カテゴリー: ホンダF1

  • ジェンソン・バトン、F1モナコGPはピットレーンスタート

    ジェンソン・バトン、F1モナコGPはピットレーンスタート

    マクラーレン・ホンダは、ジェンソン・バトンのマシンのセットアップを変更。ジェンソン・バトンは、F1モナコGPの決勝をピットレーンからスタートすることになった。

    今週、インディ500に参戦するフェルナンド・アロンソの代役としてF1モナコGPで1戦限りの復帰を果たしたジェンソン・バトンは、予選を9番手で終えた。

    しかし、ホンダは金曜日にMGU-Hとターボチャージャーを変更。15グリッド降格ペナルティを科せられ、最後尾からのスタートが決まっていた。

    マクラーレン・ホンダは、予選後にF1のパルクフェルメ規約を破り、バトンのマシンのセットアップを変更することを決定。結果として、ジェンソン・バトンは日曜日のレースをピットレーンからスタートすることを求められることになった。

    ジェンソン・バトンは予選後にグリッドペナルティは“痛手”だと認めていた。

  • ホンダF1 「現在のMGU-Hは2戦しか持ちこたえることができない」

    ホンダF1 「現在のMGU-Hは2戦しか持ちこたえることができない」

    ホンダは、現在のF1エンジンでのMGU-H設計が、2戦しか持ちこたえることができないことを認めた。

    フェルナンド・アロンソの代役としてF1モナコGPに参戦するジェンソン・バトンは、予選で9番手タイムを記録したが、木曜フリー走行後にMGU-Hに不具合が見つかり、ターボチャージャーとともに交換を強いられたことで15グリッド降格ペナルティを科せられ、決勝は最後尾からスタートする。

    ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介は、正確な原因はまだ特定できていないものの、MGU-Hの“ベアリングの回転”に関連したものだと述べた。

    ホンダは、4月の第3戦バーレーンGPで数回の故障に見舞われた後、信頼性のためにMGU-Hの設計を修正している。

    長谷川祐介は、今回のトラブルがそれに関連しているかどうかは確信していないが、コンポーネントの挙動は類似しており、現在のMGU-Hの設計ではまだ2戦以上持ちこたえる十分な強さがないと認めた。

    「2戦ごとに変更する必要があります。それは許容されることではありません」と長谷川祐介は Autosport にコメント。

    「頑丈にするために特に回転するパーツをさらに改良する必要があると思っています」

    「現在、我々は温度や挙動をコントロールしています。その信頼性は管理すできています。今回、マイレージ面ではOKでしたが、まだ信頼性にいくつかの問題を抱えてます」

    モナコは、マクラーレン・ホンダにとって2017年でポイントを獲得する最大のチャンスであるため、今回のレースでのグリッドペナルティはその見通しに災いを及ぼすと考えたホンダは、当初、エンジンパーツを変更することを渋っていたという。だが、マクラーレンと状況を“非常に慎重”に協議した結果、ホンダはコンポーネントをレースの最後まで持ちこたえさせることは“あまりにリスキー”だと判断したという。

    「FP2の走行後、我々は通常すべての回転パーツ(エンジン、MGU-H)をチェックしています。そして、MGU-Hが通常の状況で少し奇妙な回転をしていることを確認しました」と長谷川祐介はコメント。

    「完全におかしいというわけではありませんでしたが、メカニックは若干のフリクションを感じていました。MGU-Hが完全に故障した場合、MGU-Hのタービンは完全に動かなくなります。急に止まります」

    「今回、そのような問題ではありませんでしたが、メカニックは若干の抵抗を感じていました」

    「我々は日本側と協議し、金曜日の朝い交換することを決定しました」

    「100,000rpmのパーツですし、何か異変を感じた場合、それは持ちこたえることができません。若干の可能性はありましたが、その価値はありませんでした」

    関連:【F1】 パワーユニット 用語解説 (ICE/MGU-H/MGU-K/TC/ES/CE)

