カテゴリー: ホンダF1

  • ホンダF1、ブレンドン・ハートレーへの新型PU投入のタイミングに苦悩

    ホンダF1、ブレンドン・ハートレーへの新型PU投入のタイミングに苦悩

    ホンダF1は、F1スペインGPのフリー走行3回目でのクラッシュでパワーユニットを壊したトロロッソ・ホンダのドライバー、ブレンドン・ハートレーへの新型エンジン投入のタイミングに頭を悩ませている。

    ブレンドン・ハートレーは、F1スペインGPのフリー走行3回目に高速でバリアにクラッシュ。マシンのリア部分は大破し、ホンダF1はF1パワーユニットの全交換(内燃エンジン、MGU-H、MGU-K、ターボチャージャ、コントロールエレクトロニクス、エネルギーストア)を強いられた。

    このクラッシュで予選に出場できなかったブレンドン・ハートレーだが、新しいF1パワーユニットとギアボックスを搭載したマシンで12位でレースを完走している。

    ホンダF1は、開幕戦オーストラリアGPでピエール・ガスリーのMGU-Hに問題が発生し、対策を施したパーツを入れるためにブレンドン・ハートレーも2基目のMGU-Hとターボチャージャーを投入していた。そのため、今回の交換でハートレーのMGU-Hとターボチャージャーは年間に使用が許可されてるコンポーネント数の3基に達しており、次に交換する際にはグリッド降格ペナルティが科せられることになる。

    2018年はF1カレンダーが21戦に拡大されるにも関わらず、ドライバーが年間に使用できるF1エンジン、ターボチャージャー、MGU-Hは3基までとなり、MGU-K、コントロールエレクトロニクス、エネルギーストアは年間2基に削減されている。

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は「我々はいくつかの選択を検討しています」と Autosport にコメント。

    「クラシュしたパワーユニットはチェックしていますが、大きなダメージを負っているようです。ですから、ホンダはパワーユニット側での選択肢を作り、どのように状況を管理できるかをチームと一緒に取り組んでいくことになります」

    「それに次のレースで何が起こるかはわかりませんしね!」

    ホンダF1は、6月の第7戦カナダGPで40馬力のパワーアップを実現する大幅アップグレードを投入するとされており、エネルギー回生システムの改善に注力していることを考えれば、新しいMGU-Hを投入しなければならないのはほぼ確実だ。また、通常、ターボチャージャーも完全なアップグレードパッケージの一部として変更される。

    パワーユニットを構成する6つのコンポーネントのどれかひとつが制限を超えた時点で10グリッド降格ペナルティが課せられ、2つ目以降のコンポーネントは5グリッド降格となる。

    トロロッソ・ホンダは、アップグレードが完成したらすぐにブレンドン・ハートレーに投入するのか、もしくは第2・第3の使用のエンジンに交換する必要が出てくるまで、現在のパーツで残りのレースを耐えるかを決断しなければならない。

    ブレンドン・ハートレーがスペインで搭載したコンポーネントで夏休みを迎えることができれば、最適な交換のタイミングは第12戦ベルギーGPということになる。スパ・フランコルシャンはオーバーテイクの機会が多い。

    だが、その場合、旧仕様のエンジンでレースをするだけでなく、現在のエンジンで8戦を戦わなければならないことを意味する。

    内燃エンジン、MGU-K、コントロールエレクトロニクス、エネルギーストアについてはあと1回フリーで交換できるブレンドン・ハートレーは「正直、そこまで先のことは考えていない」とコメント。

    「新しいパーツ導入に関して、それが何を意味するのは僕にはわからない」

    開幕5戦でのブレンドン・ハートレーのパフォーマンスには疑問の目が向かられており、F1スペインGPでは、トロロッソ・ホンダはブレンドン・ハートレーの解雇を検討しており、後任としてパスカル・ウェーレインの名前が浮上。だが、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコはこの噂を否定している。

  • ホンダF1 「今後のパワーユニットのためのアイデアを試すことができた」

    ホンダF1 「今後のパワーユニットのためのアイデアを試すことができた」

    ホンダF1の副テクニカルディレクターを務める本橋正充が、2日間にわたるF1バルセロナ・インシーズンテストにおけるパワーユニットの作業を振り返った。

    トロロッソ・ホンダは、2日目のテストで午前中にショーン・ゲラエルが83周を走行。午後のピエール・ガスリーはトラブルによって39周の走行に留まったが、合計で122周を走破した。

