カテゴリー: F1ハンガリーGP

  • F1レースディレクター、ボッタスのスタートは「センサーの許容範囲」

    F1レースディレクター、ボッタスのスタートは「センサーの許容範囲」

    F1レースディレクターのマイケル・マシは、F1ハンガリーGPのバルテリ・ボッタスのジャンプスタートはセンサーの許容範囲内であったため、ペナルティは科せられなかったと説明した。

    2番グリッドのバルテリ・ボッタスは、ライトが消える前に誤ってマシンを動かしてしまった。その後、ボッタスは一旦スタートして再びスタート。そのプロセスによって1コーナーまでに6番手まで順位を落とした。

    バルテリ・ボッタスは「スタート信号ではなく、ダッシュボードの信号が消えたのに反応してしまった。マシンのアンチストールが作動し、スタートをやり直さなくてはならなかった」とし、ペナルティを科せられることを予想していたと述べた。

    しかし、マイケル・マシは、バルテリ・ボッタスがセンサーのパラメーターの範囲内に留まったと説明した。

    「フォールススタートを決定する手段は、実際に競技規則に明確に詳述されており、何年もの間同じプロセスが採られてきた。各車に取り付けられているトランスポンダーが判断メカニズムとなっている」とマイケル・マシは語った。

    「トラックにもセンサーが設置されている。そして、そこには許容範囲がある」

    マイケル・マシは、昨年のF1日本GPでペナルティを科せられなかったフェラーリのセバスチャン・ベッテルの件との類似点を強調した。

    「昨年日本で見たようにそれが決定的な要素だ。そのためさらに調べなければならないことは何もなかた」

    「すぐにタイムキーパーを話し、彼らはすべてのデータを見直した、それでこの件は終わりだった」

    バルテリ・ボッタスは、3位表彰台まで挽回。ドライバーズ選手権で首位のルイス・ハミルトンに5ポイント差の2位につけている。

  • ホンダF1:2020年 第3戦 F1ハンガリーGP 決勝レポート

    ホンダF1:2020年 第3戦 F1ハンガリーGP 決勝レポート

    ウエットコンディションでのスタートとなったハンガリーGPの決勝レースは、レッドブル・レーシングが素晴らしいチームワークを見せ、マックス・フェルスタッペンが2位表彰台、アレクサンダー・アルボンが5位フィニッシュを果たした。

    マックス・フェルスタッペンは、インターミディエイトタイヤを履いてスタート前に各車がグリッドへと向かうレコノサンスラップに出たが、ターン12でクラッシュを喫し、左フロントのサスペンションとフロントウイングを破損。レッドブル・レーシングのメカニックは、すぐに修復に取りかかると、スタート前定刻の30秒前に作業を完了し、レースへと送り出した。

    マックス・フェルスタッペンは、メカニックの働きに応えるように、見事なスタートを決め、2台のフェラーリ、そしてレーシングポイントのランス・ストロールをかわし、7番手から3番手へポジションアップする。

    スタート直後から路面コンディションが急速に回復し、アルファタウリ・ホンダのダニール・クビアトは、1周目の終わりにピットイン。ドライ用のソフトタイヤへ交換する。アルボンとピエール・ガスリーは3周目にピットイン。フェルスタッペンは4周目にタイヤを換え、ストロールの前の2番手でコースに復帰した。

    13番手からスタートしたアルボンだったが、この序盤のピットストップを終えて9番手までポジションを上げる。さらに、11周目にはセバスチャン・ベッテル、18周目にはシャルル・ルクレールと、2台のフェラーリをオーバーテイクして7番手まで浮上した。

    その直後、クビアトは2度目のピットインでハードタイヤに交換。一方で、ガスリーはギアボックスにトラブルを抱えてピットに戻ると、そのままリタイアとなった。

    アルボンも、34周目に再度ピットインしてハードタイヤに交換。ベッテルの後方でコースへ戻ったため、再度の追い上げへ。5周のバトルを経て、ターン2でオーバーテイクに成功すると、5番手でレースを進める。

    一方、2番手を走行していたフェルスタッペンは、ピットタイミングが異なるバルテリ・ボッタス(メルセデス)に迫られる。最後は約0.7秒差まで近づかれたが、フェルスタッペンは自分のペースを守って追撃を振りきり、2戦連続の表彰台となる2位でチェッカーフラッグを受けた。

    アルボンも、2戦連続のポイント獲得の5位でフィニッシュ。クビアトはハードタイヤに交換後52周を走りきり、12位で完走。最後はルクレールに約5秒差まで迫ったが、オーバーテイクのチャンスは訪れなかった。

    田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日のハンガリーGP決勝は、Aston Martin Red Bull Racingのフェルスタッペン選手が2位、アルボン選手が5位という結果でした。ここまでの我々の戦闘力、さらに、厳しい状況だった昨日の予選を考慮すれば、このレース結果は喜ぶべきものだと思っています。レース前に降り続いた雨のためにウェットコンディションで行われたレコノサンスラップでは、フェルスタッペン選手がクラッシュするという予想外の事態が起こりました。しかし、メカニックがグリッド上で素晴らしい修復作業を行い、レーススタートに間に合わせることができました。その後、素晴らしいスタートを見せたフェルスタッペン選手とチームの見事なレース戦略も奏功し、最後まで2位のポジションを守りきることができました。今季最高となるこの結果は、チーム全体を勇気づけるものになりました。PUとしても最大限のパワーを出しきってサポートできたと考えています。アルボン選手も13番手のスタートから徐々に順位を上げ、5位入賞と、いい走りを見せてくれました。Scuderia AlphaTauriについては、トラブルがありながらもガスリー選手が週末を通していいペースを見せていただけに、ギアボックスのトラブルによりリタイアという結果に終わったことは残念に思っています。クビアト選手もピットインのタイミングで順位を落として入賞は叶いませんでしたが、レースを完走して得られた今日のデータを、今後の改善につなげます。来週末は久しぶりにレースが開催されない週末です。次戦のイギリスGPまでの時間を使って、ここまでに発生した問題の解析と再発対応を行うとともに、さらなるパフォーマンスアップを図るべく、HRD-Sakuraおよびミルトンキーンズのメンバーとデータの解析を進めます。この先も簡単なレースになるとは思いませんが、今日の表彰台を弾みとして、いい戦いを見せられればと思います」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
    「今日の表彰台をメカニックたちに捧げます。今日は、スタートすらできずにレースが終わったかと思いました。レコノサンスラップでブレーキをかけたところ、タイヤがロックしたので、ブレーキを緩めて再度かけ直そうとしましたが、そのままウォールへ突っ込んでしまいました。信じられない事態でしたが、なんとか動き出してグリッドへ向かいました。チームは決してあきらめず、メカニックのみんなが驚異的な速さでマシンを直してくれました。そんなことができるなんて周りの誰もが思わなかったはずですが、彼らはみんな冷静に対処していました。路面はまだ滑りやすかったのですが、好スタートを決めることができました。ターン1での動きはなかなか事前に想定することは難しいですが、イン側で渋滞が起きているのが見えたのと、アウト側はウエットでもグリップが高いことが分かっていたので、トライしてみたらうまくいきました。もし7番手のままでとどまっていたら、かなり厳しいレースになったと思います。さらに、戦略も奏功したので、タイヤを持たせながら、できる限り安定したペースを刻み、周回遅れの処理に気を配りました。メルセデス勢に割って入る2位表彰台という結果は、厳しい状況が続いていた昨日の時点では予想もしていませんでした。僕らは、メルセデスとの差を詰めていきたいと思います。現時点で彼らは本当に強いので、打ち勝つのは容易いことではありませんが、決して挑戦を止めずに進んでいきます」

    アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
    「今日はいいレースでしたし、バトルを大いに楽しみました。昨日、もし5位になれると聞かされたら、飛び上がっていたと思います。13番手スタートという状況は楽ではありませんでしたが、スタートがよく、いいペースで進んでいけました。このサーキットでのオーバーテイクは簡単ではなく、思いきって仕掛けていかなければなりませんでした。そのためには限界まで攻めざるを得ないのですが、今日はうまくいってバトルを楽しめましたし、面白いショーが見せられたと思います。僕らはトップを目指して戦っていますし、今日はブレーキの感触もよかったので、こうしたオーバーテイクを決められてよかったです。ただ、フェラーリ勢がトラフィックになり、そこでタイムをロスしたので、もっと上位に迫れたはずです。今日のマシンは本当によくて、前が空いているときの僕らは速くて、かなりの競争力があったと思います。昨日まで苦戦しただけに、今日の結果には満足していますし、チームにとっても貴重なポイントを獲得できたことに感謝しなければなりません。予選よりもレースペースのほうがよかったことはちょっとしたサプライズですが、それがなぜかをきちんと理解する必要があります。ただ、マシンがうまく機能したということは、ポジティブです」

    ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)
    「今日のレースペースには満足していました。1周目ですでに何台かオーバーテイクできましたし、ピットインもいいタイミングで呼んでくれました。ただ、2回目のピットアウト後には一度抜いたはずのマシンの後ろに入ってしまいました。入賞が可能だと思っていたので、12位フィニッシュという結果には満足していません。もう一度、レースで何が起こったのかを振り返る必要があります。まだエンジニアと一緒にマシンの理解を進めているところですが、この3レースで多くのことを学んできました。今日も一周一周がシルバーストンに向けたマシンの最適化のためにに重要だと考えながら走行していました」

    ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
    「今回は難しいレース週末になりました。いろいろなところに問題が発生して、苦しい状況が続いていました。今日はギアボックスの問題が出てしまい、レースの最初からシフトの問題に悩まされていました。レース中に修正を試みたものの、最終的にはリタイアとなりました。非常に残念ですが、不運な週末になってしまいました。シルバーストンの準備のためにまだ数日ありますし、次はもっといいレースをできればと考えています」

  • F1ハンガリーGP 決勝:トップ10 ドライバーコメント

    F1ハンガリーGP 決勝:トップ10 ドライバーコメント

    2020年のF1世界選手権 第3戦 F1ハンガリーGPの決勝が7月19日(日)にブダペストのハンガロリンクで行われた。

    優勝はメルセデスのルイス・ハミルトン。ポールポジションから抜群のスタートで抜け出したハミルトンは終始レースをコントロール。前戦に次ぐ完璧なレース運びでファステストラップも記録してグランドスラムを達成。通算86勝目を挙げた。

    2位はレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。スタートさえ危ぶまれたフェルスタッペンだったが、勝利に等しい2位表彰台となった。3位はメルセデスのバルテリ・ボッタス。スタートで7番手で順位を落としたボッタスだったが、ドライになってからは順位を上げ、最終スティントではフェルスタッペンよりも1~2秒速いペースで走ったが、最後は0.7秒届かなかった。

    1位:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
    「信じられないようなレースだった。レースの大部分で単独走行だったけど、正直なところ、これまでのレースの中でも最も好きなレースの1つだった。とても違った種類のチャレンジがあったし、特に終盤にファステストラップを取るためにハードにプッシュした。ブラックリーのファクトリーとブリックスワースのHPPのみんなに本当におめでとうと言いたい。彼らは今年の開発や改善で素晴らしい仕事をしてくれているし、チームには驚かされ続けている。彼らと一緒に仕事をするのが大好きだし、このような週末に彼らのために仕事ができることをうれしく思う。今日はペースも良かったし、ピットストップも素晴らしかった。戦略も素晴らしく、とても長い間ミディアムを管理していたので、終盤はフレッシュタイヤを履いてエクストラポイントのためにファステストラップを狙う完璧なタイミングだった。コン週末はすべてがうまくはまっていたし、この調子を維持していく必要がある。シルバーストンが待ち遠しい。ファンからのエネルギーをもらえないのは寂しいけれど、ホームで見ているファンのためにパフォーマンスができればと思っている」

    2位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
    「今日の表彰台をメカニックたちに捧げる。今日は、スタートすらできずにレースが終わったかと思った。レコノサンスラップでブレーキをかけたところ、タイヤがロックしたので、ブレーキを緩めて再度かけ直そうとしたが、そのままウォールへ突っ込んでしまった。信じられない事態だったが、なんとか動き出してグリッドへ向かった。チームは決してあきらめず、メカニックのみんなが驚異的な速さでマシンを直してくれた。そんなことができるなんて周りの誰もが思わなかったはずけど、彼らはみんな冷静に対処していた。路面はまだ滑りやすかったが、好スタートを決めることができた。ターン1での動きはなかなか事前に想定することは難しいけど、イン側で渋滞が起きているのが見えたのと、アウト側はウエットでもグリップが高いことが分かっていたので、トライしてみたらうまくいった。もし7番手のままでとどまっていたら、かなり厳しいレースになったと思う。さらに、戦略も奏功したので、タイヤを持たせながら、できる限り安定したペースを刻み、周回遅れの処理に気を配った。メルセデス勢に割って入る2位表彰台という結果は、厳しい状況が続いていた昨日の時点では予想もしていなかった。僕らは、メルセデスとの差を詰めていきたいと思う。現時点で彼らは本当に強いので、打ち勝つのは容易いことではないが、決して挑戦を止めずに進んでいく」