  • マクラーレン・ホンダ:F1モナコGP 予選レポート

    マクラーレン・ホンダ:F1モナコGP 予選レポート

    マクラーレン・ホンダは、F1モナコGPの予選で、ジェンソン・バトンが9番手、ストフェル・バンドーンが10番手だった。

    F1モナコGPの予選では、両ドライバーが今年初めてそろってQ3進出を果たし、マクラーレン・ホンダは今シーズンの予選で最も競争力のあるパフォーマンスを披露した。

    ただ残念ながら、ストフェル・バンドーンとジェンソン・バトンはともにグリッド降格ペナルティーを受けるため(バンドーンは前戦のスペインGPでウィリアムズのフェリペ・マッサとクラッシュしたことから3グリッド降格。バトンは新しいMGU-Hとターボチャージャーを搭載したために15グリッド降格)、決勝では2人ともトップ10圏外からのスタートとなる。

    ストフェルバンドーンはQ2でクラッシュを喫し、最後のセッションに参加できなかったため、タイム計測を行うことなく10番手で予選を終了。モナコGPを12番グリッドからスタートする。一方、ジェンソン・バトンは予選9番手に入ったものの、グリッド降格ペナルティーによって最後尾からのスタートとなる。

    明日の目標は、モナコではポイントを獲得し、(今週末にアロンソが参戦している)インディ500で優勝することだ。

    ジェンソン・バトン (9番手)

    「今日の予選は大いに楽しむことができた。フリー走行はよかったものの、予選ではマシンのパフォーマンスをさらに調整する必要があり、まだ改善を続けているところだ。今年のタイヤは、動き・摩耗・寿命という点で、昨年のタイヤとは全く異なる。(ベストな状態に持っていくまでの)最後の数パーセントを理解するのは容易ではない。それでも、僕は満足している。今年唯一のレースとなる週末に、予選で9番手に入り、決勝を20番手からスタートすることになった! こんな機会に恵まれるとは思っていなかったので、僕にとっては素晴らしい思い出になる。この大きな、すばらしいマシンに乗って、モナコを駆け巡れることをとても幸運に思う。今週末の終わりには、予選9番手という結果を手にサーキットを去る。今日の結果には大いに満足すべきだと思っている」

    ストフェル・バンドーン (10番手)

    「今日はポジティブな一日だった。僕にとっては初のQ3進出だったが、その最後のセッションで走行できなかったことが残念だ。ここでは、競争力がさらに増すことを期待して現地入ったが、今週末に一歩前進できたことは確実だ。これまでの各セッションにおいて、僕たちはトップ10圏内のポジションにつけており、マシンの中では非常に落ち着いていて、自信が持てると感じた。自分の予選が小さなクラッシュによって終了してしまったことは残念だ。ただ、ここで限界まで懸命にプッシュしていると、こういうことはときに起こるものだ。チームと協力しながら、ようやくすべてが一つにまとまり始めていると感じている。明日の決勝では、コース上で楽しみたいという一心だ」

    エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)

    「本日の予選では、ポジティブな点があった。非常にいいパフォーマンスをみせ、期待に応える結果を出した。今季初めて2台揃ってQ3に進出した。仮に明日も今日の予選順位からスタートできるのであれば、両マシンで強力なポイントを獲得するチャンスを見据えていただろう。それでも、まだポイント獲得の可能性がゼロだとは思っていない。グリッド降格ペナルティーによって12番手(ストフェル)および20番手(ジェンソン)からのスタートとなるが、このストリートサーキットではどんなことも起こり得る。さらに、我々のマシンには速さがあるだけでなく、高いドライバビリティも備わっている。そのドライバビリティは、明日このタイトで曲がりくねったサーキットを78周走行する中で、ドライバーにとって大きな手助けとなるだろう。まだ全てを失ったわけではない。レースではプッシュし、多少のリスクを背負ってでも懸命に戦う。明日、モンテカルロのカジノが、私たちに幸運をもたらしてくれるかどうかみてみよう」

    長谷川祐介 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)

