カテゴリー: ホンダF1

  • マクラーレンとホンダ、F1イタリアGPで今後を決する重大な会談

    マクラーレンとホンダ、F1イタリアGPで今後を決する重大な会談

    マクラーレンとホンダの決別は近づいており、今週末のF1イタリアGPで今後を決する重大が行われると Autosport が報じている。

    ホンダは、今季にむけて新型F1パワーユニットを搭載し、コンサルタントにイルモアを迎えてパフォーマンスの向上を図ってきた。しかし、パワーユニットの真価が試されるスパ・フランコルシャンでは戦闘力不足が露呈。マクラーレンはホンダの短期的な進歩を果たす能力に忍耐を失ったようだ。

    報道では、マクラーレンがホンダと決別する要因としてフェルナンド・アロンソとの契約が挙げられている。実際、フェルナンド・アロンソは、マクラーレンへの信頼は揺らいでいないと述べており、残留への条件はマクラーレンがホンダ以外のエンジンを搭載することであることを示唆している。

    しかし、フェルナンド・アロンソがいくらスタードライバーとはいえ、実際にはそれは建前であり、マクラーレンがホンダのF1パワーユニットを見限っているのは明らかだろう。

    マクラーレンは、早くからホンダ以外の選択肢を検討していることを明らかにしており、メルセデス、そして、歴史的なライバルであるフェラーリにも供給を打診し、両社に拒否されたことが報じられている。

    そして、現在、マクラーレンは2018年にむけて残りのエンジンメーカーであるルノーとの契約を確保することに全力を注いでいるとされている。

    だが、マクラーレンがホンダと決別し、ルノーにパワーユニットを変更するには多くのハードルが残されている。

    一つはレギュレーションだ。現在、ルノーはワークスチームに加え、レッドブルとトロ・ロッソの3社にパワーユニットを供給しているが、4チーム以上に供給を拡大する場合はFIAの承認を得る必要がある。

    だが、FIAがルノーに4チーム以上の供給を承認することは、ホンダがF1から締め出される、すなわちF1撤退を意味する。

    リバティ・メディアは、新規自動車メーカーのF1参入を切望しており、2020年から低コストのF1エンジン導入を推し進めており、ホンダという大規模メーカーを締め出すという前例を作り出したくないのは明らかだ。

    そこで浮上しているのが、ホンダがトロ・ロッソにパワーユニットを供給するという案。それが実現すれば、ルノーの供給枠をマクラーレンが確保できるようになり、ホンダのF1撤退も回避できる。このトロ・ロッソのエンジン変更が現実的に越えなければならないハードルとなる。

    F1イギリスGP後にこの噂は浮上。ホンダは、マクラーレンとのパートナーシップに年間1億ドル(約113億4000万円)をもたらしているとされ、トロ・ロッソとしては競争力のないエンジンではあるものの、レッドブルのジュニアチームとして予算が限られている現状では、ホンダからの財政支援は好ましい。

    トロ・ロッソとホンダは“公式”な交渉を否定しているものの、F1ハンガリーGP後にハンガロリンクで行われたインシーズンテストの場で、本田技研工業のモータースポーツ部長を務める山本雅史とレッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコとの間で非公式に交渉が行われたとされている。

    この交渉はレッドブル側が多額の財政支援を求めたことで破綻したとされているが、実際には今でも交渉は続けられていると報じられている。

    さらにトロ・ロッソがホンダからパワーユニット供給を受けることになった場合、ホンダ用のギアボックスが必要になる。実際にレッドブルからマクラーレンにギアボックス供給の打診があり、マクラーレンは、ルノーのパワーユニットを獲得できるのであれば、トロ・ロッソにホンダ用のギアボックス供給をいとわないとされている。

    だが、ホンダはマクラーレンとの関係を諦めておらず、トロ・ロッソへの単独供給を望んではいないという。また、マクラーレンは、ホンダと2024年までF1エンジン供給契約を結んでいるとされ、一方的に契約解消を申し出た場合、契約違反による多額の違約金を支払わなけえればならない。そのため、マクラーレンとホンダは膠着状態にあるという。

