カテゴリー: F1イタリアGP

  • バルテリ・ボッタス 「主催者はセーフティカーの消灯を作為的に遅らせた」

    バルテリ・ボッタス 「主催者はセーフティカーの消灯を作為的に遅らせた」

    メルセデスF1のバルテリ・ボッタスは、F1トスカーナGPで主催者がレースのリスタートをよりエキサイティングなものにしようとしてセーフティカーの灯火を消すのを遅らせたと不満を述べ、F1レースディレクターのマイケル・マシが反論している。

    F1トスカーナGPのセーフティカー後のリスタートでは、レースが事実上スタートする前にニコラス・ラティフィ、ケビン・マグヌッセン、アントニオ・ジョビナッツィ、カルロス・サインツの4台がリタイアする接触事故が発生。12名のドライバーに警告処分が下された。

    当時、レースをリードしていたバルテリ・ボッタスは、ライバルにスリップストリームを使われることを回避するために、コントロールライン(スタート/フィニッシュライン)までできる限り遅く走行していた。これはレギュレーションで許されている権利だ。

    しかし、ムジェロ・サーキットはセーフティカーラインとコントロールラインまでが800mあるという特異なレイアウトとなっており、また、0台分以内の車間距離をあけることが可能になるセーティカーの灯火を消すタイミングが遅れたことが、この多重クラッシュを生んだと考えられている。

    バルテリ・ボッタスは「今年の違いはセーフティカーだった。彼らは灯火を消すのをかなり遅らせたので、かなり後半になったからでなければギャップを作ることできなかった」とコメント。

    「もちろん、リードしているときは、チャンスを最大化しようとするものだ、そして、僕はそれについて全く責任はないと思っている。誰もが自分たちが欲しいものすべてに目を向けることができる。僕は速度を上げるまで、一貫したスピードで走っていた」

    「そうだね、僕はゆっくり走行していたでも、僕たちはコントロールラインからレースを開始する。その前ではなくね。クラッシュした後ろの人たちは、ミラーを見ることができるはずだ。それについて愚痴を言っても意味がない」

    「ただ・・・FIAかFOMの誰がセーフティカーで起こっていることを判断しているのかは分からないけど、彼らは灯火を消すのを遅くすることでショーをより良いものにしようとしていたんだと思う。僕たちは早めにギャップを作ることができなかった。スタート前のコーナー前のコーナーで灯火は消された」

    「僕たちのチームは、レースの前にここで少し懸念があると議論を展開していたと思うけど、彼らは基本的にはショーのためにはその方がいいので、続けるつもりだと言っていた。それが答えだと思う」

    レースウィナーとなったルイス・ハミルトンも同意する。

    「絶対にバルテリのせいではない。意思決定者の責任だ。誰かは分からないけどね」とルイス・ハミルトンはコメント。

    「彼らは明らかによりエキサイティングなものにしようとしているけど、最終的には彼らが人々を危険に晒しているのを目にした。したがって、彼らはそれを再考する必要があるだろう」

    「彼らは、セーフティカーの灯火を消すのをどんどん遅らせたし、僕たちはそこでポジションを争っていた」

    しかし、マイケル・マシは、主催者が安全を犠牲にしてショーを盛り上げようとしたという見方に反論。FIAの観点では、安全性が最も重要だと語った。

    「絶対に違う。 FIAの観点では安全性が最も重要だ。そのストーリーは終わだ」

    「レースディレクターとセーフティデリゲートとしての私の立場では、スポーツの誠実さと安全性のための私の役割は空白だ。誰かがそうはないと言うのは個人的にかなり屈辱的だ」

    また、マイケル・マシはセーフティカーの灯火が消えるのが遅かったとの見解も否定し、F3のレースを例に挙げた。
    「簡単に言えば、彼らは彼らが望むすべてを批判することができる。ライトが消された場所からコントロールラインまでの距離の視点を見ると、他の多くの場所とおそらく同じか、より長くないわけではない」とマイケル・マシは語った。

    「セーフティカーの灯火が消えた場所でセーフティカーはピットレーンに入る」

    「我々には世界で最高の20人のドライバーがいる。今日、F3レースで見たように、ジュニアのカテゴリーのドライバーは、F1レースで起こっていたものと非常によく似たリスタートしたが、問題なくうまくナビゲートしていた」

