カテゴリー: 小林可夢偉

  • 小林可夢偉 「NASCARには日本で人気が出る大きなポテンシャルがある」

    小林可夢偉 「NASCARには日本で人気が出る大きなポテンシャルがある」

    小林可夢偉は、先週末インディアナポリス・モーター・スピードウェイでのNASCARカップシリーズにデビュー。自身の出場が母国日本でのNASCARの人気の向上につながることを期待している。

    「私はNASCARを体験するためにここに来ていますが、同時にNASCARを日本に広めたいと思っています」と小林可夢偉はNBC Sportsに語った。「大きなポテンシャルがあると思います」

    22番グリッドからスタートした小林可夢偉は、82周のレースで2度の追突に見舞われ、最終的に33位でNASCARデビュー戦を終えた。

    「初めてだらけのNASCARでしたが、TOYOTA GAZOO Racingファミリーの温かさ、キズナも感じることができて、このチャレンジも僕一人じゃない、皆と一緒に戦えていると思えました」

    「また、日本では深夜にもかかわらず、僕のデビュー戦を見守ってくださったファンの方々にも感謝しています。遠く日本からの声援も、僕の大きな力になりました。僕を支えてくださった方々、応援してくださった方々、すべての皆さんにあらためて本当にありがとうございましたとお伝えしたいです」

    「今回、僕自身すごく楽しかったですし、こうして実際に戦ってみてやはりアメリカの三大スポーツのひとつで日本人ドライバーが活躍するというのはひとつの夢なんじゃないかなと感じました」

    「今回の経験でNASCARがどういうものか、エンジニアやメカニックがどう働くのかなど、とても理解できて、すごくいい経験になったので、またチャンスをいただけるのであれば僕はぜひ再挑戦したいです」

    現在、トヨタのドライバーの海外でのステップアップの場は、WEC(FIA 世界耐久選手権)とWRC(世界ラリー選手権)となっているが、そこにNASCARという選択肢が加わることになるかもしれない。

  • 小林可夢偉、NASCARデビュー戦は33位 「機会があれば再挑戦したい」

    小林可夢偉、NASCARデビュー戦は33位 「機会があれば再挑戦したい」

    小林可夢偉は、8月13日(日)に米国インディアナポリス・モーター・スピードウェイのロードコースで開催されたNASCARカップ・シリーズ第24戦の決勝レースに23XIレーシングから参戦し、33位でフィニッシュした。

    朝から晴れ間が広がったインディアナポリス・モーター・スピードウェイのロードコースで、午後14時40分に総距離199.98マイル(約332km)、周回数82周のレースがスタートした。

    28番グリッドからスタートした小林可夢偉は1周目にひとつポジションをアップ。しかし2周目、いきなり2コーナーで追突されてしまい37番手にまで後退。その同じ周、他のコーナーで他車がタイヤバリアに接触してしまい、そのタイヤバリアの修復のためにセーフティーカーが導入されると、その間に小林はボディワークの確認のためにピットイン、最後尾までポジションを落とすが、レースが再開したあとは小林らしい攻めた走りでポジションを取り戻していった。

    24周目、この日2度目のピットインを行い給油と新品タイヤ交換を実施。順位は31番手ながら27周目にコース上の全体3番手、続く28周目には全体2番手のラップタイムをマークし、初挑戦ながら上位を争うレギュラードライバーたちと遜色ないペースを披露した。

    55周目に3度目のピットインを行ったあと、29番手まで順位を上げてさらにペースを上げていったが、65周目の1コーナーで2度目の追突をされてしまい、再びポジションダウン。

    レース終盤の74周目、再びセーフティーカーが導入されたときに追い上げていけるように4度目のピットインを行い新品タイヤに交換するも、大きな波乱もなくそのままレースは終了。小林可夢偉は33位でNASCARデビュー戦を終えた。

