カテゴリー: ランド・ノリス

  • ランド・ノリス レッドブルF1の“テープゲート”を一笑「僕は使ってもいなかった」

    ランド・ノリス レッドブルF1の“テープゲート”を一笑「僕は使ってもいなかった」

    ランド・ノリス F1アメリカGPの“テープ騒動”を笑い飛ばす「僕は使ってもいなかった」

    F1アメリカGPの決勝前、グリッド上でマクラーレンがノリスのために設置した“駐車位置補助用のダクトテープ”を、レッドブルのスタッフが剥がそうとしてペナルティを受けた一件が、メキシコGP前の話題をさらった。

    チームはこの行為で5万ユーロの罰金(うち半額が執行猶予)を科されることとなったが、当のノリスはこの“テープ事件”を笑い飛ばしている。

    「よくやったねって感じ」とノリスは英Motorsport Weekなどの取材に冗談交じりで語った。「でも実際には使ってなかったから余計におかしかったんだ。念のために貼っておいただけで、結局何の意味もなかった」

    「だからもっと面白いよね。彼らがそれで罰金を受けたのに、僕はそのテープを必要ともしなかった。しかも、彼らは剥がそうとして失敗したんだ。特別な加工をしてあって、簡単には取れないようになってたからね」

    「チーム同士のちょっとした“サイドクエスト”みたいなものさ。僕らはただ笑ってたよ」と、終始楽しげな様子だった。

    フェルスタッペン「どこに止めるかなんて気にしない」
    同じく取材を受けたマックス・フェルスタッペンも、軽妙なユーモアでコメントした。

    「グリッドボックスには黄色い線があるだろ? それを見て止めればいいんだよ」と笑いながら答えた。「どこに止めようが大した違いじゃない。人によってやり方が違うだけで、オースティンではたまたま“ゲート”が閉まるのが少し遅かったんじゃないかな」

    一方で、彼はこの件を真面目に受け止めてもいる。

    「チームメンバーが正しい指示を受けていなかったとしても、スチュワードが説明した通りの判断なら理解できる。ペナルティは妥当だと思う。それに、あれはテープの問題じゃなくて、“ゲートを閉じる手順を妨げた”ことが問題なんだ」と語った。

    ランド・ノリス レッドブル F1 テープゲート

    ラッセル「僕でも多分剥がしてた」
    ジョージ・ラッセルも笑いながらこの話題に言及した。

    「この話の真相はよく知らないけど、僕は几帳面だからね。もしきれいに塗装された床にダクトテープが貼ってあったら、僕も多分剥がしてたと思う」と語った。

    「そのメカニックが悪気なくやったのかもしれないし、そうでないのかもしれない。でも彼らは経験豊富だから、わざわざ小細工なんてしなくても勝てるはずだ。僕がナイーブすぎるだけかもしれないけどね」

    グリッド視認性の難しさを語るドライバーたち
    そのほか午後の記者会見では、複数のドライバーが「グリッド位置の見え方」について語った。

    ニコ・ヒュルケンベルグは「クルマによって見え方は違う。サイドインパクト構造の高さや位置で視界が変わる」と説明し、「この世代のマシンでは誰にとっても難しい。僕はテープは使わないけど、感覚で止めるようにしている」と話した。

    カルロス・サインツは、自身のウィリアムズFW47では「ちょうどマウント部分が黄色いラインと重なるので、それを目印にしている」と説明。「それでぴったり合わせられるから助かっている」と語った。

    アンドレア・キミ・アントネッリも「僕は視覚的に合わせる派。プラクティスで基準を作っておいて、グリッドではその感覚で止める」と述べている。

    分析:F1グリッドの“視認性問題”が生んだ珍騒動
    今回の“テープ事件”は単なる笑い話のように見えるが、その背景には現代F1マシン特有の視界の悪さがある。
    高く複雑なサイドポッド構造と長いノーズによって、ドライバーからはグリッドの黄色線がほとんど見えないことも多い。

    各チームはレーザー測定や地面のマーキングなどで停止位置を補助しており、マクラーレンのテープもその一環だった。だが、ルール上「フォーメーションラップ開始後の外部介入」は厳禁。レッドブルの行為は結果として手順妨害と見なされた。

    F1が新しい安全・整列手順を導入したことで、今後も“停止精度”が議論になる可能性がある。今回のような一件が笑い話で済むうちはまだいいが、視認性改善の技術的議論は、2026年の新車設計にも少なからず影響しそうだ。

