カテゴリー: F1ラスベガスGP

  • F1ラスベガスGP 予選 展開:雨の乱戦でノリスが圧巻PP 角田裕毅Q1敗退

    F1ラスベガスGP 予選 展開:雨の乱戦でノリスが圧巻PP 角田裕毅Q1敗退

    2025年F1ラスベガスGPの予選は、夜のストリップに激しい雨が降りしきり、視界が奪われるほどのスプレーが舞い上がる“極限のウェットコンディション”で幕を開けた。マシンは川のような路面に翻弄され、どのドライバーもアクアプレーニングとスナップに苦しんだが、それでも立て直し続ける技量が随所で光った。スピンや軽い接触はあったものの、意外にも赤旗は一度も出ず、ドライバーの腕と判断力に委ねられるサバイバル戦となった。

    刻一刻と変化していく路面に合わせ、各チームはタイヤの温度管理、走行タイミング、視界確保など複数の要素を同時に判断しつつ対処しなければならず、セッション全体が“読みと適応力”の勝負となった。雨が弱まり始めた終盤には路面が急速に改善し、最終的にランド・ノリス(マクラーレン)が完璧なタイミングでベストラップを叩き出し、タイトル争いの行方を左右する大きなポールポジションを手にした。

    Q1:豪雨のサバイバル。ハミルトンと角田裕毅がまさかの脱落
    Q1は予選開始直後から激しい雨に襲われ、コースのあちこちに深い水たまりが残る状況だった。多くのドライバーはインターミディエイトでコースに出たものの、アストンマーティン勢やザウバー勢は一段階グリップの高いフルウェットを選択し、すでにタイヤ選択から対応の幅が分かれる難しい局面となった。こうした中で、オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)はスナップから壁に軽く接触し、アレックス・アルボン(ウィリアムズ)もターン出口でオーバーステアを喫して壁へヒットしてしまう。雨脚が重いままセッションが進む一方で、コース上の水がわずかに掃けるにつれて路面が急速に改善し、タイムは周回ごとに秒単位で縮んでいった。

    混乱の最中でもフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)やピエール・ガスリー(アルピーヌ)が比較的安定した走りを見せる一方、シャルル・ルクレール(フェラーリF1)は極端に薄いリアウイングによる軽い空力バランスに苦しみ、マシンを抑え込むのに精一杯だった。改善と混乱が入り乱れる状況のままチェッカーへ向かったが、ここで最大の波乱が起きる。ルイス・ハミルトン(フェラーリF1)が最後までタイヤ温度を上げられず、グリップを失ったまま改善できずに20番手で敗退した。続いて角田裕毅(レッドブル・レーシング)も十分なラップをまとめられず19番手に沈み、上位進出の道を閉ざされてしまった。

    Q2:冷たい判断が勝敗を分ける。ストロールの賭けは失敗に終わる
    Q2はバリア修復のため数分遅れてスタートした。雨自体はわずかに弱まったものの、路面は依然として深い水が残っており、全車がフルウェットでコースに出ていった。カルロス・サインツ(ウィリアムズ)が序盤に力強い走りでトップに立つものの、路面の改善速度が速く、各車のタイムは「一周ごとに別の競技のように」変動する荒れた展開が続く。コースオフやスライドは当たり前のように発生し、少しでもラインを外せば大きく遅れる状況が続いた。

    そんな中、ランス・ストロール(アストンマーティン)はインターミディエイトへの交換という唯一の賭けに出る。しかし路面はまだインターを生かせるほど乾いておらず、この判断は完全に裏目となり挽回することができなかった。一方で、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)はセッション終盤に路面のピークを見極め、見事なラップをまとめてQ3への最後の1枠を掴んだ。オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は走りが安定しない場面もあったものの、10番手でなんとか突破する粘りを見せた。

    Q3:ノリス覚醒。雨上がりの最終ラップで“紫・紫”を並べる衝撃の一撃
    Q3へ進んだ10台のうち、マクラーレンとレーシングブルズが唯一2台揃って生き残り、8チームが入り乱れる最終決戦となった。雨はほぼ上がり、インターミディエイトが最適になるタイミングで全車がコースイン。序盤はオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が勢いを示してトップに立ったが、路面が急速に整うにつれて順位は何度も入れ替わる。

    カルロス・サインツ(ウィリアムズ)が立て続けに好ラップを刻み、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)も確実に上位へ顔を出すなど、3強が自然と前方へ集まっていく展開になった。その中でレーシングブルズのリアム・ローソンとアイザック・ハジャーも上位圏内のタイムを記録し、湿った路面での強さを印象づけた。

    そして勝負は最終ラップで決まる。ランド・ノリス(マクラーレン)は路面の状態が最も良くなった瞬間を逃さず、セクター1・2をともに紫で通過。マシンの挙動を乱すことなく最後まで攻め切り、1分47秒934という圧倒的なタイムでトップに躍り出た。フェルスタッペンは0.323秒届かず2番手、サインツが3番手と健闘し、ウィリアムズにとって大きな成果となった。

    決勝への展望:乾き始める路面、混戦グリッド、タイトル争いの大きな転換点に
    明日の決勝はドライコンディションが予想されるが、路面は完全な“グリーントラック”となる見込みで、タイヤの立ち上がりやグリップの変化がレース序盤の大きな焦点となる。ポールポジションのノリスにとっては理想的な展開だが、その直後にはフェルスタッペン、そして勢いのあるサインツとラッセルが控えており、油断すればすぐに順位が入れ替わる構図だ。