    ホンダF1は、今後の新スペックのパワーユニットのためのアイデアを試しつつ、今後のレースにむけたパワーユニット全体のエネルギー配分に主眼を置いてテストを実施した。

    「今季初めてとなった今回のインシーズンテストでは、普段のレース週末のような大きなプレッシャーがかからない環境で、ここまでに見えてきた課題や、今後に向けたアイデアを試すことができました」と本橋正充はコメント。

    「パワーユニットとしては、各コンポーネント間でどのようにエネルギーを効率的に使用できるかなど、特にパワーユニット全体のエネルギー配分に主眼を置いてテストをしてきました」

    「この2日間で得たことを今後のレースに生かすことができたと感じています」

    関連:F1バルセロナテスト 2日目:バルテリ・ボッタスがトップタイム

  • トロロッソ・ホンダ:ショーン・ゲラエルがテスト2日目の午前も走行

    トロロッソ・ホンダ:ショーン・ゲラエルがテスト2日目の午前も走行

    トロロッソ・ホンダは、F1バルセロナ・インシーズンテスト2日目のドライバースケジュールを変更。当初はピエール・ガスリーが丸一日テストを実施する予定だったが、初日にトラブルで走行できかったショーン・ゲラエルが午前中に走行を行い、ピエール・ガスリーは午後のみの走行に変更された。

    15日(火)のテスト初日、トロロッソ・ホンダ STR13には午前中のセッション終盤にラジエーターにオイル漏れのトラブルが発生。パワーユニットへのダメージの可能性があったため、ホンダF1は交換を決断した。

    しかし、パワーユニット交換の作業には3時間以上にかかり、最終的にショーン・ゲラエルがコースに復帰したのは残り20分。午後はわずか5周の走行に留まり、最多周回を走行したルイス・ハミルトンが151周を走り込んだのに対し、ショーン・ゲラエルは全ドライバーのなかで最少の合計で50周しか走行できなかった。

    トロロッソ・ホンダは2日目のドライバースケジュールを変更。ショーン・ゲラエルが午前中に再び走行を実施し、ピエール・ガスリーは午後のみとなった。

    初日の走行を終えたショーン・ゲラエルは「STR13は去年のマシンよりも凄くグリップがあった。トラブルが起こったのは少し残念だったけど、多くの貴重なデータを得ることができた。あまり周回できなかったのは悔しいけど、これもレースだし、明日はもっと有意義なテストになるはずだ」と語っていた。

    トロロッソのチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズは「午後に最大限にプッシュした走行を行なう予定だったのですが、それは適いませんでした。ゲラエル選手は午後のセッションの終盤で20分だけ走ることができましたが、些細なトラブルの解決のために半日を費やし、やりたかったプログラムをこなせなかったのは残念です。明日どのプログラムを優先して行なうべきか、今晩プランを練り直さなければなりません」と語っていた。

    ホンダF1の副テクニカルディレクターを務める本橋正充は「今回の2日間のテストにおける我々の目的は、今後に向けてパワーユニット関連のいくつかの新しいアイデアを試すことです」とコメント。

    「今日の走行から得られたデータを活かしつつ、明日のセッションで少しでもプログラムの遅れを取り戻せるよう、チームと一緒に夜を徹した作業を続けます」

  • トロロッソ・ホンダ 「PU自体の性能ではなく、どう使うかの問題だった」

    トロロッソ・ホンダ 「PU自体の性能ではなく、どう使うかの問題だった」

    トロロッソ・ホンダは、2018年のF1世界選手権 第5戦 スペインGPで手応えを感じつつも、アンラッキーが重なり、思うような結果に結びつけることができなかった。

    第5戦スペインGP決勝、6列目12番手からスタートするピエール・ガスリーに、トロロッソ・ホンダのチーム全員の期待が集まっていた。入賞しポイント獲得が現実的なポジションであることはもちろんだが、ここ2戦での苦戦に対して解決の方向性を見い出し、その答えをレースで表してくれることをだれもが待ち望んでいた。

