カテゴリー: ランド・ノリス

  • ランド・ノリス F1ベルギーGPで10グリッド降格も自信「スパなら挽回できる」

    ランド・ノリス F1ベルギーGPで10グリッド降格も自信「スパなら挽回できる」

    ランド・ノリスは、F1ベルギーGPで10グリッド降格ペナルティを受けるものの、オーバーテイクの機会が多いスパ・フランコルシャンならば十分に挽回できると自信を示した。

    マクラーレンは、メルセデスHPPが導入した信頼性向上策を利用するため、ノリスのMCL40に今季4基目となるコントロールエレクトロニクス(CE)を投入することを決定した。年間使用上限を超えるため、ノリスには決勝で10グリッド降格が科される。

    年間使用上限を超える4基目のCEを投入
    2026年のF1レギュレーションでは、各ドライバーがペナルティなしで使用できるコントロールエレクトロニクスは年間3基までと定められている。

    ノリスはベルギーGPで4基目を投入するため、最初の上限超過に対する10グリッド降格ペナルティを受ける。

    チームメイトのオスカー・ピアストリを含め、マクラーレンの両車には新しい内燃エンジン(ICE)も搭載される。ただし、こちらは年間使用可能数の範囲内であり、追加のグリッド降格は発生しない。

    マクラーレンが今回CEを交換する背景には、パワーユニット供給元のメルセデスHPPが導入した信頼性向上策がある。ペナルティを避けるために旧仕様を使い続けるよりも、オーバーテイクが比較的可能なスパで新仕様を投入し、今後のレースに向けた信頼性を確保する判断だ。

    PUペナルティの消化に選ばれてきたスパ
    全長7.004kmのスパ・フランコルシャンは、長いストレートと高速区間を持ち、F1カレンダーのなかでも追い抜きの機会が多いサーキットとして知られている。

    そのため、パワーユニット関連のグリッド降格を避けられない場合、ハンガロリンクやザントフォールトのようにコース幅が狭く、追い抜きが難しいサーキットではなく、スパでペナルティを消化する戦略が伝統的に採用されてきた。

    ノリスも、過去に多くのドライバーがスパで後方グリッドから順位を取り戻してきたように、今回のペナルティによる損失を最小限に抑えられると考えている。

    ただし、2026年型マシンのエネルギー配分によっては、従来ほど簡単に追い抜けない可能性もあると警戒している。

    「実際にどれくらい追い抜けるのかは、走ってみないと分からない」

    ノリスは、ペナルティによる影響を抑えられるかと質問され、そう答えた。

    ターン5までにバッテリーを使い切る可能性
    スパでは、スタート直後のオー・ルージュからラディオンを駆け上がり、長いケメルストレートを経てターン5のレ・コームへ向かう区間が、最大のオーバーテイクポイントになる。

    しかしノリスは、この区間で多くのドライバーがバッテリーのエネルギーをほぼすべて使い切る可能性があると説明した。

    「ほとんどのドライバーは、ターン5のレ・コームまでにバッテリーをほぼ全部使うと思う。ほぼ100%の状態からゼロまで使うことになるから、その後はバッテリーをあまり活用できない。だから様子を見る必要がある」

    2026年型F1マシンでは電動出力の重要性が増しており、限られた電気エネルギーをどの区間で放出するかが、最高速やオーバーテイクの成否を大きく左右する。

    前方のマシンも同じ場所で最大限のエネルギーを使用すれば、後続車が単純に電動出力だけで速度差を生み出すことは難しくなる。

    ランド・ノリス(マクラーレン) F1 ベルギーGP

    後方のマシンに対する最高速差に期待
    一方でノリスは、マクラーレンが後方グリッドのマシンに対して直線速度で優位に立てる可能性があると考えている。

    「少し後方にいるマシンと比べれば、僕たちにはわずかな直線速度のアドバンテージがあると思う。だから十分にチャンスはあるはずだ。ただ、全体的に見れば、ここでの追い抜きはかなり難しくなる可能性がある」

    スパでは長いストレートが複数存在することに加え、前走車によるスリップストリームの効果も大きい。

    ノリスは、可動式エアロがストレートモードにならない区間では空気抵抗が増えるため、前走車の後方に入った際に得られるスリップストリームの効果がさらに大きくなると説明した。

    「でも、スリップストリームの効果はかなり大きい。ストレートモードを使わない直線もいくつかあるから、そこで前のマシンから受けるスリップストリームは大きくなるし、かなりタイムを稼げる」

