カテゴリー: ランド・ノリス

  • ランド・ノリス 2026年F1規則を痛烈批判「50/50スプリットは機能しない」

    ランド・ノリス 2026年F1規則を痛烈批判「50/50スプリットは機能しない」

    2026年F1オーストラリアGPの予選で6番手となったランド・ノリスが、新しいパワーユニットレギュレーションに対して厳しい見解を示した。現行レギュレーションでは電動パワーと内燃エンジンの出力が「50/50」で配分されており、エネルギーマネジメントが大きなテーマとなっている。

    しかし2025年のF1世界王者であるノリスは、この新しいフォーミュラはドライバーにとって「機能していない」と断言し、レースの本質にも影響を及ぼしていると主張した。

    「50/50スプリットは機能していない」ノリスが新PU規則を批判
    「何時間でも話せるよ」とランド・ノリスはメルボルンで語った。

    「問題が何かは、みんな分かっていると思う。ただ単純に、50/50のスプリットはうまく機能していない」

    「ストレートモードがあることで、他にもいろいろな問題が出てくる」

    「コーナーの前でとても大きく減速することになるし、常にリフトしなければならない。バッテリー残量をトップに保たないといけないからだ。逆に残量が高すぎても困る。本当に難しい」

    「でもこれが今の状況だ。ドライバーとして気持ちのいいものではない」

    「とはいえジョージは笑っているだろうし、結局は自分たちの持っているものを最大限に活かすしかない」

    バッテリー管理のため常にステアリングを見る必要
    ノリスは予選Q3の最終アタックで、キミ・アントネッリのマシンから落ちた冷却ファンの破片に接触。フロントウイングを損傷するトラブルにも見舞われた。

    その理由についてノリスは、新レギュレーションではバッテリー管理のために頻繁にステアリングディスプレイを確認する必要があると説明した。

    「僕はステアリングを見ていたんだ。だからデブリが見えなかった」

    「ストレートの終わりでどれくらいの速度になるのかを見て、ブレーキングを30メートル早めるのか、10メートル遅らせるのかを判断しなければならない」

    「だから3秒ごとにステアリングを見なければならない。そうしないとコースオフしてしまう」

    「史上最高のF1マシンから最悪のマシンへ」
    さらにノリスは、2025年までのF1マシンと比較して現在のマシンは運転の楽しさが大きく失われたと語った。

    「僕たちはF1史上最高のマシン、そして一番運転しやすいマシンから、たぶん最悪のマシンに来てしまった」

    「正直に言えば、最悪だよ。でも受け入れて、与えられたものを最大限に活かすしかない」

    「去年とはまったく違う。『このコーナーをもっと攻めよう』という単純な話ではない。攻めすぎるとバッテリーを失って逆に遅くなることもある」

    メルセデスが先行「彼らは理解している」
    ノリスはまた、予選でフロントロウ独占を果たしたメルセデスが、この新フォーミュラをいち早く理解しているチームだと認めた。

    「どうやって走らせるかを理解しないといけない」

    「メルセデスは明らかにそれを理解している。彼らは優れたチームだし、エンジンも自分たちのものだからだ」

    「僕たちもいずれ理解するだろう。ただ時間が必要なんだ」

    ランド・ノリス(マクラーレン)

    ドライバー会議でも不満「20人が不満を言っている」
    さらにノリスは、オーストラリアGPの週末に行われたドライバー会議でも多くのドライバーが同様の懸念を示していたと明かした。

    「ドライバーは常にスポーツ全体の利益を考えていると思う」

    「自分たちが楽しむためだけに意見を言っているわけではない。もっとクールなマシンにしたいし、見ていて面白く、よりエキサイティングなものにしたいからだ」

    「でもルールはメーカーの要望で変更された」

    「もし18人、いや20人のドライバーが不満を言っているなら、それが本当にこのスポーツにとって良いことなのか分からない」

    2026年から導入された新しいF1パワーユニットレギュレーションは、電動パワーの比率を大幅に高めることで持続可能性を重視したフォーミュラとなっている。しかし開幕戦の段階から、ドライバーたちの間ではドライビング体験やレースの質への影響を懸念する声が広がり始めている。

