カテゴリー: ランド・ノリス

  • ランド・ノリス F1カタールGPスプリント予選「抜けないけど…勝ちに行く」

    ランド・ノリス F1カタールGPスプリント予選「抜けないけど…勝ちに行く」

    ランド・ノリス(マクラーレン)は、チームメイトのオスカー・ピアストリにポールポジションを奪われ、さらにジョージ・ラッセルにも割って入られた結果P3に終わったものの、「当然、勝ちに行く」と力強く語った。チャンピオンシップ決定の可能性があるカタールの19周スプリントに向け、全力で前を狙う姿勢を崩していない。

    FP1に続きマクラーレン勢はソフトタイヤで終盤に速さを発揮したが、ノリスはSQ3の最終コーナーでコースオフし、大きくタイムを落とした。

    さらに最終アタックではアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)との小競り合いでわずかに乱される場面もあり、2人を逆転するには至らなかった。

    SQ3でのミスと妨害でP3に終わる
    ノリスは「ペースはあったんだ。ただ最初のラップで最後のコーナーをミスしてまとめきれなかった」と説明。

    続けて、最終アタックでのアルボンとの接触的な状況については「まぁ、そういうものだよ」と受け流した。

    もしスプリントをP3で終えれば6ポイントを加算できるが、タイトル争いの渦中にあるノリスにとって、ライバルのピアストリ&フェルスタッペンに対して最大2ポイント上回れば今週末にも王座が決まる。

    ランド・ノリス(マクラーレン) カタールグランプリ

    「勝ちを狙うのは当然。だけど抜けない」
    ノリスは勝利への意欲を隠さない。

    「勝ちに行かないなんてバカげてる。僕は勝ちに来ている。だから一晩で見つけられるものを探して、明日に向けてできることをやっていく」

    しかし、カタールの“抜けない”特性を理解しているからこその現実的な見通しも示した。

    「オーバーテイクは不可能だ。だからP3で終わると思う。でも、もしジョージをスタートで抜ければ、多分それが僕にとって最大限だね」

    ノリスはチャンピオン決定の可能性を抱えながらも、目の前のスプリントで勝利を狙う姿勢を明確にしている。タイトル争いの主導権を握り続けるためにも、スタート直後の一撃にすべてを懸ける構えだ。

  • ランド・ノリス F1カタールGP展望「何も変わっていない。勝つだけだ」

    ランド・ノリス F1カタールGP展望「何も変わっていない。勝つだけだ」

    ランド・ノリス(マクラーレン)は、F1ラスベガスGPで自身とオスカー・ピアストリの2台が失格となり、タイトル争いのリードが24ポイントまで縮まったにもかかわらず、「何も変わっていない」と強調した。

    タイトル決定の可能性を残したまま迎えるカタールGPで、ノリスは平常心を保ちつつ“勝つこと”だけに集中している。

    ラスベガスでは2位(ピアストリは4位)でフィニッシュしたものの、両車がスキッドプレート摩耗の規定違反によって失格。ポイントリードは大幅に減少したが、ノリスはその結果を冷静に受け止めており、「チームの努力が報われなかったのは残念だが、タイトルに向けた考えは変わらない」と語る。

    ラスベガス失格「ショックではなかった」
    ノリスは、失格という厳しい結果にも動揺はなかったと明かす。

    「怒ってはいない。助けにはならないけどね。レース中にはすでに何か起きていると分かっていたから、ショックではなかったし驚きもしなかった。
    我々は予想以上の問題を抱えていたし、仮に勝っていたらもっとショックだったかもしれないけど、そうじゃなかった。悲しんでも仕方ない」

    「もちろんチームのみんなはガッカリしていた。多くの努力が無駄になったからね。でも僕自身は意外と大丈夫だった。今はただ今週末に向けてワクワクしている。何も変わらない。ここカタールでも勝ちたいし、アブダビでも勝ちたい。悔しいけど、それが人生だ」

    車高調整で“むしろ速くなる”と確信
    ラスベガスでの予想外のポーポイズ発生と摩耗を受け、マクラーレンは車高を上げる方向でセットアップを調整する。

    「車高を上げても遅くなるとは思わない。むしろ速くなると思う。これでどこでも抑えなくてよくなるからね。遅くなると思っている人もいるけど、たぶん速くなるよ。楽しみだ」

