カテゴリー: ランド・ノリス

  • ランド・ノリス「今週末は簡単じゃない」 連勝中でもF1ラスベガスGPに警戒感

    ランド・ノリス「今週末は簡単じゃない」 連勝中でもF1ラスベガスGPに警戒感

    ランド・ノリスは、メキシコとブラジルでの連勝によってランキング首位に立ちながらも、今週末のF1ラスベガスGPについては「これまでのレースほど高い期待値ではない」と慎重な姿勢を示した。

    ここラスベガスは2023年の初開催以来、マクラーレンが苦戦してきたサーキット。気温の低さ、ストレート主体のレイアウト、タイヤの暖まりにくさなどが複合的に影響し、「過去2年で最も難しいレースだった」とノリス自身も振り返る。

    そのため、直近の2戦の圧倒的勝利から一転、今回は“謙虚な期待値”で挑むことを明らかにした。

    「自信はある。でもメキシコやブラジルと同じ期待値ではない」
    ノリスは木曜会見で、ここ2年のラスベガスでの苦戦を踏まえ、まず慎重な一言から語り始めた。

    「ここ2年を見るなら、僕たちにとって間違いなく一年で一番難しいレースだった。だから、メキシコやブラジルのような期待値ではない」

    「もちろん今年は大きく改善できている。去年よりも自信はあるけど、直近のレースほどの自信には届かない」

    それでもノリスは“勝利”という明確な目標を捨てていない。

    「それでも勝ちに来ているよ。期待値は高いし、ここ数週間のようにまた勝ちたい。ただ、難しくなるのは間違いない」

    ランキング首位、ピアストリに24ポイント差。逆転劇の裏にあった“地道な作業”
    ノリスは現在、チームメイトのオスカー・ピアストリに24ポイント差をつけてランキングトップ。
    ザントフォールトでのピアストリのリタイア(メカニカルトラブル)後、この6戦でノリスは2勝3回の表彰台と圧倒的な安定感を見せている。

    一方で、「何かが突然変わったわけではない」と本人は強調する。

    「いつも通り、チームと一緒に小さなことを積み上げ続けているだけなんだ」

    「“こう運転すればいい”という答えを見つけたわけじゃない。メキシコとオースティンは全く違うフィーリングだった。ブラジルもまた違う。毎週末、マシンが求める運転を僕が合わせ続ける必要があるんだ」

    「シミュレーターでもサーキットでも、FP1からFP3までどう理解を深めるか、どう進めるか。そのプロセスを洗練させてきた。これまで以上に仕事量を増やし、理解を深め、周りの人たちからもっと引き出し、そして自分自身からももっと引き出した。その積み重ねだよ」

    ランド・ノリス(マクラーレン) ラスベガスグランプリ

    ラスベガスGPで求められる“適応力”。ノリスはその武器を磨き続けている
    ラスベガスは夜間・低温・ロングストレートという特殊条件が揃い、タイヤの暖まりが難しいサーキットだ。

    加えてメカニカルグリップと高速セクションが混在し、周回ごとの路面変化も大きいため、「マシンに合わせていく適応力」がドライバー側に強く求められる。

    ノリス自身が語った通り、彼はこの“適応スキル”を今年飛躍的に高めてきた。
    だからこそ、ラスベガスは「厳しい」としながらも決して悲観はしていない。

    連勝中の王者ムードとは裏腹に、冷静に状況を分析し、必要な作業を積み重ねる余裕がある――
    その姿勢こそ、今のノリスが世界選手権をリードする最大の理由でもある。

  • ランド・ノリス ラスベガスGPでF1通算150戦を祝福する特別ヘルメット

    ランド・ノリス ラスベガスGPでF1通算150戦を祝福する特別ヘルメット

    ランド・ノリスは、2025年F1ラスベガスGPに向けて特別ヘルメットを披露した。これは現代アーティストのヴェルナー・ブロンクホルストと、ノリス自身のF1通算150戦を記念するコラボレーションとなっている。

    デザインは「Art in Motion」と題したアート体験イベントを中心に構成されており、ラスベガス・ストリップで展開されるポップアップ企画の一環として制作された。ノリスとブロンクホルストによる共同プロジェクト「LN x WB コンセプトストア」がウィン・ラスベガス内に設置され、ヘルメット展示のほか、ブロンクホルストのプリント作品や限定アパレルも並ぶ。

