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  • ホンダ 「レッドブルの現状のパフォーマンスを下回るわけにはいかない」

    ホンダ 「レッドブルの現状のパフォーマンスを下回るわけにはいかない」

    ホンダF1は、2019年から開始するレッドブル・レーシングとの新たなF1パートナーシップにおいて“現在のレッドブルのパフォーマンスレベルを下回らない”ことを確実にすることを目標に掲げた。

    レッドブル・レーシングは19日(火)、今シーズン末でルノーとのエンジン供給契約を終了し、2019年から現在姉妹チームのトロロッソにパワーユニットを供給しているホンダと2年契約を締結したことを発表した。

    ホンダF1は、2019年から開始するレッドブル・レーシングとの新たなF1パートナーシップにおいて“現在のレッドブルのパフォーマンスレベルを下回らない”ことを確実にすることを目標に掲げた。

    レッドブル・レーシングとルノーは、2014年にF1にV6ターボハイブリッドが導入して以降、タイトルを4連覇したパフォーマンスを再現できていないが、それでも現在まで10勝を挙げている。

    そのうちの7勝はホンダが2015年にF1復帰して以降の結果となる。ホンダはF1に復帰して以降、4位以上の成績を残せていない。

    レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、ホンダとの契約について「今回締結したホンダとの2年契約は、アストンマーティン・レッドブル・レーシングにとって、チャンピオンシップタイトルの獲得に向けたエキサイティングなステージの幕開けを意味している」とコメント。

    「このような決断を下すとき、我々の判断基準は一つしかありません。『この決定がより高いレベルでのパフォーマンスに結びつくか否か』だ。ここまで慎重に分析と検討を重ねてきたが、今はホンダとのパートナーシップ締結こそがチームを正しい方向に導くものだと確信している」

    「ホンダが今年、我々の姉妹チームであるトロ・ロッソと一緒に見せている進歩のスピードは印象的で、彼らがF1で目指しているゴールは、我々の目標と同じだとも感じている。来年ホンダと一緒に仕事ができることを非常に楽しみにしているし、ともにF1の頂点を目指していく」

    ホンダのモータースポーツ部長を務める山本雅史は、2019年にレッドブル・レーシングが現状のパフォーマンスを下回ることは許されないことだと語る。

    「レッドブルはトップチームのひとつです。複数のチャンピオンシップを獲得しており、今年もすでに数戦で勝利を挙げています」と山本雅史はコメント。

    「彼らは非常に優れたシャシーを有していることは明らかですし、それはレースに勝つチャンスがさらに増えることを意味します」

    「それはホンダのメンバー全員にさらなるモチベーションを与えますが、同時に我々にとって巨大なプレッシャーであり、大きな責任となります」

    「ですが、常に高い目標を目指すことがホンダの本質ですし、それがホンダというものだと思っています」

    「出発点として、レッドブル・レーシングのパフォーマンスが現在のレベルを下回ることは望んでいません。ですが、我々の目標は現時点で彼らがやっていることよりもさらに進む、さらに良くなることです」

    山本雅史は、レッドブルとホンダの契約条件は“双方にとって非常にフェア”なのだと語る。

    「我々は彼らの高い期待に応えなければなりませんが、レッドブルが我々にリスペクトを払ってくれていることを強く感じました」

    「来シーズにむけて我々が持っている開発のすべてを投入していきます」

    昨年、ホンダとトロロッソの契約がまとまったのは9月17日と非常に遅い期間だった。だが、6月という早い段階で2019年の契約がまとまったことで、レッドブルとはより多くの準備期間を設けられることになる」

    「現在、他の全てのチームと同じように我々も2019年の開発を開始していますし、チームと一緒にシャシーとパワーユニットのマッチング作業を開始していく必要があります」と山本雅史はコメント。

    「昨年のトロロッソとの状況と比較すれば、より多くの時間がありますが、それでも他の誰よりも比較的に短い期間となります」

    ホンダは、第2のF1チームにパワーユニットを供給することへの作業負荷に対処するためにインフラの改善に取り組んできた。

    「ですが、我々はまだ組織と人員という点でより多くの改善の余地がありますし、2チームと一緒にすぐにそこに取り組んでいきます」と山本雅史は付け加えた。

    「レッドブルとホンダの英国の拠点が両方ともミルトンキーンズにあることは明らかに利点です。ですが、今日ではテレビ会議のような技術がたくさんあり、我々はそれらを十分に活用しています。それでもフェイス・トゥ・フェイスのコミュニケーションは非常に重要であり、まだ非常に大きな違いを生み出すことができるものだと考えています」