  • マクラーレンF1 ランド・ノリスの「内部的な措置」を解除

    マクラーレンF1 ランド・ノリスの「内部的な措置」を解除

    マクラーレンF1のオスカー・ピアストリは、F1アメリカGPスプリントで起きたチームメイト同士の接触を振り返り、ランド・ノリスに科されていた「内部的な措置」が解除されたことを明らかにした。

    アメリカGPのスプリントでは、スタート直後のターン1でニコ・ヒュルケンベルグがピアストリに接触。これによりピアストリはノリスに衝突し、2台ともオープニングラップでリタイアを余儀なくされた。スチュワードによる調査は行われなかったものの、一部ではピアストリのスイッチバックを試みた動きが原因だったと指摘する声もあった。

    この一件は、シンガポールGPでノリスがピアストリを抜く際に接触した件に続く、マクラーレン内部での“チーム内バトル”の再燃となった。マクラーレンはその際、ノリスに対して「今後数戦にわたって影響を及ぼす軽度のスポーティングな処分」を与えていた。

    しかし今回のアメリカGPでの接触を受け、その処分が帳消しになったことをピアストリが認めた。

    「僕たちは毎週末、どんな状況であっても必ず検証を行っている」とピアストリは『Motorsport Week』などに語った。

    「スプリントでは僕にも責任の一部があると思う。だから今週末は、僕たち2人ともクリーンスレート(白紙)から再スタートする。お互いにただレースをして、どちらが上に来るかを見るだけだ」

    「クリーンスレートとは、ノリスへの措置が解除されたという意味か?」と問われると、ピアストリは「その通り。ランドに対する処分は取り消された」と明言した。

    マクラーレン F1

    プレッシャーは感じていないと強調
    ピアストリはまた、マクラーレンが掲げる「レーシング・プリンシプル(レース上の原則)」がタイトル争いにおいてプレッシャーになっているのではとの見方を否定した。

    「特にそうは思わない」と14ポイント差のランキング首位に立つピアストリは答えた。「僕たちにとってのルールは非常に明確だ。チームメイト同士でぶつからないということだよ」

    「でもそれはどんな状況でも同じことで、チームメイトとして当然求められるレースの仕方だと思う。それが余計なプレッシャーになることはない」

  • ランド・ノリス 「F1のトラックリミットは最もバカげたルール」

    ランド・ノリス 「F1のトラックリミットは最もバカげたルール」

    マクラーレンのランド・ノリスは、F1アメリカGPの決勝で「最もバカげたルールのひとつ」と痛烈に批判した。彼は序盤からトラックリミット違反の警告を受け、レース中盤以降は常に5秒ペナルティのリスクを背負いながら走行していた。

    サーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われた決勝では、フェラーリのシャルル・ルクレールとの2位争いの最中に3回の警告を受けたノリスは、以降の周回で慎重な走りを強いられた。

    3回の警告で「白黒旗」、4回目でペナルティ
    F1ではトラックリミットを3回違反すると白黒旗の警告が出され、4回目で5秒加算ペナルティが科される。ノリスはレース前半の10周目頃までにすでに3回の警告を受けていたという。

    「ターン9の丘の頂上と、最後の2つのコーナーが簡単にコースを外れやすい場所なんだ。10周目ぐらいで3回やっちゃって、あまりいい立ち上がりじゃなかった」とノリスはレース後に語った。

    19周目には再びルクレールとのバトル中に外側へ膨らみ、3度目の違反として正式にストライクを受ける形となった。ノリスはこの判定に強い不満を示し、ルールがレースの本質を損ねていると訴えた。

    「僕の1回のストライクは“レースをしていたから”という理由なんだ。これが僕らが持っている最もバカげたルールのひとつだよ。レースをしろと言われてるのに、レースをしすぎると罰則を受けるなんておかしい」

    「ルクレールの外側に出て抜こうとした時、逆にタイムを失ってるのに“トラックリミット違反”とされた。レースを盛り上げようとしてるのに、これじゃ意味がない」

    「特にターン19は風が強くて、挙動がすごく不安定だった。常に限界ギリギリを攻め続けるのは本当に難しい。正直、序盤で少しやりすぎた」

    「最後は慎重にならざるを得なかったけど、必要なリスクは取ったよ」とノリスは振り返った。

    ランド・ノリスとシャルル・ルクレールのバトル:F1アメリカGP

    トラックリミット規定がもたらす“逆効果”
    近年、FIAは安全性と公平性の観点から「白線の外側は走行不可」という厳格なルールを徹底している。しかし、オースティンのように風や路面の傾斜が大きく影響するサーキットでは、ドライバーが自然なラインで走るだけで“違反”とされるケースも多い。