    しかし、スタートしてわずか3つのコーナーを回っただけで、他車のスピンに巻き込まれピエール・ガスリーはストップ。スタート直後のリタイアという結末で幕を閉じた。

    ヨーロッパラウンドの始まりを告げる第5戦スペインGPは、シリーズ第2の開幕戦とも呼ばれ、マシンに大規模なアップデートを施し臨むチームも多い。しかし、トロロッソ・ホンダは、現状のマシンの理解を深める方針を進め、アップデートは持ち越した。これまでの4戦、好調だったバーレーンのあと、上海、バクーと低迷が続き、その原因解明と対策を最優先させた。

    パワーユニットについても「バクーのあとの分析によって、(スピード不足は)エネルギーマネジメントの運用に問題があったことが分かりました。その経験を活かして、スペインGPに臨みます」とホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は語った。

    エネルギーマネジメントの運用――つまり、モーターを作動させる電気エネルギーの消費と充電のバランスを適正化させることを意味し、ストレートの長いバクーでは消費に見合った回生による充電が十分ではなかったということである。これは、制御プログラムの問題と、ドライビングによる回生の不足とが考えられるが、問題解決はそう難しい話ではなかった。

    ピエール・ガスリーも「パワーユニットそのもののパフォーマンスの問題ではなく、どう使うかの問題だった。チームと僕たちドライバーとのコミュニケーション不足が原因で、それがクリアになって解決できたのはよかった」とコメントしている。

    スペインGP初日。プラクティス1ではピエール・ガスリーが順調な滑り出しを見せ10番手につけた。しかし、プラクティス2で少し歯車が狂い始めた。セッション中に、ガスリーがコースアウトしたためにフロアにダメージを負い、フロアの交換作業を余儀なくされる。ブレンドン・ハートレーもフロア修復を行い、2台ともピットでの作業に時間を要してしまった。これにより、アタックのシミュレーションのタイミングが遅れ、ほかの多くのクルマがロングランを行っているタイミングと重なり、クリアラップでのアタックができなくなってしまった。ピエール・ガスリーの14番手、ブレンドン・ハートレーの18番手というポジションは実力とは違う結果だった。

    2日目のフリープラクティス3では、前日の遅れを取り戻すべく、積極的にアタックシミュレーションを行った。ピエール・ガスリーは10番手を取り戻し、レースに向けたセッティングも大きく改善が見られた。しかし、ブレンドン・ハートレーがコースアウト後に大きなクラッシュを喫し、マシンは大破。ハートレーの予選出走は不可能となった。

    予選では速さを取り戻したピエール・ガスリーにQ3進出の期待がかかる。しかし、最後のアタックでわずかなタイムロスがあり、12番手に終わった。歯車はまだ噛み合っていなかったようだった。

    「昨夜見つけたバランスを向上させる方向性にピエールは好感触で、自信を持ってアタックできましたが、セクター2で少しアンダーステア傾向となり、コンマ数秒を失ってしまいました。それがなければQ3進出は可能だったと思います」とトロロッソののテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーは語っている。

    予選終了後、チームが用意したサプライズが披露された。チームのスイーツ専門シェフの手作りのバースデーケーキが、代表のフランツ・トストからこの日、誕生日を迎えた田辺豊治に贈られたのである。トロロッソとホンダの結びつきの進化を表す象徴的な出来事だった。

    田辺豊治

    「中国、バクーでの2戦に比べ、パフォーマンスが戻ってきていることを感じています。速さを取り戻しているので、10位以内に入りポイントを獲得することは現実的な目標です」とピエール・ガスリーはレースに向けて好感触だった。しかし、ガスリーもチームも、マシンの復調を確認できないまま、スペインGPは終わってしまった。

    「2人のドライバーが、とても大きなアクシデントにもかかわらず無事だったことがなによりよかったです。レースですから、こういうこともある。マシンの復調は実感しているので、今後もさらにやるべきことを進めるだけです」と田辺豊治は語る。