    アート×F1キャリアを融合した“150戦記念ヘルメット”
    ストアはレース週の火曜日にオープンし、土曜日まで一般公開されている。営業時間は10時〜22時(最終日のみ19時終了)で、ヘルメットはギャラリースペースで展示される。

    強い色彩と重厚なテクスチャーを特徴とするブロンクホルストは、今回の特別作品について次のように語った。

    「このコラボレーションは旅路を称えるものだ。ランドが150戦に到達するにあたって、これまでの149戦を形作ってきた決定的な瞬間や細部を一つの祝福の作品として織り込みたかった。ヘルメットは150戦に至るまでのランドのF1キャリアの肖像になる」

    ノリスも今回のプロジェクトへの誇りを口にしている。

    「150戦に到達できたことは本当に誇らしい瞬間だ。この道のりを特別な形で残したくて、ヴェルナーとヘルメットでコラボするのが最もふさわしいと思った。これまでの旅路を表現する素晴らしい方法だ」

    ランド・ノリス(マクラーレン) ラスベガスグランプリ

    24ポイント差でラスベガスへ “最終3連戦の準備は万端”
    今週末のラスベガスGPは今季第22戦となり、シーズン終盤の3連戦の初戦でもある。コースは前年からレイアウトの変更はなく、マクラーレンにとっては難しい傾向が続いてきたが、ノリスは前向きだ。

    「ラスベガスは次だ!ストリップを走るのは本当にクールな体験だし、今年最後のアメリカでのレースでファンに会えるのが楽しみだ」

    ノリスはMTC(マクラーレン・テクノロジーセンター)で最終3戦に向けた準備を進めており、メキシコ、ブラジルと強力なペースを示したことで勢いを感じているという。

    「最終のトリプルヘッダーに向けて、チームと一緒にMTCで入念に準備をしてきた。直近2レースではしっかりポイントを持ち帰れたし、メキシコとブラジルでは強いペースを見せられた」

    「過去のラスベガスは僕たちにとって簡単ではなかったけれど、だからといって全力を尽くさない理由にはならない。クルマから引き出せるパフォーマンスは最大限に引き出すつもりだ。気分はとても良いし、やる気に満ちている。最後のプッシュに向けて準備はできている」

  • ランド・ノリス F1タイトルはラスベガスGPで決まるのか? 条件を徹底整理

    ランド・ノリス F1タイトルはラスベガスGPで決まるのか? 条件を徹底整理

    ブラジルGPで圧倒的なパフォーマンスを披露したランド・ノリスが、2025年のF1タイトル争いでチームメイトのオスカー・ピアストリから主導権を奪った。

    メキシコ後はわずか1ポイント差だったが、サンパウロでノリスはスプリントと決勝の“ダブル勝利”で33ポイントを積み上げた。一方のピアストリはスプリントでクラッシュし、決勝でもペナルティを受けて5位。獲得ポイントは10にとどまった。

    これによりノリスは 24ポイント差のリード を得てラスベガスへと向かうことになる。

    ノリスはラスベガスで王者になれるのか? 結論:NO
    結論から言えば、ノリスがラスベガスでチャンピオンを決めることは不可能 だ。

    残りポイントは以下の通り。

    ■ 残り3戦の決勝:25ポイント×3=75
    ■ カタールのスプリント:8ポイント
    → 合計83ポイント

    仮にノリスがラスベガスで優勝(25ポイント)し、ピアストリがノーポイントだったとしても、
    ノリス:415
    ピアストリ:366
    → 49ポイント差

    その後には58ポイントが残るため、数学的にタイトルは決まらない。

    ランド・ノリス(マクラーレン) ラスベガスグランプリ

    ノリスが最速でタイトルを決めるケース
    ラスベガスで最大の49ポイント差まで広げられた場合、ノリスがタイトルを決められる最速のタイミングは カタールのスプリント となる。

    スプリント後に 51ポイント以上の差 をつければ、その時点でノリスが初のワールドチャンピオンに確定する。

    ノリスはもう勝たなくてもチャンピオンになれる
    興味深いのは、ノリスはもう 勝利を必要としていない という点だ。

    残りすべての決勝とスプリントで
    ピアストリが1位、ノリスが2位
    という最悪に近いシナリオでも、ノリスは失うポイントは22のみ。

    現在の24ポイント差はそれを上回っているため、
    全戦2位でもノリスが2ポイント差でチャンピオン という計算になる。

    熾烈なチーム内タイトル争いは“運命の3連戦”へ
    ブラジルで明確に流れをつかんだノリスだが、ピアストリは依然としてタイトルの可能性を残している。
    残るはラスベガス、カタール(スプリント+決勝)、アブダビの3連戦。