    小林可夢偉 NASCARNASCAR カップ・シリーズ 第24戦Verizon 200 at the Brickyard決勝

    「スタートはポジション取りも良かったですが、2周目に追突されてしまい、いきなりNASCARの洗礼を受けました。スピンターンをすると一気にグリップがなくなってしまったのが残念でした。クリーンに走ることができた2セット目のタイヤは、慣れてきたこともあってペースに問題はなかったです。ただ、3セット目のタイヤの時にまた追突されてしまいました。レース全体を通じていいペースで走り続けたかったです」と小林可夢偉はコメント。

    「ただ、NASCARの経験が少ない中でも、戦えそうな手応えを感じる瞬間もあったので、もう少しこのクルマに慣れて、動かし方を理解すれば、充分いいレースができるんじゃないかと感じています」

    「今回、豊田会長、佐藤社長が僕のチャレンジを応援してくださり、北米トヨタのボブ・カーター元副社長にも僕のサポートを頼んでくださいました。実際にボブさんはインディアナポリスにも来てくださり、激励してくださいました。僕もボブさんの帽子をかぶってインタビューを受けたり、グリッドにも行き、力強いサポートを常に感じながらレースウィークを過ごすことができました」

    「初めてだらけのNASCARでしたが、TGRファミリーの温かさ、キズナも感じることができて、このチャレンジも僕一人じゃない、皆と一緒に戦えていると思えました。また、日本では深夜にもかかわらず、僕のデビュー戦を見守ってくださったファンの方々にも感謝しています。遠く日本からの声援も、僕の大きな力になりました。僕を支えてくださった方々、応援してくださった方々、すべての皆さんにあらためて本当にありがとうございましたとお伝えしたいです」

    「今回、僕自身すごく楽しかったですし、こうして実際に戦ってみてやはりアメリカの三大スポーツのひとつで日本人ドライバーが活躍するというのはひとつの夢なんじゃないかなと感じました。今回の経験でNASCARがどういうものか、エンジニアやメカニックがどう働くのかなど、とても理解できて、すごくいい経験になったので、またチャンスをいただけるのであれば僕はぜひ再挑戦したいです」

  • 小林可夢偉、NASCARデビュー戦予選は28番手「そこまで悪くない」

    小林可夢偉、NASCARデビュー戦予選は28番手「そこまで悪くない」

    8月12日(土)、米国インディアナポリス・モーター・スピードウェイのロードコースでNASCARカップ・シリーズ第24戦の予選が行われ、23XIレーシングから参戦しているTOYOTA GAZOO Racingのドライバー兼WECチーム代表である小林可夢偉は、初めての予選で健闘し、28番手グリッドとなった。

    この日のインディアポリス・モーター・スピードウェイは、近隣に点在した雨雲の影響で朝は生憎の雨模様。

    そのため午前8時前から予定していたトラックウォークはキャンセルとなったものの、その後天候は回復。午前11時30分からのフリー走行までには路面も乾き、晴天の下走行が始まった。

    参加台数が39台にものぼるNASCARカップ・シリーズは、A組とB組、19台と20台に分かれてフリー走行と予選をそれぞれ走行。小林可夢偉は最初に走行するA組となり、午前11時30分のセッション開始とともにコースイン。初めてのコースで慎重に周回を重ねながらタイムを更新していき、計測5周目にはトップとのタイム差を1秒まで詰めた1分30秒371を記録、A組15番手でフリー走行を終えた。

    フリー走行B組の後、10分のインターバルを挟んですぐに15分間のA組の予選が始まり、小林可夢偉は1回目のアタックで1分29秒077をマーク。続く2回目のアタックではタイムを更新できなかったものの、グループ内での順位は14番手と健闘。明日の決勝レースは14列目28番手からのスタートとなった。

    「フリー走行、予選と一瞬で、もう今日の予定は終わりという、スケジュールでした」と小林可夢偉はコメント。

    「初めて走るサーキットに、慣れていない車で、いろいろなことが新しいですが、やれることはやりました。フリー走行は慎重に走っていたのですが、タイム的に割といいところだったのでまずまずの感触でした」

