カテゴリー: F1ラスベガスGP

  • ジョージ・ラッセル F1ラスベガスGP決勝「またステアリングの問題が出た」

    ジョージ・ラッセル F1ラスベガスGP決勝「またステアリングの問題が出た」

    ジョージ・ラッセル(メルセデス)は、2024年大会で見せたラスベガスGPでの圧倒的なパフォーマンスを再現することはできなかったが、今季型マシンの進歩については前向きな姿勢を示した。

    ラッセルは2025年F1ラスベガスGP決勝を3位でフィニッシュし、その後、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリが失格となったことで正式に2位へ繰り上がった。

    序盤は2番手を走行し、ピットストップ後にノリスの後ろへ戻る形となったラッセルだったが、レース中は再びステアリングの問題に見舞われ、苦しい戦いを強いられた。

    ステアリングの問題が再発「楽しいレースではなかった」
    「予選と同じで、5周目くらいからまたステアリングの問題が出た」とラッセルは語った。「その問題に対処しながら走っていたけど、だんだん慣れてきて、最初のスティントのペースは悪くなかった。」

    「2回目のスティントで、マックス(フェルスタッペン)がピットアウトしてきたとき、『よし、攻めるぞ』と思ったんだ。でもそこでタイヤをグレイニングさせてしまって、フロント右が限界にきた。」

    「『このタイヤじゃ最後までもたないと思う』とチームに伝えたけど、ギャップ的に大丈夫だと自信を持っていた。でも毎周が本当にキツかった。どんどん遅くなっていくし、『全然楽しくない』って感じだった。今日は3位が精一杯だったし、1周目以外はあまり楽しめるレースじゃなかった。」

    ジョージ・ラッセル メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    昨年の“支配”から一変も、メルセデスは進化を強調
    2024年のラスベガスでは、ラッセルがルイス・ハミルトンとの1-2フィニッシュを飾ったメルセデスだったが、今回はフェルスタッペンに20秒以上の大差をつけられる結果となった。

    しかしラッセルは、この結果に悲観する必要はないと強調する。

    「今シーズン全体を見ればわかる通り、去年のシンガポールでは僕たちは酷かったのに、今年は勝っている。去年のラスベガスでは支配的だったけど、今年は表彰台だった。」

    「つまり、僕たちは24戦全体で見れば“より良いクルマ”を持っている。去年のマシンはコースによって極端に強かったり弱かったりした。」

    「だから、今年のほうがシーズンを通してポイントを積み重ねられる。ただ、そのぶん去年ほどのハイライトは減るかもしれないね。」

  • ルイス・ハミルトン F1ラスベガスGP決勝「最悪のシーズン…ひどい気分」

    ルイス・ハミルトン F1ラスベガスGP決勝「最悪のシーズン…ひどい気分」

    ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は、2025年F1ラスベガスGP決勝を8位で終え、週末全体を「最悪の週末だった」と振り返った。予選ではキャリア初となる“純粋なペース最下位”を喫し、決勝ではブレーキの不安定さやバランスの乱れに苦しみ続けた。

    ハミルトンは予選でキャリア初となる“純粋なペース最下位”を経験。決勝ではポジションを取り戻したものの、本来の競争力を示すには至らず、フィニッシュは10位。ただしマクラーレンのランド・ノリスとオスカー・ピアストリの失格により、最終結果は8位へ繰り上がっている。

    ハミルトン「ブレーキがまったく安定しなかった」
    ハミルトンはレース序盤の手応えについて問われると、強い否定から返した。

    「いや、すごく苦労した。スタート直後からバランスが悪くて、今回は本当にブレーキがひどかった。フロントがロックしたり、リアがロックしたり、その中間がまったくなかったんだ」

    さらに、ヘースティング中にニコ・ヒュルケンベルグを追っていた場面でも本来のペースを発揮できず、アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)との接触でマシンにダメージを負ったことで、状況はさらに悪化したという。

    苦境が続くフェラーリ、メンタル面でも厳しい週末
    フェラーリF1加入初年度のハミルトンは、サンパウロGPのリタイアに続き、今回もレースウィークを通して苦戦。マシンの挙動が安定せず、タイヤウィンドウにも入れられない場面が目立ち、セットアップの迷走が続いた。

