カテゴリー: ホンダF1

  • 角田裕毅 レッドブルのF1シート喪失ならホンダ支援でインディカー転向?

    角田裕毅 レッドブルのF1シート喪失ならホンダ支援でインディカー転向?

    角田裕毅(レッドブル)に2026年シーズンのインディカー転向という新たな選択肢が浮上している。

    インディカーのジャーナリスト、トニー・ドノヒューは自身のYouTube番組『Unverified』で「角田裕毅がDale Coyne RacingのNo.19マシンの候補に挙がっている」と発言した。ホンダ支援を受けたドライバーとして、ホンダ・エンジンを使用するDCRとの結びつきが話題となっている。

    角田裕毅は2025年シーズン第2戦でレーシングブルズからレッドブル本隊へ昇格。しかし19戦を終えて獲得ポイントは25にとどまり、同僚マックス・フェルスタッペンの285ポイントと大きな差をつけられている。いわゆる“レッドブルのセカンドシートの呪縛”を破ることはできていない状況だ。

    一方で、チーム内ではアイザック・ハジャーの2026年昇格が既定路線と見られており、ラウレン・メキース率いるレッドブル首脳陣はシーズン終盤まで決断を先送りにしている。メキースは「決定はアブダビGP前に行う」と述べており、角田裕毅の残留か、ハジャーの昇格かは年末までに明らかになる見通しだ。

    インディカーでの角田裕毅:DCRとホンダ支援の“現実的ルート”
    ドノヒューによると、「角田裕毅がホンダ支援のもとDale Coyne Racingの第2シートに収まる可能性がある。正式発表は来週にもあるかもしれない」とのこと。DCRはすでに元レッドブル・ジュニアのデニス・ハウガーを起用しており、もし角田裕毅が加われば、かつてのレッドブル育成出身者同士のラインナップとなる。

    ホンダはF1およびインディカーの両シリーズで活動しており、角田裕毅はF1昇格当初からホンダの全面支援を受けてきた。2024年11月にはチップ・ガナッシ・レーシングのインディカーをテストしており、当時は6度の王者スコット・ディクソンから直接アドバイスを受けていた。

    このテスト経験が、今回のDCR移籍報道を裏付ける根拠の一つとされている。

    レッドブルの決断遅延と“賞金リスク”の裏側
    メキシコGP週末、レッドブルのモータースポーツ顧問ヘルムート・マルコはメディアに対し、「決断をシーズン最終戦まで延期する」と明言していた。背景にはチームとしての賞金分配(推定73億円相当)への影響も指摘されている。

    角田裕毅の去就を巡る報道は過熱しているが、レッドブルが決定を遅らせているのは、マックス・フェルスタッペンのタイトル争いを優先するためとも伝えられている。

    角田裕毅 ホンダ F1

    角田裕毅の“次のステージ”はF1の外か
    角田裕毅にとってインディカー転向の噂は、キャリアの転機を示すサインでもある。
    F1のトップチームであるレッドブルで2シーズン目を戦うも、フェルスタッペンとの差を埋められず、チームの戦略や優先順位の中で苦しむ構図は、過去のセカンドドライバーたちと同様だ。

    インディカーであれば、ホンダの技術支援のもとで新しい挑戦を始めることができ、北米市場における日本人ドライバーの存在感を高める機会にもなる。かつて佐藤琢磨が築いた成功モデルを再現する可能性もあり、角田裕毅が“第2のキャリア”を切り開く舞台としては理想的だ。

    ただし、この噂の時期は極めて象徴的だ。レッドブルが2026年体制を決めかねている今、角田裕毅側がホンダとともに“次の一手”を模索している可能性もある。
    最終的にどのカテゴリーを選ぶにせよ、角田裕毅の来季去就は、ホンダ、レッドブル、そして日本モータースポーツ界の将来を左右する注目トピックとなりそうだ。

  • アストンマーティンF1、ジャック・クロフォードを2026年サードドライバーに起用

    アストンマーティンF1、ジャック・クロフォードを2026年サードドライバーに起用

    アストンマーティンF1チームは、ジャック・クロフォードを2026年シーズンのサードドライバー(リザーブドライバー)に起用することを発表した。この役割により、クロフォードは来季の全レースでチームのリザーブドライバーを務めることになる。

    20歳のクロフォードは、2024年にチームのヤングドライバーデベロップメントプログラムに加入して以来、すでにF1マシンで2000km以上の走行を積み重ねてきた。

    直近では、メキシコシティGPの週末にランス・ストロールのマシン「AMR25」をドライブし、FP1セッションでグランプリウィークエンドデビューを果たした。

    2025年を通じてクロフォードは、AMRテクノロジーキャンパスにおけるシミュレーター業務にも継続的に参加しており、レース運営で使用されるAMR25および次世代マシン「AMR26」の開発作業の両面で貴重な技術的フィードバックを提供してきた。