    3位:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
    「厳しいレースだった。2番グリッドからスタートすれば、優勝を目指すものだけど、スタートに失敗して順位をいくつか落としてしまった。スタート信号ではなく、ダッシュボードの信号が消えたのに反応してしまった。マシンのアンチストールが作動し、スタートをやり直さなくてはならなかった。そこで順位を落とし、そのせいで最後までバトルを続け、レースがとても難しくなった。マックスにかなり接近したし、終盤にピットインすれば、タイヤ寿命が違ってくるので、間違いなく賭ける価値があると思った。でも、今日はそれがうまくいかなかった。それでも多くのポイントを獲得したし、今週末から多くのことを学んでシルバーストンに向かう」

    4位:ランス・ストロール(レーシングポイント)
    「4位に本当に満足している。良い結果だし、今日とこの週末ずっと素晴らしい仕事をしてくれたチームに感謝しなければならない。レースのスタートでのマックス(フェルスタッペン)とバトルや、変化していくコンディションの中で2番手を走れたことは楽しかった。実際には4番手で非常に孤独なレースになってしまったけど、チームにとってもチェコ(セルジオ・ペレス)にとっても多くのポイントを獲得できたことが最大の収穫だった。とても複雑なレースだったので今回のレースを振り返って、これからレースに向けて何ができるかを学んでいきたいと思っている。これまでに3レースがあったけど、すべてのレースで好調だった。今日はボッタスとの大きなバトルがあった。他にやりようがあったかもしれないので表彰台まであと少しだと思う。でも、終わってからは何とでも言える。それがレースだし、4位は喜ぶべきだと思う」

    5位:アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
    「今日はいいレースだったし、バトルを大いに楽しんだ。昨日、もし5位になれると聞かされたら、飛び上がっていたと思う。13番手スタートという状況は楽ではなかったが、スタートがよく、いいペースで進んでいけた。このサーキットでのオーバーテイクは簡単ではなく、思いきって仕掛けていかなければならなかった。そのためには限界まで攻めざるを得ないけど、今日はうまくいってバトルを楽しめたし、面白いショーが見せられたと思う。僕たちはトップを目指して戦っているし、今日はブレーキの感触もよかったので、こうしたオーバーテイクを決められてよかった。ただ、フェラーリ勢がトラフィックになり、そこでタイムをロスしたので、もっと上位に迫れたはずだ。今日のマシンは本当によくて、前が空いているときの僕たちは速くて、かなりの競争力があったと思う。昨日まで苦戦しただけに、今日の結果には満足しているし、チームにとっても貴重なポイントを獲得できたことに感謝しなければならない。予選よりもレースペースのほうがよかったことはちょっとしたサプライズだけど、それがなぜかをきちんと理解する必要がある。ただ、マシンがうまく機能したということは、ポジティブだ」

    6位:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
    「オーストリアでの初戦に比べればパフォーマンスはよくなったけど、もう少し賭けに出て、4周目ではなく3周目にドライタイヤに履き替えていたら、レース序盤にもう少し良い結果が得られたかもしれない。自分がリリースされる前にピットレーンを走っていた他のマシンを先に行かせなければならなず、多くのタイムを失ってしまったからね。でも、結局は5位か6位が僕らにできる精一杯だったと思う。終盤はタイヤに苦戦した。もっと戦いを続けたかったけど、あれ以上、アレックス(アルボン)を抑え込むためにできることはなかった。今は自分たちが望む位置にいないけど、少なくとも今日はやれることをすべてやれたと思っている」

    7位:セルジオ・ペレス(レーシングポイント)
    「スタートが残念だった。最初のフェーズでホイールスピンが多く、多くのポジションが犠牲になった。ハンガロリンクでリカバリーするのは常にトリッキーだけど、ベストを尽くしたし、いくつか良いバトルがあった。いくつか冒険もしたし、ドライで膨らんでウオールにヒットしなかったのはラッキーだった。クリーンエアに出たときはマシンのペースを示すことができたけど、1周目に失ったタイムが大きかった。重要なのはチームとして多くのポイントを獲得できたことだ。もうコンストラクターズ選手権3位の背後に迫っている」

    8位:ダニエル・リカルド(ルノー)
    「かなり忙しいレースだった。全体的に内容には満足している。やれることはすべてやったし、今日はそれを最大限に生かせたと思っている。スタートは良かったし、周りの全員がかなり早い段階でスリックに交換した。僕たちはミディアムで良いペースを示していたし、最後はほぼトップ6を捕らえていた。最終的に8位が僕たちに達成できる精一杯だったけどね。ここまで全てのレースで8位だ。悪くはないけど、最初の3戦よりもスピードはあると感じている。トップ6フィニッシュからそう遠くはないし、もっと多くのポイントがすぐそこにあることは分かっている」

    9位:カルロス・サインツ(マクラーレン)
    「全体的に厳しい一日だった。スタートにはとても満足しているし、1回目のピットストップまでに強力なポジションにいた。でも、リリースのときのトラフィックによっていくつもポジションを失ってしまったし、それが全体的に結果に大きく影響したと思う。なんとかポイント圏内まで反撃できたことには満足しているけど、間違いなく最高の日曜日ではなかった。僕たちはもう少し良い結果に値すると思っている。マシンのバランスを改善して、シルバーストンにもっと強くなって戻ることを楽しみにしている。最初のトリプルヘッダの間のチーム全体の努力に感謝している。プッシュしつづけよう!」