    週末が始まる前に終わったとは考えていない
    ノリスは、スパでの追い抜きがどれほど可能なのかについて、現時点ではすべての答えを持っているわけではないと認めた。

    それでも、グリッド降格を受ける場所としてはザントフォールトやハンガロリンクよりも明らかに適しているとして、上位進出への自信を崩していない。

    「まだすべての答えを持っているわけではない。でも、ペナルティを受けるならザントフォールトやハンガリーよりもスパの方がいいことは分かっている」

    「週末が始まる前に、僕のレースが終わってしまったような状況ではないことを願っている。いい週末にできるという自信はあるよ。あとは走ってみて確認するだけだ」

    ノリスは10グリッド降格によって後方からのスタートを強いられるが、マクラーレンの直線速度とスリップストリームを生かし、序盤から順位を取り戻すことを狙う。今回のCE交換はベルギーGP単独の結果だけでなく、今後のシーズンを信頼性の高い仕様で戦うための戦略的な選択でもある。

  • ランド・ノリス F1ベルギーGPで10グリッド降格 マクラーレンがPU交換を決断

    ランド・ノリス F1ベルギーGPで10グリッド降格 マクラーレンがPU交換を決断

    ランド・ノリスが、今週末のF1ベルギーGPで10グリッド降格ペナルティを受けることが決まった。マクラーレンは2026年シーズン4基目となるパワーエレクトロニクス(PE)を投入するため、年間使用上限を超過し、自動的にグリッド降格処分が科される。

    この決断は今季相次いだPEトラブルを受けた信頼性向上策によるものだ。マクラーレンは追い抜きが比較的容易なスパ・フランコルシャンでペナルティを消化し、その後のハンガリーGPとオランダGPへの影響を抑える狙いがある。

    マクラーレンF1が信頼性向上を優先してPE交換を決断
    ランド・ノリスのマシンには、ベルギーGPで4基目となるパワーエレクトロニクスが搭載される。2026年シーズンの使用上限は3基のため、自動的に10グリッド降格ペナルティが適用される。

    今回の交換は、シーズン序盤から続いたトラブルへの対応でもある。

    開幕序盤の中国GPではPEの致命的なトラブルによりスタートできず、日本GPではフリー走行中の不具合によって2基目を使用停止。そのため予定外で3基目へ交換を余儀なくされた。

    その後、日本GPで使用を取りやめたユニットは修復されたものの、モナコGPのフリー走行2回目で再び故障し、最終的に年間使用可能なプールから外されることになった。

    こうした経緯から、マクラーレンは改良版PEへの交換を決断した。

    チームは声明で次のように説明した。

    「日本GPで投入し、マイアミ以降すべてのセッションで使用してきたパワーエレクトロニクスは、信頼性に問題なく機能していた。しかし、メルセデスAMGハイパフォーマンス・パワートレインズは、その後、新しいパワーエレクトロニクスに複数の信頼性改善を施した」

    「この改良版を使用するためには新しいユニットを投入する必要があり、その結果としてランドのマシンは10グリッド降格ペナルティを受けることになる。追い抜きが比較的可能なベルギーで消化することを選択し、ハンガリーやザントフォールトでの影響を避ける判断を下した」

    「この4基目のユニットをシーズン終了まで使用し、信頼性を最大化するとともに、今後のスポーツ面でのペナルティを最小限に抑えたい」

    ランド・ノリス(マクラーレン) F1 ベルギーGP

    タイトル防衛は厳しい状況 ベルギーGPは巻き返しの試金石
    2025年のF1ワールドチャンピオンであるランド・ノリスだが、2026年シーズンは苦戦が続いている。

    マクラーレンはコンストラクターズランキング3位に低迷し、首位メルセデスとは154ポイント差。ドライバーズランキングでもノリスは首位アンドレア・キミ・アントネッリに82ポイント差の5位につけている。

    今回のペナルティは痛手ではあるものの、マクラーレンは追い抜きのチャンスが多いスパ・フランコルシャンで消化することで、シーズン後半の巻き返しにつなげたい考えだ。

    ただし、今後さらにパワーユニット関連の部品交換が必要になれば、追加のグリッド降格ペナルティを受ける可能性も残されており、信頼性との戦いはシーズン終盤まで続くことになりそうだ。

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    ・2026年F1ベルギーGP テレビ放送時間・配信日程(フジテレビNEXT・FOD)

