カテゴリー: F1イタリアGP

  • フェルナンド・アロンソ F1イタリアGP初日「エンジン 振動 トップスピードがない」

    フェルナンド・アロンソ F1イタリアGP初日「エンジン 振動 トップスピードがない」

    フェルナンド・アロンソは、2026年F1第13戦イタリアGP初日の走行で苦戦を強いられた。FP2では電気系トラブルによって走行開始が遅れ、コースに出てからもストレートでのトップスピード不足や振動に不満を訴え、19番手に終わった。

    パワーユニット性能の重要性が高いモンツァは、アストンマーティン・ホンダにとって厳しい週末になることが事前から予想されていた。実際に金曜日はその弱点が表面化し、アロンソはFP1で21番手、FP2でもトップから2.468秒差の19番手と下位に沈んだ。

    電気系トラブルでFP2のスタートに出遅れ
    アロンソのFP2は、走り始める前から予定通りには進まなかった。マシンに電気系の問題が発生し、セッション序盤をガレージで過ごすことになった。

    チームは問題を解決してアロンソをコースへ送り出したものの、失った走行時間は大きく、他のドライバーより少ない周回数でセットアップやタイヤの確認を進めなければならなかった。

    FP1でもアロンソはコースを外れ、グラベルに片側のタイヤを落とす場面があり、アタックラップのひとつを失っていた。初日はセッションを通じて十分なリズムを築くことが難しい展開となった。

    「エンジン ストレート 振動 トップスピードがない」
    FP2でようやく走行を開始したアロンソだったが、今度はモンツァの長いストレートでマシンの弱点に直面した。

    チームから無線でマシンの感触を尋ねられると、アロンソは問題点を端的に並べた。

    「エンジン、ストレート、振動。トップスピードがない」

    高速区間がラップの大部分を占めるモンツァでは、ストレートスピードの不足がそのままラップタイムに影響する。アロンソの無線からも、コーナーだけではなく直線区間でタイムを失っていることへのフラストレーションがうかがえた。

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    モンツァでアストンマーティン・ホンダの弱点が表面化
    アストンマーティンはハンガリーGPでアップデートを投入して以降、以前より競争力を高めてきた。しかし、長いストレートを持つモンツァは、その改善だけでは補いきれない弱点が出やすいサーキットと事前から警戒されていた。

    実際、アロンソはFP2で1分25秒027。トップのジョージ・ラッセルが記録した1分22秒559から2.468秒遅れの19番手となった。

    チームメイトのランス・ストロールもドライバビリティとパワーを課題として挙げており、モンツァ初日の結果はアストンマーティン・ホンダが高速サーキットで依然として厳しい状況にあることを示すものとなった。

    土曜日に向けて限られた時間で改善へ
    アロンソにとっては、単純なパフォーマンス不足だけでなく、FP2序盤の電気系トラブルによって十分な走行時間を確保できなかったことも痛手となった。

    金曜日に予定していたプログラムを完全には消化できなかったなか、土曜日のFP3では予選に向けたセットアップを詰めると同時に、ストレートスピードや振動といった問題を可能な限り改善する必要がある。

    ハンガリー以降に上向いていたアストンマーティン・ホンダだが、モンツァでは再び厳しい現実に直面した。アロンソが無線で挙げた「エンジン」「ストレート」「振動」「トップスピード」という課題をどこまで解消できるかが、予選に向けた大きな焦点となる。

  • ランス・ストロール F1イタリアGP初日最下位「ドライバビリティとパワーに課題」

    ランス・ストロール F1イタリアGP初日最下位「ドライバビリティとパワーに課題」

    ランス・ストロールは、2026年F1第13戦イタリアGP初日の走行を終え、アストンマーティン・ホンダがドライバビリティとパワーの両面で改善を必要としていると認めた。FP1は20番手、FP2では22番手に終わり、「現実的に厳しい週末になる」と覚悟を示した。

    ストロールはFP1で1分26秒066を記録して20番手。FP2では1分25秒253までタイムを縮めたものの、トップのジョージ・ラッセルから2.694秒差の22番手となり、初日の最後尾でセッションを終えた。

    「ほぼ予想していた通り」
    モンツァ初日の結果について、ストロールは厳しい状況が想定外だったわけではないと振り返った。

    「今日はほぼ予想していた通りだった。まだ改善しなければならない部分がたくさんある。特にドライバビリティとパワーだ」

    長いストレートを特徴とするモンツァでは、マシンの効率やパワーユニットの性能がラップタイムに大きく影響する。ストロールは初日の走行を終え、現在のパッケージが望んでいるレベルにはまだ達していないとの認識を示した。

    「マシンはまだ僕たちが望んでいるところにはない。だから、まだやるべきことがある」

    ランス・ストロール(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    FP2は22番手「厳しい週末になる」
    FP1から約0.8秒タイムを縮めたストロールだったが、FP2では順位を22番手まで落とした。トップとのタイム差だけでなく、中団勢との間にも差があり、土曜日に向けてパフォーマンスを引き上げる必要がある。

    ストロール自身も現状を楽観視しておらず、予選と決勝を含めて厳しい週末になるとの見通しを示した。

    「現実的に考えれば、僕たちにとって厳しい週末になる。でも、作業を続けて、何ができるか見ていく」

    それでも金曜日は大きなトラブルなく周回を重ね、マシンの改善に向けたデータを収集した。初日の結果を踏まえ、夜間にセットアップを見直して土曜日のFP3と予選に備えることになる。

    「改善し続けるだけ」
    セッション後のインタビューで、この世代のF1マシンで初めてモンツァを走った感触を聞かれたストロールは、「悪くなかった」と簡潔に回答した。

    さらに、残りの週末への期待を問われても多くを語ることはなく、やるべきことは明確だとした。

    「改善できるように取り組み続けるだけだ」

    ストロールにとってイタリアGP初日は、ドライバビリティとパワーという課題が改めて浮き彫りになる一日となった。FP2では22番手に沈んだだけに、金曜日に収集したデータを生かし、土曜日までにどこまでマシンを改善できるかが焦点となる。

  • 岩佐歩夢 F1イタリアGPのFP1で17番手「RB22には改善できる余地がある」

    岩佐歩夢 F1イタリアGPのFP1で17番手「RB22には改善できる余地がある」

    岩佐歩夢は、2026年F1イタリアGPのフリー走行1回目(FP1)にレッドブル・レーシングから出走し、17番手でセッションを終えた。マックス・フェルスタッペンに代わってRB22をドライブし、空力データ収集からパフォーマンスランまで幅広いプログラムを担当した。

    モンツァ特有のエネルギーマネジメントにも取り組んだ岩佐歩夢は、チームにとって重要なデータを収集できたと手応えを口にした。

    テクニカルディレクターのピエール・ワシェも「今回も素晴らしい仕事をしてくれた」と評価し、セットアップ面でもフェルスタッペンにつながる有益なフィードバックをもたらしたと称賛した。

