カテゴリー: インディカー

  • ホンダ ASIMO、インディカー第3戦のグランドマーシャルを担当

    ホンダ ASIMO、インディカー第3戦のグランドマーシャルを担当

    ホンダの二足歩行ロボット『ASIMO』が、インディカー第3戦アラバマのグランドマーシャルを務めることが発表された。

    ASIMOは、アダバマのレース開始前のエンジン始動の号令“Gentlemen, start your engines(紳士諸君、エンジンを始動しなさい)”を担当する。

    「我々のグランドマーシャルにASIMOを採用できて光栄だ」とイベントプロモーターのジョージ・デニス(ZOOMモータースポーツ代表)はコメント。

    「ASIMOが出席する初のレースイベントになる。彼の登場で歴史を作ることに興奮している」

    ASIMOは、これまでニューヨーク証券取引所で取引開始のベルを鳴らしたり、デトロイト交響楽団の指揮をとったり、アカデミー賞のレッドカーペットを歩くなど、様々なイベントに参加してきた。

  • フェルナンド・アロンソ、インディ500の準備のために渡米

    フェルナンド・アロンソ、インディ500の準備のために渡米

    フェルナンド・アロンソは、インディ500の準備のために月曜日にバーレーンからアラバマへと飛び立った。

    インディ500への電撃参戦を発表した週末に開催されたF1バーレーンGPはフェルナンド・アロンソにとってフラストレーションの溜まるグランプリとなった。ストレートでのスピード不足に悩まされたアロンソは、それでも必死に戦ったが残り2周でリタイアしている。

    「とてもフラストレーションを感じたよ!」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    「僕たちはストレートでのスピードがかなり不足している。ストレートでかなり順位を失ってしまうんだ。レースのある時点ではポイントに近づいていたけど、中国やオーストラリアのようなペースはなかった。ロシアではもっと改善し続ける必要がある。ロシアはパワーがかなり重要だ。僕たちはパッケージの弱点をわかっている」

    だが、話題がインディ500に変わると、フェルナンド・アロンソの不機嫌な表情は笑顔へと変わった。

    フェルナンド・アロンソは、今週末のインディカー第3戦アラバマを訪問し、インディ500への準備のためにアンドレッティ・オートスポーツとの時間を過ごす。

    「プログラムはまだ確定していないんだ。まだインディアナポリスのアンドレッティのファクトリーでのシート合わせや、イタリアやインディアナポリスでのシミュレーターでのテストの可能性などについて話をしているところだ。そうだね、3回のプラクティス前にクルマをテストする可能性についてさえ話しているよ」

    「まだとてもオープンだ。確定している唯一のことは、アラバマのレースに参加することだけだ。オーバルではないけど、舞台裏からレースを見て、チームと初対面を果たすことになる。インディの素晴らしい雰囲気も経験できるだろうそうだね、出来る限り多くのことを学びたいし、元ドライバーなどがコーチをしてくれるかもしれない。今後数週間では出来るだけ多く会話の場を持ちたいね」

    日曜日のレース後のインタビューでは「そうだね、楽しみにしているよ」とコメント。

    「明日、出発する・・・アンドレッティのチームと対面するんだ。アクションを観て、スタッフと合って、インディ500に備えられるといいね」

    シート合わせ、シミュレーター作業の他、5月15日(月)にはインディアナポリスでルーキープログラムが行われ、そこがフェルナンド・アアロンソの初テストになる可能性がある。

    インディ500は5月28日に開催されるが、それまでにF1ロシアGP(4月30日)、F1スペインGP(5/14)と2つのF1レースがある。

  • アロンソのインディ500参戦をインディカードライバーは歓迎

    アロンソのインディ500参戦をインディカードライバーは歓迎

    インディカードライバーは、5月28日に開催される第101回インディ500で2度のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソと戦う機会を歓迎している。

