カテゴリー: アイザック・ハジャー

  • アイザック・ハジャー F1マイアミGPでクラッシュもメキースが全面擁護

    アイザック・ハジャー F1マイアミGPでクラッシュもメキースが全面擁護

    アイザック・ハジャー(レッドブル)は、2026年F1マイアミGPでのクラッシュを受け、早くも厳しい視線にさらされている。フランス国内では、マックス・フェルスタッペンのチームメイトに課される“セカンドシートの呪い”が再び話題となり始めた。

    ハジャーはアップグレード版RB22を投入した週末でフェルスタッペンとの差に苦しみ、決勝では追い上げを見せながらもクラッシュでリタイア。だが、チーム内部では依然として高い評価を受けているようだ。

    ローラン・メキースはハジャーを全面擁護
    フランス『レキップ』紙のフレデリック・フェレ記者は、マイアミGP後のレッドブル内部の状況について言及。その中で、チーム代表ローラン・メキースがハジャーを強く支持していると伝えた。

    「ローラン・メキースは彼の強力な擁護者だ」とフェレは記している。

    ハジャーは予選でチーム側の技術規則違反が発覚したことで、決勝をピットレーンスタートで迎えることになった。それでもレースでは力強い追い上げを見せ、一時はポイント圏争いに加わるペースを披露していた。

    しかし、その挑戦はクラッシュによって突然終わりを迎えた。

    ハジャー「57周のレースでリスクを取りすぎた」
    レース後、アイザック・ハジャーは自身のミスを率直に認めた。

    「週末を通してずっと限界で走っていたし、その限界には快適さを感じていた。でも今回はうまくいかなかった」とハジャーはCanal Plusに語った。

    「十分に正確ではなかった。57周のレースでリスクを取りすぎた。あまり賢くなかった」

    さらにハジャーは、速さがあっただけに悔しさは大きかったと明かした。

    「腹が立っている。ペースは良かったからだ。すごく簡単に追い上げられていた」

    「自分で愚かにもポイントを捨ててしまった。本当にフラストレーションを感じているし、そのうえマシンにもダメージを与えてしまった。それも重要なことだ」

    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング) F1 マイアミグランプリ

    “セカンドシート問題”は再燃するのか
    2026年シーズンここまで、ハジャーの獲得ポイントは4。一方でマックス・フェルスタッペンは26ポイントを積み重ねている。

    数字だけを見れば差は大きく、フランスメディアが“セカンドシートの呪い”という表現を持ち出した背景も理解できる。ただ一方で、マイアミでは追い上げ時のペース自体は決して悪くなく、レッドブル内部でも即座に評価を下げる空気ではないようだ。

    特にローラン・メキースが公然と擁護に回っている点は重要だ。レッドブルはこれまでにもセカンドドライバーへのプレッシャーが問題視されてきたが、少なくとも現時点では、ハジャーに対して短期的な結論を出す段階ではないと考えている可能性が高い。

  • 「バカげたミスで台無し」 ハジャー F1マイアミGPの壁に消えた好機に激しい憤り

    「バカげたミスで台無し」 ハジャー F1マイアミGPの壁に消えた好機に激しい憤り

    レッドブルの次世代を担うハジャーにとって、マイアミGPは天国から地獄へと突き落とされる結末となった。

    ピットレーンスタートから驚異的な追い上げを見せ、ポイント圏内を確実に射程に捉えながらも、自らのミスで全てを失ったハジャー。「フラストレーションしかない」と自分自身を激しく責め立てた。

    「一瞬で終わった」好調な追い上げを自ら断ち切る
    ピットレーンからのスタートという逆境にもかかわらず、ハジャーの序盤のペースは目を見張るものがあった。中団グループを次々とパスし、入賞を確実に狙える位置まで浮上しただけに、その結末はあまりにも残酷だった。

    「厳しい結果だ。ピットレーンからいいスタートが切れて、最初の数周は本当に感触が良かった。序盤はとてもいいペースがあったが、そのあとミスが出てしまった。何が起きるか分からないまま一瞬で終わってしまったし、少し焦りすぎて限界を超えてしまったんだ」

    そう語るハジャーは、限界を攻めすぎた代償としてウォールの餌食となった。

    「本当に痛い」手応えがあったからこその絶望
    ハジャーを最も苦しめているのは、ようやくマシンに「強さ」を感じ始めていたという事実だ。開幕からの苦戦を脱し、ようやく手にしたチャンスを自らの手で手放してしまった。