    2025年の王座は、マクラーレンの若き2人による史上屈指の接戦として歴史に刻まれることになりそうだ。

  • オスカー・ピアストリ F1タイトル争いの中でも「ノリスとの関係は変わらない」

    オスカー・ピアストリ F1タイトル争いの中でも「ノリスとの関係は変わらない」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、ブラジルGP後に出演したポッドキャストで、チームメイトのランド・ノリスとの関係性について語った。両者は2025年シーズンを通じて熾烈なタイトル争いを繰り広げているが、ピアストリは「関係に亀裂はない」と強調した。

    シーズン残り3戦、ノリスが390ポイントで首位、ピアストリが366ポイントで2番手。タイトル初戴冠がかかる緊張感の中でも、二人のワーキングリレーションは保たれているという。

    ピアストリ「むしろ関係は良くなっている」
    ピアストリは『Beyond The Grid』で次のように語った。

    「関係はまったく同じだと思うし、正直なところこれまでよりも良くなっていると思う。3年目のチームメイトだから、互いのことをより深く知るようになっている。そういう意味では、これまでよりも良い状態にあると言える」

    「僕らは“オン・トラックで起きたことはオン・トラックに留める”タイプの人間だ。短い感情の揺れはあるかもしれないけど、時間が経てば鎮まるし、そこで引きずることはない」

    「チームに最善を尽くすという姿勢は変わらないし、チームに求めるものも大体同じだ。もちろん好むセットアップや強み・弱みは互いに微妙に違うけれど、全体像としては何も変わっていない」

    中盤戦でも「関係は変わらない」と強調
    今季中盤のオランダGP前にも、ピアストリはノリスとの関係性について次のように語っていた。

    「今年は競争環境が違うのは確かだけど、僕らの関係はほとんど同じだ。チームのための働き方も、クルマに求めるものも変わらない。僕たちはこのチームと長く成功したいという思いがあるし、それは互いに共通している」

    オスカー・ピアストリとランド・ノリス(マクラーレン)

    ここまでの戦績とタイトル争いの構図
    ノリスはここまで 6回のポールポジションと17回の表彰台 を獲得しており、ピアストリは 5回のポール、14回の表彰台 と僅差で追っている。

    残り83ポイントが争われる中、アブダビ決戦までタイトル争いは続く見通しだ。

    “マクラーレン内部の空気”はどうなっているのか
    今回の発言から読み取れるのは、両者ともに「内部対立の否定」を強く打ち出している点だ。

    ■ ピアストリは「関係は良くなっている」と強調
    ■ ノリスも週末ごとのコメントで「モメていない」と再三言及
    ■ マクラーレンは2人の協力関係を維持しタイトルを狙う構図

    タイトル争いが接戦になると、どのチームでも「内部対立」や「優遇・不満」などの憶測が出る。しかし、ピアストリは「ミスを指摘される必要はない、自分で分かっている」と語るなど、精神的負荷との向き合い方も冷静だ。

    ただし、近5戦の戦績ではノリス側に勢いがあり、ピアストリはややリズムを落としている。
    競争が激化すれば“短期的な感情の揺れ”は避けられないが、両者がそれを引きずらない性格であることは、チーム全体の戦闘力維持にプラスとなる。

    今後に向けて
    マクラーレンはダブルタイトルを狙える位置にあり、両ドライバーの協力関係は極めて重要だ。今後のラスベガス、カタール、アブダビの3連戦で、二人が本当の意味で「関係を保ったまま」戦い抜けるかが、タイトルの行方を大きく左右する。

  • セルジオ・ペレス F1ファンのノリスへのブーイングに持論「良い面もある」

    セルジオ・ペレス F1ファンのノリスへのブーイングに持論「良い面もある」

    セルジオ・ペレスは、2025年F1メキシコGPとブラジルGPでランド・ノリスに向けられたブーイングについて、「良い面もある」と語り、F1ファンの情熱が強く表れた出来事だったと指摘した。メキシコシティのスタジアムセクションでは、優勝直後のノリスへのインタビュー中にブーイングが鳴り響き、ブラジルGPでもスプリントと決勝の両方で同様の反応が見られた。