    その一方で、トロ・ロッソは、2018年のF1エンジンを決定するための期限を今週末のF1イタリアGPに定めているという。

    従って、今週末のF1イタリアGPでの会談が、マクラーレン、ホンダ、トロ・ロッソ、ルノーを取り巻く状況に重要な局面をもたすことになるだろう。

    関連:2017 F1イタリアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ホンダF1 「フェルナンド・アロンソのスパでのエンジンは今後も使用可能」

    ホンダF1 「フェルナンド・アロンソのスパでのエンジンは今後も使用可能」

    ホンダは、フェルナンド・アロンソがF1ベルギーGPで不具合を訴えたパワーユニットをチェックスし、今後のレースで再び使用できることを確認した。

    フェルナンド・アロンソは、F1ベルギーGPのスタートで7位までポジションアップ。しかし、その後は12位まで順位を落とし、無線で雨の可能性がないことを確認したあと、エンジントラブルを訴えてスローダウン。ピットに戻ってレースをリタイアした。

    しかし、ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介は「データ上ではパワーユニットに一切異常は見つかっていません」と述べ、予防的措置としてリタイアを決めたことを明らかにしていた。

    それにより、フェルナンド・アロンソがマシンの不甲斐ないパフォーマンスに戦意を喪失し、故意にレースをリタイアしたのではないかとの疑念が持ち上がった。

    レース後、ホンダはミルトン・キーンズの拠点にそのパワーユニットを戻してチェックを行ったが、何も不具合は見つからず、プールにエンジンを戻した。

    エンジンは今週末のF1イタリアGPで利用可能だが、ホンダは、フェルナンド・アロンソのマシンにアップデートを投入することを検討しているため、使用するかは不明となっている。

    マクラーレンとホンダは、木曜日の夜にアップデートを投入するかどうかを決定する。

    ホンダがアップデートを投入することを決定した場合、フェルナンド・アロンソのみがそのアップデートが適用され、パワーユニット全体を変更することになる。その場合、35グリッド降格ペナルティが科せられることになり、F1イタリアGPの決勝は最後尾からのスタートとなる。

    フェルナンド・アロンソが、モンツァでペナルティを受ける可能性があることをスパで示唆。スパ・フランコルシャンの予選では、ストフェル・バンドーンがトウを使ってフェルナンド・アロンソを引っ張ったが、モンツァではバンドーンを引っ張ることになるかもしれないとしていた。

    ストフェル・バンドーンのトウを使ったことについて、フェルナンド・アロンソは「計画していたことだ」とコメント。

    「来週(モンツァ)は僕の番なので、その逆になるだろう」

    「僕たちはペナルティをアドバンテージに変えようとしている。ポジティブなものを見い出さなければならないし、チームにとってベストなことをしなければならない」

    ホンダとマクラーレンは、より競争力のあるサーキットで結果を最大化するために、戦略的にペナルティを受けようとしている。

    高速のモンツァではホンダのパワーユニットのパワー不足は不利に働くとみられており、より可能性が高いシンガポールで良い結果を出すためにペナルティを受けると考えられている。

    関連:2017 F1イタリアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ホンダF1 「モンツァでも間違いなく厳しい週末に直面するだろう」

    ホンダF1 「モンツァでも間違いなく厳しい週末に直面するだろう」

    ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介が、F1イタリアGPにむけての展望を語った。

    F1ベルギーGPと連戦で行われるF1イタリアGP。高速のモンツァはスパと同様にホンダのパワーユニットにとってチャレンジングな週末となる。

    「タフな戦いとなったベルギーGPを終え、次はイタリアに向かいます」と長谷川祐介はコメント。

    「今年のヨーロッパシリーズ最後の戦いの場となるモンツァは、長いF1の歴史の中でも、一度しかカレンダーから外れたことがなく、最もF1の開催回数が多い、クラシカルなトラックです。コースレイアウトはシンプルで、2つのシケインを除けばほとんどがストレートになっています。地形もフラットなために、カレンダーの中で平均速度が最も速い超高速サーキットとして知られています」