    ノリスの主張は、レースアクションを促す一方で過度に厳格な適用が“戦う意欲”を削いでしまうという現行制度の矛盾を突いている。観客から見ても、白線1本で勝負が左右される光景は違和感を残す。FIAは今後も「公平性」と「エンターテインメント性」の両立という難題に直面し続けることになるだろう。

  • ランド・ノリス F1アメリカGP決勝「ルクレールとの戦いはタフだった」

    ランド・ノリス F1アメリカGP決勝「ルクレールとの戦いはタフだった」

    ランド・ノリス(マクラーレン)は、2025年F1アメリカGP決勝で2位を獲得し、「これ以上はできなかった」と振り返った。フェラーリのシャルル・ルクレールとの「タフなバトル」を制しての表彰台に満足感を示した。

    ポールポジションのマックス・フェルスタッペンに並ぶ2番グリッドからスタートしたノリスは、1コーナーでルクレールに抜かれ、序盤は追う立場に。ターン12でのオーバーテイクで一度は前に出たものの、ピットストップのタイミングで再び順位を入れ替える展開となった。

    ルクレールとの激闘を回想「最後にようやく抜けた」

    ノリスはレース後、「ようやくシャルルを抜けた」と笑顔を見せ、「時間がかかったけど、いいバトルだった。彼はタフだったし、僕たちはやれることはすべてやった」とコメントした。

    「オーバーカットのあと、もう少し楽に抜けると思っていたけど、そうはならなかった。シャルルはとてもいいレースをしていたし、戦うのが楽しかった。だから2位で満足しないとね。これ以上はできなかったと思う」

    ランド・ノリス(マクラーレン) F1 アメリカグランプリ

    タイヤマネジメントと戦略の妙

    ルクレールとの攻防中、エンジニアのウィル・ジョセフから「タイヤを冷やせ」と指示が飛んだ場面もあった。ノリスは当時をこう振り返る。

    「新品タイヤを履いた直後は、グリップがあって一番チャンスがあるけど、同時にタイヤ温度が高くなりやすい。最初のアタックのあとにタイヤが厳しくなって、シャルルは安定したペースを保っていたと思う」

    「だから何周か引いてクールダウンして、もう一度仕掛けた。うまくいったよ。いい戦略といいドライビングだったし、すごく楽しいレースだった」

    チャンピオンシップ争いに影響

    この2位で、ノリスはドライバーズランキングでチームメイトのオスカー・ピアストリとの差を14ポイントに縮めた。一方、優勝したフェルスタッペンは首位ピアストリとの差を40ポイントにまで詰めている。シーズン終盤に向け、三つ巴のタイトル争いはさらに激化しそうだ。

  • F1アメリカGP前に波紋 レッドブルがノリスのピットウォール目印を妨害?

    F1アメリカGP前に波紋 レッドブルがノリスのピットウォール目印を妨害?

    2025年F1アメリカGP決勝前、レッドブル・レーシングがマクラーレンのピットウォールに設置された視覚的基準マーカーに干渉しようとしたとして、審議対象となっていたことが明らかになった。

    これは、ランド・ノリスのグリッド位置を示すためにマクラーレンが貼っているテープを巡る一件であり、FIAはレッドブルに対し罰金処分を科している。

    マクラーレンはノリスのスタート位置を確認しやすくするため、彼のグリッドボックス付近のピットウォールにテープを貼って目印としている。このマーカーはノリスの好みに応じて微調整され、グリッドでできる限り前方に車を止めるための補助として機能している。

    アメリカGPでノリスは2番手に予選通過し、グリッド位置はコースイン側のピットウォール寄り。そこにはチームメンバーが退避するためのゲートが設けられており、フォーメーションラップ開始後に閉鎖手続きが行われる。