    フェルナンド・アロンソは、“マクラーレン・ホンダ・アンドレッティ”としてアンドレッティ・オートスポーツの6台目のマシンを走らせる。

    フェルナンド・アロンソは、アンドレッティで元F1ドライバーのアレキサンダー・ロッシと佐藤琢磨とチームを組むことになる。

    昨年インディカーに転向し、ルーキーシーズンでインディ500を制したアレキサンダー・ロッシは、2015年の5レースでフェルナンド・アロンソとF1を戦っている。

    「インディカーにとって素晴らしいことだと思うし、ファン、インディ500、そして、アンドレッティ・オートスポーツに関与する全員が驚いている」とアレキサンダー・ロッシはコメント。

    「彼がチームメイトになるなんて物凄いことになりそうだ。彼は、僕がキャリア、いや、人生で憧れていたドライバーだ」

    アレキサンダー・ロッシは、フェルナンド・アロンソを出来る限り助けていくと語る。

    「チーム全体が協力する。去年、マルコ(アンドレッティ)とインディ500のウィナーであるライアン(ハンターレイ)は僕をとても助けてくれた。チームに秘密はない。彼が疑問を抱いたどんなことでも、僕たちは手伝うつもりだ。レースに勝てる6台のアンドレッティ・オートスポーツのマシンを得ることがゴールだ」

    「まずなにより、それを許可したマクラーレンに脱帽だ。ホンダにとっては頭を悩ます必要のないことだし、クールなことだと僕は思う。シリーズにとってだけでなく、レース、マニュファクチャラーとしてのホンダ、そして、チームとしての僕たちにとっても大きな後押しになる。5月にとても興奮しているよ」

    エド・カーペンターは、フェルナンド・アロンソの参戦がモータースポーツ界に“最大のスペクタクル”をもたらすと考えている。

    「アロンソのようなドライバーがインディ500に参戦することを望むことの重要性について話したい」とエド・カーペンターはコメント。

    「インディ500は、世界で最高であることを示すワールドクラスのイベントだし、彼が参戦することは意味のあることだと思う。彼とレースをするのを楽しみにしている。数年前にカイル・ブッシュ(NASCAR)が参戦したときととても似ている」

    「でも、彼らの宝石であるモナコを欠場してまでインディ500に参戦することは、イベントがいかに特別であるかを示していると思う。僕たちのスポーツだけでなく、モータースポーツ界全体でのこのレースの重要性を示している」

    F1でフェルナンド・アロンソと戦ってきたファン・パブロ・モントーヤは、インディ500で再び対戦することを楽しみにしていると語る。

    「フェルナンドがインディアナポリス500に参戦するのは素晴らしいことだと思う」とファン・パブロ・モントーヤはコメント。

    「インディカーとモータースポーツ全体にとって良いことだ。ドライバーが彼らがやってきたこと異なることをする機会を得ることは、イベントにまた別の層を加える」

    「インディ500は豊かな歴史のあるプレミアイベントだし、アロンソの参戦によってそれが増すのは明らかだ。彼と再び戦うのを楽しみにしている」

  • 「元フェラーリのF1エンジン責任者がホンダのインディカーを変えた」

    「元フェラーリのF1エンジン責任者がホンダのインディカーを変えた」

    ホンダが元フェラーリのF1エンジン開発責任者を雇い、以前の“保守的”なメンタリティを捨てたことで、2017年のインディカー・シーズンで大きな前進を果たした。そう語るのはグラハム・レイホールだ。

    2016年、ホンダはインディカーで2勝しか挙げられず(両方ともオーバル)、シボレーが圧倒的な強さをみせた。だが、2017年の開幕2戦ではホンダが連勝している。

    予選でもセントピーターズバーグとロングビーチの両方でホンダ勢はトップ12のうち9台を占めた。

    グラハム・レイホールと彼のレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングは、過去2シーズンでホンダ勢のなかでのトップスコアラーだった。

    グラハム・レイホールは、2015年シーズン後にHPD(ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント)がフェラーリのF1エンジン開発責任者だったデイビッド・ソルターズと契約して以降、アプローチが変化し、それが良い影響を及ぼしていると語る。