  • F1王者ランド・ノリス マルガリーダ・コルセイロと破局報道

    F1王者ランド・ノリス マルガリーダ・コルセイロと破局報道

    ランド・ノリス(マクラーレン)は、交際していたポルトガル人モデルのマギ・コルセイロと破局したと報じられている。

    2026年シーズン開幕を前に行われたバーレーンでのプレシーズンテスト中、ノリスが“シングル”になったことを示唆する場面がカメラに捉えられ、憶測が広がった。

    ノリスは2023年から、23歳のポルトガル人モデル、マギ・コルセイロと交際を続けてきた。ふたりは2024年に一度破局したものの、その後復縁。2025年の最終戦アブダビGPでは、ノリスがタイトルを決めた瞬間、コルセイロが涙を流して祝福する姿も見られていた。

    しかし、バーレーンテスト中に元チームメイトのカルロス・サインツJr.から「マギとはうまくいっているのか?」と問われたノリスは「ノー」と返答。その後、自身が“シングルマン”であることをほのめかしたとされている。音声は不明瞭だったものの、このやり取りはSNS上で大きな話題となった。

    関係者の話として英紙は、昨季タイトル獲得後にふたりの距離が再び広がっていたと伝えている。バーレーンで行われたノリス主催のパーティーでは、チーム関係者らが集合写真に収まったが、コルセイロの姿はなかったという。

    マルガリーダ・コルセイロ

    コルセイロはポルトガル・サンタレン出身で、TikTokのフォロワーは80万人以上。テレビドラマ出演やファッションキャンペーン、ポルトガル版「ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ」への参加など幅広く活動している。昨年12月には、ノリスとの関係について「とても幸せ」と語っていた。

    タイトルホルダーとして新シーズンに臨むノリスだが、私生活では再び“単身”での戦いとなる可能性が高まっている。

  • ランド・ノリス F1王者の本音「まだ7対1」ハミルトンとの差を自覚

    ランド・ノリス F1王者の本音「まだ7対1」ハミルトンとの差を自覚

    ランド・ノリス(マクラーレン)は2025年シーズンに自身初のF1ワールドチャンピオンを獲得し、王者として2026年シーズンを迎える。2019年にマクラーレンに加入して以来の悲願達成であり、チームにとっても2008年以来となるドライバーズタイトルだった。

    タイトル防衛を目指す立場となったノリスだが、その肩書きにはいまだに不思議な感覚があるという。王者としての自覚と現実のギャップを率直に語った。

    「奇妙な感覚だ」とノリスはメディアに語った。

    「でも素晴らしいことでもある。ルイスと比べると、まだ比べることすらできない。だってまだ7対1なんだから」

    「僕は思うんだ。ああ、ああいうシーズンをあと6回やらなきゃ彼に並べない。あるいはマックスに追いつくにはあと3回だ、とね」

    ノリスは現在グリッドにいるワールドチャンピオン、マックス・フェルスタッペン、ルイス・ハミルトン、フェルナンド・アロンソと肩を並べる存在となった。昨季の成功を経て、仲間たちからの評価にも変化があることを期待している。

    「何かを成し遂げれば、ほんの少しでも敬意が増すことを願っている。分かっている人たちなら、昨シーズン僕たちが成し遂げたことがどれだけ大変だったか理解しているはずだから」

    「それはクールなことだ。ちょっとしたボーナスのようなものだよ。求めているわけでも、要求しているわけでもない。でも自然についてくるものだ」

    ノリスは最近、アレクサンダー・アルボン、ジョージ・ラッセルとパデルを楽しんだという。ほぼ同時期にF1へ参戦した世代だけに、王座獲得は良い刺激になっているようだ。

    「特に彼らにとっては、僕たちはほぼ同じタイミングでF1に来た。だからこそ、さらにハングリーさが増しているのが分かる。それを見るのは素晴らしいことだ」

    「特にジョージはブックメーカーの本命だしね。今はちょっと浮かれているよ」

    王者となったことで周囲の視線は変わる。しかしノリスにとって重要なのは、肩書きそのものではなく、そこに至るまでの努力と、その先に続く挑戦だ。奇妙さと誇りが入り混じる新たな立場で、ノリスのタイトル防衛戦が始まる。