    「ただ、予選になると少し感覚が違って、やはりこのタイヤとクルマの限界はこのぐらいだよと知っているドライバーは、タイヤのおいしいところが使えていたなと思うので、そこは慣れの部分が差に出たかなと思います。おそらく僕が一番経験が少ないですし、逆に言えば知らないサーキット、知らないクルマで、トップと1秒以内で戦えているのでそこまで悪くないのではと思います」

    「明日の決勝レースはタイヤのタレ具合も分からないし、ピットストップも初めてで、いろいろあると思いますが、TGRのドライバーとして、しっかりレースをしながらクルマに慣れていって、最後に勝負できるような準備をして戦います」

    「今回は生放送もありますし、多くの皆さんに僕のデビュー戦をぜひ見ていただけたら嬉しいです。応援よろしくお願いします」

    200マイルを戦う決勝レースは、8月13日(日)午後2時半(日本時間14日午前3時半)にスタートが切られる。

    小林可夢偉 NASCAR

  • 小林可夢偉、NASCAR挑戦「日本人ドライバーのレベルの高さを示したい」

    小林可夢偉、NASCAR挑戦「日本人ドライバーのレベルの高さを示したい」

    ル・マン24時間レース会場での参戦発表から約2か月、いよいよ今週末、8月13日(日)、TOYOTA GAZOO Racingのドライバー兼WECチーム代表である小林可夢偉が、米国インディアナポリス・モーター・スピードウェイのロードコースで開催されるNASCARカップ・シリーズ第24戦に挑戦する。

    小林可夢偉は自身にとって初めてのNASCAR参戦に向けて、6月の参戦発表以降、ヨーロッパと日本のレースの合間に幾度と渡米し準備を進めてきた。

    6月、ル・マン24時間レースを終えた小林可夢偉は、そのままスーパーフォーミュラ菅生戦に参戦、続くスーパーフォーミュラ富士テストに参加した。その後すぐに渡米し、今回参戦するチームである23XIレーシングと合流、チームメンバーとして7月1日-2日にシカゴ市街地コースで行われたNASCAR第18戦に帯同した。

    その後、一度チームを離れ、イタリアでのWECモンツァ戦、日本でのスーパーフォーミュラ富士戦を戦った後、再び米国に戻りシート合わせを実施、7月19日にはバージニア・インターナショナル・レースウェイで、デビュー戦で実際に乗るToyota Genuine Parts Camry TRD 67号車の実走テストを行った。また、実走テスト後はTRD-USAのシミュレーターを使い、インディアナポリス・モーター・スピードウェイ・ロードコースをテストしている。そしていよいよレースウィークを迎える今週、再びチームに合流しインディアナポリスへ向かう。

    トヨタはNASCARカップ・シリーズに2007年から参戦しているが、日本人ドライバーがトヨタ車両を駆るのは小林可夢偉が初めてになる。

    小林可夢偉の新たな挑戦となるNASCARカップ・シリーズ第24戦は、8月12日(土)現地時間午前11時35分から(日本時間13日午前0時35分)フリー走行。同日現地時間午後12時35分(日本時間13日午前1時35分)から予選。そして8月13日(日)現地時間午後2時半(日本時間14日午前3時半)に決勝レースのスタートが切られる。

    小林可夢偉は「ル・マンでの参戦発表後、WECとスーパーフォーミュラのレースの合間に数回渡米して準備をしてきました」とコメント。

    「23XIレーシングに初めて入った時、最初に目があったのは僕がIMSAに参戦した時の担当チーフメカニックで驚きました。他にもこれまで参戦したレースで一緒に仕事をしたことのある仲間がいて、僕のレースの進め方や考え方を事前にチームに説明してくれていて、すごくウェルカムな状況からスタートできました」

