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  • ランド・ノリス 「マックス・フェルスタッペンをF1王座争いから外すのは愚か」

    ランド・ノリス 「マックス・フェルスタッペンをF1王座争いから外すのは愚か」

    ランド・ノリスは、2025年シーズンでマクラーレンが現在のような圧倒的な強さを見せているにもかかわらず、「マックス・フェルスタッペンをタイトル争いから外すのは“愚か”だ」と語った。

    ドライバーズ選手権ではオスカー・ピアストリがチームメイトのノリスに3ポイント差で首位に立ち、コンストラクターズではマクラーレンが2位チームの2倍以上のポイントを獲得している。

    しかし、2025年のドライバーズタイトル争いはマクラーレン勢の一騎打ちではないとノリスは考えている。

    「数学的に言えば、現時点ではグリッド全体にタイトルを獲れる可能性があると思う」とノリスは今週末のF1スペインGPを前に語った。

    「だから、僕とオスカーだけの争いだと思ってるなら、それはちょっと愚かだと思う。まだチャンスはたくさんあるよ」

    「マックス(・フェルスタッペン)にもチャンスはある。フェラーリだって、シーズンが進むにつれて良くなってくると思う」

    ノリスはこれまでに2勝、ピアストリは4勝を挙げている。フェルスタッペンも2勝しており、現在は選手権首位のピアストリから25ポイント差の3位につけている。

    ただ、レッドブルF1は2025年のマシン「RB21」の扱いに苦戦しており、フェルスタッペン自身もチームの苦境を隠していない。日本とイモラで勝利を収めた一方で、バーレーンとモナコでは厳しい結果に終わり、マシンの不安定さが露呈している。

    ランド・ノリス F1 マックス・フェルスタッペン

    しかし、そうしたレッドブルF1の「揺らぎ」も、ノリスにとってフェルスタッペンをタイトル争いから除外する理由にはならない。

    「毎週マックスと戦ってるんだ」とノリスは続けた。

    「彼は何度も表彰台に上がってるし、レースでも勝ってる。例えばイモラでは僕たちより速くて、完全に実力で勝った。だから、なぜ僕とオスカーだけの争いだと思うのか、正直わからない」

    ピアストリとの戦いと同時にフェルスタッペンの脅威も意識しているノリスだが、選手権争いがレース週末ごとのアプローチに影響を与えることはないと話す。

    現在ランキング上位にいることよりも、あくまで目の前の勝利に集中しているという。

    「選手権のトップに立って、他の全員より多くポイントを持っているのは素晴らしい気分だよ。でも、それで僕がやることが変わるわけじゃない。日々の取り組みが変わることもないし、何を目指しているかも変わらない」

    「スペインでも勝つつもりだし、モントリオールでも勝つつもりだし、オーストリアでも勝つつもり。それは僕が今どの順位にいるかとは関係ないんだ」

  • 2025年F1 モナコGP 決勝:トップ3インタビュー&記者会見全文

    2025年F1 モナコGP 決勝:トップ3インタビュー&記者会見全文

    2025年F1モナコGPは、マクラーレンのランド・ノリスがキャリア初のモンテカルロ制覇を果たし、歴史に残る週末となった。ポールポジションからスタートしたノリスは、2度のピットストップ義務という新ルールの下でも冷静なタイヤマネジメントと的確なレース運びを見せ、後方から迫るシャルル・ルクレールのプレッシャーを最後まで抑えきった。

    レース後のインタビューでノリスは「子どもの頃の夢が叶った」と語り、その喜びを噛み締めた。一方、2位のルクレールは「予選で負けていた」と悔しさをにじませつつも、フェラーリにとって収穫のある週末だったと振り返る。3位にはチームメイトのオスカー・ピアストリが入り、マクラーレンは2台揃って表彰台を獲得する会心の結果を収めた。

    トラックインタビュー(インタビュアー:ジェンソン・バトン)

    Q:オスカー、モナコには勝つために来たと思うけど、今回は表彰台。満足できる結果では?
    オスカー・ピアストリ:そうだね、もちろん勝てたらもっと良かったけど、今週末はちょっと難しかった。プラクティスは全体的にバタバタしていて、予選に向けてあまり自信を持ててなかったんだ。いいところまでは行けたけど、あと一歩足りなかった。モナコでは予選位置がほぼそのまま決勝結果になるから、全体としては満足してる。またモナコでの表彰台だし、ポイントも取れた。悪くない週末だったと思う。

    Q:プラクティスではサン・デボーテでクラッシュもあったけど、そこから表彰台まで戻った。チームとしても素晴らしい働きだったね。しかも、これが「悪い週末」だとしたら、相当うまくいってるよね。
    ピアストリ:まさにその通り。ほんのわずかな差が大きな違いになる。これが「悪い週末」だとしたら、そこまで悪くないね。まだ改善すべき点もあるけど、来週また頑張るつもり。ランドにもおめでとうと言いたい。素晴らしい週末だったね。シャルルもいつも通り速かったし。嬉しいし、また表彰台で会おう。

    Q:おめでとう。しかも今もチャンピオンシップのリーダーだね。
    ピアストリ:ありがとう、よろしく。

    Q:シャルル、ホームレースお疲れさま。去年はここで勝利を祝ったけど、今回は惜しくも2位。レース前の車の仕上がりを考えると、ある程度満足してる?
    シャルル・ルクレール:いや、正直言ってあまり満足はしていない。結局、昨日の予選でレースを失ったと思っているし、もっと良い仕事ができたはず。でもランドの方が素晴らしい仕事をしていて、彼が勝つにふさわしい週末だった。個人的には、去年子どもの頃の夢を叶えられたけど、今年はそうはいかなかった。ただ、事前の予想よりははるかに良かったと思う。トップ10に入るのも難しいかと思っていたけど、最終的に2位でフィニッシュできたのは良い結果だね。