    岩佐歩夢 レッドブルRB22でモンツァFP1を走行
    岩佐歩夢はFP1で1分24秒873を記録して17番手。セッション序盤にはマシンにエアロレーキを装着し、空力データの収集を担当した。その後はよりパフォーマンスを重視した走行へ移行した。

    「うまくいったセッションだったと思います。今シーズン序盤にバルセロナで走ったセッションとかなり似たランプランで、セッションの最初にはマシンにレーキを装着していました」

    「パフォーマンスを重視した走行に切り替える前に、多くの空力データを収集できました。それは良かったですし、週末の残りに向けて貴重な情報を得られたと思います」

    岩佐歩夢にとって、モンツァでF1マシンを走らせること自体も貴重な経験となった。

    「F1マシンでFP1を走ることは、ドライバーにとって常に非常に大きな経験になります。こうしたセッションを走る機会を得るたびに、いつも何かを学んでいますし、すべてのセッションが重要です。特にここでは、新しいレギュレーションのマシンということもあります」

    モンツァ特有のエネルギーマネジメントもテスト
    走行後のインタビューで岩佐歩夢は、モンツァでのFP1について「F1マシンでここモンツァを走れるのは、いつでも素晴らしい瞬間です」と振り返った。

    「いい経験になりました。今回はかなり違った経験でした。特にこのサーキット自体がエネルギーマネジメントの面でかなり難しいからです」

    2026年型F1マシンでは、長いストレートを持つモンツァで電気エネルギーをどのように使用し、回生するかが大きなポイントとなる。岩佐歩夢も空力テスト終了後、その領域を含めたテストに取り組んだ。

    「セッションの最初には空力テストがありました。チームとしてかなり重要な作業でした。その後はパフォーマンスランを行って、エネルギー関連についてもいくつかテストしました」

    「でも、セッション全体としてはかなりうまくいったと思います」

    「改善できる余地は確実にある」RB22の感触を説明
    レーシングブルズのマシンが比較的扱いやすいオールラウンダーである一方、レッドブルのRB22はピークの性能が高いものの、その領域を引き出すことが難しいマシンなのではないかと問われた岩佐歩夢は、現時点で結論を出すのは難しいとした。

    「この段階で判断するのは難しいです。まだFP3と予選がありますから。ただ、確実に改善できる余地はあるように思います」

    岩佐歩夢自身もコクピットから、エネルギーマネジメントだけではなく、マシンそのものにも改善の余地を感じ取っていたという。

    「ドライバーとしてマシンに乗っていても、マシンの挙動やパフォーマンスそのものについて改善できる部分があると感じました」

    「ですから、エネルギーマネジメントだけではありません。すべてをうまくまとめる必要があると思います。でも、ドライバーとして自分がマシンの中でいい仕事をできて、チームにも十分にいいフィードバックを与えられていたらと思います」

    岩佐歩夢(レッドブル・レーシング)

    F1リザーブとスーパーフォーミュラを両立
    岩佐歩夢は2026年、レッドブルのリザーブドライバーとしてF1チームに帯同する一方、日本ではスーパーフォーミュラにも参戦している。今回のFP1も、その多忙なプログラムの一環となった。

    「リザーブとして、僕は常にチームについています。レースウイークにはいつもシミュレーターで作業しています」

    「もちろんFP1を走るときにはチームと一緒にいて、できる限り自分の仕事をします。でも同時に、日本ではスーパーフォーミュラもあります。なので、自分にできることをすべてやっています」

    ピエール・ワシェ「岩佐は今回も素晴らしい仕事をした」
    レッドブルのテクニカルディレクターを務めるピエール・ワシェも、岩佐歩夢のFP1での仕事を高く評価した。単に周回を重ねただけではなく、空力テストをこなしながら午後にマシンへ戻るフェルスタッペンのセットアップにつながる情報を提供したことを強調している。

    「午前中はマックスに代わって岩佐に走ってもらったが、今回も素晴らしい仕事をしてくれた。空力テストで収集しなければならないデータが多く、こなすべきことがたくさんあった。その後はマックスに向けてセットアップの方向性も示そうとしてくれた」

    「その点でもいい仕事をしてくれたし、我々は彼を頼りにできることを分かっている」

    岩佐歩夢が収集したデータを引き継いだフェルスタッペンはFP2で9番手。レッドブルはマシンバランスに課題を抱えており、予選に向けて夜間のセットアップ作業を進めることになる。そのなかで、岩佐歩夢がFP1で積み上げた空力データとフィードバックも、RB22を改善するための重要な材料となりそうだ。

  • リアム・ローソン レーシングブルズF1の速さに驚かず「開発がすべて機能している」

    リアム・ローソン レーシングブルズF1の速さに驚かず「開発がすべて機能している」

    リアム・ローソンは、2026年F1第13戦イタリアGP初日の走行を終え、レッドブルでFP1を4番手、FP2を12番手で終えた。FP2ではショートランよりも決勝を見据えたロングランを重視しており、順位以上に多くのデータを得られた「生産的な一日」だったと振り返った。

    アイザック・ハジャーの負傷に伴いレッドブルをドライブするローソンは、FP1で1分23秒433を記録して4番手。

    FP2では1分23秒660で12番手だったものの、セッションの大部分をロングランに費やし、ソフトとハードの両方で決勝に向けた確認を進めた。

    FP1は4番手「生産的な一日だった」
    ローソンはFP1でソフトタイヤを2セット使用し、上位勢に割って入る4番手でセッションを終えた。午後のFP2ではプログラムを大きく変え、決勝を意識した走行に重点を置いた。

    「悪くなかった。生産的な一日だったと思う」

    「FP2ではほとんどの時間をロングランに使った。最初にショートランをして感触は悪くなかったし、その後はソフトとハードで2回のロングランを行った。僕にとってはいい学習になった」

    ローソンはFP2で35周を走行。レッドブルの公式コメントでも「今日はロングラン、特にFP2にかなり集中していた」と説明しており、ショートランを十分に行っていないことから、土曜日は予選を見据えた作業に重点を移す考えを示した。

    「今日は多くの周回を走ったけど、ショートランはそれほど多くやっていない。だから明日はそこに集中することになると思う」

    前戦の課題を踏まえ決勝ペースを確認
    ローソンがロングランを重視した背景には、前戦オランダGPでの経験もある。ザントフォールトでは予選より決勝で苦戦したことから、モンツァではレースコンディションでのマシンの挙動を重点的に確認した。

    「ザントフォールトでは予選に比べて決勝の方がかなり苦戦した。だから、そこから学べることをできるだけ学ぼうとしている」

    FP2ではマックス・フェルスタッペンもマシンバランスに苦戦。フロントウイングを変更するなど調整を続けたが9番手にとどまり、ローソンも12番手と、レッドブルにとっては予選に向けて改善が必要な初日となった。

