カテゴリー: ランス・ストロール

  • ランス・ストロール F1ハンガリーGP予選「すべてがまとまったラップだった」

    ランス・ストロール F1ハンガリーGP予選「すべてがまとまったラップだった」

    ランス・ストロール(アストンマーティン)は、F1第14戦ハンガリーGP予選で6番手を獲得。チームメイトのフェルナンド・アロンソと並んで第3列グリッドを確保し、今季ベストの予選結果を手にした。

    ここまでの週末はセットアップ調整に苦しみながらも、予選ではQ1から着実に改善を重ね、Q3では風の変化にも動じずに力強いラップをまとめた。2台揃ってQ3入りを果たしたアストンマーティンにとって、今季最も明るい予選内容となった。

    「今日はすべてがうまく噛み合った予選だった」とストロールはコメント。

    「正直、FP1やFP2ではまだ満足できていなかったけど、セッションごとにマシンの感触が良くなっていって、予選では一番いい状態に持ってこられた。Q3のラップは自分としてもすごく納得のいく内容だったし、あのラップを最後に出せたのは嬉しい」

    「風が強くて、コーナーによっては前の周と感触が全然違っていた。でもその変化にも対応できたし、フェルナンドと一緒に3列目を取れたのは、チームとしてもすごくポジティブなことだと思う。明日はまずスタートをしっかり決めて、ポイント争いをしっかり戦っていきたい」

    チーム代表のマイク・クラックも、ストロールの集中力と修正能力を称賛した。

    「ランスは予選に向けて非常に良いアプローチを取っていた。フリー走行ではまだ完璧とは言えないセットアップだったが、データとフィードバックをもとに正しい方向に調整できた」とクラックは語った。

    「Q3のラップは非常に正確で、風の変化にもしっかり対応できていた。彼がこの週末に見せている集中力と一貫性には満足している。明日は2台でポイント圏内をキープしながら、戦況次第ではさらに上を狙っていく」

    ランス・ストロール アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ハンガリーグランプリ

    Q:金曜に速くても週末にかけて失速することが多かった中、今回はそれを維持できましたね。驚きや嬉しさはありますか?

    ランス・ストロール:どうだろうね。今週末はずっとクルマがいい感じのウィンドウに入ってたし、予選でもそのままだった。
    すごく気持ちよく走れたよ。

    本当に、週末を通してずっとクルマの感触がよくて、走っていて楽しかった。

    Q:自身のベストラップについて、もっと引き出せた部分はあったと思いますか?

    ランス・ストロール:うーん、どのラップでも「もう少しここで」とかって言えることはあると思うけどね。
    すごく僅差だったし、ポールまで0.1秒差だから、まあ全体的に気持ちよく走れたセッションだったし、チームにとっても素晴らしい結果になったと思う。

  • ランス・ストロール F1ハンガリーGP初日「今日はクルマの動きが良かった」

    ランス・ストロール F1ハンガリーGP初日「今日はクルマの動きが良かった」

    ランス・ストロールは2025年F1ハンガリーGP初日、フリー走行2回目で4番手と好位置につけ、アストンマーティンにとって上々の滑り出しとなった。本人は「バランスが良かった」と手応えを語る一方で、金曜時点のタイムシートには慎重な姿勢も見せた。

    クルマのフィーリングや初日の感触について、以下のように語った。

    Q:タイムシート上では好結果に見えましたが、実際の手応えはいかがでしたか?

    ランス・ストロール:
    今日はいい感じだったね。クルマのバランスも良くて、全体的にポジティブな一日だったと思う。

    ランス・ストロール アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    Q:少し驚きもあった?

    ランス・ストロール:
    まあ、金曜日のタイムシートって燃料の量とかいろいろあるから判断が難しいけど、でもクルマのフィーリングは良かったよ。明日どうなるか見てみよう。

    Q:ここ最近の金曜日とは違って、今日は良い感触だったようですが、何か特別な違いはありましたか?

    ランス・ストロール:
    そうだね、もしかしたら最初からいいセットアップを見つけられたのかもしれないけど、今日はクルマの動きがすごく良かった。明日が楽しみだね。

  • ランス・ストロール F1ベルギーGP決勝「今日はこれが精一杯だった」

    ランス・ストロール F1ベルギーGP決勝「今日はこれが精一杯だった」

    2025年F1ベルギーGP決勝でランス・ストロールは入賞には届かなかったものの、難しい週末の中でマシンのフィーリングに若干の改善を感じたという。

    アストンマーティンにとっては苦しいレースが続いており、今回もポイント圏内には手が届かなかったが、ストロールは「やれることはやった」と現実を受け止めていた。

    戦略面では大きなミスもなく、レース中の判断も的確だったと振り返るストロール。状況が許す限りのパフォーマンスは引き出せたとし、淡々と次戦に向けて前を見据えている。

    Q:ランス、今週末は難しいマシンに苦しんでいた印象でしたが、決勝では少し前進したようにも見えました。もう少し上を目指せたかった気持ちもあるのでは?