    ピアストリは5番手からの巻き返しが必須で、レーシングブルズ勢はローソンとハジャーが揃って上位に入り混戦に拍車をかける。2025年ラスベガスGP決勝は、チャンピオンシップの流れを大きく変える可能性を秘めた、見逃せない一戦となりそうだ。

    F1 ラスベガスGP 予選 結果 Q3ラップタイム

    1.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分47秒934
    2.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) – 1分48秒257
    3.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ) – 1分48秒296
    4.ジョージ・ラッセル(メルセデス) – 1分48秒803
    5.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) – 1分48秒961
    6.リアム・ローソン(レーシングブルズ) – 1分49秒062
    7.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) – 1分48秒466
    8.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ) – 1分48秒554
    9.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分48秒872
    10.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) – 1分51秒540
    11.ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
    12.ランス・ストロール(アストンマーティン)
    13.エステバン・オコン(ハース)
    14.オリバー・ベアマン(ハース)
    15.フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    16.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    17.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    18.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
    19.角田裕毅(レッドブル)
    20.ルイス・ハミルトン(フェラーリ)

  • F1ドライバー 雨のラスベガスGPを警戒「白線と低グリップで地獄級の難しさ」

    F1ドライバー 雨のラスベガスGPを警戒「白線と低グリップで地獄級の難しさ」

    夜間の低温と低グリップ路面で知られるラスベガスGPに、今週末は雨の予報が重なる。F1はこれまでラスベガス・ストリップ・サーキットで一度も雨を経験していないが、直近の降水量は平年平均の3分の1を空港周辺だけで記録しており、木曜〜金曜にかけて再び降雨の可能性が高いとされている。

    こうした状況に対し、複数のF1ドライバーが「視界」「白線」「低温」「低グリップ」の4点を厳しく警告。土曜の決勝は概ねドライと予想されているが、木曜〜金曜には“極端に難しいコンディション”に直面する可能性が高い。

    アロンソ「夜の雨は楽しくない。視界とグリップが厳しすぎる」
    フェルナンド・アロンソは、夜間の高速セクションでの雨は「まったく楽しくない」と断言した。

    「速いし、ライトの下では視界が厳しくなる。乾いていてもグリップはすごく低いのに、気温も低い。観ている側は面白いだろうけど、運転する側はそうじゃない」と語った。

    ノリス「ミスの余地がない。濡れたら“地獄級”の難しさ」
    ランダ・ノリスは週末ができるだけドライであることを願っている。

    「雨が降るのは木曜と、金曜のFP3あたりだけだと思う。予選と決勝は大丈夫そうだから、大きな影響は出ないはずだ」

    ただし雨の場合は一気に難易度が跳ね上がると強調した。

    「このサーキットは本当に難しい。ストリートで、白線やペイントが多い。雨が降ったら相当ひどい。気温が低いから乾くのも遅い。狂ったように難しくなるよ。もちろんどんな状況でも楽しみだけど、できればドライがいい」

    ラッセル「唯一勝てるかもしれないレース。雨は避けたい」
    昨年優勝のジョージ・ラッセルは、むしろ雨を歓迎しない立場だ。

    「雨はチャンスを生むけど、唯一“勝負になる”と思っているレースで雨は避けたい」

    さらに低温・白線・バンピーな路面の組み合わせがドライバーを襲うと説明した。

    「とにかく寒いし、タイヤを動かすのが難しい。ストリートで白線も多いし、一部はバンピー。誰かはやられるだろうけど、自分がそうならないようにしないといけない」

    フェルスタッペン「雨は好きじゃない。練習が減るなら悪くないけど…」
    マックス・フェルスタッペンは雨のラスベガスを歓迎していない。

    「乾いたレースがいい。ここではただでさえ“何かを理解する”のが難しい。シンプルな方がいいんだ」

    ただし視点を変えればメリットもあるという。

    「もしコースが冠水して、走れなくて、プラクティスが減るなら……それは悪くないかもね」

  • F1ラスベガスGP:FIAが夜通しマンホール再点検と追加溶接措置を実施

    F1ラスベガスGP:FIAが夜通しマンホール再点検と追加溶接措置を実施

    FIAは、2025年F1ラスベガスGPにおいてフリー走行2回目(FP2)終盤に発生した遅延を受け、コース上の複数のマンホール構造物に対して夜通しの追加作業を行った。問題となったマンホールの修復に加え、レーススピードの走行ライン上にある14箇所のマンホールにも予防措置として溶接が施された。

    FP2ではセッション最後の四半期に赤旗が出され、コーナー17付近のマンホールカバーが緩んでいるとのマーシャルからの報告により走行が停止した。

    レースコントロールによる点検後に再開されたものの、作業員が現場に留まりカバーが依然として動いていると判断したため、再び赤旗が掲示された。

    FIAが夜間に実施した修復と予防措置
    問題となったマンホールは夜間に分解・精密点検が行われ、閉鎖機構に特定の欠陥があることが判明した。FIAはこの不具合を夜のうちに修復したうえで、さらなる安全対策としてカバーを溶接した。