  • ルイス・ハミルトン、アルボンのF1初表彰台に「その節はごめんね」

    ルイス・ハミルトン、アルボンのF1初表彰台に「その節はごめんね」

    ルイス・ハミルトンは、レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンのF1初表彰台を冗談交じりに祝福した。

    F1トスカーナGPでアレクサンダー・アルボンは3位でフィニッシュして念願のF1初表彰台を獲得。2020年シーズンが開幕して以来、成績が上がらないことでレッドブル・ホンダのF1シート喪失が噂されていたアルボンにとってタイムリーなリザルトとなった。

    だが、実際には過去に2戦、アレクサンダー・アルボンが表彰台を獲得できた可能性のあるレースがあった。1度目の昨年のF1ブラジルGP、2度目は今年のF1オーストリアGP。そして、その両方のレースで接触してチャンスを奪ったのがルイス・ハミルトンだった。特にF1ブラジルGPではハミルトンは非を認めて謝罪している。

    レース後のトップ3記者会見でアレクサンダー・アルボンは「やっと表彰台を獲得できて良い気分だ」と語った。

    するとルイス・ハミルトンは「その節はごめんね」と笑顔で祝福。アレクサンダー・アルボンも笑顔で返した。

    実際、アレクサンダー・アルボンは、3位をかけてダニエル・リカルド(ルノー)をオーバーテイクする際にルイス・ハミルトンとの接触が頭をよぎったと語っている。

    「思ったほどルノーを捕らえ切れていなかったし、アウトサイドでギリギリのダイビングだった」とアレクサンダー・アルボンはコメント。

    「もちろん、少し心配だったけど、十分なスペースを残していた。アウトサイドから行くときは希望に満ちているけど、表彰台を争うときに以前のことがフラッシュバックした。でも、なんとか無傷で乗り切ることができたよ」

  • ホンダF1 「フェルスタッペンのエンジン問題の責任は小さくない」

    ホンダF1 「フェルスタッペンのエンジン問題の責任は小さくない」

    ホンダF1は、F1トスカーナGPのスタートでマックス・フェルスタッペンに発生したF1エンジン問題の責任は“小さくない”とし、その後のフェルスタッペンのリタイアに繋がる接触という“非常に悪い状況”に大きな影響を与えてしまったと重く受け止めている。

    3番グリッドのマックス・フェルスタッペンは、スタートで優れた蹴り出しを見せてポールスタートのルイス・ハミルトンに並びかけたが、その後『ノーパワー』と叫んでスピードを失い、1コーナーまでに中団まで順位を落とした。

    その後、マックス・フェルスタッペンは、3台のマシンの接触事故に巻き込まれて、グラベルでストップしてリタイア。無線で怒りを露わにした。

    2戦連続でホンダのF1エンジン絡みでリタイアを喫したマックス・フェルスタッペンは、レース後、いずれにしろ、ホンダのF1エンジンの問題でリタイアしていただろうと不満げに語っている。

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は“フォーメーションラップ中に問題が発生”していたことが、レースのスタート時に“非常に悪い形”で現れたと The Race に語った。

    しかし、モンツァとムジェロで発生したトラブルの原因は異なる可能性があると田辺豊治は語る。

    「現在、問題の原因を調査中です」と田辺豊治は語った。

    「今のところ、続けることができたか、それともリタイアしなければならなかったのかは私には言えません」

    「しかし、問題は小さくありません。影響は大きかった。非常に悪い状況でした」

    ホンダF1は、エンジン自体の物理的な調査を行っていくが、日本のHRD Sakuraの研究開発部門はすでにレースデータの分析を開始している。

    田辺豊治は、最終的な行動方針を決定する前に、HRD-Sakuraの助けを借りて故障を調査する必要があると付け加えた。

    マックス・フェルスタッペンは、現在のパワーユニットの割り当てでは、新品エンジンを投入しても次戦F1ロシアGPでグリッド降格ペナルティを科せられることはない。

    F1トスカーナGPでは、アレクサンダー・アルボンがF1初表彰台となる3位入賞を果たし、ホンダのF1エンジンを搭載したマシンは、開幕戦を除くすべてのレースで表彰台に上がっている。

    関連:マックス・フェルスタッペン、ホンダF1のPUトラブルに「うんざりしている」

  • F1トスカーナGP:セーフティカー後のリスタートでの事故はなぜ起きた?

    F1トスカーナGP:セーフティカー後のリスタートでの事故はなぜ起きた?

