カテゴリー: ランド・ノリス

  • ランド・ノリス アロンソの“資金力疑惑”を一蹴「F1ドライバーは話しすぎ」

    ランド・ノリス アロンソの“資金力疑惑”を一蹴「F1ドライバーは話しすぎ」

    ランド・ノリスは、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソが各チームのアップグレード開発競争について投げかけた疑問に反論した。

    アロンソは、新レギュレーション下で一部チームが驚異的なペースで新パーツを投入していることに対し、「ファクトリーにお金を生み出す機械があるのでは」と冗談交じりに語っていた。

    しかしノリスは、ドライバーが各チームの財務状況や開発体制を把握しているわけではないと指摘。アップグレード投入の速さは資金力だけで決まるものではなく、設計や製造の効率など多くの要素が関係しているとして、他チームを推測で語るべきではないとの考えを示した。

    「ドライバーは話しすぎ」とアロンソに反論
    オーストリアGPで取材に応じたノリスは、アロンソの発言について率直な見解を語った。

    「ドライバーは話しすぎだと思う」

    「彼らは何も分かっていない。会計担当じゃないし、実際にどう機能しているのか理解しているわけでもない」

    ノリスの発言は、各チームが2026年の新レギュレーションマシンの性能向上を目指し、それぞれ異なる開発戦略を採っている状況を受けたものだ。

    マクラーレンのように小規模なアップデートを継続的に投入するチームがある一方、アストンマーティンは大型アップグレードをシーズン後半まで温存する方針を採っている。

    ランド・ノリス(マクラーレン)

    アップグレードは資金ではなく開発効率が鍵
    ノリスは、開発スピードを左右するのは予算だけではないと説明した。

    「まったく驚いていない」

    「どれだけ早く課題に取り組めるかによるし、それぞれのパーツにどれだけ時間をかけるか、風洞でどれだけ時間を使えるか、そうした細かな積み重ねが重要なんだ」

    さらに、製造工程の効率性も大きな違いを生むと続けた。

    「パーツをどれだけ効率よく製造し、完成させられるかも重要だ。だから他チームについて語るべきではないと思う」

    「どのチームも他より優れている部分があり、あらゆる面でライバルを上回らなければならない」

    開発競争はファクトリーで決まる
    2026年のF1では、サーキットでの戦いだけでなく、ファクトリーでの開発競争がかつてないほど重要になっている。

    ファンの目に映るのは週末に投入される新パーツだけだが、その裏では設計、風洞開発、製造、生産体制の効率化など、数週間から数か月にわたる作業が積み重ねられている。

    ノリスは、ライバルチームのアップグレード投入ペースを単純に資金力へ結び付ける見方を否定し、成功を左右するのは組織全体の開発力と運営効率だとの認識を示した。

  • マクラーレンF1 GPS分析で露呈した弱点 ノリスは全周で直線性能に苦戦

    マクラーレンF1 GPS分析で露呈した弱点 ノリスは全周で直線性能に苦戦

    2026年F1第8戦オーストリアGPで、マクラーレンのマシンが抱える弱点がGPSデータによって浮き彫りになった。レッドブル・リンクでは直線区間でライバル勢に大きく後れを取り、ランド・ノリスは予選・決勝を通じて厳しい戦いを強いられた。

    分析では、マクラーレン MCL40はコーナーだけでなくストレートでも不利な状況にあり、その原因として空力抵抗やエネルギーマネジメント、ギア比設定など複数の要素が指摘されている。

    GPSデータが示したマクラーレンの弱点
    The RaceのGPSデータ分析によると、予選でノリスはジョージ・ラッセルに0.389秒遅れ、その約半分をストレート区間で失っていた。

    特にターン4へ向かう上りのストレートでは、メルセデスとの差が最大5mph(約8km/h)に達しており、MCL40の最高速不足が明確に表れていたという。

    分析では、この原因として以下の3点が挙げられている。

    ■ 空力抵抗(ドラッグ)が大きすぎる
    ■ エネルギーデプロイメントが最適化されていない
    ■ ギア比が短すぎる

    ギア比については改善の余地があるものの、得られる性能向上に対して変更作業が複雑すぎることから、現時点では実施に踏み切る可能性は低いとみられている。

    ノリス「勝負は1周目で決まった」
    決勝で7位に終わったノリスは、レース後に序盤のポジション争いが結果を左右したと振り返った。

    「今日の暑さの中で簡単なレースではありませんでした」

    「1周目に数台に抜かれてしまいましたし、ピットストップでもアイザック・ハジャーをカバーするためにオスカー(・ピアストリ)を先に入れたことで順位を失いました。それがすべてでした」

