カテゴリー: ホンダF1

  • 角田裕毅 「FP2での走行不足でマシンへの自信を失っていた」

    角田裕毅 「FP2での走行不足でマシンへの自信を失っていた」

    アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅は、F1モナコGPのFP2での接触で走行時間を失ったことでマシンへの自信を築くことができず、予選でパフォーマンスを発揮できなかったと認める。

    角田裕毅は、FP2の中盤にプールサイドセクションの先でガードレールに接触し、11ラップの走行に留まった。ヘルムート・マルコは、モナコ初走行となる角田裕毅に走行距離を稼いで経験を積むためにウオールから距離を置くように“100回”伝えていたとして激怒した

    現状、角田裕毅はチームメイトのピエール・ガスリーに大きく遅れをとっており、ガスリーがQ3に進出して6番グリッドを獲得したのに対し、Q1で敗退して16番手に留まった。

    角田裕毅は、実際にクラッシュしたことで自信を失い、Q1ノックアウトに至ったと認める。

    予選フォームについて質問された角田裕毅は、ピエール・ガスリーに対するペース不足のどれくらいがモナコ特有のものであったか、予選パフォーマンスの向上に取り組む必要があるなど広い問題について話した。

    「そこはかなり50-50だと思います」と角田裕毅は Formula1.com に語った。

    「僕サイドの問題であることも確かです。主な問題は、FP2でかなり多くのラップを失ったことでした」

    「他のクルマ勢と比較して少し自信を失っていました。特に予選ではマシンを“send it(危険や無茶を承知でやる)”する自信が必要です」

    「あれは僕に落ち度がありました。僕自身の問題でもありましたが、その一方でマシンとマシンセットアップの発展という点でハマっていませんでした」

    「今後にむけてすべてをまとめる必要があると思っています」

    アルファタウリ・ホンダF1のドライバーは二人ともレースをスタートしたポジションでフィニッシュした。つまり、角田裕毅はピエール・ガスリーから10位遅れてフィニッシュしている。

    角田裕毅は、彼と彼のチームが前のマインを追い抜くために第1スティントをハードタイヤで長く走るという異なる戦略を実行したが、そのギャンブルは報われず、ポイントを獲得するために必要なポジションを補うことができずにフィニッシュした。

    「厳しい1週間でした。特にレースはそうでしたね」と角田裕毅は付け加えた。

    「[僕たちはこのレースの戦略を決定しましたが、プライムもソフトも全体的にうまくいきませんでした」

    「でも、良いポイントを獲得するには、他のマシンとは少し違うものが必要だったので、僕たちが決定したことには完全に同意していました」

    「少しギャンブルをする必要がありましたが、このギャンブルはうまくいきませんでした。ずっと1台のマシンの後ろで身動きが取れませんでした」

    「ペースはOKでしたが、今週の全体的な主な問題は予選のパフォーマンスでした。今後、予選パフォーマンスの問題が将来され、より良い結果が得られることを期待しています」

  • フェルスタッペン、ハミルトンに返報「行動は常に言葉よりも雄弁」

    フェルスタッペン、ハミルトンに返報「行動は常に言葉よりも雄弁」

    レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、F1モナコGPで勝利。週末に先立って口撃を仕掛けてきたルイス・ハミルトンに「行動は常に言葉よりも雄弁」だと返報した。

    F1モナコGPの週末に先立ち、メルセデスF1のルイス・ハミルトンは、今年のタイトル争いでマックス・フェルスタッペンには「証明することがたくさんある」と主張。フェルスタッペンはすぐに「僕には証明するものが何もない」と反論していた。

    そして、F1モナコGPではマックス・フェルスタッペンは、快適な勝利を収めてドライバーズチャンピオンシップで首位に浮上。逆に、ルイス・ハミルトンはメルセデスのF1ドライバーとして最も困難な週末の1つに耐え、7位でフィニッシュした。

    マックス・フェルスタッペンは、レース後のドライバーの記者会見で、コース上で会話をすることを好むと語った。

    「まず第一に、行動は常に言葉よりも雄弁だ」とマックス・フェルスタッペンは語った。

    「今週末以降、それは良い教訓になると思う。トラックで話さなければならない。それが僕が好きなことだ。僕たちチームはこれまでのところミスを最小に抑えている。それが僕たちが前にいる理由だ。残りシーズンでそれを続けられることを願っている」