    「昨年のこの時期と比較してホンダのメンタリティが変化しているのがわかる」とグラハム・レイホールは Autosport にコメント。

    「チューニング、エンジンマッピング面で非常に保守的なアプローチだったが、今の彼らは限界を押し上げている」

    「いくつか故障があったのはそれが理由かもしれないが、どこかの時点であらゆる小さなことにトライし、不足分を補っていかなければならない」

    「その前の冬にフェラーリF1チームからHPDに加入したデイビッド・ソルターズは、その鍵を握る操縦者のひとりだ」

    「HPDの全員に改善に対しての責任があるが、彼は大きな影響を与えたと思う」

    「初日から彼は限界までプッシュするメンタリティがあったし、彼がそうすることで、エンジンは良くなっているし、とても強くなった」

    2017年の空力キットが凍結されたことで、ホンダはまだその面ではシボレーに対して不利ではあるが、グラハム・レイホールはエンジンのゲインがそれを補っていると考えている。

    「ロード/ストリートコースの空力キットは不十分だ。僕たちの新しいホンダパートナーであるガナッシがそれを立証した。もちろん、凍結されているので僕たちはそれを変更できない」

    「でも、その点でいえば、エンジンは低・中レンジである程度それを勝っている。そのあとドラッグが始まるのがわかる」

    この冬にガナッシがホンダにスイッチしたことで両方のパッケージを経験しているマックス・チルトンもレイホールの評価に同意する。

    「力強いエンジンなのは間違いない。燃費面も優れている」とマックス・チルトンと語った。

  • 佐藤琢磨、初優勝の地で思わぬ苦戦 / インディカー 第2戦 レポート

    佐藤琢磨、初優勝の地で思わぬ苦戦 / インディカー 第2戦 レポート

    佐藤琢磨が、インディカー 第2戦 ロングビーチのレース週末を振り返った。

    カルフォルニアのジンクスが再び佐藤琢磨と3人のチームメイトを襲った。ロングビーチの市街地コースで行われた2017年インディカー・シリーズ第2戦において、アンドレッティに所属する4人のドライバーはいずれもチェッカードフラッグを受けられなかった。

    このうち、佐藤琢磨は残り7周で突然のパワーダウンによりリタイア。トップ10フィニッシュも十分に可能と思われていただけに、セントピーターズバーグでの5位に続く好成績が収められなかったことは返す返すも残念だった。

    セントピーターズバーグで得られた手応えは、バーバー・モータースポーツ・パーク、セブリング、ソノマで立て続けに行われたテストでも同様に感じられ、佐藤琢磨とNo.26ダラーラ・ホンダに関わるスタッフを大きく勇気づけるとともに、マシンの進化を加速させた。

    「第1戦と第2戦の間に1ヵ月近いインターバルがあるなんて、インディカー・シリーズでは滅多にありません」と佐藤琢磨。

    「ただし、とても忙しい日々でした。今年のプレシーズンくらい、テストの量が少なかったことはここ何年もありませんでしたが、シーズンが始まってからは忙しくテストに取り組んでいます。バーバーと、マニュファクチュアラー・テストが行われたソノマはロードコース向けのテスト、そして(バンプが多い)セブリングでは市街地コースを見据えたテストを行ないました。どちらも順調で内容が濃いテストだったので、僕たちは意気揚々としてロングビーチに向かいました」

    「初日のセッションはとてもうまくいきました。僕たちのクルマはほかと異なることを試していたので、1回目のセッションではラップタイムが状況を反映していたとはいえません。2回目のセッションでは4番手まで一気に上がりました。この結果には満足で、しかも昨年の予選タイムにとても近い記録だったから、マシンが進歩していることは明らかでした。そして、フリープラクティスで柔らかめのレッド・タイアを試したのも、今回が初めてでした。今年からルールが変更されたためですが、セントピーターズバーグではアクシデントのため、レッド・タイアを履くチャンスがなかったのです」