    しかし、その際にレッドブルのチームメンバーがゲート閉鎖中に再びそのエリアへ侵入し、マーシャルの制止にも反応しなかったと報告されている。

    複数の情報源によれば、その人物はノリスのグリッドスロットと平行するピットウォール上に手を伸ばしており、低解像度ながら映像証拠からも「マクラーレンのテープに接触しようとした可能性が高い」とされている。

    実際、レッドブルが最近のレースでも同様の行為を試みていたとの指摘もあり、マクラーレンはアメリカGPではテープを剥がしにくい方法に変更していたという。

    もっとも、マクラーレンが使用しているこの視覚的マーカーは正式なFIA規定には含まれていないため、その設置自体も、他チームによる干渉も「ルール上は違反ではない」。

    ただし、競技精神の観点からは疑問が残る行為であり、今回のケースでは安全管理上の規定違反として問題視された。最悪の場合、スタート遅延につながる危険もあったとされている。

    レッドブルのチーム代表ローラン・メキースはスチュワード裁定前の段階で次のように説明した。

    「グリッド手続きの中で、我々のクルーの1人がマーシャルの指示に従わなかったと判断されたようだ」

    「我々としてはチームと確認したが、全員が指示には従っていたと確信している。おそらく誤解があったのだと思う」

    「我々はFIAと映像を確認し、今後改善できる点はあると理解したが、意図的に無視したわけではない。非常に小さな問題だと思っているが、再発防止のために対応する」

    分析:スポーツマンシップとルールの“グレーゾーン”

    この件は単なる手続き違反以上に、「レース前の準備行為をどこまで競争要素とみなすか」という問題を浮き彫りにしている。

    マクラーレンのピットウォール上のテープは公式規定外の“補助ツール”であり、厳密には保護対象ではない。よって他チームが干渉しても即座に違反とはならない一方で、意図的に相手チームの準備物を妨害する行為は、F1のスポーツマンシップ精神に反する。

    また、フォーメーションラップ開始後にピットウォールに戻る行為は安全上の重大なリスクを伴うため、今回の罰金処分は単なる形式違反というよりも「安全確保を軽視した行為」として位置づけられたとみられる。

    ローラン・メキースが「誤解」と説明するように悪意がなかったとしても、FIAが厳格に対応したのは、将来的な再発防止とグリッド作業の透明性を守る狙いがあると考えられる。

    Source: The Race

  • ランド・ノリス F1アメリカGPスプリント予選「レッドブルとの差は驚きではない」

    ランド・ノリス F1アメリカGPスプリント予選「レッドブルとの差は驚きではない」

    マクラーレンのランド・ノリスは、F1アメリカGPスプリント予選でマックス・フェルスタッペンにポールポジションを奪われたことについて「驚きではない」と語った。

    ノリスはSQ1とSQ2をトップで通過したが、最終ラップでレッドブルのフェルスタッペンに0.071秒差で逆転され、2番手となった。それでもチームメイトでありタイトル争いのライバルであるオスカー・ピアストリを上回り、スプリント決勝をフロントローからスタートする。

    「もちろんポールを取りたかったけど、最近はレッドブルのほうが少し速いから驚きではない。それでもかなり満足している」とノリスは語った。

    「どれくらい差があったのか正確にはわからないけど、細かい部分で改善できるところはいくつかあったと思う。少しバンプに引っかかってミスしたところもあったし、このサーキットはそういう難しさがある。それ以外はすべて順調だった」

    スプリント決勝に向けた手応え

    ノリスは、マクラーレンの強みは依然としてレースペースにあると強調した。

    「通常、僕たちはレースペースのほうがいい。予選ではずっと苦しんできたし、特にこうして接戦のときは難しい。だから驚きではないけど、スプリントではまた前に出られると期待している」

    ピアストリは「スクラッフィーなラップ」

    ピアストリは3番手を獲得したものの、フェルスタッペンからは約0.4秒、ノリスからも0.3秒離された。

    「正直、かなりスクラッフィー(荒れた)なラップだった」とピアストリは認めた。「すべてをまとめきれなかったから、3番手でいられたのは運が良かったと思う」

    「でもマシンのペースは良いし、大きな問題はない。今日は少し雑なラップになっただけで、明日はうまくまとめたい。スタートで良い発進ができれば、1コーナーで正しいポジションに入れるようにしたい」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン) F1 アメリカGP

    チーム代表ステラ「レッドブルはすべてのサーキットで勝てる」

    マクラーレンF1チーム代表のアンドレア・ステラは、フェルスタッペンの速さについて「レッドブルが再びどんなサーキットでも勝負できるようになったことを証明した」と語った。