    「実車テストは1日だけありましたが、クルマはフォーミュラルノー以来のシーケンシャルシフト、F3以来のスチールブレーキ。ダウンフォースも少ないし、車重も重いですが、思ったより動きが分かりやすいので、逆に合わせやすかったです。いろいろなクルマに乗ってきましたが、自分なりには手応えを感じています」

    「レーススケジュールも、初日にフリー走行を25分間、持ち込みのセットベースで走り、10分間の休憩を挟んですぐに予選。そして翌日は決勝レースだけを走るというNASCARならではの流れになっているので、レースまでの走行時間が少ない状況でも適応していかなければなりませんが、その点は僕の得意分野だと思っています。

    「NASCARはアメリカでは間違いなくナンバーワンのレースです。エンジン音もすごいし迫力もあります。自動車レースってすごいなと思わせる魅力が詰まっていて分かりやすいからこそ、このレースをたくさんの人に見ていただいて、自動車レースの面白さを純粋に感じてもらえるきっかけになれば嬉しいです。そして、しっかりと自分の経験を活かし、日本人ドライバーのレベルの高さをアメリカでも認識してもらえるように、結果を出すことにもこだわりたいと思います。レース自体の魅力とあわせて、僕自身も活躍して、皆さんにもっと見たいと思っていただけるレースをお届けできるように頑張ります。そう感じていただける人が増えれば、将来、また日本人がNASCARに乗る可能性も必然的に増えると思いますし、そうなっていくことを願っています」

    「今回のNASCAR参戦は、僕のレーシングドライバーとしての夢を叶えるだけはなく、僕の挑戦がモータースポーツの未来を変える一歩にもつながるのではないか、という部分を、豊田会長、佐藤社長に共感していただき、このチャンスのきっかけを作っていただきました」

    「参戦実現にあたり、チャンスを作ってくださった豊田会長、佐藤社長、TRD-USA、23XIレーシング、NASCARコミュニティー、スポンサーのみなさま、TGR、協力してくれたすべての方々に感謝します」

  • 小林可夢偉 「前のクルマを抜けばペナルティなのでブレーキをかけた」

    小林可夢偉 「前のクルマを抜けばペナルティなのでブレーキをかけた」

    小林可夢偉が、2023年のル・マン24時間レースでリタイアを喫することになった状況を説明した。

    8時間が経過する頃、小林可夢偉の駆るトヨタ7号車はアクシデントに巻き込まれた。LMP2のグラフレーシングの39号車とLMGTEPROのJMWモータースポーツの66号車が接触。すると低速で走行するトヨタ7号車にアルピーヌの35号車が追突してきた。

    小林可夢偉は、ミュルザンヌストレートでマシンを止め、レースをリタイアすることになった。

    「僕はスローゾーン前に備える“Next SLow”ノーゾンというエリアにいました。前のドライバーが何らかの理由でブレーキをかけました」と小林可夢偉は状況を説明。

    「そこで彼をオーバーテイクすれば、ペナルティを科されれることになるので、ブレーキをかけ、後ろのクルマが僕にぶつかってきました」

    「両方のリアタイヤがパンクして、左リアのドライブシャフトが壊れ、戻るための駆動がありませんでした。フラストレーションを感じています」

    「まだ1台のクルマが戦いっているので、彼らをサポートしていきます。僕はドライバーですが、チームプリンシパルでもありますからね」

    「僕たちはベストを尽くしていきます。これがル・マン24時間レースの厳しさですね」

  • 元F1ドライバーの小林可夢偉 「NASCAR参戦は長年の夢でした」

    元F1ドライバーの小林可夢偉 「NASCAR参戦は長年の夢でした」

    元F1ドライバーの小林可夢偉が、元F1チャンピオンのキミ・ライコネンやジェンソン・バトンに続き、NASCARの世界へデビューすることが決定した。

    F1シーンから離れて以来、小林可夢偉は耐久レースで2度の世界耐久選手権タイトルを獲得し、TOYOTA GAOO RACINGのドライバーとして2021年のル・マン24時間レースで優勝するなど、耐久レースの世界で印象的な名声を築き上げている。