    Q:2ストップ戦略で前が詰まる展開もあって、最後の数周はかなりプレッシャーをかけていたように見えた。車の中ではどうだった?
    ルクレール:そうだね、最初はちょっと退屈だったよ。ランドに近づきすぎるとタイヤやブレーキがオーバーヒートしてしまうから、あえて距離を空けてたんだ。その後、マックスが“待機作戦”に出てるのが分かって、赤旗を狙ってるのかなと。それでランドにもっとプレッシャーをかけられたけど、結局は十分じゃなかった。

    Q:最後にモナコのファンにメッセージを。
    ルクレール:いつも言ってるけど、フェラーリのドライバーとして世界中で応援してもらえて本当に幸運だと思ってる。でもここで生まれて、モナコの皆さんが応援してくれるのは特別だね。モナコ人の数は多くないけど、みんなの声援は心に響いているよ。今日は優勝を届けられなかったけど、来年こそはと願っている。

    Q:ランド・ノリス、F1モナコGP初優勝おめでとう!どんな気分?
    ランド・ノリス:最高だね。モナコは長くて、流れるようなレースだけど楽しかった。かなりの時間プッシュできたし、最後の方はシャルルがすぐ後ろにいて、前にはマックスがいたからちょっと緊張もあったけど、モナコで勝てた。それが全てだね。ポールからの勝利だし、これが子どもの頃に夢見てたことなんだ。グリッドで君(バトン)を見かけて「ジェンソンがいるなら、今日はラッキーだ」と思ってたよ。

    Q:「Monaco baby!」って叫んでたけど、それ僕のセリフだよ(笑)
    ノリス:あ、そうだった?ごめん(笑)

    Q:でもモナコでは土曜日の予選がカギだってよく言われるよね。素晴らしいポールだったけど、日曜も走り切らないといけない。スタートもよかったし、あのプレッシャーの中で戦うのは相当大変だったんじゃない?
    ノリス:そうだね、一番大変だったのは終盤だと思う。レース全体としてはコントロールできてたけど、マックスが前にいてペースを落としてきたとき、シャルルがチャンスを狙える状況になった。だからうまくマネジメントする必要があった。マックスとの距離を保って、自分がプッシュすべき時に備える。そんな感じで戦略的に動いたレースだった。チームもすごく喜んでるし、今夜は素晴らしい夜になるよ。

    記者会見

    Q:ランド、おめでとうございます。あなたはモナコGPを制しました。この特別な表彰台からの景色はどうでしたか?
    ランド・ノリス:見えたのはカメラのレンズばっかりだったよ(笑)。でも大事なのは気持ちの方なんだ。下を見ればチームのみんなや両親の姿があって、本当に特別だった。子どもの頃からの夢が今日、現実になったんだ。F1にたどり着くこと、F1で勝つこと、そしてモナコで勝つこと。その3つの夢を今日叶えられた。自分自身にもチームにも誇りを感じている。マクラーレンにとっても、2008年以来の勝利だから、本当に大きな成果だよ。

    Q:ポールからの勝利で、理想的な週末に見えました。レース中に何かトラブルはありましたか?
    ノリス:大きなトラブルはなかったけど、緊張する瞬間は確かにあった。特に終盤、シャルルが後ろにいて、マックスが前でペースをコントロールしてた時。マックスに近づきすぎると、シャルルにとってチャンスが生まれる。だからその間合いを保つのが難しかった。ストラテジーも上手くいったと思うし、結果は完璧だった。集団の中を通過する時にミスしないようにするのが一番神経を使ったよ。でもタイヤマネジメントも含めて、うまくやれたと思う。

    Q:今回の週末は、これからに向けてどれくらい自信を与えてくれた?
    ノリス:昨日の予選のほうが、自分にとっては自信につながった。日曜のレースは今シーズンずっと自信を持って臨めていたけど、予選はこれまで苦労していたから。昨日はすごく誇らしかった。単にポールを取ったからじゃなくて、自分の走りとして納得できたから。今後に向けて大きな自信になるし、次のバルセロナも楽しみだよ。

    Q:ランド、モナコで導入された義務的2ストップルールについてどう思いましたか?
    ノリス:正直言って、嫌だった。

    Q:なぜ?
    ノリス:単純に怖かったから。1ストップならもっと気楽にできたのに。僕らのためにあるルールじゃない。ファンのために、エンタメ性を高めるために導入されたんだと思う。でもそれが本当に良かったかどうかは、君たちが判断することだと思う。

    Q:じゃあ逆に聞いてみるけど、来年もモナコでこのルールを続けるべきだと思う?
    ノリス:どこからスタートするか次第かな(笑)。

    Q:シャルル、素晴らしい週末だったと思います。この2位という結果、今季の流れの中でどんな意味がありますか?
    シャルル・ルクレール:2位で満足ってタイプじゃないから、正直言うと複雑。でも冷静に振り返れば、チームにとっては非常にポジティブな結果だったと思う。今季、低速コーナーでのパフォーマンスがとても悪かったから、ここモナコでは苦戦すると思ってた。けど、このサーキットはバンプや縁石の処理が多くて、車の特性が合ってた。そういう意味では上出来。ルイスの10点と僕の18点で、非常に貴重なポイントが取れた。