    「本当にこれは痛い。正直なところ、かなり良いペースがあったし、オーバーテイクもすごく簡単だった。何が起きたのか見返したいと思う。でもあまりにも一瞬の出来事で、気づいたときにはもうウォールに突っ込んでいた」

    「ポイントを自分で手放してしまったことにもがっかりしている。マシンにもダメージを与えてしまった」

    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング) F1 マイアミグランプリ

    「バカげたミス」に漂う焦燥感
    レッドブルのジュニアチームで走る以上、ミスは即座に評価に直結する。ハジャーの言葉の端々には、自身のキャリアを左右しかねない「失態」への強い焦燥感がにじむ。

    「今週末は全体的に難しかったけど、それでも最後には『いい前進ができた』と思って終えたかった。今日はピットレーンスタートからでも、チームに強い結果を持ち帰れたはずなんだ」

    「それをこんなバカげた(Stupid)ミスで全部台無しにしてしまったのは、本当にフラストレーションが溜まる」

    速さは本物。次戦カナダでの「汚名返上」に期待
    今回のマイアミGPでハジャーが見せた「怒り」は、単なる失策への後悔ではなく、自らの速さを結果に繋げられなかったプロとしてのプライドの裏返しと言える。ピットレーン発からでも入賞を狙えるペースを証明したことは、チームにとっても大きな収穫だったはずだ。

    レッドブル育成の熾烈なサバイバルにおいて、一つのミスは重い。しかし、この「バカげたミス」をバネに、次戦カナダでどのような挽回を見せるのか。ハジャーにとっての真の勝負は、この悔しさを力に変えられるかどうかにかかっている。

  • アイザック・ハジャー F1マイアミGP予選失格 レッドブルRB22に技術違反

    アイザック・ハジャー F1マイアミGP予選失格 レッドブルRB22に技術違反

    アイザック・ハジャー(レッドブル)は、F1マイアミGP予選で9番手を獲得したものの、レース後の車検でRB22に技術違反が確認され、予選結果から失格となった。

    問題となったのは左右のフロアボードで、許可された基準容積から2mm突き出していた。これによりハジャーのマシンは違法と判断され、他のドライバーは予選順位が1つずつ繰り上がる。

    左右フロアボードが基準容積を2mm超過
    ハジャーはマイアミGP予選で9番手に入っていたが、セッション後の通常車検でレッドブルRB22が不適合と判断された。

    左側および右側のフロアボードの一部が、規定で認められた基準容積「RV-FLOOR BOARD」から2mm外側に突き出していたことが確認された。

    FIAスチュワードの声明には次のように記された。

    「スチュワードは6号車(アイザック・ハジャー)のチーム代表者から聴取を行った。チームは、左右のフロアボードの一部が基準容積RV-FLOOR BOARDから2mm突き出していたという技術代表の見解に異議を唱えなかった」

    「これはFIA F1レギュレーション第C3.5.5条の違反であり、技術規則違反が認められた場合の通常の措置が適用される」

    レッドブルは異議を唱えず 予選結果から除外
    今回の違反は、チーム側が技術代表の指摘を争わなかったことで、手続き上も明確な技術規則違反として扱われた。

    その結果、ハジャーはF1マイアミGP予選の正式結果から除外され、9番手というグリッドポジションを失うことになった。

    これにより、ハジャーより後方にいたドライバーたちは1つずつ順位を繰り上げられる。レッドブルにとっては、マックス・フェルスタッペンがフロントローを確保した一方で、もう1台が技術違反により予選結果を失う痛手となった。

  • アイザック・ハジャー F1マイアミGP土曜日「問題は僕のコントロール外」

    アイザック・ハジャー F1マイアミGP土曜日「問題は僕のコントロール外」

    アイザック・ハジャー(レッドブル)は、2026年F1マイアミGP土曜日のスプリントと予選を通じて、マシンのポテンシャルを感じながらも結果につなげられないもどかしさを口にした。特にスタートの失敗とストレートでのパワー不足が課題として浮き彫りになっている。

    スプリントでは追い上げの走りを見せたものの、序盤の出遅れが響き、本来得られたはずのポイントを逃す結果となった。予選ではトップ10入りを果たしたが、Q3でラップをまとめきれず、さらにストレートスピード不足にも悩まされた。