    ランス・ストロール: うん、まあ今日はこれが僕たちにできるすべてだったと思う。

    もちろんポイント圏内で終わりたかったけど、今日はそれはちょっと届かない位置にあったね。

    ランス・ストロール(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム) ベルギーGP F1 ベルギーグランプリマシンの改善を感じつつも、入賞には届かなかったランス・ストロール

    Q:レース展開を通して、判断や戦略は正しかったと感じていますか?

    ランス・ストロール: そうだね、やれることは全部やったと思う。作戦も含めて、今日はほぼすべて出し切ったんじゃないかな。

  • ランス・ストロール “最悪のクソ車”F1無線にRシューマッハ苦言「育ちの問題」

    ランス・ストロール “最悪のクソ車”F1無線にRシューマッハ苦言「育ちの問題」

    アストンマーティンのランス・ストロールが再び、その言動を巡って厳しい批判を浴びている。

    いわゆる“ペイドライバー”として長年揶揄されてきたストロールは、父親がチームオーナーであるという特権的な立場も相まって、批判の的になりやすい存在だ。そんな26歳のカナダ人ドライバーは、シルバーストンで行われたアストンマーティンのホームレースで7位入賞を果たしたにもかかわらず、チェッカーフラッグ通過直後に無線で辛辣な言葉を放った。

    「正直言って、俺がこれまで乗った中で最悪のクソ車だったよ」

    この発言に対し、元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、ストロールへの批判が必ずしもすべて正当とは言えないとしつつも、今回の無線については明確に非難した。

    「彼への批判が厳しすぎることもある。たしかにそうかもしれない。というのも、難しいコンディションでも走れる能力は彼にあるからね」とラルフは独Skyに語った。

    「ただ、それがフェルナンド・アロンソと比べてどの程度のものかを評価するのは難しい。アロンソは年齢を重ねてもなお素晴らしい仕事をしているからだ」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム F1 ランス・ストロール

    しかし、ストロールのピット外での不機嫌な態度については、ラルフも我慢ならない様子だ。

    「正直に言って、あの無線の発言には非常に失望したし、率直に言って“育ちの問題”だと思う」

    「周囲への影響を考えてみてほしい。メカニックたちは毎日懸命に働いて、彼ら2人が走れるようにしている。その中で、ボスの息子があんなことを言うなんて」

    「はっきり言って完全にアウトだ。あれは許されない。口にすべきではないし、教育の欠如を示している。彼は一体どんな映画の中に生きているのか。自分の結果を台無しにしてしまって、本当に残念だ」

    「アストンマーティンのファクトリーでは大きなテントを張って祝賀ムードだった。それに、あのポイントはチームにとって重要であり、メカニックやスタッフにとってはボーナスにもつながる」

    「そんな中でレースを台無しにするような発言をする人間には、こう言うべきだ──『お前、そこに座って、チームに謝れ』とね」

  • ランス・ストロール 2026年レギュレーションに苦言「F1らしさが失われている」

    ランス・ストロール 2026年レギュレーションに苦言「F1らしさが失われている」

    ランス・ストロールが2026年から導入されるF1の新レギュレーションについて、公然と懸念を表明した。アストンマーティンのシミュレーターでプロトタイプ車をすでに試したというカナダ人ドライバーは、「F1らしさが失われてしまう」と率直な思いを口にしている。

    新規則では、出力の最大50%を電力で賄う新型パワーユニットの導入や、直線とコーナリングで空力特性を調整する可変エアロが特徴。また、全体的なダウンフォースも大幅に削減される予定だ。

    これらの変更はF1をより持続可能なスポーツとするための動きだが、ストロールはその方向性に否定的だ。

    「F1が電動化の道を歩み、バッテリーのためにダウンフォースを失わなければならないというのは、ちょっと残念だ」と、Racefansに語っている。

    「もっと軽くて、俊敏で、速くて、ダウンフォースがたくさんあるクルマを見たい。もっとシンプルにして、“エネルギー・バッテリー・チャンピオンシップ”ではなく、“F1レース・チャンピオンシップ”にすべきだと思う」

    ランス・ストロール F1 フォーミュラ1カー アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    FIAは「軽量で俊敏なマシン」を強調するが…
    FIAは、最低重量の引き下げやパッケージの見直しを通じて「俊敏なマシンコンセプト」を掲げているが、現時点では目標が達成できるかは不透明。ストロールの発言は、F1の伝統的な魅力が失われることへの懸念を反映している。

    「もっと大きな音がして、ちょっと軽くて、あまりエネルギーやバッテリーに依存しないクルマの方がワクワクするよ。それがレースってものじゃないのかな」

    「政治的に発言できないドライバーもいる」
    フェラーリのシャルル・ルクレールも、シミュレーターでのテストを踏まえて「楽しいクルマとは言えない」とコメントしているが、ストロールは他にも不満を抱えているドライバーがいると示唆する。