    Q:レース中、オーバーテイクのチャンスはどこにあった?
    ルクレール:マックスが前に出た終盤、最後までチャンスは信じていた。前夜から、ランドに仕掛けられる2~3カ所を頭の中で思い描いていたし、リスクもいとわず行くつもりだった。でも実際にはその状況は来なかった。2~3周だけ「今行けるかも」と思った瞬間はあったけど、ランドがすぐに反応してしっかり守ってきた。だから結局仕掛けることはできなかった。

    Q:具体的にどのコーナーで狙っていた?
    ルクレール:ラスカスで2周ほどかな。あとはフェアモントでも1回。でもフェアモントのは正直かなり楽観的すぎたと思う(笑)。

    Q:義務的2ストップルールについての考えは?
    ルクレール:今日のように2位だった立場からすると、導入されてよかったと思う。多少なりとも逆転の可能性があるから。ただ、後ろの方ではチームプレイ的な動きもいろいろあったようで、それが“アクション”と言えるのかは微妙なところ。レース全体はまだ見てないけど、少なくとも戦略面での駆け引きはあったし、単調な展開よりは良かったのかもしれない。モナコは特別な場所だから、予選の重要性が高いのも“らしさ”のひとつ。だからといって、無理に変える必要があるのかは議論の余地があるね。

    Q:オスカー、おめでとうございます。今日のレースは予想どおりの展開でしたか?
    オスカー・ピアストリ:はい、ほとんど予想どおりでした。後方ではいろいろと動きがあったみたいだけど、僕の位置から見た展開は想定通りだった。去年と比べるとペースは速くなったと思う。だからコックピットの中では去年よりも少し緊張感があった。全開でプッシュしてるわけじゃないけど、特定の場面では集中力が必要だったね。

    Q:金曜や土曜に比べて、今日はマシンに満足できましたか?
    ピアストリ:まあ悪くはなかったけど、レースでは限界まで攻めることはしないからね。予選の時点ではマシンに満足してたと思う。問題はその予選までのリズムに乗るのに苦労してたこと。モナコではクリーンな準備ができてないとすぐに痛い目を見るから。今回はそこが足りなかったと思う。でも予選のペース自体は良かったし、すべてを引き出そうとしていた。昨日は1周ごとに苦労したね。今日は3位以上を目指していろいろ試したけど、結果は変わらなかった。

    Q:義務的2ストップルールについても感想をお願いします。
    ピアストリ:確かにレース中、数カ所で緊張する場面はあった。周囲の車とのセーフティカーウィンドウを確保したり、逆に他の車のウィンドウから逃れたりするためにプッシュしなきゃいけないタイミングもあった。戦略的要素は増えたと思う。ただ、上位勢にとっては大きな影響はなかったかな。仮に残り5周で赤旗が出て、マックスが勝っていたら、全く違った展開になっていた可能性もある。そのうち実際にそういうことが起こるかもしれないけど、それが“見たいレース”なのかは分からないね。少なくとも今回に関しては、前の方では大きな違いは生まれなかったと思う。

    2025年のF1世界選手権 モナコGP 決勝

    質疑応答セッション

    Q:ランド、マックスが最後までピットを引っ張っていた時、もし赤旗が出ていたら彼が勝つ可能性もありました。怖くなりませんでしたか?
    ランド・ノリス:いや、何もできなかったからね。自分のコントロール外のことだし、考えても仕方ない。もし赤旗が出てたら、それで彼が勝っても「おめでとう、マックス」って言うしかない。僕は自分のレースに集中してただけ。もちろん、赤旗が出ないことは祈ってたけど、それだけだよ。

    Q:ランド、メルボルン以来の勝利です。いろいろ言われていた中で、今回の勝利は自信を取り戻す意味でも大きかったのでは?
    ノリス:みんな好き勝手に言うからね。でも、そんなのほとんど事実じゃない。僕やチームが真実を分かっていれば、それで十分。オーストラリアの後、自分の中での勢いを取り戻すためにずっと努力してきた。この週末は、その最初の一歩。まだすべてを取り戻したわけじゃないけど、自信は回復してきてる。

    昨日の予選の方が、今日の勝利以上に嬉しかった。感情的にも強く感じた。僕はずっと予選が得意だったけど、今年はその感覚を失っていて、それを取り戻すのが本当に難しかった。ようやく戻ってきたという実感があったからね。

    ここにはシャルルもマックスもオスカーもいて、F1の中でもトップクラスの才能を持つドライバーたちばかり。そういう中で戦うには、最高の自分でいなきゃいけない。だから、この数ヶ月でどれだけ努力してきたかは、自分とチームだけが分かってるし、それで十分なんだ。

    Q:シャルル、来年F1マシンが小型化されますが、それが今年すでに導入されていたらランドを抜けたと思いますか?
    シャルル・ルクレール:正直分からない。来年のマシンがどれくらい小さくなるかもまだ分かってないし。モナコではどんなマシンでもオーバーテイクは難しいと思う。後ろの車のサイズに応じて前の車の守り方も変わるからね。多少抜きやすくなることを期待してるけど、決定的とは言えない。