    ローソンは特に、モンツァで上位勢が発揮しているダウンフォースレベルとの差を課題に挙げた。

    「トップ勢と比べると、ここで彼らが出しているようなダウンフォースには間違いなく僕たちは届いていない。でも、今日はいくつかいい学びがあったので、明日何ができるか確認していく」

    予選ではフェルスタッペンへのトウも選択肢
    長いストレートを持つモンツァでは、予選で他車のトウを利用することによるタイムゲインが大きい。ローソンには、フェルスタッペンにトウを与える戦略を採用する可能性についても質問が飛んだ。

    「もちろん、それは話し合うことになるし、プランを決めることになると思う」

    具体的な戦略については明言しなかったものの、レッドブルが2台の位置関係を利用した予選戦略を検討する可能性を認めた。

    リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)

    レーシングブルズの速さに「驚いていない」
    FP2では、ローソンが今季ドライブしてきたレーシングブルズも速さを見せた。アービッド・リンドブラッドが7番手、角田裕毅が10番手に入り、ローソンのレッドブルを上回った。

    直前まで乗っていたレーシングブルズがモンツァでもレッドブルと近いラップタイムを記録していることについて、ローソンは驚きではないと語った。

    「レーシングブルズが進歩していることを考えれば驚きではない。正直、僕たちは一年を通してとても強かったし、投入されてきた開発もすべてうまく機能している。だから驚いてはいない」

    さらに、将来的にレーシングブルズへ戻ることを念頭に置いた発言も飛び出した。

    「僕が戻ったときにも速いマシンだと分かっているのは、もちろん楽しみなことだ。でも、2台はドライビングという意味ではまったく違う。それなのに似たようなラップタイムを出しているのは、かなりクレイジーだ」

    FP1の4番手からFP2では12番手へ順位を落としたローソンだが、FP2はロングランを中心としたプログラムだったため、単純な順位だけでは初日の内容を判断できない。決勝に向けたデータを蓄積した一方、レッドブルにはトップ勢とのダウンフォース差という課題も残った。

    土曜日はショートランと予選パフォーマンスに重点を移す。フェルスタッペンとのトウ戦略も含め、レッドブルがモンツァでどこまで上位との差を縮められるかが焦点となる。

  • 角田裕毅 F1イタリアGP初日は10番手「ストレートモードをつい忘れてしまう」

    角田裕毅 F1イタリアGP初日は10番手「ストレートモードをつい忘れてしまう」

    角田裕毅は、2026年F1第13戦イタリアGP初日の走行を終え、レーシングブルズでFP1を12番手、FP2を10番手で終えた。FP1では2026年仕様のストレートモードへの対応に苦戦する場面もあったが、FP2までに改善を進め、「かなり満足しています」と手応えを語った。

    今季2度目のレーシングブルズでのレースとなる角田裕毅は、FP1で27周を走行して1分24秒571を記録。FP2では29周を重ね、1分23秒455までタイムを縮めてトップ10に入った。

    金曜日にはエネルギーの使い方についてもさまざまなパターンを試し、決勝を見据えた重要なデータを収集した。

    FP1は「少しまとまりを欠いていました」
    角田裕毅は初日の走行について、全体としては楽しめたとしながらも、FP1では自身の走りにやや混乱があったと振り返った。

    「全体的には今日を楽しめました。FP1は僕自身としては少しまとまりを欠いていました。ストレートモードについて少し苦戦していて、昨年とはかなり違います」

    特に角田裕毅が挙げたのが、2026年仕様で変化したストレートモードの扱いだった。昨年より検知や作動のポイントが増えており、ターン11の手前では対応を忘れてしまうことがあったという。

    「昨年より検知するポイントというか、作動するポイントが増えているので、ターン11の手前でストレートモードのことをつい忘れてしまうんです」

    それでも走行を重ねるにつれて対応を進め、FP2を終えた段階ではマシンの方向性について前向きな感触を得た。

    「いくつかチャレンジはありましたが、それでも最終的にはかなりうまくいったので、現状にはかなり満足しています。まだいくつか整理しなければならない部分はありますが、いい方向性は見えています」

    角田裕毅(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム) イタリアグランプリ

    エネルギー配分が決勝の重要ポイント
    モンツァでは長いストレートが続くため、2026年型F1マシンでは電気エネルギーをどこで使うかも大きなテーマとなる。

    FP2では角田裕毅がマックス・フェルスタッペンやアンドレア・キミ・アントネッリらと近い位置で走行する場面もあり、複数台が接近した状態でエネルギー配分によってどのような違いが生まれるのかを実際に試した。

    「難しいと思います。エネルギーデプロイメントの差は、どのチームにもあると思います。だから、どこでブーストを使うのか、そういった部分が非常に重要になります」

    ストレートの長いモンツァでは、限られた電気エネルギーをどの地点で投入するかによって、攻撃だけでなく防御にも違いが生じる。角田裕毅は金曜日に複数の使い方を試し、その違いを体感できたことを収穫として挙げた。

    「今日は本当にいろいろなことを試すことができました。デプロイメントの違いについても学ぶことができましたし、チームにとっても僕自身にとっても、いい学習になりました」

    FP2で10番手 リンドブラッドとの差は0.106秒
    FP1を12番手で終えた角田裕毅は、FP2ではソフトタイヤで1分23秒455を記録して10番手まで順位を上げた。

    レーシングブルズのアービッド・リンドブラッドは1分23秒349で7番手。角田裕毅との差はわずか0.106秒で、レーシングブルズは2台そろってトップ10に入った。

    角田裕毅はFP2でさまざまなセットアップやエネルギーの使い方を試しながら29周を走行。初日の課題を把握したうえで、土曜日に向けて改善すべきポイントも明確になったとしている。

    「明日の予選を楽しみにしていますし、マシンをどの位置につけられるのか見てみたいです」

    FP1ではストレートモードへの対応に苦戦した角田裕毅だが、FP2ではトップ10に入り、初日を前向きな感触で終えた。モンツァ特有のエネルギーマネジメントについても実戦を想定した確認を進めており、土曜日は残された細部を仕上げ、予選でレーシングブルズの競争力をどこまで引き出せるかが焦点となる。

  • ホンダF1 ドライバビリティ改善を確認も「ストレートスピードはまだ不十分」

    ホンダF1 ドライバビリティ改善を確認も「ストレートスピードはまだ不十分」

    ホンダF1は、2026年F1第13戦イタリアGP初日の走行を終え、前戦オランダGPで課題となったパワーユニット(PU)のドライバビリティについて、持ち込んだ対策が狙い通りに機能していることを確認した。