    苦しい展開からマシンの復調に手応えを得られたものの、いくつかのアンラッキーで歯車が狂い、結果を残すことができなかったスペインGP。しかし、マシンのパフォーマンス、そしてホンダの連携を含めたチーム全体のパフォーマンスに着実な進化が感じられたグランプリでもあった。シリーズは序盤から中盤へ進み、トロロッソ・ホンダの進化への絶え間ないチャレンジは続く。

  • トロロッソ・ホンダ:F1バルセロナ・インシーズンテスト 1日目レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1バルセロナ・インシーズンテスト 1日目レポート

    トロロッソ・ホンダは、F1バルセロナ・インシーズンテスト1日目にショーン・ゲラエルが50周を走行し、12番手タイムでセッションを終えた。

    ホンダF1は、今回の2日間のテストで今後のパワーユニットのアップデートにむけた新しいアイデアを試すことを目標に掲げている。午前中は順調なスタートを切ったが、セッションの終盤にラジエーターの不具合から大きなオイル漏れがあり、パワーユニットへのダメージの可能性があったため、ホンダF1は交換を開始。

    しかし、パワーユニット交換の作業には3時間以上にかかり、最終的にショーン・ゲラエルがコースに復帰したのは残り20分。午後はわずか5周の走行に留まり、計画していたパフォーマンス走行もできないままセッションは終了。

    初日に予定していたプログラムを完了できなかったことで、2日目については計画を変更し、トロロッソ側とホンダF1側でどのプログラムを優先するべきかを進めなければならない状況となってしまった。

    ショーン・ゲラエル
    「いいスタッフといいマシンが揃ったトロロッソでまた走ることができてよかったです。STR13は去年のマシンよりも凄くグリップがありました。トラブルが起こったのは少し残念でしたが、多くの貴重なデータを得ることができました。あまり周回できなかったのは悔しいですが、これもレースですし、明日はもっと有意義なテストになるはずです」

    本橋正充 (ホンダF1 副テクニカルディレクター)
    「今回の2日間のテストにおける我々の目的は、今後に向けてパワーユニット関連のいくつかの新しいアイデアを試すことです。ただ、残念ながら今日は午前中の最後にシャシー側で発生した問題の影響により、パワーユニットの一部がダメージを受けた可能性があったため、パワーユニット交換を決断しました。そのため、午後はほとんど走行が出来ない形になりました。それでも50周の走行は重ねられましたし、ゲラエル選手をトラックに戻すために素晴らしいスピードで作業を完了させたトロロッソ、ホンダ双方のメカニックはいい仕事をしてくれました。今日の走行から得られたデータを活かしつつ、明日のセッションで少しでもプログラムの遅れを取り戻せるよう、チームと一緒に夜を徹した作業を続けます」

    ジョナサン・エドルズ (トロロッソ チーフレースエンジニア)
    「今回のテストにはかなり多くのプログラムを詰め込む形で臨んでいます。さらに前進するためにマシンに対する理解を深めるためのプログラムや、新しいパーツの確認を行なう予定です。テストドライバーとしてまたショーン・ゲラエルを迎えられて嬉しく思っています。午前中はいいスタートを切り、空力やタイヤへの理解を深めるためのプログラム、セッティングのテストなどを行ないました。しかし、午前のセッションの終盤にラジエーターの不具合から大きなオイル漏れが起こりました。その影響によりパワーユニットへのダメージの可能性があったためパワーユニットを交換することにしました。マシン復旧のためにメカニックは一生懸命作業してくれました。午後に最大限にプッシュした走行を行なう予定だったのですが、それは適いませんでした。ゲラエル選手は午後のセッションの終盤で20分だけ走ることができましたが、些細なトラブルの解決のために半日を費やし、やりたかったプログラムをこなせなかったのは残念です。明日どのプログラムを優先して行なうべきか、今晩プランを練り直さなければなりません」

    関連:F1バルセロナテスト 1日目:マックス・フェルスタッペンがトップタイム

  • ホンダF1、バルセロナテストで新スペックのF1パワーユニットをテスト

    ホンダF1、バルセロナテストで新スペックのF1パワーユニットをテスト

    ホンダF1は、今週開催されるバルセロナテストで新しいスペックのF1パワーユニットをテストする。

    今年、ホンダはトロロッソと新たにパートナーシップを開始。基本的に今季型のF1パワーユニット『Honda RA618H』は信頼性を重視した昨年モデルの改良版となっている。