    「それ以外は特に不満はありません。ポジションを失ってしまい、このレースではトラックポジションが最も重要でした。不運でしたが、それがレースです」

    ノリスはレース内容そのものよりも、スタート直後と戦略によってトラックポジションを失ったことが最大の敗因だったとの見方を示している。

    シルバーストンで巻き返しなるか
    マクラーレンは2024年、2025年とタイトル争いを演じた影響で、2026年型マシンの開発開始が遅れたことをノリス自身も認めている。一方で「現在はライバルとの差を縮めつつある」とも語っており、改善への手応えも口にしている。

    しかし、今回のGPS分析ではコーナーだけでなくストレート性能にも明確な課題が存在することが示された。高速区間の多いシルバーストンでは、この弱点をどこまで改善できるかが上位争い復帰への重要なポイントとなりそうだ。

  • ランド・ノリス フェラーリF1の失速に驚き「あれほどの苦戦は予想外」

    ランド・ノリス フェラーリF1の失速に驚き「あれほどの苦戦は予想外」

    マクラーレンのランド・ノリスは、2026年F1オーストリアGPで最も驚いたこととして、フェラーリの予想外の苦戦を挙げた。

    わずか2週間前のバルセロナ・カタルーニャGPでルイス・ハミルトンが優勝したフェラーリだったが、レッドブル・リンクではペースを欠き、ノリスは「ここまで苦戦するとは思わなかった」と率直な感想を語った。

    ノリスは決勝を7位でフィニッシュ。スタート直後の順位争いとピット戦略が結果を左右したと振り返る一方、自身が予想していた以上にマクラーレンがフェラーリと互角以上に戦えたことにも驚きを示した。

    スタートと戦略で順位を失う展開
    ノリスは気温が非常に高いコンディションの中で行われたレースを振り返り、序盤に失ったトラックポジションが最後まで響いたと説明した。

    「今日のレースは、この暑さもあって決して楽ではなかった」

    「1周目に何台かに先行されてしまった。それに、ハジャーをカバーするために先にオスカーをピットへ入れたことで、自分はピットストップでも順位を失った。それがすべてだった」

    「それ以外に不満はない。結局はトラックポジションを失ったことが一番大きかった。今日はそれが何より重要だった。不運だったけど、そういうレースだった」

    ノリスは日曜日のレースペースについては、事前の予想より良かったとの手応えも口にした。

    「日曜日のペースは、正直言って予想していたより少し良かったと思う」

    「フェラーリには気の毒だった」
    ノリスは、今回のレース最大の驚きはフェラーリの失速だったと語り、その原因をパワー不足とタイヤへの負担にあると分析した。

    「一番驚いたのはフェラーリだった。本当にあれほど苦戦するとは思わなかった」

    「正直、彼らには気の毒だと思う。パワーがないとコーナーでものすごく攻めなければならない。でも、このタイヤではそれができない。彼らにとっては本当に厳しいレースだった」

    一方で、マクラーレンにも依然として課題が残っていることを認めた。

    「僕たちもバランスにはまだ苦しんでいるし、このマシンは本当に運転が難しい。でも今日はどのチームも同じような状況だったと思う」

    「何かを変えたわけではないし、同じ問題は残っている。ただ改善には時間が必要だ」

    スクーデリア・フェラーリ

    ピアストリもフェラーリの低迷は予想外
    4位でフィニッシュしたオスカー・ピアストリも、フェラーリを上回れたことは想定外だったと明かした。

    「正直、フェラーリに勝てたのは少し驚きだった。少なくとも僕の場合は本当に僅差だった」

    「今日は戦略にも助けられたけど、ペースは少しだけ彼らより良かった。ただ、メルセデスに挑めるほどではなかったし、フェルスタッペンは予想以上に速かった。それが今の僕たちの位置だ」

    また、バルセロナ・カタルーニャGPで苦戦した原因を分析した成果が、今回のレースで表れたとも語った。

    「今日のレースは、ある意味ではバルセロナと似ていたけれど、僕にとってはまったく違う結果になった」

    「なぜバルセロナがあれほど難しかったのかを理解するために多くの時間を費やした。そして今週末、特に今日に向けてアプローチを大きく変えた」

    「今回の結果は、その取り組みの成果を示していると思う。その点では本当に満足している。ただ、トロフィーを持ち帰れないと、やはりもう少し上を望んでしまう。でも今日はこれが精いっぱいだった」