  • マクラーレンF1に危機感 ノリス「現時点でレッドブルとフェラーリに及ばない」

    マクラーレンF1に危機感 ノリス「現時点でレッドブルとフェラーリに及ばない」

    マクラーレンのランド・ノリスは、バーレーンでの2026年F1プレシーズンテストを経て、現時点での勢力図について率直な見解を示した。レッドブルとフェラーリを自チームより上位に位置づけ、特にエネルギー運用の効率性において差があると認めている。

    パドックでは、メルセデスが本気のパフォーマンスをまだ見せていないという見方と、レッドブルがすでに主導権を握っているという見方に分かれている。その中でノリスは、レッドブルの電気エネルギー回生と使用の効率性に強い印象を受けたと明かした。

    「一見したところ、レッドブルは非常に強力なパワーユニットを持っている。多くのエネルギーを使うことができ、それを高い効率で運用している。彼らがどうやってそれを実現しているのかを理解しなければならない」とノリスは語った。

    「正直に言えば、現時点では彼らは我々より明確に一歩先にいる。エネルギー運用でアドバンテージがあれば、それはラップタイムを稼ぐ素晴らしい方法だ。余計なことをしなくても、ただ速く走ることができる」

    さらにノリスは、差はパワーユニットだけではないと付け加えた。

    「マシン面でも彼らはうまくやっているように見えるし、現時点では我々はフェラーリのレベルにも完全には達していない。我々が改善することは分かっているが、彼らも間違いなく改善する。我々が彼らを打ち負かすには、大きな一歩を踏み出さなければならない」

    マクラーレン F1

    マクラーレンはバルセロナでのシェイクダウン走行距離ではフェラーリやメルセデスに及ばなかったが、ノリスはバーレーンで149周を走破。その大量のデータは今後に向けた重要な材料となる。

    「まだ理解しなければならないことは多いが、今日は多くのことを把握し、クルマへの信頼を高める良い一日だった」とノリスは述べた。

    「データの細部を見て、それをパワーユニット全体の改善につなげるのは興味深い。ただ、現時点で我々に必要なのは効率性だ。簡単なことではないし、もし簡単ならすでに実現しているはずだ。これから数日で、どうやって状況を好転させるかを改めて学ばなければならない」

    エネルギー運用の重要性については、エンジニアリングを統括するテクニカルディレクターのニール・ホウルディも強調している。

    「どこでエネルギーを使い、どこで回収するかを理解することが非常に重要になる」とホウルディは述べた。

    「GPSトレースを見ると、より多くのエネルギーを使えているチームがある。同じメーカーの場合もあれば、異なるメーカーの場合もあるが、ラップ中の異なるポイントでエネルギーを投入している。我々はまだその最適な投入ポイントを学んでいる段階だ」

    「メルセデスHPPがこのパワーユニットのために信じられないほど努力してきたことは知っている。今年、我々が競争力を持つために必要なエネルギー運用を手にできると疑っていない」

  • ランド・ノリス フェルスタッペンのF1批判に反論「嫌なら引退すればいい」

    ランド・ノリス フェルスタッペンのF1批判に反論「嫌なら引退すればいい」

    2026年F1バーレーンテストの舞台となっているサクヒールで、マックス・フェルスタッペンの新レギュレーション批判に対し、ランド・ノリスが真正面から反論した。

    フェルスタッペンが2026年F1マシンのフィーリングやエネルギー管理の在り方に強い不満を示し、場合によっては他カテゴリーへの転向も示唆したことを受け、ノリスは「誰も彼を引き止めてはいない」と率直に語った。

    「とても面白かったよ、すごく気に入った」とノリスはフェルスタッペンの発言について語った。

    「もし引退したいなら、そうすればいい。F1は常に進化している。ドライビングのフィーリングが良くなることもあれば、そうでないこともある。僕たちは莫大な報酬を得て走っているんだ。だから不満を言う立場ではないと思う」

    「それに、他のことをやりたいなら自由にできる。誰もここにいることを強制していない。今は大きなチャレンジの前にいるけど、個人的にはとても面白いと思っている。ドライバーとしても、エンジニアにとってもね。違う運転をしなければならないし、多くの要素を違う形で理解し、管理しなければならない。でも僕たちは依然としてF1マシンを運転し、世界を回り、楽しんでいる。だから不満は何もない」