    Q:シャルル、フェラーリはまだ改善が必要とのことですが、特にどこに課題があると考えていますか?
    ルクレール:間違いなく低速コーナーが最大の課題だね。だからこそ、ここモナコに来る時はすごく悲観的だった。でもこのサーキットはバンプや縁石が多くて、逆にフェラーリには合っていた。そういう特殊条件が良い方向に働いたわけだけど、それは長期的な解決にはならない。今後は、こうした“特殊条件”に頼らずに戦えるように、低速域のパフォーマンスをしっかり改善しないといけない。

    Q:ランド、モナコ制覇というのはキャリアの中でどのくらいの位置づけになりますか?
    ノリス:一番誇りに思うのは、いつか自分の子どもに「パパはモナコで勝ったんだ」って言えることかな。これは間違いなく自分のキャリアの中でも特別な位置づけになる。週末を通してポールと勝利の両方を達成できたっていう意味でも、完璧な内容だったし。

    それに昨日の予選で出した1分09秒というタイムも、今後長い間破られないんじゃないかな。来年の車は今年ほど速くならないだろうし、もしコースレイアウトが変わらなければ、あのラップタイムはしばらく残ると思う。そういう意味でも誇らしい。過去にモナコで勝ったドライバーたちは、必ずしも全員がチャンピオンではないけど、大半はそうだった。30年後に「2025年、モナコで勝った年があった」と言えるのが楽しみだよ。

    Q:オスカー、最初のピットストップのとき「シャルルを抜くため」と無線がありましたが、ストップがやや遅れました。あれがなければ前に出られたと思いますか?
    オスカー・ピアストリ:いや、無理だったと思う。そもそも差が大きすぎた。何か起こすためにやってみたけど、実際のところ、結果が変わる可能性は低かったと思う。

    Q:3人に質問です。2ストップ義務ルールについて、すべてのレースに導入すべきだと思いますか?
    ランド・ノリス:それはルールを作る人たちに聞いてほしい。僕らは決められたルールの中で戦うだけ。何を求めるかによるよね。レースを“演出”したいのかどうか。今回、オーバーテイクが増えたわけじゃないと思うよ。むしろ“運”で結果が左右されかねない。赤旗やセーフティカーで状況が変わることになるし、純粋にレースで勝った人が正当に評価されないリスクがある。それって本当に望ましいのかなと。F1はスポーツであるべきだと思う。誰が一番速いか、誰が一番うまくレースしたかで決まるべきだよ。モナコの魔法って、そもそも予選にあるわけだし、それを無理に壊す必要はないと思う。

    シャルル・ルクレール:僕もランドと似た考えだね。今日は2位だった立場から言えば、2ストップ制は少し希望が持てるルールだった。トラフィックでいろんなことが起こるからね。ただ、後ろの方ではチーム戦略的な“ゲーム”もあったようで、それが本当に良いレースかどうかは判断が難しい。でも、モナコは昔からそういう特殊な場所。無理に変えるよりは、F1全体としてオーバーテイクしやすい車を作る方向で進めた方がいいんじゃないかと思う。

    オスカー・ピアストリ:いくつか緊張する場面は増えたよ。セーフティカーウィンドウの計算とかね。でも、上位勢にとってはそこまで大きな影響はなかったと思う。もし赤旗でマックスが勝っていたら全然違った結果になったかもしれないけど、それが“良いレース”かどうかは別の話。今後、そういう展開は出てくるかもしれないね。

    Q:ランド、マックスがわざとペースを落として、シャルルにチャンスを与えようとしていたと思いますか?

    ランド・ノリス:彼に聞いた?

    Q:うん、聞いた。「タイヤの状態が悪かっただけ」と言ってたよ。

    ノリス:なら、それが答えだね。僕から言えることは何もないよ。

    Q:3人に質問です。今回のルール変更は、エンジニアとの連携やチーム間の協力において、何かしらプレッシャーを増やしたと思いますか?

    シャルル・ルクレール:ランダム性が増したとは思う。運が良ければ得をするし、悪ければ大損する。それは自分たちの手の届かないところで起きるから、少し不安になる。ただ、モナコでは昔からそういう傾向があるし、今回は特に2ストップでそれが強まった感じかな。でもエンジニアとの間で、特別に緊張感が高まったということはなかったよ。

    Q:ランドとオスカーに質問です。今夜はモナコGPの後、チームの“もうひとつの週末”があるわけですが、インディ500はどこで見ますか? シャルルはどうですか? 去年は観られなかったと思いますが。

    ランド・ノリス:ソファで観る予定だよ。誰かに招待されたら別だけど(笑)。まあ、今のところは自宅観戦かな。そろそろ始まる時間だよね。これくらいにして、観に行きたいくらいだよ。

    シャルル・ルクレール:何時スタート?

    ノリス:1時間後か1時間半後くらい。

    ルクレール:うちはたぶんその時間、まだチームミーティングしてるね。フェラーリはいつも出発が遅いから(笑)。でも、すごくクレイジーなレースだと思うし、さっきオスカーとも話してたんだけど、僕はたぶんやらないかな。ちょっとレベルが違いすぎるというか。F1が好きだし、今はそこに集中してる。そのあとでやりたいのは、兄と一緒にル・マンに出ること。それが夢なんだ。だから、僕にとってはル・マンが次の目標で、インディ500は尊敬はしてるけど、ちょっと別世界という感じだね。

    ノリス:僕も同じ。僕も兄とル・マンに出られたら素晴らしいけど、彼は少しレースから離れてるからなぁ。でもアメリカのドライバーたちには本当に尊敬してる。今回ロバート・シュワルツマンがポールを取ったって聞いたけど、すごいよね。昔、2015年か2016年のフォーミュラ・ルノーでチームメイトだったんだ。だから彼が今あの舞台で結果を出してるのは感慨深い。でも、僕はインディ500には出ないって今はっきり言える。まったく興味がない。僕のやりたいことじゃないし、楽しめる気がしない。シミュレーターで走った時は面白かったけど、ぶつかっても痛くなかったからね。リセットボタン押せば済んだ(笑)。それくらい別物なんだ。

    Q:ランド、モナコに勝った今、トリプルクラウン(モナコGP、ル・マン、インディ500)に挑戦したくなったりはしませんか?