    「彼らがマシンを確実に改善したことを示している。いまやあらゆるタイプのサーキットで勝利とポールを狙える状態だ」とステラはSky Sports F1に語った。

    「もちろん我々はポールを狙っていたから満足ではないが、明日のスプリントに向けて良い基盤ができた。微調整でさらにパフォーマンスを引き出せると思う。通常、我々のマシンはタイヤデグラデーションがある状況で強いので、その点でも明日のスプリントが楽しみだ」

    分析:マクラーレンは“予選での詰め”が課題

    フェルスタッペンに対して0.071秒差のノリス、そして0.4秒差のピアストリという結果は、マクラーレンのスプリント1周ペースの限界を示すものだった。両者ともFP1では好調だったが、最終セクターのグリップ確保とブレーキ安定性に苦戦。レッドブルRB21の改良による高速コーナーでの一貫性が、わずかに差を生んだ形だ。

    ただし、ノリスが述べたようにマクラーレンはロングランで優位に立つ傾向があり、タイヤ摩耗が鍵となるスプリント決勝では巻き返しの可能性がある。特に序盤のターン1攻防で、フロントローからスタートするノリスがどこまでフェルスタッペンに食い下がれるかが注目だ。

  • マクラーレンF1 同士討ちを内部調査でノリスに責任「処分はシーズン末まで」

    マクラーレンF1 同士討ちを内部調査でノリスに責任「処分はシーズン末まで」

    マクラーレンのランド・ノリスは、シンガポールGPでチームメイトのオスカー・ピアストリと接触した件について、チーム内での“処分(repercussions)”がシーズン終盤まで続くことを明かした。

    ノリスはシンガポールGPのオープニングラップで、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)のリアに軽く接触した直後、ターン3でピアストリのマシンにサイドから当たりながらオーバーテイクを敢行。

    結果的に前に出たが、この一件をピアストリは「フェアじゃない」と不満を示した。マクラーレンはレース中にチーム内での処分を下さなかったが、後の内部調査でノリスが責任を負う形となった。

    マクラーレンはこのレースでコンストラクターズタイトルを決めたものの、チーム内の緊張が漂う形で週末を終えた。

    内部調査でノリスに責任、チームは「再発防止」へ
    「事後にすべてが精査された結果、僕には今シーズンの終わりまで影響する“処分”がある」とノリスはスカイスポーツF1に語った。

    「何もなかったわけじゃないけど、あの接触は小さなもので、避ける余地もあったと思う。レース後にも言ったけど、あんな形で接触してしまうと、自分のチャンピオンシップを危険にさらすことになる。誰と戦っていても、それは同じなんだ」

    「もちろん自分に対しての影響はあるけど、レースでの姿勢や戦い方の部分は今までと変わらない」

    ピアストリ「チームの対応には満足。もう過去のこと」
    一方、ピアストリはノリスに科された“処分”の内容を明かさなかったが、チームが適切に対応したと評価している。

    「その処分が何なのかは言えない。それはチームの中だけのことだ」とピアストリは説明した。

    「結論としては、シンガポールで起きたことは、チームとして望むレースのやり方ではなかったということ。ランドもその責任を受け入れた。だからもう過去のことだ。チーム内のルールを変える必要はないし、ちゃんと処理された」

    「マクラーレン内にえこひいきはない」
    また、一部で指摘されたノリス優遇の噂についてもピアストリは否定した。

    「チーム内にひいきはない。誰もがチャンピオンを狙う公平なチャンスを持っていると思うし、それはすごくフェアだ」と語った。

    分析:タイトル争いに潜む“静かな火種”
    ノリスとピアストリの接触は小規模なものだったが、マクラーレンがタイトルを懸けて戦うこの時期に起きたことで、その波紋は大きかった。内部的な「処分」とは懲罰的なものというより、ドライバー間の協定やチーム内ルールに関する制約を指すと考えられる。

    マクラーレンはシーズン終盤にかけてドライバー同士のバトルをどう管理するかが焦点となる。22ポイント差に迫ったノリスが再び攻めの姿勢を強める一方、チームとしては安定したダブルフィニッシュを最優先する展開も想定される。和解を強調する両者だが、シーズン終盤のタイトル争いで再び火花が散る可能性も残されている。