    9月4日(金)、モンツァ・サーキットではフリー走行1回目(FP1)とフリー走行2回目(FP2)が行われた。アストンマーティン・ホンダにとって、高速かつPU性能がラップタイムを大きく左右するモンツァは、現在地を確認する重要な一戦となっている。

    オランダGPの課題に対策「狙い通りの効果」
    前戦オランダGPでは、新たに投入したPUでエンジンのドライバビリティが課題として浮上した。ホンダF1はイタリアGPまでに対策を進め、モンツァ初日の走行でその効果を確認した。

    ホンダF1のトラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアを務める折原伸太郎は、チームの作業によって短期間で対策を持ち込むことができたと説明した。

    「今週末のイタリアGPは非常に重要な一戦です。前戦オランダGPで課題となったエンジンのドライバビリティについて、チーム全員のハードワークによって対策を持ち込むことができました。狙い通りの効果を確認できており、方向性は正しいと考えています。引き続き改善を進めていきます」

    初日のFP1とFP2では、PUに大きな信頼性上の問題は発生せず、予定していた走行プログラムを進めることができた。

    モンツァでストレートスピード不足が表面化
    一方、ドライバビリティ改善という成果とは別に、モンツァではライバルとのストレートスピードの差が課題として表れた。

    モンツァは長い全開区間を持つことから、PUの性能が競争力を左右しやすい。ホンダ側も厳しい戦いになることは予想していたものの、初日のデータではライバルに対してストレートスピードがまだ十分ではないという。

    「今日のFP1とFP2では、大きな信頼性の問題なく、予定していた走行プログラムを進めることができました。一方、パワーユニットの性能が重要となるモンツァでは、予想していたもののライバルに対してストレートスピードが、まだ充分ではありません」

    FP2ではフェルナンド・アロンソが1分25秒027で19番手、ランス・ストロールが1分25秒253で22番手。トップタイムを記録したジョージ・ラッセルとの差は、それぞれ2.468秒と2.694秒となった。

    ホンダ・レーシング / 本田技研工業

    厳しい予選と決勝を覚悟 セッティング最適化へ
    ドライバビリティ対策について一定の成果を得た一方、絶対的なパフォーマンスでは依然として改善が必要な状況にある。特にモンツァではストレートでの競争力が重要となるだけに、土曜日に向けたセッティングの最適化が鍵となる。

    折原伸太郎も、現状から予選と決勝は厳しい戦いになるとの見通しを示した。

    「厳しい予選と決勝になると考えていますが、引き続きセッティングを最適化し、可能な限りパフォーマンスを引き出していきます」

    オランダGPで表面化したドライバビリティの問題に対しては、モンツァ初日で改善の方向性を確認したホンダF1。ただし、PU性能が問われる「スピードの殿堂」ではストレートスピード不足という課題が改めて浮き彫りとなった。土曜日はFP3でさらなる調整を進め、厳しいと予想される予選に向けてアストンマーティン・ホンダのパッケージをどこまで引き上げられるかが焦点となる。

  • F1イタリアGP フリー走行2回目 詳報:ラッセル最速 角田裕毅トップ10入り

    F1イタリアGP フリー走行2回目 詳報:ラッセル最速 角田裕毅トップ10入り

    2026年F1第13戦イタリアGPのフリー走行2回目がモンツァ・サーキットで行われ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)が1分22秒559でトップタイムを記録した。2番手にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手にはアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が続いた。

    FP1で1-2を記録したフェラーリに対し、FP2ではメルセデスが速さを見せた。

    角田裕毅(レーシングブルズ)はトップから0.896秒差の10番手。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はマシンの挙動に苦しんで9番手にとどまり、アストンマーティン・ホンダ勢は下位に沈んだ。

    路面温度56度の猛暑でFP2スタート
    現地時間16時、60分間のFP2がスタート。モンツァは厳しい暑さに見舞われ、路面温度は開始時点で56度に達した。ピレリが持ち込んだタイヤはC3、C4、C5で、多くのドライバーがミディアムを選択する一方、オスカー・ピアストリ、ランド・ノリス、アンドレア・キミ・アントネッリらはハードで走行を開始した。

    FP1では岩佐歩夢にマシンを譲ったマックス・フェルスタッペンも、このセッションから週末の本格的な走行を開始。ピエール・ガスリー、アレクサンダー・アルボン、セルジオ・ペレスもFP1を欠場しており、FP2では22人のレギュラードライバーがそろってコースに出た。

    日曜日の決勝でPUコンポーネント交換による後方グリッドスタートが見込まれているアントネッリは、序盤からハードでペースを上げ、開始10分の時点で1分23秒417をマークしてトップに立った。この段階ではチームメイトのラッセル、ルクレールまでの3台がわずか0.055秒以内に収まり、メルセデスとフェラーリが早くも接近したタイムを並べた。

    ルクレールはその序盤、第1シケインへのブレーキングでロックアップし、ランオフエリアへ飛び出す場面もあった。

    ラッセルがハードで先行 フェルスタッペンはダウンフォース不足
    その後はラッセルがハードタイヤでトップに浮上し、アントネッリに約0.2秒の差をつけた。アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)も3番手につけ、中団勢の中で早い段階から好位置につけた。

    一方、フェルスタッペンはダウンフォース不足を訴え、フロントウイング交換のためピットへ戻った。FP1を走っていなかっただけに走行時間を確保したいところだったが、マシンのバランスを探りながらのセッションとなった。その後ミディアムでタイムを記録したものの、上位勢に迫るペースは示せなかった。

    FP1を欠場したペレスは開始から約12分が経過してようやくコースイン。午前のセッションでは代役のコルトン・ハータが油圧系とみられるトラブルで走行を止めており、ペレスにとっては金曜日の走行時間が限られる展開となった。

    ノリスがストロールを「危険だ」と非難
    序盤にはトラフィックを巡る危険な場面もあった。第1シケインのブレーキングゾーンへ向かっていたランド・ノリスの前で、ランス・ストロールがレーシングライン側へ移動。ノリスは接触を避けるため芝生側へ逃げ、「危険だ」と無線で不満を示した。

    このインシデントはスチュワードに記録され、セッション後の審議対象となった。モンツァでは長いストレートでトウを得ようとするマシンが接近しやすく、金曜日を通じてトラフィックが大きな要素となった。

    ソフト投入でアントネッリが最初に1分23秒を突破
    セッション開始から20分を過ぎると、各チームは徐々にソフトタイヤを投入し、予選を想定したアタックへ移行した。

    アントネッリはソフトでの最初のアタックをパラボリカでのトラフィックによって中止。それでも2回目のアタックでは1分22秒700を記録し、このセッションで最初に1分23秒の壁を破った。

    ラッセルもソフトでの最初のランを途中で切り上げ、フロントウイングの調整のためピットに戻った。それでも再びコースへ戻ると1分22秒686までタイムを短縮し、アントネッリを0.014秒上回ってトップに立った。