  • ランド・ノリス F1王者が認めたピアストリの実力「限界まで追い込まれた」

    ランド・ノリス F1王者が認めたピアストリの実力「限界まで追い込まれた」

    2025年のF1ワールドチャンピオンであるランド・ノリスは、これまでチームメイトとして戦ってきたすべてのドライバーから多くを学んできたと語り、現在マクラーレンでコンビを組むオスカー・ピアストリが自身を「限界まで追い込んだ」存在だと明かした。

    ノリスは2026年シーズン、タイトル争いには加われていないものの、マクラーレンのポテンシャルを最大限に引き出す安定した走りを披露している。そんな中、これまでのキャリアを振り返り、チームメイトとの経験が現在の自分を形作ったと語った。

    ノリス「すべてのチームメイトから学んだ」
    ランド・ノリスは、F1でコンビを組んできた歴代チームメイト全員が自身の成長に欠かせない存在だったと説明した。

    「僕のキャリアにおいて、すべてのチームメイトが重要な役割を果たしてくれた。なぜなら、常に何かを学べるからだ」

    「学ぶのは良いことだけじゃない。悪いことから学ぶこともある。それもより良いドライバーになるためのプロセスの一部なんだ」

    「本当に多くのドライバーから多くを学んできた。みんなが僕をより良いドライバーにしてくれたし、彼らには感謝するしかない」

    ピアストリがノリスを大きく成長させた
    ノリスは、マクラーレン加入当初にカルロス・サインツJr.、その後ダニエル・リカルドと組み、現在はオスカー・ピアストリとチームメイトになっている。

    その中でも、現在のピアストリとの戦いが最も自分を限界まで引き上げてくれたと笑顔で振り返った。

    「F1では最初の数年間はカルロス・サインツJr.、その後の2年間はダニエル・リカルドと組んだ。そして今はオスカーがいる」

    「彼は僕を信じられないくらい限界まで追い込んだ。正直、僕が望む以上にね」

    そう冗談交じりに語ったノリスだが、続けてその経験こそがF1で成功するために必要だったと強調した。

    「でも、それこそがF1では必要なことなんだ」

    「特に昨年の経験を通じて、僕はドライバーとしてだけでなく、人としてもずっと成長できた」

    王者となった今だからこそ見せる余裕
    2025年のタイトル争いでは大きなプレッシャーと向き合っていたノリスだが、世界王者となった現在は以前のようなユーモアあふれる姿を取り戻している。

    グッドウッドで公開されたマクラーレンのSNSコンテンツでも、ノリスはピアストリと軽妙なやり取りを繰り返しており、コース上では激しく競い合いながらも良好な関係を築いている様子がうかがえる。

    ノリスは、自身を限界まで高めてくれたライバルとしてピアストリへの敬意を隠さず、その切磋琢磨が自身を世界王者へと押し上げ、現在もなお成長を続ける原動力になっていると語った。

  • ランド・ノリス ル・マン参戦に意欲 「数年後にバレンティーノ・ロッシと組みたい」

    ランド・ノリス ル・マン参戦に意欲 「数年後にバレンティーノ・ロッシと組みたい」

    2026年F1世界王者のランド・ノリスが、将来的にル・マン24時間レースへの参戦を希望していることを明かした。MotoGP界のレジェンド、バレンティーノ・ロッシとの共闘にも前向きな姿勢を示している。

    ノリスにとってロッシは幼い頃から憧れの存在であり、今回のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでの共演は特別な機会となった。マクラーレンが2027年からFIA世界耐久選手権(WEC)のハイパーカークラス参戦を予定する中、将来的なル・マン挑戦にも現実味が帯び始めている。

    ロッシとの共闘に「もちろんやりたい」
    ノリスは同日、2027年のWECおよびル・マン24時間参戦に向けて開発中のマクラーレンのハイパーカー「MCL-HY」をドライブ。その後、グッドウッド・ハウスのバルコニーでロッシとともに登壇し、スポーツカー耐久レースでの共演について質問を受けた。

    ノリスは「もちろんやりたいよ」と即答。するとロッシも「彼を誘おうとしたんだけどね。でも今のF1ドライバーは本当に忙しいから」と笑顔で応じた。

    マクラーレンが2027年からハイパーカークラスへ参戦することにも触れたノリスは、現時点ではF1の過密日程が最大の障壁だと認めつつも、近い将来にル・マンでコンビを組む可能性を示唆した。

    「レース数が多すぎるからね。でもマクラーレンがル・マンに参戦するし、来年は……いや、来年じゃない。でも数年後ならぜひやってみたい。僕にとっては名誉なことだし、間違いなくすごく楽しいと思う」