    「今日はポジティブとネガティブの両面があった日だと思います。予選自体は今シーズン初の2台そろってのQ3進出を果たすことができた一方で、ジェンソン、ストフェルともにペナルティーにより決勝を後方からスタートしなければならないことは残念に思っています。ストフェルについては初のQ3進出ということで、今日はその実力を存分に見せてくれたと思います。Q2での最後のクラッシュは残念でしたが、全力でプッシュしている状況下では時として起こりうることだと思います。チームは今晩、全力でマシンの修復にとりかかります。明日の決勝は13番手からのスタートですが、木曜からのペースをみていると十分にポイント獲得のチャンスがあると考えていますので、明日走りをみることを楽しみにしています。ジェンソンは、木曜日のFP2後にPUを一部交換したために決勝での15グリッド交換のペナルティーが決まっていた状況でしたが、その中でもモチベーションを高く保ち、すばらしい走りをみせてくれました。このような状況でモナコの予選を走るのは難しいものだと思いますが、ベテランらしく、スポット参戦でもきちんと結果を残してくれました。明日までに残された時間は限られていますが、今日得られたデータの分析を進め、決勝ではさらに速さをみせられるよう、ベストなセッティングを目指して作業を続けていきます」

    関連:F1モナコGP 予選:ライコネンがポール、フェラーリがフロントロー独占

  • 【ホンダ】 モナコGPとインディ500 ~栄光ある二大レースの軌跡~

    【ホンダ】 モナコGPとインディ500 ~栄光ある二大レースの軌跡~

    「ここは、ヒーローと伝説が生まれる場所なんだ」

    インディカー・シリーズでHondaエンジンを搭載するSchmidt Peterson teamからシリーズに参戦し、“ヒンチタウン市長”という愛称で人気のジェームズ・ヒンチクリフは、インディアナポリス・モータースピードウェイとモナコについて、こう語る。

    インディ500が行われる5月は、ファンや関係者の間では“レース界最大の1カ月”と呼ばれている。それを大げさだと思う人もいるかもないが、5月28日がレースファンにとって特別な一日であることは間違いない。なざなら、モナコGPとインディ500が同日に開催され、世界中の何百万人とものファンがテレビにくぎ付けになるからだ。

    関連:インディ500 結果:佐藤琢磨が優勝!日本人初の快挙!

    2017年はその注目度がさらに高まっている。現役F1チャンピオンであるフェルナンド・アロンソがブリックヤードで戦い、同じくモナコウィナーでF1チャンピオン経験者のジェンソン・バトンがモナコでマクラーレン・ホンダに復帰する。このアロンソの挑戦については大きな話題と注目を呼んでいる。

    では、なぜモナコとインディ500は特別なレースなのだろうか。

    「歴史と伝統だと思うよ。それは決してお金では買えないし、すぐに作れるものでもない。だから、人々は惹きつけられるんだ」とヒンチクリフは語る。

    インディ500は、1911年に第1回が開催。モータースポーツ黎明期に大規模なレースでその魅力を伝えようという計画の一環だった。ホンダはインディ500において大きな成功を収めており、2004~12年の9連勝を含む通算11勝を挙げている。これは、歴代のエンジンマニュファクチャラーの中で3番目に多い勝利数となる。

    モナコの市街地コースで初めてレースが行われたのは、1911年の「モンテカルロラリー」だったが、モナコGPの初開催は1929年。その地位は年々高まり、1950年にF1世界選手権がスタートした際には、開幕戦として開催。そして、1955年以降は現在に至るまで毎年開催されている。

    ホンダはモナコでも栄光を手にしており、1987~92年に6連勝。また、1996年には、無限ホンダエンジンで、14番グリッドスタートのオリビエ・パニスが優勝というサプライズもあった。

    ホンダ R&Dチーフエンジニアの中村聡が、初めてモナコを訪れたのは1990年代の終わりだった。そこではさまざまな出来事があったと言う。

    「これまで6回モナコに行きましたが、やはり特別な場所です。初めて行ったのは、無限でジョーダンの担当をしていたときの1998年か99年だったと思います。当時のジョーダンのマシンは本当に速くて、2000年にはヤルノ・トゥルーリが予選でフロントローを獲得したんです! モナコは予選がものすごく重要ですから、それに向けて全員がハードワークを重ねながら準備した成果だったと思います。私のモナコの記憶の中でも一番のハイライトと言えるかもしれません」

