カテゴリー: F1ハンガリーGP

  • 角田裕毅 「ハンガロリンクは大好きだがタフな戦いになると思う」

    角田裕毅 「ハンガロリンクは大好きだがタフな戦いになると思う」

    アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅が、2021年第11戦ハンガリーGPへの意気込みを語った。

    「シルバーストーンを振り返ると、予選ではトラフィックの問題もあって満足はいきませんでした。全体的には新フォーマットによって厳しい戦いになったものの、日曜にはポイントを獲得できてうれしかったです」と角田裕毅はコメント。

    「チームは想定通りにいかなかったマシンパフォーマンスにがっかりしたと思いますが、僕は満足していました。シルバーストーンをF1マシンで走るのは初めてで、マゴッツからベケッツのような高速セクションでは素晴らしい感覚でした」

    「ハンガロリンクはそのシルバーストーンとは大きく特徴の異なるサーキットです。ただ、昨年、F2でレースをした際には、予選順位が悪く、レースではフロントウイングにも大きなダメージを負ったことで、いい結果を出せませんでした」

    「マシンに最大のダウンフォースが必要でとても難しいサーキットなのですが、このコース自体は大好きです。ポイントの一つは、コーナーへの進入スピードをどれだけ上げられるかで、ドライブしていて面白いコースです。気温が高くなっており、息をつけるストレートのセクションがないので、タフな戦いになると思います。どうなるかは分かりませんが、準備はできています」

    「これが終われば、サマーブレイクで、とても楽しみにしています。イタリアに引っ越してきたばかりなので、休みのほとんどは家の整理に時間を使うと思います。今回のレースの前には、シミュレーターセッションのためにUKへ戻っていたのですが、ホテルは空調がなくて暑さに苦しんだので、エアコン付きの家で快適に過ごすことが楽しみです!」

  • アルファロメオF1、ロバート・クビサをF1ハンガリーGPのFP1に起用

    アルファロメオF1、ロバート・クビサをF1ハンガリーGPのFP1に起用

    アルファロメオF1は、F1ハンガリーGPのフリー走行1でキミ・ライコネンに代えてロバート・クビサを起用する。

    ハンガリーは、ロバート・クビサの母国ポーランドに最も近いグランプリであるため特別な週末であり、すでにポーランドのファンのために特別なファンゾーンが設置されている。

    ロバート・クビサは、金曜午前にキミ・ライコネンに代わって出走。ポーランドのファンの声援に応える。

    「特にカレンダーでポーランドに最も近いレースであるブダペストではマシンに戻ることは常に素晴らしいことだ」とロバート・クビサは語った。

    「いつもスタンドにはポーランドのファンがたくさんいる。金曜日にガレージに向かうとき、僕を歓迎してくれる旗がたくさんあることを知っている」

    「もちろん、マシンに乗ったらチームのために可能な限りベストな仕事をすることとエンジニアがマシンをセットアップするのを助けることに焦点が当てられる」

    「ミッドフィールドはマージンが非常に小さいため、あらゆる改善が重要になる」

    ロバート・クビサは、スペインとオーストリアでもプラクティスセッションに参加しており、今シーズンのレースウィークエンドで他のどのテストおよびリザーブドライバーよりも多くのオントラックアクションを行っている。

    アルファロメオF1のチーム代表を務めるフレデリック・バスールは、ロバート・クビサが行う仕事が、今シーズンのミッドフィールドでの進歩の主な理由だと語る。

    「ロバートは今シーズンこれまでチームのために本当に良い仕事をしてきた。そして、我々は彼がブダペストのマシンに戻るのを楽しみにしている」とフレデリック・バスールは語った。

    「彼の技術的なフィードバックは我々がマシンをセットアップするのに本当に役立っている。そして、彼がシーズンが進むにつれて我々のパッケージからさらに多くを抽出するのを助けてくれる確信している」

  • ピエール・ガスリー 「ハンガリーで前半戦をしっかり締めくくることが重要」

    ピエール・ガスリー 「ハンガリーで前半戦をしっかり締めくくることが重要」

    アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーが、2021年第11戦F1ハンガリーGPへの意気込みを語った。