    この時点ではメルセデス勢が後続に0.7秒以上の差をつけ、予選シミュレーションで先行する形となった。

    ルクレールが一時トップ 角田裕毅も上位へ
    続いてフェラーリもソフトを投入。FP1ではソフトを使用していなかったルクレールが1分22秒679を記録し、ラッセルを0.007秒上回ってトップに浮上した。

    この段階では上位3台が0.021秒以内にひしめき、メルセデスとフェラーリの力関係が極めて接近していることを示した。

    角田裕毅もソフトでタイムを伸ばし、一時は3番手へ浮上。チームメイトのリンドブラッドを0.010秒上回る場面もあった。だがリンドブラッドはその後の2回目のアタックでさらにタイムを縮め、再び角田裕毅の前に出た。

    ラッセルが1分22秒559でトップ奪還
    ラッセルはソフトタイヤで再びアタックに入ると、1分22秒559をマーク。ルクレールを0.120秒上回り、トップの座を奪い返した。

    ランド・ノリスが4番手、ルイス・ハミルトンが5番手、オスカー・ピアストリが6番手に続き、予選シミュレーションではメルセデスとフェラーリが前方、マクラーレンがその後ろにつける形となった。

    アントネッリは最終的に3番手となったが、走行中にはアンダーステアも訴えていた。日曜日は後方グリッドからのスタートとなる見込みながら、予選ではQ3進出を狙い、状況によってはラッセルにトウを与える可能性もある。

    イタリアグランプリ

    リンドブラッド7番手 角田裕毅は10番手
    中団ではレーシングブルズが好調だった。リンドブラッドは2回目のソフトで1分23秒349までタイムを伸ばし、7番手へ浮上。オリバー・ベアマン、フェルスタッペンを上回った。

    角田裕毅は1分23秒455で10番手。リンドブラッドとの差は0.106秒で、レーシングブルズの2台がそろってトップ10に入った。

    ベアマンは8番手。ハースはモンツァに大規模な空力アップデートを持ち込み、ベアマンにはそれに加えてフェラーリのアップグレード版PUコンポーネントも搭載されている。一方、エステバン・オコンは空力アップデートのみを使用し、18番手となった。

    後半は決勝想定のロングランへ
    セッション後半に入ると、各チームはミディアムやハードへ戻し、高燃料でのロングランに移行した。

    モンツァでは路面温度が55度前後まで上昇し、日曜日も気温35度前後の暑さが予想されている。ソフトは決勝で長く使うには厳しいとみられ、現時点ではミディアムでスタートしてハードへつなぐ1ストップが本線と考えられている。

    一部にはハードでスタートしてスティントを長く延ばし、セーフティカーなどの展開を待つ戦略も考えられる。各チームはロングランを通じて、ミディアムとハードのデグラデーションや高燃料時の挙動を確認した。

    アロンソは走行量不足 アストンマーティン・ホンダは下位
    アストンマーティン・ホンダは厳しいセッションとなった。フェルナンド・アロンソは全22台の中で最後にコースインし、残り12分の時点でも13周にとどまるなど、十分な走行量を確保できなかった。

    アストンマーティンはハンガリーで大規模なアップデートを投入し、前戦オランダGPではホンダのPUアップデートも加わったが、FP2ではそのパッケージを十分に生かすところまで至らなかった。

    最終的にアロンソは1分25秒027で19番手。トップのラッセルから2.468秒差だった。ランス・ストロールは1分25秒253で22番手となり、トップから2.694秒差。アストンマーティン・ホンダ勢は2台とも下位でセッションを終えた。


    ルクレールが第2シケインでスピン
    残り10分を切ったところで、ルクレールが第2シケインでリアを失ってスピンした。幸いマシンはコース上にとどまり、大きなダメージを負うことなく走行を続けた。

    予選シミュレーションでは速さを見せたルクレールだったが、序盤の第1シケインでのロックアップに続き、終盤にもミスが出る形となった。

    それでもFP1でトップ、FP2でもラッセルから0.120秒差の2番手と、フェラーリの競争力そのものは高かった。フェラーリはモンツァでアップグレード版PUを投入しており、これまでストレートで抱えていた不利を縮小している可能性を示した。

    ボルトレトにエンジントラブル コラピントもコースオフ
    終盤にはガブリエル・ボルトレトのアウディにエンジン関連とみられるトラブルが発生し、走行を早めに切り上げることになった。

    アウディはシーズン序盤に信頼性問題を抱えたが、直近では改善し、ボルトレトとニコ・ヒュルケンベルグによって4戦連続でポイントを獲得していた。土曜日に向けてトラブルの原因確認が必要となる。

    フランコ・コラピントもセッション終盤、アスカリ・シケイン出口で大きくコースを外れてグラベルへ飛び出したが、バリアへの接触は回避。最終的には11番手でセッションを終えた。

    フェルスタッペンは最後までマシンに不満
    フェルスタッペンはセッションを通じてマシンのバランスに苦しみ、終盤には「マシンがさらに跳ねるようになった」と無線で訴えた。

    序盤にはダウンフォース不足を指摘してフロントウイングを交換したが、状況を大きく改善することはできず、トップから0.818秒差の9番手。リンドブラッドとベアマンにも先行された。

    FP1を欠場したことで比較できるデータが少ない中、レッドブルは土曜日に向けてセットアップを詰める必要がある。

    ラッセル首位で金曜日終了
    そのままラッセルの1分22秒559を上回るドライバーは現れず、チェッカーフラッグ。ルクレールが0.120秒差の2番手、アントネッリが0.141秒差の3番手となった。

    4番手ノリス、5番手ハミルトン、6番手ピアストリ、7番手リンドブラッド、8番手ベアマン、9番手フェルスタッペン、10番手角田裕毅というトップ10となった。

    FP1ではフェラーリがルクレール、ハミルトンの1-2を記録したが、FP2ではメルセデスのラッセルがトップ。フェラーリ、メルセデス、マクラーレンの力関係は依然として接近しており、土曜日のFP3と予選に向けて、各チームがどこまでマシンを仕上げてくるかが焦点となる。

  • F1イタリアGP フリー走行2回目 結果・タイムシート:角田裕毅は10番手

    F1イタリアGP フリー走行2回目 結果・タイムシート:角田裕毅は10番手

    F1イタリアGP フリー走行2回目の結果・タイムシート。9月4日(金)にモンツァ・サーキットで2026年のF1世界選手権 第13戦 イタリアグランプリのフリープラクティス2が行われた。

    トップタイムを記録したのはジョージ・ラッセル(メルセデス)。2番手にシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手にアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が続いた。角田裕毅(レーシングブルズ)は10番手。アストンマーティン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが19番手、ランス・ストロールが22番手だった。