    10位:ケビン・マグヌッセン(ハース)
    「とてもうれしい。チームはレース開始前のフォーメーションラップでスリックタイヤを選択するという素晴らしい決断をした。ドライタイヤを履いて、簡単ではないコンディションの中で走らせてくれたのは信頼してくれていることだと思う。かなりリスクがあったけど、それが功を奏した。ピットレーンからスタートしたけど、ペースはあったし、数周後には3番手になっていた。これが最終的な順位にならないことは分かっていたけど、レース中にあれほど上位につけたことは驚きだった。できるだけ上位にとどまれるように頑張った。チームと一緒に、現実的な順位を考えて仕事をしていた。最終的には9位だった。それを死守して、フェラーリとの差を広げて、マクラーレンも引き離した。レースでのマシンの良さは素晴らしかった。予選では少し苦戦しているけど、チームが素晴らしい仕事をしてくれたことが証明できた」

  • マックス・フェルスタッペン、当初はタイヤ交換に反対「ノースリック」

    マックス・フェルスタッペン、当初はタイヤ交換に反対「ノースリック」

    レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンにとって、F1ハンガリーGPは感情のジェットコースターのようなレースとなった。

    決勝スタートの20分前にマックス・フェルスタッペンはスタートさえできない状態に見えたが、最終的に2位表彰台でレースを終えた。エンジニアとの無線にはいくつか興味深いやり取りがみられた。

    マックス・フェルスタッペンの日曜日は劇的なかたちで始まった。スターティンググリッドに向かう途中、フェルスタッペンはターン12でクラッシュ。フェルスタッペンはエンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼからスタート地点までドライブすることを強く要求するまでピット戻るつもりでいた。

    ジャンピエロ・ランビアーゼから無線でそう伝えられてもマックス・フェルスタッペンは「わかった。でも、サスペンション全体が逝っちゃってるよ」と信じていない。

    だが、レッドブル・ホンダF1のメカニックは驚異的な仕事を実現する。作業ができる制限時間とである15時5分のわずか25秒前にRB16は修復された。

    エンジニアの頑張りに応えるかのように素晴らしいスタートを切って1コーナーでアウトサイドのラインを選んだマックス・フェルスタッペンは、オープニングラップで7番手から3番手まで順位をあげる。

    「なんて素晴らしいスタートだったんだ」と語るマックス・フェルスタッペンにジャンピエロ・ランビアーゼはすぐに集中力を維持し、コンディションに目を配らなければならない伝える。

    だが、すぐに1回目のピットストップの機会がやってくる。ピットレーンスタートでミディアムに交換したハース勢に続き、1周目にソフトに交換したダニール・クビアトが区間ベストをマーク。2周目にはシャルル・ルクレールがソフト、バルテリ・ボッタスがミディアムに交換。3周目にはさらに9台がピットイン。だが、マックス・フェルスタッペンは4周目にピットインした最後のグループの一台だった。

    「ノースリック、ノースリック」と3周目にマックス・フェルスタッペンは伝えている。

    「今、ラップタイムはどれくらい?」

    ジャンピエロ・ランビアーゼは「今は1分43秒だ。ボッタスはセクター3で0.3秒速い」と返答。

    「それなら僕たちもピットインするか」

    このタイミングが奏功してマックス・フェルスタッペンは2番手でコースに復帰。その後もポジションを維持してスタートで出遅れたバルテリ・ボッタスの0.7秒差で追撃をかわして2位表彰台を獲得した。

  • ランド・ノリス、レース終了後にメカニックの作業をお手伝い

    ランド・ノリス、レース終了後にメカニックの作業をお手伝い

    マクラーレンF1のランド・ノリスは、F1ハンガリーGP終了後、自らスパナを持って撤収作業を手伝った。

    マクラーレンは「速く走りたいなら、自分でできるようにしよう。成功したければ、協力しよう。チームにとって長い3週間だった。彼らは猫の手も借りたいはずだ」とランド・ノリスがメカニッックと同じ格好でマシンの下で作業をしている写真をSNSに投稿。

    開幕2戦でファイナルラップで素晴らしい走りをみせて主役のひとりとなったランド・ノリスだったが、F1ハンガリーGPでは苦戦を強いられて13位でレースを終えた。

    「タフなリザルトだ。タフなレースだったとはいうわけではないけどね」とランド・ノリスはコメント。

    「スタートが最も厳しかった。いいスタートを切ったけど、第2フェーズでホイールスピンが多すぎたし、すべてうまくいかなかった。あれは僕のミスだ。ウエットでのそれほど多くのスタートはやっていないし、素晴らしいスタートができたことはない。準備をしていたけど、まったくうまくいかなかった」

    「残りのレースは、とにかくそこから挽回するために頑張った。オーバーテイクがとても難しいトラックだし、他にはやれることはあまりなかった。ペースは良かったし、マシンは運転していてかなり良かった。たぶん素早い蹴り出しが最も重要となるトラックでスタートに苦労してしまった。今シーズン最初の本格的な大きなミスだった。それに取り組んで、もっと強く戻ってくる必要がある」

    「カルロスと僕をこの開幕3戦で可能な限り最高のポジションに置くために一生懸命働いてきたチームの全員に心から感謝したい。次の2つのグランプリはホームトラックだし、このレースを忘れることを楽しみにしている」

  • レッドブル・ホンダF1 決勝分析:好成績もアップデートは不発

    レッドブル・ホンダF1 決勝分析:好成績もアップデートは不発

    レッドブル・ホンダF1は、2020年のF1世界選手権 第3戦 F1ハンガリーGPでマックス・フェルスタッペンが2位表彰台、アレクサンダー・アルボンが5位とダブル入賞を果たしたが、決してメルセデスF1との差が縮まったわけではない。

    昨年、マックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得し、伝統的にレッドブルのF1マシンと相性のいいハンガロリンクでチームはRB16に手を焼いた。

    初日から両ドライバーはRB16のバランス不足とストレートスピード不足を指摘。レッドブル・ホンダF1は金曜日の夜にカーフュー(夜間外出禁止令)を破ってマシンにあれこれ手を加えたが、土曜日になっても症状は治らなかった。

    フリー走行3回目ではマックス・フェルスタッペンがターン12でスピン。アンダーステアが出てパワーをかけられないマシン状態が如実に現れていた。それは予選になっても変わることはなく、フェルスタッペンは7番手、アレクサンダー・アルボンに至ってはQ2を突破することができずに13番手で予選を終えた。

    当然ながら、決勝日を迎えてパルクフェルメ下にマシンが変わることはない。ウエットコンディションとなった路面でマックス・フェルスタッペンはレコノサンスラップで前日にスピンしたのと同じターン12でコントロールを失ってクラッシュ。フロントウイングと左フロントサスペンションを破損し、スタート時刻が迫る中、クルーが必死に修復作業を進めた。