    スプリント後、ハジャーは次のように語った。

    「フィーリングはかなり悪くない。マックスが上位で戦っていたことがそれを示していると思う」

    「僕の側ではまたスタートがひどかった。そこは本当に改善しないといけない。せっかくのペースを無駄にしている」

    「そこから追い上げる展開になってしまうし、本来なら楽にポイント圏内で走れていたはずだ。少し残念だ」

    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング) F1 マイアミグランプリ

    予選後には、パフォーマンス面でのフラストレーションを明かした。

    「正直かなりフラストレーションがある。Q3でいいラップをひとつもまとめられなかった」

    「まだ多くのラップタイムを残しているし、その一方でストレートでパワー不足に苦しんでいる。予選を通してずっとそうだった」

    「この問題は週末を通して続いているが、正直なところ僕のコントロール外だし、誰も原因をはっきり特定できていない」

    ハジャーにとっては、マシンのポテンシャルを引き出し切れない週末となっており、決勝ではスタート改善とストレート性能の挽回がポイントとなる。

  • アイザック・ハジャー F1マイアミGP フェルスタッペンに1秒遅れ「理解できない」

    アイザック・ハジャー F1マイアミGP フェルスタッペンに1秒遅れ「理解できない」

    マイアミGPのスプリント予選で、アイザック・ハジャー(レッドブル)は9番手に終わった。一見すれば悪くない結果だが、チームメイトであるマックス・フェルスタッペンに対して約1秒遅れというギャップは大きく、その差の意味は決して小さくない。

    同じマシンを駆りながら、フェルスタッペンが上位争いに食い込む一方で、ハジャーは苦戦。このコントラストは、単なる順位以上に深刻な状況を示している。

    理解できない1秒差 ハジャーの戸惑い
    ハジャーは予選後、自身の状況について率直に語った。

    「正直に言って、何が起きているのか本当に理解できていない」

    「チームメイトから1秒遅れているのはフラストレーションが溜まる」

    普段は自らの課題やミスを分析できるドライバーだが、今回は原因そのものが見えていない。これは単なるパフォーマンス不足ではなく、マシンとの関係性における根本的なズレを示唆している。

    RB22は“二つの顔”を持つマシン
    今回の背景として考えられるのが、レッドブルが投入したアップデートだ。RB22は明らかに性格が変化しており、その扱いがドライバーによって分かれている。

    フェルスタッペンはすでにこの変化に適応し、今季ベストの予選結果を記録。一方でハジャーはセットアップの方向性を見失っている。

    「マシンに乗っていて楽しくない」

    「挙動を理解するのが難しい」

    同じマシンでありながら、ここまで評価が分かれるのは異例だ。ポテンシャルは存在するが、それを引き出せるかどうかはドライバーに委ねられている。

    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング) マイアミグランプリ

    トルク供給の問題が影響か
    こうした差について、レッドブルのレースエンジニアであるジャンピエロ・ランビアーゼも具体的な要因に言及している。

    「チームとして非常にポジティブな一日だった。ここ数週間でマシンの制限やバランスに影響していた問題を理解し、かなり改善できた。マックスは非常に快適に走れていて、それが今日のパフォーマンスに表れている」

    「一方でアイザックは、一日を通してトルク供給に関する問題を抱えていた。我々はそれがパワーやトラクション、そしてシフトダウン時の挙動にどう影響しているかを理解しようとしている。予選とレースに向けて、同じ状況を避けるための重要なポイントになる」

    “自分はまだ走れる”という自己認識
    ハジャーは自身の能力については疑っていない。

    「自分はまだ走れることは分かっている。理解しないといけない」

    この発言は、自身のパフォーマンス低下を認めつつも、その原因が外的要因にある可能性を示している。セットアップ、マシン理解、そして新パッケージへの適応――すべてが課題として浮かび上がる。

    スプリントは“結果以上の意味”を持つ
    9番グリッドからスプリントでのポイント獲得は可能だが、今回問われるのは結果以上にその内容だ。

    レッドブルのように内部競争が激しいチームにおいて、チームメイトとの差はそのまま評価に直結する。しかも今回は約1秒という明確な差が存在する。

    マイアミで見えている現実は明確だ。RB22には速さがある。しかし、それを引き出せるかどうかはドライバー次第だ。そしてハジャーに残された時間は、すでに多くはない。

  • アイザック・ハジャー レッドブルF1昇格の覚悟「自分が良いと思えば良い」

    アイザック・ハジャー レッドブルF1昇格の覚悟「自分が良いと思えば良い」

    アイザック・ハジャー(レッドブル)は、マックス・フェルスタッペンの隣というF1で最も難しいシートのひとつに座ることへの重圧を認めながらも、自身の能力への揺るぎない信頼を語った。