    F1トスカーナGPでは、セーフティカー後のリスタートで実質的にレースが再開される前に4台がリタイアする大クラッシュが発生した。それは主にムジェロ・サーキットの特異なレイアウトに起因するものだった。

    F1トスカーナGPではオープニングラップでマックス・フェルスタッペンとピエール・ガスリーがリタイアした接触事故を処理するためにセーフティカーが導入された。

    セーフティカー先導で7周を走った後、レースは再開。しかし、そこで事故は起こった。ケビン・マグヌッセンにアントニオ・ジェビナッツィが接触し、反動でニコラス・ラティフィに接触。後続のカルロス・サインツがそこに突っ込んだ。この事故でレースは赤旗中断を余儀なくされた。

    この事故はセーフティカーラインとコントロールライン(スタート/フィニッシュライン)との間隔が800mというムジェロ・サーイットの独特なレイアウトが起因した。

    セーフティカーがオレンジ色の灯火を点灯させている間、レース先頭車両はセーフティカーの後方車両10台分以内の車間距離を保たなければならない。

    だが、「SAFETY CAR IN THIS LAP(セーフティカーはこの周回で入る)」のメッセージが全チームに送信され、セーフティカーがオレンジ色の灯火を消すした時点で、セーフティカー後方に位置する先頭車両が走行ペースを決めることができ、必要であればセーフティカーとの車間距離を車両10台分以上とすることが可能となる。

    通常、先頭のドライバーは、セーフティカーが退場するのを待ち、加速するタイミングを自分で決める。だが、今回、セーフティカーの灯火が消えるのが非常に遅かったため、先頭のバルテリ・ボッタスはセーフティカーラインまでに距離を開けることができなかった。

    そのため、コントロールラインまでの長い距離で後続のルイス・ハミルトンにスリップストリームを使用されずに順位を守る唯一の方法はセーフティカーラインからコントロールラインまでゆっくりと走行してスリップストリームを与えず、コントロールラインを越えてから加速することだった。

    コントロールラインを超えるまでオーバーテイクは禁止されている。そして、バルテリ・ボッタスの背後のマシンは、周囲のマシンよりも早くに加速して順位を奪うために、ボッタスがいつ加速を開始するかを予想しながら機会をうかがっていた。

    その加速と減速による効果は、後ろにいくほど拡大する。最終的に渋滞する後方のマシンに共鳴し、複数の事故につながった。

    通常のようにセーフティカーがインラップで早目に灯火を消していれば、バルテリ・ボッタスは、後続マシンはのアクションに反応せざるを得ないというアドバンテージを利用して、加速して後続との差を広げていたはずだ。セーフティカーとの距離を車両10台分以下に維持するという義務から解放されたボッタスは、おそらくターン12のあたりで車列をまとめることができただろう。

    だが、F1レースディレクターのマイケル・マシは、事前にこのような状況になることはF1ドライバーに伝えていたとし、“世界最高の20名のドライバー”は“ルールを知っておくべき”だとして競技審査委員会に落ち度はなかったと主張している。

  • F1レースディレクター 「セーフティカー時のリスタートを見直す必要はない」

    F1レースディレクター 「セーフティカー時のリスタートを見直す必要はない」

    F1レースディレクターを務めるマイケル・マシは、F1トスカーナGPでドライバーから批判の声が挙がったセーフティカーのリスタートルールについて見直す必要はないと語った。

    ケビン・マグヌッセン、カルロス・サインツ、アントニオ・ジョビナッツィ、ニコラス・ラティフィがリタイアした多重クラッシュによってレースは赤旗中断。レース後、事故について調査の後、12名のドライバーに警告が与えられた。

    スチュワードは「このインシデントの根本的な原因は、上記のドライバーによる最終コーナーからピットストレートにかけての一貫性のないスロットルとブレーキの適用でにあったと結論付けている」と声明で述べた。

    先頭でペースを設定し、自分の選択したタイミングで加速することが許されているリーダーのバルテリ・ボッタス、2番手と3番手にいたルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレール、そして、ロマン・グロージャン・セバスチャン・ベッテル、キミ・ライコネンは警告を免れた。

    ルイス・ハミルトンを含めた数名のドライバーは、セーフティカーのライトが消えるのが遅れたことが、フィールドが密集する原因となり、インシデントを招いたと批判した。

    裁定が発表される前、マイケル・マシは、ドライバーはルールを把握しておくべきだと述べている。

    「まだ進行中のスチュワードの調査の一部なので、私は非難に加わるつもりはない」とマイケル・マシは語った。

    「だが、結局のところ、それから得るべき重要なポイントがあるかもしれない。ドライバーは、金曜日の夜のドライバーズミーティングで非常に明確にアドバイスされていた。思い出さなければならない2つの重要なポイントがあった」