    一方で、ノリスはメキシコとブラジルで連勝し、ドライバーズ選手権の首位を奪還。とはいえ、モンツァでのチームオーダーをきっかけとしたファンの不満が続いており、表向き落ち着いているノリスも内心では疲れを見せているとされる。

    ノリス連勝の裏で続く“ブーイング問題”とペレスの見解
    ランド・ノリス(マクラーレン)はメキシコとブラジルで連勝し、2025年F1ドライバーズ選手権の首位に返り咲いた。しかし、その一方でファンからブーイングを浴びる場面が続いた。

    メキシコシティGPでは、オートドローモ・エルマノス・ロドリゲスのスタジアムセクションで、一部のファンが圧勝したノリスへのインタビュー中にブーイングを送った。ブラジルGPの週末でも同様の反応が見られた。

    続くノリス批判とF1ファンの複雑な感情
    一部では、ノリスに向けられたブーイングは、モンツァでのチームオーダーでノリスが得をした件への不満を表していると指摘されている。モンツァ前、ドライバーズ選手権ではピアストリが34ポイントリードしていたが、現在は24ポイント差を付けられる形で逆転されている。

    マクラーレンはイタリアGPで、先にピットインしたピアストリがノリスをアンダーカットする形になったことを受け、ポジションを返すよう指示。これは「ピアストリが前に出ることはない」という事前説明と異なる展開だった。

    ランド・ノリスはメキシコシティGP優勝後、マクラーレン車上で歓喜を見せたが、同時にファンの一部からブーイングを浴びていた。

    ピアストリはモンツァ以降の6レースで一度もノリスを上回れておらず、メキシコでも42.065秒差のP5。ブラジルでもスプリント、決勝共にノリスは優勝し、ファンからは再びブーイングが起きた。

    セルジオ・ペレスはこのブーイングについて「良くないことだ」としながらも、ファンが本音を見せる“ある意味での良さ”もあると述べた。

    ペレスはロイター通信に語った。
    「レースに勝ったドライバーにブーイングするのは良いことではない。でも同時に、ファンの本音や情熱を見られるのは良いことでもある」

    「ただし、敬意を持ってやるべきだ。勝者への敬意は常に必要だ。でも、まあ、こういうものだよ」

    ブラジルでは、レース前のドライバー紹介でノリスの姿がビッグスクリーンに映し出されるだけでブーイングが起きており、ノリスは表向きは気にしていないと語るものの、内心では疲れを見せているという。

    ファンが不満を抱える理由としては、モンツァでのチームオーダーで「ピアストリが不当に順位を譲った」とされる構図が残っているためだ。しかしマクラーレンとしては、ノリスのピットストップが遅れたことで起きた予期せぬ状況を収拾すべく、苦渋の判断を取らざるを得なかった。

    ランド・ノリス マクラーレン

    ペレス発言に見える“F1ファン文化”の特徴
    セルジオ・ペレスが示した視点は、ラテンアメリカを中心とした“感情表出型のスポーツ文化”にも通じる。彼の発言は、
    ・熱狂的な応援
    ・結果への強い反応
    ・好き嫌いが明確に表れるファン気質
    といった地域性を踏まえたものでもある。

    「良い面もある」という言葉は、ブーイングそのものを肯定したというより、F1というスポーツの“情熱の強さ”を読み取った発言と言える。

    ノリスは今後もブーイングに直面するのか
    ノリスがタイトル争いを主導する限り、特定の地域でのブーイングは続く可能性が高い。
    ・モンツァの後遺症
    ・連勝による“勝者への反発”
    ・ピアストリ支持層の不満
    など、複数の要因が絡み合っているためだ。

    ただし、ペレスが指摘したように、これは“情熱の裏返し”でもあり、ノリスが嫌われているという単純な構図ではない。

  • レーシングブルズF1、スタッフのノリスへの“ブーイング煽り”行為を謝罪

    レーシングブルズF1、スタッフのノリスへの“ブーイング煽り”行為を謝罪

    レーシングブルズのスタッフがサンパウロGPの表彰式でランド・ノリスに対してブーイングを煽っているように見える動画がSNS上で拡散し、チームが公式に謝罪した。

    ノリスはメキシコシティとブラジルで2連勝を飾った一方、ここ2戦の表彰式では一部ファンからブーイングを受けていた。

    動画には、ノリスが優勝トロフィーを受け取るためにポディウムへ向かう際、レーシングブルズのスタッフが観客に向かって“サムズダウン”のジェスチャーをする様子が映っている。別のスタッフがすぐにその腕を下げさせ、制止しようとしていた。