    マックス・フェルスタッペンは、ソフトタイヤのマネジメントとスタートでバルテリ・ボッタスをカバーできたことがモナコでの初優勝に不可欠だったと考えている。

    「今日は素晴らしい日だった」とマックス・フェルスタッペンは付け加えた。

    「ここモナコでは追い抜きがとても難しいので、まず自分のポジションに留める必要がある。それが僕が確実にやり遂げようとしていたことだ。ターン1でリードした後は、ペースをうまく管理し、タイヤをケアすることができた。ここでは、基本的にタイヤを生かし、ピットラップを見つけるためにできるだけ長く走ることが重要だ」

    「バルテリはある時点でタイヤに少し苦労していて、ピットインしなければならなかったと思う。ずっとかなりスムーズに進めていたように見えるかもしれないけど、ここで集中力を長く保つのは簡単ではない。全体として、ここで勝つことができてとてもハッピーだ」

    セルジオペレスの4位入賞は、レッドブルがコンストラクターズチャンピオンシップをリードすることを意味します。これは、メルセデスが2018年以来初めてのことです。

  • ホンダF1:2021年 第5戦 F1モナコGP 決勝レポート

    ホンダF1:2021年 第5戦 F1モナコGP 決勝レポート

    伝統のモナコGPで、レッドブル・レーシング・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、終始リードを保って盤石の勝利を挙げた。モナコでのホンダF1エンジン/パワーユニットの優勝は、1992年のアイルトン・セナ選手以来となる。

    フェルスタッペンは2番グリッドスタートだったが、ポールポジションのシャルル・ルクレール(フェラーリ)が前日の予選で喫したクラッシュの影響で出走できず、先頭からのスタートとなった。

    ターン1でバルテリ・ボッタス(メルセデス)を抑え込んでリードを確保したフェルスタッペンは、後続との差を徐々に広げ、ピットストップのタイミングを探りながらレースをコントロールした。

    スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは5番手、レッドブル・レーシングのセルジオ・ペレスは8番手で前方のセバスチャン・ベッテルをパスしようと攻めながらのレース序盤となった。

    16番手からスタートした角田裕毅は、スタート時にハードタイヤを装着し、前方で波乱が起こった際に前へ出られるよう、長いスティントを走行する戦略を採用した。

    ガスリーは30周目にピットストップ。後ろにいたルイス・ハミルトン(メルセデス)が1周前にピットへ入った動きに反応し、ハミルトンの前でコースへ復帰する。さらに遅くピットインしたセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)がピットアウトでガスリーに並びかけ、カジノ・スクエアで前に出られるが、6番手をキープしてレースを進める。

    フェルスタッペンは34周目にピットインすると、コースに留まっていたペレスの後方の2番手でコースへ復帰。これで前が空く形となったペレスはペースを上げてリードを稼ぎ、ピットストップ後には4つポジションを上げて4番手でコースへ戻る。

    これで再び首位に立ったフェルスタッペンは、レースを完全にコントロールし、後方のカルロス・サインツ(フェラーリ)との差を計りながらチェッカーフラッグまで駆け抜ける。ペレスは3番手のランド・ノリス(マクラーレン)をパスするべくペースを上げたが、オーバーテイクには至らず4位でフィニッシュ。レッドブル・レーシングは、フェルスタッペンの優勝とペレスの4位入賞で、合計37ポイントを獲得した。

    ガスリーも最終ラップまでベッテルにプレッシャーをかけ続け、6位入賞。角田は残り12周となるまでハードタイヤで走行を続けてソフトタイヤに交換したが、過去10年で2度目となるセーフティカー出動なしと展開に恵まれず、16位でチェッカーフラッグを受けた。

    この勝利で、ホンダF1としてはF1通算80勝を達成。さらに、フェルスタッペンがドライバーズチャンピオンシップで、レッドブル・レーシングがコンストラクターズランキングで首位に立った。ホンダF1エンジン/PUのチャンピオンシップ首位は、1991年以来30年ぶり。