    「前回のシルバーストンのレースは、最後のパンクで数ポイントを失いフラストレーションを感じた。8位さえ可能だったと思う。誰かがトラックに砂利を撒き散らして、それが僕のタイヤを切った」とピエール・ガスリーはコメント。

    「正直なところ、過去数レースでの物事の全般的な進み具合に少しうんざりしている。オーストリアではシャルル(ルクレール)との衝突でいくつかのポイントが犠牲になったし、それからあのパンクがあった。全体として、シルバーストンはシーズン最悪の週末だったと思う。特に2~4ポイントを回収できるように見えたので、それを獲得できなかったのは腹立たしかった。でも、そういうことはあるものだし、これから見直さなければならないことがあるのは間違いない。新しいフォーマットでは予想以上に複雑な問題に対処する必要があったし、フリープラクティスの後に物事を整理する時間があまりなかった」

    「シーズンは非常に好調なスタートを切っているので、ブダペストで今年の前半戦をしっかりと締めくくることが重要になる。過去にハンガロリングでうまくやってきたし、F2で優勝し、F1でも数回ポイントを獲得している。リアルなストレートはないし、コーナーも多くはないので、コックピット内ではとても好きなサーキットだ。ブレーキング、ターニング、スロットルを管理するなど、常に何かをやっている。ストレートに費やす時間はほとんどないし、それを楽しんでいる。良いリズムを掴むことが重要だし、ドライビングは本当に楽しいと思う。もちろん、それは常に本当に肉体的な挑戦であり、ラップには休む機会はない。さらに、今のヨーロッパの暑さを考えると、また非常に暑い週末になりそうだ。でも、その準備はできていると感じている」

    「ハンガリーでのチャンスに関してだけど、過去数週間の週末でマクラーレンとフェラーリが大きな前進を遂げたことがわかった。僕たちがアルピーヌとアストンマーティンとチャンピオンシップで5位争いをしていることは分かっているし、それが僕たちが目指すべき目標だ。ブダペストでは、これら2つのチームとの戦いになる可能性が高いと思うけど、パッケージのポテンシャルを最大限に活用して、非常に良い週末を過ごす必要がある」

    「その後はブレークがある。今年の前半戦が激しかったので、全員にとっても良いことだと思う。シーズンの次のパートは非常に厳しいものになることを分かっているし、史上最多の23のレースが計画されている1年では休むことが重要だ。年末にかけては肉体的にも精神的にも厳しいものになると思うので、少し家族と過ごせる時間があるのは良いことだ」

  • メルセデスF1代表 「ハンガリーGPはフェルスタッペンが優勝候補」

    メルセデスF1代表 「ハンガリーGPはフェルスタッペンが優勝候補」

    メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、次戦F1ハンガリーGPではマックス・フェルスタッペンが優勝候補だと認める。

    F1イギリスGPでの物議を醸す接触の後、ルイス・ハミルトンが連敗にストップをかけたメルセデスF1だが、ハンガロリンクについてトト・ヴォルフは「理論上では、我々が優勝候補だとは言えない」と RTL に語った。

    「しかし、もちろん、チャンピオンシップをオープンに保つために、あるいはアドバンテージを得るために、できる限りストレッチしていきたい」

    「しかし、シルバーストンよりも難しいのは確かだろう。一方で、現在の我々はもう少し理解できていると思う」

    したがって、トト・ヴォルフは、メルセデスF1のタイトルを絶望視するのは賢明ではないと語る。

    「F1環境では、我々は熱狂と絶望の間で揺れ動く傾向がある。したがって、シルバーストンの前のような悪いレースをしている場合、我々は絶望視される」

    「それから我々はシルバーストンで勝ち、突然再び勢いを増した。チームとして安定した状態を保ち、自分たちの強みを認識し、マシンを開発し、同時に完璧に動作する必要があると思う」