    「僕はこの方向性が好きじゃない。でももし僕たちのクルマが速くて、競争力があって、ライバルよりも良いパフォーマンスができていれば、誰も文句は言わないだろうね」

    「多くのドライバーが僕と同じ意見だと思うよ。政治的な理由で本音を言えない人もいるだろうけど」

    公平な競争という側面には理解も
    2026年の規則改定にはマックス・フェルスタッペンも懸念を示しており、とくにエネルギー回生とその管理がレースの中心になってしまう点を問題視している。

    一方でストロールは、全チームが同じ条件で戦うという点では前向きに捉えている。

    「来年はすべてのチームにとって同じ条件だし、誰がそれを一番うまくやれるかが勝負になる。きっと、それが得意なチームはこの新レギュレーションを気に入るんじゃないかな」

    F1が持続可能性と伝統的なレースの魅力の間でバランスを模索する中で、ストロールの発言は現場の率直な声として注目を集めそうだ。

  • ランス・ストロール F1イギリスGP決勝「タイヤに苦しんだが最善の結果」

    ランス・ストロール F1イギリスGP決勝「タイヤに苦しんだが最善の結果」

    ランス・ストロールは2025年F1イギリスGP決勝で7位入賞を果たし、アストンマーティンに貴重なポイントをもたらした。

    17番グリッドからのスタートとなったストロールだったが、序盤にソフトタイヤへ交換してアドバンテージを稼ぎ、再びインターミディエイトへ戻す戦略で4番手まで浮上。その後、速さで勝るマシンに順位を譲る展開となったものの、安定した走りで7位を確保した。

    「シルバーストンでの週末はとても混沌としていた」とストロール。

    「金曜のプラクティスではかなりいいペースを見せられたけど、予選ではその勢いを活かせず、今日は後方からのスタートになってしまった」

    「レース中はチームが良い戦略判断をしてくれて、総じていい結果だったと思う。タイヤのデグラデーションが本当にひどくて、最後はもっと上を狙える状況ではなかった。ヒュルケンベルグの最終スティントはかなりグリップが良かったけど、僕たちは可能な限りの結果を持ち帰ることができた」

    チーム代表のアンディ・コーウェルもストロールの走りを称賛。「ランスは今日とてもいいドライビングを見せてくれた。ミスもなく、厳しい状況の中で7位という素晴らしいリザルトを持ち帰ってくれた」と述べた。

    ランス・ストロール F1 イギリスGP アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

  • ランス・ストロール F1イギリスGP初日「アップグレードは好感触」

    ランス・ストロール F1イギリスGP初日「アップグレードは好感触」

    ランス・ストロールは、2025年F1イギリスGP初日となる金曜フリー走行で7番手タイムを記録。アストンマーティンの新型フロアを投入して臨んだFP2で、その効果を確かなものとし、チームにとっての“ホームレース”で好調な滑り出しを見せた。

    FP1では従来仕様のマシンで走行し、セッション途中にスピンを喫したものの大きな影響はなく、午後にはフェルナンド・アロンソの車両で試されたアップグレードを受け取り、比較評価に臨んだ。その中でソフトタイヤを履いて安定したラップタイムを記録し、上位勢の中に割って入る結果となった。

    ストロールは初日の感触について次のように語った。

    「シルバーストンは素晴らしいサーキットで、毎年ここに戻ってくるのが本当に楽しみなんだ。チームのファクトリーからすぐの場所で走る特別なレースだし、毎年もらえるサポートや雰囲気は格別だよ」

    「今日のFP2では良いラップがいくつか走れたし、マシンの感触も悪くなかった。もちろんまだ週末は始まったばかりだから、今夜はデータを見て、改善できるところを探っていくつもりだ」

    ランス・ストロール アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム F1 イギリスグランプリ

    アストンマーティンはここ数戦、アップグレードの効果を慎重に検証してきたが、今回の新型フロアは高負荷コーナーの多いシルバーストンで一定の手応えを得たようだ。アロンソもFP2で12番手に入り、両ドライバーが中団の上位に位置しており、予選でのQ3進出に期待がかかる。

    アロンソは初日を振り返り、「今日の走行だけでは、自分たちがどの位置にいるのか判断するのは難しい。FP1では新旧パッケージの違いがそれほど大きく見えなかったけど、FP2ではいろいろなセットアップを試してデータを集めた。シルバーストンの金曜日らしく風がとても強くて、分析することがたくさんあるけど、トラブルもなくクリーンに走れたし、明日どこまでできるか見てみよう」と語っている。

  • ランス・ストロール アストンマーティンF1離脱論に反論「2戦悪ければクソ扱い」

    ランス・ストロール アストンマーティンF1離脱論に反論「2戦悪ければクソ扱い」

    ランス・ストロールは、F1マイアミGPのスプリントレースで5位入賞を果たして以降、グランプリでのポイント獲得がない状態が続いている。この成績不振に対して、元F1ドライバーのティモ・グロックは「アストンマーティンはストロールを交代させるべきだ」と主張していたが、ストロールはこの批判に冷静に応じた。