    ■ ラッセルが最速 メルセデスがFP2で主導権 ■
    ジョージ・ラッセルが1分22秒559でトップタイムを記録。FP1ではフェラーリ勢に先行を許したメルセデスだが、FP2ではラッセルがシャルル・ルクレールを0.120秒差で抑え、アンドレア・キミ・アントネッリも0.141秒差の3番手につけた。予選を前にメルセデスが速さを示す結果となった。

    ■ フェラーリはルクレール2番手 ハミルトン5番手 ■
    FP1で1-2を飾ったフェラーリは、ルクレールが2番手、ルイス・ハミルトンが5番手。ルクレールは一時トップに立つ速さを見せたものの、終盤にはリアを失ってスピンする場面もあった。それでもラッセルとの差は0.120秒にとどまり、ホームレースで上位争いを続けている。

    ■ 角田裕毅10番手 リンドブラッドに0.106秒差 ■
    レーシングブルズの角田裕毅は1分23秒455で10番手。チームメイトのアービッド・リンドブラッドは1分23秒349で7番手に入り、角田裕毅との差はわずか0.106秒だった。セッション中盤には角田裕毅が一時リンドブラッドを上回る場面もあり、2台は僅差のペースを示した。

    ■ レーシングブルズが中団トップ争い リンドブラッド7番手 ■
    リンドブラッドはトップから0.790秒差の7番手につけ、オリバー・ベアマンやマックス・フェルスタッペンを上回った。レーシングブルズはフェラーリ発祥の回転式リアウイングに類似するHウイングも投入しており、高速モンツァで中団上位を狙えるパッケージを示している。

    ■ フェルスタッペン9番手「マシンがさらに跳ねている」 ■
    FP1を岩佐歩夢に譲ったマックス・フェルスタッペンは、FP2で1分23秒377の9番手。トップから0.818秒差と上位勢から離され、走行中には「マシンがさらに跳ねるようになった」と無線で不満を訴えた。レッドブルは土曜日に向けてセットアップ改善を迫られる。

    ■ アストンマーティン・ホンダは下位 トップから2秒以上 ■
    アストンマーティン・ホンダはフェルナンド・アロンソが19番手、ランス・ストロールが22番手。アロンソはトップのラッセルから2.468秒差、ストロールは2.694秒差だった。アロンソはセッション序盤の走行開始が遅れ、18周にとどまるなど、十分な周回を重ねられないFP2となった。

    ■ ベアマン8番手 ハースの大型アップデートに手応え ■
    オリバー・ベアマンは1分23秒370で8番手に入り、トップ10に食い込んだ。ハースはモンツァに大規模な空力アップデートを持ち込み、ベアマンにはフェラーリの新しいPUコンポーネントも搭載。空力アップデートのみのエステバン・オコンは18番手となり、両車に大きな順位差がついた。

    ■ ボルトレトにエンジントラブル アウディの走行に影響 ■
    ガブリエル・ボルトレトは15番手につけたものの、終盤にエンジン関連とみられるトラブルが発生し、走行を早めに切り上げた。アウディは直近4戦でヒュルケンベルグとボルトレトがポイントを獲得していただけに、土曜日を前に信頼性面の確認が必要となる。

    ■ 猛暑のモンツァ 決勝はミディアム→ハードの1ストップが本線 ■
    FP2では路面温度が55度前後まで上昇。各チームは後半にミディアムとハードを使ったロングランを行い、決勝に向けたデータ収集を進めた。日曜日も高温が予想され、ソフトはデグラデーションが大きいとみられることから、ミディアムからハードへつなぐ1ストップ戦略が現時点で有力となっている。

    イタリアグランプリ

    F1イタリアGP フリー走行2回目 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム タイム GAP LAP
    1 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分22秒559   28
    2 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分22秒679 0.120 27
    3 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1分22秒700 0.141 30
    4 1 ランド・ノリス マクラーレン 1分22秒943 0.384 23
    5 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分23秒016 0.457 25
    6 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分23秒028 0.469 24
    7 41 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ 1分23秒349 0.790 26
    8 87 オリバー・ベアマン ハース 1分23秒370 0.811 27
    9 3 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分23秒377 0.818 28
    10 22 角田裕毅 レーシングブルズ 1分23秒455 0.896 27
    11 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1分23秒619 1.060 26
    12 30 リアム・ローソン レッドブル 1分23秒660 1.101 35
    13 27 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ 1分23秒732 1.173 28
    14 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分23秒773 1.214 25
    15 98 ガブリエル・ボルトレト アウディ 1分23秒776 1.217 22
    16 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分23秒853 1.294 29
    17 55 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1分23秒900 1.341 28
    18 31 エステバン・オコン ハース 1分24秒407 1.848 28
    19 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分25秒027 2.468 18
    20 11 セルジオ・ペレス キャデラック 1分25秒082 2.523 26
    21 77 バルテリ・ボッタス キャデラック 1分25秒149 2.590 26
    22 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1分25秒253 2.694 26
  • F1イタリアGP フリー走行1回目 詳報:ルクレール最速 フェラーリが1-2発進

    F1イタリアGP フリー走行1回目 詳報:ルクレール最速 フェラーリが1-2発進

    2026年F1第13戦イタリアGPのフリー走行1回目がモンツァで行われ、シャルル・ルクレールが1分23秒008でトップタイムを記録した。2番手にはルイス・ハミルトンが0.173秒差で続き、フェラーリがティフォシの前で1-2発進を決めた。

    3番手はジョージ・ラッセル、4番手は負傷中のアイザック・ハジャーに代わってレッドブルをドライブするリアム・ローソン。レーシングブルズの角田裕毅は12番手、マックス・フェルスタッペンに代わってレッドブルのRB22を走らせた岩佐歩夢は17番手だった。

    猛暑のモンツァでFP1開始 4人の若手ドライバーが出走
    セッション開始時のモンツァは気温約30度、路面温度50度という厳しい暑さとなった。今週末は「ヒートハザードイベント」に指定されており、FP1からタイヤやマシンの熱管理が重要なテーマとなった。

    このセッションでは4チームがルーキー走行義務を消化。レッドブルでは岩佐歩夢がフェルスタッペン、ウィリアムズではルーク・ブラウニングがアレクサンダー・アルボン、アルピーヌではポール・アロンがピエール・ガスリー、キャデラックではコルトン・ハータがセルジオ・ペレスに代わって出走した。

    一方、レッドブルでは前戦オランダGPに続いてローソンがハジャーの代役を務め、それに伴って角田裕毅もレーシングブルズでアービッド・リンドブラッドとコンビを組んだ。

    ピレリはC3、C4、C5を用意。スタート直後から多くのマシンがコースへ向かい、大半がハードを選択した一方、一部はミディアム、ローソンはソフトで走行を開始した。岩佐歩夢は隊列の先頭でコースインし、フロントタイヤ後方に大型のエアロレーキを装着して空力データの収集を進めた。