  • ハンガリーでFIAグレード1ライセンスの新サーキットが着工へ

    ハンガリーでFIAグレード1ライセンスの新サーキットが着工へ

    ハンガリーにFIAグリード1ライセンスのサーキットが建設され、2023年からMotoGPのレースに使用されることが発表された。

    ハンガリーでは、1986年以来、毎年F1ハンガリーGPを開催しているハンガロリンクがあるが、ハンガリー政府はブダペストに次ぐハンガリーで2番目に大きな都市であるデブレツェンに『Magyar Nemzetkozi Motodrome』と呼ばれるサーキットの建設を承認した。

    「ドルナスポーツが我々の提案を受け入れる決断を下したことに大変感謝します。完全に新しいサーキット、つまり、全く新しいスタイルのサーキットを建設します」

    「投資は非常に重要ですが、ビジネスモデルを作成したとき、それは価値のあるものでした。素晴らしい経済投資です」とイノベーション・テクノロジー省のラースロー・パルコヴィチ大臣は語った。

    鈴鹿からインスピレーションを得たとされるサーキット・レイアウトは、全長5km、合計15コーナーと複数の標高変更が特徴となるという。

    バリア、医療センター、その他のさまざまな施設がすべてFIAグレード1基準を満たしているため、F1レースに使用できる。

    しかし、少なくともF1は2027年までハンガロリンクとF1ハンガリーGPを開催する契約を結んであり、新サーキットでそれ以前にF1グランプリが開催される可能性は低い。

    代わりに、Magyar Nemzetkozi MotodromeはMotoGPレースを主催することになっており、サーキットの所有者とチャンピオンシップとの契約はすでに合意されている。

  • レッドブルF1のメカニック、マックス・フェルスタッペンに“お土産”

    レッドブルF1のメカニック、マックス・フェルスタッペンに“お土産”

    レッドブルF1のメカニックは、F1ハンガリーGPで2位表彰台を獲得したマックス・フェルスタッペンにある“お土産”を渡した。

    マックス・フェルスタッペンがハンガリーGP決勝レースのスターティンググリッドに着く前にクラッシュした瞬間、誰もが彼の出走を疑った。フォーメーションラップまで20分。フェルスタッペン自身もレース出走をはんば諦めていた。

    新型コロナウイルスの影響により、スタートまでの手順は変更となり、グリッド上での作業時間は30分から20分に短縮され、フォーメーションラップのためにメカニックがピットを離れなければならない時間も5分から3分に短縮された。昨年と比較して12分少ない状況。

    しかし、チーフメカニックの瞬時の判断によってピットではなく、グリッドへと導かれたマシンに対し、メカニックたちは超人的なハードワークでマックス・フェルスタッペンのRB16を超高速で修復。フェルスタッペンはレースに出走できたばかりか、2位表彰台も獲得した。

    レース後、ピットレーンで祝福を受けているマックス・フェルスタッペンに対して、メカニックは交換した左フロントサスペンションのパーツを手渡した。今後の教訓とともに素晴らしい思い出となるだろう。

  • レッドブル・ホンダF1の驚異的なマシン修復作業にライバル勢からも拍手

    レッドブル・ホンダF1の驚異的なマシン修復作業にライバル勢からも拍手

    レッドブル・ホンダF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1ハンガリーGPの決勝直前にマックス・フェルスタッペンのマシンを修復して見せたメカニックたちに、グリッド上のライバルからも拍手が送られたと述べた。

    マックス・フェルスタッペンがハンガリーGP決勝レースのスターティンググリッドに着く前にクラッシュした瞬間、誰もが彼の出走を疑った。

    しかし、レッドブル・ホンダF1のメカニックたちが超人的なハードワークで彼のRB16を超高速で修復したため、マックス・フェルスタッペンはレースに出走できたばかりか、2位表彰台も獲得した。

    クリスチャン・ホーナーは、マックス・フェルスタッペンのクラッシュを次のように振り返る。

    「アウトラップをモニタリングしていると、まず、ターン6・ターン7でマックスが外へ膨らんだのが見えた。そして、どこでグリップが得られるのかを確認しようとしていたマックスは、ターン12へ向かいながら8速に合わせようとした。8速に合わせるためには全開で走る必要があるのだが、当日のサーキットの路面状態はマックスが思っていたよりも滑りやすく、タイヤもまだ冷えていた。彼がバリアに突っ込んだ瞬間はチーム全員が目を疑った」