    「1つ目は、ピットエントリーでセーフティカーラインの前にセーフティカーを追い越さないようにすることだった。2つ目は、このサーキットでは珍しいことだが、オーバーテイクができるコントロールラインがピットレーン出口の近くにあることだ」

    「だから、それは驚きではない。バクーでも同様の問題があった。あのように走行距離が長いと、ペースを決定するすべての権利を持つリーダーが後ろのマシンからのスリップストリームを避けようとしてコントロールラインまでペースをかなり遅くキープする」

    リスタート手順の見直しの可能性について質問されたマイケル・マシは「セーフティカーのリスタートルールを見直す必要はないと思う」と語った。

    また、マイケル・マシはセーフティカーのライトが遅すぎたという提案も却下した。

    「簡単に言えば、彼らは彼らが望むすべてを批判することができる。ライトが消された場所からコントロールラインまでの距離の視点を見ると、他の多くの場所とおそらく同じか、より長くないわけではない」

    「セーフティカーのライトが消える場所は、セーフティカーがピットレーンに入る場所だった。我々には世界で最高の20人のドライバーがいる」

    「今日、F3レースで見たように、ジュニアのカテゴリーのドライバーは、F1レースで起こっていたものと非常によく似たリスタートしたが、問題なくうまくナビゲートしていた」

    関連:F1トスカーナGP:リスタート時の多重クラッシュで12名に警告処分

  • ホンダF1:2020年 第9戦 F1トスカーナGP 決勝レポート

    ホンダF1:2020年 第9戦 F1トスカーナGP 決勝レポート

    イタリアのムジェロ・サーキットで行われたF1トスカーナGPの決勝で、レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンが3位に入り、自身初のF1表彰台登壇を果たした。

    レースは、2度の赤旗中断により3回のスタンディングスタートが行われるという荒れた展開になったが、アルボンは力強い走りで3位を守りきり、F1におけるタイ人ドライバーの最高成績を更新した。

    マックス・フェルスタッペンは、スタートで素晴らしい蹴りだしを見せたが、その直後にパワーユニット(PU)に問題が発生して後方へポジションを下げると、キミ・ライコネン(アルファロメオ)とロマン・グロージャン(ハース)に挟まれる形となったアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーのクラッシュに巻き込まれ、コースアウトしてグラベルへ。これによって、フェルスタッペン、ガスリーともにリタイアとなった。今回発生したPUの問題に関してはすでに分析を開始しており、原因追求と再発防止を徹底していく。

    このスタート直後のアクシデントにより、セーフティカーが出動し、レースは7周目に再開される。しかし、このリスタートでまたも複数のマシンが絡むクラッシュが起き、レースは赤旗中断となる。

    この時点でアルボンは4番手、クビアトが7番手。両者ともに中断中にタイヤ交換を行い、アルボン、クビアトともにソフトタイヤを履いてリスタートへ臨む。

    レースは10周目からスタンディングスタートで再開されたが、ここでアルボンは7番手までポジションダウン。ここからすぐさま挽回し、5番手まで順位を取り戻した。クビアトはスムーズなリスタートを迎えると、29周目にピットインしてミディアムタイヤに交換。アルボンは32周目に同じくミディアムタイヤへと交換した。

    ここから、アルボンは、前を行くダニエル・リカルド(ルノー)とランス・ストロール(レーシングポイント)を追いかける展開となる。3台の差が2秒に迫ろうかという中、ストロールが激しいクラッシュを喫し、レースは再び赤旗中断に。この時点で13周を残しており、チェッカーフラッグまでのスプリントレースとなった。

    この中断で全車がソフトタイヤに交換。アルボンが4番手、クビアトは7番手からリスタートする。残り8周となったターン1で、アルボンはリカルドをアウト側から豪快にオーバーテイクし、3番手にポジションを上げる。その後は前方のバルテリ・ボッタス(メルセデス)へプレッシャーをかけながら、チェッカーフラッグを迎えた。