    2025年にレーシングブルズでF1デビューを果たしたハジャーは、わずか1年でレッドブルのシニアチームに昇格。開幕からの3戦でフェルスタッペンに大きく離されず、困難なRB22を相手に自身の存在感を示している。

    レーシングブルズでの1年がレッドブル昇格につながる
    ハジャーのF1キャリアは、2025年オーストラリアGPのフォーメーションラップでクラッシュするという厳しい形で始まった。当時21歳だったハジャーは、レーシングブルズを失望させただけでなく、自分自身と家族を裏切ったように感じていた。

    しかし、その苦い週末を引きずることはなかった。次戦では11位で惜しくもポイントを逃し、その次のレースで初入賞を果たすと、ルーキーシーズンの中で初表彰台にも到達した。

    「本当に楽しめた」とハジャーは語った。

    「年明けはかなりストレスを感じていた。F1での走行距離が多くないことは分かっていた」

    「これが最大の選手権で、このレギュレーションの最後の年だから、全員が全力で取り組んでいる。自分にはペースが必要だった。コンマ3秒遅れるのか?追いつくのに苦しむのか?でも実際にはそうはならなかった」

    「すぐにリズムに入れたし、本当にすごく楽しめた。自然に仕事をこなせば、そのシート、昇格を手にできると分かっていた。正直に言えば、それが年明けの目標だった」

    「『一歩ずつ進んでいく』とか、そういうことを言っていた。でも実際には、大きなルーキーシーズンを送り、レッドブルに乗る。それだけを望んでいた」

    フェルスタッペンの隣でも揺らがない理由
    レッドブルへの昇格は、F1で最も厳しい挑戦のひとつだ。チームメイトは4度のワールドチャンピオンであるマックス・フェルスタッペン。過去にその隣のシートで苦しんだドライバーは少なくない。

    それでもハジャーは、その状況の大きさに飲み込まれていないように見える。本人は、その強さが幼少期から続くプレッシャーの中で培われたものだと説明する。

    「それはトレーニングから来ていると思うし、カートの頃からだと思う」

    「自分が『よし、今年は圧倒的なチームにいる。簡単にいける。上のカテゴリーにも楽に上がれる』と思えた瞬間は一度もなかった」

    「常にプレッシャーがあり、常に何かを証明しなければならなかった。7歳、8歳、9歳、10歳の頃から今までずっとそういう状況に慣れていると、このプレッシャーをずっと上手く扱えるようになる」

    「自分を満足させるために自分にかけるプレッシャーの方が、他の人たちが『これをやらなければならない、あれをやらなければならない』と言うものより高いと思う。自分が背負っているものに比べれば、それはずっとストレスにならない。結局のところ、自分を失望させないことが一番大きい」

    アイザック・ハジャー レッドブル・レーシング

    学業とモータースポーツの両立が現在の支えに
    ハジャーは、教育を重視する家庭で育った。モータースポーツを本格的に目指すようになってからも、両親は学業をおろそかにしないよう求めた。

    「両方を高いレベルでやらなければならなかった」

    「子どもの頃はとても疲れた。カート時代のこの時期について、あまり良い思い出はない。厳しい週末を終えて日曜日に家に戻ると、月曜日の朝には試験があって、両方で良くなければならなかった」

    「でも当然、その後にそれが本物で、真剣なものだと分かってからは、少しずつ焦点を移し始めた。それでも、勉強などで規律を持っていたことは、ある意味で自分を助けてくれたと思う」

    「それは今も助けになっている。これは複雑なスポーツだと思う。1日中エンジニアと話している。それは助けにしかならない」

    「自分が良いと思えば良い」
    ハジャーは、数学者で物理学者のアイザック・ニュートンにちなんで名付けられた。父親は量子物理学者で、ハジャー自身も天文学を愛している。