    ハミルトンは「最悪の週末だった。またひとつ厳しいレースを追加することになった」と総括し、精神的にも厳しい状況が続いていることをにじませた。

    「ひどい気分だ」「最悪のシーズン」──重く沈んだハミルトンの“本音”
    決勝後、ハミルトンはSky Sportsに対し短いコメントを残した。

    「ひどい気分だ。最悪のシーズンだし、どれだけ頑張っても悪化していく」

    「車の内外でできる限りのことをしているんだ」

    40歳となったハミルトンは、メルセデスからフェラーリへの移籍1年目で苦しい状況に置かれている。表彰台はまだゼロ。期待の“赤い初年度”は、現時点で「悪夢」と形容されるほど厳しい時間となっている。

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ) ラスベガスグランプリ

    フェラーリ加入初年度は“苦難”の連続──ルクレールに大差をつけられ、アントネッリにも迫られる
    ハミルトンはドライバーズランキングで6位。フェラーリのチームメイト、シャルル・ルクレールには73ポイント差をつけられ、加入初年度で明確に後れを取っている。

    さらに、ハミルトンの後任としてメルセデスに加入したキミ・アントネッリが快走し、現在は17ポイント差。残り2戦で逆転される可能性も十分にある。

    ジェンソン・バトンが語る“精神的負荷”──「初めて本当に落ち込んだ姿を見た」
    ジェンソン・バトンはSky Sports F1で、長年の仲間であるハミルトンについてこう語った。

    「ルイスは今年、本当によく自分を保ってきたと思う。厳しいレースが続くのに、それでも冷静だった」

    「でも今回は、初めて彼が本当に落ち込んでいるのを見た。それがどれだけ精神的に重いものかが分かる」

    「ただ、彼は気持ちを切り替えるのがうまい。悪いレースの後でも翌戦ですぐ立ち直る。これも今回だけで、また戻ってくるはずだ」

    今季残り2戦──“ゼロ表彰台”のまま終われないハミルトン
    ハミルトンの2025年シーズンは、上海のスプリント勝利を除けば明るい材料が乏しい。フェラーリ加入初年度としては厳しい一年で、表彰台ゼロのまま終わる可能性も現実的となってきた。

    40歳のハミルトンが、この落ち込みの先に何を見いだすのか──シーズン最終盤の戦いは、その答えを示す重要な時間となる。

  • F1ラスベガスGP:イエロー中のマーシャル作業にFIAは「安全上の問題なし」

    F1ラスベガスGP:イエロー中のマーシャル作業にFIAは「安全上の問題なし」

    FIA(国際自動車連盟)は、2025年F1ラスベガスGPのスタート直後にターン1で発生した複数台の接触後の清掃作業について、2周目の隊列が接近した際にマーシャルがランオフエリアに残っていたにもかかわらず、その対応に関して懸念はないとの姿勢を示した。

    この状況は、先月のメキシコGPで発生した出来事と一部似ていた。あの時は、リアム・ローソンが1周目の接触で散乱した破片を回収するために派遣された2名のマーシャルとターン1で遭遇してしまった。

    当時は、ローソンが1周目の終わりにピットインしたことで状況が変化したにもかかわらず、その情報が現場に正しく伝わらず「指示取り消し」が徹底されないという伝達ミスがあった。

    ただし、FIAは今回のラスベガスでのケースは複数の点で明確に異なると説明している。まず第一に、今回は指示系統の誤りは一切なく、レースコントロールは2周目の隊列がターン1を通過する際に、マーシャルがランオフにいることを完全に把握していた。

    また、隊列が接近する時点で清掃作業の大部分は完了していると判断されており、「マーシャルがまったくいない」とは想定していなかったものの、危険性は十分に低いと評価されていた。

    ランオフ内作業のためVSCやSCは不要と判断
    FIAは、メキシコGPなどのようにマーシャルが実際のコース上に入るケースでは、通常バーチャル・セーフティカー(VSC)やセーフティカー(SC)が用いられると説明。しかし今回は、マーシャルは「コース上」ではなく「ランオフエリア」に留まり続けていたため、VSC/SCは必要ないと判断された。

    その後、コース上の破片回収が必要であると報告された段階で、VSCが直ちに投入されている。

    したがって、ターン1へのアプローチにおいてはダブルイエローフラッグが掲示され、スタート/フィニッシュを通過する前の短いストレートでは追加のシングルイエローも提示される形となった。