    「先週末ベルギーGPが行われたスパ・フランコルシャンも高速サーキットとして名高いですが、モンツァはそれ以上にハイスピードな戦いになるため、先週に続き厳しい戦いになることを予想しています」

    「そのような中でもポイント獲得を目指し、ベストな準備を進めたいと思います」

    「なお、今回のイタリアGPは、Hondaが勝利した1967年のイタリアGPから節目の50周年にあたります。そのレースでデビューしたRA300は、今年の3月に逝去された故ジョン・サーティース氏のドライブにより、Honda F1にとって2勝目となる貴重な勝利を挙げました。それを記念して、9月3日の決勝前にRA300のデモンストレーションを行う予定です。クラシカルなF1サウンドをぜひお楽しみいただければと思っています」

    マクラーレン・ホンダのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは「イタリアGPは、レースファンにとって見逃せないレースだ」とコメント。

    「フェルナンド、ストフェル、マクラーレンはそれぞれここで素晴らしい勝利を収めた経験がある。モンツァには多くの歴史があり、カレンダーの中でも特に重要な役割を担っており、偉大なドライバーたちと、情熱的なファンによって素晴らしいレースが繰り広げられる」

    「今回のレースでヨーロッパラウンドは最後となり、この後はアジアへの遠征だ。スパとモンツァの連戦は素晴らしい組み合わせですが、我々にとっては厳しい戦いだ。スパでは明らかに苦戦したし、モンツァにも過度な期待を抱いてはいないが、いつも通りファイティングスピリットを持ってイタリアに向かい、チーム全員でできることに最大限取り組んでいく」

    「こうしたパワーサーキットで自信を持つためには、まだまだすべきことが多くある。ただ、イタリアの情熱的なファンの皆さんの声援に触れるのを楽しみにしているし、結果を追求するのはもちろんですが、2017年最後のヨーロッパでのレースを楽しみたいと思う」

    関連:2017 F1イタリアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • マクラーレン、苦戦が予想されるF1イタリアGPでチームに戦う姿勢を要求

    マクラーレン、苦戦が予想されるF1イタリアGPでチームに戦う姿勢を要求

    マクラーレン・ホンダのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、再び厳しいレースが予想される今週末のF1イタリアGPで一丸となって戦う姿勢を示すようチームに求めている。

    パワー重視のサーキットで開催されるF1ベルギーGPとF1イタリアGPのダブルヘッダーは、マクラーレン・ホンダにとってチャレンジングな戦いとなる。

    スパ・フランコルシャンでは、ストフェル・バンドーンが65グリッド降格ペナルティを受けた。そのうち60はパワーユニット交換によるもの。最後尾からスタートしたバンドーンは14位完走がやっとだった。

    チームメイトのフェルナンド・アロンソは、レース中盤にエンジントラブルを自己申告してリタイア。ホンダはパワーユニットに不具合は見当たらなかったとしており、競争力のないマシンに心が折れ、故意にリタイアしたのではないかとの疑念が持ち上がっている。

    F1イタリアGPでのマクラーレン・ホンダのエンジン戦略はまだ発表されていないが、ストフェル・バンドーンとフェルナンド・アロンソの両方がグリッド後方からのスタートになると予想されている。

    ホンダのF1エンジンのパワー不足は、ロングストレートが特徴のモンツァではさらに強調されると考えられており、マクラーレンは、タイヤでツイスティなF1シンガポールGPに備えて新しいエンジンパーツをプールするためにグリッドペナルティを選ぶことになるかもしれない。

    フェルナンド・アロンソは、引き続きホンダへのフラストレーションを露わにしているが、エリック・ブーリエは、マクラーレンのチームメンバーにF1イタリアGPで巡ってくる可能性があるチャンスを最大限に生かすよために一丸となって戦うことを認めた。