    フェルスタッペンの批判は、特にエネルギー管理の重要性が増した点に向けられていた。予選でも“リフト・アンド・コースト”を強いられる可能性があると指摘し、「それはF1らしくない」と主張している。

    ランド・ノリス マックス・フェルスタッペン

    この点についてノリスは意外な反論を見せた。

    「僕たちはリフト・アンド・コーストなんてしていない。レースモードでもね」

    この発言はパドック内でも波紋を広げた。もし本当にマクラーレンがリフト・アンド・コーストを必要としないのであれば、タイトル争いはすでに決しているという冗談も飛び交ったという。

    ただしノリスの言葉には、より広い視点も含まれている。F1は常に課題を特定し、驚異的なスピードで解決してきたカテゴリーだ。2026年レギュレーションはまだ導入初期段階にあり、現在構造的に見える制約も、シーズンの進行とともに修正、あるいは緩和される可能性がある。

    フェルスタッペンはいつも通り率直に語った。外交的配慮は少なく、核心を突く姿勢は一貫している。その誠実さは評価できるが、時期尚早との見方もある。2026年F1レギュレーションが失敗と判断されるのか、それとも問題点を洗練させながら受け入れられる形に収束するのかは、まだ分からない。

    ただひとつ確かなのは、フェルスタッペンが本当にF1を去ることを望む関係者はほとんどいないということだ。彼がグリッドを去れば、ノリスを含む他の20人のドライバーにとっては有利に働くかもしれない。しかし、このスポーツにとっては決して歓迎すべき事態ではない。

  • マクラーレンF1 ランド・ノリスが充実の149周「多くを学んだ」

    マクラーレンF1 ランド・ノリスが充実の149周「多くを学んだ」

    マクラーレンは2026年F1プレシーズンテスト第2日目、バーレーン・インターナショナル・サーキットで充実した一日を終えた。ランド・ノリスがMCL40を終日ドライブし、149周(806.4km)を走破。この日最多周回数を記録し、チームの作業効率の高さを示した。

    午前は空力テストを中心にプログラムを開始し、「エアロレイク」を用いたフローおよび圧力分布の検証を実施。その後はロングランへ移行し、走行距離を積み重ねながらマシンセットアップの理解を深めた。

    午後はレース準備に重点を置き、トラフィック下での挙動やオーバーテイク時の挙動確認、さらには実戦形式でのタイヤ交換シミュレーションも行われた。

    「生産的な一日だった。多くの周回を重ね、多くの学びがあった。これだけ走れたことは有益だったし、マシンとレギュレーションについて多くを理解できた。分析すべき追加データも得られた」とノリスは語った。

    「この初回テストでハードワークを続けてくれたチームに感謝したい。今日最多周回を記録できたのは彼らのおかげだ。明日はオスカーのプログラムを分析し、来週の第2回テストに向けた準備を始める。再びマシンに乗るのが楽しみだ」

    マクラーレン ランド・ノリス

    技術面でも前向きな評価が示された。マクラーレンのテクニカルディレクター(エンジニアリング担当)であるニール・ホールディは、今回の走行を今季開発の重要な基盤と位置付けた。

    「バーレーンでのプレシーズンテスト初回の2日目が終了した。本日得られた学習量には満足している。今プレシーズンの中でも特に生産的な一日であり、多くの重要データを収集できた」

    午後のレースシミュレーションについても強調した。

    「ランドのレースシミュレーション後のデータは非常に有益だ。エンジニアリングの観点から極めて価値があり、このレギュレーション下でさらなるパフォーマンスを引き出すための開発において中心的な役割を果たす」

    チームは翌日、オスカー・ピアストリがステアリングを握り、初回テスト最終日のプログラムを完遂する予定だ。来週予定される第2回プレシーズンテストに向け、基礎データの蓄積とセットアップ理解をさらに進めていく構えである。

  • F1王者ランド・ノリス 「フェルスタッペンには今も尊敬する部分がたくさんある」

    F1王者ランド・ノリス 「フェルスタッペンには今も尊敬する部分がたくさんある」

    2025年シーズンに自身初のF1タイトルを獲得したランド・ノリスは、26歳にして少年時代からの夢を叶えた。2026年シーズンは王者としてマクラーレンのマシンにカーナンバー1を掲げて臨むが、その立場がモチベーションの低下につながることは一切ないと強調している。