    ロッシも笑いながら「ランドを待ってみるよ」と応じ、将来的な共闘への期待を口にした。

    以前から互いを高く評価
    ノリスは以前からロッシをモータースポーツ界のヒーローとして公言しており、一方のロッシも2021年の時点で、ノリスとの共演を熱望していた。

    「もしランドと一緒にレースができるなら、本当に、本当に嬉しい。彼はとても速いし、きっと楽しめるはずだ」

    また、今年後半に開催されるグッドウッド・リバイバルでクラシックカーを使って共演する可能性についても話題となった。

    ノリスは「僕はあの時代の格好をして、思い切り楽しみたい」とコメント。ロッシも「もちろんいいよ。どのクルマに乗るかは彼に決めてもらうよ」と応じ、実現すればル・マンに先駆けた夢の共演となる可能性もある。

    ランド・ノリス(マクラーレン) ル・マン24時間

    マクラーレンのル・マン復帰が追い風
    ロッシは2024年と2025年にBMWからLMGT3クラスでル・マン24時間へ参戦したほか、ハイパーカーのテストも経験している。2025年大会では表彰台争いをしていたものの、マシントラブルによってリタイアを喫した。

    2025年限りでWECフル参戦からは退いたが、現在もBMWとの契約を更新し、GTワールドチャレンジ・ヨーロッパでレース活動を続けている。

    一方、マクラーレンCEOのザク・ブラウンは昨年のル・マンで、ノリスとオスカー・ピアストリの将来的な参戦について次のように語っていた。

    「彼らとはル・マンについて話をしたことがある。2人とも、マクラーレンのマシンでル・マンを走りたいと思っている」

    マクラーレンが耐久レース最高峰への復帰を控える中、F1王者ノリスと、少年時代から憧れ続けてきたロッシが同じマシンを駆る――そんな夢のラインアップが実現する可能性は、少しずつ現実味を帯び始めている。

  • ランド・ノリス マクラーレンWECマシン「MCL-HY」をグッドウッドで初走行

    ランド・ノリス マクラーレンWECマシン「MCL-HY」をグッドウッドで初走行

    マクラーレンは2026年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで数々の注目イベントを披露したが、その中でも大きな話題となったのがランド・ノリスによる特別なデモランだった。

    2026年のF1でタイトル防衛に挑むノリスは、新たな技術レギュレーションの下でメルセデスやフェラーリに後れを取る苦しいシーズンを過ごしている。しかし、グッドウッドでは大勢のファンから温かい声援を受けながらヒルクライムに挑んだ。

    ただし、ノリスがドライブしたのはF1マシンではなかった。

    マクラーレンが2027年からFIA世界耐久選手権(WEC)のハイパーカークラス参戦に向けて開発を進める新型マシン「MCL-HY」のステアリングを握り、初めて一般公開の場で走行を披露した。

    ジェームズ・バークレー代表のもとで進められているマクラーレンのWECプロジェクトは着実に準備が進められており、来季の参戦に向けた実力派ドライバーラインアップもすでに発表されている。

    その一方で、今回のグッドウッドではWECドライバーではなく、F1世界王者のノリスがMCL-HYをドライブする役目を担った。

    パパイヤカラーをまとった新型ハイパーカーは、多くの観客が見守る中で名物ヒルクライムを駆け上がり、マクラーレンの新たな挑戦を印象づける走行となった。

    今回のデモランは、F1で苦戦を強いられる一方で、マクラーレンが2027年のWEC参戦に向けた新プロジェクトを着実に前進させていることをファンに示す機会となった。


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    ・マクラーレンF1の幻のマシン「MP4/8 ランボルギーニV12仕様」が初の公開走行

  • ランド・ノリス「ピットで勝てない?」 F1イギリスGP“シューマッハ再現”ジョーク

    ランド・ノリス「ピットで勝てない?」 F1イギリスGP“シューマッハ再現”ジョーク

    ランド・ノリスは、2026年F1第9戦イギリスGPでセーフティカー先導のままレースが終了した際、無線で「ピットレーンから優勝できないのか」と冗談交じりに尋ねていたことが明らかになった。

    結果的にノリスは4位でフィニッシュ。レース後には苦戦したマクラーレンのパフォーマンスを振り返り、「改善すべき点が多い」と率直な思いも語っている。

    セーフティカー中に飛び出した“冗談”
    終盤、マックス・フェルスタッペンがストウでスピンを喫してグラベルにストップしたことで、イギリスGPはセーフティカーが導入されたままフィニッシュを迎えた。