    FIAは声明で次のように述べている。

    「FP2で赤旗の原因となったマンホールは分解され、さらに詳しい点検が行われた。閉鎖機構に特定の不具合が見つかり、この問題は夜間に対処することができた」

    「この問題への対応作業に加え、このマンホールのカバーについては追加的な安全策として溶接が施された」

    さらにFIAは、走行ライン上またはその付近にあるすべてのマンホールを夜通しで再点検し、14のマンホールについて追加溶接を実施したと説明した。

    過去のラスベガスでの類似問題と今回の性質
    ここ3戦で2回目となるラスベガスのマンホール問題だが、今回は事前の“予防的措置”であった点が大きく異なる。

    2023年のFP1では車両通過時に排水溝カバーが吸い上げられ、深刻な遅延を招いた。その際にはカルロス・サインツのマシンが緩んだカバーと衝突し、大きな損傷を受けた。

    一方で今回の遅延は、レースコントロールが車両に影響が出る前に潜在的な問題を特定し、 proactive(先手を打った)対応を取ったものだとされている。

  • F1ラスベガスGP FP3:ラッセル最速、角田裕毅は黄旗にも阻まれ18番手

    F1ラスベガスGP FP3:ラッセル最速、角田裕毅は黄旗にも阻まれ18番手

    ジョージ・ラッセルがラスベガスGPの3回目にして最後のプラクティスで最速を記録し、メルセデスのドライバーがトリッキーなコンディションとなったセッションをリードした一方、両マクラーレン勢はタイムシートの最下位で1時間を終えた。

    木曜日の2回目のプラクティスでトラック整備による2回の赤旗中断が発生したことを受け、金曜日の最後の1時間は予選に向けた重要な準備の機会となった。

    そしてオスカー・ピアストリが最初にインターミディエイトタイヤでコースインし、以前の降雨で路面が濡れたままの状態だった。

    低グリップのコンディションの中、FP3は静かな立ち上がりとなり、より多くのドライバーが緑のピレリタイヤでコースへ出て行った。ウィリアムズのアレックス・アルボンには一幕があり、ターン5でランオフエリアに逃げ、そこから再びコースへ戻った。

    数台がガレージに留まる中、ピアストリは15分経過時点でタイムシートのトップにつけた。しかしすぐにもう一方のマクラーレンであるランド・ノリスにその座を奪われ、イギリス人ドライバーは1分43秒078のラップを記録した。

    一方、カルロス・サインツは無線でスリックタイヤに切り替える時期が近づいていると示唆したが、まだ誰もそのスイッチを行っていなかった。その頃、木曜日のFP1でレッドブルのチームメイトであるマックス・フェルスタッペンの前でフィニッシュしていた角田裕毅は、マシンの問題によりボックスへ戻るよう指示を受けた。

    残り30分強となったところで、フェルスタッペンには10分後に雨が来る可能性があると警告が出された。状況は依然として厳しいように見えたが、チャンピオンシップリーダーのノリスがソフトタイヤを装着して真っ先に勝負に出た。

    乾ききらない路面を走り、イギリス人ドライバーは何度かヒヤリとする場面を経験した。キミ・アントネッリのレースエンジニアであるピート・ボナントンは「ソフトタイヤは今のところ“百万マイル”は合っていないようだ」とコメントしたが、それでもピアストリはC5タイヤの走行を躊躇わないようだった。

    他のドライバーがスリックへ切り替え始めると、ルイス・ハミルトンが1分42秒809でトップに立った。しかし7度のワールドチャンピオンであるフェラーリのドライバーにも順風満帆というわけではなく、ターン14でレーシングブルズのリアム・ローソンのリアへ接触しそうになる場面があった。このインシデントはその後レースコントロールによって注意喚起され、調査不要との決定が下された。

    残り20分となった時点で、フェルナンド・アロンソ、ランス・ストロール、ピエール・ガスリー、ニコ・ヒュルケンベルグの4人はまだタイムを記録しておらず、一方でフロントのタイムは急速に更新されていた。

    セッションが最終局面に入ると、全車がソフトタイヤを装着しコースが混み合った。フェルスタッペンは残り10分でトップに立ち、レッドブルのドライバーは1分35秒646を刻んだ。

    リアム・ローソンは終盤に驚きのタイムをたたき出してトップに浮上したが、その差はフェルスタッペンにわずか0.009秒。だがそれも長くは続かず、終了間際に再び順位が激しく入れ替わった。フェルスタッペンがすぐにP1へ戻ったものの、最終的にはラッセルが1分34秒054のタイムでトップとなった。

    一方、フェルスタッペンはラッセルに0.227秒遅れの2番手で、ワイドに走った際に前方のトラフィックに不満を漏らした。アルボンは3番手に続き、終盤の慌ただしい展開で複数の危険なシーンが見られた。

    アイザック・ハジャーがレーシングブルズで4番手、5番手にハミルトン、6番手にアントネッリ、7番手にローソン、8番手と9番手にはストロールとアロンソのアストンマーティン勢、そしてトップ10をアルピーヌのガスリーが締めた。11番手にハースのオリー・ベアマン、その後ろにウィリアムズのサインツ、キック・ザウバーのガブリエル・ボルトレト、ハースのエステバン・オコン、そしてフェラーリのシャルル・ルクレールが続いた。