    レースコントロールは一連の対応を「正しく処理された」と評価
    情報筋によれば、レースコントロールはこの状況を通して把握しており、清掃作業と警告フラッグの運用は適切に処理されたと考えているという。

  • シャルル・ルクレール F1ラスベガスGP決勝「戦略を間違えた気がする」

    シャルル・ルクレール F1ラスベガスGP決勝「戦略を間違えた気がする」

    シャルル・ルクレール(フェラーリF1)は、2025年F1ラスベガスGP決勝を4位で終えた。

    予選でウェットに苦しみ9番手スタートとなったが、決勝では序盤から果敢なオーバーテイクを連発。しかし戦略面で「何か間違えた」と不満を示し、「特別なことができるチャンスを失った」と悔しさを語った。

    決勝後、マクラーレン勢2台(オスカー・ピアストリ/ランド・ノリス)のスキッドブロック規定違反による失格が決まり、ルクレールは最終順位で4位に繰り上がったものの、表彰台まで0.1秒届かなかった。

    序盤はオーバーテイク連発──ルクレールが見せた力強い追い上げ
    ルクレールは9番手からのスタートながら、乾いた路面で高いペースを発揮した。

    オリバーー・ベアマン、オスカー・ピアストリ、アイザック・ハジャーを次々にパスし、さらにピットアウトしたカルロス・サインツJr.もかわしていくなど、オープニングスティントは非常に強力だった。

    しかしピットストップで形勢が逆転。ピアストリにアンダーカットを許し、順位を取り戻すことができなかった。

    「戦略を間違えた気がする」──ルクレールは不満を隠さず
    ルクレールはレース後のインタビューで、戦略への不信感を率直に語った。

    「戦略はよく分からない。クルマの中で、何か間違ったことをした気がしたんだ」

    「オスカーは僕の後ろにいたのにアンダーカットを決めたし、他のマシンにも同じようなことをされた。すごく残念だよ。特別なことができるチャンスを失ったと思う。ペースはあったのに」

    また、2スティント目ではピアストリがキミ・アントネッリのDRS圏内に留まり、ルクレール自身がハイダウンフォース仕様であったことも重なり、オーバーテイクがより困難になったと語っている。

    「第1スティントでは大きなリスクを取らなきゃオーバーテイクできなかった。第2スティントではオスカーの前に出るのは不可能だった。彼は速すぎたし、キミのDRSもあった」

    シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ) ラスベガスグランプリ

    FPでは強かったフェラーリ、しかし再びウェットで苦戦──「改善が必要」
    フェラーリはFP1・FP2のドライでは強力なペースを示したものの、ウェットとなった予選ではルクレールが9番手、ルイス・ハミルトンが20番手と大苦戦。

    ルクレールは、この弱点を来季に向けて最優先課題にすべきだと強調する。

    「ウェットでの速さを本当に改善しなければならない。年末になってまたその代償を払っている」

    「これまでのすべてのウェット予選、ウェットレースを見ても、僕たちはあまりに多くのポイントを失っている。優先事項にしないといけない。以前から優先事項ではあったけれど、今はもっと深刻だ。僕たちはウェットで苦戦しすぎている」

  • 角田裕毅 F1ラスベガスGP決勝コメント「避けられるミスでチャンスを失った」

    角田裕毅 F1ラスベガスGP決勝コメント「避けられるミスでチャンスを失った」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、2025年F1ラスベガスGP決勝を12位でフィニッシュした。

    角田裕毅は予選で発生したタイヤ内圧トラブルにより十分なアタックができず、その後、PU交換とウイングの調整を実施して、決勝はピットレーンからのスタートとなった。レースでは序盤に戦略を組み立てる機会があったが、2周目に発動されたVSC(バーチャル・セーフティカー)のタイミングに噛み合わず、順位を大きく取り返すには至らなかった。

    路面温度が低く、市街地特有の滑りやすいコンディションのなか、角田裕毅は開始早々にミディアムからハードへ交換したものの、終盤にはグレイニングの影響で2回目のピットストップが必要となり、結果的に中団後方でのレースを強いられた。