    そして今回、小林可夢偉はトヨタともにNASCARカップシリーズに参戦することになり、新たな挑戦の準備を進めている。

    小林可夢偉は23XIレーシングから67号車カムリTRDを駆り、インディアナポリス・モータースピードウェイで8月13日に開催されるロードコースでのイベント「Verizon 200 at the Brickyard」に出場する予定だ。

    NASCAR内での元F1の影響力はさらに強まり、2009年F1ワールドチャンピオンのジェンソン・バトンと2007年F1ワールドチャンピオンのキミ・ライコネンは、2023年3月のサーキット・オブ・ジ・アメリカズでカップシリーズに参戦し、バトンはこのカテゴリーでデビューすることになった。

    小林可夢偉は、NASCARの最高峰であるカップシリーズに参戦する2人目の日本人レーサーとなる。

    「実は長年の夢でした」と小林可夢偉さんはAP通信に語った。

    「アメリカでも、ヨーロッパでも、NASCARはとても大きなスポーツですが、僕にはNASCARに参戦するチャンスも機会もありませんでした」

    「カテゴリーが全く違うので、この機会は自分にとって挑戦的なものになると思います」

    「でも、僕が成功すれば、日本のドライバーにとってより多くのチャンスが生まれると思います。トヨタはNASCARに長く参戦していますが、トヨタには日本人ドライバーがいませんでした。この機会に感謝していると言う理由もそこにあります」

    小林可夢偉は、デビューに向けた準備期間について全くストレスを感じていないと語る。シミュレータ作業とバージニア州でのトラックテストが許可されており、スピードに乗るには数周だけで十分だと信じている。

    「正直に言うと、自分はあまり練習を必要としない男だと思います」と36歳の小林可夢偉は語った。

    「クルマに飛び乗れば、数周すれば大丈夫だと思います。だから、フォームについてはあまり気にしていません」

    小林可夢偉は、トヨタでF1デビューを果たし、チーム存続のかかった2009年の最終2戦に出場した後、ザウバーに移籍し、2012年の地元レースで3位というベストリザルトをマークした。競争力のないケータハムで過ごした2014年シーズンが、彼にとってF1グリッドでの最後のレースとなった。

  • 小林可夢偉、インディアナポリスのロードコース戦でNASCARデビュー

    小林可夢偉、インディアナポリスのロードコース戦でNASCARデビュー

    トヨタと23XIレーシングは、TOYOTA GAZOO Racing(TGR)のドライバー兼WEC(FIA世界耐久選手権)のチーム代表である小林可夢偉が、8月13日(日)にインディアナポリス・モーター・スピードウェイで行われるNASCARカップ・シリーズのロードコース戦にToyota Genuine Parts Camry TRD 67号車でデビューすることを発表した。

    小林可夢偉は、カートからレースキャリアを始め、多くのタイトルを獲得後、フォーミュラトヨタ・レーシングスクール(FTRS:現TGR-DCレーシングスクール)のスカラシップを得て、フォーミュラレースにステップアップし、トヨタ・ヤングドライバーズ・プログラム(TDP:現TGR-DC)の支援の下、ヨーロッパで経験を積んだ。

    欧州のフォーミュラ・ルノーやGP2アジアでのチャンピオンを獲得するなどの活躍を見せた小林小林は2006年、トヨタF1チームのサードドライバーとして契約し、2009年のブラジルGPでレースデビュー。2014年までF1に参戦した。

    その後、小林可夢偉は日本のスーパーフォーミュラやSUPER GTに参戦すると共に、TGR WECチームにドライバーとして加わり、2020年にはWECシリーズ世界チャンピオン、2021年にはル・マン24時間レースも制した。