    オーストリアGPでは、フェラーリが3ストップ戦略を選択しながらもペース不足に苦しみ、ハミルトンは5位、シャルル・ルクレールは8位に終わった。一方のマクラーレンは、依然としてマシンバランスに課題を抱えながらも、両ドライバーがフェラーリを上回る結果を残し、チームとして一定の前進を示すレースとなった。

  • ランド・ノリス マクラーレンF1の予選6番手に納得「今の実力どおりの結果」

    ランド・ノリス マクラーレンF1の予選6番手に納得「今の実力どおりの結果」

    2026年F1第8戦オーストリアGPの予選で6番手となったランド・ノリスは、金曜日のフリー走行で見せた好調ぶりから上位進出への期待が高まっていたものの、最終的な結果は「今のマシンの実力どおりだった」と受け止めた。

    マクラーレンは週末序盤に力強いペースを示し、ポールポジション争いに加わることも期待されていた。しかし予選ではメルセデス、フェラーリ、レッドブル勢に及ばず、ノリスが6番手、チームメイトのオスカー・ピアストリが7番手という結果に終わった。

    「今の実力どおりの結果だった」
    ジョージ・ラッセルがポールポジションを獲得し、フェラーリ勢が2番手、3番手を独占するなか、ノリスは最終アタックでクラッシュしたマックス・フェルスタッペンにわずかに届かず6番手となった。

    ノリスは期待より低い順位だったことは認めつつも、各車の差が極めて小さかったことを強調した。

    「たぶんみんな、僕たち自身も含めて、もう少し上の順位を期待していたと思う」

    「でも実際に見てもらえれば分かるように、本当に僅差だった。僕のラップ自体はかなり良かったと思う。オスカーも言っていたように、今日みたいな日は本当に信じられないような完璧なラップを決めないと、2つか3つ順位を上げることはできない。でも、そんなラップはそう簡単には出せないし、今の僕たちのマシンでそれを引き出すのは難しい」

    そのうえで、現状のパッケージからはほぼ最大限のパフォーマンスを引き出せたとの認識を示した。

    「だから僕たちは満足している。今回も彼らにかなり近いところにいられたからね。あとは誰かが完璧なラップをまとめられず、少しミスをしてくれることを期待するしかない。でも今日はそういうことは起きなかった」

    そして率直にこう締めくくった。

    「だから、僕たちは今いるべき位置にいるということだ」

    ランド・ノリス(マクラーレン)

    決勝ではタイヤマネジメントが勝負の鍵
    一方でノリスは、決勝では予選とはまったく異なる展開になると予想している。高温コンディションが見込まれることから、タイヤマネジメントがレースを左右すると考えている。

    「決勝はとても暑くなるだろうし、タイヤのデグラデーションが大きな要素になる。バルセロナ・カタルーニャGPとよく似た展開になるはずだ」

    「戦略やピットストップなど、いろいろなことが起こり得る。でもレースをうまくマネジメントしてチャンスを生かすことができれば、良い結果をつかめるだけの状態にあると思う」

    71周で争われる決勝では、予選以上に戦略とタイヤマネジメントが重要になる見込みだ。マクラーレンは決勝ペースを武器に上位進出を狙うことになる。

    ノリスにとっては、現F1ワールドチャンピオンとして迎える今季初優勝を目指す戦いでもある。来週には母国シルバーストンでのイギリスGPを控えており、その前に待望の勝利を手にできるか注目される。

  • ランド・ノリス 自身初のろう人形と初対面「ちょっと不気味だった」

    ランド・ノリス 自身初のろう人形と初対面「ちょっと不気味だった」

    2025年のF1ワールドチャンピオンであるランド・ノリスが、ロンドンのマダム・タッソーで制作された自身初のろう人形と対面した。

    このろう人形は、2025年のF1王座獲得を記念して制作されたもので、7月3日から5日に開催されるイギリスGPを前に、ロンドン・ベーカー・ストリートにあるマダム・タッソーで一般公開される予定だ。

    数か月にわたる制作協力
    ノリスは制作にあたり、数か月にわたってマダム・タッソーのアーティストと協力。展示用としてマクラーレンのレーシングスーツも提供し、より本物に近い展示の実現に貢献した。