    16番手にアルピーヌのフランコ・コラピント、その後方にキック・ザウバーのヒュルケンベルグと角田裕毅。マクラーレン勢のピアストリとノリスは19番手と20番手でセッションを終え、両者とも後半でクリーンラップを刻めない技術的問題を抱えていたようだった。

    この後は重要な予選へと焦点が移ることになる。予選は現地時間20時に開始される予定だ。

    角田裕毅 ラスベガスグランプリ

    F1 ラスベガスGP フリー走行3回目 結果・ラップタイム

    1.ジョージ・ラッセル(メルセデス) – 1分34秒054
    2.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) – 1分34秒281
    3.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) – 1分34秒875
    4.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ) – 1分35秒169
    5.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) – 1分35秒269
    6.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) – 1分35秒385
    7.リアム・ローソン(レーシングブルズ) – 1分35秒439
    8.ランス・ストロール(アストンマーティン) – 1分35秒533
    9.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) – 1分35秒540
    10.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) – 1分35秒562
    11.オリバー・ベアマン(ハース) – 1分35秒586
    12.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ) – 1分35秒662
    13.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー) – 1分35秒738
    14.エステバン・オコン(ハース) – 1分35秒817
    15.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分35秒908
    16.フランコ・コラピント(アルピーヌ) – 1分36秒305
    17.ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー) – 1分36秒650
    18.角田裕毅(レッドブル) – 1分36秒667
    19.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) – 1分37秒023
    20.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分37秒112

  • 角田裕毅は18番手 … F1ラスベガスGP フリー走行3回目 結果・タイムシート

    角田裕毅は18番手 … F1ラスベガスGP フリー走行3回目 結果・タイムシート

    2025年F1ラスベガスGP フリー走行3回目の結果・タイムシート。現地11月21日(金)にラスベガス・ストリップ・サーキットで2025年のF1世界選手権 第22戦 ラスベガスグランプリのフリープラクティスが行われた。

    トップタイムを記録したのはジョージ・ラッセル(メルセデス)。2番手にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手にアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)が続いた。角田裕毅(レッドブル)は18番手だった。

    ■ ジョージ・ラッセルがFP3最速、メルセデスが主導権を握る
    ラッセルが1分34秒054でトップ。気温12℃の冷えたコンディションでメルセデスは高いタイヤ発熱と安定性を発揮し、アンドレア・キミ・アントネッリも6番手で続いた。予選前に同チームが最もバランスの取れた仕上がりを見せている。

    ■ フェルスタッペンは終盤に巻き返すも0.227秒差の2番手
    マックス・フェルスタッペンは何度かワイドに膨らむ場面やトラフィックに悩まされたが、終盤にセクター1でパープルを記録し2番手へ浮上。レッドブルは仕上がりが一定せず、角田裕毅が18番手と伸び悩んだ点は気がかりだ。

    ■ ウィリアムズとレーシングブルズが“中団トップ”争いを形成
    アレクサンダー・アルボンが3番手を獲得し、アイザック・ハジャーとリアム・ローソンも4・7番手と上位につけた。路面が急速に改善する状況で両チームはアタックのタイミングが抜群にハマり、予選Q3争いの有力候補となった。

    ■ フェラーリはハミルトンが5番手、ルクレールは挙動に苦しみ15番手
    ルイス・ハミルトンは冷えた路面で鋭いアタックを決め5番手。対照的にシャルル・ルクレールはブレーキやタイヤウィンドウに苦戦し15番手に沈んだ。フェラーリはセットアップ方向が分かれた可能性があり、予選までに調整必須。

    ■ マクラーレンにトラブル発生、両者が19・20番手に沈む深刻なFP3
    オスカー・ピアストリはロックアップを連発しセットアップ変更で時間を失い、ランド・ノリスは電気系の安全確認が入り走行が止まる場面も。アタックのタイミングを逃し、19・20番手と最下位に並んだ。巻き返しが必須の状況だ。

    ■ 路面改善と雨予兆で混沌、タイミングが結果を大きく左右
    セッション中は雨の可能性があり、路面は乾きながらも不均一。ほとんどのドライバーが燃料を多めに積み、条件変化への適応とブレーキング調整に集中した。終盤に向けてタイムが一気に動いたため、予選も“出るタイミング勝負”になる見通し。

    2025年F1 ラスベガスGP フリー走行3回目 結果・タイムシート

    Pos No ドライバー チーム タイム GAP LAP
    1 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分34秒054   20
    2 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分34秒281 0.227 27
    3 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分34秒875 0.821 20
    4 6 アイザック・ハジャー レーシングブルズ 1分35秒169 1.115 25
    5 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分35秒269 1.215 28
    6 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1分35秒385 1.331 22
    7 55 リアム・ローソン レーシングブルズ 1分35秒439 1.385 24
    8 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1分35秒533 1.479 11
    9 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分35秒540 1.486 12
    10 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分35秒562 1.508 12
    11 87 オリバー・ベアマン ハース 1分35秒586 1.532 17
    12 30 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1分35秒662 1.608 21
    13 98 ガブリエル・ボルトレト ザウバー 1分35秒738 1.684 15
    14 31 エステバン・オコン ハース 1分35秒817 1763 23
    15 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分35秒908 1.854 26
    16 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1分36秒305 2.251 16
    17 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ザウバー 1分36秒650 2.596 10
    18 22 角田裕毅 レッドブル 1分36秒667 2.614 23
    19 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分37秒023 2.969 10
    20 4 ランド・ノリス マクラーレン 1分37秒112 3.058 10
  • F1ラスベガスGP FP3展開:路面激変で順位急転 マクラーレン沈没の衝撃