    「土曜日のプラクティスはさらにタイムを上げました。このときはブラック・タイアで走行しましたが、タイムは5番手で、トップ5のタイム差は5/100秒しかありませんでした。なんという接戦でしょう! このときはレッド・タイアの特性も概ねわかっていたので、予選に向けて大きな期待を抱いていました」
    しかし、予選は不本意な結果に終わり、これが決勝レースで苦戦を強いられるきっかけとなる。予選グループでの順位は9番手で、このため佐藤琢磨は18番グリッドからのスタートを余儀なくされた。

    「バランスの変化に戸惑いました。気温が上がったうえに風が吹が強くなっていましたが、これは誰にとっても同じことです。まずブラック・タイアでウォームアップして、レッド・タイアに履き替えました。アタックできるのは2ラップです。最初のアタックでターン5の縁石を使ったとき、奇妙なことが起きました。アプローチの仕方がそれまでと違ったのかもしれませんが、クルマが間違った方向に飛び出し、アタックを中断しなければいけませんでした。次のアタックが最後のチャンスでしたが、やはりターン5でバランスを崩し、またもやタイムをロスしました。残りのラップで取り戻そうとしましたが、不可能でした。とても残念です。いろいろな条件が重なったのと僕のミスが原因でした」

    この後、佐藤琢磨はエンジニアのギャレット・マザーシードとNo.26のセッティングを見直し、決勝日当日のウォームアップでは2番手のタイムを叩き出す。
    「何人かのドライバーはレッド・タイアを履いていましたが、僕はブラックを選びました。このときは『これが予選だったら!』と思わずにはいられませんでした。上がり下がりの激しい週末でしたが、最終的にいい結果が得られると信じていました」

    追い越しが難しいロングビーチで下位グリッドから追い上げるには、できるだけ早い段階で通常とは異なる戦略に切り替えるしかない。佐藤琢磨が選択した作戦もこれで、オープニングラップにウィル・パワーとチャーリー・キンボールの事故が起きてコーションになると、佐藤琢磨は2ラップ目にピットストップを実施。2回目のストップは12周目に行った。

    「今年の決勝は例年より5ラップ長くなりました。したがって2ストップで走りきるには燃費を15%ほどセーブしなければいけません。ただし、朝のウォームアップでは僕たちのマシンが速いことは明らかだったので、3ストップ作戦を基本としましたが、いっぽうで柔軟に対応できるようにしたいとも思いました。また、僕たちには使えるタイアがたくさんありました。なぜなら、僕たちの予選はセグメント1だけで終わったからで、このためレッド・タイアが1セット余分にありました。つまり、最初から最後まで攻め続けられる環境が整っていたわけです」

    「けれども、期待ほど速く走れませんでした。その詳細については検証しなければいけないものの、気温の上昇が関係しているのか、予想したほどのグリップを得られませんでした。苦しい戦いだったといえます。オーバーテイクで順位をいくつか上げることができましたが、大事な局面で抑えられる格好になり大きくタイムロスしてしまいました」

    レースの1/4を終えると、佐藤琢磨はJRヒルデブランドをパスしたものの、エド・ジョーンズを攻めあぐねることになる。佐藤琢磨は結果的に4ストップ戦略にスイッチし、残り26周で最後のピットストップを行う。それから間もなく、チームメイトのアレクサンダー・ロッシがコース上で停止したため、この日2度目で最後のコーションとなる。グリーンフラッグが振り下ろされたのはフィニッシュまで16ラップとなったときのことで、佐藤琢磨は13番手につけていた。

    少なくとも、この段階まで佐藤琢磨はレースを戦い続けていたのである。続いてトニー・カナーンをパスして12番手、ミカエル・アレシンを攻略して11番手に浮上。トップ10フィニッシュが限りなく現実味を帯びてきたこのとき、マシンが不調に陥った。

    「この日のレースでトップ6やトップ7に入った何人かのドライバーと同じ戦略を選んでいました。けれども、最後のピットストップではまたしてもタイムをロスし、これが決定的な痛手となりました。コースに戻った僕はまだペースが上がらない状態で、すでにタイアのウォームアップが終わっているドライバーたちに追い越されてしまいます。なにもかも、期待とは反対の方向に進んでいきました」