    「スパとモンツァの連戦は素晴らしい組み合わせですが、我々にとっては厳しい戦いだ。スパでは明らかに苦戦したし、モンツァにも過度な期待を抱いてはいないが、いつも通りファイティングスピリットを持ってイタリアに向かい、チーム全員でできることに最大限取り組んでいく」

    「こうしたパワーサーキットで自信を持つためには、まだまだすべきことが多くある。ただ、イタリアの情熱的なファンの皆さんの声援に触れるのを楽しみにしているし、結果を追求するのはもちろんですが、2017年最後のヨーロッパでのレースを楽しみたいと思う」

    関連:2017 F1イタリアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • フェルナンド・アロンソ、マクラーレンに最後通告 「ホンダか僕か」

    フェルナンド・アロンソ、マクラーレンに最後通告 「ホンダか僕か」

    フェルナンド・アロンソは、マクラーレンに「ホンダを取るか僕をとるか」と最後通告を行ったと Auto Motor und Sport が報じている。

    フェルナンド・アロンソとマクラーレン・ホンダの契約が今シーズン末で期限を迎えることで、アロンソの2018年の去就については大きな注目が集まっている。だが、すでにアロンソのホンダへの忍耐は限界を越えてしまっているかもしれない。

    先週末のF1ベルギーGPでは、フェルナンド・アロンソはエンジントラブルを自己宣告してリタイア。競争力のあるホンダのF1エンジンに戦意を喪失し、自らレースを放棄したとの疑念が持ち上がっている。
    マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは「彼はクルマにおかしなフィーリングを得ていた」とフェルナンド・アロノソを擁護したが、ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介は「データ上ではパワーユニットに一切異常は見つかっていません」とエンジンには問題はなかったことを示唆している。

    Auto Motor und Sport は、マクラーレンは、ホンダとフェルナンド・アロンソという複雑な状況に板挟み状態になっていると報道。

    マクラーレンは、ホンダと2024年までF1エンジン供給契約を結んでおり、年間1億ドル(約113億4000万円)を得ているとされている。だが、ホンダに契約解消を申し出た場合、契約違反による多額の違約金を支払わなけえればならない。そのため、現在、マクラーレンとホンダは膠着状態にあるとされている。

    レッドブルのヘルムート・マルコは「彼らはどのような世界に住んでいる? 誰かを追い払えば、お金も得られない」と疑念を抱いている。

    マクラーレンはフェルナンド・アロンソの慰留に取り組んでいるが、まだ2018年もホンダで継続するのか、もしくはルノーを筆頭とする他のエンジンメーカーに変更するのかを決断できていない。

    F1ベルギーGPの週末にはウィリアムズがアロンソに2018年のオファーを出したとの報道が持ち上がった。実際、これはアロンソがマクラーレンに揺さぶりをかけるためのものだと見方もある。

    この噂についてマクラーレンのエリック・ブーリエは「メルセデスのエンジンがあれば、我々はウィリアムズよりも2秒は速いだろう」と述べている。

    フェルナンド・アロンソは、9月に将来について考えるとしており、2018年に勝利を争えるパッケージを得られるかが決断の要因になると主張している。

    フェルナンド・アロンソは、マクラーレンの状況について「変化が必要だ」と El Mundo Deportivo にコメント。

    「そこにお答えがあると思う。でも、僕たちはそれを見つけなければならない。そして、それはただ空を見上げていたって見つかるものでない」

    「僕たちには腰を据えて取り組む必要がある。来年のために最高の解決策を見つかることを願っている」

    マクラーレンは、他のパワーユニットへの載せ替えを検討していることを公にしているが、メルセデスとフェラーリからはすでに拒否されている。

    そのため、マクラーレンがホンダとの関係を解消した場合の唯一の選択肢はルノーだとされている。

    しかし、FIAのレギュレーションは、エンジンメーカーが3チーム以上に供給することが原則禁じられている。ルノーは、ワークスチームに加え、レッドブル、トロ・ロッソにF1パワーユニットを供給してる。