    「コースは本当にタイトで、かなりのテクニカルサーキットです。ほかにも市街地レースはいくつかありますが、全く違います。TVで見ると美しい風景が印象に残ると思いますが、チームにとっては作業エリアがものすごく狭いうえに、ガレージ内の気温も高くて大変なんです(笑) 仕事はきついですが、ここに戻るときはいつもワクワクしますね。他の場所にはない雰囲気で、私にとっては特別なグランプリです」

    中村聡がモンテカルロへ向かう一方で、アロンソは新たなチャレンジの真っ最中だ。モナコGPで2勝を挙げているベテランは、インディアナポリスでも予選5番手とすばらしい活躍をみせている。

    「レーストラックがウォールに囲まれているという点で、2つのコースは似ているんだ」とアロンソ語る。「どちらもミスが許される余地はない、それが数多ある他のコースと比べて異なる点なんだ。ただ、似ていると言ってもインディ500のほうが明らかにスピードが速いから、もしクラッシュするならモナコのほうがマシだろうね(笑)」

    モナコでは、タイトなコース特性とガードレールに囲まれた視界により、実際の平均速度は時速160㎞程度にもかかわらず、コクピットでの体感スピードは実際よりも速くなる。一方、インディアナポリスでは予選で計測される4周の平均速度が時速360㎞にも達する。この違いは、エンジニアリングに影響する。

    中村聡は「モナコでは、出力はそれほど要りませんが、何よりも重要なのはレスポンスです」と説明。「また、ドライバビリティも必要です。そして、オーバーテイクが難しいコースなので決勝よりもむしろ予選の重要性が高いのも特徴です。今年は車幅がワイドになっているので、例年よりもその傾向は高いでしょうね。だから、予選で最大の結果を残せるようにしなければなりません。これが、ほかのサーキットと大きく違うポイントです」

    「モナコに向けての特別な準備として、独特のエンジン特性になるようなセッティングを持ち込みます。例えば、フェアモント・ヘアピン※では回転数がかなり低くなるので、それに対応させます。ほかのサーキットでは、あんな回転数で走ることはないですから」

    米国におけるHondaの開発拠点であるHonda Performance Development(HPD)で、F1における中村と同様の役割を担うのが、レースチームプリンシパルのアラン・ミラーだ。彼もまた、インディ500独特の取り組みがあると言う。

    「ここインディアナポリスでは、ほかと違ったエンジンサイクルになります。レースの間はほとんど1万1000回転から1万2000回転で走行するので、それに合わせたエンジン特性に仕上げなければなりません。ロードコースとは全く違います。また、ギアのシフト回数も同様です。そして、燃費がレースに大きな影響を及ぼすので、常に改善策を探っています」

    「レースに向けて新しいエンジンを使うので、それを見込んでシミュレーションをします。年間で使えるエンジンは4基までと定められているので、インディ500のあとは、ロードコースのレースでも同じエンジンを使わなければなりません」

    「さらに、加速も考慮しなければなりません。イエローフラッグ明けのリスタートでは加速力が重要になるからです。イエロー中も時速120~160㎞程度と決して遅くはありませんが、リスタート時にはそこから一気に時速320km近くまで加速します。だから、ドライバーは、イエロー中1速か2速で走っていますし、ピットアウト時にも加速が必要です。最高速だけを考えていてはダメなんです」

    モナコGPとインディ500はともに、モータースポーツ界の大イベントであるものの、それぞれに挑む際の気持ちは少し違っているようだ。中村聡は、F1でのほかの19戦と価値は一緒ながらも、モナコは特別だと語る。

    「正直なところ、すべてのレースが大切ですから、なにか特別に姿勢を変えることはありませんね。ただ、雰囲気がまったく違うので、そういう意味では特別ですし、木曜にプラクティスがあって、金曜は走行がゼロというのも違いますね」

    「あとは、モナコではチームメンバーとドライバー全員が参加するパーティーが開かれるんです。みんなが一堂に会して、モナコの雰囲気を少しだけ楽しむというのは、いいことですよね」