    クルーの素晴らしい修復作業によって無事スタートすることができたマックス・フェルスタッペンは、スタートで7番グリッドから3位までポジションを上げると、各チームのマシンがピットインしてインターミディエイトからドライタイヤに履き替えるタイミングでランス・ストロール(レーシングポイント)を抜いて2位に浮上する。ライバルのバルテリ・ボッタスはスタートで7番手まで順位を落とした。これですべてが決まった。

    一方、アレクサンダー・アルボンはは13番グリッドからのスタートだったため、フェルスタッペンよりも厳しいレースが予想されたが、順調にポジションを上げていき、最終盤のターン2でワイドに膨らんだセバスチャン・ベッテルを抜いて5位に浮上すると、このポジションを守ってフィニッシュした。

    結果は2位と5位。しかし、上記のような運と他チームの決勝での予想外のパフォーマンス不足が手伝っての結果と過言ではないかもしれない。

    実際、2位でフィニッシュしたマックス・フェルスタッペンはメルセデス勢のレースペースに歯が立たなかった。首位でレースをコントロールしていたルイス・ハミルトンには最大で27秒差がつき、66周目にファステストラップを狙うためのフリーストップの機会を与えた。また、3位のバルテリ・ボッタスにはタイヤの鮮度の違いはあったものの、レース終盤に1~2秒のペース差があり、残り20周で22秒あった差はフィニッシュ時には0.7秒まで縮まっていた。

    マックス・フェルスタッペンは「この結果が得られるなんて思っていなかった」と語り、アレクサンダー・アルボンは「予選よりもペースがかなり良かったのはちょっと驚きだったけれど、ポジティブな驚きだし、マシンが上手く機能している証拠だ」と好パフォーマンスの原因はつかめていない。

    チーム代表のクリスチャン・ホーナーも「マシンは決勝の方が状態が良く、戦術も良いが、プレシーズンから加えてきたアップデートの一部が期待通りの結果を出していないので、データを精査してシルバーストン前に原因を突き止めたい」と語っている。

    関連:レッドブルF1、RB16の失敗を認める 「設計が間違った方向に進んだ」

    レッドブル・ホンダF1 レース展開
    決勝レースのスタートは入れ替わりの激しい展開となった。

    まず、ボッタスがスタートに失敗。ハミルトンがリードを守る中、フェルスタッペンは素晴らしいスタートを決めて7位から一気にポジションを上げてランス・ストロールの後方に迫る。ストロールをここで抜くことはできなかったが、オープニングラップでベッテルとルクレールの前、3位までジャンプアップすることに成功した。

    レース展開はその後も目まぐるしく変わっていく。ハース勢がスタート前にピットインしてタイヤをドライに交換すると、ダニール・クビアト(スクーデリア・アルファタウリ)もオープニングラップ終了時にピットインして交換。シャルル・ルクレールとボッタスも2周目終了時にピットインしてドライタイヤに交換した。その後、ベッテルもピットインするが、多くのマシンがピットインをしていた関係でコースに戻るタイミングを計り損ねてしまう。タイムを大きく失ったベッテルはポジションも大きく落としてしまった。

    また、ハミルトンもピットインしてミディアムタイヤに交換。このタイミングでフェルスタッペンが首位に立つ。

    しかし、フェルスタッペンのリードは一瞬だった。フェルスタッペンもすぐにピットインしてインターミディエイトからミディアムに交換。2位でレースに復帰する。

    12周が終わる頃にはハミルトンとフェルスタッペンの差は9.4秒まで開いており、3位にはケビン・マグヌッセンがつける。その後方にはストロールとボッタス、さらにロマン・グロージャンとルクレールが続いた。

    ルクレールの後方にはベッテル、そして13番グリッドから素晴らしい追い上げを見せていたアルボンが続き、ベッテルがターン12でワイドに膨らんだタイミングでアルボンが前に出て8位に浮上する。その後、アルボンはルクレールにも迫るが、ソフトを履いていたルクレールのペースが上がらないため、ベッテルを加えた三つ巴のバトルになる。

    オーバーテイクを何回か試みていたアルボンは、17周目の最終ターンを上手く立ち上がると、ターン1の手前で再度アタックを仕掛ける。ルクレールはブロックを試みるが、アルボンが上手く前に出たため、そのままルクレールを抜いて7位を奪う。ルクレールはその後ベッテルにも抜かれる。

    前方ではハミルトンが快走を続けており、24周目では2位フェルスタッペンに12秒差を築いていたが、フェルスタッペンも3位ストロールに15.5秒の差を築いていた。4位にボッタス、5位にマグヌッセン、6位にグロージャン、7位にアルボンが続く。

    28周目に6位グロージャンとの差を0.7秒まで詰めていたアルボンは、29周目のターン1で一気に前に出て6位に浮上。7.7秒先を走るマグヌッセンが次のターゲットになった。

    30周目終了時にベッテルが2回目のピットインでハードタイヤに交換。9位から11位までポジションを落とすが、フェステストラップを記録しながらカルロス・サインツ Jr.(マクラーレン)との差を詰めていった。

    33周目にはボッタスが2回目のピットインでミディアムへ交換。35周目にはアルボンが2回目のピットインを行うが、ここでクルーが素晴らしいピットワークを見せ、2.7秒でハードタイヤに交換。アルボンは10位でレースに復帰する。

    続いてストロールがミディアムに交換すると、フェルスタッペンもハードに交換するために2回目のピットインを行う。ここでピットクルーがさらに素晴らしい仕事を見せ、2.0秒でフェルスタッペンを送り出す。そしてハミルトンもピットイン。十分なリードを築いていたハミルトンはミディアムに履き替えて首位のままレースに復帰した。2位にフェルスタッペン、3位にはストロールを抜いていたボッタスが続いた。

    フレッシュなタイヤを得たボッタスはここからフェルスタッペン追撃をスタートさせ、40周目で5.3秒だったタイム差を45周目までに1.3秒まで縮めることに成功。2人の後方ではベッテルが5位までポジションを戻していたが、アルボンがさらに上回るペースで背後に迫る。

    残り5周、アルボンはベッテルとの差を1.1秒まで詰めることに成功。ボッタスもフェルスタッペンとの差を4秒まで詰めていた。アルボンは次の周のターン2でワイドに膨らんだベッテルのインを突いて5位を奪う。