    レーシングブルズは声明で、この問題に対処したことを認め、「こうした行為は我々の価値観や精神を反映するものではない」と強調した。

    「我々は素晴らしいレースを称え、すべてのドライバー、チーム、ファンに対してサーキット内外で敬意を示すべきだと考えている」とチームは述べた。

    レーシングブルズ / ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    レーシングブルズの2人、リアム・ローソンとアイザック・ハジャーは、日曜決勝をそれぞれ7位と8位で終えている。

    メキシコでの勝利後、ノリスはブーイングを気にしない姿勢を示していた。

    「正直、みんな好きなようにすればいいと思う」とノリス。「やりたいならその権利があるし、それもスポーツの一部だと思う」

    「なぜかわからないけど、僕はブーイングされると笑ってしまうんだ。よりエンタメ的に感じるというか。だから、続けたいなら続けてもらって構わない」

    「もちろん、できれば応援してほしいけどね。モンツァでも同じだったし、他の何カ所かでもそうだった」

    「理由はわからないんだけど、笑ってしまうんだ。だから続けたいなら続ければいい」

  • ジャック・ヴィルヌーヴが称賛「ノリスは他の誰よりも抜きん出ていた」

    ジャック・ヴィルヌーヴが称賛「ノリスは他の誰よりも抜きん出ていた」

    1997年F1ワールドチャンピオンのジャック・ヴィルヌーヴは、サンパウロGP週末を振り返り、ランド・ノリスのパフォーマンスを「他の誰よりも上だった」と称賛した。

    マクラーレンのランド・ノリスはインテルラゴスで圧倒的な週末を過ごし、スプリントと決勝の両方でポール・トゥ・ウィンを達成。これにより、タイトル争いでチームメイトのオスカー・ピアストリに対し24ポイント差を広げ、マックス・フェルスタッペンに対しては49ポイントのリードを築いた。

    フェルスタッペンは週末初期のセットアップミスでQ1敗退に終わったが、ピットレーンスタートから怒涛の追い上げで表彰台に上がり、ピットスタートからの表彰台という珍しい記録を達成した。

    ヴィルヌーヴは自身のInstagramでレースをレビューし、ノリスの完璧な走りを称賛した。

    「サンパウロでは雨は降らなかったが、レース序盤から終盤まで本当にエキサイティングだった。混乱もあったけれど、ここではいつものことだ」とヴィルヌーヴは語った。

    「ランドは本当に他の誰よりも上だった。週末を通してチャンピオンを狙う走りを見せ、取りうるすべてのポイントを獲得した。ミスは一切なかった。本当に見事だった」

    キミ・アントネッリとマックス・フェルスタッペンへの評価
    メルセデスのルーキー、キミ・アントネッリも今季最高の週末を過ごした。両レースで2番手グリッドを確保し、それを2位フィニッシュにつなげた。F1デビューシーズンで初めて、チームメイトのジョージ・ラッセルを明確に上回った週末となった。

    「アントネッリも本当に印象的だった。プレッシャーの中でも崩れず、チームメイトの前で堂々と戦っていた」とヴィルヌーヴは述べた。

    「そしてフェルスタッペン。ピットスタートからの追い上げ、序盤のパンクを乗り越えての表彰台、しかも2位目前まで迫った。チャンピオンシップの望みをつなぎ、とても印象的だった」

    ノリスのタイトルが“掌中に”
    サンパウロGPの勝利によって、ノリスは今後の残り3戦で「すべて2位以内」でチャンピオンを決められる有利な立場に立った。ヴィルヌーヴが指摘するように、ノリスは今季これまでのどの週末よりも成熟した走りを見せ、ついにチャンピオンへの最終局面を自らの手で引き寄せた。

  • ランド・ノリス F1サンパウロGP優勝「周りは気にせずプッシュし続ける」

    ランド・ノリス F1サンパウロGP優勝「周りは気にせずプッシュし続ける」

    ランド・ノリス(マクラーレン)は、サンパウロGPでの完勝によりポイントリードを広げたものの、「まだプッシュし続けないと」と気を引き締めた。レッドブルのマックス・フェルスタッペンがピットレーンスタートから怒涛の追い上げで表彰台を獲得したことで、タイトル争いの緊張感は依然として続いている。