    ノリスは冷静さを保ちつつ、タイトルの重圧にも屈しない。

    「こんな状況は初めてだけど、ワクワクしている。もちろん30ポイント差の方がよかったけどね。でもみんなにとってはエキサイティングなんでしょ?それなら良かったよ」

    「やることは単純。勝つだけ」
    ノリスはカタールでチャンピオンを決める可能性を残すが、その姿勢は終始一貫している。

    「やることは同じ。良い予選をして、良いレースをするだけ。早く決まるに越したことはないけど、僕のやることは変わらない。勝つ、それだけだ」

    プレッシャーが高まる中でも、ノリスは“走りたい”という純粋な欲求を語った。

    「先週末のあと、さらに走りたい気持ちが強くなった。ミスを受け入れて、また前に進むだけ。自分たちの良い流れを続けたいし、その準備はできている」

    ランド・ノリス(マクラーレン) カタールグランプリ

    フェルスタッペンとピアストリとの三つ巴へ「簡単じゃない」
    フェルスタッペンが一時は100ポイント以上離れていたものの、圧巻の追い上げで24ポイント差まで接近。ピアストリも好調を維持しており、三つ巴の最終盤を迎える。

    「マックスは去年もその前もここで勝っている。今回も接戦になると思う。レッドブルはこの6〜7戦、全体的にもっともいいパフォーマンスを見せている。
    簡単だとは思っていない。ハードワークして、自分たちに集中して、目標はポールと勝利。それだけだ」

    ノリスは静かに燃えている。

    24ポイント差、残り2戦。初タイトルは目前だが、焦りも浮かれもない。

    彼が見ているのはただひとつ――チェッカーフラッグの先にある“初の世界王者”という景色だ。

  • マックス・フェルスタッペン F1タイトル争うノリスの実力は「昨年から本物」

    マックス・フェルスタッペン F1タイトル争うノリスの実力は「昨年から本物」

    マックス・フェルスタッペンが、1年前に語ったランド・ノリスのタイトル獲得能力について「本気だった」と改めて強調した。昨季ラスベガスGP後、フェルスタッペンはノリスに「君の時代は来る。焦るな」と声をかけており、その評価は今季のタイトル争いの中で現実味を帯びている。

    今季、フェルスタッペンは夏休み以降に大逆襲を見せ、オランダGP終了時点でオスカー・ピアストリに104ポイント離されていた状況から、モンツァ、バクー、オースティン、ラスベガスでの優勝により流れを完全に引き戻した。

    それでもノリスは、今週末のルサイルでフェルスタッペンとピアストリに1ポイントでも上回れば、1戦を残して初タイトルが決まる。

    フェルスタッペン「ノリスは“別のドライバー”になった」
    フェルスタッペンは、今季のノリスが昨年よりも成熟したと感じている。

    「最近はすべての週末がとても良い形でまとまっている。そういう意味で、彼は間違いなく昨年とは少し違う」

    フェルスタッペンはそう語り、成長の背景には過去の経験値があると説明する。

    「毎年、過去のミスや『もっとできた』と思う週末から成長する。それは誰にでも言えることで、ランドだけ特別というわけではない」

    「昨年言ったことは本気だった」ノリス成長予言の“的中”
    フェルスタッペンは昨年ラスベガスGP後、ノリスにこう伝えていた。

    「君の時代は来る。焦るな。マクラーレンが苦しい時期でも、君にはタイトルを獲れる能力があると分かっていた」

    その言葉について、フェルスタッペンは改めてこう語る。

    「昨年言ったことは本気だった。嘘はひとつもない。今シーズンを見れば明らかだ。時には忍耐が必要で、自分の瞬間が来るのを待つだけだ」

    マックス・フェルスタッペン F1 ランド・ノリス

    ノリス「うまくいっている理由は2つ」自身が語る進化
    当のノリスも、自らの成長を実感している。フェルスタッペンの言葉を受け、今季うまくいっている理由を2点挙げた。