    ノリス:いや、ならないね。

  • ランド・ノリス F1モナコGP優勝「夢が叶った でも課題もまだ残っている」

    ランド・ノリス F1モナコGP優勝「夢が叶った でも課題もまだ残っている」

    ランド・ノリスは、モナコGPで自身初となるモナコ制覇を達成し、「夢のひとつを叶えた」と語った一方で、「まだ取り組むべき課題がある」と冷静な自己評価も忘れなかった。

    ノリスはポールポジションからスタートし、オープニングラップのサン・デボーテで両フロントタイヤをロックさせながらも先頭をキープ。その後も2回の義務的なピットストップを挟みつつ実質的なレースリードを維持し、終盤にはマックス・フェルスタッペンとシャルル・ルクレールの挟み撃ちという緊張の展開を見事に凌ぎきった。

    「信じられない気分だ」とノリスは喜びを語った。

    「モナコでの勝利はすごく特別だし、子どもの頃から夢見ていたことだった。今日はそれを叶えることができた。もちろん簡単じゃなかった。レースは長くて過酷だったし、最後の数周は特に神経を使った。後ろにはシャルルが迫っていて、前にはまだピットインしていないマックスがいたからね。どうにかしてギャップをコントロールしながら、リスクを最小限に抑える必要があった」

    「マックスがレースをスローにしたとき、シャルルが接近してきたのが一番厄介だった。でも、チャンスを与えないようにギャップをマネージしつつ、必要なときにプッシュして、必要なときにクールダウンするよう心がけていた。難しい戦いだったけど、勝てて本当に嬉しいし、チームもとても喜んでいる。今日は最高の夜になると思う」

    この勝利は、ノリスにとって今季2勝目であり、オーストラリア開幕戦以来となる勝利。これにより、ドライバーズランキングで首位のチームメイト、オスカー・ピアストリとの差をわずか3ポイントに縮め、タイトル争いに再び名乗りを上げた。

    モナコGP F1 ランド・ノリス マクラーレンノリスがマクラーレンに勝利をもたらし、ピアストリも表彰台を獲得

    予選での復調がもたらした自信、そして冷静な自己分析
    しかしノリスは、今回の勝利がすべてを解決したわけではないと語る。

    「週末を通して小さな前進はあった。でも、それで全てが整ったというわけじゃない。まだ取り組むべき点はたくさんある」

    「チーム側には僕が最大限の力を発揮するために必要な“要素”を揃えてもらう必要がある。クルマが速いのは間違いない。でも、去年との違いもあるし、自分がベストを尽くせるようなセッティング面でのサポートが必要なんだ」

    「だから、チームとしても僕自身としても、まだやるべきことはある。でも昨日の予選にはとても誇りを持っている」

    ノリスはQ3で1分9秒954という驚異的なラップを記録し、シャルルからポールポジションを奪取。それは自身にとって予選での苦戦が続いた中での“復活”でもあった。

    「正直に言うと、今日の勝利より昨日の予選の方が感情的だった。もちろん、モナコでの勝利は素晴らしい。でも、僕にとっては予選で調子を取り戻せたことのほうが意味があった」

    「今シーズンはずっと予選で苦しんでいた。ジェッダではQ3でクラッシュもしたし、自分の得意分野であるはずの予選で苦戦するのは本当に辛かった。でもようやく昨日、自分らしい走りができた」

    「相手はオスカー、シャルル、マックスと、世界でも最高レベルのドライバーたち。そんな彼らと戦うには、自分も常に最高の状態でいないといけない。そのための努力をどれだけ積み重ねてきたかは、自分とチームだけが知っている」

    「だからこそ、この結果には大きな意味があるし、僕にとっては一歩前進なんだ」

  • ランド・ノリス F1モナコGP予選「ずっとこの瞬間を待っていた」

    ランド・ノリス F1モナコGP予選「ずっとこの瞬間を待っていた」

    ランド・ノリスは、F1モナコGPで自身初のポールポジションを獲得したことについて「ずっとこの瞬間を待っていた」と語り、「今日のために本当に努力してきた」と喜びを口にした。

    モナコ市街地の土曜日の予選では、ノリスは常に上位に位置しており、Q2ではフェラーリのシャルル・ルクレールを上回ってトップタイムを記録。ルクレールが週末の全セッションでトップを守っていた中で、初めてそれを破った形となった。

    Q3終盤、ルクレールが暫定ポールにつける中、ノリスは最終アタックで1分09秒954を記録し、0.109秒差でトップに躍り出た。これは開幕戦オーストラリアGP以来のポールポジションとなる。

    「ずっとこの瞬間を待っていたから、本当にうれしい」とノリスは語った。「ここ数か月はいろいろな苦労があっただけに、どれだけうれしいかは言葉では言い表せない」

    「特にここモナコでというのが特別だし、美しい場所で地元のヒーロー(ルクレール)を相手にポールを獲るのは本当に難しい。チーム全員に誇りを感じている。今週もそうだし、ここ数か月間、今日という日のためにずっと努力してきた。本当に満足している」