    26歳のノリスは、完成したろう人形と初めて対面した際、その精巧さに驚きを隠さなかった。

    「完成した人形を見て、隣に立ってみると、本当に不思議な気分だった。もう一人の自分を見ているようだったよ」

    「写真や動画、鏡に映る自分を見ることには慣れているけど、これは3Dの自分だからね。ちょっと不気味だよ」

    「アーティストのみんなは細部まで本当に見事に再現してくれた。驚くほど本物そっくりだ」

    「実際にレースで着用しているレーシングスーツを提供したかった。ファンに間近で見てもらえるし、人形もさらにリアルに感じてもらえると思う」

    「今年の夏にロンドンで多くの人に見てもらえるのが楽しみだし、みんなに楽しんでもらえたらうれしい」

    ランド・ノリス

    ハミルトンらと並んで展示
    マダム・タッソー・ロンドンのゼネラルマネージャーを務めるスティーブ・ブラックバーンは、ノリスの協力に感謝を示した。

    「ついにランド・ノリスのフィギュアを一般公開できることを大変うれしく思う。ファンの皆さんにもきっと楽しんでいただけるはずだ」

    「レーシングスーツなど貴重なアイテムを提供してくれたランドには心から感謝している。そのおかげでフィギュアはさらに命を吹き込まれたようになった。この夏、多くのファンを迎え、一緒に記念撮影を楽しんでもらえることを楽しみにしている」

    ノリスのろう人形は、7度のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンをはじめ、サッカーのハリー・ケイン、クリスティアーノ・ロナウド、キリアン・エムバペ、メアリー・アープス、モハメド・ファラー、アンソニー・ジョシュアら、世界的なスポーツ選手の展示エリアに加えられる。

    オーストリアGPへ
    現在ドライバーズランキング5位につけるノリスは、今週末に開催されるオーストリアGPで再びレースに臨む。イギリスGPを前に公開される自身初のろう人形は、母国ファンにとって新たな見どころの一つとなりそうだ。

  • ランド・ノリスがアントネッリを称賛 F1王者防衛苦戦も「見ていて楽しい」

    ランド・ノリスがアントネッリを称賛 F1王者防衛苦戦も「見ていて楽しい」

    2025年F1ワールドチャンピオンのランド・ノリスが、2026年シーズンを席巻しているキミ・アントネッリへの率直な思いを明かした。自身はタイトル防衛に苦しむ一方で、19歳の若きメルセデスドライバーに大きな敬意を抱いているという。

    アントネッリは開幕から6戦で5連勝を記録し、ドライバーズランキング首位を独走。そんな圧倒的な活躍を続けるライバルについて、ノリスは「見ていて楽しい」と語り、その人柄と実力を高く評価した。

    アントネッリ独走でノリスは苦戦
    2026年シーズン開幕から6戦を終えた時点で、アンドレア・キミ・アントネッリはドライバーズランキング首位を独走している。

    モナコGPで今季5連勝を達成したアントネッリは156ポイントを獲得。ランキング2位のルイス・ハミルトンに66ポイント差をつけており、チームメイトのジョージ・ラッセルも68ポイント差まで後退している。

    一方、前年王者のランド・ノリスは58ポイントでランキング6位。アントネッリとの差は98ポイントに達している。

    ノリス自身も2025年シーズンには苦しいタイトル争いを経験している。第15戦オランダGP終了時点ではチームメイトのオスカー・ピアストリに34ポイント差をつけられていたが、その後6戦連続で上回り、最終的にマックス・フェルスタッペンを2ポイント差で下して初タイトルを獲得した。