    その情熱は、レーシングヘルメットの背面に描かれた物理方程式にも表れている。カート時代からその要素はあった。

    「カートでは白いヘルメットだった。でも、すでに方程式のステッカーは貼ってあった」

    その方程式はいま、レッドブルのヘルメットに描かれている。ハジャーはF1わずか1年で昇格し、多くのレッドブル育成出身者が苦しんできたシートで、ここまで順応を見せている。

    フェルスタッペンの隣に座ることに不安はなかったのか。ハジャーは率直に認めた。

    「もちろん、ある意味ではあった。マックスのチームメイトたちとのギャップを見ると、『これは奇妙だ』と思うからだ」

    「でも同時に、僕は現実的だ。新しいレギュレーションだ。僕たちは同じクルマに乗っている。自分が良いと思えば、僕は良い。それで話は終わりだ」

    「結局、最初の3レースについては、すべてが自分がある程度予想していた通りに進んでいる」

    難しいRB22でもフェルスタッペンに接近
    開幕3戦でハジャーは印象的な走りを見せた。オーストラリアでは予選3番手を獲得。現在のレッドブルはパフォーマンス面で後退し、ハジャーとフェルスタッペンは中団での戦いを強いられているが、比較対象がフェルスタッペンであることを考えれば、ハジャーが近い位置にとどまっていることは大きな意味を持つ。

    「そうだね、サンプルは小さい」

    「クルマはいまの位置にある。運転するのはとても難しい。でも僕はそれほど離されていないし、自分がどう走れているか、この最初の3レースで自分の下にあるクルマを使ってどう走ったかには満足している。最大限を出した。全体としてはかなり良い」

    ハジャーはマイアミGPを前にトレーニングキャンプに向かい、再びレースに戻ることを楽しみにしている。

    「とても興奮している。自分のキャリアで初めて、大きなチームと大きなプロジェクトを始めているからだ」

    「昨年は加入した時点で、このレギュレーションの最後の年だった。だからチームに対して、レーシングカーをどう改善するかについて良い方向性や良い手がかりを与えるようなインプットはなかった」

    「今年はいわば、大きな、大きな挑戦の始まりだ。だから、クルマのパフォーマンスが上がっていくと分かっているのは、とてもワクワクする」

    Source: Formula1.com

  • アイザック・ハジャー レッドブルF1“呪い”に反論「自分が速いならそれでいい」

    アイザック・ハジャー レッドブルF1“呪い”に反論「自分が速いならそれでいい」

    アイザック・ハジャー(レッドブル)は、2026年シーズンにマックス・フェルスタッペンのチームメイトとして昇格した直後、自身の実力に対する強い自信を改めて示した。

    いわゆる“レッドブルのセカンドシート問題”が長年指摘されてきた中でも、そのプレッシャーを受け止めた上で、ハジャーは現実的な視点と自己評価を両立させている。

    「自分が速いと信じるだけ」ハジャーの率直なスタンス
    レッドブルではこれまで、フェルスタッペンが歴代のチームメイトを大きく上回るパフォーマンスを発揮し続けてきた。

    その結果、多くのドライバーが苦戦を強いられ、「セカンドシートは難しい」という評価が定着している。

    そうした状況について問われたハジャーは、自身も懸念を感じていたことを認めつつ、次のように語った。

    「もちろん、ある意味ではそう思っていた」

    「マックスのチームメイトとのギャップを見ると、『これはちょっとおかしいな』と思うだろう」

    「同時に、僕は現実的でもある。新しいレギュレーションで、同じクルマなんだ」

    「自分が速いと信じるなら、それでいい。それがすべてだ」

    「最初の3レースは、すべて予想していた通りに進んでいる」

    “レッドブルの呪い”に対する明確な答え
    2025年にレーシングブルズでルーキーシーズンを戦い、評価を高めたハジャーは、角田裕毅に代わってトップチームに昇格した。