    さらにこう続けた。

    「Q3に入ると、最終ラップは“どこまで攻められるか”“どれだけリスクを取れるか”の勝負になる。今日のラップはすごく気持ちよく走れた。すべてがうまくかみ合ったラップで、フィニッシュラインを越えたときに『やった』と感じられる。すごくうれしい」

    ランド・ノリス モナコGP F1 マクラーレンノリスは、チームメイトでありドライバーズチャンピオンシップのリーダーであるピアストリに差を縮めることを目指している。

    今回、マクラーレンは他チームと異なる戦略を採用。ソフトタイヤの最終セットを早めに投入し、ノリスとチームメイトのオスカー・ピアストリの両者に、1周クールダウンを挟んで2回のアタックチャンスを与えた。

    この判断は功を奏し、ノリスはセッション後、その戦略に「リスクはなかった」と断言した。

    「うちのチームにとってはリスクじゃなかった。予選前からこの戦略がベストだと信じていたし、実際その通りになった」

    「自分たちの信じた道を貫いた。チームは本当に素晴らしい仕事をしてくれた。現地のみんな、そしてファクトリーの全員に感謝している。こういう日は簡単には訪れないし、少しでも恩返しできてうれしい」

    モンテカルロでの過去最高成績は2021年の3位。今季ここまでの唯一の勝利もオーストラリアGPだったノリスにとって、決勝での初勝利を目指す戦いとなるが、今回のレースは2ストップ義務が課されており、戦略面でも難しい一戦となる。

    その影響について問われると、ノリスは率直にこう語った。

    「正直、全然わからないし、今は気にしてない。今日はこの結果を素直に楽しみたい。今夜は明日のための準備をするけど、今日はただただうれしい。予選には満足しているし、この瞬間をしばらく噛みしめたい。それから明日に集中するつもりだ」

  • ランド・ノリス F1モナコGP予選で伝説刻む「70秒切り」オンボード映像

    ランド・ノリス F1モナコGP予選で伝説刻む「70秒切り」オンボード映像

    マクラーレンのランド・ノリスが、2025年F1モナコGP予選で劇的なポールポジションを獲得した。母国モナコでのポールを狙っていたシャルル・ルクレールを、予選最終盤のアタックで逆転した。

    ノリスは最後のアタックで1分09秒954を記録。これはモナコ市街地コースにおける歴史上初の「70秒切り」のラップタイムであり、暫定ポールだったルクレールを0.109秒上回る見事な走りだった。

    ルクレールは週末の全3回のプラクティスで最速タイムを叩き出していたが、ポール奪取にはわずかに届かなかった。

    今回のポールポジションは、ノリスにとって今季開幕戦オーストラリアGP以来で、2025年シーズン唯一の勝利を挙げたグランプリ以来の快挙でもある。

    公開されたオンボード映像では、市街地の狭隘なコースでギリギリの限界を攻めるノリスの視点から、コーナー侵入やブレーキングポイント、シケインのクリア状況が手に取るように伝わってくる。

    映像はスタートから最終シケインまでほぼ全区間をカバー。モナコ名物のトンネル区間では最小限のステアリング操作で最高速を維持し、ターン1ではわずかなタイヤカスをものともせずに斜行。最終ラップのクライマックスでは、0.109秒差で暫定トップに立つ瞬間のデジタルセクタースコアが表示され、コックピット内の興奮が画面越しにも伝わってくる。

    日曜の決勝では、2ストップ義務付きのレースが予定されており、2021年に記録した3位がこれまでのモナコでの最高成績であるノリスにとって、新たな挑戦となる。

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  • ランド・ノリス F1モナコGP「全てを完璧なウインドウに入れるのは難しすぎる」

    ランド・ノリス F1モナコGP「全てを完璧なウインドウに入れるのは難しすぎる」

    マクラーレンのランド・ノリスは、F1モナコGP金曜プラクティスを「楽しくもストレスの多い一日」と評しながらも、マシンのフィーリング自体には一定の満足感を示した。ただし、モナコ特有の路面条件とコースの性格により、マシンを「完璧なウインドウ」に持ち込むのが非常に難しいとも語っている。

    ノリスはFP1を3番手、FP2を4番手で終えたが、トップタイムを記録したフェラーリのシャルル・ルクレールとは約0.3秒の差があった。さらに、チームメイトのオスカー・ピアストリにも0.2秒ほど遅れた結果となった。

    「ここを走るのはいつだってストレスがかかるけど、それでも本当に楽しい」とノリスは語る。

    「クリーンなラップをまとめるのが難しかったりもしたけど、最初から感触は悪くなかった。全体的にはポジティブなフィーリングだったけど、いくつかの部分ではまだ進化が必要だと感じている」

    パフォーマンス面ではまずまずの感触が得られていた一方で、チームメイトのピアストリはFP2後、「マシンとしっかり噛み合わない」と苦戦を口にしていた。ノリスはそれについても共感を示している。

    「オスカーがなぜ苦しんでいるのかを説明するのは難しい」とした上で、こう続けた。

    「でも、すべては小さなことなんだ。大きな問題があるわけじゃない。けれど、コンマ数秒を争うこの世界では、小さなことが積み重なると大きな差になる」

    ランド・ノリス マクラーレン モナコGP F1

    「ブレーキング、コーナリング、タイヤ、グリップ、そしてフィーリング――全部を“完璧なウインドウ”に入れるのは本当に難しすぎる。正直、それを達成するための『一つの答え』なんて存在しない。いくつもの要素が絡み合っているんだ」