    現在、クロフォードはフォーミュラ2で3年目のシーズンを戦っており、ドライバーズ選手権では2位につけている。シリーズは来月カタールで最終2戦のうち最初のラウンドを迎える。

    クロフォードは「2026年のサードドライバーに決まって本当に誇らしい。アストンマーティン・アラムコとともに歩んできた僕のキャリアにおいて大きな瞬間であり、これからも学び続け、チームに貢献していく大きなモチベーションになる」とコメント。

    「この2シーズン、ファクトリーでも現場でもF1の環境の中で多くのことを学んだ。チームを全力でサポートしながら、自分自身のドライバーとしての成長を続けていく」

    アストンマーティンF1のCEO、アンディ・コーウェルは「ジャックが2026年にサードドライバーとしてステップアップすることを非常にうれしく思う」とコメント。

    「この2年間で彼は我々のドライバースクアッドの重要な一員として価値を示し、多くの経験とテスト走行距離を積み重ねてきた」

    「彼はAMRテクノロジーキャンパスで定期的にシミュレーター作業を行い、レース運営やマシン開発を支えてきた。また、フォーミュラ2でのパフォーマンスも見事であり、より大きな役割を担う彼の成長を今後も支援できることを楽しみにしている」

    ジャック・クロフォード アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    クロフォードの昇格が意味するアストンマーティンの長期計画
    この発表は、アストンマーティンが育成ドライバー体系を本格的に整備し、将来的なレースドライバー候補を内部から育てる戦略を加速させていることを示している。クロフォードはすでにチームの開発・シミュレーションに深く関わっており、2026年のリザーブ就任によって、2027年以降の正ドライバー昇格に向けた準備段階に入ったと見られる。

    さらに、クロフォードはアストンマーティン初の「完全アカデミー育成→F1実戦デビュー」候補となる可能性が高い。アンディ・コーウェル体制のもと、チームはエンジニアリング主導の一貫した育成ルートを築いており、シミュレーター作業での技術理解やF2での堅実な結果が評価された形だ。

    現在、ランス・ストロールの将来が不透明な中、クロフォードが次世代の正ドライバー候補として実戦体制に組み込まれたことは、チーム内のポスト・アロンソ時代への布石とも言える。

  • 角田裕毅の去就に暗雲 アストンマーティンF1来季リザーブにクロフォード決定

    角田裕毅の去就に暗雲 アストンマーティンF1来季リザーブにクロフォード決定

    アストンマーティンF1チームは、ジュニアプログラム所属のジャック・クロフォードを2026年シーズンのリザーブ(サード)ドライバーに起用すると発表した。20歳のクロフォードは来季、全戦でチームに帯同し、シミュレーター作業や開発支援を担う見通しだ。

    一方で、ホンダとの関係を軸にアストンマーティン入りの可能性が取り沙汰されていた角田裕毅にとっては、この発表が大きな打撃となった。レッドブルでの去就が不透明な中、角田のF1キャリア継続に暗雲が漂っている。

    角田裕毅は、2025年シーズンの開幕2戦後にマックス・フェルスタッペンのチームメイトとなって以降、苦戦が続いており、今季限りでレッドブルから放出される可能性が高いとみられている。

    25歳の角田裕毅は、デビューシーズンで印象的な走りを見せているレーシングブルズ所属のアイザック・ハジャーに取って代わられると予想されている。

    アストンマーティンは、2026年からホンダと技術提携を結ぶことが決まっており、ホンダとの長年の関係を持つ角田にとって、同チームが現実的な選択肢の一つとして浮上していた。

    さらに、チームの現リザーブドライバーであるフェリペ・ドルゴビッチが、今シーズン後半にアンドレッティからフォーミュラEへフル参戦すると発表したことで、角田裕毅がF1での継続を狙う上での希望は一層高まっていた。

    PlanetF1.comが関係筋から得た情報によると、2022年のF2チャンピオンであるドルゴビッチは、12月のフォーミュラE新シーズン開幕前にアストンマーティンとの関係を解消する見込みだという。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ホンダ F1

    アストンマーティンF1 ジャック・クロフォードを2026年のサードドライバーに起用
    火曜日に発表した声明の中で、アストンマーティンはクロフォードが来季チームのサードドライバーを務めると正式に確認した。

    アメリカ出身のクロフォードは現在F2に参戦しており、この役割では来季の全24戦でチームのリザーブドライバーとして帯同することになる。

    アストンマーティンは「本日、ヤングドライバーのジャック・クロフォードが、2026年F1シーズンにおいてチームのサードドライバーになることを発表しました。この役割により、ジャックは来季すべてのレースでチームのリザーブドライバーとして活動します」と述べた。

    アストンマーティンのこの発表は、クロフォードが初めて公式F1レース週末に登場したメキシコGP直後に行われた。

    20歳のクロフォードは、メキシコシティのアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスで行われた初日のフリー走行1回目においてランス・ストロールに代わって走行し、19番手タイムを記録した。