    F1ラスベガスGP FP3展開:路面激変で順位急転 マクラーレン沈没の衝撃

    2025年F1ラスベガスGPのフリー走行3回目は、気温12℃・路面13℃という極端な低温のなかで進行し、路面状況が周回ごとに変化する“特殊セッション”となった。前夜の雨で部分的に湿った状態から始まり、インターかスリックかの判断が各チームを大きく分ける波乱の展開に。路面の乾き方とアタックのタイミングがすべてを左右し、序盤から各車が慎重にコンディションを探る難しい時間帯が続いた。

    やがて路面が急激に改善し始めると、順位は秒単位で入れ替わる大混戦へ。中団勢が一気に上位へ浮上する一方、マクラーレン勢はトラブルや判断ミスが重なり最下位2台に沈むなど、予選を前にチーム間の明暗が鮮明に。最終的にはジョージ・ラッセルが1分34秒054でトップに立ち、メルセデスがこのコンディションを最も使いこなしたセッションとなった。

    オープニング:冷えた路面と“インターかスリックか”の駆け引き
    FP3は気温12℃・路面13℃という“冬のラスベガス”状態でスタート。前日の通り雨で路面には湿りが残り、序盤はドライバーたちが慎重にインターでのチェックを開始。ランド・ノリスやオスカー・ピアストリを含む多くのドライバーが滑りやすい挙動に苦しみ、走り出しは完全にコントロールショーの様相となった。

    路面が乾き始める:マクラーレンが真っ先にスリックへ“博打”
    カルロス・サインツJr.の「そろそろスリック」という無線が象徴するように、レーシングラインは急速に乾き始める。ここでマクラーレンは早めに勝負へ出て、チャンピオンシップリーダーであるノリスにソフトタイヤを投入。しかし路面はまだ完全に乾かず、ノリスは挙動が安定しないままタイムも出せず終わる。ピアストリもセットアップ変更で時間を失い、両者はこの判断が原因で19・20番手へ沈むことになる。

    中盤:路面改善が一気に進む、ウィリアムズ&レーシングブルズが急浮上
    完全ドライへ向かう局面になると、ウィリアムズとレーシングブルズが一気に順位を引き上げる。アレクサンダー・アルボンは理想的なアタックタイミングで3番手へ。アイザック・ハジャーとリアム・ローソンも4番手・7番手に飛び込み、中団勢が躍動。走る順番と路面状況が完全にリンクした“タイミング勝負”のセッションで、中団2チームは最高の流れを掴んだ。

    フェルスタッペンがトップ浮上も、完璧なアタックとは言えず
    マックス・フェルスタッペンは序盤にワイドに膨らむ場面やトラフィックに阻まれ、流れは決してスムーズではなかった。しかし路面改善がピークに向かう中でパープルセクターを記録し、暫定トップへ浮上。とはいえレッドブル全体の仕上がりにはムラがあり、角田裕毅が18番手に留まった点は懸念材料として残った。

    終盤ラスト3分の攻防:ローソン→ラッセル→アルボン…順位が高速で入れ替わる
    セッション終盤、各車が一斉にソフトアタックへ。
    ■ ローソンがトップに浮上
    ■ 直後にラッセルが更新
    ■ さらにアルボンが続く
    ──という“秒ごとに順位が変わる”劇的展開に。路面改善、燃料軽め、タイヤの適温がすべて噛み合い、事実上の予選モードに突入した。

    チェッカー:ラッセルが全員をねじ伏せた1分34秒054でFP3最速
    最後にすべてをまとめ上げたのはジョージ・ラッセルだった。1分34秒054でトップ、フェルスタッペンを0.227秒抑え、メルセデスが低温コンディションで群を抜く強さを証明。アンドレア・キミ・アントネッリも6番手に入り、チームとして理想的なセッションに。一方フェラーリはルイス・ハミルトンが5番手に入るも、シャルル・ルクレールはタイヤのウィンドウに苦しみ15番手へ。マクラーレンはピアストリ19番手、ノリス20番手という最下位2台となり、予選へ向けて巻き返しが急務となった。

    F1 ラスベガスGP フリー走行3回目 結果

    1.ジョージ・ラッセル(メルセデス) – 1分34秒054
    2.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) – 1分34秒281
    3.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) – 1分34秒875
    4.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ) – 1分35秒169
    5.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) – 1分35秒269
    6.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) – 1分35秒385
    7.リアム・ローソン(レーシングブルズ) – 1分35秒439
    8.ランス・ストロール(アストンマーティン) – 1分35秒533
    9.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) – 1分35秒540
    10.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) – 1分35秒562
    11.オリバー・ベアマン(ハース) – 1分35秒586
    12.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ) – 1分35秒662
    13.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー) – 1分35秒738
    14.エステバン・オコン(ハース) – 1分35秒817
    15.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分35秒908
    16.フランコ・コラピント(アルピーヌ) – 1分36秒305
    17.ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー) – 1分36秒650
    18.角田裕毅(レッドブル) – 1分36秒667
    19.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) – 1分37秒023
    20.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分37秒112