    ホンダF1は、6月のカナダGPもしくはフランスGPのどちらかで40馬力のパワーアップを実現するアップグレードを投入すると報じられている。

    今年からホンダF1は組織を変更。現場のトップとして田辺豊治がF1テクニカルディレクターで務める一方で、日本のHRD Sakuraではホンダの第2期F1活動を支えた浅木泰昭が新たに研究開発を統括している。

    ホンダF1でパフォーマンスエンジニアを務める湊谷圭祐は、今週のF1バルセロナテストで新スペックのF1パワーユニットのテストを実施することを明らかにした。

    「そこまで遠くない先に新しいスペックを導入する予定です。それに関連していくつかの新しい項目を2日間のインシーズンテストで試します。トロロッソも多くのテスト項目を予定しているはずなので、どちらの優先度が高いかは、話し合う必要があるでしょうね」

    「新しいスペックを導入する場合には、当然、通常よりも多くの時間が必要です。現時点では、夏に新たなスペックを投入する予定で、それに向けた準備は開幕戦が終わった直後から始めています。だいたい、2~3カ月かけて準備しているのですが、多くの時間が必要なんです」

    トロロッソ・ホンダは、バルセロナテストにレギュラードライバーのピエール・ガスリーとF2ドライバーのショーン・ゲラエルを起用する。新スペックの導入に向けて、サーキットに合わせた準備を行う際には、ドライバーからのフィードバックが重要となってくる。

    「こうした場合、コースに関しての知識が力を発揮します」と湊谷圭祐は語る。

    「これまでにテストで何度もカタロニア・サーキットを走行した経験を持つドライバーたちは、ここでラップタイムを記録するためにはなにが必要なのかを理解しています。しかし、いくら経験があるとはいえ、レースとテストは全くの別物です」

    「こうしたフィードバックは、エンジニアにとって非常に助かるものです。我々にはGPSデータがあるので、マシンの速度推移がほかのライバルと比べてどのように異なるかを、見ることはできます。しかし、それでもドライバーからのフィードバックは、ほかのライバルとの違いを知るためには欠かせません」

    関連:F1バルセロナテスト(インシーズンテスト):参加ドライバー&スケジュール

  • ホンダF1 「PUの一部がダメージを受けた可能性があり交換を決断した」

    ホンダF1 「PUの一部がダメージを受けた可能性があり交換を決断した」

    ホンダF1の副テクニカルディレクターを務める本橋正充が、F1バルセロナテスト1日目のトロロッソ・ホンダの作業を振り返った。

    トロロッソ・ホンダは、F2ドライバーのショーン・ゲラエルがステリングを握って初日の作業を開始。しかし、午前中の最後にシャシー側で問題が発生し、パワーユニットの一部がダメージを受けた可能性があったため交換を決断。

    交換に時間がかかったことで、コースに復帰できたのは残り20分の時点。最終手に50周の走行に留まった。

    「今回の2日間のテストにおける我々の目的は、今後に向けてPU関連のいくつかの新しいアイデアを試すことです」と本橋正充はコメント。

    「ただ、残念ながら今日は午前中の最後にシャシー側で発生した問題の影響により、PUの一部がダメージを受けた可能性があったため、PU交換を決断しました。そのため、午後はほとんど走行が出来ない形になりました」

    「それでも50周の走行は重ねられましたし、ゲラエル選手をトラックに戻すために素晴らしいスピードで作業を完了させたトロロッソ、ホンダ双方のメカニックはいい仕事をしてくれました」

    「今日の走行から得られたデータを活かしつつ、明日のセッションで少しでもプログラムの遅れを取り戻せるよう、チームと一緒に夜を徹した作業を続けます」

    関連:F1バルセロナテスト 1日目:マックス・フェルスタッペンがトップタイム

  • ホンダF1 「トラブルによって進歩を示せずフラストレーションを感じた」

    ホンダF1 「トラブルによって進歩を示せずフラストレーションを感じた」

    ホンダF1は、F1スペインGPの週末の2つのトラブルによってトロロッソとの進歩が覆い隠されてしまったことに“非常にフラストレーションを感じている”と語る。

    バーレーンGPでピエール・ガスリーが4位入賞を果たしたトロロッソ・ホンダだが、その後の中国とアゼルバイジャンでは大きくパフォーマンスを低下されており、ヨーロッパラウンドの開幕戦にむけて多くの分析作業が行われてきた。