    ノースカロライナ州シャーロット出身のクロフォードは、2024年にアストンマーティンのジュニアプログラムに加入しており、2025年シーズンを通してチームのシミュレーターで「常に存在感を発揮する存在」と評されている。

    シミュレーター作業を通じて、クロフォードはアストンマーティンのレースオペレーションを支援し、2026年シーズンに向けてF1のテクノロジー界の第一人者であるエイドリアン・ニューウェイが設計を手掛ける注目の新車「AMR26」の開発にも貢献してきた。

    クロフォードは現在、F2ランキング2位につけており、首位のレオナルド・フォルナローリとの差は19ポイント。残る2戦(カタールとアブダビ)でタイトルを争っている。

    アストンマーティンがクロフォードを選んだ背景と角田裕毅への影響
    アストンマーティンは、2026年からホンダのF1パワーユニットを搭載する「アストンマーティン・ホンダ」として新たな体制を築く。ホンダ系ドライバーである角田裕毅は、レッドブルとの契約が終了した場合にこのチームのリザーブドライバーとして合流する可能性が報じられてきた。

    しかし今回のクロフォード起用発表により、角田裕毅がアストンマーティン・ホンダの一員としてF1に残るという“バックアッププラン”は現時点で極めて不透明となった。

    レッドブルでの将来が定まらないなか、角田裕毅のキャリア継続には新たな選択肢の模索が迫られている。

  • 三部敏宏社長 RA272走行はホンダF1の「過去から未来へ挑戦をつなぐ象徴」

    三部敏宏社長 RA272走行はホンダF1の「過去から未来へ挑戦をつなぐ象徴」

    本田技研工業の三部敏宏社長が、2025年F1メキシコGPの開催地であるエルマノス・ロドリゲス・サーキットを訪問し、角田裕毅によるホンダF1初勝利マシン「RA272」のデモ走行を見守った。1965年メキシコGPでリッチー・ギンサーが挙げたホンダF1初優勝から60年を記念した特別な瞬間となり、現地では多くのファンが日本メーカーの伝統と挑戦の歴史を称えた。

    三部社長は現地でメッセージを発表し、「過去から未来へ挑戦をつなぐ象徴」として今回の走行を位置づけ、2026年からのF1ワークス復帰に向けた強い意欲を示した。

    「皆さんこんにちは、ホンダの三部です。今回はメキシコのエルマノス・ロドリゲスサーキットに来ています。ホンダは1965年メキシコグランプリで挙げたF1初勝利は、ホンダが世界の舞台で示した歴史的な一歩でした。本日、角田裕毅選手がその初優勝マシーンであるRA272で走行し、多くのファンが声援を送る姿に、私も胸が熱くなりました」

    「2026年からワークスとしてF1に参戦するホンダにとって、今日の走行は過去から未来へ挑戦をつなぐ象徴と言えると思います。今後もホンダは世界最高峰の舞台での挑戦を通じて、ファンの皆様に感動をお届けできるよう努めてまいります。引き続き応援をよろしくお願いします」

    角田裕毅、歴史的マシンをドライブも途中でストップ
    角田裕毅は、ホンダがF1で初勝利を飾った伝説のマシンRA272をドライブし、スタジアムセクションに詰めかけたファンから大歓声を浴びた。RA272は1965年のメキシコGPでリッチー・ギンサーが優勝したシャシーであり、V12エンジンのサウンドが会場に響き渡った。

    しかし走行の途中、角田はギヤトラブルによりマシンを停止させることを余儀なくされた。それでも短い走行ながら、ホンダとファンにとって特別な瞬間となった。


    分析:ホンダF1復帰への「象徴的な橋渡し」
    今回のデモランは、単なる記念イベントにとどまらない。2026年にアストンマーティンとのパートナーシップでF1ワークスとして復帰するホンダにとって、かつての栄光を再確認し、未来への決意を示す“儀式”とも言えるものだ。

    特に角田裕毅がこの歴史的マシンをドライブしたことは、ホンダF1の“過去と現在をつなぐ”象徴的な演出となった。ホンダのDNAを継ぐ日本人ドライバーが現役でF1を戦い、そしてRA272を操る姿は、企業としての連続性と挑戦心を体現している。

    三部社長の言葉どおり、「過去から未来へ挑戦をつなぐ」というメッセージは、ホンダのF1プロジェクト再始動に向けた確固たる意思表明だった。

  • 角田裕毅 ホンダF1初勝利マシンRA272でデモ走行もギアトラブルでストップ

    角田裕毅 ホンダF1初勝利マシンRA272でデモ走行もギアトラブルでストップ

    ホンダの伝説的F1マシン「RA272」によるデモ走行は、角田裕毅にとって思い描いた結果にはならなかった。

    メキシコシティGP決勝の数時間前、角田裕毅(レッドブル・レーシング)はオートドローモ・エルマノス・ロドリゲスのコースに姿を現し、約60年前にホンダがF1初勝利を飾った記念すべきマシンを走らせた。