    「うまくやれている理由は2つ。まず、自分自身のパフォーマンスが良くなっていて、良い仕事ができる週末が増えたこと」

    「そして2つ目は、悪い日や悪いセッションでも、前よりネガティブにならずに、ポジティブに捉えて挽回できると信じられるようになったことだ」

    昨年のノリスは速さこそ光ったものの、週末のミスや不運で流れを失う場面が多かった。しかし今季は開幕から速さと安定感を両立し、フェルスタッペンを抑えて首位の座を守り続けている。

  • ランド・ノリス F1ラスベガスGP失格「これだけ多くのポイントを失うのは悔しい」

    ランド・ノリス F1ラスベガスGP失格「これだけ多くのポイントを失うのは悔しい」

    ランド・ノリス(マクラーレン)は、2025年F1ラスベガスGP決勝で2位フィニッシュを果たしたものの、レース後の車検で技術規定違反が発覚し、正式に失格処分となった。後部スキッドブロックの磨耗量が規定値を下回っていたためで、ノリスは「フラストレーションだ」と率直な心境を明かした。

    マクラーレンはレース後、チーム代表アンドレア・ステラが2台同時失格について謝罪。

    チームは想定外の強いポーポイズ現象が発生し、プラクティスでは見られなかった異常な接地により、結果として最小厚み9mmを割り込んだと説明している。

    レース結果が覆ったノリス、タイトル争いで大きな痛手
    ノリスは決勝でフェルスタッペンに次ぐ2位でチェッカー。タイトル争いではオスカー・ピアストリに対し30ポイント差、フェルスタッペンに対しては42ポイント差となるはずだった。

    だが失格によりこの18ポイントを失い、ランキングリードはピアストリとフェルスタッペンに対し24ポイント差へ縮小した。

    車検ではノリス車のスキッドブロックが規定9mmに対し、2つの計測点で0.07mmと0.12mm不足していることが確認され、即時の失格処分が下された。

    アンドレア・ステラ、2台同時失格を謝罪
    アンドレア・ステラはレース後、マクラーレンの2台が決勝中に「予期せぬ高いレベルのポーポイズ」に襲われていたと説明した。

    「レース中、プラクティスでは見られなかった強いポーポイズが両車で発生し、その結果として過度な接地が生じた。今日の重要な局面で多くのポイントを失う結果となり、ランドとオスカーに謝罪したい」
    とステラは語った。

    ランド・ノリス マクラーレン F1 ラスベガスグランプリ

    ノリス「フラストレーションだが、これ以上できることはない」
    「今日の終わり方は本当にフラストレーションだ」

    「レース終盤はいくつかマネジメントをしなければならなかったけど、今ではそれがクルマ側の問題によるものだったと分かった。そして残念ながら、その結果として僕たちは失格になってしまった」

    「これだけ多くのポイントを失うのは悔しい。チームとして常に最大限のパフォーマンスを追い続けているけれど、今日はそのバランスをうまく取れなかった」

    「今さら僕にできることはない。気持ちを切り替えてカタールに向かうだけだ。次戦では全セッションでベストのパフォーマンスを発揮することを目指す」

    ラスベガスでの失格を受け、ノリスはタイトル争いが一層厳しい状況になるものの、次戦カタールGPでは決勝に加えて今季最後のスプリントでもポイント獲得のチャンスがある。

  • マクラーレンF1 失格のノリスとピアストリに謝罪「重要な局面で申し訳ない」

    マクラーレンF1 失格のノリスとピアストリに謝罪「重要な局面で申し訳ない」

    マクラーレンは、2025年F1ラスベガスGPでランド・ノリスとオスカー・ピアストリの2台が車検不合格となり失格処分を受けたことについて、「極めて残念」と公式声明を発表した。

    両者は決勝をノリス2位、ピアストリ4位で終えていたが、レース後の車両検査においてスキッドブロックの厚みが規定値である9mmを下回っていることが判明し、スチュワードは失格を決定した。