    ノリスは、初タイトルを手にした今もなお、勝利への渇望は以前と変わらず、むしろ自信を深めていると語る。

    一方で、4度の世界王者であるマックス・フェルスタッペンとはメンタリティやアプローチが異なるとも認めつつ、その中に今も尊敬している点が多くあることを明かした。

    「結局のところ、もしこの先もう一度タイトルを獲れなかったとしても、僕には常に誇りに思えるものがある。それがどれほど大きな達成だったかも分かっている」とノリスは語った。

    「でも、それで再び成し遂げたいという野心や欲求が消えたわけではまったくない。今シーズンを『どうでもいい』という気持ちで迎えるなんて、そんな考え方は一度もなかった」

    「むしろ、昨シーズンは本当に楽しかったし、当然また同じことを味わいたい。できれば、今年の終わりにはもう少し長いオフシーズンがあるといいけどね」と続ける。

    「仮にこれ以上何も達成できなかったとしても、何があっても胸を張れるものがあるし、人が何と言おうと誇りに思える。でも今年も、去年と同じ野心を持って臨んでいる。もう一度勝つことを目指している」

    フェルスタッペンとは異なるメンタリティ
    歴代王者であるミハエル・シューマッハ、ルイス・ハミルトン、そしてマックス・フェルスタッペンも、タイトル獲得後に同じような心境だったのかと問われると、ノリスは次のように答えた。

    「ミハエルや他のみんなが正確に何を考えていたのかは、僕には答えられない」

    その上で、フェルスタッペンとの違いについても率直に語っている。

    「僕がマックスとは違うメンタリティ、違うアプローチを持っているのはかなり明らかだと思う。それが良いか悪いかは、人それぞれが判断すればいい」と述べた上で、こう続けた。

    「今でもマックスの中で尊敬しているところはたくさんあるし、正直なところ、時々は『自分にももう少しあればいいのに』と思う部分もある。でも僕は、常に自分自身のやり方で成長しようとしている」

    ノリスは、すでにタイトルを手にし、マクラーレンとの契約も少なくともあと2年残っているが、まだ改善すべき点が多く残っていると自覚している。

    「まだ、自分が到達すべきレベルに達していない分野があることは分かっている。今のレベルは高いけれど、こういうドライバーたちと戦うには、ほぼ完璧でなければならない」と語る。

    「もっと良くなりたい部分、取り組みたい課題はたくさんある。ただ、今の自分の土台はかなり強固だとも感じている」

    ランド・ノリス F1 マクラーレン

    自信を深めた王者、変わらぬ原動力
    ノリスは、勝利へのモチベーションが「以前とまったく同じ」であることを重ねて強調した。

    「何も失っていない。それどころか、より自信がついたと思う」と語り、これまでの自身の変化を振り返る。

    「以前からインタビューで何度も言ってきたけど、僕は“見て初めて信じられる”タイプなんだ。特に自分自身のことになるとね。初めてポールポジションを獲れると本当に信じていたか? 初勝利できると信じていたか? でも実際にやってみたら、『ああ、できるんだ』と思えた」

    「それが僕の考え方だったし、理由はともかく、そうやって信じてきた。そして去年は多くの面で成長できた。特にメンタル面だ。準備の仕方、良い瞬間や悪い瞬間、そしてその間にあるすべてへの向き合い方が良くなった」

    最後にノリスは、自分にとって最も重要なのは「自分自身の道」を見つけることだと強調する。

    「過去に他の人たちがやってきたことを無視するつもりはない。でも、何が自分を突き動かしているのかを理解することが一番大事なんだ」

    「僕のモチベーションの大きな部分は、ただ表彰台の一番上に立つことや、トロフィーを手にすることだけじゃない。チームと一緒にいること、彼らにトロフィーを持ち帰らせること、みんなで祝って喜び合うこと、そういう部分にもある」と続けた。

    「だから正直、他の人たちがどう考えてきたかはあまり気にしていない。もう一度勝つこと、そしてチームを誇らしい気持ちにさせることへのモチベーションは、今もまったく変わらない」