    「避けられるミスでレースのチャンスを失った」と角田裕毅
    角田裕毅は、予選でのトラブルがレース全体を難しくしたと振り返っている。

    「今日は思うようにいきませんでしたし、予選でのタイヤ内圧の問題がなければもっと高い順位を狙えたと思います。あのトラブルは自分ではどうしようもないことで、とても残念です。週末序盤までは良い感触で走れていたので、避けられるミスでチャンスを失ったのは悔しいです」

    「もし2周目のVSCのタイミングがこちらに合っていれば、戦略がうまく機能していたはずです。でもその直前にピットに入ってしまって、不運な形になってしまいました」

    「最近は自分のコントロール外のことが続いていますが、できることに集中するしかありません。ペースは確実に良くなっていますし、マシンにもより慣れてきていますので、引き続き努力していきます」

    レッドブルは予選トラブルの影響を認める
    レッドブル・レーシングのローラン・メキース代表は、予選で発生したタイヤ内圧の問題について「昨日のトラブルの代償を払った」とコメントし、決勝で角田裕毅が本来の流れを作れなかった要因が予選段階にあったことを認めた。

    チームとしても、トラブルによって角田裕毅の週末の計画が大きく変わってしまった点を重く受け止めており、再発防止に向けた見直しが進められている。

    角田裕毅(レッドブル・レーシング) ラスベガスグランプリ

    マクラーレン2台失格でリザルトが確定
    決勝後には、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリがスキッドブロックの厚み不足により失格処分を受けた。

    この裁定を受けて順位の入れ替えが発生し、角田裕毅は12位に順位を上げたものの、ポイントには届かなかった。

    ラスベガスで見えた現実的な課題
    今回のラスベガスでは、フリー走行で示した角田裕毅の強さが結果に結びつかなかった。原因は、チーム側のタイヤ内圧トラブル、ピットレーンスタート、VSCの不運など複数の事実が重なったことにある。

    特に路面温度が低い市街地レースでは、タイヤの管理が戦略全体を左右する傾向があり、タイミングのずれが一気に順位へ反映される難しさが浮き彫りになった。

    次戦カタールで巻き返しへ
    次戦カタールは高グリップで高負荷のサーキットとなる。レッドブル・レーシングは今回の反省点を踏まえつつ、角田裕毅自身も週末の手応えを糧に上位進出を狙う。

  • フェルスタッペン ノリスのF1ラスベガスGPスタート失敗を擁護「誰でも起きる」

    フェルスタッペン ノリスのF1ラスベガスGPスタート失敗を擁護「誰でも起きる」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、2025年F1ラスベガスGPのスタートでランド・ノリス(マクラーレン)が犯したブレーキングミスについて、「誰でも簡単に引っかかる」と強調し、理解を示した。

    ノリスはレース中に2位でチェッカーを受けたものの、後の車検でスキッドブロック摩耗の重大な技術違反が確認され、正式に失格処分となった。これにより、タイトル争いにおけるフェルスタッペンとの差は42ポイントから24ポイントへと大幅に縮小している。

    「すぐブレーキだからミラーを見る時間がない」──ノリスの判断を擁護
    フェルスタッペンは、ノリスのターン1でのディフェンスを批判するどころか、むしろ擁護した。

    「もちろんイン側をカバーするのは正しい判断だ。誰だってそうする。ただ、ブレーキポイントは本当に簡単に見誤るんだ」

    「普通はグリッドを離れてからミラーを見る余裕がある。でもここではすぐにブレーキが来る。しかも路面が滑りやすい。だからああいうことが起きたんだと思う」

    路面再舗装により滑りやすくなったラスベガスの路面が、ノリスを“罠”にかけたと説明した。

    ラッセルの接近とタイヤマネジメント──序盤の攻防
    ノリスのミスによってトップに立ったフェルスタッペンだが、序盤はメルセデスのジョージ・ラッセルがDRS圏内まで迫り、強いプレッシャーを受けた。

    「ターン1で前に出られたのは助けになった。でも第1スティントは全員がどれだけ攻めていいのか探っていたと思う。木曜には十分なロングランができていなかったからね」

    その後、ラッセルはグレイニングで後退。フェルスタッペンはクリーンエアを活かしてペースを管理し、優位に展開した。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    1ストップ完成「とても楽しく、リラックスしたレースだった」
    フェルスタッペンはミディアム→ハードの1ストップ戦略でシーズン6勝目を挙げた。