    一部で報じられているようにトロ・ロッソがホンダにエンジンを変更することになれば、ルノーの供給枠が空くことにまり、ホンダもF1に残ることができる。マクラーレンは、ルノーの供給枠を確保するべく、トロ・ロッソとホンダとの契約を懸命に後押ししているとされ、トロ・ロッソのためにギアボックスを製造することさえ望んでいるとも報じられている。

  • ザウバー、ホンダとのF1エンジン契約解消の理由は「ギアボックス問題」

    ザウバー、ホンダとのF1エンジン契約解消の理由は「ギアボックス問題」

    ザウバーのチーム代表フレデリック・バスールは、ホンダとのF1エンジン契約を解消するという決定をした背景にあった最大の理由は、マクラーレンがホンダとのパートナーシップを継続することが不確かであり、2018年にギアボックス供給を受ける保証がなかったからだと説明した。

    ザウバーは、今年のF1ロシアGPの週末に2018年からホンダのF1パワーユニットを搭載すると発表。しかし、6月のF1アゼルバイジャンGP直前にモニーシャ・カルテンボーンのチーム代表辞任を発表。

    そして、新チーム代表に就任したフレデリック・バスールは、ホンダと進んでいた話を白紙化することを決定。2018年からはフェラーリの最新パワーユニットを獲得する契約を結んだ。

    当時、フレデリック・バスールは、ホンダとの提携を白紙化したのは“戦略的な理由”だと述べており、ホンダのF1パワーユニットの信頼性と競争力のなさが解消の理由だと考えられてきた。

    しかし、フレデリック・バスールは、実際にはマクラーレンとホンダのパートナーシップが継続かどうかが不確実であり、ギアボックスの供給元を得られない可能性があることが一番の理由だったとF1公式サイトのインタビューで語った。

    ホンダからF1パワーユニットの供給を受けた場合、ザウバーは契約の一環としてマクラーレンからギアボックス供給を受ける予定だった。

    「どこかの時点で復活することはわかっているのでホンダがの現在の信頼性とパフォーマンスの問題はともかくとして、我々にとっての最大の懸念は、ギアボックスの責任能力を確保できない可能性があることだった」とフレデリック・バスールはコメント。

    「我々には独自のギアボックスを製造するための内部リソースはない。そのため、どこかと契約しなければならないことはわかっていた」

    「ホンダを搭載した場合、我々はマクラーレンと契約しなければならなかった。だが、マクラーレンがホンダと継続することをはっきりと確信できなかった」

    「つまり、マクラーレンが他のエンジンを走らせることになったとしても、マクラーレンにホンダエンジン用のギアボックスの提供をお願いするという奇妙な状況が造り出されることになる」

    「そのようなシナリオを私は完全に確信できなかった。そのため、ホンダとの契約の“再処理”がザウバーにとっての最大の問題のひとつだった」

    そららのエンジン状況をまとめることが、モニーシャ・カルテンボーンからチーム代表を引き継いだフレデリック・バスールの最初の仕事のひとつとなった。

    ザウバーは、ホンダとの契約解消後、すぐにフェラーリとの契約を発表したが、フレデリック・バスールは、決断の遅れによる2018年F1マシンへの影響を抑えるためにも早急に決断を迫られていたと説明した。

    「ザウバーは、私が決断を下す前にすでに2018年マシンの設計を開始していた。急いだ理由はそこにある。中止になるプロジェクトに多額の資金を投じないためだ」とフレデリック・バスールはコメント。

    「設計はすでに進んでおり、その後にはファクトリーのシャットダウンがあったので、我々はすぐに決断を下さなければならなかった」

    フレデリック・バスールが懸念したとおり、夏休みを過ぎた今となっても、マクラーレンはホンダと継続するか、もしくは他のエンジンに乗り換えるかを決定していない

    ルノーのパワーユニットへの変更が最有力とみられているが、すでに3チームに供給しているルノーは供給先の拡大に消極的であり、FIAもホンダをF1から追い出すことになる4チーム目への供給を許可することに難色を示すとされている。