    一方で、ミラーにインディ500ではほかのレースよりもプレッシャーがかかるかを聞いてみると、「もちろん!」という明快な答えが返ってきた。

    「HPDでは、インディ500での勝利が第一のゴールなんだ。シリーズ中のどのレースよりも重要で、どんな事柄よりも優先される。もちろん、ドライバータイトル、マニュファクチャラータイトルも欲しいし、どのレースでも勝ちたいと思っているさ。でも、インディ500が絶対的にナンバー1だよ」

    ドライバーにとっても、モナコGPとインディ500は特別なものになる。インディ500は、2倍のポイントが付与されることからもそれは明らかだ。昨年は、アンドレッティ・ホンダのルーキー、アレキサンダー・ロッシが卓越した燃費コントロールで勝利を手にした。そのレースでポールポジションを獲得したヒンチクリフにとっても、インディ500での勝利とインディカー・シリーズでのタイトル獲得のどちらが欲しいか、というのは難しい質問のようだ。

    「おかしな話かもしれないけど、これまでは、ずっとチャンピオンになることのほうが重要だと思っていたよ」とヒンチクリフは笑う。

    「インディ500はあくまで一つのレースに過ぎない。誰にでもいい日があれば悪い日もあるし、運にも左右されるけど、チャンピオンになるには、すべての面で秀でてなければならない。ロードコース、市街地、ショートオーバル、スーパースピードウェイといったコースの違いや、レインコンディションやナイトレースなどのコンディションにも対応しなければならない。それらを乗り越えればオールラウンドなドライバーになれるし、そうすればベストドライバーであることを証明できる」

    「でも、インディ500に参戦するようになって、はじめてこのレースの意味を理解できたんだ。だから、今ではタイトルよりもインディ500での勝利が重要だと答えるかもしれないね」

    インディアナポリス、モンテカルロ市街地コースともに、開催当初からほとんど変わっておらず、モータースポーツの歴史を感じることのできる、偉大なサーキットだ。レース内容はほかのサーキットとは異なるかもしれないが、それ自体がモータースポーツ界にとっての貴重な財産であり、レース日の感動とあいまって、また新たな伝統を生み出していく。

    「モナコやインディアナポリスで猛スピードのマシンが走れば、ショーとしての魅力やそのスリルもあって、観客やファンの皆さんにとっては、忘れられない素晴らしいレースになるはずだよ」と、アロンソは語る。

    「だから、こうした伝統のレースは続いていくんだ」

    関連:インディ500 結果:佐藤琢磨が優勝!日本人初の快挙!

  • ジェンソン・バトン、Q3進出も最後尾 「グリッドペナルティは痛い」

    ジェンソン・バトン、Q3進出も最後尾 「グリッドペナルティは痛い」

    ジェンソン・バトンは、1回限りの復帰戦となるF1モナコGPの予選でQ3に進出したものの、グリッドペナルティを科せられるのは“痛い”と述べた。

    インディ500に参戦するフェルナンド・アロンソの代役としてF1モナコGPで復帰したジェンソン・バトンは、予選で9番手タイムを記録したが、ホンダのF1パワーユニットに不具合が発生してMGU-Hとターボチャジャーを交換したことで15グリッド降格ペナルティを科せられることが前もってわかっていた。

    グリッドペナルティは、ドライバーではなく、マシンに科せられるため、フェルナンド・アロンソがすでに多くのパワーユニットコンポーネントを使用していたことでジェンソン・バトンがその影響を受けることになった。

    「自分がどれくらい多くのレースをしたかどうかは重要ではないけど、やっぱり痛いよね」とジェンソン・バトンはコメント。

    「昨日伝えられた。木曜日は本当にうまくいっていたので、予選についてとても興奮していた」

    「僕たち二人ともペナルティを科せられる。スペインのペナルティがあるストフェルは、僕のポジションを得るので12番手からのスタートになる。僕は最後尾からのスタートだ」