    クビアトは7番手を守りきり、今季自己ベストリザルトでフィニッシュした。

    田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日のトスカーナGP決勝は、2度の赤旗という大荒れの展開の中、力強い走行を続けたAston Martin Red Bull Racingのアルボン選手が3位でフィニッシュし、キャリア初の表彰台を獲得しました。最後は赤旗での再開から残り13周のスプリントレースのような形になりましたが、見事に前のマシンを捉えて結果に繋げたアルボン選手には、お祝いの言葉を贈りたいと思います。Scuderia AlphaTauriのクビアト選手も周囲でクラッシュが多発する中でクリーンにレースを進め、7位入賞といいレースをしてくれました。一方で、フェルスタッペン選手がスタート直後のPUトラブルによりポジションを落とし、そのすぐ後に他車との接触によりリタイアすることとなりました。ガスリー選手もそのクラッシュに巻き込まれ、スタート周回で2台のマシンを失うことになったことは非常に残念に思っています。アルボン選手の表彰台についてはうれしく感じていますが、速さを見せていた週末にPUのトラブルを抱えることになり、我々にとっては厳しいレースになりました。すでにファクトリーでの分析を開始していますが、徹底的に原因究明と対策を行い、次戦からのシーズン後半戦に臨みます」

    アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
    「ここまで来るのは長い道のりでしたが、とてもうれしいです。常に目指してきたことでしたが、いろいろなことがあってたどり着けなかったので、今日表彰台に立てたことは特別な思いです。このチームに来てからずっとサポートしてくれたことへの恩返しになったのもいいことですし、僕の力を示すことができたと思います。タフなレースで、簡単ではありませんでした。このコースは厳しく、特にセクター2では高速コーナーが続きますし、何度もリスタートがあり、多くのことに対応しなければなりませんでした。グリッドからの発進に苦戦していたので、アグレッシブにオーバーテイクしていかなければならないと思っていましたが、マシンは本当によかったですし、ブレーキングもよかったので、それをアドバンテージとして活かしました。最後のリスタートではポジションを2つ落としましたが、表彰台に立てるチャンスを逃してなるものかと火がつき、3位を目指して激しくプッシュしました。今日の結果はとてもうれしいです」

    ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)
    「今日は、体力的にもメンタル面でもとても難しいレースだったので、チーム全体でミスをせずに素晴らしい仕事ができたことを誇らしく思います。僕らにはポイント獲得が重要ですし、今日の結果と自分の走りに満足しています。チームは、2度の赤旗中断という難しい状況でも、素晴らしい仕事ぶりで、戦略も正しく機能しました。僕らの後方では多くの混乱がありましたが、逆に前の方は落ち着いていました。7位というのはとてもいい結果で、ランキングでも前との差を詰めることができました」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
    「今日はとてもいいマシンを手にしているという実感があったので、本当に残念です。好スタートを切って、ルイス(ハミルトン)に並びかけようかというところでしたが、そこで急に加速しなくなり、パワーを失って減速してしまいました。これによって中団までポジションを落とし、後ろから追突されました。スタート直後に中団に落ちてしまえば、こうしたクラッシュに巻き込まれやすくなります。とても残念ですし、こうした位置にいるべきではありませんでした。今日はこれ以上言うべきことはありませんが、またもリタイアすることになってチームもがっかりしていると思いますし、競争力を発揮できると見込んでいただけになおさらです。ただ、アレックスがいい結果を出して表彰台に上がれたのはよかったと思います」

    ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
    「今日は最初の1コーナーの後でレースが終わってしまったことを残念に思っています。1コーナーの進入では多くのマシンがサイド・バイ・サイドの状態で、かなり混雑した状況でした。2コーナーでキミ(・ライコネン)とロマン(・グロージャン)の間にスペースを見つけたのですが、最終的には挟まれる形でどこにも逃げ場がなく、接触してしまいました。それで僕のレースは終わってしまいました。だれも責めることができない状況でしたが、大きなチャンスを逃したという意味では残念に思っています。予選では結果につながりませんでしたが、週末を通してペースは良く、今日は順位を上げられる自信がありました。もちろんライバルとポイントをかけてレースができればよかったのですが、パフォーマンスがよかった部分をポジティブにとらえ、この勢いをソチに繋げられればと考えています」

  • F1トスカーナGP 決勝:ドライバーコメント(11位~DNF)

    F1トスカーナGP 決勝:ドライバーコメント(11位~DNF)

    2020年のF1世界選手権 第9戦 F1トスカーナGPの決勝で11位~DNFだったドライバーのコメント。

    複数のセーフティカーと2度のセーフティカーが入る荒れたレースとなったF1トスカーナGP。完走は12台。残念ながら、ポイント圏外だったその2台は今シーズンまだポイントを獲得できていないジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)とロマン・グロージャン(ハース)だった。

