれまでマクラーレンが苦戦してきたサーキットで、FP2の度重なる中断もあり、各チームともロングランデータは不足している。

    好調ノリスも、決勝への不安を隠さない。

    「週末ずっとペースは良かったし、ドライでも良かったと思う。でも正直、ウェットでここまで速いとは思わなかった。すごく満足してるよ」

    「ただ、明日は未知数が多い。誰もロングランをあまりやれていないし、10周以上のスティントを走ったドライバーもほとんどいない。面白いレースになると思うし、マックスも前にいるしね」

    ノリスは3戦連続勝利、そして自身初のドライバーズタイトルへ向けて、また一歩前へ進んだ。