    69周目、ボッタスとフェルスタッペンの差は1秒以内まで詰まっていたが、フェルスタッペンは最終ターンで素晴らしいコーナリングワークを見せてボッタスとの差を0.8秒にキープすると、ファイナルラップもボッタスを抑えてチェッカーフラッグを受けた。

    ハミルトンは1分16秒627のファステストラップと共にキャリア8回目のハンガリーGP優勝を手にした。2位にフェルスタッペン、3位にボッタスが続いた。4位には2019シーズンドイツGPと並ぶキャリアベストをマークしたストロールが入り、5位には13位から驚異の追い上げを見せたアルボンが入った。

    マックス・フェルスタッペン(2位)
    「言うまでもなく、このポディウムは僕のメカニックたちに捧げるものだ。スタート前にレースが終わってしまったと思っていた。ブレーキを踏んだらホイールがロックしてしまったので、ブレーキを外して踏み直したらウォールに当たってしまった。信じられなかったけれど、何とかウォールからグリッドまで戻ることができた。このチームは絶対に諦めないし、メカニックたちが素晴らしい仕事でマシンを瞬時に修復してくれた。あの修復作業を信じられる人はひとりもいないと思うけれど、全員が冷静に作業をしていた。レーストラックはかなり滑っていたけれど、良いスタートを切ることができた。スタートからターン1までのプランを立てることはできないけれど、インサイドが詰まっているのが見えたので、アウトサイドから仕掛けてみようと思った。グリップが得られることが分かっていたから、上手くいった。スタートからしばらく7位が続いていたらレースはまったく違う結果になっていただろうね。スタートに成功したあとは戦略もすべて上手くいった。僕はタイヤを管理しながら安定したラップを重ねてバックマーカーたちをかわしていくだけだった。圧倒的な強さを見せているメルセデス勢の間に割り込めたのは素晴らしい結果だと思う。レースウィークエンドを通じて苦労していたし、予選も上手くいかなかったから、この結果が得られるなんて思っていなかった。メルセデスとの差を詰めていきたい。今の彼らは非常に強いので彼らを上回るのは簡単ではないと思うけれど、トライし続ける」

    アレクサンダー・アルボン(5位)
    「グッドレースだったし、次々とパスしていくのは楽しかった。昨日の時点で5位になると言われていたら、できることならそうしたいと言っていただろうね。13番グリッドからのスタートだから難しいレースになると思っていたけれど、上手くスタートできたし、そのあとも順調にポジションを上げていくことができた。このサーキットでオーバーテイクするのは簡単じゃないから、かなり大胆なムーブをする必要があった。ここでは限界ギリギリで仕掛ける必要があるけれど、今日はすべて上手くいったし、バトルを楽しめた。見せ場を作れるのは嬉しい。ファイトすれば良い結果が得られる印象だったし、マシンのブレーキングも好調だったからどんどん仕掛けることができた。フェラーリ勢に蓋をされてしまってタイムをかなり失ってしまった。あれがなければもっと上位に迫れていたと思う。でも、マシンは絶好調だった。空気がクリーンならかなりのスピードが得られていたし、競争力は十分だった。今日の結果には満足しているし、チームに十分なポイントを持ち帰ることができた。予選がトリッキーだったから、今日の結果には感謝しておくべきだろうね。予選よりもペースがかなり良かったのはちょっと驚きだったけれど、ポジティブな驚きだし、マシンが上手く機能している証拠だ」

    クリスチャン・ホーナー(チーム代表)
    「今日はメカニックが見事な仕事をした。マックスの結果は彼らのおかげだ。グリッド上で20分でマシンを修復するというのは素晴らしい。彼らは大汗をかきながら作業していた。彼らは本当に素晴らしい仕事をしてくれている。今回はレースウィークエンドを通じていくつもの改良を行っており、金曜も夜遅くまで働いてくれた。言うまでもなく、昨日の予選でかなり追い詰められていたので、あそこから立ち直ってメルセデス2台に割り込んで2位を獲得できたのは素晴らしい結果だ。マックスは全力で走っていたし、アレックスも見事なレースだった。後方からスタートして素晴らしいラップを記録しながら、アレックスの持ち味を出してオーバーテイクを続けていったことが最高のリカバリードライブに繋がった。マシンは決勝の方が状態が良く、戦術も良いが、プレシーズンから加えてきたアップデートの一部が期待通りの結果を出していないので、データを精査してシルバーストン前に原因を突き止めたい」

  • F1ハンガリーGP 決勝:ドライバーコメント(11位~DNF)

    F1ハンガリーGP 決勝:ドライバーコメント(11位~DNF)

    2020年のF1世界選手権 第3戦 F1ハンガリーGPの決勝が7月19日(日)にブダペストのハンガロリンクで行われた。

    スタート直後にウエットからドライへと路面状況が変化するコンディションのなか、主にスタートも失敗し、選択したスリックタイヤの種類を誤ったドライバーがポイント圏外に落ちることになった。リタイアはピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)の1台のみだった。

    11位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「非常に複雑なレースだった。マシンに変更を加えていないので何が起こったのかはわからないけど、実際に予想よりもいい感じだった金曜日と土曜日よりもバランスがはるかに悪くなっていて、ドライブするのが非常に困難だった。とにかく同じマシンのようには感じられなかった。かなり苦労をしていたので、理解するためにさらに調査する必要がある。他のソフト勢よりも少し早くに交換したけど、おそらく楽観的すぎたかもしれない。でも、良い判断だったし、何周か速いラップができた。でもドライラインは一本だけだったので、オーバーテイクはできなかった。後から考えれば、ソフトは最適なチョイスではなかった。その後はただ遅かった。僕たちの前には多くの作業がある」

    12位:ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)
    「今日のレースペースには満足していた。1周目ですでに何台かオーバーテイクできたし、ピットインもいいタイミングで呼んでくれた。ただ、2回目のピットアウト後には一度抜いたはずのマシンの後ろに入ってしまった。入賞が可能だと思っていたので、12位フィニッシュという結果には満足していない。もう一度、レースで何が起こったのかを振り返る必要がある。まだエンジニアと一緒にマシンの理解を進めているところだけど、この3レースで多くのことを学んできた。今日も一周一周がシルバーストンに向けたマシンの最適化のためにに重要だと考えながら走行していた」