    11位:ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
    「レースをコントロールできていたし、最後の赤旗の前は9番手だったので本当に残念だ。地獄のようにドライビングしたし、すべてが安定していたし、タイヤも良好だった。マシンをホームに持ち帰る準備はできていた。最後のリスタートでは少しホイールスピンしてしまい、最後のスティントがとても困難になった。自分自身に失望しているし、チームに申し訳なく思う。僕たちはそれに値したと感じているからね。最初のスタートが素晴らしかったので、通常の状況ならば僕たちはポイントを獲得できていただろう」

    12位:ロマン・グロージャン(ハース)
    「ハースの強みの1つは決して諦めないことだ。1周目のターン2で激しくヒットされた。マシンのスイッチが切れて、リタイアするところだったんだど、芝生の上にホイールが2つあることを確認して、グラベルを抜け出せるかどうを確認するためにエンジンを再始動してみた。走り出すことができ、サスペンションも大丈夫だったので、続けてみようと思った。1回目の赤旗でマシンの状態を確認したけど、どうやったらレースを続けられるのか分からないくらいだった。左側の半分がなくなっていた。スタッフは頑張ろうと言っていたし、僕たちはベストを尽くした。最後のリスタートは楽しかったし、少しポジションを上げることもできた。でも、空力ダメージから換算して1周で2秒くらい失っているとできることは多くない。とは言え、みんなが諦めなかったことがとてもうれしい。誰も僕たちからそれを奪うことはできない」

    DNF:ランス・ストロール(レーシングポイント)
    「まず、大きな衝撃を受けたけど僕は大丈夫だ。クラッシュの原因はまだ調査中だ。すべてが一瞬にして起きたけど、パンクしたように感じた。持ち帰って、データを調査して、原因を完全に確認する必要がある。本当に力強いポイントを獲得できそうだったし、事故の前には表彰台の最後の一角を賭けてリカルドに接近していた。興奮のフィナーレに向けたすべての準備が整っていた。今週末のアップグレード版パッケージのパフォーマンスには満足しているし、今後のレースに向けての良いプラットフォームになる。好スタートを決めることができたし、リスタート時の発進も良くて、後半まで何のトラブルもなかった。不運な結果だったけど、世の中なんてこんなものだ。ポジティブな点に目を向けるよ!」

    DNF:エステバン・オコン(ルノー)
    「今日はブレーキのオーバーヒートの問題でリタイアする必要があった。セーフティカー中にリアブレーキから火が出て、マシンのリアとブレーキラインが損傷し、赤旗中にマシンを元に戻すことができなかった。スタートで僕たちは良いポジションにいたけど、遠回りしなければならず、カルロスと僕はそこでいくつかポジションを失った。それなりのポイントを獲得できるペースがあるように感じていた。いろいろなことが起こってクールなレースだったように見えた。今年はかなりクレイジーだ。それが面白いし、大きな結果をつかむチャンスも増える」

    DNF:ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
    「このトラックでのリスタートに関してだけど、スリップストリーム効果にとってラインが奥にあるのでリーダーができる限り遅く走ることはわかっていた。集団の真ん中から後ろにいるとき、アコーディオン効果ははるかに大きくなる。このマシンはかなり速いからね。全員が再びブレーキをかけた最終コーナーのエイペックスでケビン(マグヌッセン)にぶつかりかけた。そのあと、再び全員が走り出したように思えたので、周りのマシンに反応するしかなかった。そうしたら、前のマシンが再びブレーキをかけた。避けるために僕にできることは何もなかった。スタートでカオスを避けて、かなり順位を上げていたので残念だ。レース展開を見て興奮していたけど、レースとはこういうものだ」

    DNF:ケビン・マグヌッセン(ハース)
    「リスタートで起こったのは、リーダーがラインまでずっとゆっくり走っていて、彼にはそうする権利があるけど、真ん中のどこか、僕と先頭の間の誰かがプッシュすることにした。たぶん、その誰かは勢いをつけるためにギャップを広げようとしたんだと思うけど、そうするには早すぎたので、再び減速しようとしたんだと思う。僕の前にいたマシンがプッシュし始めて、僕たちは数秒間全開になったけど、そのあと突然全員がブレーキをかけた。僕もブレーキをかけた。みんなが通り過ぎるのが見えていたら、行き場がなかったジョビナッツィに追突された。ラインの前のオーバーテイクについての決まりが良いのか悪いのか、確実に調査すべきだ。ストレートのもっと手前にした方がいいかもしれない。こんなことは2度とあってはならない。僕は1周目で20番手から12番手まで浮上してし、いい感じだった。またチャンスを逃したのは間違いない」