    「幸運なことに、マックスのエンジンは無事だったので、バリアから戻ることができた。ダメージがどれだけ深刻なのかは分かっておらず、彼をピットへ呼び戻すかどうかをすぐに判断しなければならなかった。しかし、ピットではなくグリッドへ向かわせることにした。グリッド上で作業が終われば、ポジションを失わなくて済むからだ。メカニックたちがマックスのRB16をグリッド後方で受けて前へ押していったが、時間内に修復作業が完了するかどうかはまったく分かっていなかった」

    「スクリーン上ですでにトラックロッドとプッシュロッドが破損しているのを確認していたが、サスペンションのウィッシュボーンとアップライトの状態は分かっていなかった。これらが破損していたらゲームオーバーになっていた」

    「面白いことに、私は特にストレスを感じていなかった。マシンが修復可能な状態なら、私たちのメカニックたちならやってくれるだろうと思っていた。マックスがグリッドに着くと、メカニックたちはすぐに仕事に取り掛かったが、コンポーネントをひとつも壊すことなく細部まで調査していくことが何よりも重要だった」

    「調査の結果、問題ないことが分かったので、あとは時間内にパーツをすべて交換するだけになったのだが、これは非常に大変な作業になる。なぜなら、各パーツは非常に複雑なデザインをしているからだ。狭いスペースで指を動かし続けることができる優れたピアニストにならなければならない。F1マシンはそのくらいタイトにデザインされている」

    「全員がそれぞれの仕事をしてくれた。フロントエンド、ナンバーワンメカニック、チーフメカニックたちがシームレスに作業をしていった。もちろん、修復作業だけではなく決勝レーススタート前のいつもの準備も進めていかなければならなかったので、チームは見事な連携を取っていた」

    「制限時間の5分前にチーフメカニックが問題なさそうだということをウインクで伝えてくれた。そして25秒前にホイールを装着することができた」

    「グリッドを離れたあと、他のチームのメカニックたちが拍手で讃えてくれた。あれはチームワークの鑑だった。全員がシンクロして時間と戦い、仕事を終わらせた。あの “Don’t Crack Under Pressure” ぶりにはチームパートナーのタグ・ホイヤーも誇りに思っただろう!(編注:“Don’t Crack Under Pressure / プレッシャーに負けるな” はタグ・ホイヤーのキャンペーンコピー)」

    「ガレージに戻ったメカニックたちは興奮していたが、もちろん、すぐに落ち着かなければならなかった。なぜなら、ピットストップを担当するのも彼らだからだ。そして彼らはレース中に2秒切りのピットストップをやってのけ、3戦連続でピットストップ最速記録をマークした。驚異的なチームパフォーマンスだった」

    関連:【動画】 レッドブル・ホンダF1のマシン修復作業 – 激動の20分間完全版

  • 【動画】 レッドブル・ホンダF1の驚異的なマシン修復作業 – 早回し版

    【動画】 レッドブル・ホンダF1の驚異的なマシン修復作業 – 早回し版

    レッドブル・ホンダF1は、メカニックたちが魅せたF1ハンガリーGPのスタート直前に驚異的なマシン修復を早回しした動画を公開した。

    マックス・フェルスタッペンは、F1ハンガリーGP決勝前のレコノサンスラップで濡れた路面でターン12でコントロールを失ってクラッシュ。フロントウイングと左フロントサスペンションにダメージを負った。

    「サスペンションがほぼ逝っちゃってる」と諦めてピットに戻ろうとするマックス・フェルスタッペンに対し、エンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼは「グリッドに来てくれ」と無線を飛ばす。

    メカニックたちがマックス・フェルスタッペンのマシンを押してダミーグリッドに到着したときにはフォーメーションラップまで20分を切っていた。昨年まではフォーメーションラップのスタート3分前までにタイヤを装着しなければならなかったルールは、新型コロナウイルスの影響による一連のルール変更で5分前に変更されている。

    だが、メカニックたちにまったく諦めの表情はない。マシン修復を完了させ、フォーメーションラップ開始の25秒前にレッドブル・ホンダF1のメカニックはタイヤウォーマーを外してグリッドを離れた。