  • ランド・ノリス「2026年F1はもっとカオスになる」新レギュレーションが生む混戦

    ランド・ノリス「2026年F1はもっとカオスになる」新レギュレーションが生む混戦

    2026年F1レギュレーション下では、レース展開がこれまで以上に「カオス」になる可能性がある。そう語るのは、現ワールドチャンピオンのランド・ノリスだ。新世代マシン特有のエネルギーマネジメントが、順位の入れ替わりを激しくすると見ている。

    2026年型マシンは、バッテリー要素への依存度が大きく高まっている。一方で、そのバッテリーは走行中に枯渇し、常に回生が必要となる。

    結果として、ラップ中にブーストを使い切る場面が生まれ、エネルギーに余裕のあるライバルに攻撃されやすくなる。

    「余分なスピードがあれば、より多くの動きが見られるようになる」とノリスは、今週の囲み取材で語った。

    「でも、そのあとにそのドライバーは、これまで以上に守らなきゃいけなくなる。それが、もっとカオスを生む。それは、皆さんにとっては最高だと思う」

    ブースト次第で“あり得なかった”追い抜きが発生
    ノリスは、ストレートでの追い抜きが容易になるだけでなく、これまでほぼ不可能だった場所でもオーバーテイクが起き得ると指摘する。

    「基本的に、誰がいつブーストボタンを使うかで、かなりカオスなレースになると思う」

    「バルセロナでも、バッテリーをあまり使わないストレートがいくつもある。例えばターン5からターン7までの短い区間だ」

    「でも、そこでブーストを使えば、かなりの馬力を得られる。そうすると、普通は絶対に見ないような形でT7に飛び込んでオーバーテイクできる」

    ただし、その代償も大きい。

    「問題は、そのあとT10までが最悪になることだ。だから、これまでとは違う場所で相手にプレッシャーをかけられるし、ある意味で、より良い形でレースを作れる可能性がある」

    ランド・ノリス マクラーレン F1 レギュレーション

    高速チェスのような駆け引き
    エネルギー残量の増減によって順位が頻繁に入れ替わる状況は、ドライバーに高度な判断力を求める。どこで回生し、どこで使うのか。その選択が勝敗を分ける。

    メルセデスのキミ・アントネッリも、コクピット内での戦略思考が重要になると語る。

    「他のドライバーと戦いながら、どうエネルギーを使うか。その点は本当に大きなステップだ」

    「今年は、すごくオープンな考え方でシーズンに入る必要があるし、ある意味では、かなりクリエイティブでいないといけない」

    「特にバトル中は、エネルギーでいろんなことができる。チェスをしているような感覚だけど、スピードチェスみたいなものだ。ひとつひとつの手を考える時間はないけど、常に相手より2手先を考えていないといけない」

    ドライバーの力量がより問われる時代へ
    ノリスもまた、ドライバーの対応力がこれまで以上に重要になると同意する。

    「予選の1周でも、レース中でも、ドライバーがこれらをどう扱って、どうコントロールするか、その重要性は確実に高まっている」

    「特にオーバーテイクの準備は、かなり複雑になると思う」

    「以前は、とにかく速く走って、ダーティエアを避ければよかった。バッテリーを効率よく溜めるのも、かなりシンプルだった」

    「でも今は、バッテリーを使い切ると、大きくタイムを失う。特にストレートでは、その影響がかなり大きい」

    「だから、もっとカオスなレースになると思うし、ドライバーは、起こり得るあらゆる状況を常に把握していないといけなくなる」

    まだ確信は持てず
    ノリスは、2026年型マシンのいくつかの特性、特にパワーの立ち上がりの鋭さには手応えを感じているという。

    「間違いなく、よりパワフルに感じる。今はストレートの途中でデプロイが止まるけど、もし最後まで使えたら、簡単に時速380キロくらいには達すると思う」

    「つまり、マシン自体は、もっと多くのことができる。もしF1マシンを完全に解放したら、さらにとんでもない領域に行けるはずだ」

    一方で、バルセロナでのハンドリング面の印象については、まだ判断を保留している。

    「運転の仕方という意味では、少しF2カーに近い感覚がある。それが好きかどうかは、正直まだ分からない」

    「バルセロナでは、4速や3速のコーナーが多くて、開けていて、幅も広い。でも市街地コースや、もっとバンピーで低速なトラックではどうなるのか。その答えは、まだ出ていない」