    「やがてイエローが提示されます。僕は他のドライバーたちと同じレッド・タイアを履いていました。リスタートではかなりアグレッシブにチャージしました。TKとサイド・バイ・サイドで走るのは最高でしたし、ターン1への進入でオーバーテイクできたのも楽しかったです!」

    「このままトップ10圏内に食い込めそうな展開でしたが、突然パワーダウンが起きて、僕たちは残り7周で為す術もなくマシンを停めました。アンドレッティ・オートスポーツにとっても難しい1日でした。これまでロングビーチのコースは僕たちに優しかったのに、今年、いい結果を残せなかったのは残念でした。ただし、シーズンはまだ長いので、次の1戦にも全力で挑むつもりです」

    シリーズ第3戦はアラバマ州のバーバー・モータースポーツ・パークで開催される。

    「バーバーとソノマのテストは順調で、マシンを確実に進化できたので、いいレースになることを期待しています」

  • フェルナンド・アロンソ、インディ500参戦への批判は「当たり前のこと」

    フェルナンド・アロンソ、インディ500参戦への批判は「当たり前のこと」

    フェルナンド・アロンソは、インディ500に参戦するためにF1モナコGPを欠場するという決断を批判されることは“当たり前”のことであり、気にしていないと語った。

    フェルナンド・アロノソのインディ500参戦はモータースポーツ界に衝撃を与えた。しかし、F1チーム代表は、自身のドライバーには同じようなことを許可することはないだろうと語り、F1ドライバーもグランプリを欠場してまで参戦することはないだろうと否定的な意見を述べている。

    レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは「個人的に精神病院に行く必要があるね」とコメント。

    「我々がドライバーにそうさせるか?ノーだ」

    フェルナンド・アロンソ自身もマクラーレンの元チーム代表ロン・デニスだったらインディ500参戦は許されなかっただろうと述べており、元F1の最高権威バーニー・エクレストンもその考えに同意している。

    「彼にとってはおそらく良いことなのだろう。だが、マクラーレンを説得させることができたなら、私はきっとそうしただろう」とバーニー・エクレストンは語った。

    「私なら契約が終わるまで待てと言っただろう。そうすれば好きなことをやれる。だが、F1のシーズン中はF1ドライバーだ」

    だが、1997年のF1ワールドチャンピオンで、自身も1995年にインディ500で優勝しているジャン・ヴィルヌーヴは、フェルナンド・アロンソの勇敢さを歓迎している。

    「フェルナンドにはこれがある」とジャック・ヴィルヌーヴは手で“ボール”を表現。

    「リスクがあまりに高い過ぎるという意見は理解できない。確かにそうだが、自分がドライバーで、他にも多くのドライバーがそうしているのなら、恐れることはないだろう」

    「あなたはドライバーですか?」とジャック・ヴィルヌーヴは付け加えた。

    実際、ジャック・ヴィルヌーヴは、インディアナポリスの危険度は、競技の質の高さを示していると語る。

    「なぜインディ500のドライバーの大部分がペイドライバーではないのか? パパは怪我をさせる可能性のあるレースにお金を払いたがらないからね」とジャック・ヴィルヌーヴはコメント。

    「だが、今日のF1は危険だろうか? ほぼそうではない。そして何が起こっている? ペイドライバーでいっぱいだ」

    自身とマクラーレンのインディ500参戦への批判について質問されたフェルナンド・アロンソは、それは予想していたことだとバーレーンで述べた。

    「ドライバーは自分たちがグランプリを欠場することはないと言うだろうし、ボスたちは彼らのドライバーをインディ500に参戦されることは決してしないと言うだろうと僕たちは発表前に話していたよ」とフェルナンド・アロンソは Movistar にコメント。

    「F1のこのような反応は当たり前だと話していた。今週末、インディのことをメディアはこぞって報じているしね。スポンサーは行きたい、テレビも行きたい、ジャーナリストも行きたい。普通のことだと思う」