    アンドレア・ステラ代表は声明の中で、この事態が意図的ではなく、予期せぬ要因の組み合わせだったと説明しつつ、ドライバーと関係者に対する謝罪を述べている。

    ■ ステラ代表「予期しない激しいポーポイズが発生した」
    ステラ代表は今回の失格について、マシンの挙動がレース中に突然変化していたと説明した。

    「レース中、両マシンでプラクティスでは一切見られなかった予期せぬ激しいポーポイズが発生し、車体下部の接地が増えてしまった」

    「我々は現在、この挙動が起きた理由を調査している。レース後のチェックで両マシンに偶発的なダメージが見つかり、それがフロアの動きを大きくした可能性がある」

    さらにステラ代表は、違反が意図的なものではないと強調した。

    「FIAも指摘しているように、この違反は故意ではなく、規則を回避する意図もない。状況には複数の要因が重なっていた」

    そのうえで、失格がタイトル争いの重要局面に影響したことを謝罪した。

    「チャンピオンシップの非常に重要な局面でポイントを失う結果となり、ランドとオスカーに申し訳ない。週末を通じて2人は素晴らしいパフォーマンスを見せていた」

    「我々を支えてくれるパートナーとファンにも心から謝罪する」

    マクラーレン F1 ランド・ノリス

    ■ ノリス「終盤にマージングが必要だった理由がわかった」
    ランド・ノリスは、レース終盤にペースを抑えるよう指示があった理由が、燃料ではなくスキッドブロック摩耗の懸念だったと明かした。

    「今日はフラストレーションが残る終わり方だった。レース終盤に少しマネジメントをしなければならなかったが、その理由が今回の問題によるものだったと分かった」

    「多くのポイントを失うのは残念だ。チームとして常に最大限のパフォーマンスを追求しているが、今日はそのバランスを取りきれなかった」

    ■ チャンピオン争いは接戦に突入、残り58ポイント
    失格により、ノリスとピアストリの順位は抹消され、マックス・フェルスタッペンは優勝によって大きく得点を伸ばした。ランキングではノリスが390ポイントで首位を維持しているが、フェルスタッペンとの差は24ポイントに縮まり、ピアストリとも同じ24ポイント差となった。

    残るレースは、翌週のカタール(GP+スプリント=58ポイント配分)と最終戦アブダビの2イベント。ドライバーズタイトル争いは依然として三つ巴のまま、大混戦の終盤戦を迎えることになる。

  • F1ラスベガスGP:ノリスとピアストリが失格 スキッドブロック規定違反

    F1ラスベガスGP:ノリスとピアストリが失格 スキッドブロック規定違反

    マクラーレンのランド・ノリスとオスカー・ピアストリが、2025年F1ラスベガスGP決勝後の車検で技術規定に違反していたことが確認され、正式に失格処分となった。

    両マシンの後部スキッドブロックの摩耗が、規定である最小9mmを下回っていたためで、スチュワードは重大な違反として最終リザルトから除外した。

    これにより、レースを制したマックス・フェルスタッペンはドライバーズ選手権で大きく前進し、オスカー・ピアストリと同点の366ポイントに到達。首位ランド・ノリスとの差は24ポイントまで縮まり、残り2戦とスプリント1回の計58ポイントでタイトル争いはさらに緊迫する展開となった。

    ■ 明確な技術違反と再測定での“さらなる不足”
    スチュワード文書によれば、レース後に実施された詳細検査の段階で、マクラーレンMCL39の後部スキッドブロックが規定値を下回っていることが技術部門によって確認された。

    その後、マクラーレンの代表3名が立ち会う再測定が実施されたが、数値は初期測定よりもさらに低いものであり、規定違反が決定的となったと明記されている。

    規定は2025年F1技術規則第3.5.9条に基づくもので、スキッドブロックの厚みは新品で10mm±0.2mm、摩耗後でも最低9mmを維持する必要がある。スチュワードはチーム側の主張を受けたものの、測定結果が覆らない以上、失格以外の裁定はあり得ないと判断した。

    ■ マクラーレンの主張は却下 “意図的ではない”とFIA
    マクラーレンは「予想外の強いポーポイズ現象」「初日の悪天候による走行制限」「短縮されたプラクティスによるセットアップ不足」を理由に挙げ、状況には“情状酌量の余地がある”と訴えた。