    そのため、マクラーレンは、ルノーの供給枠を確保するためにトロ・ロッソとホンダとの契約を推進しているとされ、ザウバーが不安視していたホンダエンジン用のギアボックス供給することさえも申し出ているとされている。

    実際にマクラーレンがルノーにパワーユニットを変更し、ホンダがトロ・ロッソに供給することになった場合、マクラーレンはルノーのエンジン用と、もはや使用していないホンダのエンジン用の2つのギアボックスを製造するという“奇妙な状況”が生まれることになる。

  • フェルナンド・アロンソ 「ホンダでなかったら余裕でフロントロー」

    フェルナンド・アロンソ 「ホンダでなかったら余裕でフロントロー」

    フェルナンド・アロンソは、ホンダのエンジンでなければマクラーレンはF1ベルギーGPの予選で“余裕で1-2”を獲得できていたと主張する。

    マクラーレンは、過去3年間にわたってホンダのF1パワーユニットのパフォーマンス不足に悩まされており、今年シーズンも信頼性問題によって開発が制限されてきた。

    ホンダは、F1アゼルバイジャンGPで“スペック3”パワーユニットを導入して以降パフォーマンスを向上させているが、それでも夏休み前にようやくプレシーズンで目標としてレベルを達成したと述べている状況だ。

    フェルナンド・アロンソは、マクラーレンがホンダではないエンジンを搭載していれば、F1ベルギーGPの予選でフィールドの先頭にしただろうと予測する。

    予選Q2でデプロイメントの問題で最後のラップを断念したフェルナンド・アロンソは「最後の走行でエンジンは適切ではなかった。デプロイメントがなかったので、ストレート毎に0.6秒を失っていた」とコメント。

    「残念ながら、今日このようなことが発覚したするのは適切なタイミングではない。でも、ポジティブな一日だった。クルマのパフォーマンスはいい」

    「パワー的にこのサーキットでパフォーマンスが不足しているのはわかっていたし、Q2で1.5秒遅れということは、余裕で1-2ということになる。とてもポジティブな一日だったし、とても満足しているよ」

    「僕たちにとってとても良い一日だったし、とてもポジティブな土曜日だった。今日のパフォーマンスはちょっと予想外だったと思う。特にQ1とQ2でトップから1.5~1.7秒遅れだったのは予想以上だったかもしれない。クルマには満足しているし、バランスにも満足している。チームにも満足している。予想通りの予選だった。だから、僕たちにとってはとてもポジティブな一日だった」

    「エンジンのデプロイメントの問題によってQ3を逃したけど、その小さな問題を除けば完璧だった」

    予期せぬパフォーマンスはパワーユニットから来たのか、それともシャシーによるものかと質問されたフェルナンド・アロンソは「シャシーだよ。シャシーだ」と答えた。

    翌日の決勝、フェルナンド・アロンソはトップ10を争うことができず、中盤にエンジントラブルを訴えてリタイア。ホンダは「データ上ではパワーユニットに一切異常は見つかっていません」と述べており、戦意喪失によって故意にレースを放棄したとの疑念が持ち上がっている。

  • ホンダF1 「データ上はアロンソのマシンに問題は見られなかった」

    ホンダF1 「データ上はアロンソのマシンに問題は見られなかった」

    ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介が、マクラーレン・ホンダのF1ベルギーGPの決勝を振り返った。

    「ポイント獲得のチャンスはあっただけに、ハンガリーに続く入賞に至らず、残念な一日になりました」と長谷川祐介はコメント。

    10番グリッドからスタートしたフェルナンド・アロンソは、スタートで7番手まで順位を上げたものの、その後はペースに苦しみ後退。最終的にエンジントラブルを訴えてレースをリタイアした。