    ストロールは今季序盤、オーストラリアGPで8ポイント、中国GPで2ポイントを獲得するなど比較的好調な滑り出しを見せたが、以降は失速。さらに、手首の古傷の悪化によりスペインGPを欠場したことも成績に影響している。

    こうした状況を受け、グロックはカナダGP週末にSky Deutschlandで「これだけF1に長くいるにもかかわらず、スポーツ的には必要なレベルに達していない」「フェルナンド・アロンソに迫る週末もあるが、1年を通して見ると常に後れを取り、ミスも多い。今の状況を打破するには体制を見直すべきだ」と述べていた。

    これに対しストロールは、F1の世界がいかに短絡的かを指摘した。

    「F1っていうのは、すごく短期的な意見に支配されるビジネスなんだ。2戦いい結果を出せば世界最高のドライバーって言われるし、2戦ダメだと『このスポーツにいる資格がない』って言われる。完全にクソ扱いされる」

    「でも、それがF1という世界の現実だし、昔からそうだし、これからも変わらないと思う」

    ランス・ストロール F1 アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    さらにストロールは、自身のメンタルの持ちようについても語った。

    「悪い日っていうのは、当然ながら楽しくない。でも、良い日があればその日は楽しい。そういうものだと思ってる」

    「僕は自分がやっていることに集中して、僕のエンジニアやチームのように、本当に何が起きたのかを理解している人たちとだけ話すようにしている。週末ごとの結果がどうして良かったのか、あるいは悪かったのか、そういう理由を知っている人たちとね」

    「だから、自分のエネルギーはそういう狭い範囲に集中させるようにしている。それが僕にとっては大事なんだ」

  • ランス・ストロール アストンマーティンF1に悲観「今季の改善はない」

    ランス・ストロール アストンマーティンF1に悲観「今季の改善はない」

    フェルナンド・アロンソに笑顔が戻る一方で、アストンマーティンのチームメイトであるランス・ストロールはどんよりとした気分のまま、F1における将来に暗雲が立ち込めている。

    チームオーナーである大富豪ローレンス・ストロールの息子であるストロールは、手首のケガから復帰し、先週末の母国カナダGPに出場したが、予選は惨憺たる18番手に終わった。

    対照的にアロンソは、今季なかなかポイントを獲得できずにいたものの、ここ最近の好調で6番手につけ、Q3進出とポイント圏内フィニッシュが「常態化」しつつある。

    「今ではポイント圏にいるのが習慣みたいになってるけど、それは予選が良いからなんだ」とアロンソは語る。

    「グリッド6番手じゃなかったら、ポイントなんて取れてなかったよ。レースではすごく速いクルマがたくさんいたし――ウィリアムズ、ハース、それから意外にもエステバン(オコン)が上位にいて、あと(ニコ)ヒュルケンベルグもいたね。彼は突然前で戦ってた」

    「12番手や13番手スタートだったら、ポイントは取れなかったと思う」

    実際、ストロールは最下位でレースを終えた。

    このモントリオールでの悲惨な結果に追い打ちをかけるように、メルセデスの好調なジョージ・ラッセルが2026年にアストンマーティンへ移籍するという新たな憶測も浮上している。

    ラッセルは来季のメルセデスとの契約をまだ提示されておらず、一方でフェラーリのシャルル・ルクレールが“銀の矢”へのまさかの移籍候補として突然浮上しているという。

    「他の誰とも話していないし、興味を示してきたチームには、僕の意向はメルセデスに残ることだとはっきり伝えている」と、カナダGPでポールポジションを獲得し、優勝したラッセルは断言した。

    ランス・ストロール アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    一方で、バルセロナでのガレージ内での癇癪が原因で手首を負傷したという噂もあるストロールは、モントリオールでも気分が改善された様子はなかった。

    「遅いんだ」と彼は地元紙『Le Journal de Montreal』に語った。「そして、それはオーストリアでも変わらないと思う。クルマの特性は決して改善されないんだ」

    「僕のドライビングを制限している問題はずっと変わらない。良くなることはないと思う」とストロールは続けた。「たぶん、これからもずっとこんな感じなんだろうね」

    父親がいよいよストロールのシートを、より競争力のあるドライバーのために明け渡さなければならないという噂が再燃するなか、ストロール自身も、楽観的なアロンソとのギャップを認めている。

    「クルマの変化なんて特に感じていない」とストロールは言う。「フェルナンドは結果を出してるから何か感じてるのかもしれないけど」

    「僕にはわからない。ただ今日は本当に遅かったんだ」と彼は日曜のレース後に付け加えた。

  • F1カナダGP:記者会見 Part.1 – ストロール、ハミルトン、コラピント

    F1カナダGP:記者会見 Part.1 – ストロール、ハミルトン、コラピント

    F1カナダGPの木曜記者会見パート1には、ランス・ストロール、ルイス・ハミルトン、フランコ・コラピントが登壇。

    ストロールは手首の古傷について「痛みはない」と語り、母国レースへの意気込みを示した。ハミルトンは教育支援や映画制作の活動を語りつつ、バスールへの信頼を強調。コラピントは不調の原因を分析し、「今回は自信がある」と前向きな姿勢を見せた。

    Q:ランス、まずはあなたから。お会いできて嬉しいです。まずは体調の確認から。手首の状態はいかがですか?