    また、2022年にはIMSAウェザーテック・スポーツカー・シリーズのLEXUSレーシングプログラムで、負傷したジャック・ホークスワースの代役としてカナディアンタイヤ・モスポートパーク戦に出場した。現在はスーパーフォーミュラと、WECシリーズにTGR WECチームのドライバー兼チーム代表として参戦している。

    トヨタはNASCARカップ・シリーズに2007年から参戦を開始し、以来17シーズンで174勝を挙げています。この間にトヨタドライバーはカイル・ブッシュの2015年と2019年、マーティン・トゥルークス・Jr.の2017年と、3回のシリーズチャンピオンに輝き、トヨタは3回のマニュファクチャラーチャンピオン(2016年、2017年、2019年)を獲得している。

    今季2023年シーズン、トヨタのドライバーはここまで4人の異なるドライバーが4勝を挙げており、この勝利によりこの4名はシーズン終盤のプレーオフ進出権を獲得しる。この中の一人が23XIレーシングのタイラー・レディック。23XIレーシングは2020年にバスケットボール界のスーパーヒーローであるマイケル・ジョーダンとトヨタの現役NASCARトップドライバー、デニー・ハムリンが設立したNASCARチームで、今年創設4年目にもかかわらず、既にカップ・シリーズで4勝を挙げている。

    北米を舞台として転戦し高い人気を誇るストックカー・シリーズのNASCARは、主にオーバルコースで戦われるが、年間数戦ロードコースでのイベントが含まれており、今回小林可夢偉がスポット参戦するのもその一戦、インディアナポリス・モーター・スピードウェイのロードコースで行われる第24となる。

    インディアナポリス・モーター・スピードウェイのロードコースで行われるNASCARカップ・シリーズ第24戦の決勝は、8月13日(日)現地時間午後2時半(日本時間14日午前3時半)にスタートが切られる。

    小林可夢偉(TOYOTA GAZOO Racing ドライバー兼WECチーム代表)
    「アメリカのモータースポーツ文化は、日本やヨーロッパとは少し違いがあり、中でも独特の文化を持つNASCARは、現地のドライバーにとってはアメリカンドリームです。私は幸運にもここ数年、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の幾つかのレースを戦ってきました。IMSAとNASCARは異なるレースではありますが、レースのテクノロジーは非常に高いレベルにあると思っています。この機会を与えてくれたTRD-USAと北米トヨタ、TGRに本当に感謝しています。トヨタがNASCARに参戦を開始してからしばらく経ちますが、トヨタの車両でカップ・シリーズに参戦する日本人ドライバーは私が初めてになると思うので、このチャンスをいただけて本当に嬉しいです」

    デビッド・ウィルソン(TRD-USA/Toyota Racing Development社長)
    「NASCARカップ・シリーズプログラムへの参加を可夢偉が望んでくれたことは本当に光栄です。23XIレーシングの協力の下、競争力の高いTRDカムリでインディアナポリス・モーター・スピードウェイのロードコースイベントに出場してもらえることに期待が高まっています。可夢偉は、トヨタとTRD-USAの社員全員が常に抱いているモータースポーツへの情熱を共有しており、彼がTRDカムリをドライブしてNASCARプログラムに参加してくれるのがとても楽しみです」

  • 小林可夢偉、トヨタWECチームのドライバー兼チーム代表に就任

    小林可夢偉、トヨタWECチームのドライバー兼チーム代表に就任

    小林可夢偉が、2022年からトヨタWECチームのドライバー兼チーム代表に就任することが発表された。

    TOYOTA GAZOO Racingはドライバーファーストで、家庭的なチームづくりを最優先にチーム体制の改善を進めていく。このプロセスを加速するために、新たに小林可夢偉と中嶋一貴がチームマネジメントに参加し、WECのプロジェクトの「もっといいクルマづくり」への貢献度を高めていく。