  • マクラーレン 「アロンソのインディ500参戦は残留交渉の一部」

    マクラーレン 「アロンソのインディ500参戦は残留交渉の一部」

    マクラーレンは、フェルナンド・アロンソのインディ500参戦が、2018年もマクラーレン・ホンダに残留することを説得させるための手段の一部であることを示唆した。

    マクラーレン・ホンダは、フェルナンド・アロンソをF1モナコGPを欠場させて、インディ500に参戦させるという前代未聞の行動に出た。

    フェルナンド・アロンソは、グラハム以来となるモナコGP、インディ500、ル・マン24時という“世界三大レース”で三冠を達成するドライバーになりたいとの願望を隠していない。そして、マクラーレンは、F1と並行してそれに挑戦する機会を他のF1チームには提供できないことをわかっている。

    フェルナンド・アロンソのインディ500参戦は、2018年も契約に縛り付けるための手段の一部かと質問されたレーシングディレクターのエリック・ブーリエは「もちろんだ。契約について交渉しなければならないとき、誰もが独自のうまいやり方を持っているものだ」とコメント。

    エリック・ブーリエは、フェルナンド・アロンソをインディ500に参戦させるという決定には将来にむけてより広い意味合いがあり、それはジェンソン・バトンというハイクオリティな代役によって正当化されたと語る。

    フェルナンド・アロンソがF1モナコGPに参戦しないのはチームにとって犠牲を払うことにはならないのかと質問されたエリック・ブーリエは「これはそれ以上に大きな構想だ」とコメント。

    「まず、我々はジェンソンをクルマに乗せることができる。このクルマから最大限を引き出せるもう一人のワールドチャンピオンがいるということだ」

    「また、我々には最大のポテンシャルの一人だと考えているストフェルもいる」

    「彼はGP2でモナコで優勝しており、あそこでのレースのやり方をわかっている。チャンスを逃したわけではない」

    「より大きな構想のなかで、それはマクラーレンにとってより大きな価値があることだ」

    「我々はホンダと強力な関係を築いており、協力している。我々は自分たちがコンペティティブであり得ることを示したい」

    「マクラーレンがインディ500でレースをして優勝するのは過去のレガシーの一部だ」

    「アメリカは我々の最高のマーケットでもある。商業面と自動車側では第一のマーケットだ」

    「なので、このプロジェクトには多くのポジティブなチェックボックスがある。ホンダとアロンソの長期的な関係を築くことも一部だ」

  • フェルナンド・アロンソ 「F1が順調ならインディ500には出なかった」

    フェルナンド・アロンソ 「F1が順調ならインディ500には出なかった」

    フェルナンド・アロンソは、マクラーレン・ホンダに競争力があったらインディ500の参戦を考えることはなかったと認める。

    フェルナンド・アロンソは、F1のビッグイベントであるモナコGPを欠場してまで、世界三大レースのひとつであるインディ500を制するという夢を追うことを選んだ。

    F1バーレーンGPの木曜記者会見に出席したアロンソに、もし現時点でマクラーレン・ホンダに競争力があり、優勝争いをしていたらインディ500参戦を考えていたかという質問が飛んだ。

    「今年、クルマに競争力があって、僕たちが43ポイントで他の2人と並んでいたら、1つのレースを欠場して25ポイントを獲得できる可能性を逃す余裕なんてない。僕たちが競争的だったら、たぶん、気持ちは違っていただろう」とフェルナンド・アロンソは認めた。

    だが、フェルナンド・アロンソは、他のカテゴリーでレースをしたいという願望は新しいものではないと主張する。

    「今年もしくは去年や2年前に苦戦しているから心に浮かんだというわけではない」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    「2014年から繰り返し言っていたことだ。フェラーリにいたときに(マルコ)マティアッチやフェラーリの人々とフェラーリ458でル・マン24時間レースをする可能性さえ話したことを覚えている。今年のパフォーマンスによる新しいものではない」

    海外メディアは、ドライバーの意向によってチームがF1モナコGP欠場を許すのは前代未聞だと報じている。

    もし、マクラーレンの代表がロン・デニスのままだったら、インディ500の参戦は認められていただろうかと質問されたフェルナンド・アロンソは「たぶん無理だっただろう」とコメント。