    ホンダは、トロロッソとワークス契約を結んでいたが、親チームであるレッドブル・レーシングのほうが人員や予算規模も大きいことから、そちらがワークスになると見る向きもある。しかし山本雅史は、今回は必ずしもそうではないとし、もはやワークスとカスタマーというラベルを付けることは“意味をなさない”と山本雅史は続ける。

    「来年からはレッドブル・レーシング、トロロッソの2チームに、レギュレーションに沿って同仕様のパワーユニットを供給することとなります。我々パワーユニットマニュファクチュラーからすると、これまでのように供給先チームをワークス/カスタマーと定義づける考え方は、それぞれに同一パワーユニットを供給しなくてはならないという現行レギュレーションを考慮すると成立しないと思っています」

    「そういった意味でも今回の契約は、レッドブル・レーシング、トロロッソ、そしてホンダの三者がイコールになるようなパートナーシップだと考えています。今年からパートナーシップを組んでいるトロロッソも同様ですが、今回の契約交渉を通し、レッドブル・グループがホンダという会社に対して非常にリスペクトを払ってくれていることを強く感じました」

    「F1では過去3年間、我々はなかなか思うような成績を出すことができずに苦しんできたわけですが、そのような状況にあっても、ホンダとのパートナーシップに可能性を見出し、真摯な姿勢で交渉に臨んでくれたことにとても感謝しています」

    トロロッソ・ホンダはまだ大きな成果を挙げていないが、今シーズン2つのレースでポイントを獲得しており、フェラーリのカスタマーであるハース、メルセデスのカスマターであるウィリアムズの上回り、コンストラクターズ選手権8位につけている。

    山本雅史は、“トロロッソとホンダの現在の関係は変わらない”と主張。レッドブル・レーシングと契約としたいうニュースがトロロッソ・ホンダの2018年の目標に妨げにはならないと強調した。

    「我々はレギュレーションの範囲内で両チームとホンダとの間の相互のトランザクションを期待しています」と山本雅史はコメント。

    「第2戦で4位入賞を果たしたことは素晴らしい結果でしたが、その後はアップダウンがありました。F1で働く我々だけでなく、ファンにとっても非常に興味深いシーズンになっていると思います。ミッドフィード争いの結果は、クルマのセットアップやトラックの特性といった様々なことに影響を受けます」

    「我々は今、今シーズの残りでさらに良い結果を出すことに挑戦するためにさらなる改善のための開発に取り組んでいます」

    関連:ホンダ、レッドブル・レーシングとのF1エンジン契約を正式発表

  • ホンダ、レッドブル・レーシングとのF1エンジン契約を正式発表

    ホンダ、レッドブル・レーシングとのF1エンジン契約を正式発表

    ホンダは、2019年シーズンよりレッドブル・レーシングとトロロッソの2チームにF1パワーユニットを供給することを発表した。ホンダが2チームにパワーユニットを供給するのは、2015年にF1に復帰して以来初めてのこととなる。

    バーレーンGPでは4位に入り、先週のカナダGPでも力強い走りを見せるなど、今シーズンから始まったトロロッソとのパートナーシップは、これまでのところポジティブな結果を残している。

    2019年シーズンからは、そこにレッドブル・レーシングとのパートナーシップが加わる。レッドブル・レーシングとホンダの契約は2年契約。このパートナーシップに関して、本田技研工業のモータースポーツ部長の山本雅史は以下のように説明している。

    「これまでトロロッソとの関連でヘルムート・マルコ氏と話す機会は何度もあったので、『いつか一緒にやりたいね』という話はどちらからともなく出てきていました」と山本雅史はコメント。

    「来季に向けては各チームともに既に準備を始めている段階だと思いますので、我々としてもレッドブル・レーシングと一緒に、できるだけ早く車体とのマッチングなどの開発を開始します。昨年のトロロッソとのパートナーシップ決定時よりも時間的な余裕はあるものの、それでもタイミングとしてはギリギリだと考えていますので、コミュニケーションよくプロジェクトを進めていかなくてはなりません」

    レッドブル・グループが2つのチームを所有しており、レッドブル・レーシングのほうが人員や予算規模も大きいことから、そちらがワークスになると見る向きもある。しかし山本雅史は、今回は必ずしもそうではないと語る。