  • F1ラスベガスGP 分析:初日のデータから読み取る上位チーム勢力図

    F1ラスベガスGP 分析:初日のデータから読み取る上位チーム勢力図

    2025年F1ラスベガスGPの初日フリー走行は、例年とはまったく異なる勢力図を示し、週末の主役が誰になるのか予測不能のまま初日を終えた。

    マクラーレンが過去2年の苦戦を払拭するように急上昇した一方、レッドブル、フェラーリ、メルセデスもそれぞれ強みを示し、4チームがトップ争いに絡む稀に見る接戦となっている。特にランド・ノリスはFP2最速を記録し、チームの“ラスベガス苦手”の歴史を塗り替える可能性を感じさせた。

    また、角田裕毅が今季最高の金曜日を過ごしてフェルスタッペンを上回る3番手につけるなど、レッドブルは“2台揃って”戦える布陣を整えつつある。フェラーリもルクレールがFP1トップと復調を示し、メルセデスは低速区間で最速という武器を持ち込んでおり、2025年のラスベガスは例年以上に混戦模様。予選・決勝がどこまで拮抗するのか、初日から緊張感の高い週末となっている。

    マクラーレンはポール争いに加わっているように見える
    ランド・ノリスは2回目のフリー走行で最速だった。そして彼の主なライバルの多く――チームメイトのオスカー・ピアストリを含む――は比較用の赤旗のせいでソフトタイヤでの走行をこなすことができなかったものの、パパイヤカラーのマシンが争いの中心にいることは明らかだ。

    「去年よりもクルマの感触が良くなっているので、それはポジティブだ」とノリスは語った。「それを今日の1周目から感じた。もちろん、最後はあまり走れなかったし、燃料多めのロングランも本当にできていない――でも、ペースは明らかにある。」

    我々のデータは、マクラーレンが1周ペースで最速であることを示しているが、その差はレッドブルに対してわずか0.01秒、フェラーリに対して0.04秒にすぎない。これは、過去2回のラスベガスグランプリで彼らが示してきた期待外れのペースを考えれば、大きな進歩だ。

    ピアストリがどの位置にいるかは不明瞭だ。2回目のフリー走行でしっかり走れたのはわずか2周だけだったからだ。しかしタイトル争いでノリスに24ポイント差をつけられているオーストラリア人は楽観的で、「クルマには明らかに良いペースがあると思う」と述べ、「自分たちの位置が正確にどこなのか判断するのは難しいが、それでも“ポジティブな点はたくさんある”」と付け加えた。

    ラスベガスグランプリ:予選ラップペース

    レッドブルは2台とも争いに加わる
    角田裕毅は今年最も強力な金曜日を過ごした。FP1ではミディアムタイヤでチームメイトのマックス・フェルスタッペンと同じペースを示し、FP2ではソフトタイヤで彼を上回って総合3番手で終えた。

    両ドライバーともマシンバランスに満足していたと考えられており、今夜は大掛かりな変更ではなく、小さな微調整で済むはずだ。

    そしてもし角田が週末の好スタートをさらに積み上げることができれば、レッドブルは金曜日にフロントロー争いに2台を送り込む可能性が高い。

    さらに金曜日に良いロングランもこなすことができれば、健全なポイント獲得につながり、それはチームズチャンピオンシップ2位争いのチャンスを高めることになる。

    「4チームの間で本当に拮抗していると思うし、クルマにもう少しスピードを見つける必要がある」と角田は語った。「周りのクルマに対して、僕らが今夜何かを見つけられることを期待しているし、明日どうなるか見てみたい。」

    ラスベガスグランプリ:FP2のタイヤ消化数

    ブラジルでの苦戦からフェラーリが反撃
    フェラーリはこれまでの2回のラスベガスグランプリで強さを見せてきた――そして今年もその流れを継続し、FP1ではシャルル・ルクレールが最速を記録した。

    ブラジルでのダブルノースコアからの嬉しい癒やしとなり、ルイス・ハミルトンも両セッションでまずまずのペースを示した(ただしFP2では赤旗のせいでソフトタイヤでの走行ができなかったため、より分かりづらかった)。

    「正直、悪くない位置にいると思う。ただ待ってみないといけない」とルクレールは語った。「メルセデスはすごく強いと思うし、マクラーレンとレッドブルも当然争いにいる。つまり、すごくタイトになると思う。」

    ハミルトンは上機嫌で、次のように語った。「かなり良い感じだった。FP1は全体的に良かったし、ただ1周をまとめられなかっただけで、FP2も同じだった。

    『FP2でクルマを改善できて、セクター1は終盤に強かった。FP1のときと同じだったけど、黄旗と赤旗が不運にも邪魔した。でも皆同じ状況だ。ただ、いくつか良い学びは得られたし、明日が楽しみだ。』」

    ラスベガスグランプリ:タイヤ ロングラン パフォーマンス

    メルセデスが4チームによる最前列争いを完成させる
    ジョージ・ラッセルは水曜日、メディアに対しラスベガスでのメルセデスのチャンスを控えめに評価した。昨年このサーキットで1-2フィニッシュを達成したチームであるにもかかわらずだ。