    「ザクは、他チームの代表やこれまでのボスたちよりも大きなビジョンを持った人だと思う」

    「彼はモータースポーツに対して違った見方をしている。マクラーレンをF1だけに取り組むものではなく、もっと多くなものとして捉えている。マクラーレンは、過去にル・マンでのインディ500でも優勝したことがある」

    「彼は真のレーサーだ。マクラーレンとザクが手を組んだのはとても良いことだと思っている」

    F1の新オーナーであるリバティ・メディアは、ドライバーが他のカテゴリーに参戦することにオープンな姿勢を見せているが、フェルナンド・アロンソは自分とマクラーレンで決断したと語る。

    「彼らにこの決定の鍵を握るような役割があるとは思わない。チームによる決定だ。でも、彼らは昔よりもオープンだと思う。今はここでやることが許可されていることもたくさんあるし、環境もよりリラックスしている。F1にとっても素晴らしいことだと思う」

  • フェルナンド・アロンソのインディ500参戦にF1ドライバーは様々な考え

    フェルナンド・アロンソのインディ500参戦にF1ドライバーは様々な考え

    フェルナンド・アロンソのインディ500参戦について、共にF1を戦う他のF1ドライバーは様々な反応をみせている。

    現在、タイトル争いをしているルイス・ハミルトンは「まずなにより、インディ500に参戦できることはドライバーにとって素晴らしいことだ。僕たちドライバーは1つだけではなく、もっと多くのシリーズに出てもいいはずだ」と理解を示す。

    「昔は複数のシリーズに参戦するドライバーもいたしね。だから、彼がそれをするのはとてもクールなことだと思う」

    また、ルイス・ハミルトンはフェルナンド・アロンソの代役としてジェンソン・バトンの復帰を望んでいると語る。

    「僕はジェンソンに戻ってきてほしいね。ジェンソンが出てくれればスポーツにとって非常にいいことだと思う」

    2015年にF1と並行してル・マン24時間レースに参戦し、総合優勝を成し遂げたニコ・ヒュルケンベルグは「僕のケースとは全くの別物だ」とコメント。

    「僕は彼のようにF1を欠場したわけではないからね。レースを欠場しなければならないなら僕はやらなかった。それもモナコなら特にね。大きな決断だし、とても大きなニュースだよ」

    「彼がそう望んでいるんならそれでいいと思う・・・僕は他の人たちと同じようにちょっとびっくりしているけどね。かなり大変だと思うよ。インディのことはあまり知らないけど、彼は一度もそのマシンをドライブしたことがないし、オーバルを走ったこともいないんだからね。いきなり飛び乗って、そんな簡単に勝てると思えるのかな? 僕は少なくとも半年はプラクティスに参加していたからね」

    やはり、多くのドライバーは、F1モナコGPを欠場するという決断に疑問を持っていると語る。

    フェリペ・マッサは「みんながびっくりしたはずだよ。ニコ(ヒュルケンベルグ)みたいに違う週末のル・マンに出るというならそこまで驚かないだろうけどね」とコメント。

    「彼のようにF1のレースの代わりに他のカテゴリーで走るというのは大きな驚きだ。もしかしたら僕たちの知らない何らかの判断が裏であったのかもしれない。フェルナンド1人の希望なのか、チーム、ホンダも一緒になっての希望なのかは僕たちにはわからないけど、とにかくいいことだとは思う」

    「絶対にレースを見るつもりだし、彼を応援するよ。彼が別カテゴリーのとても重要なレースでいい仕事をしてくれたら嬉しいし、一度もレースをしたことのないオーバルは新しい経験になるはずだ。完全なルーキーとして全てをゼロから学ぶことになるけど、彼のレースを見るのが楽しみだね」