    レッドブルのセカンドシートはこれまで多くのドライバーが結果を残せず、“呪い”とも呼ばれる状況が続いてきたが、ハジャーはそれを特別な問題とは捉えていない。

    新レギュレーション下でマシン条件がリセットされる中、同一条件で戦えるという前提を強調し、自身のパフォーマンス次第で状況は変えられるという立場を明確にしている。

    その姿勢は、過去のチームメイトたちとは異なるアプローチとも言える。

    序盤3戦は「想定通り」冷静な自己評価
    開幕からの数戦についても、ハジャーは過度な期待や焦りを見せていない。

    「すべて予想通り」と語るそのコメントからは、結果だけでなくプロセスを重視する姿勢がうかがえる。

    レッドブルという環境において最も重要なのは、フェルスタッペンとの差をどう受け止め、自身の基準をどこに置くかだ。

    ハジャーはその問いに対し、外部の評価ではなく“自己認識”を軸に据えることで、一貫したスタンスを保っている。

    この冷静さが、これまで多くのドライバーが直面してきたプレッシャーを乗り越える鍵となるかどうかが、今後の焦点となる。

  • アイザック・ハジャー レッドブルF1の“2台目問題”解消か ヒンチクリフが評価

    アイザック・ハジャー レッドブルF1の“2台目問題”解消か ヒンチクリフが評価

    レッドブルF1は近年、「セカンドドライバーが機能しない」という課題を抱えてきたが、2026年シーズン序盤、その構図に変化が見え始めている。元インディカードライバーのジェームズ・ヒンチクリフは、アイザック・ハジャーの存在がその流れを断ち切りつつあると評価した。

    2026年の新レギュレーション下で苦戦するレッドブルは、開幕3戦終了時点でコンストラクターズランキング6位に沈むなど厳しい状況にある。

    それでも、ハジャーがマックス・フェルスタッペンに迫るパフォーマンスを見せている点は、チームにとって数少ないポジティブ材料となっている。

    ハジャーが示す“対等な存在”としての価値
    ヒンチクリフはポッドキャストで、レッドブルの長年の課題であった“セカンドカー問題”が解消されつつあると指摘した。

    「もう“セカンドカー問題”はないように見える。ハジャーは素晴らしい仕事をしている」

    「確かに、今は両方のマシンが苦しんでいる状況だが、それでも2人の差が非常に小さいのは重要だ」

    これまでレッドブルでは、ピエール・ガスリー、アレクサンダー・アルボン、セルジオ・ペレス、リアム・ローソン、そして角田裕毅といったドライバーがフェルスタッペンの隣で苦戦してきた。だがハジャーは、同じRB22で“互角に近い位置”にいると評価されている。

    「このマシンはパフォーマンスが高くないが、それでもハジャーはマックスと互角に戦っている。2人の間で行き来しているような状況だ」

    アイザック・ハジャー レッドブル・レーシング

    苦戦するマシンでも揺るがない存在感
    ハジャーは開幕戦オーストラリアGPで予選3番手という速さを見せたものの、決勝はメカニカルトラブルでリタイア。その後も中国GPで8位入賞を果たし、ERSトラブルに見舞われたフェルスタッペンを上回る結果を残した。

    日本GPでは再びフェルスタッペンを上回る予選結果を記録したが、決勝では12位まで後退。それでも、マシンの競争力が限定的な中で安定して上位争いに絡んでいる点は評価に値する。

    ヒンチクリフは、チームとしての収穫を次のように強調する。

    「チームとしては、“正しいドライバーを2台目に乗せた”という点で安心できるはずだ。あとはマシンを本来あるべきレベルに戻すことに集中すべきだ」

    フェルスタッペン低調の裏で浮上する主導権争い
    一方で、フェルスタッペンのモチベーション低下も指摘されている。2026年型マシンはエネルギーマネジメントやドライビング手法の変化を要求しており、従来型のスタイルを好むフェルスタッペンにとっては適応が難しい状況だ。

    元F1ドライバーのジョリオン・パーマーは、こうした状況がハジャーにとって好機になり得ると見る。

    「彼は今の状況を楽しめていない。クルマの特性も、求められるドライビングも、彼の望むものではない」

    「このレギュレーションでは、これまでと違うアプローチが必要になる。細かなテクニックが大きな差を生む」

    「だからこそ、ハジャーにとってはチャンスだ。彼は良い走りをしているし、チームを引っ張る存在になる可能性もある」

  • アイザック・ハジャー レッドブルF1 RB22を酷評「昨年より難しくて遅い」

    アイザック・ハジャー レッドブルF1 RB22を酷評「昨年より難しくて遅い」

    アイザック・ハジャーは、レッドブルの2026年F1マシン「RB22」について、昨年型よりも扱いが難しいだけでなく、速さそのものも不足していると率直に語った。ドライバーから不満が噴出する現状を受け、チームは軽量化と空力改善、そしてバランス修正に取り組んでいる。