    「批判する部分が見当たらない」
    スペイン紙『Mundo Deportivo』のインタビューでノリスは、アントネッリの活躍について次のように語った。

    「子供の頃から知っていたわけではないけど、とても礼儀正しい人に見える。とてもいい人だ。僕にとっては、それが一番大事なことだ」

    「彼には大きな敬意を抱いている。まだ本当に若いし、19歳で世界選手権を争っているんだ。信じられないことだ」

    「まだF1で2年目なのに、とても強力なチームメイトと戦いながら毎週のように勝っている。正直、彼を批判できる部分はほとんどない」

    「実質的に完璧な仕事をしている。もちろん、自分が同じ立場にいないことを考えると辛い部分もある。でも、こういう光景を見るのは楽しいんだ」

    若き王者候補への敬意
    ノリスは、アントネッリの人柄とパフォーマンスの両方を高く評価している。

    「良い人が素晴らしい結果を出しているのを見るのは気持ちがいい。特に彼の年齢ならなおさらだ。本当に尊敬している」

    「これほど素晴らしい仕事をしている人を見るのは楽しい。なぜなら、そういう結果を出すのに何が必要なのか僕自身が分かっているからだ」

    「だから、あれほど見事にやっている姿を見ると、ただ脱帽して敬意を示すしかない」

    さらにノリスは、タイトル争いについても公平な見方を示した。

    「ジョージが勝ったらうれしい。イギリス人だし、親しい友人だからね」

    「キミが勝ってもうれしい。正直なところ、チャンピオンになった人なら誰でも祝福する。おそらく、その人が最も勝つに値したということだからだ」

    マクラーレンを襲う信頼性問題
    ノリスのタイトル防衛苦戦の背景には、マクラーレンの深刻な信頼性問題がある。

    2026年の新レギュレーション導入後、マクラーレンは開幕から数々のトラブルに見舞われてきた。

    第2戦中国GPではメルセデス製パワーユニットのバッテリー問題により、ノリスとピアストリの両者がスタートできなかった。さらにノリスはカナダGPでギアボックストラブルによってリタイアし、モナコGPでもエンジントラブルでリタイアを喫している。

    今季ここまでの表彰台は、第4戦マイアミGPでの2位のみ。アントネッリがアンダーカットで逆転優勝を飾ったレースだった。

  • ランド・ノリスが語るラッセルの課題「F1タイトル争いは精神面との戦い」

    ランド・ノリスが語るラッセルの課題「F1タイトル争いは精神面との戦い」

    2025年のF1世界王者ランド・ノリスは、メルセデスF1のジョージ・ラッセルがアンドレア・キミ・アントネッリとのタイトル争いで直面している最大の課題は、マシンの速さだけではなく精神面にあるとの見解を示した。

    開幕から7戦を終えた時点で、アントネッリは5勝を挙げてランキング首位を快走。ラッセルに対して50ポイントのリードを築いており、経験豊富なチームメイトに大きなプレッシャーを与えている。

    ノリス自身も経験したタイトル争いの重圧
    ノリスは昨年、自身のタイトル獲得シーズンを振り返りながら、シーズン途中で考え方を変えたことが転機になったと説明した。

    「確かに違いを生んだと思う。だけど考え方は人それぞれだ。僕はいつも自分自身に大きなプレッシャーをかけるタイプだった」

    「ジョージが自分にプレッシャーをかけるタイプなのか、それともそうではないのかは分からない。今どんな精神状態にいるのかも正確には分からない」

    ノリスによれば、自身は昨年、自信を失った状態から『もう失うものはない』という心境へ切り替えたことで流れを変えることができたという。

    しかし、ラッセルの状況は異なると見ている。

    「ジョージはもともとかなり自信のあるタイプだった」

    「僕は昨年、自信のない状態から『もう失うものはない』という考え方になった。でも彼は自信を持っていた状態から、その自信を少し失い始めているのかもしれない」

    ランド・ノリス(マクラーレン)

    アントネッリの存在がプレッシャーを増幅
    ノリスは、ラッセルが直面しているのはタイトル争いそのものだけではなく、予想を上回るパフォーマンスを見せるチームメイトとの戦いでもあると指摘した。

    「タイトル争いの候補だと言われるようになると、考えなければならないことがたくさん出てくる」

    「しかも彼には信じられないほど素晴らしい仕事をしているチームメイトがいる。正直、パドックの多くの人が予想していた以上のパフォーマンスだと思う」

    ノリスは、アントネッリがほとんどミスを犯さず結果を積み重ねていることが、ラッセルへのプレッシャーをさらに強めていると説明した。

    「非常に優秀なチームメイトからプレッシャーを受けているし、その相手は信じられないほど高いレベルで彼に挑み続けている。しかもほとんどミスをしない」

    「その一方で、自分自身からも最大限のパフォーマンスを引き出さなければならないんだ」

    正解はドライバーごとに異なる
    ノリスは、タイトル争いにおける精神面のマネジメントに万能な解決策は存在しないと強調した。

    「すべてのドライバーは自分なりのやり方を見つけなければならない。一つの方法が全員に当てはまるわけではない」

    「そういう状況で何をすべきかを見極めるのは本当に難しい。もっと自分にプレッシャーをかけるべきなのか、それとも全く気にしないようにするべきなのか」

    アントネッリが圧倒的な勢いでタイトル争いをリードする中、ラッセルにはマシンのパフォーマンスだけでなく精神面での立て直しも求められている。ノリスは自身の経験を踏まえながらも、タイトル争いを制するための答えはドライバーごとに異なると語り、その難しさを改めて強調した。