    ランス・ストロール:ありがとう。カナダに戻ってきて、モントリオールでレースができるのはうれしいよ。手首の具合もいい感じだ。

    Q:スペインGPの後に手術を受けたとチームから聞いています。前回のような問題が再発しないという自信はありますか?

    ストロール:かなり自信がある。大丈夫なはずだ。

    Q:その理由は?今週ポール・リカールでテストを行った結果、問題がなかったからですか?

    ストロール:そう。数週間ずっと手首の調子が悪くて、イモラやモナコでも痛みがあった。バルセロナは特にひどかった。だから手術を受けて、今週また走ってみたらいい感じだったから、自信が持ててる。

    Q:具体的にどんな問題だったのか教えてもらえますか?可動域に制限があったのでしょうか?

    ストロール:2年前に負った古傷が再発しただけなんだ。それがまた気になり出して、だから治療してもらった。

    Q:それはよかったですね。では、ホームレースについて伺います。イモラで投入されたアップデートを踏まえて、モントリオールでのパフォーマンスにどれくらい自信を持っていますか?

    ストロール:週末には自信がある。過去を見てもこのサーキットではチームとしていい成績を出しているし、ここでレースするのはいつも楽しいよ。だから楽しみにしている。

    Q:ちなみに、ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットに初めて来たのはいつですか?

    ストロール:ずいぶん昔。小さな子どもの頃だった。

    Q:ありがとうございました。今週末のご健闘をお祈りします。

    ストロール:ありがとう。

    Q:ルイス、次はあなたです。先週10ダウニング街を訪問されていましたね。その訪問の目的と、あの有名な黒いドアの向こう側について教えてください。

    ルイス・ハミルトン:みなさんこんにちは。とても特別な日だったよ。首相と電話で話す機会があって、教育について、そして僕がMission 44で取り組んでいる活動について話したんだ。それで首相から招待されてね。でも僕は「若者たちにもぜひ参加してほしい」と言った。だから、排除のリスクがあるような、さまざまな背景を持つ若者たちを連れて行ったんだ。彼らが首相と直接話す機会になった。僕たちは現在、学校への出席率を上げて、除籍を減らすために教育政策の変更に取り組んでいる。僕自身もかつてそのリスクのある子どもだったし、実際に除籍も経験している。だからこれは始まりに過ぎないけど、重要な一歩だった。イギリス政府も教育改革に本腰を入れているようだし、とても有意義な一日だった。またあのドアを通れる日が来るといいなと思っている。

    Q:ドアの中はどんな感じでしたか?

    ハミルトン:確かグレード1の建物で、とても古いんだ。中に入ると「ちょっと改修が必要かも」と思ったよ。でも歴史を感じられる場所だった。階段には1800年代初頭からの首相たちの肖像画がずらりと並んでいたし、奥の大きな部屋には大きなテーブルがあって、かつてチャーチルが第二次世界大戦中にあそこで決断を下していたというのを感じられた。本当に特別な体験だった。

    Q:では次にオン・トラックの話題です。スペインGP後にフレデリック・バスールが、2台とも何らかの問題を抱えていたと語っていました。どの程度影響があったのでしょうか?

    ハミルトン:かなり大きかったよ。チームからはあまり詳しく話さないようにと言われていたんだけど、正直言ってレースの半分くらいの時点でもうかなり厳しい状況だった。自分ではそのとき問題があるのか確信がなかったんだけど、ラジオで「今までで一番ひどいフィーリングのクルマだ」と言ったくらいでね。そして本当に、レースのあいだずっとそうだった。テレビインタビューを終えてエンジニアのところに戻って初めて、問題があったことを知らされたんだ。それを聞いて少し安心したというか、「ああ、自分のせいじゃなかったんだな」と思えたよ。

    Q:ありがとう、ルイス。今週末のご健闘を祈っています。ではフランコ、お待たせしました。あなたにとってこの3連戦は厳しいものだったと思いますが、アルピーヌでのF1復帰を通じてこれまでに何を学びましたか?

    フランコ・コラピント:うん、確かに厳しかった。イモラの後はもう少し前進できるかと思っていたけど、現実はそんなに簡単じゃなかった。6戦も離れてからF1に戻ってくるのはやっぱり大変だったし、タイヤマネジメントを含めていろんなことを学ばないといけない。でも、この1週間のブレイクは本当に良かった。チームと一緒に問題を整理して、何が足りなかったのか、どうすれば改善できるのかを見直すことができた。自分自身がどう改善すべきかもね。だからこの時間はとても有意義だったと思うし、パフォーマンスの向上につながればいいなと思っている。

    Q:アルピーヌは昨年の終盤にいたウィリアムズとはどう違いますか?