    13位:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「タフなリザルトだ。タフなレースだったというわけではないけどね。スタートが最も厳しかった。いいスタートを切ったけど、第2フェーズでホイールスピンが多すぎたし、すべてうまくいかなかった。あれは僕のミスだ。ウエットでのそれほど多くのスタートはやっていないし、素晴らしいスタートができたことはない。準備をしていたけど、まったくうまくいかなかった。残りのレースは、とにかくそこから挽回するために頑張った。オーバーテイクがとても難しいトラックだし、他にはやれることはあまりなかった。ペースは良かったし、マシンは運転していてかなり良かった。たぶん素早い蹴り出しが最も重要となるトラックでスタートに苦労してしまった。今シーズン最初の本格的な大きなミスだった。それに取り組んで、もっと強く戻ってくる必要がある。カルロスと僕をこの開幕3戦で可能な限り最高のポジションに置くために一生懸命働いてきたチームの全員に心から感謝したい。次の2つのグランプリはホームトラックだし、このレースを忘れることを楽しみにしている」

    14位:エステバン・オコン(ルノー)
    「序盤から厳しい週末だった。もちろん、結果には満足していないし、素晴らしい結果ではない。僕たち全員が落胆しているし、ここからさらに強くなって戻ってくるしかない。僕たちはチームとしてそこから学び、前進し、戻ってこなければならない。レースでは多くのことが起こったけど、どのコンディションでも僕たちは進歩することができなかった。見直して、このような結果を避けるために協力して懸命に仕事をしていかなければならない。開幕2戦はまずまずだったけど、今回のレースは十分な改善ができなかった」

    15位:キミ・ライコネン(アルファロメオ)
    「僕にとってはそれほど忙しいレースではなかった。残念ながら、僕たちがポジションからスタートすれば、非常に困難な仕事が待ち受けていることになる。やれることはやったけど、ポイントには不十分だった。ペースはそれほど悪くなかったし、スタートでいくつか順位を上げることができたけど、ペナルティによって再開まで戻されてしまった。グリッドはちょっと滑りやすくて、ちょっとボックスからはみ出しすぎてしまった。戻る時間はなかった。もう少し順位を上げられたかもしれないので少し残念だ。予選を改善するためにやらなければならない仕事がたくさんあるけど、日曜日のパフォーマンスについてはポジティブに受け止めていいと思う」

    16位:ロマン・グロージャン(ハース)
    「チームの良い動きだったと思う。無線でインターにはあまりにドライだと伝え、僕たちはギャンブルをした。最初の数週は少しスリリングだったけど、その後は本当にうまくいった。ペースはよかった。左フロントタイヤにグレイングが出てきたけど、十分に保護することができなかった。いずれにしろ、OKだった。そこからは悲しいことに見直す必要がある。アルボンはターン1でかなり遅くに仕掛けてきて、僕のフロントウイングにヒットしてダメージを負った。その後はパフォーマンスがかなり低下した。頑張ったけど、その後は同期がとれなくなってしまったし、ポイント圏内に留まることができなかった」

    17位:アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
    「昨日の予選の後、準備を上げるのが難しいことはわかっていたけど、少なくともレース終盤のペースは満足できるものだった。スタートはOKだったけど、1回目のピットストップで交換したソフトタイヤは今日の最適なコンパウンドからはかけ離れていた。多くのタイムが犠牲になったし、ハードタイヤに交換ははるかに良かったけど、それまでに失った多くのポジションを取り戻すには遅すぎた。シルバーストンまで1週間の間隔は、僕たちが過去数週間で起こったことをもう少し理解するために非常に重要になる。マシンを改善して、次のトリプルヘッダーでもっと良い状態に整えるために本当に懸命に作業しなければならない」

    18位:ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
    「まずはウエットスタートがうまくいなかった。とてもトリッキーだった。何らかの理由でイン側の全員が苦労したと思う。そこからのペースは本当に悪かったし、何が起こっているのか理解する必要がある。去年は反対だった。予選よりもレースペースの方がよかった。今の僕たちは土曜日にはかなり速いけど、日曜日にかなり苦しんでいる。でも、全体を見て、僕たちが果たした進歩に目を向ければ比較的満足できる。ポジティブなことがたくさんあるし、とにかくネガティブことを修正して、レースでのマシンのペースをもう少し良くする必要がある」

    19位:ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
    「良いスタートが切れたし、1周目もよかったけど、ピットストップで全てが取り消された。残念ながら、慌ただしいピットレーンではそういうことは起こり得る。パンクして、残念ながらかなりのダメージを負ってしまったのでピットにマシンを戻さなければならなかった。フロアのかなりの部分がなくなっていたので、レース全体でコース上にマシンをとどめるのがかなり難しかった。今日は思い通りにいかなかったのは少し残念だけど、それでも昨日から得られるはポジティブなものがある。シルバーストンにむけてリセットする必要がある」

    DNF:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
    「今回は難しいレース週末になった。いろいろなところに問題が発生して、苦しい状況が続いていた。今日はギアボックスの問題が出てしまい、レースの最初からシフトの問題に悩まされていた。レース中に修正を試みたものの、最終的にはリタイアとなった。非常に残念だが、不運な週末になってしまった。シルバーストンの準備のためにまだ数日あるし、次はもっといいレースをできればと考えている」

    関連:F1ハンガリーGP 決勝:ハミルトン優勝、フェルスタッペンが2位表彰台

  • マックス・フェルスタッペン、F1ハンガリーGPのDriver Of The Day

    マックス・フェルスタッペン、F1ハンガリーGPのDriver Of The Day

    レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンが、2020年のF1世界選手権 第3戦 F1ハンガリーGPのドライバー・オブ・ザ・デーに選出された。

    “ドライバー・オブ・ザ・デー”はグランプリで活躍したドライバーをファン投票で決定。F1ハンガリーGPでは決勝前にクラッシュを喫するという危機的な状況から2位表彰台まで挽回したマックス・フェルスタッペンがドライバー・オブ・ザ・デーに選出された。

    レコノサンスラップのターン12でスリップしてしまったマックス・フェルスタッペンのハンガリーGPはスタート前に終わっていた可能性があったが、スタート時刻が迫る中、クルーが必死にフロントウイングと左フロントサスペンションの修復作業を行った。

    クルーの素晴らしい修復作業によって無事スタートすることができたフェルスタッペンはスタートで7番グリッドから3位までポジションを上げると、各チームのマシンがピットインしてインターミディエイトからドライタイヤに履き替えるタイミングでランス・ストロール(レーシングポイント)を抜いて2位に浮上する。