  • バレンティーノ・ロッシがグッドウッドFOS復帰 F1王者ランド・ノリスと共演

    バレンティーノ・ロッシがグッドウッドFOS復帰 F1王者ランド・ノリスと共演

    バレンティーノ・ロッシが、7月に開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードに復帰する。ロッシが同イベントに登場するのは2015年以来となる。

    9度のMotoGP王者であるロッシは、現F1王者ランド・ノリスとともに参加し、1.16マイルの名物ヒルクライムでファンの前に姿を見せる。

    ロッシが2015年以来のグッドウッド復帰
    ロッシが最後にグッドウッドを訪れたのは2015年。当時はヤマハYZR-M1の特別カラーでヒルクライムを走行し、その後はル・マン24時間レース優勝車のマツダ787B、ランチア・デルタS4グループBラリーカー、さらに1986年ル・マン24時間でポールポジションを獲得したデレック・ベルのポルシェ962をドライブした。

    2015年の参加後、ロッシは次のように語っていた。

    「信じられないような週末でした。オランダGPで表彰台に上がった直後にイギリスへ向かいましたが、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードに参加できて本当にうれしかったです。とても楽しい時間でした」

    「このイベントのことは動画で見て知っていましたが、実際に行ったことはありませんでした。想像していた以上に印象的でした。会場はとても広く、多くのファンがいて、有名なライダーやドライバー、VIPもたくさんいて、素晴らしい雰囲気でした。特にヤマハYZR-M1でヒルを上り下りしたときは最高でした」

    ロッシはさらに、歴史的なル・マン車やラリーカーをドライブできたことにも触れ、「忘れられない思い出になった」と振り返っている。

    ランド・ノリス

    ランド・ノリスも参加
    ロッシとともに登場するのが、マクラーレンのランド・ノリスだ。ノリスはロッシのファンとして知られ、今回は2024年にレッドブル・レーシングとともに参加したマックス・フェルスタッペンに続き、3年で2人目の現役F1王者としてグッドウッドに登場する。

    ノリスは近年、グッドウッドの常連となっており、これまでに1970年型マクラーレン・シボレーM8D Can-Am、アイルトン・セナの1990年型マクラーレンMP4/5B、エマーソン・フィッティパルディの1974年型マクラーレンM23などを走らせてきた。

    金曜日にロッシとノリスが共演
    ロッシとノリスは、モンスター・エナジーのイベント「モンスター・セレブレーション」の一環として参加する。ただし、2人が具体的にどのようなプログラムを行うのかは、まだ明らかにされていない。

    2026年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードは7月9日から12日まで開催される。ロッシとノリスは金曜日に登場し、バルコニーで共演する予定だ。ノリスは土曜日にも再登場し、再びバルコニーに姿を見せる。

  • ランド・ノリス フェラーリF1を警戒「ADUOでエンジン改善なら誰も勝てない」

    ランド・ノリス フェラーリF1を警戒「ADUOでエンジン改善なら誰も勝てない」

    ルイス・ハミルトンがフェラーリ移籍後初優勝を飾ったバルセロナ・カタルーニャGPを終え、ランド・ノリスはフェラーリのパフォーマンスに強い警戒感を示した。

    ノリスは、現在のフェラーリがコーナリング性能でグリッドの基準になっていると認め、パワーユニット面で改善が進めば、ライバルを圧倒する存在になると語った。

    ノリス「フェラーリはコーナリングで最強」
    ハミルトンはスペインGPでメルセデス勢を相手に主導権を握り、フェラーリでの初勝利、通算106勝目を挙げた。表彰台はハミルトン、ジョージ・ラッセル、ノリスによる英国人トップ3となった。