    ノリスはキミ・アントネッリ(メルセデス)とフェルスタッペンを抑えて優勝。オスカー・ピアストリは5位に終わり、ランキングではノリスとの差が24ポイントに拡大した。週末を通じて全セッションを制したノリスは、ラスベガス、カタール、アブダビの最終3戦に向けて弾みをつけた。

    また、レース後には2023年に亡くなった元マクラーレン・スポーティングディレクター、ジル・ド・フェランに勝利を捧げた。

    「本当に素晴らしいレースだった。ブラジルで勝ててうれしい。ここは素晴らしいサーキットだし、ファンも最高だ。この勝利はジルに捧げたい。彼は僕が若い頃のメンターの一人だった。きっと誇りに思ってくれていると思う。走っている間も彼のことを考えていた。完璧な週末だった」とノリスは語った。

    フェルスタッペンの猛追に刺激を受けたノリス
    レースを通して主導権を握ったノリスだが、注目はピットレーンからスタートし、最終ラップでアントネッリを猛追したフェルスタッペンの走りにも集まった。ノリスは、タイトル争いのライバルが見せた驚異的なスピードを前に、気を緩める余裕などないと語る。

    「素晴らしい勝利だけど、正直言ってマックスの速さを見て少しがっかりしている」とノリスは認める。「今日は僕らの方がもっと速くあるべきだった。レース後はチームを祝福して、それからどこが足りなかったのか確認するつもりだ。僕の頭の中はもうそれでいっぱいだよ」

    「残りはもうあまり多くないけど、自分自身に集中して、頭を下げて、周りを気にせずプッシュし続けるだけだ。チームは素晴らしい仕事をしてくれているし、毎週末ハードに戦ってくれている。僕自身もトラック外で努力を重ねている。それだけに、この結果は本当に報われる。簡単なことじゃないよ」

    「正直に言うと、今日のレースでは僕らが最速というわけではなかったけど、それでも勝てたことがうれしい」と締めくくった。

    ランド・ノリス(マクラーレン) ブラジルグランプリ

    マクラーレンの優位は縮まっている?
    ノリスのコメントからは、マクラーレンのアドバンテージが徐々に薄れつつある現状への警戒心がうかがえる。特にフェルスタッペンがピットレーンスタートからわずか数秒差で2位を争ったことは、レッドブルの潜在力を再び示す結果となった。

    ノリスが口にした「まだプッシュし続ける」という言葉は、タイトル争いの残り3戦に向けての決意表明であり、同時にマクラーレンがさらなる改善を必要としているという現実を物語っている。

  • ランド・ノリス F1サンパウロGP予選「メキシコとは正反対のレースになる」

    ランド・ノリス F1サンパウロGP予選「メキシコとは正反対のレースになる」

    マクラーレンのランド・ノリスは、2025年F1サンパウロGP予選でライバルたちを抑えてポールポジションを獲得した。前回のメキシコシティGPでは30秒差の圧勝を飾ったが、ノリスは「日曜の決勝はまったく異なるチャレンジになる」と警戒している。

    今季最も接戦となった予選では、わずかな差で順位が入れ替わる展開に。スプリントでポール・トゥ・ウィンを達成したノリスも、Q3の最初のアタックでロックアップを喫し、10番手に沈む苦しいスタートとなった。

    しかし、最後の一周で完璧なラップをまとめ、1分09秒511でトップに躍り出ると、2番手のアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)を0.1秒以上引き離してポールを確定させた。

    「メキシコのようにはいかない」
    ノリスは決勝への展望を問われ、「メキシコの逆になると思う」と苦笑した。

    「そんなにシンプルにはいかないと思う。午前中(スプリント)に見たように、メルセデスはすごく速い。今も速さを見せていたし、あまり浮かれていられないね。彼らを遠ざけるために、今夜やるべきことはたくさんある」

    「キミ(アントネッリ)は最後まで全力でプッシュしてくることも学んだ。楽しみな部分もあるけど、同時にプレッシャーもある。明日は大きなチャレンジになると思う。天気がまたどうなるか見ないとね。今のところクリーンな週末だから、これ以上台無しにしないでほしい!」