    ローソンが序盤をリード トップ6が0.187秒以内
    各車がタイムを出し始めると、ソフトを履いたローソンが1分24秒383でトップに浮上。ミディアムのオスカー・ピアストリを0.011秒上回った。

    その後方も僅差で、ルクレール、アンドレア・キミ・アントネッリ、ランド・ノリス、ラッセルまでトップ6がわずか0.187秒以内に収まった。

    ノリスはハンガリーGPとオランダGPで2連勝を飾ってモンツァ入りしており、好調を維持したままイタリアGPを迎えた。マクラーレンはモンツァで回転式の「Hウイング」を実戦投入し、ノリス車ではリアウイングにフロービズを塗ってその挙動を確認。オンボード映像ではウイングが大きく動く様子も見られ、チームはデータを収集しながら走行を重ねた。

    モンツァでは各チームがストレートスピードを重視したロードラッグ仕様を投入。フェラーリ、マクラーレン、レッドブル、レーシングブルズなどがそれぞれ特徴的なリアウイングを持ち込み、高速サーキットに合わせたセットアップの確認を進めた。

    ハミルトンが一時トップ フェラーリは新PUを実戦投入
    セッション序盤から存在感を示したのがフェラーリだった。ハミルトンがトップタイムを記録し、ルクレールも上位につけるなど、ホームチームが早い段階からペースを示した。

    フェラーリはモンツァに合わせた特別リバリーでホームレースに臨み、さらに新しいPUを投入。ルクレールとハミルトンはハードからミディアムへとつなぐプログラムで、新PUとロードラッグ仕様のパッケージを確認した。

    ハミルトンに代わってノリスが1分23秒719でトップに立つと、ラッセルが0.083秒差で続いた。各チームがまだ異なるタイヤとプログラムを使用していたものの、上位勢のタイムは徐々に1分23秒台へと入っていった。

    トラフィックも問題に 岩佐歩夢と角田裕毅がアロンに遭遇
    全22台が早い段階から走行したことで、全長5.793kmのモンツァではトラフィックも問題となった。

    岩佐歩夢はレーシングライン上を低速で走っていたアロンに遭遇。自身はエアロレーキを装着した計測走行中でアタックラップではなかったものの、無線で不満を伝えた。

    その後、角田裕毅もアロンに行く手を阻まれ、無線で反応。アロンはFP1でレギュラードライバーのガスリーに代わって走行していたが、短時間に2台からトラフィックについて不満を示される形となった。

    ハータが油圧系トラブル VSCから赤旗へ
    セッション開始から20分に満たないところで流れが止まった。ハータのキャデラックがコース上にストップし、まず黄旗、続いてVSCが導入された。

    チームからマシンを止めるよう指示されたハータはバリアの開口部に近い場所までマシンを運んだものの、自力で再始動することはできなかった。マーシャルによる撤去作業が必要となったため、セッションは赤旗中断となった。

    キャデラックは油圧系のトラブルを疑っており、マシンがギアに入った状態で止まっていた可能性もあった。ハータにとって今季3回目となったF1のFP1走行は、わずか5周で終了した。

    岩佐歩夢(レッドブル・レーシング) イタリアグランプリ

    再開後にソフト投入 ラッセルがトップへ
    残り30分あまりでセッションが再開されると、各チームは本格的なパフォーマンスランに移った。

    ラッセル、フランコ・コラピント、ローソンらが新品ソフトを装着。アントネッリも赤旗直前に履いていた使用歴の少ないソフトでコースへ戻った。

    ラッセルは最初のアタックで1分23秒312を記録してトップに浮上。だが、そのタイムは長く首位には残らなかった。

    ルクレールがミディアムで1分23秒008 ソフト勢を上回る
    ラッセルがトップに立った直後、ルクレールが1分23秒008を記録して首位を奪った。

    注目されたのはタイヤの違いだった。ラッセルがソフトを履いていたのに対し、ルクレールはミディアムのまま0.304秒上回った。この段階ではすでに9台がソフトを使用していたが、それでもルクレールのタイムが全体の基準となった。

    新PUを実戦投入したフェラーリにとっては好材料となり、ロードラッグ仕様との組み合わせもFP1では順調な滑り出しを見せた。

    母国GPを迎えたアントネッリもソフトで上位につけた。今週末は親交の深いMotoGPレジェンド、バレンティーノ・ロッシをモチーフにした特別ヘルメットを使用している。

    ただし、チャンピオンシップを59ポイント差でリードするアントネッリは、これまでの信頼性トラブルの影響でPUコンポーネントの年間使用上限を超えており、決勝は最後尾からスタートする予定。母国でのFP1は純粋な速さだけでなく、決勝での追い上げを見据えた準備も重要となった。

    終盤はグラベルに苦しむドライバーも
    セッション終盤にはコースオフも相次いだ。ルクレールはグラベルに片輪を落として砂煙を上げ、オリバー・ベアマンもコーナーをカットした後にグラベルを横切った。

    フェルナンド・アロンソもタイヤをグラベルへ落とし、リアが流れかけたものの、アクセルを大きく戻すことなくマシンをコントロールしてコースにとどまった。

    路面温度は最終的に53度まで上昇。高温の路面に加えてグラベルがコース上に持ち込まれる場面もあり、最後まで難しいコンディションが続いた。

    ハミルトンが2番手に浮上 フェラーリ1-2でセッション終了
    残り時間が少なくなってもルクレールの1分23秒008は破られなかった。ハミルトンは終盤に最終セクターでスリップストリームの恩恵も受けながら1分23秒181までタイムを縮め、0.173秒差の2番手に浮上した。

    これでフェラーリが1-2。ラッセルが0.304秒差の3番手、ローソンが0.425秒差の4番手となり、アントネッリが5番手、ノリスが6番手に続いた。

    7番手はレーシングブルズのリンドブラッド。アウディのガブリエル・ボルトレトが8番手、アルピーヌのコラピントが9番手、アロンが10番手となった。

    ピアストリは11番手、角田裕毅は1分24秒571で12番手。ニコ・ヒュルケンベルグ、ベアマン、ブラウニング、カルロス・サインツJr.が続き、岩佐歩夢は24周を走行して1分24秒873の17番手でFP1を終えた。

    エステバン・オコンが18番手、バルテリ・ボッタスが19番手。アストンマーティン・ホンダ勢はランス・ストロールが20番手、アロンソが21番手となり、トップからともに3秒以上の差がついた。トラブルで早々に走行を終えたハータが22番手だった。

    フェラーリがティフォシの前で理想的なスタートを切った一方、FP1だけで勢力図を断定するのは早い。メルセデス勢は異なるプログラムを消化し、マクラーレンもHウイングを含むテストを実施していた。さらにフェルスタッペン、アルボン、ガスリー、ペレスはFP1を走行していない。