    しかしスチュワードはこれを退け、最終的に失格処分を決断。一方でFIAは違反が「意図的に規則を回避するためのものではない」と強調し、チームに不正の意図がなかったことも公式文書に記した。

    なお、今季はすでにルイス・ハミルトン(フェラーリ)やニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)がスキッドブロック関連で失格となっており、2025年シーズンでは3例目の発生となる。

    マクラーレン ランド・ノリス オスカー・ピアストリ F1 ラスベガスグランプリ

    ■ 失格前のノリスのレース:燃料系トラブルで終盤に大幅後退
    ポールポジションからスタートしたランド・ノリスは、ターン1で強引にフェルスタッペンをブロックしたものの、ブレーキングをミスしてワイドに膨らみ3番手へ後退。その後追い上げて2番手に戻ったが、終盤には燃料に関する懸念から“リフト・アンド・コースト”を繰り返し、ペースを落としていた。

    「何が問題だったのか正直わからない。チームから“いくつかトラブルがあるからペースを落とせ”と言われただけで、詳しくはこれから確認する」とノリスはレース後に語っていたが、失格によりこの順位も無効となった。

    ■ ピアストリも失格 序盤の接触と追い上げが水泡に
    一方のオスカー・ピアストリは、スタート直後のターン1でリアム・ローソンとの軽い接触により7番手まで後退。そこから着実に追い上げ、キミ・アントネッリに科された5秒加算ペナルティの影響もあり4位でフィニッシュしたかに見えた。

    「1周目はとにかく大荒れだったし、その後のミスも自分を助けなかった。でもチームの戦略がレースを立て直してくれた」と述べ、悔しさを滲ませていた。しかしこの順位も正式結果では抹消され、両者そろってレースから除外されることとなった。

    ■ タイトル争いは三つ巴のまま最終盤へ
    今回の失格により、ドライバーズ選手権は一気に緊迫度が増した。首位ランド・ノリスはポイントを失うことなく390点のままだが、マックス・フェルスタッペンとオスカー・ピアストリがともに366点で並び、残り2戦とスプリント1回の計58ポイントで三つ巴の争いに突入した。

    ラスベガスでの大波乱は、シーズン終盤のドラマをさらに加速させることになりそうだ。

  • ノリスとピアストリがF1ラスベガスGP失格危機 マクラーレンにプランク摩耗

    ノリスとピアストリがF1ラスベガスGP失格危機 マクラーレンにプランク摩耗

    マクラーレンのランド・ノリスとオスカー・ピアストリのマシンが、2025年F1ラスベガスGP後の車検で「プランク(スキッドブロック)の摩耗が規定値を下回った疑い」により、FIAスチュワードに召喚されたことが分かった。

    2台ともリア側のスキッドブロック厚が規定値を満たしていないとされ、事実であれば“失格”が適用されるのが通常のケースとなる。ノリスは決勝2位、ピアストリは4位でフィニッシュしており、上位陣に影響が及ぶ可能性が出てきた。

    問題の対象となった2025年F1技術規則「3.5.9 e)」が示す基準を。同条項では、プランクの厚さは新品時で10mm ± 0.2mmでなければならず、摩耗後でも最低9mmを下回ることは許されないとしている。

    召喚の背景:表彰台に影響する重大案件
    今回の疑いが事実と認定されれば、今年すでに5件目・6件目の失格処分となる。しかし、今回のように表彰台に関わる案件は極めて異例。ノリスはラスベガスでマックス・フェルスタッペンに次ぐ2位、ピアストリは4位でポイントを大きく積み上げた。

    記事では過去の例にも触れ、2024年ベルギーGPでジョージ・ラッセルが車重不足により優勝を剥奪されたケースや、前年の2023年アメリカGPでルイス・ハミルトンのスキッドブロック摩耗による失格など、重大な順位変動を招いた実例を紹介している。

    また、今季序盤の上海でルクレール、ガスリーが“重量1kg不足”、 Bahrain ではニコ・ヒュルケンベルグが“リアスキッドブロック摩耗”で失格となったケースも挙げ、近年のF1は車検基準が一層厳格化されていることが示唆されている。