    「来年からはレッドブル・レーシング、トロロッソの2チームに、レギュレーションに沿って同仕様のパワーユニットを供給することとなります。我々パワーユニットマニュファクチュラーからすると、これまでのように供給先チームをワークス/カスタマーと定義づける考え方は、それぞれに同一パワーユニットを供給しなくてはならないという現行レギュレーションを考慮すると成立しないと思っています」

    「そういった意味でも今回の契約は、レッドブル・レーシング、トロロッソ、そしてホンダの三者がイコールになるようなパートナーシップだと考えています。今年からパートナーシップを組んでいるトロロッソも同様ですが、今回の契約交渉を通し、レッドブル・グループがホンダという会社に対して非常にリスペクトを払ってくれていることを強く感じました。F1では過去3年間、我々はなかなか思うような成績を出すことができずに苦しんできたわけですが、そのような状況にあっても、ホンダとのパートナーシップに可能性を見出し、真摯な姿勢で交渉に臨んでくれたことにとても感謝しています」

    八郷隆弘 (本田技研工業株式会社 代表取締役社長)
    「2018年シーズンからパートナーシップを開始したトロ・ロッソに加え、2019年からは新たなパートナーとして、アストンマーティン・レッドブル・レーシングを迎えることになりました。来季は2チームへPUを供給することで、より多くのデータ収集が可能となり、開発のスピードアップに繋げることができます。また、なによりもレッドブル・レーシング、トロ・ロッソ、両チームと強力なパートナーシップを築くことにより、我々の目標である勝利へさらに近づくことができると思っています。今回の契約は非常に短い期間で決定しましたが、2つのチームとホンダが対等となるパートナーシップの締結に際し、レッドブル・グループの我々に対するオープンかつ公平な姿勢に感謝しています。また、いつも熱い応援をいただいているファンの皆様には、我々の新たな挑戦にさらなるご声援をよろしくお願い申し上げます」

    ヘルムート・マルコ (レッドブル モータースポーツアドバイザー)
    「今回のレッドブル・グループとホンダのパートナーシップ締結は、Red Bull Technology(レッドブル・テクノロジー)により統括される2つのF1チーム、レッドブル・レーシングとトロ・ロッソにとって、新たな時代の幕開けと言えます。また、ここまでホンダが見せてきた努力と進歩、そして我々とも通じる部分が多い勝利に対する信念は、素晴らしいものだと感じています。来季は3者が強く結びつく形でシーズンを戦うことになりますが、ホンダと一緒に仕事をすることを、非常に楽しみにしています」

    クリスチャン・ホーナー (アストンマーティン・レッドブル・レーシング チーム代表)
    「今回締結したホンダとの2年契約は、アストンマーティン・レッドブル・レーシングにとって、チャンピオンシップタイトルの獲得に向けた、エキサイティングなステージの幕開けを意味しています。このような決断を下すとき、我々の判断基準は一つしかありません。『この決定がより高いレベルでのパフォーマンスに結びつくか否か』です。ここまで慎重に分析と検討を重ねてきましたが、今はホンダとのパートナーシップ締結こそがチームを正しい方向に導くものだと確信しています。ホンダが今年、我々の姉妹チームであるトロ・ロッソと一緒に見せている進歩のスピードは印象的で、彼らがF1で目指しているゴールは、我々の目標と同じだとも感じています。来年ホンダと一緒に仕事ができることを非常に楽しみにしていますし、ともにF1の頂点を目指します」

  • レッドブル・レーシング、ホンダとのF1エンジン契約を決断との報道

    レッドブル・レーシング、ホンダとのF1エンジン契約を決断との報道

    レッドブル・レーシングは、2019年からホンダのF1エンジンに切り替えることを決断し、早ければ今週末のF1フランスGPを前に新生“レッドブル・ホンダ”の誕生が発表される可能性があると報じられている。

    レッドブル・レーシングは、過去にダブルタイトルを4連覇したルノーとの契約を更新するか、もしくは姉妹チームのトロロッソにF1パワーユニットを供給するホンダとワークス契約を結ぶかを検討している。

    レッドブル・レーシングのチーム上層部は、母国グランプリとなる7月のオーストリアGPで2019年にホンダとルノーのどちらを選択するかを明らかにするとしているが、情報筋によると、レッドブル・レーシングの決断はすでに固まっているという。

    前戦F1カナダGPでは、ホンダとルノーの両メーカーが今シーズン最初のパフォーマンスアップグレードを投入。今年、姉妹チームのトロロッソがホンダからF1パワーユニット供給を受けていることで、レッドブル・レーシングはホンダの進歩を分析している。