    この走行は、1965年メキシコGPでのホンダ初勝利を記念するものだった。当時の舞台は同じメキシコシティのシウダ・デポルティーバ・マグダレナ・ミシュカ。ポールポジションはロータスのジム・クラークが獲得したが、レースを制したのはアメリカ人ドライバーのリッチー・ギンサー。彼にとって最初で最後のF1勝利であり、ホンダにとっても歴史的な瞬間となった。

    その1965年のレースはシーズン10戦目で最終戦。ギンサーとホンダの勝利は、英国勢以外のコンストラクターおよびドライバーによる唯一の優勝でもあった。

    角田はその栄光を讃えるべく、ギンサーが操った同じマシン「RA272」のステアリングを握った。しかし、走行は無念の結果に終わった。1周の半分を走行したところでセカンドギアに入らなくなり、ターン3とターン4の間でマシンを止めざるを得なかった。結局、角田にとってはこのサーキットで5回中4回目の“リタイア”という形になってしまった。2021年、2022年、そして昨年の決勝でもリタイアを喫しており、今回もまた悔しい形での幕切れとなった。

    ホンダRA272とリッチー・ギンサーの伝説
    ホンダRA272は、ホンダが自社で設計・製造したV12エンジンを搭載し、1965年のF1世界選手権で鮮烈な印象を残したマシンだ。メキシコの高地で行われた最終戦でギンサーが見事に勝利を収め、ホンダのF1史に初めて「勝利」という記録を刻んだ。

    その象徴的なマシンを角田裕毅が現代のF1ファンの前で再び走らせたことは、技術と情熱の系譜を体現するイベントだった。たとえ走行が短いものであったとしても、ホンダと日本人ドライバーが歩んできたF1の歴史を振り返る上で、意義深い瞬間だったと言える。

    ホンダ60年の軌跡と角田裕毅の象徴的存在
    今回のRA272デモランは単なる記念イベントではなく、ホンダのF1活動60周年の象徴的な節目でもあった。角田裕毅は2021年にホンダ製パワーユニットを搭載するマシンでF1デビューを果たし、2025年現在もそのDNAを継ぐレッドブル・レーシングのドライバーとして戦っている。

    彼がホンダ初勝利の地でステアリングを握ったことは、日本人ドライバーとしての系譜をつなぐ象徴的な行為でもある。メカニカルトラブルにより走行を完走できなかったものの、60年前の偉業を今に伝える“バトン”を受け取った存在としての意味は大きい。

    来季以降、ホンダがF1に復帰し、アストンマーティンとともに新しい時代を迎える中で、角田裕毅が再びその象徴としてどのような役割を果たすか。今回のメキシコでの短い走行は、その序章のようにも感じられる。

  • アストンマーティンF1 2026年型ホンダPUを称賛「エンジンも電動系も理想的」

    アストンマーティンF1 2026年型ホンダPUを称賛「エンジンも電動系も理想的」

    アストンマーティンF1のCEO、アンディ・コーウェルがシンガポールGP後に日本のさくらの施設を訪問し、ホンダとの2026年共同プロジェクトについて新たな手応えを語った。

    2026年に向けてフェルナンド・アロンソ、エイドリアン・ニューウェイ、ホンダ、アラムコという強力な布陣を揃えるチームにおいて、彼の技術的リーダーシップがますます注目を集めている。

    コーウェルはかつてメルセデスAMG F1でパワーユニット部門を率い、2014年から2020年まで7連覇を達成した人物。現在もマクラーレンが使用するメルセデスPUの設計に関与した経歴を持つ。その彼が「アストンマーティン×ホンダ」の現場を視察した感想は、極めて前向きなものだった。

    「日本で2日間、さくらのホンダ開発センターを訪問した。非常に良いミーティングができたよ。今は趣味のようにエンジンを研究しているが、彼らのパフォーマンス、信頼性、そして速さを追求する姿勢を見るのは刺激的だった」とコーウェルは語る。

    彼によれば、アラムコ・バルボリンの担当者とも同席し、燃料や潤滑技術を含めた総合開発体制を確認したという。「彼らの努力、効率改善、そして情熱は本当に印象的だった」とコーウェルは強調した。

    ホンダとの連携が生む“ワークスチーム”の強み
    コーウェルは特に「カスタマーチーム」と「ワークスチーム」の違いを明確に指摘した。

    「カスタマーチームだと、パワーユニットはブラックボックスのようなものだ。その中身を変更することはできない。だが、我々はホンダのワークスチームとして、すべてのシステムについてオープンに議論し、パフォーマンスを最大化することができる」