    FP1では本当のペースを読み取るのが難しかったが、トラックサイド責任者のアンドリュー・ショブリンによれば、彼らは「低燃料では大きく離されてはいなかった」うえに、「ロングランは競争力があるように見えた」という。

    FP2では、キミ・アントネッリが好調を継続しており、ショブリンは「ラッセルは3番手を出せるところだったが、ちょうどラインに向かっているところで赤旗が出た」と補足した。

    予選シミュレーションではマクラーレンから約0.12秒遅れているが、データ上ではシルバーアローは低速コーナーで全チーム中最速であり、その一方でストレートでは同程度のタイムを失っている。

    彼らはフロント争いとの差を埋めるために一晩の作業が必要だが――今週末のトップ争いを4チームによる戦いにするのに十分な速さがあるようだ。

  • カルロス・サインツJr. マンホール問題再発に警戒心「良い記憶じゃない」

    カルロス・サインツJr. マンホール問題再発に警戒心「良い記憶じゃない」

    カルロス・サインツJr.は、2年前にラスベガス・ストリップ・サーキットで経験したマンホール(排水溝)カバー問題が再発したことに懸念を示した。

    木曜日のフリー走行2回目は、ターン16と17の間でマンホールカバーの緩みが疑われ、2度の赤旗中断が発生した。幸いにもマシンに損傷は出なかったが、サインツは2年前のFP1でフェラーリを駆っていた際、ターン14へ向かうロングストレートで緩んだカバーに激突し、マシンに大きなダメージを負った苦い記憶がある。

    当時はパワーユニット交換を余儀なくされ、その結果グリッド降格ペナルティを受け、予選2番手からスタートすることができなかった。

    今回のFP2では、マーシャルがカバーの動きを発見してレースコントロールへ報告したことから赤旗が出され、現場確認のうえ再開された。しかしスタッフが引き続きその場に残って監視していたところ、走行再開後もドライバーが通過するたびにカバーが動いていることが判明し、2度目の赤旗が出された。この時点で残り時間はなく、セッションは再開されなかった。

    「排水溝のフタなのか、マンホールカバーなのか、何が問題だったのか見てみないといけない」とサインツは走行後に語った。「あまり良い記憶じゃないからね。しっかり対処してくれていることを願っている」

    その後、F1アカデミーの予選がトラブルなく実施され、サーキットでの走行は再開された。

    ラスベガスグランプリ(2023年)

    2023年のラスベガスでは、サインツは緩んだ排水溝カバーにヒットしている。今回の赤旗の影響で、多くのドライバーはソフトタイヤで代表的なタイムを記録することができなかった。

    「残念ながら、みんなにとって特に貴重な時間が奪われてしまった。特に僕にとってはね」とサインツはF1公式チャンネルに語った。「セッションの後半に出ていったんだけど、結局ソフトで1周もタイムを出せなかった」

    ウィリアムズ勢はFP1をトップ5内で終えており、サインツは彼らが競争力を発揮する可能性を期待している。

    「ペースは良さそうだし、マシンバランスも悪くない。タイヤは限界ぎりぎりだけど、予選はタフになると思う。でも僕たちは良い方向に向かっていると思うよ」と語った。

  • F1ラスベガスGP 初日 ピレリ総括:路面進化と赤旗で“本当の順位”見えず

    F1ラスベガスGP 初日 ピレリ総括:路面進化と赤旗で“本当の順位”見えず

    チャンピオンシップリーダーのランド・ノリス(マクラーレン)は、ラスベガスGP初日の走行で最速となり、昨年より2時間早く行われた2回目のセッションで1分33秒602を記録した。2番手はメルセデスのキミ・アントネッリで、イギリス人ドライバーから0秒029遅れだった。3番手はフェラーリのシャルル・ルクレールで、前の2台がソフトタイヤを使ったのに対しミディアムで走行し、マクラーレンから0秒161差だった。このモナコ出身ドライバーは、テクニカルな問題によりセッションをエスケープロードにマシンを停めて終えることになった。

    この日のトラックでの動き
    ラスベガス・ストリップ・サーキットのライトの下で行われた最初の1時間のプラクティスでは、ルクレールが1分34秒802で最速となり、ウィリアムズのアレックス・アルボン、レッドブル・レーシングの角田裕毅がこれに続いた。ほとんどのドライバーはミディアムコンパウンドで走行を開始し、ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)のみがハードを使用した。アストンマーティンのフェルナンド・アロンソが、ピレリがここに持ち込んだ最もソフトなコンパウンドを最初に試したドライバーとなった。すべてのマシンは、この市街地サーキットの高速特性に合わせて、モンツァのような非常に低いエアロレベルで走行している。

    FP2開始前に数滴の雨があったが、路面の状態に実質的な影響はなく、全車がすぐにミディアムで走行を開始した。ただし、ザウバーのガブリエル・ボルトレトのみが最初にC3で走行し、その後C4に切り替えた。レーシングブルズのリアム・ローソンが最初にソフトタイヤで予選シミュレーションを試み、セッション中盤になると他のドライバーもこれに続いた。残り20分のところで、ターン17手前でマンホールカバーが緩んだと報告され、赤旗が出された。セッションは残り6分で再開されたが、残り2分になったところで再び同じ理由で赤旗となり、再開されることはなかった。これは、予選シミュレーションを完了できなかったドライバーがいたため、今日のタイムシートが実態を完全には反映していないことを意味している。また赤旗の影響により、ドライバーたちはレースに向けたデータ取得につながるロングランをまったく行うことができず、セッション内容の読み取りを難しくした。週末の序盤は路面が常に非常に汚れているため、トラックエボリューションは非常に大きく、明日も雨が降らなければラップタイムは急速に向上し続けるだろう。