    スチュワード判断待ち、結果次第でランキングにも影響必至
    ノリスは現在、ドライバーズタイトル争いの中心にいる状況で、仮に失格となればランキングの行方に大きな波紋が広がる。ピアストリも同様に大量ポイントの剥奪となり、タイトル争いとチーム間の力学に影響を与えかねない。

    FIAスチュワードの最終判断はまだ示されていないが、決定次第でラスベガスGPの最終結果が大きく書き換わる可能性がある重大局面を迎えている。

  • ランド・ノリス F1ラスベガスGP決勝のスタートは「完全にやらかした」

    ランド・ノリス F1ラスベガスGP決勝のスタートは「完全にやらかした」

    ランド・ノリス(マクラーレン)は、2025年F1ラスベガスGP決勝のスタートで「自分のミスだった」と率直に認めた。レースはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が圧勝し、ノリスは2位でフィニッシュ。タイトル争いでは依然として主導権を握っている。

    ポールポジションからスタートしたノリスは、1コーナーの進入でフェルスタッペンを抑えにかかり、大きくラインをクロス。しかしブレーキポイントを誤ってオーバーシュートし、フェルスタッペンとジョージ・ラッセル(メルセデス)に先行を許した。

    スタートで痛恨のミス、ノリス「ブレーキを遅らせすぎた」
    ノリスはレース後、「マックスに勝たせてあげたよ」と軽口を叩きつつも、すぐに言葉を続ける。

    「いや、単純にブレーキが遅すぎた。完全に僕のミスだよ。20秒差で勝つんだから、あっちの方が良い仕事をしたってことだし、今日は彼らの方が速かった」

    「難しいレースだったけど楽しかった」フェルスタッペンを称賛
    ノリスはマシンのフィーリング自体は悪くなかったと振り返る。

    「楽しいレースだったよ。難しかったけど、悪くはなかった。ただマックスが良いレースをしただけだし、レッドブルは速かった」

    さらに、ミスを認めつつもパフォーマンスには手応えがあったと語る。

    「ターン1では攻める必要があるんだ。でも今日はちょっと攻めすぎた。それがすべて。2位は悪くないし、良いポイントも取れた」

    ランド・ノリス(マクラーレン) ラスベガスグランプリ<br />
    タイトルの主導権は依然ノリスに ― ピアストリに30ポイント差
    今回の2位で、ノリスはチームメイトのオスカー・ピアストリに対するリードを 30ポイント に拡大。ピアストリは4位に留まり、ここ数戦の流れを断ち切れなかった。

    タイトルの条件は次戦カタールで明確だ。
    ノリスは以下の条件で カタールGPで初のワールドチャンピオンが決定 する。

    ■ ピアストリに 5ポイント以上 負けなければ良い
    ■ フェルスタッペンに 17ポイント以上 負けなければ良い

    ノリスは依然として圧倒的に有利な立場にあり、勢いも彼の側にある。

    ラスベガスで見せた強さと課題 ― GVE視点の流れ分析
    ノリスの敗因は明確で、スタートのミスがすべてだった。しかし、そこから20秒差ながらも2位まで戻し、レースペースは決して悪くない。マクラーレンの総合力は依然としてトップクラスで、タイトル戦略としては最小限のダメージに抑えた形だ。

    一方フェルスタッペンは、スタート直後で勝負を決め、以降は完全コントロール。レッドブルにとって今季ベスト級のレース運びで、タイトル戦線にわずかな望みをつないだ。

    ノリスは悔しさを隠さなかったが、「ミスをリカバリーして2位」――これはむしろ王者の走りと言える。タイトル行方は、いよいよカタールでの直接対決に委ねられる。

  • ランド・ノリス F1ラスベガスGP予選「地獄のようにストレスだった」

    ランド・ノリス F1ラスベガスGP予選「地獄のようにストレスだった」

    ランド・ノリス(マクラーレン)は、2025年F1ラスベガスGP予選をポールポジションで締めくくった。雨に見舞われた難コンディションの中でのアタックを「地獄のようにストレスだった」と振り返りつつも、1分47秒934のタイムでマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)にコンマ3秒差をつけた。

    これでノリスは3戦連続のポール。直近のメキシコシティ、サンパウロでいずれも優勝しており、タイトル争いではチームメイトのオスカー・ピアストリに24ポイント差とリードを広げている。