    そして彼はこう続ける。「すべての議論の“通貨”はラップタイムなんだ。質量、放熱、燃料消費、重心、空力的なチャンス──すべてがラップタイムに換算される。これらを総合的に最適化することが、真のワークス体制の価値だ」

    HRD Sakura (ホンダF1)

    技術的進化:熱効率、軽量化、そしてギアボックス開発
    「エンジンの性能は非常に良好で、熱放散が少なく、フロー効率も高い。クランクシャフトの出力も優れており、電動系の往復効率も理想的だ」と語るコーウェル。

    2026年型マシンでは総重量制限の厳格化が大きな課題だが、彼はそれを「全エンジニア共通の挑戦」と捉えている。

    「軽量化、剛性確保、空力効率、冷却性能──どれも妥協できない。2026年もまた、難易度の高い年になるだろう」と述べた。

    また、アストンマーティンはメルセデス供給から完全に独立し、独自開発のギアボックスとリアサスペンションを設計中だという。

    「シルバーストーンとさくらの両拠点で試作ギアボックスのベンチテストを行っている。クランクシャフトからトランスミッションへの動力伝達の剛性を詰める議論をホンダと重ねており、両拠点のエンジニアが協働して解析している」と説明した。

    さらに「シルバーストーンにいるエンジニアが、さくらのエンジンベンチデータをリアルタイムで確認できるよう、情報共有インフラも整備した」と、距離1万2,000kmを超える両拠点の連携強化を明かした。

    2026年に向けた成熟と自信
    風洞やシミュレーターの拡張により、アストンマーティンF1のシルバーストーン本拠は著しく進化している。「チームは成熟してきた。イモラでのアップデートのように、改善を実証できる体制が整っている」とコーウェル。

    そして、ホンダとの連携体制をこう総括する。

    「CFD解析から風洞試験、シミュレーションまで、すべてが“周回あたりのタイム短縮”に直結している。ホンダのパフォーマンスシミュレーション担当と我々のエンジニアが密に連携し、すべてのシステムを最適化している」

    2026年型AMR26が“次世代F1の基準車”となる可能性は決して夢物語ではない。アストンマーティンF1はいま、技術、人材、そして資本のすべてで「真のワークスチーム」へと変貌を遂げつつある。

    Source: Marca

  • ホンダ×エイドリアン・ニューウェイが導くアストンマーティンF1の革新計画

    ホンダ×エイドリアン・ニューウェイが導くアストンマーティンF1の革新計画

    アストンマーティンF1チームは、2026年の「ホンダ・ワークス化」に向けて大きな変革期を迎えている。

    2026年の新レギュレーション時代を見据え、同チームは新たにホンダのパワーユニットを搭載するだけでなく、F1デザイン界の巨匠エイドリアン・ニューウェイを迎え入れた。この2つの要素が融合することで、アストンマーティンは次世代F1において強力なポテンシャルを手に入れつつある。

    ニューウェイとホンダの再結成がもたらす力
    ニューウェイは、ホンダとの過去の協業で輝かしい成果を残してきた。彼が設計を手掛けたレッドブルF1マシンは、ホンダエンジンとともに6度の世界タイトルを獲得。マックス・フェルスタッペンが2021年から2024年まで4連覇を果たしたのも、このコンビの成功の象徴だ。

    現在、アストンマーティンのマネージング・テクニカル・パートナーとしてチームに加わったニューウェイは、3月の就任以来、すでに2026年仕様のマシン開発に全力を注いでいる。これにより、ホンダとの経験値を最大限に活かした「理想的なパッケージング構築」が進められている。

    アンディ・コーウェルが語る“理想的なワークス関係”
    アストンマーティンのCEO兼チーム代表アンディ・コーウェルは、ホンダとの協業についてシンガポールGP前に次のように語っている。

    「ホンダはエンジニアリング主導の組織で、アストンマーティンと非常に似ている。革新性、情熱、そして勇気にあふれている。日曜のレース後には、さくらの施設で数日を共に過ごす予定だ」

    さらにコーウェルは、ワークスチーム化による利点を強調する。

    「これまでカスタマーチームとして、パワーユニット後方の構造には口を出せなかった。しかし今後は、冷却構造、トランスミッションの統合、そしてシャシー全体とのパッケージングについて議論できる立場になる。それが非常に刺激的だ」

    ニューウェイの存在が、その変革をさらに後押ししているという。

    「彼はホンダとの経験が豊富で、どこを攻められるか、どこが限界なのかをよく理解している。それがすでに大きな助けになっている」

    2026年のF1がもたらす新時代
    2026年には、パワーユニットとシャシーの両面で大規模な技術革新が導入される。

    新PUは電動化率が2倍以上に高まり、燃料は完全合成の持続可能なバイオ燃料に切り替わる。また、シャシー面では車重が約30kg軽量化され、前後ウイングには「アクティブ・エアロ」が採用されることで、DRSは廃止される予定だ。