    コラピント:全然違うよ。ウィリアムズにいたときは、それが唯一の基準だったから他との比較はできなかった。でも今はアルピーヌという別の環境があって、いろいろ学んでいるところ。良い点もあるし、違いも多い。クルマも全然違うから、どうやって合わせていくか、どこに弱点があるのかを理解するのが今の課題だね。

    Q:さて、モントリオールでの目標は何ですか?昨年は2台とも表彰台に上がりました(※編注:これは誤りで、昨年の話はブラジルの可能性)。今年も夢を見られると思いますか?

    コラピント:去年の話は…それはブラジルだね。ここではどうだろう、ポイントが取れればいいかな。まずはクルマのパフォーマンスを引き出して、それができればとても嬉しい。まず自分たちのやるべきことに集中して、そこから先を見ていくつもりだよ。

    記者からの質疑応答

    Q:ルイス、今日イタリアの主要紙がフレデリック・バスールに対して批判的な記事を掲載していて、将来に疑問を投げかけています。この件についてどう思いますか?あなたはチームに来たばかりですが、今チームはどんな状況にあると感じていますか?

    ハミルトン:この場に来る直前にその話を聞いたばかりで、記事自体はまだ読んでいないんだ。でもそういう記事が出ているのはあまり気分がいいものじゃないね。まず最初に言いたいのは、僕はフレッドと一緒に仕事をするのが本当に好きなんだ。彼は僕がこのチームに来ることになった一番の理由でもあって、そのチャンスをくれたことにはずっと感謝している。今の状況は理想的ではないかもしれないけど、僕たちは共に戦っているし、チーム全体で懸命に努力しているところだ。フレッドがこのチームを頂点に導いてくれる人だと、僕は信じている。だから、そういった話は全部ナンセンスだと思っている。外から見えるものと、実際に内部で起こっていることは全然違う。確かに簡単な道のりじゃないし、変化も必要だ。でも今、彼の進退が議論されているような状況ではまったくないよ。

    Q:ルイス、F1で19年間数多くの困難を乗り越えてきましたが、今年もまたチャレンジの年となっています。この週末、あなたが得意とするカナダで、シーズン後半に向けた大きな弾みになるような週末が必要だと感じていますか?

    ハミルトン:別に必死に何かを求めているというわけじゃないんだ。もちろん、良い週末になればそれに越したことはないけど、「何が何でも必要だ」とまでは思っていない。外から見ると大変そうに見えるかもしれないけど、実際の内情はそこまで悪くはない。さっきもエンジニアリングの打ち合わせをしていたんだけど、これまでとはまったく違う方向性でセットアップが組まれていた。今年はそういうことがよくある。彼らには彼らのやり方があって、でも僕は「いや、それはちょっと違う」と感じる時がある。僕はこの17〜18年間、あるやり方でここ(カナダ)を走って結果を出してきたわけだからね。だからチームと建設的に話し合いながら、うまく調整していこうとしている。今のマシンには明確なスイートスポットがあって、それをすべてのサーキットで引き出すのが難しい。みんなが同じ課題を抱えているよ。だから、今週末はいい結果を出したいと思っている。

    Q:ルイス、ジャン・アレジと共通点がいくつかありますね。フェラーリドライバーであり、F1初勝利をカナダで挙げたという点など。彼のことをどう思いますか?95年の勝利の記憶はありますか?

    ハミルトン:それって何年だった?95年?そのとき僕は10歳だったかな。あのグランプリは観てなかったと思う。もしかしたら自分がカートでレースしてたかもしれない。でもジャンのことはずっと尊敬してるよ。古い世代の中でも、彼は僕のお気に入りのひとり。いつもすごく親切で礼儀正しい人だし、それって実は当たり前じゃないんだよね。僕自身のカナダ初優勝もすごく印象深い。さっきエンジニアと2007年の予選ラップを見返してたんだけど、あの頃は給油ありの時代で、チームによっては2台のクルマに違う燃料量を積んでいたんだ。僕のチームでも当時のチャンピオンだったアロンソの方が軽い燃料を載せていた。でもモナコの後に「公平なチャンスが欲しい」って主張して、それでこのカナダで初めて同じ燃料で走らせてもらった。そしてポールを取り、レースに勝った。あれは直感を信じて戦ったことで得られた結果だったし、自分にとって大きな成功体験になったんだ。

    Q:フランコ、3戦連続で異なる課題に直面したと思いますが、この10日間でどんなプロセスを踏んで準備してきたか教えてもらえますか?

    コラピント:いくつかレースをこなした後に少し休めるのは、いつだって助けになる。3連戦だと時間がなさすぎて、細かいところまで調整したり、しっかりと見直したりする余裕がないんだ。僕は全然違う環境から来ているから、何かを変えるには十分な時間が取れなかった。今回のブレイクは、本当に僕らにとって良いものだったと思っている。ここでパフォーマンスが上がることを期待してる。去年感じていたクルマへの自信を取り戻して、もっとしっくりくる感覚をつかめればと思う。

    Q:このモントリオールのコースは初めてですが、昨年初めて走ったアゼルバイジャンやシンガポール、オースティンでは良い結果を出していましたよね。このコースもあなたに合っているかもしれませんか?