    マクラーレンのMCL39にはポテンシャルがあることをノリス自身も認めているが、それを最大限に引き出すには極めて精密なセッティングと走行条件が求められる。予選が決定的な意味を持つモナコでは、その精度こそが明暗を分ける。

    「金曜としては全体的に良いスタートだったけど、予選に向けてはまだやるべきことがある」とノリスは語った。ルクレールとの差を詰め、モナコでの上位進出を狙うには、土曜日の一発勝負で“完璧なウインドウ”を引き当てる必要がある。

  • ランド・ノリス F1エミリア・ロマーニャGP「状況が変わるのは一瞬」

    ランド・ノリス F1エミリア・ロマーニャGP「状況が変わるのは一瞬」

    ランド・ノリスは、F1エミリア・ロマーニャGPでのマックス・フェルスタッペンの勝利により、マクラーレンがレッドブルに対してペースで劣ったことについて「状況がいかに早く変わり得るかを示している」と語った。

    ノリスは日曜のレースで2位に入り、ポールポジションからスタートしたチームメイトのオスカー・ピアストリを上回った。フェルスタッペンは、オープニングラップで鮮やかなオーバーテイクを決めて首位に立ち、そのまま一度も譲ることなく勝利を収めた。

    4番グリッドからスタートしたノリスは、序盤に何度も試みた末にヴィルヌーヴ・シケインで3番手スタートのジョージ・ラッセルを抜いて前に出た。

    バーチャル・セーフティカーと終盤のセーフティカーによる混乱のなかで一時ピアストリの前に出たものの、再び後ろに下がる場面もあった。それでもレース終盤、より新しいピレリタイヤとDRSを活用し、ストレートでピアストリをオーバーテイクして順位を取り戻した。

    「タフなレースだった。長いレースだった」とイモラでのレース後に語ったノリス。

    「一度手からこぼれ落ちて、また戻ってくるような感じのレースだったね。今日は我慢比べのようなレースで、そういう展開に備えるのは難しいけど、第1スティントを引っ張る戦略はうまくいったと思う」

    「ただ唯一のネガティブな点は、レッドブルに対して十分なペースがなかったことだ。今日はレッドブルが、そしてマックスが本当に速かった。単にペースで劣っていただけじゃなく、デグラデーション(タイヤの摩耗)にも苦しんでいた」

    「2週間前には最大の強みだったはずのものが、今週末には足りなかった。だからこそ、状況がどれだけ早く変わり得るかがよくわかる。でも、それ以外は満足している。チームにとってはいい結果だったし、それが一番大事なことだと思う」

    ランド・ノリス マクラーレン F1 エミリア・ロマーニャGPノリスとマクラーレンは、フェルスタッペンとレッドブルに次ぐ 2 位でレースを終えるしかなかった。

    今回の結果は、前戦マイアミGPとは対照的だ。マイアミではピアストリがチームメイトのノリスを抑えて優勝し、マクラーレンの1-2フィニッシュで圧倒的な速さを見せていた。

    今シーズン、マクラーレンはこれまでの7戦中5勝を挙げており、決勝では最速のマシンと言われてきた。しかし、フェルスタッペンもポールポジションを3回獲得しており(ピアストリと並ぶ)、その存在はマクラーレンにとって大きな障害となっている。

    イモラでの勝利は、フェルスタッペンにとってこのサーキットで4連勝目となり、ドライバーズランキングでもノリスに9ポイント差、ピアストリには22ポイント差にまで迫ってきている。

    「オスカーはポールを獲得する素晴らしいラップを走った。でも平均して見ればマックスの方が速かったし、今週末のこのサーキットとそのデグラデーションの特性がレッドブルに合っていたのだと思う」とノリスは続けた。

    「うちはオーバーヒートというよりもリアのデグラデーションに苦しんでいた。遅いコーナーでは、レッドブルが相変わらず非常に強い。これについてはシーズンを通してずっと言ってきたことだ」

    「自分たちは決して慢心していない。レッドブルがうまくかみ合ったとき、そしてすべてが整ったときにどれだけ強いか、我々はそれをわかっている。今日はまさにそういう日だった」

    「だからこそ、自分たちはこれからも努力を続けるしかない。言うべきことはそれだけだ。頭を下げて、自分たちのやるべきことに集中し続ける」

  • ランド・ノリス F1エミリア・ロマーニャGP「今は本当に苦しい時期」

    ランド・ノリス F1エミリア・ロマーニャGP「今は本当に苦しい時期」

    ランド・ノリスは、F1エミリア・ロマーニャGPの予選で4番手に終わったことを受け、「今は本当に苦しい時期にある」と率直に語り、自身の不調が続いている現状を認めた。

    今季の開幕戦オーストラリアGP以来、ノリスはポールポジションを一度も獲得できておらず、マクラーレンのMCL39の一発の速さを引き出すのに苦戦している。

    イモラではFP3でトップタイムを記録し、マクラーレンが全プラクティスを制したが、予選本番ではそれを再現できなかった。

    予選Q3では、最終アタック前の時点でマックス・フェルスタッペンとチームメイトのオスカー・ピアストリに次ぐ3番手につけていたノリスだが、ラップ中にミスが重なり、最後はジョージ・ラッセルに抜かれて4番手に後退した。