    マックス・フェルスタッペンは、メカニックの働きに応えるように、見事なスタートを決め、2台のフェラーリ、そしてレーシングポイントのランス・ストロールをかわし、7番手から3番手へポジションアップする。そして、4周目にタイヤを換え、ストロールの前の2番手でコースに復帰。そのままポジションをキープして、最後はバルテリ・ボッタスの猛追を抑えて0.7秒差で2位表彰台を獲得した。

    「今日の表彰台をメカニックたちに捧げる。スタート前にレースが終わってしまったと思っていた」とマックス・フェルスタッペンは語る。

    「ブレーキを踏んだらホイールがロックしてしまったので、ブレーキを外して踏み直したらウォールに当たってしまった。信じられなかったけれど、何とかウォールからグリッドまで戻ることができた」

    「このチームは絶対に諦めないし、メカニックたちが素晴らしい仕事でマシンを瞬時に修復してくれた。あの修復作業を信じられる人はひとりもいないと思うけれど、全員が冷静に作業をしていた」

  • レッドブルとフェルスタッペンがF1ハンガリーGPで罰せられなかった理由

    レッドブルとフェルスタッペンがF1ハンガリーGPで罰せられなかった理由

    レッドブル・ホンダは、F1ハンガリーGPの決勝前に予選とレースの間にマシンに変更を加えてはいけないというパルクフェルメ規則を破ることになったが、ペナルティを科せられなかった理由は?

    各車両は、予選セッション中、レコニザンスラップ中に最初にピットレーンを出た時より、レースのスタートまで、パークフェルメにあるものとみなされ、基本的に燃料の追加などといった軽微な設定変更を除いてはマシンに手を加えてならない。

    しかし、レッドブル・ホンダは、マックス・フェルスタッペンがレコノサンスラップでクラッシュを喫した後、フロントウイングを交換し、サスペンションを急いで修正。RB16のフロントエンド全体を修理した。

    基本的にレッドブル・ホンダはパルクフェルメ規則を破ったことになる。だが、F1のすべてのルールには例外が存在する。競技規則の34条2項には例外の長いリストが記載されている。

    今回、レッドブル・ホンダが該当したのが
    u) 正真の事故による破損を修理すること。
    の一文だ。

    特にマシンの安全を確保するために、正真(偽りのないこと。本物であること)クラッシュによって引き起こされた重大な損傷の修理は例外が認められる。その点でレッドブル・ホンダとマックス・フェルスタッペンは無事だった。

    また、競技規則の36条4項には
    5分前シグナルが提示された時、グリッドにいるすべての車両は、ホイールを装着していなければならない。このシグナル後のホイールの取り外しはピットレーンで、またはレース中断の間グリッドでのみ許される。
    と記されている。

    5分前シグナル提示時にすべてのホイールを完全に装着していない車両のドライバーには第38条3項 d)に規定されるペナルティ(10秒加算ペナルティ)が科せられる。

    レッドブル・ホンダのメカニックは、5分前のシグナルが提示されるわずか25秒前にそれを完了させた。
    F1レースディレクターのマイケル・マシも、レッドブル・ホンダは多くの人々が不可能だと考えていたことをすべてルールの範囲内で行ったと語る。

    レッドブル・ホンダとマックス・フェルスタッペンにペナルティの可能性があったかと質問されたマイケル・マシは「もちろん、フェルスタッペンのクラッシュ後、我々はすべてを注意深く見守っていた」とコメント。

    「我々の技術者はチームの作業と同様に時間も見守っていた。しかし、彼らはすべての規則を完全に遵守した。その点で、起こり得るペナルティの問題は決してなかった」

    関連:【動画】 レッドブル・ホンダF1のマシン修復作業 – 激動の20分間完全版

  • マックス・フェルスタッペンが振り返る“クラッシュからの2位表彰台”

    マックス・フェルスタッペンが振り返る“クラッシュからの2位表彰台”

    レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンが、レコノサンスラップでのクラッシュから2位表彰台で終えたF1ハンガリーGPの決勝を振り返った。