    Source: Crash.net

  • マクラーレンF1に「ノリス優遇」疑惑 スカイF1のテッド・クラビッツが否定

    マクラーレンF1に「ノリス優遇」疑惑 スカイF1のテッド・クラビッツが否定

    2025年F1シーズンのタイトル争いが激化する中、マクラーレンがランド・ノリスを優遇しているのではないかとの指摘が浮上している。しかしSky Sports F1のテッド・クラビッツは「その証拠はまったくない」と一蹴し、あくまでパフォーマンスの差が結果を生んでいるだけだと強調した。

    シンガポールGPでは、オスカー・ピアストリが開幕戦から守ってきたランキング首位の座を危うくし、ノリスとの差は22ポイントに縮まった。

    そのレースのオープニングラップでノリスが強引なオーバーテイクを仕掛け、チームメイト同士の軽い接触を誘発したことで、議論は一気に過熱した。

    「パパイヤ・ルール」違反もチームは静観
    ピアストリは、ノリスの動きがマクラーレン内部で定められた“パパイヤ・ルール”に反していると主張。

    しかしスチュワードは調査の必要なしと判断し、チームも介入しなかった。

    これにより「マクラーレンは2人を平等に扱っていない」との批判が浮上した。

    シーズン序盤には、ピアストリがノリスに対して攻めた走りを見せた際、チームが警告を与えた例もあった。

    対照的に、今回はノリス側にお咎めなしだったことが「ダブルスタンダード」としてSNSで物議を醸している。

    「ノリスを優遇している証拠はない」
    クラビッツはSky F1ポッドキャストの最新回で、こうした見方を完全に否定した。

    「ノリスがチームに長く在籍しているから優遇されているという話も聞くが、根拠がまったくない」と語り、「マクラーレンがどちらかのドライバーを勝たせたいという証拠は何もない。もしそんな気配があれば、我々ジャーナリストは真っ先に報じている」と断言した。

    ノリスは2019年にマクラーレンのフルタイムドライバーとなって以来、チームの象徴的存在として活躍してきたが、クラビッツは「それだけで優遇される理由にはならない。すべてはコース上での結果次第だ」と説明した。

    マクラーレン F1 ランド・ノリス

    マクラーレンの実力主義とタイトル争いの行方
    クラビッツは、両者の成績の差は単に「その時点での調子の違い」だと分析する。

    「メルボルンではノリスが優勝し、ピアストリはスピンして9位だった。だがその後ピアストリは立て直し、予選でノリスに迫った。

    23ポイント差を詰めたのは、マシンのセットアップに苦しんだノリスとの対照であり、チームの扱いとは無関係だ」と述べた。

    2025年のタイトル争いがさらに接近する中で、マクラーレン内部の“平等性”が改めて問われている。

    しかし、少なくとも現時点でチームの戦略に偏りは見られず、すべてはトラック上のパフォーマンスに委ねられているようだ。

    Source: Sky Sports F1

  • ランド・ノリス ピアストリとの接触を正当化「咎めるならF1にいるべきじゃない」

    ランド・ノリス ピアストリとの接触を正当化「咎めるならF1にいるべきじゃない」

    マクラーレンのランド・ノリスは、2025年F1シンガポールGP決勝のオープニングラップで発生したチームメイトのオスカー・ピアストリとの接触について、「攻撃的ではなかった」と主張した。ノリスは5番グリッドから好スタートを切り、1コーナーの進入で1つポジションを上げた。

    その後、ターン3にかけてピアストリと並走する形となり、前方のレッドブルのマックス・フェルスタッペンのリアを軽くヒット。

    この際、25歳のノリスのマシン(MCL39)はピアストリのマシンにも接触し、フロントウイングのエンドプレートを損傷した。しかしこの接触によりノリスはピアストリの前に出ることに成功。無線で不満を訴えたピアストリだったが、チームはポジションの入れ替えを指示しなかった。

    レース後の記者会見で、オープニングラップでピアストリに対して攻撃的だったのかと問われたノリスはこう答えた。

    「マックスに当たっただけだ。チームメイトに対して攻撃的だったわけじゃない」

    さらに「フェルスタッペンとの接触を避けるためにピアストリ側に寄せたのか」と尋ねられると、彼は短く「そうだ」と答えた。

    この日の3位フィニッシュで、ノリスはドライバーズランキング首位のピアストリとの差を縮め、シンガポールでは3年連続となる表彰台を獲得した。

    ランド・ノリス F1シンガポールGP

    ノリス「誰でも同じことをしたはず。僕は悪くない」
    マクラーレンのランド・ノリスは、チームメイトのピアストリとの接触について「自分の責任ではない」と主張した。記者会見で改めてこの件について問われた彼は、こう振り返った。