    ノリスはキミ・アントネッリのリタイアにより3位表彰台を獲得したが、週末を通じてマクラーレンはフェラーリとメルセデスに対して苦戦していた。

    レース後、ノリスはSky Sportsに対し、フェラーリのシャシー性能を高く評価した。

    「今のところ、フェラーリにもっと良いエンジンがないのは僕たちにとって幸運です。もしもっと良いエンジンがあれば、彼らが支配するでしょう」

    「現時点で、コーナリング性能では彼らがクラス最高です。僕たちは彼らにまったく近づけていません。それが現実です。僕たちは必要な場所からはかなり遠いところにいます」

    「もし彼らがエンジン面で改善してきたら、全員を置き去りにするでしょう。僕たちは本当に頭を下げて、どんな改善ができるかを見つけなければなりません」

    ADUOでフェラーリに開発余地か
    報じられているADUOの評価表では、フェラーリのパワーユニットは基準とされるRBPTから約4%遅れているとみられている。

    その一方で、フェラーリは規則上、今年と来年にかけてエンジン開発を継続できる見通しとされる。対照的に、ミルトンキーンズを拠点とするレッドブル系パワーユニット側には同様の介入機会がないとみられている。

    ノリスの発言は、フェラーリがすでに車体面で強力な武器を持っていることを示すものだ。そこにパワーユニットの改善が加われば、勢力図がさらに大きく動く可能性がある。

    ヴォルフもハミルトンの勢いを警戒
    メルセデス代表のトト・ヴォルフも、GPBlogに対してハミルトンの勝利を称賛した。昨季から難しい時間を過ごしてきたハミルトンが報われたことを喜び、フェラーリ代表フレデリック・バスールにとっても大きな勝利だったと語った。

    同時に、ヴォルフはハミルトンをタイトル争いの相手にしたくないと認めた。

    「彼とタイトルを争うのはできれば避けたい。彼が何をできるかを知っているからです。血の匂いを嗅ぎつけたら、彼は行きます。ルイス・ハミルトン列車が走り出すと、止めるのは非常に難しいという場面を何年も見てきました」

    ヴォルフは、41ポイント差はまだ逆転可能な範囲だとし、信頼性、車体とパワーユニットの開発、ミスの回避、そして戦略遂行の精度が今後のタイトル争いを左右すると指摘した。

    フェラーリはバルセロナでハミルトンの勝利によって存在感を一気に高めた。ノリスの警戒は、単なるライバルへの称賛ではなく、今後の開発競争における現実的な警告でもある。

  • ランド・ノリス F1バルセロナGPで今季2度目の表彰台「すぐに勝利争いできる」

    ランド・ノリス F1バルセロナGPで今季2度目の表彰台「すぐに勝利争いできる」

    ランド・ノリスが2026年F1第7戦バルセロナ・カタルーニャGPで3位表彰台を獲得した。マクラーレンにとって勝利には届かなかったものの、王者ノリスにとっては今季2度目の表彰台であり、苦戦が続く中で前向きな結果となった。

    フェラーリのルイス・ハミルトンが優勝し、メルセデスのジョージ・ラッセルが2位。ノリスはレースを通じて先頭集団に食らいつき、終盤にアンドレア・キミ・アントネッリがリタイアしたことで3位を手にした。

    「また表彰台に戻れてうれしい」
    ノリスは決勝後、ハミルトンとラッセルのペースには届かなかったことを認めつつも、表彰台獲得を喜んだ。

    「タフなレースだった。この2人についていこうとベストを尽くしたけど、彼らは速すぎた。それでも僕たちはそこにとどまり、何かが起きたときにチャンスを得られる位置にいた。もちろんアントネッリのリタイアで少し運もあった」

    「でも、それ以外はとても満足している。チームのためにも本当にうれしいし、また表彰台に戻れてうれしい。僕たちにとっていい一日だった」

    「彼らの方がいい仕事をしている」
    今季のグランプリ優勝はメルセデスとフェラーリのみ。マクラーレンは依然として勝利に届いていないが、ノリスはチームの進歩に手応えを感じている。

    「僕たちはチームとしていい仕事をしているし、いい進歩をしていると思う。でも彼らの方がいい仕事をしている。そこは称賛しなければならないし、自分たちでも認めなければならない」

    「もっと努力を続けなければならないし、取り組み続けなければならない。チーム全体がそれをやっているから、僕はとても満足している。ただ、僕たちは下を向いて作業を続けるだけだ。すぐにそこへ行けるはずだ」

    今季ここまで苦戦が続くマクラーレンだが、ノリスはチームの方向性に自信を示しており、次戦オーストリアGPでさらなる前進を目指す。