    しかし、ルノーはF1オーストリアGPまで決断を待つことはできず、オファーを取り下げると警告しており、レッドブル側もルノーからのエンジン供給が継続される保証はないことを認識し、ホンダにコミットすることを決断したという。

    報道によると、18日(月)の夜にレッドブル・レーシングの決定がホンダに通達されたという。

    レッドブル・レーシングはコメントを控えており、決定がいつ正式発表されるかは不明だが、今週末のF1フランスGPに先駆けて、レッドブル・ホンダの誕生が発表される可能性もあるという。

    2014年にV6ターボパワーユニットが導入されて以降、ルノーのF1エンジンのパフォーマンスと信頼性の低さは顕著となり、一旦レッドブル・レーシングは2015年シーズン限りで契約を打ち切ることを決定している。しかし、レッドブル・レーシングにエンジンを供給するメーカーは現れず、ルノーのエンジンに“タグホイヤー”のバッチをつけて搭載することで決着。さらに2016年にルノーがワークス復帰して以降、レッドブル・レーシングはカスタマー待遇となったことでその関係はさらに冷え切っている。

    ルノーは、ワークスチームのベンチマークとしてレッドブル・レーシングとのパートナーシップを継続することを望んでいたが、その望みは砕かれることになる。

    ルノー・スポールF1のマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールはF1カナダGPの週末に「彼らが何を得ようとしているかは理解している」と Sky にコメント。

    「彼らは技術面と商業面に目を向けている。ルノーのカスタマーのままでいることと、ホンダのワークスチームになることは明らかに異なる。非常に異なることであり、私もそこは認識している」

    「だが、率直に言って、私が懸念しているのは、彼らには我々と一緒に再びワールドチャンピオンになるチャンスがあるというとこだ。ホンダのことは言えないがね。彼らが今持っているもの、進行中のもの、そして、彼らのクルマは明らかに素晴らしいし、最高のクルマかもしれない。彼らには今後2年間で再びワールドチャンピオンになるチャンスがある」

    ホンダは、昨年末にマクラーレンに打ち切られる形でパートナーシップを解消したが、トロロッソと新たなパートナーシップを開始した今年は進歩を遂げている。F1カナダGPでホンダが投入したアップグレードは、コンマ3秒のステップを果たしたとされている。

    関連:ホンダ、レッドブル・レーシングとのF1エンジン契約を正式発表

  • ホンダF1 「カナダGPで新旧PUを比較できたのは有益な副産物」

    ホンダF1 「カナダGPで新旧PUを比較できたのは有益な副産物」

    ホンダF1は、F1カナダGPでの故障が、同じサーキットでアップグレード版と旧スペックの両方のパフォーユニットを比較できるという有益な副産物となったことを認めている。

    ホンダは、前戦F1カナダGPでICE(内燃エンジン)のパフォーマンス面での向上を図ったアップグレード版のF1パワーユニットを持ち込み、金曜フリー走行からトロロッソ・ホンダの2台のマシンに投入された。

    しかし、フリー走行3回目にピエール・ガスリーの新スペックのパワーユニットにパワー低下の不具合が発生。予選が迫っていたため、ホンダは旧スペックへ戻すことを余儀なくされた。

    それにより、予選ではホンダは旧スペックと新スペックの両方を同時に走ることになった。旧スペックでQ1敗退を喫することになったピエール・ガスリーはそれがアップグレード版パワーユニットがどれくらい進歩を果たしたかを示したと語っている。

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は、通常、異なる条件の異なるサーキットで明確な比較を行うのは難しく、バック・トゥ・バックで走行できたことは信頼性問題による思わぬ副産物だったと語った。

    「それを知ることができたのは良いことです」と田辺豊治は RACER にコメント。

    「我々は新スペックの使用を開始し、土曜日のランチタイムまで使用していました。いくつかセッティングの変更を行い、アップグレード仕様の調整を行い、予選データと比較することができました」

    「それはパワーカーブの形状やデプロイメントなどにどのような違いがあるかを示してくれました。ダイナモでもその種のことは評価することができますが、通常、トラックサイドでそのようなことを評価することはできませんし、そこは良い点でした」

    比較によってホンダは通常よりも多くの情報を得ることができたかと質問された田辺豊治は「すうですね、そう思います」とコメント。

    「ダイナモはダイナモにすぎません。トラックは若干異なります。したがって、我々はダイナモのデータとトラックサイドのデータを関連付けることができます」

    ピエール・ガスリーは、決勝で再び新スペックのパワーユニットを搭載したことで、ペナルティを科せられて最後列からスタート。一方、ブレンドン・バートレーはクラッシュにより1周目でレースを終えた。