    「最初のスティントが良かったので、ハードに替えてからはさらに楽になった」

    「ピットウォールとのコミュニケーションも完璧だったし、とても楽しくてリラックスできるレースだった」

    タイトル争いは続く「勝てるときに勝つだけ」
    ノリスが失格となったことで、タイトル争いは一気に接戦へ。フェルスタッペンは24ポイント差まで迫り、タイトル獲得が現実的な射程に入った。

    「勝てるときは勝つだけ。良い週末を楽しみたい。それが一番だよ」

  • F1ポイントランキング:マクラーレン勢失格でフェルスタッペンが射程圏内浮上

    F1ポイントランキング:マクラーレン勢失格でフェルスタッペンが射程圏内浮上

    2025年F1ラスベガスGPで、マクラーレンのランド・ノリスとオスカー・ピアストリの2台がスキッドブロックの規定違反により失格となり、ドライバーズランキングが大幅に書き換えられた。

    最大の焦点は、マックス・フェルスタッペンがマクラーレン勢にどれだけ迫ったかである。本来42点差あったノリスとフェルスタッペンの差が、失格により24点差へと一気に縮まるという劇的な状況となっている。

    ■ ノリスの18点消滅で、42点差が24点差へ一気に縮小
    ラスベガスGP決勝直後の段階では

    ランド・ノリス:408点

    マックス・フェルスタッペン:366点

    その差は 42点 だった。

    しかし、ノリスが2位で得ていた 18点が失効したことで、ポイントは 390点 に戻った。

    フェルスタッペンの366点は変動しないため、差は 24点 となった。

    フェルスタッペンは一気にタイトル射程圏へ。

    ■ ピアストリも12点消滅でフェルスタッペンと同点に
    オスカー・ピアストリは4位で得ていた12点が無効になり

    378点 → 366点

    フェルスタッペンと同点に並んだことで、タイトルは ノリス・フェルスタッペン・ピアストリの三つ巴となった。

    ■ コンストラクターズの変動:
    ハースがアストンマーティンを抜いて7位に浮上

    マクラーレンはすでにコンストラクターズタイトルを確定させているため、今回の失格による影響はほぼない。

    しかし中団では、ハースがアストンマーティンを逆転して7位に浮上した。

    アストンマーティン:72点(変動なし)

    ハース:70 → 73点(+3)

    オコンとベアマンの繰り上がり入賞により、アストンを上回った。

    ■ 失格裁定でタイトル争いは完全に三つ巴へ
    ノリスの18点消滅で、フェルスタッペンとの差は 42点 → 24点

    ピアストリは フェルスタッペンと同点 に

    中団ではハースがアストンを逆転し7位へ

    ラスベガスの“失格劇”は、2025年シーズン終盤の勢力図を大きく揺さぶる結果となった。

    2025年のF1世界選手権 ラスベガスグランプリ

    2025年F1ドライバーズポイント

    1.ランド・ノリス (マクラーレン)(390)
    2.オスカー・ピアストリ (マクラーレン)(366)
    3.マックス・フェルスタッペン (レッドブル)(366)
    4.ジョージ・ラッセル (メルセデス)(294)
    5.シャルル・ルクレール (フェラーリ)(226)
    6.ルイス・ハミルトン (フェラ-リ)(152)
    7.アンドレア・キミ・アントネッリ (メルセデス)(132)
    8.アレクサンダー・アルボン (ウィリアムズ)(73)
    9.アイザック・ハジャー (レーシングブルズ)(51)
    10.ニコ・ヒュルケンベルグ (ザウバー)(49)
    11.カルロス・サインツJr. (ウィリアムズ)(48)
    12.オリバー・ベアマン (ハース)(41)
    13.フェルナンド・アロンソ (アストンマーティン)(40)
    14.リアム・ローソン (レーシングブルズ)(36)
    15.エステバン・オコン (ハース)(32)
    16.ランス・ストロール (アストンマーティン)(32)
    17.角田裕毅 (レッドブル)(28)
    18.ピエール・ガスリー (アルピーヌ)(22)
    19.ガブリエル・ボルトレト (ザウバー)(19)
    20.フランコ・コラピント (アルピーヌ)(-)
    21.ジャック・ドゥーハン (アルピーヌ)(-)