    ダニエル・リカルド:は「僕はモナコに出られないのは嫌だね」とコメント。

    「フェルナンドはもったいないことすると思うけど、先頭争いする立場でなければ、長いレースになっちゃうかもね。インディね・・・僕ならインディよりデイトナ500を選ぶ。実はインディはちょっと怖いと思っているんだ!」

    「でも、彼がそれをやるのはクールなことだと思う。個人的にはいいタイミングを選んだと思う。彼にとってはチャンスだし、いいチームで参戦できるんだからね。F1での彼のフラストレーションも何となくわかる。そんなときにチャンスを与えられたら、僕も彼の年齢で彼の立場だったら・・・引き受けるだろうね」

    ロマン・グロージャンは「彼がやりたいことをできるのはいいことだ。僕は驚いたけどね」とコメント。

    「モナコはエンジンがベストではなくても比較的簡単に何かを成し遂げることができる場所だ。シーズンのアイコニックなレースだしね。僕は100%ハードにプッシュするよ。チームのためにベストを尽くしたくてここにいるんだからね。レース、それもモナコを休むなんて考えられないけど、それが彼の望みならいいと思う」

    セルジオ・ペレス:は「僕なら絶対にモナコを休むようなことはしない」とコメント。

    「僕にとってモナコはカレンダーの中で一番好きな週末だし、考えられないね。日程の衝突は毎年のことだ。でも、他のレースはしてみたいと思う。インディカーには結構興味はある。インディ500は間違いなく世界のベストレースの1つだし、やってみたいとは思うけどね」

    フェルナンド・アロンソと一緒に木曜記者会見に参加したジョリオン・パーマーは 「クールだと思うよ。とても新しい経験だ。みんな楽しみにしている。特に彼は特にそうだろうけどね。F1のみんながワクワクしている」とコメント。

    「僕自身がやるかと聞かれたら、今は立場が全然違うからわからない。もし15年後に同じような立場になったらやるかもね」

  • フェルナンド・アロンソのためにインディ500のシートを譲ったドライバー

    フェルナンド・アロンソのためにインディ500のシートを譲ったドライバー

    フェルナンド・アロンソのインディ500参戦は、すでに契約が決まっていたステファン・ウィルソンが自分のシートを諦めると申し出たことで実現した。

    マクラーレンとホンダは、アンドレッティ・オートスポーツがレースオペレーションを担当するマシンでフェルナンド・アロンソが今年のインディ500に参戦することを発表。アンドレッティ・オートスポーツは6台体制でインディ500に参戦する。

    しかし、そこには決して記者会見やプレスリリースでは語られなかったストーリーがあった。

    フェルナンド・アロンソのマシンは、実はそれは数日前に契約にサインしていたステファン・ウィルソンのスポットだったことが明らかになった。

    インディカーのCEOを務めるマーク・マイルスは、マクラーレンのザク・ブラウンからフェルナンド・アロンソのインディ500参戦についてアプローチがあったが、すぐに利用できるホンダのエンジンを搭載したクルマが見つからず、個人的にステファン・ウィルソンに連絡したことを明かした。

    「ザクから電話があった。彼は今年のインディ500でフェルナンドを走らせるためにホンダの契約をまとめられるか知りたがっていた。私はそれを実現するために我々は全力を尽くすと伝えた」

    「私は4つのホンダチームに連絡し、彼は1つに連絡をとった。だが、我々はエンジンを見つけることができなかった。だが、そのあと我々は幸運を手に入れた」

    「彼(ステファン)は今年スピードウェイで走りたかったとの同じくらい、インディーのより多くの利益を考えたんだ。並はずれた行為だ」

    「このストーリーのヒーローは、アロンソ、ザク、マイケル、そして、ステファンだ。かなりクールなストーリーだと思うし、5月はまた素晴らしい月になるだろう」

    ステファン・ウィルソンは、インディカーのレースで悲劇的な死を遂げた兄のジェスティン・ウィルソンの意志を受け継いで、昨年インディ500に参戦していた。

    フェルナンド・アロンソとザク・ブラウンは、先週末のF1中国GPの土曜日にインディ500への参戦を決断。わずか2日で参戦を実現させたことを明かしている。

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