    DNF:アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
    「チームがポイントを獲得したのはうれしいけど、実際1周もレースをすることなく、このような形でレースを終えるのは本当に苛立たしい。また良いスタートを決めて14番手まで順位を上げていた。マシンには安心感があったし、レースがどうなっていたかは分からない。クラッシュについては、非常に危険な状況だったという以外にあまり言えることはない。僕の周りは全員すでに全開で走っていたけど、突然ケビン(マグヌッセン)がコースの真ん中で止まりかけた。ラティフィ(ウィリアムズ)は彼を避けたけど、僕にはその時間がなく、避けようとしたけど彼の左リアに当たってしまった。ありがたいことに誰も怪我をしなかったけど、本当に危険なクラッシュだった。このような長いストレートでは常にこれは問題になる。今後このような状況が再発しないようにする方法を考えなければならない」

    DNF:カルロス・サインツ(マクラーレン)
    まあ、まず、あんなに危険な事故が起きたけど、みんなが無事で良かった。それが何よりだ。何が起きて何がきっかけであのような状況になったのかを検証して、二度と起こらないようにする必要がある。あのようなリスタートが中団から後方の集団に危険をもたらしたのは初めてのことではない。何か手を打たないと。ポジティブだったのは、好スタートを決めたこと。週末を通してペースがそれほど良くなかったから、今日はリスクを取ってスタートから前に出ようとする日だった。残念ながら、5番手を争ってターン3に入るところでレーシング・ポイントと軽く接触してしまい、スピンしてしまった。まだレースは始まったばかりだったし、15番手からのレース再開でもポイントを争えるはずだった。残念ながら、今日の午後に僕たちのレースは再開しなかった。最後に重要なこととして、11週間で9レースを戦ってくれたガレージのみんなとチーム全体の努力とハードワークに感謝したいと思う。僕たちは前進し続ける」

    DNF:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
    「今日はとてもいいマシンを手にしているという実感があったので、本当に残念だ。好スタートを切って、ルイス(ハミルトン)に並びかけようかというところだったが、そこで急に加速しなくなり、パワーを失って減速してしまった。これによって中団までポジションを落とし、後ろから追突された。スタート直後に中団に落ちてしまえば、こうしたクラッシュに巻き込まれやすくなる。とても残念だし、こうした位置にいるべきではなかった。今日はこれ以上言うべきことはないが、またもリタイアすることになってチームもがっかりしていると思うし、競争力を発揮できると見込んでいただけになおさらだ。ただ、アレックスがいい結果を出して表彰台に上がれたのはよかったと思う」

    DNF:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
    「今日は最初の1コーナーの後でレースが終わってしまったことを残念に思っている。1コーナーの進入では多くのマシンがサイド・バイ・サイドの状態で、かなり混雑した状況だった。2コーナーでキミ(・ライコネン)とロマン(・グロージャン)の間にスペースを見つけたけど、最終的には挟まれる形でどこにも逃げ場がなく、接触してしまったた。それで僕のレースは終わってしまった。だれも責めることができない状況だったけど、大きなチャンスを逃したという意味では残念に思っている。予選では結果につながらなかったが、週末を通してペースは良く、今日は順位を上げられる自信があった。もちろんライバルとポイントをかけてレースができればよかったけど、パフォーマンスがよかった部分をポジティブにとらえ、この勢いをソチに繋げられればと考えている」

  • アレクサンダー・アルボン 「ハミルトンとの接触がフラッシュバックした」

    アレクサンダー・アルボン 「ハミルトンとの接触がフラッシュバックした」

    レッドブル・ホンダF1のアレクサンダー・アルボンは、F1初表彰台に向けてダニエル・リカルドを抜く際に過去のルイス・ハミルトンとの接触がフラッシュバックしたと語る。

    マックス・フェルスタッペンがオープニングラップで脱落し、1台の戦いとなったアレクサンダー・アルボンだが、スタート、そして、リスタートのたびに順位を落とし、挽回が必要となった。