    田辺豊治は、しっかりと走ることができれば、アップグレード版パワーユニットにはより多くのポテンシャルがあると感じていると語る。

    「トラック経験という点ではもっと多くの経験を積んでいく必要がありまさう。レース前にそれなりの調整はしていましたが、異なる条件での異なるレースでは調整を最適化するために同じことをしていく必要があります。ですが、トラックサイドという観点では望ましいレベルを達成することができたと思っています」

  • レッドブル・レーシング 「今後2週間でホンダかルノーかの決断を下す」

    レッドブル・レーシング 「今後2週間でホンダかルノーかの決断を下す」

    レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、2019年F1マシンにネガティブな影響が出るのを避けるために今後2週間で来季にホンダとルノーのどちらのF1パワーユニットを搭載するかを決定すると述べた。

    レッドブル・レーシングは、今シーズンここまで2勝を挙げているが、ルノーのF1パワーユニットのパフォーマンス不足がメルセデスとフェラーリと比較して最大の弱点だと指摘し続けており、両社の関係は歪んだままだ。

    今年、姉妹チームのトロロッソがホンダからF1パワーユニット供給を受けていることで、レッドブル・レーシングはホンダの進歩を分析し、2019年以降のパートナーシップの可能性について交渉を進めている。

    クリスチャン・ホーナーは、ホンダとルノーがF1カナダGPに導入したアップグレードは、レッドブル・レーシングが決断を下すためのさらなる情報を与えたと語り、今月末までに最終判断を下さなければ2019年F1マシンの設計に支障が出てくると述べた。

    「マニュファクチャラー、そして、シャシー側からの観点として、インストールの問題などについて考えていかなければならない段階に来ている」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「6月末がそのための適切なタイミングだと感じている。我々がやらなければならないのは、持っている事実に基づいてそれを調査することだ。レースの時間でデータを調べて判断を下すのは不可能だ」

    クリスチャン・ホーナーは、決断は迫っているが、レッドブル・レーシングは、次戦F1フランスGPでホンダとルノーのパフォーマンスのさらなる調査を行い、F1オーストリアGPまで最終決断を遅らせたいと考えていると語る。

    「カナダでは分析するための多くの情報を得ることができたし、他のサーキットでそれをレビューするためにおおそらくもうひとつの週末がかかるだろう。オーストラリアGPあたりには納得し、結論に至ることになるだろう」

    「私が聞いた限りではホンダは良いステップを果たしている。ルノーも彼らが告知したものをもたらした。現在、我々には分析し、相対的なパフォーマンスを調査するための大量のGPSデータがある」

    「もちろん、そこにはエンジニアリング的な決定もあるし、そのあとデートリッヒ・マテシッツ(チームオーナー)の承認を得ることになるだろう」

    今シーズン、2勝を挙げているレッドブル・レーシングだが、一方では信頼性問題にも見舞われており、コンストラクターズ選手権首位のメルセデスに72ポイント差をつけられている。

  • ブレンドン・ハートレー 「F1シート喪失の噂など気にしていられない」

    ブレンドン・ハートレー 「F1シート喪失の噂など気にしていられない」

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、F1シート喪失の噂は気にしていないとし、チームのためにポイントを獲得していることに集中していると語る。

    ブレンドン・ハートレーは7戦を終えた時点でアゼルバイジャンGPの10位フィニッシュによる1ポイントしか獲得できておらず、今シーズン中にトロロッソ・ホンダのF1シートを失うのではないかとの噂が絶えない。

    F1カナダGP前には、トロロッソ・ホンダがF1オーストリアGPでブレンドン・ハートレーに代えて、マクラーレンの育成ドライバーであるランド・ノリスをローン移籍を獲得するオファーを出し、マクラーレンから断られたとの現実味のある報道もなされた。

    だが、ブレンドン・ハートレーは、そのような噂をいちいち気にしていられないと語り、週末ごとにF1での仕事への理解を深めていると語る。

    「僕のF1での将来についいて何度も質問された。ちょっと迷惑ではあったけど、それも仕事の一部だ」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「実際、僕は状況を本当にうまく処理できていると感じているし、あまり影響は受けていない」

    「とにかく自分が結果を出せなければならない仕事に集中している。毎週末、自分がどんどん強くなっていると感じている」

    「週末に挑むたびにF1の仕事というものをより理解してきていると感じている」

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコもブレンドン・ハートレーを擁護。交代は考えていないと述べた。