    コラピント:様子を見てみないとね。でも、フリープラクティスが3回あるから、コースを覚えるには十分だと思う。もちろん、早く慣れることが重要で、僕らはテストしなきゃいけないことがたくさんあるから、その時間を有効に使いたい。確かにこのコースはストリートサーキットっぽいし、そういうのは僕らドライバーにとってちょっと特別な感情がある。なにより、ここはF1の歴史の中でも重要なコースだし、そんな場所でF1をドライブできるなんて、すごくクールだと思うよ。

    Q:ランス、右手首が問題の箇所なんですよね?会見中ずっと手をポケットに入れたままだったので、ケガの影響が残っているのかと思って。

    ストロール:そう、右手首だよ。まだちょっと気になるけど、だいぶ良くなってる。

    Q:ルイス、映画の公開が近づいていますね。F1レース中に撮影された今回の作品は、これまでのハリウッド映画の中で一番F1の本質を捉えた作品だと思いますか?また、主演のブラッド・ピットとダムソン・イドリスに、F1ドライバーらしさを伝えるためにどんなアドバイスをしましたか?

    ハミルトン:それが僕たちの目指していたことだったよ。これだけリアルなレース週末に密着して撮影したスポーツ映画って他にはないと思う。ジョー(監督)とジェリー(プロデューサー)が素晴らしい仕事をしてくれて、撮影も僕たちの仕事の邪魔にならないよう本当に配慮してくれた。だから撮影チームがいたことにすら気づかないぐらいで、すごく自然に進んでいたんだ。

    モナコでドライバーたち向けに少しだけ映像を見せてもらったんだけど、本当に素晴らしかった。僕としては4年間取り組んできたプロジェクトだから、正直ちょっと緊張もした。でもジェリーが「これはできる限りリアルにしたけど、やっぱりハリウッド映画でもあるからね」と言ってくれて。ちょうどいいバランスを目指してたんだ。

    ブラッドとはLAでトラックデーを一緒にやって、彼が運転するのを見たけど、すでにライン取りの感覚を持っていたんだ。まったくの素人というわけじゃなかった。僕は昔、サイドでドライバーコーチのバイトをしてたことがあって、全然何も分かってない人を教えることもあった。でもブラッドはすぐに適応していて、感覚も良かった。

    特にF2のマシンに乗った後にブラッドから「ドライバーがどれだけ過酷な環境にいるか、あらためて理解したよ」ってメッセージが来たのを覚えてる。彼のリスペクトがさらに高まったって言ってた。それが映画にしっかり反映されてるといいなと思ってる。

    Q:ルイス、今年のグリッドには非常に若いドライバーが多いですね。20年前にF1にデビューしたあなたから見て、今の若手は当時と同じような困難に直面していると思いますか?それとも、時代は違うのでしょうか?

    ハミルトン:どう答えたらいいのか難しいけど、確かに時代は変わってるよね。今はF1の人気も相まって、周囲の環境がすごくにぎやかになっている。だから昔よりもプレッシャーは大きいと思う。メディアの反応も早いし、SNSがあるから誹謗中傷も可視化される。それは僕がF1に入った頃にはなかったものだ。

    でも、今の若手たちは本当に成熟してると思うよ。ものすごく若いのに、あの重圧の中でうまく自分を保ってるのはすごいことだ。僕がデビューした頃は、まさに泳ぎ方も知らないまま深海に放り込まれたような感覚だった。でもその頃はまだ「見える場所」にある悪意は少なかった。今の若手は、クルマの外で求められるものが本当に多いと思う。

    Q:ルイス、モントリオールに来るたびにレース以外で楽しみにしていることは何ですか?また、フェラーリのドライバーとして初めてここに来て、ファンの反応には違いがあると思いますか?

    ハミルトン:このグランプリは本当に好きなレースのひとつなんだ。サーキット自体がすごくユニークだし、カナダに来るのも毎回楽しみ。今回初めてバンクーバーに行けたんだ。ずっと行きたいと思っていたんだけど、ようやく叶ったよ。冬にはBC州に行ってヘリスキーをやることもあるしね。僕とランスはヘリボーディングにも興味があって、いつか一緒に行こうって話もしてる。

    モントリオールについて言えば、グランプリ期間中しか来たことがないけど、本当に雰囲気が良くて、街全体が盛り上がるんだ。レストランも最高だし、2007年からずっとファンがすばらしい。ホームグランプリ以外では、最も温かいファン体験のひとつだと思う。

    オーストリアみたいなサーキットも自然は美しいけど、例えばターン4のあたりは観客席が遠くて、双眼鏡がないと見えないぐらい。でもここはターン10のブレーキングやターン2でも、すぐそばにファンがいて、ドライバーとしてもその存在をすごく感じることができる。それが本当に特別なんだ。

    Q:フェラーリドライバーとしては初のカナダGPですが、ファンの反応は変わると思いますか?