    2025年のRB21も扱いづらさを抱えていたが、ハジャーはそれでも速さはあったと説明した。それに対してRB22は、予測しにくい挙動とダウンフォース不足が重なり、ポテンシャルを引き出す方向性すら定めにくい状況にある。

    レッドブルはピエール・ワシェへの信頼を維持したまま、マイアミでの改善を目指して作業を進めている。

    RB21との決定的な違い
    ハジャーは、RB22が昨年型とはまったく異なる性質を持っていると明かした。

    「RB21と今年のクルマには大きな違いがある。完全に新しい。昨年のマシンはすごく速かったと思う。運転は難しかったけど、速かった。今の僕たちのクルマは運転が難しくて、しかも遅い。だから、もっと効率が必要なんだ」

    その言葉は、単なるドライバビリティの問題ではなく、マシン全体の競争力が不足しているという認識を示している。扱いづらさを抱えながらも速さで補えていた昨年型とは異なり、今年のRB22はその両方を失っているという見立てだ。

    見えないまま揺れ続ける開発の方向性
    ハジャーは、セットアップや開発の方向性を定めにくい現状についても率直に説明した。

    「周回ごと、セッションごとに、何が起きるのか常に予想しなければならない。こういうやり方で進めるのはいいことじゃない。僕たちはまだ、どの方向に進むべきか分かっていない」

    「ダウンフォースがない。問題はそこなんだ。ひとつの方向に進まざるを得ないのに、すぐ別の方向に変えなければならない。バランスがすぐに変わってしまう」

    RB22の問題は、単純なセッティングの迷いではない。ダウンフォース不足と急激に変化するバランスが重なり、ドライバーが毎周回ごとに異なる顔を持つマシンと向き合わされていることが、苦戦の核心にある。

    ローラン・メキースが語る現実
    レッドブルのチーム代表ローラン・メキースも、日本GP後にRB22の苦境を認めている。シーズン前にはレッドブル・フォードのパワーユニットが最大の懸念材料と見られていたが、実際には想定以上の出来だった一方で、シャシー側が期待を下回ったという。

    「当初、僕たちはメルボルンに向かう時点で、メルセデスに対して1秒、フェラーリに対してコンマ5秒遅れていると考えていた。メルボルンで最も大きかったのは、マクラーレンが僕たちの射程圏内に見えたことだったと思う」

    「実際、マックスは20番手から追い上げて、その時点で最上位だったマクラーレン、たしかノリスの前に出た。その後、中国ではその差が大きく広がった。そこで僕たちがバランスやクルマの特性について頭を悩ませ始めたのを、皆さんも見たはずだ」

    メキースは、日本GPの金曜と土曜も状況は決して良くなかったと認めたうえで、メルボルン時点と比較しても根本的な競争力不足は変わっていないと説明した。

    「日本では金曜と土曜の状況はまったく明るくなかった。そして今日、喜べることがあるわけでもない。ただ、ライバルとの差という意味では、状況はメルボルンとそれほど変わっていないように見えた。トップから1秒、最速のフェラーリからコンマ5秒だった。でも今はマクラーレンも同じレベルにいる。だから僕たちは大きく離された存在なんだ。これが現実だ」

    「そして、それはメルボルンであれここであれ、ベースとなるパフォーマンスの問題の組み合わせだと思っている。だから、まだやるべき仕事がある。そのひとつは、パッケージから十分なものを引き出せておらず、マックスが攻められる何かを与えられていないことだ」

    アイザック・ハジャー レッドブル・レーシング

    問題はセットアップではなくマシンそのもの
    メキースは、この苦戦を単なる調整不足として片づけることを明確に否定した。

    「セットアップの問題だと言いたいわけではない。ただ、あのクルマに関して、僕たちが苦しんでいる何かがあると言っているだけだ。そしてそれが、ベースとなるパフォーマンス不足にさらに加わっている」

    「こうした複雑な問題を解決し、複雑な限界を理解しようとすることこそ、僕たちの本業なんだ」

    さらにメキースは、現在の難しい立場こそがチームの力を問う局面だと強調した。

    「今のようにトップチームの後ろにいるのは確かに厳しいが、まさにこうした複雑な制約を掘り下げ、正確に見極め、それを緩和して改善する解決策を用意するために僕たちのシステムはある。今は厳しい状況でも、そこがまさに我々のチームが最も優れている部分だと、私は完全に信じている」