    「彼の状態が改善しなかったのであれば、我々は代替策を進めなければならなかっただろう」とヘルムート・マルコは Motorsport Magazine にコメント。

    「今のブレンドンには競争力があるからね」

  • ピエール・ガスリー 「ホンダの新スペックPUによってポイントを争える」

    ピエール・ガスリー 「ホンダの新スペックPUによってポイントを争える」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、ホンダの新スペックのF1パワーユニットは、トロロッソにより定期的にトップ10を争うチャンスを与えてくれるはずだと考えている。

    ホンダは、先週末のF1カナダGPで主にF1カナダGPにICE(内燃エンジン)のパフォーマンス面での向上を図ったアップグレード版の新しいパワーユニットを投入。金曜フリー走行から2台のトロロッソ・ホンダに新スペックのパワーユニットが搭載された。

    しかし、ピエール・ガスリーのマシンはフリー走行3回目にパワーの低下が見られたためホンダは予防措置として旧スペックに戻すことを決断。その結果、新スペックで予選に臨んだブレンドン・ハートレーはQ2に進出して12番手だったが、ピエール・ガスリーはQ1で敗退して16番手で予選を終えた。

    その後、トロロッソ・ホンダは、F1カナダGPの決勝でピエール・ガスリーに新スペックのF1パワーユニットを搭載することを決断。ペナルティによる降格を3グリッドに抑え、母国レースとなる次戦フランスGPではペナルティを避けることとなった。

    ピエール・ガスリーは、決勝でペナルティを科せられてもいいので、新しいエンジンを自分のマシンに搭載するようトロロッソ・ホンダの上層部に直訴したと述べた。

    「全員をプッシュした。フランス(トスト/チーム代表)、ジョナサン(エドルズ/チーフエンジニア)、田辺(豊治/ホンダF1 テクニカルティレスター)など全員に訴えた」

    「クルマに新しいエンジンを載せてほしいと言った。そうしなれば、難しいレースになっただろうからね。ここでペナルティを受けた方が良かった。ポイント圏内でフィニッシュするチャンスは増えるし、フランスGPのためにもいい。最後尾からスタートしなくてもいいからね」

    ピエール・ガスリーは、F1カナダGPで19番手からポジションを8つアップさせて11位でフィニッシュ。もっと上位でスタートすればポイントを獲得できたは可能性は高いが、ホームレースでそれを実現できるチャンスを得られたのは“良いニュース”だと語った。

    「僕たちはまだ全てのフリープラクティスやあらゆることをこなさなければならないけど、もちろん、僕にとっては初めてのホームレースだ。本当に好きなトラックだし、そこで素晴らしい結果を残したいと思っている」とピエール・ガスリーはコメント。

    「アップグレーッドによって、そこで僕たちが良いクルマを得られれば、良い週末を期待できるだろう」

    ピエール・ガスリーは、ホンダのF1パワーユニットが改善を果たしたことで、トロロッソのシャシーにより適したトラックではさらに良い結果を期待できるはずだと語る。

    「パワーユニットが優れているのは間違いない」とピエール・ガスリーはコメント。

    「(カナダは)モナコやバルセロナと比較してシャシー的に僕たちは素晴らしくはなかった。僕たちのトラックはあのトラックではベストではなかった」

    「もう少しクルマのパフォーマンスを改善できれば、パワーユニットはもっと一貫してトップ10に近づける、もしくはトップ10に入れる本当に良いチャンスを与えてくれると思う」

  • ルノーF1 「ホンダと同様に我々もコンマ3秒の改善を果たしている」

    ルノーF1 「ホンダと同様に我々もコンマ3秒の改善を果たしている」

    レッドブル・レーシングにホンダと来季以降のF1パワーユニット契約を天秤にかけられているルノーだが、アップグレードによるパフォーマンス向上はホンダとほぼ同じ、すなわち、ルノーのF1パワーユニットの方が優れていると暗に示唆している。

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーは、F1カナダGPでトロロッソのエンジンパートナーであるホンダのF1パワーユニットは、アップグレードによってジル・ヴィルヌーブ・サーキットで“コンマ3秒”のパフォーマンスアップを果たしたと述べていた。

    しかし、現在レッドブル・レーシングのエンジンサプライヤーを務めるルノーもホンダと同じように改善を果たしていると主張している。

    「メルボルン以降の改善は、バルセロナで投入した新しい燃料によるコンマ1秒を含めてコンマ3秒だ」とルノーのエンジン・テクニカルディレクターを務めるレミ・タフィンはコメント。