    タイヤはピレリ製のままだが、前輪は25mm、後輪は30mm細くなる。チームは1月26日に予定される初テストまでにマシンを完成させる必要があり、年末のクリスマス休暇を考慮すると時間的猶予は限られている。

    「多くの新技術が投入される。PU、燃料、空力、素材、トランスミッション、すべてが刷新される。だが、完走しなければポイントは得られない。そのバランスをどう取るかが重要だ」とコーウェルは語った。

    そして最後にこう付け加えた。

    「今年よりテストもレースもずっと面白くなると思う。我々はその挑戦を心から楽しみにしている」

    ニューウェイ加入の真意:アストンマーティンの再構築計画
    アストンマーティンがエイドリアン・ニューウェイを迎え入れた背景には、単なる技術面の補強にとどまらない「組織改革の意図」も見え隠れする。

    アンディ・コーウェルがチーム代表兼CEOに就任して以降、アストンマーティンは経営と技術の両輪を根本から再構築しており、ニューウェイの参画はその象徴的な一歩といえる。

    ニューウェイはチームの“マネージング・テクニカル・パートナー”という肩書を持ち、従来の「チーフデザイナー」的な立場を超え、チーム全体のテクニカル戦略を統括する役割を担う。

    これはつまり、マシン設計だけでなく、PUパートナーとの連携方針、風洞開発の方向性、素材選定、シミュレーション技術など、チーム全体の技術判断に関与するということだ。

    そのため、アストンマーティンの“ニューウェイ体制”は、従来の「レッドブル式アプローチ」をモデルにしつつも、ホンダとの緊密な共同開発という新しい枠組みを打ち立てている。

    ホンダとの再タッグが意味するもの
    ホンダにとっても、ニューウェイとの再会は大きな追い風だ。

    ホンダのF1プロジェクトは2026年に完全復帰するが、過去にニューウェイがホンダPUの特性を最大限に引き出した経験は、今後の開発で重要な指針となる。

    特に、2026年のPUは「電動化の比率が大幅に高まる」という特徴を持つ。

    MGU-K(運動エネルギー回生システム)の出力が現在の約3倍に増加し、内燃機関(ICE)のパワーとバランスを取る必要がある。この複雑なエネルギー管理において、冷却効率と車体統合の最適化は極めて重要だ。

    コーウェルが言及した「冷却構造とパワーユニットの統合議論」は、この課題を示唆している。
    そしてニューウェイは、その“車体とエンジンを一体で設計する能力”を持つ数少ないエンジニアであり、ホンダにとっても理想的なパートナーとなる。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ホンダ F1 エイドリアン・ニューウェイ

    アストンマーティンの「2026年型マシン開発ロードマップ」
    2026年に向けて、アストンマーティンは段階的に開発フェーズを進めている。

    ■ フェーズ1(2024年冬〜2025年春)
     既存マシンのデータを基に、空力・冷却・レイアウトのベースコンセプトを確立。ニューウェイ主導でCFDシミュレーションと風洞試験を実施。

    ■ フェーズ2(2025年夏)
     ホンダPU試作機との結合テスト開始。桜の研究所(さくらの施設)とシルバーストン拠点の両方で共同解析を実施。

    ■ フェーズ3(2025年末〜2026年初頭)
     統合型シャシー+PUのファイナル仕様を完成させ、1月26日の初テストに向けて最終調整へ。

    このロードマップの中で、ホンダとアストンマーティンの共同開発は従来よりも早期に始まっており、風洞・シミュレーションのデータ共有が進んでいる点が特徴だ。これはメルセデス時代には不可能だった“本当の意味でのワークス連携”の第一歩である。

    見据える先は「ワールドチャンピオン」
    ニューウェイが加入したチームの歴史を振り返れば、その多くが数年以内にチャンピオン争いに加わっている。

    ウィリアムズ、マクラーレン、レッドブル——いずれも彼の哲学のもとで頂点を経験したチームだ。

    アストンマーティンもまた、その“ニューウェイ・サイクル”の新たな章を迎えようとしている。

    アンディ・コーウェルの経営的手腕、ホンダの技術基盤、そしてニューウェイの設計思想——この3者が結集することで、アストンマーティンは単なる挑戦者ではなく「タイトル候補」として2026年シーズンを迎えることになるだろう。

    総括:ホンダ×ニューウェイ体制は“奇跡の再現”となるか
    アストンマーティンが2026年に掲げる目標は、単なる表彰台ではない。

    ホンダとニューウェイの再結成により、チームはかつてのレッドブルと同じく“PUとシャシーが完全に調和した理想的なマシン”を手に入れる可能性がある。

    その成功の鍵は、「妥協なき協働」にある。

    ホンダの技術哲学とニューウェイの独創的な設計思想が融合すれば、2026年のF1グリッドにおいて、アストンマーティンが最も革新的な存在となることは間違いない。

    Source: planetf1.com

  • アストンマーティンF1 2026年へ本格移行 ニューウェイ×ホンダ連携が加速

    アストンマーティンF1 2026年へ本格移行 ニューウェイ×ホンダ連携が加速

    アストンマーティンF1チームは、2026年からホンダ製パワーユニットを搭載するワークスチームとして新時代を迎える。その準備が本格化する中、チームはホンダだけでなく、F1デザイン界の巨匠エイドリアン・ニューウェイという大きな戦力も手に入れた。