    2025年 F1コンストラクターズポイント

    1.マクラーレン(766)
    2.メルセデス(423)
    3.レッドブル(391)
    4.フェラーリ(371)
    5.ウィリアムズ(117)
    6.レーシングブルズ(86)
    7.アストンマーティン(72)
    8.ハース(70)
    9.ザウバー(64)
    10.アルピーヌ(22)

  • マクラーレンF1 失格のノリスとピアストリに謝罪「重要な局面で申し訳ない」

    マクラーレンF1 失格のノリスとピアストリに謝罪「重要な局面で申し訳ない」

    マクラーレンは、2025年F1ラスベガスGPでランド・ノリスとオスカー・ピアストリの2台が車検不合格となり失格処分を受けたことについて、「極めて残念」と公式声明を発表した。

    両者は決勝をノリス2位、ピアストリ4位で終えていたが、レース後の車両検査においてスキッドブロックの厚みが規定値である9mmを下回っていることが判明し、スチュワードは失格を決定した。

    アンドレア・ステラ代表は声明の中で、この事態が意図的ではなく、予期せぬ要因の組み合わせだったと説明しつつ、ドライバーと関係者に対する謝罪を述べている。

    ■ ステラ代表「予期しない激しいポーポイズが発生した」
    ステラ代表は今回の失格について、マシンの挙動がレース中に突然変化していたと説明した。

    「レース中、両マシンでプラクティスでは一切見られなかった予期せぬ激しいポーポイズが発生し、車体下部の接地が増えてしまった」

    「我々は現在、この挙動が起きた理由を調査している。レース後のチェックで両マシンに偶発的なダメージが見つかり、それがフロアの動きを大きくした可能性がある」

    さらにステラ代表は、違反が意図的なものではないと強調した。

    「FIAも指摘しているように、この違反は故意ではなく、規則を回避する意図もない。状況には複数の要因が重なっていた」

    そのうえで、失格がタイトル争いの重要局面に影響したことを謝罪した。

    「チャンピオンシップの非常に重要な局面でポイントを失う結果となり、ランドとオスカーに申し訳ない。週末を通じて2人は素晴らしいパフォーマンスを見せていた」

    「我々を支えてくれるパートナーとファンにも心から謝罪する」

    マクラーレン F1 ランド・ノリス

    ■ ノリス「終盤にマージングが必要だった理由がわかった」
    ランド・ノリスは、レース終盤にペースを抑えるよう指示があった理由が、燃料ではなくスキッドブロック摩耗の懸念だったと明かした。

    「今日はフラストレーションが残る終わり方だった。レース終盤に少しマネジメントをしなければならなかったが、その理由が今回の問題によるものだったと分かった」

    「多くのポイントを失うのは残念だ。チームとして常に最大限のパフォーマンスを追求しているが、今日はそのバランスを取りきれなかった」

    ■ チャンピオン争いは接戦に突入、残り58ポイント
    失格により、ノリスとピアストリの順位は抹消され、マックス・フェルスタッペンは優勝によって大きく得点を伸ばした。ランキングではノリスが390ポイントで首位を維持しているが、フェルスタッペンとの差は24ポイントに縮まり、ピアストリとも同じ24ポイント差となった。

    残るレースは、翌週のカタール(GP+スプリント=58ポイント配分)と最終戦アブダビの2イベント。ドライバーズタイトル争いは依然として三つ巴のまま、大混戦の終盤戦を迎えることになる。

  • マックス・フェルスタッペン F1ラスベガスGP優勝「簡単じゃないからこそ励み」

    マックス・フェルスタッペン F1ラスベガスGP優勝「簡単じゃないからこそ励み」

    マックス・フェルスタッペンは、2025年F1シーズン終盤の力強い流れに大きなモチベーションを感じている。ラスベガスGPで圧勝し、タイトル争いに再び勢いを得た形だ。

    今季の多くの局面で5連覇の可能性は低いようにも見えていたが、シーズン後半に入ってからの巻き返しによってチャンピオン争いは再び接戦に戻り、今回のラスベガス市街地での勝利はその象徴となった。

    レース直後の暫定結果ではランド・ノリスに42ポイント差だったが、マクラーレンの2台がスキッド摩耗超過で失格となったことで、この差は24ポイントに縮まり、フェルスタッペンはオスカー・ピアストリと366ポイントで並ぶ状況となった。