    初日からRB16の挙動に苦労していたマックス・フェルスタッペンは、ダミーグリッドに向かうレコノサンスラップで前日にスピンしていたターン12でコントロールを失ってクラッシュ。フロントウイングとサスペンションにダメージを負った。

    グリッドからのスタートを諦めてピットに向かおうとしてマックス・フェルスタッペンに対し、エンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼは「グリッドに来てくれ」と無線を飛ばす。

    そして、レッドブル・ホンダのメカニックたちは残り20分の段階から驚異的な作業でマシンを修復。見事にマックス・フェルスタッペンをフォーメーションラップに送り出すことに成功した。しかし、マシンが完全に治っているのか、さらにはこれまでの週末の出来を考えて、RB16が競争力を発揮することを予想する人は多くなかったはずだ。

    しかし、マックス・フェルスタッペンはスタートで7番手から3番手まで順位を上げると、スリックへの交換のタイミングで2番手に浮上。最後はバルテリ・ボッタス(メルセデス)から追撃を受けるが、なんとか抑えきり、2位表彰台で週末を終えた。

    「もちろん、グリッドへ着くためのラップでバリアに接触するなんて望んでいたことではないけど、メカニックはマシンを修復するために素晴らしい仕事をしてくれた。彼らがどうやってそれを完了させたのかわからないけど、信じられないことだった。彼らのために2位で恩返しできてとてもうれしい。1周目が非常に重要だったと思う。それ以降は正しい判断ができたと思うし、良いペースがあったのでとにかく自分の仕事を続けていた。もちろん、メルセデスの2台に割って入ることができたのは僕たちにとって良い結果だ」とマックス・フェルスタッペンはレース全体を振り返る。

    レコノサンスラップでのクラッシュについては以下のように説明する。

    「基本的にロックしたので、ブレーキを離し、再びブレーキをかけようとしたらまたロックして、そのまま直進した。すでにラップ全体でグリップに苦労していたし、基本的にロックしてしまい、そこから抜け出すことができずにウォールに直進していった。レースは終わったと思ったけど、なんとかマシンをリバースにいれてウオールから抜け出すことができた。そうだね、『ネバーギブアップ』のメンタリティだった。グリッドにマシンを持って行ってどうなるか見てみるしかなかった。飛び降りて『終わった』と言っていた可能性もあったけど、その後のことは皆さんも目にしたとおりだ。メカニックが素晴らしい仕事をしてマシンを修理してくれた。レースをスタートできるだけでもとても幸せだった。1周目は本当に良かったし、それ以降はいつピットインして、どのタイヤを履くかといった戦略面で正しい判断ができた。このような難しい週末の後にメルセデスの2台に割って入れたことは僕たちにとって素晴らしい結果だし、期待していなかったことなのは間違いない」

    事故が起こったとき、マックス・フェルスタッペンは「トラックロッドが壊れたと思ったし、プッシュロッドも壊れていたので、すぐに交換するのは簡単ではないと思った」と語る。

    そして、メカニックにマシンを託したまま、マックス・フェルスタッペンは国家斉唱のためにマシンを離れることになる。

    その時の心境についてマックス・フェルスタッペンは「とても落ち着いていたよ。『彼らがそれを成し遂げられるか見てみよう』という感じだった」と語る。

    「もしだめなら、レースは終わりだし、全体的に残念な週末が完了していただろう。でも、彼らは素晴らしい仕事をしてくれたし、マシンに戻って本当に気合が入っていた。彼らの努力が無駄ではなかったことを示したかったとでも言っておこうかな。確かにクレイジーだったね。10~12分間は本当にクレイジーだった」

    その際、クリスチャン・ホーナーやヘルムート・マルコとは話をしたのか?