    ニューウェイはレッドブル時代、ホンダとの協力で圧倒的な成功を収めた張本人だ。彼の設計したマシンは、マックス・フェルスタッペンによる4年連続ドライバーズタイトル(2021〜2024年)と、レッドブルのコンストラクターズタイトル連覇(2022〜2023年)を支えた。

    現在、エイドリアン・ニューウェイはアストンマーティンのマネージング・テクニカル・パートナーとして、来季および2026年のプロジェクトに集中している。

    アストンマーティンCEO兼チーム代表のアンディ・コーウェルは、シンガポールGP前にホンダとの協業についてこう語った。

    「ホンダは素晴らしい。彼らはアストンマーティンと同じくエンジニアリング主導の組織で、革新性、情熱、そして勇気を持っている。レース後にはさくらの施設を訪問して数日間一緒に過ごす予定なんだ」

    「カスタマーチームからワークスチームへの移行は非常にエキサイティングな段階だ。これまではパワーユニットの後部構造に関して発言権がほとんどなかったが、今後は前部構造の設計や冷却、トランスミッションとの統合など、全体の議論に加わることができる」

    「3月から加わったエイドリアンの存在が大きい。彼はホンダと仕事をした経験があり、どこまで攻められるか、何をすべきでないかをよく理解している。まさに心強い存在だ」

    F1 2026年の新時代へ──軽量化と電動化の進化
    2026年のF1は、パワーユニット規定とシャシー規定が大幅に刷新される。ホンダのほか、メルセデス、フェラーリ、レッドブル、アウディが新PUメーカーとして名を連ねる。新PUは電動出力が従来の2倍以上に増え、完全持続可能なバイオ燃料を使用する内燃エンジンと組み合わせられる。

    マシン側では30kgの軽量化が予定され、DRSに代わる前後ウイングのアクティブエアロを導入。ピレリタイヤも前輪25mm、後輪30mmのナロー化が進む。各チームは2026年1月26日の初テストに向けて、クリスマス期間の作業停止を挟みながら開発を急ピッチで進めている。

    「これは全チームにとって大きな挑戦だ」とコーウェルは認める。

    「新しいパワーユニット、持続可能燃料、空力、素材、シャシー、トランスミッション──まさにクルマ全体の再設計になる。だが、我々はテスト日も開幕日も動かせない。だからこそ、できる限り革新を重ね、性能を追求している」

    「ただし、完走しなければポイントは得られない。そのバランスを常に意識している。ここ数年よりも興味深いテストとレースになるはずだ。非常に楽しみにしているよ」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ホンダ F1

    ニューウェイ×ホンダ連携がもたらす相乗効果
    ニューウェイとホンダの再タッグは、アストンマーティンにとって技術的にも心理的にも大きなアドバンテージとなる。ホンダは過去にレッドブルと共に勝利の方程式を確立しており、その経験値を持つニューウェイの加入は、パワーユニットとシャシーの融合設計において即効性を発揮している。

    コーウェルが「自然な理解がある」と語ったように、さくらの開発陣とニューウェイの意思疎通はスムーズで、2026年に向けたシームレスな統合が進んでいる。
    2026年のF1は、技術革新の象徴的な転換点となる。アストンマーティンはその中心に立ち、ワークスチームとして真のタイトル争いに名乗りを上げようとしている。

    Source: PlanetF1

  • 土橋皇太、2025年HRS Formulaスカラシップを獲得 HFDP入りが決定

    土橋皇太、2025年HRS Formulaスカラシップを獲得 HFDP入りが決定

    ホンダ・レーシング・スクール・鈴鹿(HRS)は10月8日、「スカラシップ最終選考会」を実施し、兵庫県出身の18歳・土橋皇太(つちはし・こうた)が首席で2025年度のスカラシップを獲得したと発表した。

    今年3月に入校したHRS Formulaクラスでは、アドバンスカリキュラムを修了した8名の中から4名がスカラシップ候補生に選出。その後2度の選考会を経て、最終的に土橋が選ばれた。

    土橋は今後、ホンダのドライバー育成プログラム「ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)」の一員として活動を開始し、2026年シーズンから育成カテゴリーのレースに参戦する予定だ。