    4位を走行していたノリスは、最終ラップの無線でレースエンジニアのウィル・ジョセフに次のように尋ねた。

    「ピットインはできないよね? ピットレーンで勝つことはできないの?」

    ジョセフが「できない」と即答すると、ノリスは「残念だね」と笑いながら返答した。

    現在のF1では、ピットレーンを通過してフィニッシュラインを越える形で優勝することは認められていない。


    シューマッハの1998年イギリスGPがきっかけ
    この規則が明確化されるきっかけとなったのが、1998年イギリスGPでのミハエル・シューマッハの勝利だった。

    当時のシルバーストンは現在とは異なるレイアウトで、ピットレーンがナショナル・ピット・ストレートに設けられていた。

    シューマッハは最終ラップにストップ・アンド・ゴー・ペナルティを消化するためピットレーンへ入り、そのままフィニッシュラインを通過。フェラーリはこれでペナルティを消化したと解釈し、シューマッハは優勝とされた。

    しかし、この裁定を巡ってレース後に大きな論争が発生。最終的には、スチュワード側がペナルティ通知の制限時間を超過するなど複数の手続き上のミスを犯していたことが判明し、ペナルティ自体が取り消された。

    この一連の混乱を受けて当時の3人のスチュワードは辞任し、FIAは同様の事態が再発しないよう規則を見直した。そのため現在では、ノリスが冗談で口にしたような形で優勝することはできない。

    ランド・ノリス(マクラーレン)

    マクラーレンの苦戦に危機感
    ノリスはレース終盤、アンドレア・キミ・アントネッリとフェルスタッペンのトラブルにも助けられ、4位まで順位を上げた。

    それでも、マシンの競争力には満足していない。

    「今日のフィーリングを考えれば、4位とスプリント3位という結果は本当に驚くべきものだと思う」

    「もちろん今日は運もあった。でもレースは最後まで走り切ることが大事だし、信頼性を確保してミスをしないことも重要だ。マックスやキミに何が起きたのかは分からない」

    「スタートも良くなかった。なぜなのか調べないといけない。それに今日はマシンのフィーリングがまったく良くなかった。改善しなければならない点はたくさんある」

    「結果だけ見ればポジティブだし、それが最終的には一番重要だ。でも、その結果を得るためのペースは本当に良くなかった。大きく前進する必要がある」

    セーフティカーフィニッシュという消化不良の結末の中で飛び出したノリスの軽妙なジョークは話題を集めた。一方で、ドライバー本人は4位という結果よりもマクラーレンの競争力不足を重く受け止めており、次戦以降に向けて大幅な改善が必要だとの認識を示している。

  • ランド・ノリス マクラーレンF1にの現状に危機感「改善すべきことは多い」

    ランド・ノリス マクラーレンF1にの現状に危機感「改善すべきことは多い」

    ランド・ノリスは、F1第9戦イギリスGPで4位、スプリントで3位を獲得したものの、母国戦でのマクラーレンの競争力不足に危機感を示し、「改善すべきことは多い」と語った。

    マクラーレンはシルバーストンでフェラーリとメルセデスのペースに及ばず、ノリスはマシンのグリップとダウンフォース不足を指摘。アップグレードによる巻き返しに期待を寄せる一方で、「必要なのは今だ」と早期改善を求めた。

    母国戦でも苦戦「改善すべきことは多い」
    ランド・ノリスは決勝を4位で終えたが、その結果以上にマシンのパフォーマンス不足を問題視した。

    アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)のマシントラブルやマックス・フェルスタッペン(レッドブル)のリタイアによって順位を上げたものの、自力で優勝争いに加わる速さはなかった。

    「今日のフィーリングを考えれば、4位とスプリント3位は本当に驚くべき結果だと思う」

    「もちろん今日は運もあった。でもレースは完走することも重要だし、信頼性やミスをしないことも大切だ。マックスやキミに何が起きたのかは分からない」

    「スタートも悪かった。理由は分からないから調べないといけない。それに今日はマシンがまったく乗りやすくなかった。改善すべきことは本当に多い」

    「結果だけを見ればポジティブだけど、それが一番大事なことだとしても、その結果を得るためのペースは本当に良くなかった。大きく前進する必要がある」

    課題はグリップとダウンフォース不足
    ノリスは、マクラーレンのMCL40がシルバーストンのような高速コーナー主体のサーキットでは十分な性能を発揮できなかったと分析した。