    最終盤にはペースを上げてきたバルテリ・ボッタス(メルセデス)のプレッシャーを受けるが、フェルスタッペンはペースを守り続け、キャリア33回目の表彰台を獲得した。

    マックス・フェルスタッペン
    「言うまでもなく、このポディウムは僕のメカニックたちに捧げるものだ。スタート前にレースが終わってしまったと思っていた。ブレーキを踏んだらホイールがロックしてしまったので、ブレーキを外して踏み直したらウォールに当たってしまった。信じられなかったけれど、何とかウォールからグリッドまで戻ることができた。このチームは絶対に諦めないし、メカニックたちが素晴らしい仕事でマシンを瞬時に修復してくれた。あの修復作業を信じられる人はひとりもいないと思うけれど、全員が冷静に作業をしていた。レーストラックはかなり滑っていたけれど、良いスタートを切ることができた。スタートからターン1までのプランを立てることはできないけれど、インサイドが詰まっているのが見えたので、アウトサイドから仕掛けてみようと思った。グリップが得られることが分かっていたから、上手くいった。スタートからしばらく7位が続いていたらレースはまったく違う結果になっていただろうね。スタートに成功したあとは戦略もすべて上手くいった。僕はタイヤを管理しながら安定したラップを重ねてバックマーカーたちをかわしていくだけだった。圧倒的な強さを見せているメルセデス勢の間に割り込めたのは素晴らしい結果だと思う。レースウィークエンドを通じて苦労していたし、予選も上手くいかなかったから、この結果が得られるなんて思っていなかった。メルセデスとの差を詰めていきたい。今の彼らは非常に強いので彼らを上回るのは簡単ではないと思うけれど、トライし続ける」

    関連:F1ハンガリーGP 決勝:ハミルトンが2連勝、フェルスタッペンが2位表彰台

  • アルファタウリ・ホンダF1 「全てのペースをまとめることができなかった」

    アルファタウリ・ホンダF1 「全てのペースをまとめることができなかった」

    アルファタウリ・ホンダF1のテクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンが、2020年のF1世界選手権 第3戦 F1ハンガリーGPの決勝レースを振り返った。

    アルファタウリ・ホンダF1にとっては厳しい週末となった。10番グリッドからスタートしたピエール・ガスリーは15周目にギアボックス問題によってリタイア。ダニール・クビアトは完走するもポイント争いに加わることはできなかった。

    「今日は素晴らしい結果ではなかった」とジョディ・エギントンは語る。

    「ギアボックス問題によってピエールのマシンを早期にリタイアさせなければならなかったし、ダニーをポイント圏内に進めることもできなかった。どちらも期待外れだ」

    「レース開始時のインター(ミディエイト)タイヤは明白な選択だったが、最初のピットストップで装着することを選択したソフトタイヤは予想よりもデグラデーションが激しく、ダニーにハードに交換するための2回目のピットストップさせ、より長く走らせることを強いることになった。雨という予報が具現化しなかったため、残念ながら、今日はポイント争いに戻る機会はなく、12位でフィニッシュした」

    「全体的に今週末のマシンは様々なポイントである程度のペースを示していたが、ここハンガリーではその全てをまとめることができなかった。次のレースに向けてそこを解決することに懸命に取り組んでいく」

    関連:F1ハンガリーGP 決勝:ハミルトン優勝、フェルスタッペンが2位表彰台

  • ランス・ストロール 「レッドブル・ホンダよりもマシンは速かった」

    ランス・ストロール 「レッドブル・ホンダよりもマシンは速かった」

    レーシング・ポイントF1のランス・ストロールは、F1ハンガリーGPでRP20はレッドブル・ホンダよりも速いグリッドで2番目に最速のマシンだったと主張する。

    ランス・ストロールは、F1ハンガリーGPの予選でメルセデスの2台の後ろの3番手タイムを記録。決勝ではスタートでバルテリ・ボッタスがミスを犯して順位を落としたことで2番手に浮上した。

    だが、序盤に路面が急速に乾いてきたことに反応して全車が一斉にピットインする混乱のなかでランス・ストロールは5番手まで順位を落とす。しかし、16周目までにトップ3まで挽回。35周目にバルテリ・ボッタスに抜かれるまでその位置をキープしていた。

    結果として2位表彰台を獲得したレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンに上回られ、4位でフィニッシュしたランス・ストロールだが、レーシング・ポイントのマシンに自信を持っている。

    「今週末、僕たちは2番目に最速のマシンを持っていたと本気で信じている。それは今シーズンにむけて多くのポジティブな姿勢を与えてくれている。これで3レースを終えたけど、すべてのレースで僕たちは強かった」とランス・ストロールは Sky Sports F1 にコメント。

    「最初から最後まで堅調な週末だった。今日は間違いなく表彰台は可能だった」

    「それでも4位には本当に満足している。良い結果であり、今日と週末中ずっとこのような素晴らしい仕事をしてくれたチームに感謝しなければならない。レース序盤にマックスと戦い、変化するコンディションのなかで2番手を走るのは楽しかった」

    ランス・ストロールは、バルテリ・ボッタスに負けたのはマシンの強いを反映するものではなく、主にレーシング・ポイントとメルセデスとの戦略面の違いの結果でだったと付け加えた。

    「僕たちの方がレース中盤に少し長くステイアウトしていた。そこでバルテリはアンダーカットを製恋させた」とランス・ストロールは説明する。

    「彼は僕たちの後ろにいて、ピットストップを行った。僕たちはもう少し雨が降ると予想していたので、そのスティントをもう少し長く引き伸ばそうとしていた。残念ながら、雨が降ることはなかった」

    「彼はシンプルに僕たちをアンダーカットすることができた。僕たちが数周後にピットインしたとき、彼は8秒先にいた。僕たちはその段階で快適に4番手だった」

    「違ったことができたかもしれないけど、レース後ならいつだってそう言える。それがレースであり、僕たちは4位に満足しなければならない」

    「実際にはかなり孤独なレースで4位で終えたけど、重要なのことはチームのために多くのポイントを獲得できたことだ」

    「とても複雑なレースだったので、見直して今後のレースで何ができるかを学んでいきたい」

    レーシング・ポイントは、コンストラクターズ選手権で3位のマクラーレンに1ポイント差まで迫り、5位のルノーには15ポイントのリードを築いている。