    「それは約20馬力に相当するもので、我々の期待に沿っている。我々はすでに夏のファクトリー閉鎖後の次の進化に取り組んでいる」

    だが、もはやルノーは、レッドブル・レーシングの決定をこれ以上待つことは拒否している。

    レッドブル・レーシングは、F1カナダGP、そして、次戦F1フランスGPでの両メーカーのデータを分析し、ホームレースであるF1オーストリアGPでルノーとホンダのどちらのパワーユニットを来季以降に使用するかを発表することを示唆している。

    レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは「今週末から分析するための多くの情報が得られたし、2つのサーキットでレビューするためにもう1週末を費やすことになるかもしれない。オーストラリアGPあたりで結論に達すると確信している」とコメント。

    「私が聞いた限りでは、ホンダは今週末良い週末を果たしているようだ。ルノーも彼らが予定してものを持ち込んだ。これから、我々は大量のGPSデータを持ち帰り位、相対的なパフォーマンスを分析し、検討していく」

    しかし、ルノーF1のスポーティングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、それでは遅すぎると語る。

    「我々は12年間にわたって良好な協力関係を築き上げてきたことを考慮し、最終期限を延長した」とシリル・アビテブールは Marca にコメント。

    「彼らはモントリオールで我々の新しい仕様とホンダの新しい仕様を確認した。彼らはすべての情報を持っている。これをさらに遅らせる理由などまったくないはずだ」

    「オーストリアでは我々のオファーはもはや成立しない。彼らはホンダと交渉しなければならないだろう。我々のオファーは今後数日で受け入れられなければならない」

    レミ・タフィンは、ルノーとレッドブル・レーシングとの間の緊張関係を理解できると語る。

    「我々は実用主義でなければならない。我々は12年間一緒に仕事をして、多くのレース、そして、ワールドチャンピオンに勝ってきた」とレミ・タフィンはコメント。

    「我々はいつも発言した誰かについて話をしているが、ミルトンキーンズの600人、そして、ヴィリー=シャティヨンの400名の従業員をことを忘れてはならない。彼らは全員が頑張っているし、我々はそれをゲームの中心におかなければならない」

  • レッドブル、ルノーの最後通告を無視 「オーストリアGPまでに決定する」

    レッドブル、ルノーの最後通告を無視 「オーストリアGPまでに決定する」

    レッドブル・レーシングは、今後数日で決断を下さなければ2019年のオファーを取り下げるというルノーの最後通告を無視。オーストリアGPまでに決断を下すとの姿勢を曲げない。

    現在、レッドブル・レーシングは、過去にダブルタイトルを4連覇したルノーとの契約を更新するか、もしくは姉妹チームのトロロッソにF1パワーユニットを供給するホンダとワークス契約を結ぶかを検討している。

    前戦F1カナダGPでは、ホンダとルノーの両メーカーが今シーズン最初のパフォーマンスアップグレードを投入。当初、レッドブル・レーシングはF1カナダGPの両メーカーのパフォーマンスを分析して決断を下すとしていた。

    ルノー・スポールF1のマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは「彼らが待つことを望んでいたのはモントリオールであり、我々の新スペック、ホンダの新スペックだった。彼らはすべての情報を持っている。これ以上遅らせる理由は絶対にないはずだと思っている」とコメント。

    姉妹チームであるトロロッソ・ホンダのデータを確認できるレッドブル・レーシングは、ホンダがF1カナダGPで投入した新スペックのF1パワーユニットによってコンマ3秒のパフォーマンス向上を果たしたと語っている。

    一方の現在レッドブル・レーシングのエンジンサプライヤーを務めるルノーもホンダと同じように改善を果たしていると主張している。

    「メルボルン以降の改善は、バルセロナで投入した新しい燃料によるコンマ1秒を含めてコンマ3秒だ」とルノーのエンジン・テクニカルディレクターを務めるレミ・タフィンはコメント。

    「それは約20馬力に相当するもので、我々の期待に沿っている。我々はすでに夏のファクトリー閉鎖後の次の進化に取り組んでいる」

    そして、ホンダと天秤にかけられている格好のルノーはもはやレッドブル・レーシングの決定をこれ以上待つことは拒否すると警告している。

    「すでに遅れているし、タイミングを決めるのはルノーだ。レッドブルではない。ある時点を過ぎれば、我々のオファーはもう成立しなくなる。それは彼らが要求したものだ」とレッドブル・レーシングに提案している2019年以降のオファーを取り下げることも辞さない姿勢を見せている。