    その原因として、グリップとダウンフォースの不足を挙げ、現在開発中のアップグレードによる改善に期待を寄せている。

    ドライバーズランキングでは首位のアントネッリに82ポイント差をつけられているが、残り13戦あることからタイトル防衛の可能性はまだ失われていないと考えている。

    「チームが状況を立て直せると信じている。レースに勝てるマシンも、チャンピオンを獲れるマシンも作れるチームだから心配はしていない」

    「今は時間との勝負だ。まだタイトル争いから脱落したとは思っていない。でも必要なのは後ではなく今なんだ」

    ランド・ノリス(マクラーレン)

    ピアストリは接触でノーポイント
    チームメイトのオスカー・ピアストリも厳しいレースとなり、1周目の接触でフロントウイングを損傷。早々にピットストップを強いられ、11位でノーポイントに終わった。

    ピアストリはスタート直後のアクシデントについて次のように説明した。

    「ターン6へ向かう途中でレーシングブルズの2台に挟まれた。ストレートで3台横並びになって、そのまま3台で1つのコーナーに入ろうとして、うまくいかなかった」

    マクラーレンは母国戦でスプリント3位と決勝4位を確保したものの、フェラーリやメルセデスとの差は明確だった。ノリス、ピアストリともにマシンの改善を課題に挙げており、今後投入されるアップグレードが巻き返しの鍵となりそうだ。

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    ・オスカー・ピアストリ F1イギリスGPの接触を説明「レーシングブルズに挟まれた」

  • ランド・ノリス マクラーレンF1の苦戦認める「ストレートもコーナーも遅い」

    ランド・ノリス マクラーレンF1の苦戦認める「ストレートもコーナーも遅い」

    ランド・ノリスは、F1イギリスGP予選で6番手に終わった後、現在のマクラーレンの競争力に厳しい評価を下した。「言い訳はない」と断言し、MCL40は「十分な速さがない」と認め、空力効率の低さが最大の課題だと指摘した。

    ランド・ノリスは、スプリントで3位表彰台を獲得した一方で、予選ではポールポジションを獲得したキミ・アントネッリから0.766秒差の6番手だった。自身のラップには満足しながらも、それだけでは上位争いができない現状を受け止め、チーム全体の開発スピード向上を求めている。

    「言い訳はない」MCL40の競争力不足を認める
    ノリスは予選後、今回の結果はドライバーではなくマシン性能によるものだと率直に語った。

    「厳しいね。まだまったくペースがない。ポールから0.7秒も遅れているけど、自分のラップは本当に素晴らしかったと思う。すべてのコーナーで改善できたし、マシンから出せるものは全部引き出せたと感じている」

    「つまり単純に遅いんだ。ストレートでも遅いし、コーナーでも遅い。それ以上言えることはない。今のマシンは効率が良くない。そんな状態で昨日スプリントで3位になれたのが信じられないくらいだ」

    さらにノリスは、問題を曖昧にするつもりはないと続けた。

    「言い訳はない。マシンは十分ではないし、それはチーム全員が分かっている。だから、とにかく努力を続けるしかない」

    空力効率の低さがシルバーストンで露呈
    ノリスは、アップグレードやセットアップ変更によって改善した部分はあったものの、根本的な問題は解決していないと説明した。

    「マシンはいくつかの面では改善したと思う。でも理解しなければならないことがある。ストレートでも遅いし、すべてのコーナーでも遅い。マシンの効率がとても悪いんだ。ダウンフォースが足りず、ドラッグ(空気抵抗)が大きすぎる。だから今は本当に厳しい状況なんだ」

    さらに、シルバーストンはその弱点が最も表れやすいコースだと語る。

    「このコースは空力効率が求められるサーキットなんだ。ドラッグの影響を受ける区間が多く、ストレートもたくさんある。高速コーナーでも良くないし、低速コーナーでもタイムを失っている。このサーキットは、本当に良いマシンとそうでないマシンをはっきり示してしまう。そして僕たちは、残念ながら良いマシンではない」

    シルバーストンだけの問題ではない
    シルバーストンはマクラーレンの弱点が目立ちやすいサーキットではあるものの、ノリスは今回だけ特別に悪かったわけではないと説明した。

    「今年は6位より上で終えられたことの方が少ない。このコースは、ストレートが速くてコーナーも速い、効率の良いマシンが有利になるサーキットなんだ」

    「僕たちは両方とも遅い。オーストリアでは1分のコースで0.4秒差だった。ここは1分30秒近いから0.7秒差になるのも当然だ。特別遅くなったわけじゃない。ずっと同じなんだ」