    「僕たちは二人ともポイント圏内でスタートしていたはずだし、残念だよ」

    ジェンソン・バトンは、予選セッションを楽しんでいたと述べ、今回がF1で最後の予選になるだると断言した。

    「9番手にはとても満足しているし、週末をとても楽しんでいる」とジェンソン・バトンはコメント。

    「僕の最後の予選セッションだし、一番楽しかったかもしれない」

    「F1を寂しく思ってはいなかったし、本当に楽しい6ヵ月を過ごしていた。そして、クルマに戻った。大好きなクルマにね」

    「楽しむように言われたし、楽しんでいるよ。ただクルマを走らせるだけでなく、F1全体の雰囲気をね」

    1周分のタイヤしかなかったため、Q3ではポジション争いにはあまり絡めなかったジェンソン・バトンだが、実際には完全に限界までクルマをプッシュできなかったと語る。

    「クルマの限界がどこかはあまりわかっていないし、モナコで限界を見つけることはできない。限界はオープンなサーキットで感じる必要がある」とジェンソン・バトンはコメント。

    「自分のなかでは走れていたので残念だけど、ここでは仕方がない。そうでなければ、ウォールで終わってしまうからね」

    「僕にとっては非常に難しいことだけど、とても楽しかったよ」

    関連:F1モナコGP 予選:ライコネンがポール、フェラーリがフロントロー独占

  • ストフェル・バンドーン 「全てがまとまり始めていると感じている」

    ストフェル・バンドーン 「全てがまとまり始めていると感じている」

    ストフェル・バンドーンは、F1モナコGPの予選でF1キャリアで初めてQ3進出を果たして10番手でセッションを終えた。だが、前戦スペインGPでペナルティを科せられており、決勝は12番グリッドからのスタートとなる。

    Q3進出を果たしたストフェル・バンドーンだったが、Q2セッションの最後にスイミングプールのガードレースに接触して右フロントサスペンションを破損。そのままバリアに突っ込んでクラッシュ。Q3で走行することはできなかった。

    「今日はポジティブな一日だった。僕にとっては初のQ3進出だったが、その最後のセッションで走行できなかったことが残念だ」

    「ここでは、競争力がさらに増すことを期待して現地入ったが、今週末に一歩前進できたことは確実だ。これまでの各セッションにおいて、僕たちはトップ10圏内のポジションにつけており、マシンの中では非常に落ち着いていて、自信が持てると感じた。

    「自分の予選が小さなクラッシュによって終了してしまったことは残念だ。ただ、ここで限界まで懸命にプッシュしていると、こういうことはときに起こるものだ」

    「チームと協力しながら、ようやくすべてが一つにまとまり始めていると感じている。明日の決勝では、コース上で楽しみたいという一心だ」

    関連:F1モナコGP 予選:ライコネンがポール、フェラーリがフロントロー独占

  • ジェンソン・バトン、予選9番手は「素晴らしい思い出になる」

    ジェンソン・バトン、予選9番手は「素晴らしい思い出になる」

    ジェンソン・バトンは、F1モナコGPの予選でQ3に進出して9番手でセッションを終了。だが、グリッドペナルティによって決勝は最後尾からのスタートとなる。

    インディ500に参戦するフェルナンド・アロンソの代役としてF1モナコGPで一戦限りで復帰したジェンソン・バトン。木曜日から半年のブランクを感じさせない走りを見せ、予選ではQ3に進出。9番手タイムを記録した。

    しかし、木曜フリー走行後にMGU-Hに不具合が見つかり、ホンダはMGU-Hとターボチャージャーを交換。2つのコンポーネントはそれぞれ5基目となり、15グリッド降格ペナルティが科せられるため、決勝は最後尾グリッドからのスタートとなる。

    「今日の予選は大いに楽しむことができた」とジェンソン・バトンはコメント。

    フリー走行はよかったものの、予選ではマシンのパフォーマンスをさらに調整する必要があり、まだ改善を続けているところだ。今年のタイヤは、動き・摩耗・寿命という点で、昨年のタイヤとは全く異なる。(ベストな状態に持っていくまでの)最後の数パーセントを理解するのは容易ではない」