    「彼らはモントリオールで我々の新しい仕様とホンダの新しい仕様を確認した。彼らはすべての情報を持っている。これをさらに遅らせる理由などまったくないはずだ。オーストリアでは我々のオファーはもはや成立しない。彼らはホンダと交渉しなければならないだろう。我々のオファーは今後数日で受け入れられなければならない」

    しかし、レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、さらに次戦F1フランスGPでデータを収集し、7月のF1オーストリアGPまでに決断を下すとのこれまでのプランを変更するつもりはないとしている。

    「我々はカナダとフランスでもっとよく調べていく。そうすれば、我々の選択が決まるだろう」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ルノーが数日の遅れになぜそこまで大騒ぎするのかわからないと主張する。

    「フランスかオーストリアかに関わらず、数日にすぎない。急に何がそこまで重要になっているのか私にはわからない」とヘルムート・マルコはコメント。

    「フランスGPとオーストリアのレースの間に我々の決定を発表する」

  • ホンダF1 「新スペックのパワーユニットに信頼性問題が発生したのは残念」

    ホンダF1 「新スペックのパワーユニットに信頼性問題が発生したのは残念」

    ホンダのF1テクニカルディレクターを務める田辺豊治は、F1カナダGPで投入したアップグレード版パワーユニットのパフォーマンスは励みになったが、その一方で信頼性問題が発生してしまったことに落胆していると語る。

    ルノーやフェラーリと同じように、ホンダF1はパワーセンシティブなジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで開催されたF1カナダGPにシーズン最初のパワーユニットアップグレードを投入。金曜日のフリー走行からトロロッソ・ホンダの2台に搭載された。

    プラクティスでは、期待通りの有望なパフォーマンスを発揮したホンダの新スペックF1パワーユニットだったが、土曜日のフリー走行3回目にピエール・ガスリーのユニットにパワー低下のトラブルが発生。レースでグリッド降格ペナルティを受けて新スペックのパワーユニットを再投入する前に、予選にむけて一旦旧スペックへ戻すことを余儀なくされた。

    「アップグレード版パワーユニットを持ち込みましたが、今回のカナダGPはいいところと悪いところの両面があったレースでした」と田辺豊治は RACER にコメント。

    「全体的に新スペックは望んでいた通りに機能していましいたが、一方で新スペックに不具合が発生してしまいました。日本で不具合の原因を分析するので、まだ詳細についてはあまりわかっていません」

    「そこは期待外れだったポイントです。我々は常に信頼性とパフォーマンス向上の両方を望んでいると皆さんにお話ししていましたからね。信頼性は重要ですが、カナダではある種不明な不具合が発生してしまいましたし、理由を解明して、アップデートする必要があります」

    「その一方で良いこともありました。新しくアップデートされたユニットはいくつかパフォーマンス向上が見られましたし、それは良いことです」

    ピエール・ガスリーは、日曜日の朝に新しいパワーユニットを搭載したことにより、3グリッド降格して19番グリッドからスタート、8つポジションを上げて11位でフィニッシュした。

    田辺豊治は、フリー走行3回目にパワー低下が発生したピエール・ガスリーの元々のアップデート版のパワーユニットは今後は使用できない可能性があると認める。

    「あまりにダメージを負っているのか、もしくは問題ないかをはっきりと言うことはできません。これから解明していきます。ですが、軽いダメージではないと思います」と田辺豊治は語った。

    ブレンドン・ハートレーは、Q3進出に近づくパフォーマンスをみせて12番グリッドを獲得したが、決勝ではオープニグラップでランス・ストロールと接触して高速でウォールにクラッシュしている。

    田辺豊治は、ブレンドン・ハートレーのパワーユニットに関しては事故の影響をほとんど受けないことを期待していると語る。

    「12番手からスタートでしたので、ミッドフィールドでレースをするには良いポジションでした。残念ながら、彼はクラッシュしてしましましたし、それは期待外れでしたが、彼が大丈夫だったのは良いニュースです」と田辺豊治はコメント。

    「新しい仕様のパワーユニットの1レース分のデータサンプルを失ってしまったはちょっと残念でしたが、それがレースというものですし、ブレンドンが大丈夫だったのは良いニュースです」

    「見た目的にはパワーユニットは問題なさそうですが、高いGフォースのインパクトがあったので、調査して、すべてをチェックしていきます」