    ■「23年のように簡単じゃないからこそ嬉しい」──喜びの理由
    調査結果が出る前に行われたインタビューで、なぜ今回の勝利が特に嬉しそうだったのかと問われたフェルスタッペンはこう語った。

    「今年の勝利は2023年のように簡単には来ない。23年はチェックを付けていくような感じだったけど、今は全然違う。僕たちは昨年すでに非常に厳しい時期を経験していて、今年もいくつかの場面では本当にイライラするようなことがあった。誰もパフォーマンスに満足していなかった。だからこそ、シーズン終盤にこういう形で結果を出せるのは本当に素晴らしいんだ。みんなにとって大きなモチベーションになるし、それは僕にとっても同じなんだ」

    フェルスタッペンは現在ドライバーズランキング3番手につけており、勝利数の差によってピアストリの後ろだが、両者のポイントは並んでいる。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) ラスベガスグランプリ

    ■ 序盤で主導権を奪取──20秒差の圧勝
    ラスベガスではスタート直後にノリスがブレーキングを誤りワイドに膨らんだことでフェルスタッペンがリードを奪取。その後は約20秒の大差を築き、独走でチェッカーを受けた。

    レースを振り返ってフェルスタッペンは次のように語った。

    「いいレースだった。プラクティスでもタイヤがどうなるのか分からないところがあったし、レースでもみんなリズムをつかもうとしていたと思う。特に最初のスティントは、よりデリケートなタイヤだったから、どれだけ攻められるかを見る必要があった」

    「うまくいったよ。普段は僕たちはタイヤに関してあまり強くないけど、今日は少しコントロールできていた。ちょっとずつ押していけたし、それでペースが少し解放された。スティントを長めに引っ張れたことで、レースを半分ずつに分けて戦う形になった。それがとても助けになったね」

    「今日はマシンが本当に良かったし、自分の好みにだいぶフィットしていた。最後はかなり大きなギャップになったけど、毎周タイヤを使い過ぎない範囲で快適に走れていた」

  • 2025年F1ラスベガスGP 正式結果:マクラーレンの2台が失格処分で大幅変更

    2025年F1ラスベガスGP 正式結果:マクラーレンの2台が失格処分で大幅変更

    2025年F1ラスベガスGP決勝で2位フィニッシュのランド・ノリスと4位フィニッシュのオスカー・ピアストリが、レース後の車検で規定違反のため失格となり、正式結果が大きく変更された。両マシンの後部スキッドブロックが最小許容値の9mmを下回っていたことが確認され、スチュワードは2台をレース結果から除外した。この裁定により、当初2位のノリスと4位のピアストリがリザルトから消え、後続勢が一斉に順位を繰り上げる形に。

    メルセデスはジョージ・ラッセルが2位、アンドレア・キミ・アントネッリが3位となり、ダブル表彰台という予期せぬ結果を得た。フェラーリのシャルル・ルクレールも4位に順位を上げた。

    さらに、ハースの2台――エステバン・オコンとオリバー・ベアマンがともにポイント圏内へ繰り上がり、チームにとって貴重なダブル入賞となった。一方、角田裕毅(レッドブル)は繰り上げ後の12位となり、ポイント獲得には届かなかった。

    ■ 繰り上がりでポイント争いに波紋
    今回の改訂により、各ドライバーの獲得ポイントも大きく変動した。ラッセルとアントネッリはそれぞれ2位・3位として大量得点を手にし、フェルスタッペンは当然ながら優勝ポイントを確保。

    一方、失格となったノリスとピアストリは得点を失い、タイトル争いはノリス(390点)、フェルスタッペン(366点)、ピアストリ(366点)という三つ巴の構図がより鮮明となった。

    残り2戦とスプリント1回、合計58ポイントの行方は、ラスベガスでの大波乱を経てますます読めない状況となってきた。

    ■ 2025年F1ラスベガスGP 決勝 結果(改訂版)
    1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    2.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    3.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    4.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    5.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    6.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
    7.ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
    8.ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    9.エステバン・オコン(ハース)
    10.オリバー・ベアマン(ハース)
    11.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    12.角田裕毅(レッドブル)
    13.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    14.リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    15.フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    DNF.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    DNF.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
    DNF.ランス・ストロール(アストンマーティン)
    DSQ.ランド・ノリス(マクラーレン)
    DSQ.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)