    小林可夢偉は、これまで通りドライバーとしてGR010 HYBRIDでレースに出場するのと並行して、TGR WECチームのチーム代表という新たな任につく。2度のWECチャンピオンに輝き、今年のル・マン24時間レースを制した小林可夢偉は、ドライバーの視点を活かしてチームを牽引し、ハイパーカー時代のチーム強化に注力していきます。

    小林可夢偉は2022年シーズンもこれまで通りドライバーとして、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスとのトリオでGR010 HYBRID 7号車のステアリングを握り、ドライバーズタイトルの防衛とル・マン24時間レース連覇に挑む。

    また、中嶋一貴はレーシングドライバーを引退してドイツ・ケルンにあるTOYOTA GAZOO Racing Europe(TGR-E)の副会長に就任。中嶋一貴はTGR-Eでチーム及びドライバーのマネジメントの責を担うとともに、WECにおけるドライバーに焦点を当てた組織づくりを進めていく。

    小林可夢偉
    「私を信頼してこの様な重責を任せてくれた豊田社長、佐藤プレジデント、TOYOTA GAZOO Racingに感謝します。大きなチャレンジであると共に、大きなチャンスでもあるこの新たな役割を成功させるために全力を尽くすつもりです。世界選手権をドライバーとしてだけでなく、チーム代表としても戦うことを楽しみにしています。この新たな仕事に、私のレースドライバーとしての全ての経験を活かしていくつもりですし、とても良く知っている素晴らしいチームが私のミッションに協力してくれるでしょう。多くの新しいマニュファクチャラーが戦いに加わってくるWECのハイパーカー新時代に向けて、我々TOYOTA GAZOO Racingも新たな挑戦へ向けての変革と準備を進めています。今回の新たなチーム体制への変更は、我々が油断することなく新たな戦いに挑むために重要なステップです。一貴がチームに留まってくれることをとても嬉しく思いますし、彼のドライバーとしての視点は間違いなくTGR-Eのマネジメントを強化してくれるはずです。彼と共に「もっといいクルマづくり」を進めていくのが楽しみです。そして耐久レースにおける新世代ドライバーとして亮が加わってくれることを歓迎します。彼はチームや仲間のドライバーのサポートを受けながら、必ずWECで大きな成功を収めてくれるでしょう」

    中嶋一貴
    「私にとって家族のような存在であるWECチームの仲間と、これからもTOYOTA GAZOO Racingの一員として一緒にやっていくことになるのを嬉しく思います。TGR-Eでの新たな私の役割に順応していく必要はありますが、ドイツ・ケルンの多くの仲間とは既にいい関係を築いているので、これから始まることを楽しみにしています。WECはTGR-Eが関わっている多くのエキサイティングなプロジェクトの中のひとつですが、全てのプロジェクトが目指しているのは「もっといいクルマづくり」です。これらのプロジェクトに貢献し、TGR-EとWECプロジェクトを強化するために、全力を尽くすつもりです。大きな責任のある仕事を任されることになりますが、このポジションを用意してくれた豊田社長、佐藤プレジデント、そしてTOYOTA GAZOO Racingに本当に感謝しています。レーシングドライバーとして20年近く活動してきた、私のモータースポーツにおける経験や知識を活かすことができる新たな仕事が本当に楽しみです」

  • 【動画】 小林可夢偉&中嶋一貴、ル・マン凱旋記者会見

    【動画】 小林可夢偉&中嶋一貴、ル・マン凱旋記者会見

    スーパーフォーミュラ 第6戦を前に小林可夢偉と中嶋一貴がツインリンクもてぎで「ル・マン凱旋会見」を実施した。

    ル・マンの優勝トロフィー、そしてトヨタの豊田章男社長からオリンピックイヤーということで2人に贈られた金メダル、銀メダルが会場に飾られたこの会見では、初優勝を果たした小林可夢偉、昨年まで3連勝し今年2位となった中嶋一貴が、8月のレースを詳しく振り返った。