    「それでも、僕は満足している。今年唯一のレースとなる週末に、予選で9番手に入り、決勝を20番手からスタートすることになった! こんな機会に恵まれるとは思っていなかったので、僕にとっては素晴らしい思い出になる。この大きな、すばらしいマシンに乗って、モナコを駆け巡れることをとても幸運に思う」

    「今週末の終わりには、予選9番手という結果を手にサーキットを去る。今日の結果には大いに満足すべきだと思っている」

    関連:F1モナコGP 予選:ライコネンがポール、フェラーリがフロントロー独占

  • 【WTCC】 ホンダ、ミケリスがメインレースで2位 / 第4戦ドイツ

    【WTCC】 ホンダ、ミケリスがメインレースで2位 / 第4戦ドイツ

    世界ツーリングカー選手権(WTCC)第4戦の決勝レースが、ドイツ・ニュルブルクリンクで行われた。

    予選順位のリバースグリッドで行われるオープニングレースでは、ティアゴ・モンテイロ(Castrol Honda World Touring Car Team)が7番手、ノルベルト・ミケリス(Castrol Honda World Touring Car Team)が10番手、道上龍(Honda Racing Team J.A.S.)が11番手からスタートを切った。

    レースは1周25.378kmを3周というニュルブルクリンク独特のもの。モンテイロは安全にスタートし、7番手をキープして最終ラップに入ったが、アクシデントでコースアウトし、タイヤがパンクしてしまう。直後に行われるメインレースのことを考え、なんとかピットに戻ったが、ダメージを負った状態で長く走行したため、マシンにさらなるダメージを与えることとなってしまった。ミケリスは好スタートで8番手にポジションを上げ、最終ラップでモンテイロの脱落により7位となった。11番手スタートの道上は、激しいバトルの中でペースが上がらず、途中13番手までポジションを落としたが、11位で完走した。

    その後に行われたメインレースでは、ミケリスはポールポジションからスタートしたものの、スタートで若干出遅れて首位を守りきれず、2番手でオープニングラップを終えた。その後は、迫り来る後続車から2番手を死守してゴールし、表彰台に登壇した。オープニングレースでのマシンダメージの修復が間に合わなかったモンテイロは、ピットからのスタートとなった。マシンのダメージと追い抜きが難しいコースで、なかなかポジションを上げられず、13位完走を果たすのが精一杯だった。10番手スタートの道上は、1周目にトラブルでリタイアとなった。

    ノルベルト・ミケリス(7位/2位)

    「ニュルブルクリンクで再び表彰台に上がれたことをうれしく思います。ポールポジションと2位は、私にとっては大きな喜びです。オープニングレースからクラッチに問題があることは分かっていたので、メインレースのスタートは難しいものになると思っていました。ですから2位はいい結果と思っています」

    ティアゴ・モンテイロ(15位/13位)

    「今回は、Civic WTCCに速さがありましたから、ポイントを重ねるいいチャンスだと思っていました。しかし、オープニングレースですべてが狂ってしまいました。懸命の修復でメインレースに送り出してくれたチームには感謝しますが、ピットからのスタートではポイントを獲ることはほぼ不可能です。チャンピオンシップのリーダーではなくなってしまいましたが、またこれから全力でタイトルを目指します」

    道上龍(11位/リタイア)

    「オープニングレースでは2周目にタイヤにバイブレーションが出て、チェッカーを受けたあとにバーストしました。メインレースでは、スタート直後に小さな接触があり、その影響かどうかは分からないですが、ステアリングがロックしてしまい、ピットに戻ったのですが、パワーステアリングのオイルが漏れていてレースを続けることはできませんでした。今回はポイントを獲れるチャンスだったし、自分も自信があったのでとても残念です。チャレンジングな走りを楽しみ、その中で経験を積んだという感触はあるので、また次にそれを活かしてがんばりたいと思います」

    古川隆一 (Honda Civic WTCC 開発プロジェクトリーダー)