    一方で、マシンのフィーリング自体には改善を感じていたという。

    「今日はクルマの感触は良かったし、前日よりも引き出せたと思う。昨日のラップが特別だったのかもしれないし、今日は他のみんながうまくまとめたということなんだろう」

    ランド・ノリス(マクラーレン)

    決勝目標は5位「レッドブル勢と戦いたい」
    ノリスは、予選でのパフォーマンスを踏まえ、決勝でも現実的な目標を見据えている。

    「正直、どうなるか分からない。でもスプリントと同じように良いスタートを決めたい。今朝3位で終えられたのは、自分でもどうやって実現できたのか分からないくらいだ。1周あたり0.7秒も遅いマシンなんだから、本当に驚きだった」

    その上で、現時点で狙える順位についても率直に語った。

    「現実的には5位が最高だと思う。目標はレッドブル勢に勝つことだ。フェラーリとメルセデスは0.7秒速いんだから、その相手に勝とうと考えるのは少し無理がある」

    開発スピードを上げなければならない
    ノリスは、ライバルとの差を縮めるには時間が残されていないと危機感を示し、チームに迅速な対応を求めた。

    「チームも時間が味方じゃないことは分かっている。一日中、一週間、一か月とかけて少しずつ理解していく余裕はない」

    「今すぐこのマシンを理解しなければならないし、できるだけ早く、新しいパーツを投入しなければならない。他のどのチームよりも速いペースで開発しなければいけない。それが今の僕たちに求められているレベルなんだ」

    スプリントでは3位表彰台を獲得したマクラーレンだったが、ノリスは現在のMCL40を「十分ではない」と厳しく評価した。空力効率の悪さによってストレート、高速・低速コーナーのすべてでライバルに後れを取っていると分析し、巻き返しにはマシンの理解と開発スピードの大幅な向上が不可欠だとの危機感を示した。

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  • ランド・ノリス マクラーレンF1の迅速な修復を称賛「別物のマシンになった」

    ランド・ノリス マクラーレンF1の迅速な修復を称賛「別物のマシンになった」

    ランド・ノリスは、F1イギリスGPスプリント予選で発生したブレーキダクトのトラブルについて、マクラーレンのメカニックが短時間で修復したことを高く評価した。新型パーツの不具合によって予選序盤は苦戦を強いられたものの、SQ3では本来のパフォーマンスを取り戻し、6番手を獲得した。

    一方で、ノリスはフェラーリやメルセデスの速さを認め、スプリントでは厳しい戦いになるとの見方も示した。チームメイトのオスカー・ピアストリも、現状のマクラーレンは上位2チームには及ばないとの認識を語っている。

    SQ1で新型ブレーキダクトにトラブル
    マクラーレンはイギリスGPに新型フロントブレーキダクトを投入したが、ノリスのマシンはSQ1序盤にそのブレーキダクトへダメージを負った。

    この影響でダウンフォースを失い、ノリスはSQ1を10番手で通過。修復する時間がなかったため、SQ2も同じ状態のまま走行し、10番手で辛うじてSQ3進出を果たした。

    SQ3前に修復成功「まったく別のマシンだった」
    チームはSQ2終了からSQ3開始までの短いインターバルで新しいブレーキダクトへ交換することに成功。ノリスは最終的に6番手を獲得した。

    ノリスは、修復前の影響が想像以上に大きかったことを明かした。

    「実際には、自分が思っていたよりずっと大きな影響があった」

    「最終アタックまでにようやく修復できた。メカニックたちは本当に素晴らしい仕事をしてくれたし、マシンは完全に別物になって、ずっと良くなった」

    さらに、予選の大半は非常に苦しい状態だったと振り返る。

    「ほとんどのセッションでは本当にひどいフィーリングだった。修復できたのは本当に幸運だったし、まるで違うマシンを運転しているようだった」

    一方で、修復後にようやく本来の感触を取り戻した頃にはアタックラップが終わってしまい、本来の速さを引き出し切れなかったと悔しさも口にした。

    「最後のラップでようやく感触を取り戻した頃には、もっと攻められたと思えた。今日は少し不運だったけど、ペース自体は十分あったと思う」

    フェラーリとメルセデスは依然として優勢と分析
    ノリスは土曜日のスプリントについて、フェラーリやメルセデスとの勝負は簡単ではないと冷静に分析した。

    「もちろん挑戦はする。でも周りにいるマシンを見ると、レッドブル・レーシングとは戦えるかもしれないけど、ジョージ(ラッセル)のメルセデスは明らかにずっと速い」

    「あれだけ速いマシンと戦うのは簡単じゃない」

    その一方で、SQ3で本来のマシンバランスを取り戻せたことは前向きな材料だという。

    「最後はずっと良い感触だった。いくつか理解しなければならないことがあるし、明日に向けて改善できる点を確認したい」

    ランド・ノリス(マクラーレン)