    ピエール・ワシェへの信頼は揺らいでいない
    ここ数日、RB22を手がけたテクニカルディレクターのピエール・ワシェの立場を巡る憶測も広がっている。しかし、レッドブル内部ではワシェへの信頼は維持されている。

    チームはすでに、RB22がオーバーウェイトで生まれたことをテスト段階から把握しており、シーズン序盤は苦しい戦いになると見込んでいた。そこにダウンフォース不足や不安定なバランスが重なり、問題はより深刻なものになった。

    それでも、マイアミではまず軽量化の第一段階が投入され、さらに空力面にも手が入る見通しだ。レッドブルは、マシンの根本的な限界を見極めながら、少しずつでも改善の兆しを引き出そうとしている。

    ハジャーの言葉が示したRB22の本質
    ハジャーの「難しくて遅い」という表現は、今のRB22を最も端的に表している。昨年型のように速さで補える難しさではなく、速さそのものを失った上で扱いにくさだけが残っていることが、今年のレッドブルを苦しめている最大の理由だ。

    レッドブルは、パワーユニットの不安が想定より小さかった一方で、シャシー側の仕上がりに苦しんでいる。だからこそ現在の課題は明確で、軽量化、ダウンフォースの回復、そしてドライバーに予測可能なバランスを与えることに尽きる。マイアミでその第一歩を示せるかどうかが、RB22反攻の試金石になりそうだ。

  • アイザック・ハジャー レッドブルF1マシンで苦闘「危険なほど運転不能だった」

    アイザック・ハジャー レッドブルF1マシンで苦闘「危険なほど運転不能だった」

    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)は2026年F1日本GPを12位で終えた。8番グリッドからスタートしたものの、序盤2周で3つポジションを失い、期待していたポイント争いには加われなかった。

    ハジャーはレース後、序盤からバッテリーの状況が悪化したことが痛手だったと明かした。そのうえで、マシンは週末を通じて悪化し、決勝では「危険」と感じるほどドライブが難しかったと厳しく振り返っている。

    序盤のバッテリー問題で流れを失う
    アイザック・ハジャーは、期待外れの結果について次のように語った。

    「このレースがどれだけひどかったか、その1%も表していない。だから大したことじゃない。ただ、なぜあんなに早い段階でバッテリーがああいう状況になったのかを理解する必要がある」

    「僕は8番手で快適に走れていた。プランとしてはピエール・ガスリーと戦うことだったし、実際そうしていた。でもバッテリーが空になって、すべてが消えてしまった。その状態になると、もうどうすることもできない」

    ハジャーは11番手からポイント獲得を狙える位置にもいたが、シケイン手前ではレーシングブルズのルーキー、アービッド・リンドブラッドから激しい防御を受けた。リンドブラッドはブレーキング中の進路変更で、黒白旗による最後通告を受けている。

    その場面についてハジャーは、相手を責め立てることはしなかった。

    「僕たち2人にとってあまり有益ではなかったけど、まあいいよ。彼は若いからね」

    アイザック・ハジャー レッドブル・レーシング

    セーフティカーでも好転せず
    その後ハジャーは、セーフティカー導入前にピットインしたドライバーのひとりとなり、これで13番手まで後退した。そこからニコ・ヒュルケンベルグとガブリエル・ボルトレトを抜き返し、アウディ勢とのバトルを楽しんだものの、最終的には再びヒュルケンベルグに先行され、12位でレースを終えた。

    ハジャーはフランスの放送局に対し、そもそもレースペース自体も不足していたと説明している。

    「どのみちペースは良くなかった。それは想定していたことだけど、週末序盤よりもさらに悪くなっていた。本当に、本当に運転不能だったし、危険ですらあった。だからかなり難しかった」

    5週間の中断期間にも楽観できず
    バーレーンGPとサウジアラビアGPの中止により、F1はここから5週間の休止期間に入る。だが、ハジャーの口ぶりに前向きな色は乏しかった。

    「今の唯一のポジティブな点は、僕がこのクルマを速く走らせられることだ。でも、どうすればこのクルマを速くできるのか、その手掛かりが僕たちにはない」

    開幕3戦を終えて、ハジャーの獲得ポイントは4点にとどまっている。鈴鹿では、結果以上にマシンの深刻な扱いづらさが浮き彫りになった。