    長谷川祐介は、データではトラブルは感知していなかったが、予防のためにリタイアさせたと述べた。

    「フェルナンドは素晴らしいスタートを決めたものの、その後は苦しい展開が続きました。最終的にはマシンに異常があるという彼からの無線を受けたため、予防的措置としてリタイアを決めました。なお、データ上ではPUに一切異常は見つかっていません」

    ストフェル・バンドーンは、パワーユニットとギアボックス交換による65グリッド降格ペナルティを科せられて最後尾グリッドからスタート。いくつかオーバーテイクは見せたものの、ポイント争いに加わることはできず、14位でレースを終えた。

    「母国グランプリとなったストフェルは後方から粘り強くレースを続け、いくつかの素晴らしいオーバーテイクを見せるなどいいレースを続け、順位を上げて行きましたが、ポイント獲得には至りませんでした」

    「全体としては、予選でまずまずのペースを見せられた一方で、レースペースにはまだ課題があることが浮き彫りになった週末でした。このままここで立ち止まっているわけにはいきませんし、次なるアップデートを少しでも早く投入すべく、開発を加速させて行きたいと思います」

    関連:F1ベルギーGP 結果:ルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウィン

  • マクラーレン・ホンダ:F1ベルギーGP 決勝レポート

    マクラーレン・ホンダ:F1ベルギーGP 決勝レポート

    マクラーレン・ホンダは、F1ベルギーGPの決勝で ストフェル・バンドーンが14位、フェルナンド・アロンソはリタイアだった。

    F1ベルギーGPは、マクラーレン・ホンダにとってフラストレーションのたまる結果となった。両ドライバーは見事なスタートを切り、1周目にはストフェル・バンドーンが20番手から17番手、フェルナンド・アロンソは10番手から7番手に浮上。

    しかしながら、それも束の間、すぐにいくつかのマシンにオーバーテイクされ、いずれのドライバーも好スタートを活かすことができなかった。

    パワーを要することで知られるスパ・フランコルシャン・サーキットでは、フェルナンド・アロンソもスロフェル・バンドーンもストレートでポジションを守ることができず、フロント左側のタイヤが外れにくく、2回のピットストップで時間をロスするという問題も発生した。26周目には、エンジンに不具合が生じたとの連絡がフェルナンド・アロンソから無線で入り、チームはマシンをリタイアさせることにした。

    レースの後半にはストフェル・バンドーンは追い上げを続けたものの、結局、前方に連なるマシンに追いつくことはできなかった。それでもグリッド最後尾の20番手からスタートするという逆境の中で、ストフェル・バンドーンは着実なパフォーマンスを披露。14位でレースを完走した。

    フェルナンド・アロンソ (リタイア)

    「全体的には、いい週末だった。昨日の予選ではいいチームワークを発揮し、今日の決勝では好スタートを切った。外側のレーンに移動したのは正しい判断だったし、1周目を走行した時点で7番手に浮上した。最初の数周は楽しかったよ! その後、自分のポジションを守ろうとしたものの、ストレートの真ん中ではDRS(ドラッグリダクションシステム)を作動せずに追い抜いていくマシンが何台かいた。ホイール・トゥ・ホイールのいいバトルができないレースは、当然のことながら、容易ではない。難しいレースだったし、僕たちには競争力がなかった。ストレートでのスピードが遅すぎるので、コース上でバトルを繰り広げることができず、ポイント獲得も不可能だった。最終的には、エンジンに不具合が発生したため、マシンを止めざるを得まなかった。これが現状だが、できるだけ早く状況を改善する必要がある。チームは、マシンを向上させるために日夜仕事をしてくれている。近いうちに、その努力が結果につながることを願っている」

    ストフェル・バンドーン (14位)

    「今日は難しいレースだった。スタートはよかったが、それ以降はかなりフラストレーションのたまるレースだった。最後尾からのスタートとなったため、困難なレースになることは分かっていた。マシンにはまずまずの感触があり、順位を上げるためのペースはあると感じていたものの、僕たちはストレートでの競争力が足りていなかった。オーバーテイクをするチャンスも、後続のマシンから自分たちのポジションを守るチャンスもなかった。今日の順位は、自分たちが望める最大限の結果だったと思う。完走できたことが、唯一のポジティブな点だ。今回は厳しいレースになることは分かっていましたが、その通りの結果になってしまった」

    エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)

    「両ドライバーが懸命な努力をしてくれたにもかかわらず、今日はマクラーレン・ホンダにとって非常に残念な一日でした。フェルナンドもストフェルも見事なスタートを切り、最初の数周はさらなる追い上げを期待したものの、残念ながらそれは束の間のことだった。我々にとって難しいコースであることは分かっていたが、週末に向けてポジティブなスタートを切っていたので、決勝ではさらにいいパフォーマンスを期待していた。ただ残念ながら、自分たちのマシンはまだそのレベルには達していなかった。そして恐れていた通り、長く、難易度の高いスパ・フランコルシャン・サーキットでプレッシャーをかけられた際には、直接のライバルチームにも追従できなかった。フェルナンドは週末を通して全力を尽くし、スタートではそのずば抜けた才能と勇敢さをみせてくれた。すぐに順位を上げたものの、最終的にはそのポジションを守るほどのパワーがなかった。一方、ストフェルも力強いスタートを切ったものの、熟知した母国のサーキットであることを活かすチャンスがないまま、入賞からはほど遠い14位で完走した。最後尾からスタートし、難しいピットストップを行い、初の母国グランプリで応援してくれている大勢のファンの方々に応えるパフォーマンスをマシンが発揮できない状況だった。それでもストフェルは落ち着いて、着実なレースを展開し、14位で完走するためにできる限りのことをした」

    長谷川祐介 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)

    「ポイント獲得のチャンスはあっただけに、ハンガリーに続く入賞に至らず、残念な一日になりました。フェルナンドは素晴らしいスタートを決めたものの、その後は苦しい展開が続きました。最終的にはマシンに異常があるという彼からの無線を受けたため、予防的措置としてリタイアを決めました。なお、データ上ではPUに一切異常は見つかっていません。母国グランプリとなったストフェルは後方から粘り強くレースを続け、いくつかの素晴らしいオーバーテイクを見せるなどいいレースを続け、順位を上げて行きましたが、ポイント獲得には至りませんでした。全体としては、予選でまずまずのペースを見せられた一方で、レースペースにはまだ課題があることが浮き彫りになった週末でした。このままここで立ち止まっているわけにはいきませんし、次なるアップデートを少しでも早く投入すべく、開発を加速させて行きたいと思います」

    関連:F1ベルギーGP 結果:ルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウィン

  • フェルナンド・アロンソ、2018年について「いくつかオファーはきている」

    フェルナンド・アロンソ、2018年について「いくつかオファーはきている」

    マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは、2018年シーズンについて複数のF1チームからオファーがあることを明かした。

    F1ベルギーGPでは、ウィリアムズがフェルナンド・アロンソに2018年のシートをオファーしたとの噂が広まった。ランス・ストロールの億万長者の父ローレンス・ストロールが、息子とチームのマシンを向上させるために2度のF1ワールドチャンピオンの獲得を熱望しているという。

    フェルナンド・アロンソは、マクラーレンが自分と契約を望んでいるという以外は、それらの噂について明言を避けた。

    「来月には考えて決断を下すつもりだ」とフェルナンド・アロンソはコメント。「もちろん、いくつかオファーはきている」

    「6月、7月、8月とオファーがあった。それらの60%はすでにノーと言っているけど、40%はまだテーブルの上にある」

    フェルナド・アロンソは、2018年に競争力のあるF1シートを獲得することができなければ、他のシリーズに転向することも選択肢として残っていることを改めて確認した。

    「僕の決定についてはまだ考えていない。待ってみて、来年はもっと僕をハッピーにさせてくれるベストな決断を下すつもりだ」

    関連:ウィリアムズ、フェルナンド・アロンソに2018年のF1シートをオファー?