    ハミルトン:正直、どうなるか分からないな。どのサーキットもそれぞれに特別な空気があるし、今回もフェラーリの赤いマシンで走るのは初めて。モントリオールにはイタリア系のコミュニティも多いって聞いたから、きっと良いサポートを受けられるんじゃないかなと期待してるよ。

    Q:フランコ、最近の数レースでのクルマのパフォーマンス改善に向けて、どんな取り組みをチームと進めてきましたか?この新しいサーキットに向けての準備と自信は?

    コラピント:いろいろなことをやってきたよ。特にセットアップの面で、自分には合っていない部分が多かった。クルマの中のツールともかみ合っていなくて、全体的にちぐはぐな感じだった。バルセロナの後にその原因が明確になってからは、いろいろ納得できたし、ずっと理解しやすくなった。

    今回は少し自信を持ってここに来ることができた。何日もシミュレーターで走り込んだし、ファクトリーでもエンジニアたちと密に作業した。少しでも前進できると信じてるし、それが結果につながればいいなと思ってる。

    Q:ランス、バルセロナGPの後に受けた治療のプロセスについて、どんなことがあったのか教えてもらえますか?

    ストロール:さっきも話したけど、もう一度言うね。数戦ずっと痛みを抱えていて、バルセロナでは特にひどかった。だから手術を受けたんだ。今はもう痛みはないよ。

    Q:ルイス、あなたはフレッドとともに勝ちたいと話していました。F1の世界でチームを立て直すには時間がかかる中で、今もし交代という話が出ているなら、それはどれほど愚かなことだと思いますか?

    ハミルトン:僕が知る限り、それは現実的な話じゃないし、少なくとも僕はそれを支持しない。チームに新しい人を迎えるのは、ドライバーでもエンジニアでも、組織を動かす人でも、必ず調整期間が必要なんだ。その影響はとても大きい。だからそういった話は、今のところ議題にはなっていない。僕はフレッドとともに勝ちたいし、彼のことを全面的にサポートしている。

    それと、最近出ている「ルイスがF1から引退を考えている」みたいな記事を書いている人たちへ――僕は今フェラーリでのキャリアを始めたばかりなんだ。複数年契約だし、ここで長く戦っていくつもり。頭の中は完全にこのチームと未来に向いているから、そういうデマはやめてほしい。

    Q:ランス、バルセロナの予選後にガレージへ戻った際、かなり苛立っていたという話があります。それについて説明してもらえますか?それは手首の状態と関係していたのですか?

    ストロール:うん、確かにあの時はフラストレーションが溜まってた。手首のこともあったし、イモラからの3連戦すべてに影響が出ていた。運転に支障が出ていたから、日曜のレースもきっと厳しい、もしかしたら走れないかもしれないと感じていた。そういう状況だったから、あの時は本当に苛立ってたんだ。

    Q:ルイス、あなたがフェラーリのF1ドライバーになってから半年が経ちました。サーキット外での生活、マラネロでの時間やイタリアでの適応について教えてください。

    ハミルトン:正直に言って、すごく素晴らしいよ。イタリアを訪れるたびにワクワクするし、まだ現地に拠点を構えてはいないけど、どうするかを考えているところだ。語学面ではまだ苦戦していて、そこは課題かな。でもマラネロに行くのは楽しいし、イタリアの文化や建築、街の雰囲気にはすっかり魅了されてる。

    コラピント:ファクトリーのレストランで有名なパスタがあるんだよね……

    ハミルトン:ああ、あの有名なパスタを作ってるところね。あれってファクトリーのすぐ近く?

    コラピント:あの店、聞いたことあるような……。

    ハミルトン:僕はまだ行ってないかも。

    コラピント:僕も実は行ったことないけど(笑)

    ハミルトン:そうなの?(笑)僕はどちらかというとピザ派かな。でも本当に、この半年は怒涛のように過ぎたけど、新しいブランドパートナーとも素晴らしい関係を築けてるし、新しいプロジェクトも進んでる。Diorとのコレクションもついに公開できたんだ。オンラインで見てみてほしい。長い時間をかけて取り組んだ作品だからすごく誇りに思ってる。

    ビジネス面でもいろいろな挑戦がうまくいっていて、レース外の活動はすごく充実してる。その成果をレースの結果にも結びつけられるように努力してるよ。でもやっぱり、最前線で戦いたい。それが今の課題だね。

    今のマシンにはバーレーンで投入されたアップグレードしかなくて、次のアップデートが待ち遠しい。さらに来年のマシン開発にももう取り組まなきゃいけない時期に入ってる。僕が今運転しているこのクルマは、過去4年間、僕が開発に関与してこなかったマシンなんだ。逆に言えば、シャルルが開発してきたマシンで、彼にとっては慣れたクルマ。でも僕にとってはまだ課題の多いマシンだからこそ、今はその挑戦を楽しんでるんだ。