    滑りやすい路面、風、そして接戦
    スプリント後の路面はやや乾いたものの、強風が予選をさらに難しくした。マクラーレン勢に加え、ハースやレーシングブルズといった中団チームも上位を狙うほどの混戦だったという。

    「路面は滑りやすくて、一貫性もなかったけど、すごく楽しかった。このサーキットはいつも走るのが気持ちいい。最初のラップでロックしてしまったから少し焦ったけど、落ち着いて大事なところでまとめることができたので満足している」

    ランド・ノリス (マクラーレン) ブラジルグランプリ F1

    「チームに感謝。プレッシャーをかけすぎた」
    「チームがいいクルマを用意してくれたおかげだよ。もちろん感謝している。自分でもチームにもプレッシャーをかけすぎた部分があるけど、リズムに乗れて落ち着いて走れた時は、ちゃんと結果が出せる」

    ノリスの安定感とメルセデスの脅威
    ノリスはスプリントに続いてポールポジションを獲得し、週末の主役となった。しかし、彼自身が語るようにメルセデス勢のペースは脅威だ。アントネッリとジョージ・ラッセルはいずれもハイダウンフォース仕様で安定したグリップを発揮しており、決勝ではタイヤ摩耗と気温変化が勝敗を左右する可能性が高い。

    また、マクラーレンはスプリント終盤でソフトタイヤの消耗に苦しんでおり、日曜のロングランでは戦略が鍵となる。ノリスが冷静さを保てるかが、メキシコに続く連勝の成否を分けそうだ。

  • ジョージ・ラッセル「マリオカート戦法だ!」 ノリスの“水しぶき走法”を茶化す

    ジョージ・ラッセル「マリオカート戦法だ!」 ノリスの“水しぶき走法”を茶化す

    2025年F1サンパウロGPスプリントで、ジョージ・ラッセル(メルセデス)は、ランド・ノリス(マクラーレン)が「マリオカート戦法」を使ったと冗談交じりに語った。

    スプリントを制したノリスはチャンピオンシップのリードを9ポイントに拡大したが、その裏でチームメイトのオスカー・ピアストリがウェットコンディションの中でクラッシュ。二人の明暗がくっきりと分かれた。

    マクラーレンのピアストリは、ターン3立ち上がりの縁石で水たまりに乗り上げてスピン、バリアに激突。サウバーのニコ・ヒュルケンベルグとアルピーヌのフランコ・コラピントも同じ場所でスピンを喫した。リプレイでは、その直前にノリスがややワイドに走行し、路面に水を撒き上げていた様子が映し出された。

    ノリスはその場面について「予選ではいつも使う縁石なんだ。今回は少しワイドになってしまって、水が跳ね上がるのを見たけど、それだけだった」と説明している。

    この発言に隣で聞いていたラッセルがすかさずジョークを飛ばした。「まるでマリオカートでバナナを後ろに投げるみたいだったね」と笑い、「この人はグリッドでいちばん賢いよ!」と付け加えた。

    メルセデスのキミ・アントネッリも、チーム無線で「ノリスが水を撒いている」と報告していたと明かしている。「僕は最初からずっと縁石を避けるようにしていた。特に序盤はとてもトリッキーだったからね。ノリスが水しぶきを上げているのを見て、より慎重になった」と語った。

    一方、ピアストリは自らのミスを悔やむ。「縁石の白線に片輪を落としてスピンしてしまった。愚かなミスだと思う」と語り、「残念だけど、明日の決勝ではまだ多くのポイントがある。予選でいいスタート位置を取れるよう、最善を尽くすよ」と前を向いた。

    スプリント勝者ノリス、勝負強さとしたたかさ
    インテルラゴスの湿ったコンディションのなか、ノリスはリスクを最小限に抑えつつも圧倒的なレースマネジメントを見せた。マクラーレン勢が相次いでトラブルに見舞われた中、彼は冷静にラインを保ち、微妙なコンディション変化を味方につけた。

    ラッセルの冗談が示すように、ノリスの走りは偶然ではなく「意識的なリスク管理」に裏打ちされたものだった可能性もある。結果的にピアストリのスピンが後続の混乱を誘発し、ノリスは独走態勢を築いた。
    サンパウロでのスプリント勝利は、タイトル争いにおける心理的優位をさらに強める一戦となった。

    動画の公開は終了しました