    ピアストリ「予想どおりの位置だった」
    チームメイトのオスカー・ピアストリは7番手で予選を終えた。FP1では厳しい状況だったことから、この結果は概ね想定どおりだったという。

    「プラクティスの後はかなり遅かったから、だいたい予想していた位置だった」

    「正直に言えば、キミ(アントネッリ)とルイス(ハミルトン)の後ろのグループに近い位置だと思っていた」

    自身の走りには満足しているものの、純粋なマシン性能が不足していたと振り返った。

    「今日は本当にうまく走れたと思う。でもマシンには十分なペースがなかった。それが少し残念だけど、明日また挑戦するつもりだ」

    マクラーレンは課題を修復したものの上位勢との差は残る
    新型ブレーキダクトのトラブルはSQ3までに解消され、ノリスは本来の速さの一端を示した。しかし、フェラーリとメルセデスが依然として優位に立つとの認識はチーム内でも共通しており、スプリントではその差をどこまで縮められるかが焦点となる。

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    ・F1イギリスGP スプリント予選 結果・タイムシート:ハミルトンがポール

  • ランド・ノリス フェルスタッペンのマクラーレンF1移籍説に「誰でも歓迎」

    ランド・ノリス フェルスタッペンのマクラーレンF1移籍説に「誰でも歓迎」

    ランド・ノリスは、マックス・フェルスタッペンに浮上しているマクラーレン移籍説について、「チームメイトになってほしい」と歓迎する姿勢を示した。一方で、自身とオスカー・ピアストリの長期契約を踏まえ、実現性については疑問も口にしている。

    フェルスタッペンはレッドブルとの契約にパフォーマンス条項が含まれているとされ、オーストリアGPでは極秘にマクラーレン首脳陣と接触したとの報道もあり、移籍の可能性が取り沙汰されている。

    マクラーレン移籍説にも冷静な見方
    マクラーレンのCEOであるザク・ブラウンは、フェルスタッペン獲得の可能性を明確には否定していないものの、ドライバー市場には参入していないとの立場を維持している。しかし、ノリスは自身とピアストリが長期契約を結んでいることから、現実的には簡単な話ではないと語った。

    「噂はいつだってある。いろいろな話が飛び交うものだ」

    BBCの取材に対し、ノリスはそう切り出した。

    「でも僕たちは2人とも、マクラーレンとの契約がまだかなり残っている。だから『どうやって実現するんだろう?』と思うような話が出てくるのは面白いよ」

    「最高の相手と戦うにはチームメイトになるのが一番」
    それでもノリスは、フェルスタッペンの加入そのものには前向きな考えを示した。

    「誰がチームメイトでも歓迎するよ」

    「もちろんマックスは、ルイス(ハミルトン)やフェルナンド(アロンソ)と並ぶ世界チャンピオンであり、最高のドライバーの一人だ」

    「最高の相手と自分を比べたいと思うものだし、それを証明する一番の方法は同じマシンでチームメイトになることだ。だから誰がチームメイトになっても歓迎する。本当にそう思っている」

    さらにノリスは、フェルスタッペンだけでなく、ハミルトンやアロンソとも組んでみたいと続けた。

    「マックスがチームメイトになってくれたらうれしいし、ルイスでもいいし、フェルナンドでもいい。でも同時に、オスカーというチームメイトにも満足している」

    「彼は本当に信じられないほど優れたドライバーだし、僕を常に高いレベルへ押し上げてくれる、とても強力なチームメイトなんだ」

    ランド・ノリス

    フェルスタッペンには異なる環境になる
    ノリスは、レッドブルで長年チームの中心として戦ってきたフェルスタッペンにとって、マクラーレンは大きく異なる環境になるとの見方も示した。

    「レッドブルと僕たちでは、チームの哲学も考え方も確実に違う」

    「レッドブルでは許されているようなことでも、マクラーレンでは同じようにはできないことがある。それは彼にとって違う雰囲気になるだろう」