    F1スペインGPでは、ピエール・ガスリーがバーレーン以来となるQ2進出を果たして12番グリッドを獲得したが、決勝ではオープニングラップで事故に巻き込ま和れてリタイア。ブレンドン・ハートレーは、フリー走行3回目にマシンを大破されて、最後尾からのスタートとなり、12位でフィニッシュしている。

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は、中国・アゼルバイジャンというロングストレートを有したサーキットでのレースの後、エネルギーマネジメントを分析し、スペインでは改善が図れていたと語る。

    「我々はスタートから最後まで学び、前回のレースからの分析も適用していました」と田辺豊治は Autosport にコメント。

    「技術的にはそれなりに有能な週末だったと考えてます。実際のレース結果には非常にフラストレーションを感じています」

    「異なるレーストラックなので、前回のレースからの改善を測定するのは難しいですが、バクーに戻ってそれらを試せば、ラップタイムとスピードでその違いを正確に伝えることができるはずです!」

    「我々はバクーからエネルギーマネジメントを学び、レース状況を維持するためにいくつかのキャリブレーション(較正)を適用していましたし、それは問題ないように見えました」

    田辺豊治は、“タイムやポジション”でホンダF1の進歩を証明できなかったが、スペインは、ホンダが正しい道に戻ったという自信を高める週末になったと語る。

    トロロッソ・ホンダはスペインで金曜日から苦戦を強いられ、両方のドライバーはマシンのバランスについて不満を述べていたが、2回目のプラクティスから土曜日の午前までに適用された変更によって大きく競争力を上げていた。

    「当初、我々は以前の調査によるものを適用していました」と田辺豊治は説明する。

    「金曜日は良くなかったですが、我々は学んでいた異なるものを適用し、改善を果たしました」

    「それは方向性を理解できているということであり、問題はないと思っています」

  • トロロッソ・ホンダ:F1スペインGP 決勝レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1スペインGP 決勝レポート

    トロロソ・ホンダは、F1スペインGPの決勝レースでブレンドン・ハートレーが12位完走。ピエール・ガスリーは、1周目に事故に巻き込まれてリタイアでレースを終えた。

    第5戦スペインGPは、気温が15℃と低く、雨も予想されるコンディションの中、午後3時10分から決勝レースが行われた。予選12番手のピエール・ガスリーは、6列目からスタート。

    前日のフリープラクティスでクラッシュを喫したブレンドン・ハートレーは、パワーユニット関連すべてとギアボックスを交換し、完全に修復されたマシンで最後尾からのスタートとなった。

    トロロッソ・ホンダの2台は、ともに新品のソフトタイヤでレースに臨んだ。スタートで若干出遅れたピエール・ガスリーは、ターン3でコース上でスピンしたロマン・グロージャン(ハース)に接触し、フロントにダメージを負ってその場でリタイアとなった。

    このクラッシュによってバーチャルセーフティーカーが導入され、その間にブレンドン・ハートレーはピットインし、ミディアムタイヤに交換。16番手でレースに戻る。そのあと、上位車のリタイアなどもあり、レース中盤の30周目には12番手までポジションを上げた。33周目にハートレーは再びピットインし、新品のミディアムタイヤに交換した。それによりポジションを14番手に落とすが、終盤に追い上げを見せ、12位でチェッカーフラッグを受けた。

    第6戦 モナコGPは、モナコ市街地コースで5月24(木)~27日(日)に行われる。

    ブレンドン・ハートレー (12位)
    「スタートは問題なく、最初の周回でいくつかポジションアップすることができました。マシンについてはすでに昨晩には修復を完了させ、今朝、セットアップを完了させたのですが、無事に今日のレースに間に合うようマシンを準備してくれたメカニックたちに感謝しています。最初のセーフティカー時にピットに入り、ミディアムタイヤで残りを走行するワンピットストップ作戦を実行することにしました。作戦は成功しましたが、序盤、いくつかポジションダウンしてしまうことは避けられませんでした。トップスピードを比べると周りのいくつかのチームのほうが速く、今日はオーバーテイクすることが難しかったように思います。エリクソン選手をオーバーテイクし、その結果、12番手にポジションアップすることができました。終盤、マシンのペースがとてもよかったので、もう少し早い段階でオーバーテイクできていたら11番手までポジションアップの可能性もあったかと思います」