    「見直して、もう少し違うやり方があったかもしれないとは思う。でもグリッド上の誰だって僕と同じことをしたはずだ。僕が大きく開いていたイン側のスペースにマシンを入れただけで、それを咎めるならF1にいるべきじゃないと思う」

    「もちろんマックスとの距離を少し読み違えたのは確かだけど、それもレースだ。結局何も起きなかったし、どうせ僕はオスカーより前に出ていたと思う。僕はイン側で、彼はアウト側のダーティーなラインにいたからね。もちろん反省すべき点はあると思うけど、チームメイトと接触するのは望んでないんだ。なにより、そうすると君たち(メディア)に質問攻めにされるからね」

    この結果、ノリスはランキング首位のピアストリに22ポイント差まで迫った。残るは6戦と3つのスプリントだ。

  • ランド・ノリス 角田裕毅に皮肉「フェルスタッペンをプッシュできていない」

    ランド・ノリス 角田裕毅に皮肉「フェルスタッペンをプッシュできていない」

    マックス・フェルスタッペンはF1シンガポールGPを前に、再びタイトル争いに名を連ねている。しかし、ランド・ノリスは、レッドブル内部のチーム状況が彼にとって不利に働いていると考えている。

    フェルスタッペンはイタリアGPとアゼルバイジャンGPで連勝し、ランキング首位のオスカー・ピアストリとの差を69ポイント、ノリスとの差を44ポイントにまで縮めた。

    チームの272ポイント中255ポイントをフェルスタッペンが稼いでおり、その貢献率は驚異の93.8%。一方で、角田裕毅は今季これまでの33回の公式セッションのうち、完走扱いとなったレースでフェルスタッペンを上回ったのはわずか1回のみだ。

    マクラーレンでは、ピアストリ対ノリスの予選成績が13勝7敗、決勝成績が8勝9敗と拮抗しているのに対し、レッドブルではフェルスタッペン対角田裕毅が予選17勝0敗、決勝15勝1敗と圧倒的な差がついている(スプリントを含む)。

    対照的に、マクラーレンの両ドライバーはほぼ互角の戦いを繰り広げており、ピアストリが通算21対8で僅差のリードを保っている。

    ノリス「角田はフェルスタッペンを“プッシュ”できていない」
    シンガポールGP予選前に放映されたSky Sportsのインタビューで、ノリスは「マクラーレンが今季支配的なマシンを持っている」という指摘を否定した。

    シャルル・ルクレールは「今年のマクラーレンは2023年のレッドブル並み」と評しているが、ノリスは「それはドライバーラインナップのレベルを反映している」と強調した。

    フェルスタッペンは今季最多のポールポジションを獲得しており、ノリスとの差もわずか1勝だ。

    現在のコンストラクターズランキングは、1位マクラーレン(623ポイント)、2位メルセデス(290ポイント)、3位フェラーリ(286ポイント)、4位レッドブル(272ポイント)となっている。

    「マックスはシーズンを通して決して大きく離れていたわけじゃない」とノリスは語った。「我々はチームとして強力なんだ。マックスもチームのためにしっかり仕事をしている。彼は多くのポイントを稼いでいるよ。でも、彼には僕やオスカーのように、もう少しプッシュし合えるチームメイトがいないんだ」

    角田裕毅 F1

    レッドブル、角田裕毅の将来についてすでに決断
    わずか2戦でリアム・ローソンに代わってレッドブルのトップチーム昇格を果たした角田裕毅は、現在契約延長を目指している。レッドブルはフェルスタッペンに挑むレベルまでは求めていないが、ランキング17位という現状は改善が必要だ。

    報道によると、角田裕毅は2026年以降のレッドブル残留候補から外れており、その後任にはアイザック・ハジャーが最有力とされている。一方、レーシングブルズのシート争いには依然として名を連ねている。

    もしその座をリアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドが獲得する場合、角田裕毅はアストンマーティンのリザーブドライバーに就任する可能性があり、それがF1グリッドに残る最後のチャンスとなるかもしれない。