    「たくさんミスをした。予選の最後のラップはまったく良くなかった」とノリスは語る。

    「みんな速くなるのに、僕は毎回遅くなる。本当に不甲斐ない」

    今回ラッセルは、ピレリの新C6ソフトではなくミディアムタイヤでベストタイムを記録。ノリスもその選択肢を考えていたという。

    「うん、時々は考えたよ。ミディアムのほうがソフトよりいいかもしれない。実際、そうしていたドライバーもいたしね」

    昨シーズン、ノリスは24戦中20戦でピアストリを予選で上回っていたが、今季は流れが変わっている。

    「クルマのせいにはしないよ。そういうタイプじゃない。週末ずっといい感触だったし、Q1もQ2も良かった。タイムは出せると感じてた」

    「でも、いざアタックすると何も起きない。去年は予選が僕の最大の強みだったけど、今年はそうじゃない。理由はある程度わかってきたけどね」

    「もちろん、ポール争いがしたい。だから納得はしていない」

    「クルマは最高だ。ポールを獲ってるし、今週一番速いマシンだ。速くなかったのは僕だ」

    ランド・ノリス F1 エミリア・ロマーニャGP マクラーレン

    イモラは追い抜きが難しいことで知られており、ノリスも「巻き返しは簡単ではない」と見ている。ただ、マクラーレンのタイヤマネジメント能力が鍵になるかもしれないと希望も口にした。

    「追い抜きは自然にはほぼ不可能だと思う。でも戦略でチャンスがあるかもしれない」

    「タイヤが早く劣化してくれれば、それが突破口になる可能性もある。うちのチームが他よりもうまくやれれば、アンダーカットやオーバーカットで順位を上げられるかもしれない」

    「でも、ロングランはあまりやっていないし、ハードタイヤも試してない。まだ分からないことは多い」

    「それでも、いつものように全力を尽くして、できるだけ上を目指すよ」

  • ランド・ノリス F1エミリア・ロマーニャGP「予選では他チームも迫ってくる」

    ランド・ノリス F1エミリア・ロマーニャGP「予選では他チームも迫ってくる」

    マクラーレンF1のランド・ノリスは、F1エミリア・ロマーニャGPの金曜フリー走行でチームが圧倒的な速さを見せたものの、予選では他チームが差を詰めてくると予想しており、楽観視はできないと語った。

    ノリスはFP1とFP2のいずれでもオスカー・ピアストリに次ぐ2番手タイムを記録。チームメイトとの差はそれぞれ0.05秒未満だった。

    それでもノリスは、予選ではマクラーレンのアドバンテージが縮まる可能性があると指摘する。

    「僕らは毎回、金曜日は他より良く見えるけど、予選になるとみんな追いついてくる」とノリスは述べた。

    「だから現時点では楽な立場にはいないと思う。まだやるべきことは残っている。アルピーヌは速かったし、ここではいつも速い。そしてレッドブルもエンジンを本気で回せば追いついてくるだろうし、メルセデスも調子を上げてくるはずだ」

    マクラーレンは今季6戦中5勝を挙げており、前戦マイアミではピアストリがノリスを従えて1-2フィニッシュを達成しているが、ノリスは依然として警戒を怠らない構えだ。

    エミリア・ロマーニャGP F1 ランド・ノリス マクラーレン

  • ランド・ノリス マクラーレンF1の進化型MCL39に困惑「予想以上に扱いづらい」

    ランド・ノリス マクラーレンF1の進化型MCL39に困惑「予想以上に扱いづらい」

    ランド・ノリスは、マクラーレンの今季型F1マシンMCL39が昨年のMCL38よりも「扱いづらい」と感じていることについて、十分な準備ができていなかったと認めた。

    2024年シーズン、マクラーレンはMCL38を駆ってコンストラクターズチャンピオンを獲得。チームとして大きな成功を収めたことで、2025年シーズンにはさらなる期待が寄せられていた。

    実際、マクラーレンF1(通称「パパイヤ軍団」)はその期待に応える形でシーズン序盤から快走。MCL39は選手権争いをリードしており、オスカー・ピアストリとランド・ノリスの両ドライバーがランキング上位を占めている。

    しかしグランプリ5勝を誇るノリスにとって、今季は順調とは言い難い。開幕戦メルボルンではピアストリを上回ったものの、それ以降はオーストラリア人チームメイトに後れを取っており、現在ピアストリに16ポイント差をつけられている。

    ノリスはその理由として、新車MCL39に対する“フィーリング”の難しさを挙げた。自身、このような苦戦を強いられるとは思っていなかったという。

    「新車の方が扱いにくいなんて、全く思っていなかった」と、25歳のノリスはRacingNews365を含むメディアに語った。

    「もちろんシミュレーターなどはあったし、いくつかの情報もあった。でも、そこまで気になるような兆候は見られなかった。だから答えとしては『ノー』だね」

    ランド・ノリス マクラーレン F1

    「十分な兆候はなかった」
    ノリスは、MCL39は性能面で確実に進化していると認めつつも、マシンの真の挙動は実際にサーキットで走ってみなければ分からないと強調した。そのため今季に向けた準備が不十分になり、多忙なF1カレンダーのなかで試行錯誤が続いている。

    「僕たちは確かにステップアップになるとは思っていたし、速くなることも分かっていた。でも実際にサーキットに持ち込んで、いろいろなコースで走ってみないと、本当のところは分からない」

    「コースによってはフィーリングが良く感じられる場所もあったし、マシンに好印象を持てた部分もある。でも、それだけでは十分に備えるには足りなかった。今思えば、もっと準備すべきだったのかもしれない」