    「優勝を狙っていただけに、非常に悔しく残念な結果に終わってしまいました。ミケリス選手はオープニングレースからクラッチに若干の不安を抱えていて、それがメインレースのスタートに影響を与えたのかもしれません。道上選手はトラブルでパワーステアリングが効かなくなってしまい、レースが続けられませんでした。ポールポジション獲得から勝利することでCivic WTCCの速さを見せつけたかったのですが、それぞれに細かなトラブルが起きてしまったことは大きな反省点です。次戦ポルトガルまでには少し時間もありますので、トラブルシューティングをしっかり行い、万全の態勢で臨みます。ポルトガルはモンテイロ選手の母国であり、ヨーロッパで最後の戦いとなります。我々にとって大切な一戦ですから、昨年に続いて勝利を飾れるよう全力を尽くします」

  • ホンダF1 「2台揃ってQ3進出はポジティブな前進」 / F1モナコGP 予選

    ホンダF1 「2台揃ってQ3進出はポジティブな前進」 / F1モナコGP 予選

    ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介が、マクラーレン・ホンダのF1モナコGPの予選を振り返った。

    マクラーレン・ホンダは、ストフェル・バンドーンとジェンソン・バトンがともにQ3に進出。しかし、両ドライバーともにグリッドペナルティが決まっており、特にバトンは、ホンダのF1パワーユニットの不具合によるコンポーネント交換で15グリッド降格ペナルティを科せられて最後尾スタートとなる。

    「今日はポジティブとネガティブの両面があった日だと思います。予選自体は今シーズン初の2台そろってのQ3進出を果たすことができた一方で、ジェンソン、ストフェルともにペナルティーにより決勝を後方からスタートしなければならないことは残念に思っています」と長谷川祐介はコメント。

    「ストフェルについては初のQ3進出ということで、今日はその実力を存分に見せてくれたと思います。Q2での最後のクラッシュは残念でしたが、全力でプッシュしている状況下では時として起こりうることだと思います。チームは今晩、全力でマシンの修復にとりかかります。明日の決勝は13番手からのスタートですが、木曜からのペースをみていると十分にポイント獲得のチャンスがあると考えていますので、明日走りをみることを楽しみにしています」

    「ジェンソンは、木曜日のFP2後にPUを一部交換したために決勝での15グリッド交換のペナルティーが決まっていた状況でしたが、その中でもモチベーションを高く保ち、すばらしい走りをみせてくれました。このような状況でモナコの予選を走るのは難しいものだと思いますが、ベテランらしく、スポット参戦でもきちんと結果を残してくれました」

    「明日までに残された時間は限られていますが、今日得られたデータの分析を進め、決勝ではさらに速さをみせられるよう、ベストなセッティングを目指して作業を続けていきます」

    関連:F1モナコGP 予選:ライコネンがポール、フェラーリがフロントロー独占

  • 【動画】 ストフェル・バンドーンがクラッシュ / F1モナコGP 予選

    【動画】 ストフェル・バンドーンがクラッシュ / F1モナコGP 予選

    ストフェル・バンドーン(マクラーレン・ホンダ)は、F1モナコGPの予選Q2の終了間際にクラッシュ。Q3進出は果たしたものの、走行はできなかった。

    ストフェル・バンドーンは、F1モナコGPの予選で今シーズン初めてQ1を突破。続くQ2でも7番手タイムを記録して、キャリア初のQ3進出を決めた。

    しかし、Q2セッションの終盤にスイミングプールのガードレールに接触して、右フロントサスペンションを壊し、そのままウォールにクラッシュ。

    このストフェル・バンドーンのクラッシュでイエローフラッグが提示され、最後のアタックラップ中だったルイス・ハミルトン(メルセデス)はタイムを更新することができず、2013年のF1イタリアGP以来となるQ2ノックアウトを喫している。

    マクラーレン・ホンダは、ジェンソン・バトンもQ3に進出。しかし、バトンはパワーユニット交換で15グリッド降格ペナルティを科せられて最後尾に降格。ストフェル・バンドーンは、前戦スペインGPでのフェリペ・マッサとの接触で3グリッド降格ペナルティを科せられており、12番グリッドからスタートする予定となっている。

    ストフェル・バンドーンがクラッシュ (F1モナコGP 予選Q2)

    関連:F1モナコGP 予選:ライコネンがポール、フェラーリがフロントロー独占