    ラスベガスグランプリ

    マリオ・イゾラ(ピレリ・モータースポーツディレクター)
    「予想どおり、ラスベガス・サーキットでは最初のフリープラクティスセッションから路面の進化の効果が非常に顕著だった。サーキットは通常の道路交通が通行止めになるのが走行数時間前であるため、最初は非常に汚れており、周回数が増えるにつれて徐々にラバーが乗っていき、そのことがセッション開始から終了までのラップタイム低下に反映された。タイムは昨年の同セッションよりも速く、ランド・ノリスはハミルトンが2024年のFP2で記録したベストタイムを2テンチ(0.2秒強)上回った。このタイムは昨年のポールポジションにすでに近い。FP1では、低い路面温度によりミディアムとソフトコンパウンドにグレイニングが発生したが、昨年より少なく、摩耗に影響を与えることはなかった。この要素は主にフロントアクスルに影響し、メインストレートで強い冷却効果を受けるため、このサーキットでクルマが経験しうるアンダーステアの原因にもなっている。各コンパウンドの最終的な見た目の違いは、主にチームが採用した異なるプログラムに左右された。ミディアムは高燃料で多くのラップを走行したため、ほぼ予選シミュレーションにのみ使用されたソフトに比べて、より大きなグレイニングの兆候が見られた。赤旗が出る前の2回目のフリープラクティスセッションでは、路面の改善と低燃料での走行により、タイヤの状態が大幅に改善された。ハードタイヤは、ミディアムと大差ないラップタイムを記録し、特にチームがスティントを伸ばし、そのポテンシャルを戦略面で最大限に引き出す鍵を見つけられれば、日曜日のレースに理想的な選択肢になるように見える。」

  • 角田裕毅 レッドブルF1での役割に変化「マックスにアイデアを出せている」

    角田裕毅 レッドブルF1での役割に変化「マックスにアイデアを出せている」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)が、2025年F1ラスベガスGPを前に、チーム内で担っている“技術的な役割”について語った。シーズン後半に入ってからRB21の改善に深く関わり、マックス・フェルスタッペンの逆転タイトルに貢献していることを明かした。

    コンストラクターズ選手権ではレッドブルが3位につけており、フェラーリに4ポイント差で上回る状況。角田裕毅のポイント獲得はもちろん、マシン開発面での働きもチームにとって大きな要素となっている。

    「僕がやらなければ明確にならなかった」セットアップ分業の舞台裏
    角田裕毅は、レッドブルが採用するセットアップ分業について、次のように説明した。

    「僕の意見としては、マックスにアイデアを出せている部分はあると思います。ブラジルではピットレーンスタートだったんですけど、違うことを試していました。予選だけを見ると役に立ったかは分かりませんが、少なくともレース前には方向性を明確にすることができました。僕がやらなければ、あそこまでクリアにはなっていなかったと思います」

    「特にシーズン後半は、セッションの出だしからセットアップを分けることが多いですし、その中で僕が新しい試みを担当することも多いです」

    フェルスタッペン超えのFP1は手応え十分
    ラスベガスGP初日のフリー走行1回目で、角田裕毅は3番手に入り、フェルスタッペンを0.038秒上回った。フリー走行2回目では赤旗連発で順位を落としたものの、セッション自体がまとまった走行にならず順位は参考にならない状況だった。

    夏休み以降の数戦では、アゼルバイジャンでの6位を含め3度ポイント獲得。順位以上に、ここ数戦でのペース向上は明確となっている。

    「マックスに近づくのが一番大事です」 チームの得点力にも貢献
    角田裕毅は、自身の役割について次のように語った。

    「マックスに可能な限り近いところで予選するのが一番大事ですし、それをやらないといけないと思っています。メキシコでは10番手か11番手からのスタートでしたが、スティントの中でマックスを少し助けることができました」

    「アメリカやブラジルではポイントは取れませんでしたが、ペナルティがあってもペースとしてはトップ7くらいの力はあったと思います。ペース自体はすごく良かったので、あとはしっかりまとめることが必要だと思っています」

    これらの走りは、レッドブルがコンストラクターズ選手権3位を維持する上で重要なものだ。年末の賞金額に直結するこの順位は、1000万ドル超の価値を持つ。

    角田裕毅 レッドブル F1

    2026年の去就は不透明も「今はやれることをやるだけです」
    2026年のレッドブル系のラインアップは確定しておらず、フェルスタッペン以外の3シートは全て未定のままだ。アイザック・ハジャーの昇格が有力視されており、レーシングブルズ復帰も選択肢だが、リアム・ローソンやアービッド・リンドブラッドの存在もある。

    角田裕毅は、自身の未来については次のように話した。

    「僕は今できることをやるだけですし、チームのために役に立てるように全力を尽くしています。マックスのため、コンストラクターズのために貢献することが今の僕の仕事だと思っています」

    不透明な状況が続く中でも、角田裕毅はチームのためにやるべき役割を明確にし、確かな存在感を示している。