    FP2では4人のレギュラードライバーがマシンに戻り、各チームの予選シミュレーションやロングランも本格化する。ルクレールがミディアムで示した速さがどこまで本物なのか、金曜日午後の走行でモンツァの勢力図がさらに鮮明になりそうだ。

  • F1イタリアGP フリー走行1回目 結果・タイムシート:角田裕毅は12番手

    F1イタリアGP フリー走行1回目 結果・タイムシート:角田裕毅は12番手

    F1イタリアGP フリー走行1回目の結果・タイムシート。9月4日(金)にモンツァ・サーキットで2026年のF1世界選手権 第13戦 イタリアグランプリのフリープラクティス1が行われた。

    トップタイムを記録したのはシャルル・ルクレール(フェラーリ)。2番手にルイス・ハミルトン(フェラーリ)、3番手にジョージ・ラッセル(メルセデス)が続いた。角田裕毅(レーシングブルズ)は12番手。アストンマーティン・ホンダは、ランス・ストロールが20番手、フェルナンド・アロンソが21番手だった。

    ■ フェラーリが1-2発進 ルクレールがミディアムで最速
    シャルル・ルクレールが1分23秒008でトップタイムを記録し、ルイス・ハミルトンが0.173秒差の2番手に続いた。特にルクレールはソフトではなくミディアムタイヤで最速タイムをマークしており、低ドラッグ仕様のマシンと新PUを投入したフェラーリがホームのモンツァで好スタートを切った。ハミルトンも最終セクターでスリップストリームを活用し、フェラーリがセッションを1-2で締めくくった。

    ■ 角田裕毅は12番手 リンドブラッドとは0.769秒差
    レーシングブルズの角田裕毅は1分24秒571で12番手。チームメイトのアービッド・リンドブラッドは1分23秒802で7番手に入り、両者のベストタイム差は0.769秒となった。角田裕毅はハードとミディアムを使用し、途中には前方を走るポール・アロンのトラフィックに無線で不満を示す場面もあった。リンドブラッドはトップ10に入り、レーシングブルズがモンツァで競争力を発揮できる可能性を示した。

    ■ アストンマーティン・ホンダは下位 トップから3秒以上
    アストンマーティン・ホンダはランス・ストロールが20番手、フェルナンド・アロンソが21番手と厳しい滑り出しとなった。ストロールはトップから3.058秒差、アロンソは3.064秒差で、2台ともベストタイムでは3秒以上離された。アロンソは走行中にグラベルへタイヤを落としながらもアクセルを戻さずマシンを立て直す場面があった。高速ストレートが連続するモンツァで、新PUを含めたパッケージの仕上がりがFP2以降の焦点となる。

    ■ 岩佐歩夢は17番手 フェルスタッペンのRB22で24周
    マックス・フェルスタッペンに代わってレッドブルをドライブした岩佐歩夢は、1分24秒873で17番手。トップのルクレールから1.865秒差で24周を走り込んだ。序盤にはフロントタイヤ後方に大型のエアロレーキを装着してデータ収集を行い、ポール・アロンがレーシングライン上を低速走行していたことについて無線で不満を伝える場面もあった。

    ■ FP1出走の若手ではアロンが10番手 ブラウニング15番手
    FP1でレギュラードライバーに代わって出走した若手では、アルピーヌのポール・アロンが1分24秒177で10番手と最上位。ウィリアムズのルーク・ブラウニングは15番手、岩佐歩夢は17番手となった。一方、キャデラックのコルトン・ハータはわずか5周で走行を終え、22番手にとどまった。

    ■ ハータのマシントラブルで赤旗 キャデラックは油圧系を疑う
    セッション中盤にはコルトン・ハータがコース上にストップ。黄旗からVSCとなり、その後マーシャルがマシンを回収するため赤旗が提示された。キャデラックは油圧系のトラブルを疑っており、マシンがギアに入ったままになっていた可能性もあった。ハータはこのトラブルで十分な周回を重ねることができなかった。

    ■ ローソンが4番手 レッドブル代役で再び存在感
    負傷したアイザック・ハジャーに代わってレッドブルをドライブするリアム・ローソンは、1分23秒433で4番手。トップから0.425秒差につけ、ジョージ・ラッセルに続く位置に入った。ローソンが今週末もレッドブルをドライブすることが正式に決まったのは水曜日だったが、限られた準備時間の中で再び上位につけた。

    ■ 低ドラッグ仕様のリアウイングが焦点 マクラーレンは挙動を確認
    モンツァでは各チームがストレートスピードを重視した低ドラッグ仕様を投入。フェラーリ、マクラーレン、レッドブル、レーシングブルズなどが反転したような形状のリアウイングを持ち込んだ。ランド・ノリスのマクラーレンにはフロービズが塗布され、リアウイングのフラップ機構の動きを確認。オンボード映像ではウイングが大きく動く様子も見られ、FP2までに調整が加えられる可能性がある。

    ■ 路面温度50度超の猛暑 タイヤとエネルギー管理も重要に
    FP1は気温約30度、路面温度50度を超える非常に暑いコンディションで行われた。ピレリはC3、C4、C5という比較的ソフト寄りの組み合わせを持ち込み、週末は「ヒートハザードイベント」に指定されている。高速区間が長くエネルギー管理も難しいモンツァ

    イタリアグランプリ

    F1イタリアGP フリー走行1回目 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム タイム GAP LAP
    1 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分23秒008   29
    2 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分23秒181 0.173 26
    3 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分23秒312 0.304 27
    4 30 リアム・ローソン レッドブル 1分23秒433 0.425 26
    5 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1分23秒644 0.636 27
    6 1 ランド・ノリス マクラーレン 1分23秒719 0.711 26
    7 41 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ 1分23秒802 0.794 29
    8 98 ガブリエル・ボルトレト アウディ 1分24秒006 0.998 21
    9 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1分24秒028 1.020 27
    10 61 ポール・アロン アルピーヌ 1分24秒177 1.169 23
    11 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分24秒184 1.176 26
    12 22 角田裕毅 レーシングブルズ 1分24秒571 1.563 27
    13 27 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ 1分24秒626 1.618 27
    14 87 オリバー・ベアマン ハース 1分24秒646 1.638 28
    15 46 ルーク・ブラウニング ウィリアムズ 1分24秒740 1.732 25
    16 55 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1分24秒827 1.819 25
    17 36 岩佐歩夢 レッドブル 1分24秒873 1.865 24
    18 31 エステバン・オコン ハース 1分25秒852 2.844 26
    19 77 バルテリ・ボッタス キャデラック 1分25秒984 2.976 27
    20 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1分26秒066 3.058 23
    21 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分26秒072 3.064 21
    22 25 コルトン・ハータ キャデラック 1分29秒922 6.914 5