    「その疑問には、バーレーンが答えてくれると思う」

  • F1王者ランド・ノリス、母校をサプライズ訪問「何でも可能だ」と生徒を鼓舞

    F1王者ランド・ノリス、母校をサプライズ訪問「何でも可能だ」と生徒を鼓舞

    ランド・ノリスは、バルセロナで行われた5日間のF1テストを終えた直後、自身の母校を訪問し、子どもたちに大きな刺激を与えた。

    世界チャンピオンに輝いたノリスの母校は、月曜日に彼が学校を訪れたことを明かし、その体験が生徒たちにとって忘れられないものになったと伝えている。

    ノリスは、先週バルセロナで行われた3日間のテストを終えたあと、かつて通っていた学校を訪れた。このテストでは、マクラーレンが2026年シーズンに向けてMCL40を初めて走らせ、ドライバーズおよびコンストラクターズタイトル防衛への挑戦を本格的にスタートさせている。

    マクラーレンのドライバーであるノリスが訪れたのは、チュー・ストーク・チャーチ・スクールだった。到着時には全校生徒が出迎え、ノリスが車から降りると、子どもたちは旗を振って歓迎した。

    到着後、ノリスは多くの生徒たちと写真撮影を行い、その後、全校集会に参加した。集会では、自分の目標を達成するために常に努力し続けることの大切さや、自身のモチベーションについて語った。

    集会の最後には短い質疑応答の時間が設けられ、続いて2人の生徒がノリスについての詩を朗読し、プレゼントを手渡した。

    その後、ノリスはすべての教室を回り、さらに質問に答えながら、いくつものアイテムにサインをした。この訪問は、26歳のノリス本人にとっても、学校にとっても、決して忘れることのない出来事となった。締めくくりとして、ノリスは全生徒一人ひとりに贈り物を残していった。

    また、この訪問の一環として、ノリスにはチュー・ストーク・チャーチ・スクール・ソサエティの名誉会員となったことを示す証書が手渡された。

    ランド・ノリス マクラーレン

    学校は当日の出来事をフェイスブックで共有し、次のように記している。

    「ランドがチュー・ストークを特別に訪れてくれたことに、私たちは心から感謝しています」

    「この体験は、子どもたち、そして学校全体のコミュニティにとって決して忘れられないものです。この訪問によって、生徒たちが高い目標を掲げ、大きな夢を描き、『何でも可能だ』ということを忘れずにいてくれると確信しています」

  • ランド・ノリス、マクラーレンF1 MCL40に好感触「次はウォーキングで詰める」

    ランド・ノリス、マクラーレンF1 MCL40に好感触「次はウォーキングで詰める」

    マクラーレンのランド・ノリスは、サーキット・デ・バルセロナ=カタルーニャで行われた2026年F1プレシーズン・シェイクダウン最終日に86周を走行し、ベストタイム1分16秒594で2番手を記録した。3日間を通じて163周を担当し、新型MCL40の初期理解とセットアップ構築において中心的な役割を果たした。

    No.1を付けて臨んだ初のシェイクダウンとなった今回、ノリスは走行を重ねるなかでマシンの改善点と今後取り組むべき領域を明確に把握。

    バーレーンでの次回プレシーズンテストを見据え、ウォーキングでのデータ解析とシミュレーター作業に手応えを感じている。

    「今日は学びの多い一日だったし、またマシンに戻れたことが本当にうれしかった。チーム全員の努力とサポートに感謝している。今季もマクラーレンをドライブできるのは光栄だし、シェイクダウンを通じて初めてNo.1をつけて走れたことは、僕たち全員にとって特別な瞬間だった」

    「改善の余地や取り組むべき領域を見つけることができたし、バーレーンに向けてウォーキングで何ができるかを見るのが楽しみだ。今週はシミュレーターでも、シミュレーターおよびデベロップメントドライバーと一緒に、さらに多くのことを学ぶ予定だ。これらのマシンは新しい考え方とドライビングが求められるし、そこに時間を費やすほど、開幕に向けた準備は整っていく」

    「今週を締めくくる力強い一日を実現してくれた関係者全員に感謝したい。ここから数日間は休みを取り、来週頭からまたすぐに作業を再開する。その後、バーレーンで再びクルマに乗るのが待ちきれない」

    ランド・ノリス マクラーレン F1