    「トリッキーだった。僕たちはそれに取り組む必要があった。このような状況のなかでやっと表彰台を獲得できてうれしい。発進がよくなかったし、挽回するためにたくさんオーバーテイクしなければならなかった」とアレクサンダー・アルボンはコメント。

    「スタートにポジションを失うと、いつも大変な仕事になると感じてしまうけど、挽回できると疑いはしなかった。最初のスティントではタイヤをたくさん使って2台をオーバーテイクしたと思う」

    「ミディアムで僕たちは強かったし、ペースがあることは分かっていたけど、そのポジションに満足してたので、また赤旗が出たときは少し不安を感じた。ルノーはスタートで強かったし、レーシング・ポイントも好調だったからね。スタートでまたポジションを失ったときに火が付いた。でも、自分にペースがあることはわかっていた」

    「レース中は忍耐力が重要だったし、タイヤを早めに使用しないようにして、後半のオーバーテイクに備えていた」

    ルノーのダニエル・リカルドへの3回目のパスは印象的だった。アレクサンダー・アルボンは、レッドブル・ホンダF1のドライバーになって以降、昨年のF1ブラジルGPと今年のF1オーストリアGPで2度表彰台のチャンスを失っている。表彰台や勝利も可能という状況だったが、どちらもルイス・ハミルトンと接触していた。

    今回、3度目の正直で待望のF1初表彰台を手にしたアレクサンダー・アルボンだが、レース終盤にダニエル・リカルドに仕掛けるタイミングをうかがっている際にナーバスになっていたと認める。

    「僕たちは最終コーナーでいい感じだったし、最終セクターも良かった。今週末、サーキットで唯一オーバーテイクできる場所であるターン1で好調だった」とアレクサンダー・アルボンは語る。

    「思ったほどルノーを捕らえ切れていなかったし、アウトサイドでギリギリのダイビングだった。もちろん、少し心配だったけど、十分なスペースを残していた。アウトサイドから行くときは希望に満ちているけど、表彰台を争うときに以前のことがフラッシュバックした。でも、なんとか無傷で乗り切ることができた」

  • シャルル・ルクレール 「ポジションを守れるペースは僕たちにはなかった」

    シャルル・ルクレール 「ポジションを守れるペースは僕たちにはなかった」

    フェラーリF1のシャルル・ルクレールは、2020年のF1世界選手権 第9戦 F1トスカーナGPの決勝レースを8位で終えた。

    5番グリッドのシャルル・ルクレールはスタートで3番手までポジションアップ。しかし、それ以降ポジションを守ることはできず、ズルズルと後退。8位でレースをフィニッシュした。

    「素晴らしいスタートを切って、3番手まで順位を上げることができた」とシャルル・ルクレールはコメント。

    「残念ながら、そのポジションを守るためのペースは僕たちにはなく、8位でフィニッシュした。できる限り戦ったけど、今日はそれだけでは不十分だった」

    「レースでは多くのことが起こったけど、変わっていないことが1つある。僕たちはパフォーマンスを改善するために懸命に仕事をしていかなければならない」

    「レース自体はかなり楽しかった。スタンディングスタートのたびに嬉しかった。僕たちにとってポジションを争うチャンスだったからね」

    「特にハードタイヤでマシンは運転がかなり困難だった。レース終盤はソフトで少し良くなってきたけど、全体的に現時点では非常に厳しい。僕たちは頑張らなければならないし、モチベーションを保つ必要がある。このような時期にはそれを忘れないことが非常に重要だ。すぐにもっと良い時期が訪れることを期待している」

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  • セバスチャン・ベッテル 「ポイント獲得はポジティブだけど満足はできない」

    セバスチャン・ベッテル 「ポイント獲得はポジティブだけど満足はできない」

    フェラーリF1のセバスチャン・ベッテルは、2020年のF1世界選手権 第9戦 F1トスカーナGPの決勝で10位入賞を果たした。

    「スタートはベストとは言えなかったけど、そこからターン1まで良い走りができたし、インサイドに留まって、トラブルを避けることができた」とセバスチャン・ベッテルは語る。

    「その後、ターン2に入ったときにマクラーレンがスピンしているのが見えたけど、接触を避けることができなかった。幸いなことにセーフティカーが配備されて、ウイングを交換してフィールドに合流することができた」

    「他の人々のミスをもう少し生かしたかったけど、少なくともトラブルに巻き込まれなかったのは幸運だった。ポイント圏内でフィニッシュできたことはポジティブけど、もちろん、僕たちは今のポジションに満足することはできない」

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