    Hondaは声明の中で「F1をはじめとする世界のトップカテゴリーで活躍するドライバーの輩出を目指し、育成プログラムを強化していく」としている。

    ■2025年度HRSスカラシップ獲得者

    土橋 皇太(つちはし・こうた)
    18歳/兵庫県出身

    【主な経歴】
    ・2023年:GPR全日本カート選手権OKクラス第1戦 3位(スーパーポール獲得)
    ・2024年:同選手権第5戦 5位(スーパーポール獲得)
         同第6戦 優勝(FIA MOTORSPORT GAMES日本代表選出)
         カートレースIN SUZUKA Senior MAXクラス 年間ランキング4位(最高位2位)

    土橋皇太、2025年HRS Formulaスカラシップを獲得

    ■土橋皇太 コメント
    「最終日はタイヤの使い方を改めて考えさせられるセッションが多かったのですが、諦めずにここまで走り切れて良かったです。海外で活躍したいという夢を持っています。F1でチャンピオンを獲れる選手になることを目指して励んでいきます。」

    ■佐藤琢磨プリンシパル コメント
    「2025年度のHRS Formulaクラスのカリキュラムがすべて終了しました。例年以上に若い生徒が揃った今年は、序盤から比べると成長率も大きい傾向がありました。スカラシップを獲得した土橋選手も大きな成長を遂げた一人で、スクール終盤にはプロドライバーである講師陣に匹敵するタイムを出すなど、頼もしい姿を見せてくれました。今後の活躍に大きな期待を寄せています。今後も、HRSは若手選手の成長の場を提供してまいります。来年もここから未来を切り拓く若者たちに出会えることを心から楽しみにしています。」

  • アストンマーティン、ホンダF1参入を前に角田裕毅の噂に回答

    アストンマーティン、ホンダF1参入を前に角田裕毅の噂に回答

    アストンマーティンは、角田裕毅がリザーブドライバーとして加入する可能性をめぐる噂にコメント。2026年のF1シーズンにおけるフルドライバーロスターを「追って発表する」と述べた。

    これは、アストンマーティンの現リザーブドライバーのひとりであるフェリペ・ドルゴヴィッチが2025/26年のフォーミュラEシーズンからアンドレッティに加入することを発表した直後のことだ。

    ドルゴヴィッチは先週、アンドレッティのフォーミュラEチームでフルタイム参戦することを正式に発表した。ブラジル人ドライバーのこの決断は、昨季のフォーミュラEで代役として2戦に出場し、ベルリンで7位という最高成績を収めた経験に続くものだ。

    2022年にF2(当時GP2)のチャンピオンとなったものの、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールが契約を維持するアストンマーティンにおいて、近年レースシートを獲得することはできなかった。ここ数年はテストやフリー走行1回目の出走に限られており、直近では今季のハンガリーGPでアロンソの代役としてFP1に出走していた。

    もうひとりのリザーブドライバーであるストフェル・バンドーンは、近年フォーミュラEや世界耐久選手権での参戦と並行してF1活動を続けている。

    しかし、PlanetF1.comが状況に近い筋から得た情報によれば、ドルゴヴィッチは12月6日に母国ブラジルで開幕する新シーズンのフォーミュラEを前に、アストンマーティンとの関係を解消する見込みだという。

    ドルゴヴィッチの離脱により、アストンマーティンの2026年ドライバーロスターには空席が生じることになる。そこに現在レッドブルで走る角田裕毅の名前が候補として挙がっている。

    角田裕毅は2026年シーズンにアイザック・ハジャーにシートを譲ると広く見られており、長年の支援者であるホンダの離脱によって、レッドブル内での将来は不透明になっている。

    一方、アストンマーティンは2026年からホンダとの待望のテクニカルパートナーシップを開始する予定だ。レッドブルは米フォードと協力し、自ら設立したパワートレインズ部門で初めて独自エンジンを製造する。

    角田裕毅 アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ホンダ

    アストンマーティンは火曜日にPlanetF1.comに声明を出し、次のように述べた。

    「アストンマーティン・アラムコは、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールを2026年末まで契約済みのレースドライバーとして擁している。来季のより広いドライビングスカッドについては、追って発表する」

    角田裕毅は2021年にアルファタウリ(現レーシングブルズ)でF1デビューを果たし、2025年シーズン序盤にリアム・ローソンに代わってレッドブル昇格を果たしたが、その後は苦戦が続いている。これまで15戦中5戦でしかポイントを獲得できず、モナコGPからハンガリーGPまで7戦連続でノーポイントという厳しい時期もあった。

    しかし夏休み以降は改善の兆しを見せ、直近のアゼルバイジャンGPではレッドブル移籍後最高位となる6位を獲得した。ただし、18周新しいミディアムタイヤでDRSも使いながら、ハードタイヤで走るローソンのレーシングブルズを抜けず、5位を逃した。

    角田裕毅は昨年、アストンマーティンについて「ホンダとの関係が深まることで、自分にとって長期的な行き先になる“かも”しれない」と語っていた。