    ピエール・ガスリー (リタイア)
    「12番手からのスタートだった為、ポイント獲得圏内である10番手が目標でした。まだシーズン5戦目ですが、せっかくのポイント獲得のチャンスを逃してしまい、とても残念です。グロージャン選手とのクラッシュは大きな痛手となりました。ヒュルケンベルグ選手をコーナーのイン側からカットしようとしていたとき、グロージャン選手が突然こちらに向かって後退してきてしまい、ヒュルケンベルグ選手と僕に接触してしまいました。なんだか、毎週末ハラハラする出来事に見舞われている気がします。他車と何事もなくレースでいい結果を出すことが叶わず、とても残念です。ダメージは大きかったですが、僕自身は大事には至らず、無事でした。このレースでポイントを獲得する為にチームと最善の準備をしてきたので、1周目という早すぎる段階でレースが終わってしまったことがとても悔やまれます。気持ちを切り替えて、次週のテストに向けて集中したいと思います」

    フランツ・トスト (トロロッソ チーム代表)
    「残念ながら、私たちにとっては厳しい週末となりました。昨日は予選でブレンドンの大きなクラッシュがあり、バルセロナはオーバーテイクが難しいサーキットなので、今日のレースでのポジションアップは難しいと感じていました。ピエールはレース序盤、避けるのが困難だったグロージャン選手とのクラッシュに見舞われてしまい、彼にとって厳しいレースとなってしまいました。今日のレースをポイント獲得圏内でフィニッシュすることは可能だと彼自身もチームも信じていたので、この結果はとても残念です。今週末はペースをつかむことができなかったので、今からはモナコ戦に向けて、ポイント獲得を目指し集中したいと思います」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日はポイントを獲得を狙ってレースに臨んだだけに、他車のスピンに巻き込まれるかたちでガスリー選手が1周目にリタイアせざるを得なかったことは非常に残念でした。ハートレー選手については、昨日の大きなクラッシュのあと、メカニックたちの懸命な作業によりマシンを修復し、今日のレースに出場、完走することができました。チェッカー後にデータの異常を感知したので念のためマシンを止めましたが、大きな問題ではありませんでした。来週はバルセロナに残り、2日間のテストに臨みます。同時にモナコGPに向けた準備も進めますが、チームは中盤戦に向けて忙しい時間を迎えることになります」

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    ・F1スペインGP 結果:ルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウィン

  • ホンダF1 「ポイントを獲得を狙っていただけにリタイアは残念」

    ホンダF1 「ポイントを獲得を狙っていただけにリタイアは残念」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1スペインGP決勝でのトロロッソ・ホンダのレースを振り返った。

    F1スペインGPの決勝では、12番手スタートのピエール・ガスリーがオープニングラップでロマン・グロージャンのスピンに巻き込まれるかたちで不運なリタイアを喫した。

    前日のフリー走行3回目にクラッシュを喫したブレンドン・ハートレーは、大破したマシンを修復して最後尾から決勝に臨んだが、レコノサンスラップからバイブレーションを訴えており、12位でレースを完走したものの、データに異常が感知されてコース上にマシンを止めている。

    「今日はポイント獲得を狙ってレースに臨んだだけに、他車のスピンに巻き込まれるかたちでガスリー選手が1周目にリタイアせざるを得なかったことは非常に残念でした」

    「ハートレー選手については、昨日の大きなクラッシュのあと、メカニックたちの懸命な作業によりマシンを修復し、今日のレースに出場、完走することができました。チェッカー後にデータの異常を感知したので念のためマシンを止めましたが、大きな問題ではありませんでした」

    「来週はバルセロナに残り、2日間のテストに臨みます。同時にモナコGPに向けた準備も進めますが、チームは中盤戦にむけて忙しい時間を迎えることになります」

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