    雨のラスベガス、Q1はP13の苦戦から巻き返し
    ラスベガスのストリートサーキットが雨に見舞われたのは、2023年のカレンダー復帰以降で初めて。路面が最も悪化したQ1でノリスはP13と苦しんだが、セッション後半でコンディションが落ち着くと本領を発揮した。

    ノリスは次のように語った。

    「地獄のようにストレスだった。僕のあとに誰もラップできないんじゃないかと思ったくらいだ。最初の2セクターは良かったけど、とにかく滑りやすい。縁石にちょっと乗っただけでクルマが一気に流れるし、逆方向にスナップして壁に当たりそうにもなった。でも、今日はそれで十分にP1を取れた」

    「いいコンディションじゃなかったけど、雨が止んでくれて良かった。チームがいいクルマを用意してくれたよ。正直、予選前はちょっと昼寝していて、起きたら雨が降っていて『うわ、最悪だ』って思ったくらいだ」

    「誰もこのサーキットを雨で走った経験がないから、何が起きるか分からなかった。Q1の時点で全てのコーナーでクラッシュしてもおかしくない感触だったよ。Q1、Q2、Q3と全部タフだっただけに、こういう日は余計に報われた気がする」

    ランド・ノリス(マクラーレン) ラスベガスグランプリ

    “明日は未知数だらけ” ドライでも楽観視せず
    ラスベガスはこれまでマクラーレンが苦戦してきたサーキットで、FP2の度重なる中断もあり、各チームともロングランデータは不足している。

    好調ノリスも、決勝への不安を隠さない。

    「週末ずっとペースは良かったし、ドライでも良かったと思う。でも正直、ウェットでここまで速いとは思わなかった。すごく満足してるよ」

    「ただ、明日は未知数が多い。誰もロングランをあまりやれていないし、10周以上のスティントを走ったドライバーもほとんどいない。面白いレースになると思うし、マックスも前にいるしね」

    ノリスは3戦連続勝利、そして自身初のドライバーズタイトルへ向けて、また一歩前へ進んだ。

  • ランド・ノリス F1ラスベガスGP初日「ポール争いをするつもりだ」

    ランド・ノリス F1ラスベガスGP初日「ポール争いをするつもりだ」

    ランド・ノリス(マクラーレン)は、2025年F1ラスベガスGPのフリー走行2回目で最速となり、「ポールポジションを争うつもりだ」と週末への期待を語った。2度の赤旗によって走行時間が削られる中でも1分33秒602を記録し、昨年苦戦したサーキットで手応えをつかんだ様子だ。

    マクラーレンは2024年のラスベガスでセットアップに苦しんだが、ノリスは今年のMCL39に「昨年より良いフィーリングがある」と強調。FP1では6番手に留まったものの、FP2では路面コンディションの難しさを克服しトップタイムを積み上げた。

    「昨年よりも良いフィーリングがある」
    ノリスは初日を振り返り、マシンへの手応えを次のように語った。

    「ここはいつも難しいけど、昨年と比べてクルマのフィーリングは良いと感じている。それは今日の1周目からすでに分かった。良い感触があったし、もちろん終盤は赤旗で走れなかったけれど、ペース自体はしっかりある」

    2度の赤旗で高燃料ランはほとんど行えなかったが、低燃料でのパフォーマンスは十分に示された形となった。

    ランド・ノリス(マクラーレン) ラスベガスグランプリ

    ライバル勢との接戦を警戒
    その一方で、ノリスはライバルとの差が極めて小さいと指摘する。

    「かなり多くのマシンが接戦状態だし、そもそも多くのドライバーがラップをまとめられていない。FP1からFP2にかけて前進できたし、FP2からFP3でもさらに進めると良いね」

    「ポールを争うつもりだ」
    今後の週末について問われたノリスは、明確に目標を口にした。

    「つまり、僕たちはポールポジションを争うつもりだ」

    ノリスは現在、チームメイトのオスカー・ピアストリに24ポイント差をつけて選手権をリード。レッドブルのマックス・フェルスタッペンもなおタイトル圏内にいるものの、ノリスからは49ポイント離れている。