    また、小林可夢偉は「最終周の最終コーナーを立ち上がるまで勝ったとは思えなかったです。ル・マンでは最後まで何があるか分からないですし、今年もLMP2はファイナルラップでトップの車両が止まったじゃないですか。過去に一貴がそうなったのも見ていますし、本当に最後の最後まで恐かったです」と語った。

    「これまでは当たり前と思ってレースに出てきましたが、コロナ禍によって、それがいかに有難いことだったのかを思い知らされました。だからこそ、今年当たり前のようにレースができる環境を整えてくれた全ての人々に感謝しています」

  • ル・マン初勝利の小林可夢偉 「死力を尽くして戦う必要があった」

    ル・マン初勝利の小林可夢偉 「死力を尽くして戦う必要があった」

    小林可夢偉がトヨタ7号車のドライバーが、念願のル・マン初勝利を振り返った。

    小林可夢偉は、2017年の予選サルト・サーキットのコースレコードを記録しており、今年も新たなハイパーカークラスで4回目のポールポジションを獲得するなど、7号車は、過去数年に渡り、この伝統的大イベントで最速を誇ってきたが、勝利を逃してきた。

    しかし、マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスの3名が駆るGR010 HYBRID 7号車は、2021年のル・マン24時間レースでついに表彰台の中央に立った。シリーズのディフェンディングチャンピオンである7号車は2021年のル・マン24時間レースを、ポールポジションからスタートし、24時間で走り抜いた371周の大半をリードして、トップでチェッカーを受けた。

    小林可夢偉は「ル・マンの勝者としてここにいるというのは、最高の気分です」とコメント。

    「ここに到るまでに、何年も何年も、様々な経験を経てきましたし、その中には本当に辛いものもありました。ル・マンに勝つためには運が必要だと常々感じていましたが、今日も運が必要でした」

    「最後は走り続けるために、特別な操作をしなくてはなりませんでした。終盤の7時間は、生き残るために死力を尽くして戦う必要があり、とても難しい作業でした。通常であればそこでレースは終わりでしたが、チームが本当によくやってくれて、正しい判断で導いてくれたおかげで、なんとか最後まで走りきることができました」

    「チームメイト、車両担当やエンジニアはみんなこのレースウィーク、素晴らしい仕事を成し遂げてくれました。彼ら全員に感謝します。

    マイク・コンウェイは「大変なレースでした。最後の6時間は、車両に問題があり、それが重大なトラブルに繋がりかねないことをよく分かっていました。しかし、チームが解決法を見出してくれたことで、最後まで走り続けることができました」と語る。

    「1-2フィニッシュは彼らの努力の結果です。苦労しただけに、本当に格別な勝利です。このル・マン24時間というレースは、決して容易ではありません。首位を快走していても、いつ何が起こるか分かりません。多くのスティントを走り抜き、ずっとハードワークをこなしてくれたチームメイトと、懸命な努力で支えてくれたドイツ・ケルンと日本の仲間のおかげでこの結果を勝ち取ることができ、本当に感謝しています」

    「これでようやく肩の荷が下りたので、勝利の味をじっくりと噛みしめたいと思います」

    ホセ・マリア・ロペスは「ここ数年、我々にとってのル・マンは本当に厳しい戦いが続いていたので、やっと勝つことができたことは夢のようで、信じられません」と語る。

    「我々は何年もこの偉大なレースに挑んできましたが、なかなか勝つことができませんでした。それらの経験があればこそ、今日の勝利は本当に格別なものになりました。マイクと可夢偉は私にとって兄弟のような存在ですが、彼らはひとたびレースカーに乗れば、信じられないようなパフォーマンスを見せてくれます」

    「もちろん我々をバックアップしてくれる日本とドイツ・ケルンの仲間が居てこその結果であり、我々は今日栄光を手にすることができましたが、それは彼らなしでは成し遂げられませんでした。本当にありがとう」