    「彼らとは何も話さなかった。マシンが修理されて準備が整い、乗り込んだあとに握手をしただけだ。何が言える? 会話をすることはできるけど、ウオールにヒットして、ダメージを負って、ダメージが修理されただけだ。どうなるか見てみるしかないよね」

    「マシンに座って、メカニックたちが10秒、5秒とお互いに叫んだり、ホイールを付けているすべてを見ていた。サスペンション上のテープの最後の破片がついたままかはわからなかったけどね。フォーメーションラップを走って、ホイールをチェックして、いい感じだった。レース中は何も起こらなかった。何も変なことは起きなかったので、完全に修理されていた。クレイジーだよね」

    マックス・フェルスタッペンは、レコノサンスラップのクラッシュによって控えめな走りをするようなことはなかったと語る。

    「ノー、ノー。他のレースの1周目と変わらなかったよ」とマックス・フェルスタッペンは語る。

    「すべては解決したから言うけど、グリッドへのラップではタイヤが本当に冷えていたし、ロックして直進してしまった。だから…再びそれが起こらないようにブレーキバイアスをちょっと後ろにさせたけど、おばあちゃんのようにコーナーを走るつもりはなかった。プッシュし続けなければならない」

    RB16のハンドリングについても「いい感じだったよ。新品のようだった! 時間ギリギリだったけど、すべてが正常に機能していた」とマックス・フェルスタッペンは語る。

    路面が濡れ、マシンに不安があったなかで、7番手から3番手まで順位を上げる走りはどのように実現したのだろうか?

    「本能で感じるものだと思う。レース前にそのようなことを計画することはできない。全てのスタートが異なる。以前のスタートを見たり、どんなことが起こり、何がうまくいかなかったかを見ることはできるけど、全てのスタートが異なる。もちろん、毎年違ったマシンが走るので、予測することしかできない」

    「スタート自体はまずまずだったけど、一時はインサイドに行くつもりだった。でも、コーナーで大渋滞になることがわかったのでアウトサイドに行くことにした。そこにグリップがあるはわかっていたし、ここでのウエットラップは十分うまくいったと思う。全員がインサイドに集中して、お互いをブロックしようとしていたので、僕は外から回ることができた」

    「7位のままだったら他のマシンを抜くことに苦労していただろうし、3位になったらレーシング・ポイントよりも速く走ることができた。彼らはピットインしたけど、僕は1周多く走った。それが彼らの前に出るための良い判断だったと思う。あまりに早くにスリックで走りたくないものだし、1番にもなりたいくない。トップ3内にいるときはそれはリスクだ。1周多く走ることは…決して悪いことではなかったね」

    最後はフレッシュなタイヤを履いたバルテリ・ボッタスにどんどん差を詰められることになる。

    「去年と少し似ていた…とにかく自分のペースに集中しようとしていた」とマックス・フェルスタッペンは振り返る。

    「突然0.5秒速く走ることはでいないし、とにかくタイヤを管理しようとしていた。すべてがかなりいい感じだったけど、最後は少しトラフィックもあったし、3秒以内に入るとすぐに妨げられてしまう。特に古いタイヤを履いている場合はあまりいいことではない。最後の3周はかなりトリッキーだったけど、なんとか守ることができたし、それには満足している。終盤に近付いてもタイヤはまだOKだった」
    「決してどうなるかはわからないものだ。とにかく自分のペースで走ることだけを考えていたし、1周ごとに彼が1秒くらい迫ってくるのが見えた。もちろん、ここで追従するのはかなりトリッキーなことだし、彼は1.5秒以内に入るとすぐにより難しくなっていたと思う。でも、最終ラップではトラフィックもあったし、僕は古いタイヤを履いていたので簡単ではなかった。でも、なんとか守りきれたし、2位にとても満足している」

    「レースは無理だとさえ考えていたので、今日の2位は勝利のようなものだね」

    それでも、レッドブル・ホンダはパフォーマンス面でメルセデスに大差をつけられた。そのギャップを縮めることはできるのだろうか?

    「もちろん、彼らを倒すのはとても難しいと思うけど、今はどこで問題が発生しているのかを理解し、それを修正して、そこから学び、トラックに反映させることが重要だと思う」とマックス・フェルスタッペンは語る。

    「正しい方向に向かえば、すぐに非常に迅速にマシンにかなりの量のパーツを搭載することができる。でも、まずはマシンの主だったクリティカルな問題がどこにあるのかを本当に理解する必要がある」

    関連:【動画】 レッドブル・ホンダF1のマシン修復作業 – 激動の20分間完全版