    次戦のアゼルバイジャンGPは、6月6日(日)決勝。今回と同じく市街地コースのバクーで開催される。

    山本雅史(ホンダF1 マネージングディレクター)
    「伝統のモナコGPでレッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手とともに優勝を果たすことができたことを、本当にうれしく思っています。世界三大レースのモナコGPで勝利を挙げられたことは、ドライバーにとっても我々にとっても特別な想いがあります。ホンダF1としては1992年のセナ選手以来のモナコでの勝利、そして、フェルスタッペン選手のモナコでの初優勝とともに、コンストラクターズ・ドライバーのチャンピオンシップでもトップに立つことができました。とは言え、まだまだ23戦中5戦を終えたところですので、ここからも長いシーズンが続きます。これからもシーズン全体を見据えた上で、一戦一戦を大切に戦っていきたいと思いますので、引き続き、ご声援をよろしくお願いいたします」

    田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「2021シーズン第5戦となるモナコGPで、1992年のセナ選手以来となる勝利を挙げることができました。モナコのストリートコースで戦う特別なレースで、また過去にホンダF1 F1として多くの歴史を残してきたモナコGPで優勝でき、大変喜ばしい気持ちでいっぱいです。レッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手にとってのモナコでの初表彰台、そして初勝利をチーム一同で祝福したいと思います。ポールポジションのルクレール選手(フェラーリ)がトラブルで出走できないなどの要因もありましたが、今日はフェルスタッペン選手とレッドブル・レーシングのマシン、ストラテジー、そしてホンダF1のPUがきちんと機能しました。ペレス選手も力強い走りを見せ、車の速さとチームの見事なストラテジーを活かしてスタートグリッドの9番手から大きくポジションを上げる4位でフィニッシュし、チームにとって大きな意味を持つポイントを獲得となりました。また、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手は最初から最後までハミルトン選手を抑え込む走りで6位と、こちらもいいレースを見せてくれました。角田選手はスタートにハードタイヤを選択し60周以上もマネージするなど、この難しいサーキットを完走することで、多くのことを得てくれたと思います。レース中、前が開いたところでかなりいいラップタイムを刻むなど、速さも見せてくれましたが、全体としてはストリートサーキットでの予選ポジションが影響し、我慢のレースだったと思います。ホンダF1としてはフェルスタッペン選手およびレッドブル・レーシングとともにチャンピオンシップをリードする形となりましたが、まだまだここから長いシーズンが続きます。この先の戦いに向けてチームとともにさらにパフォーマンスを向上するため、全力を尽くして臨みます」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング・ホンダ)
    モナコGPを勝つことができてとてもうれしく思います。難しいサーキットですし、トラブルなく週末を終える必要があるので、チーム全体、そしてもちろんホンダF1も合わせて、みんなで成し遂げたことにとても満足しています。僕は自分の目の前のレースにフォーカスし、クリーンにスタートを切ることだけを心掛けました。もちろんすべてをコントロールできていたように思えますが、あれだけ長い間集中をしてレースをするのは最も難しいです。レースを大きくリードしてリラックスしているときこそミスをしがちなので、自分自身に目の前の状況にフォーカスし続けるように言い聞かせていました。後ろにいたライバルが僕とのギャップを詰めようとしたときにはいつもすぐに反応してその差を維持できていたので、ペースは悪くなかったと思います。ここでは表彰台に上がったこともなかったのですが、初のポディウムが優勝となったので、過去のここでのレースが少し報われました。バクーに目を向けると、メルセデスが一番のライバルになると思います。彼らは一般的なコースではとても速いです。チャンピオンシップをリードしていますが、もちろんこれが最後まで続けばと思います。一番重要なのはタイトルなので、はしゃいでいるわけにはいきません。ただ、今はファクトリーと現場の全員に感謝と、僕らはモナコGPを制したのだから、それを楽しもう、と伝えたいと思います

    セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング・ホンダ)
    「今日はチームにとって最高の一日になりました。マックスの活躍がとてもうれしいです。彼は大きな仕事をやり遂げ、僕らは両方のチャンピオンシップをリードすることになりました。チームの戦略は素晴らしく、レース中のコミュニケーションも最高でした。僕らはタイヤをセーブして、必要なときに使ったことがカギでした。前方のマシンの前に出て4番手に上がるために、2~3周は予選並みのラップをしました。ランド(ノリス/マクラーレン)にもかなり近づきましたが、彼はタイヤが残っていたので、明らかなチャンスはありませんでした。この先の長い戦いを見据えて、ポイント獲得がチームにとって重要だと考えました。近年のマシンは車幅がかなり広くなっているのでモナコではこのような展開になってしまいますが、それも仕方ありません。土曜の苦戦のダメージを最小限に留めることができましたし、予選でのマシンにも自信が増しています。僕らは厳しい競争の中で勝利を争っていくことになるので、日曜のレースで結果が出せていることに満足しています」

    ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
    「とても長いレースでした。ルイス(ハミルトン/メルセデス)を後方に従えて戦うのは簡単ではありませんでした。一つもミスはできず、自分のレースに集中しなければなりませんでしたが、大いに楽しみました。6位で終えるというのはいいことで、結果は喜ぶべきものですし、シーズンここまでのベストパフォーマンスになったと思います。最初のスティントではマシンの感触がとてもよかったのですが、ハードタイヤに交換してからは苦しみました。何度かルイスに脅かされる場面がありましたが、それでも前をキープできて満足しています。今日は正しい戦略を採ったと思います。ルイスのピットストップに対応して僕らも入りましたが、その作戦があまりうまくいきませんでした。セブ(セバスチャン・ベッテル/アストンマーティン)とわずかな差で並んで丘を駆け上がりましたが、彼がその位置にいることに驚きましたし、僕らのタイヤの間には指一本分の隙間しかなかったかもしれません。でも、素晴らしいバトルでした。今日のマシンパフォーマンスはよかったのですが、もっと上を目指せたはずで、今日戦ったマシンと比べて、改善すべき部分があるのは明らかです。今日の結果には満足していますが、僕らはトップに近い位置へ戻り、大量のポイント獲得を成し遂げることが重要です」

    角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
    「16番手からのスタートで、簡単にいかないのは分かっていました。1周目は周りのマシンと比べてグリップに苦しみ、いくつか順位を落としてしまいました。その後はいいペースはあったものの、前のマシンの後方に留まり、前へ出られませんでした。僕の一番の課題は予選のパフォーマンスをどうやって上げていくかです。ポイント獲得を果たせるように、次のレースへ向けて懸命に取り組んでいきます」

    レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナーとエイドリアン・ニューウェイ / 2021 F1 モナコグランプリ2021 F1 モナコグランプリ 優勝トロフィー

  • レッドブル・ホンダF1 「プレッシャーがかかればメルセデスでもミスを犯す」

    レッドブル・ホンダF1 「プレッシャーがかかればメルセデスでもミスを犯す」

    レッドブル・ホンダF1は、F1モナコGPでの勝利は、プレッシャーに晒されれば王者メルセデスと言えどもミスを犯すということを示したレースだったと考えている。

    マックス・フェルスタッペンが優勝した一方で、ルイス・ハミルトンは7位でフィニッシュ。ドライバーズ選手権の順位は入れ替わり、フェルスタッペンは初めてポイントリーダーに躍り出た。

    そして、レッドブル・ホンダF1がすべてを正しく行った一方で、メルセデスはもっと厄介な時間を過ごした。

    ルイス・ハミルトンは、アンダーカット戦略が失敗し、ピエール・ガスリーの後ろでトラフィックに引っかかり、セバスチャン・ベッテル、セルジオ・ペレスにもピットストップで前に出られた。

    さらにバルテリ・ボッタスのピットインではタイヤ交換がうまくいかず、右フロントホイールのナットを取り外すことができなくなり、リタイアを余儀なくされた。

    その結果、メルセデスは、コンストラクターズ選手権でもレッドブル・ホンダF1にリードを許すことになった。

    レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、F1モナコGPでメルセデスが犯したミスは、プレッシャーに晒されればメルセデスも倒れる可能性があることを示しており、レッドブル・ホンダF1として攻撃を和らげることはできないと考えている。

    メルセデスのレースを振り返り、ヘルムート・マルコは「ハミルトンがガスリーの後ろで事実上戦うことなくは知手知多のは驚きだった。その後、彼らはボッタスもピットに入れた」と Sky Germany に語った。

    「それはプレッシャーがかかっているとき、ミスを犯すことを示している。しかし、それはまた、我々が圧力をかけ続け、両方のマシンにできるだけ多くのプレッシャーをかけなければならないことを意味している」

    「そして、今はフェラーリという3番目のブランドも追加されている。それは観客にとって非常に良いことであり、我々にとってはさらに大変な仕事となる」

    レッドブルF1のチーム代表クリスチャン・ホーナーは、メルセデスがベストではなかったモナコの週末に強力な結果を出すことがチームにとって不可欠だったと語る。

    「ここでチャンスをつかむことが重要だったと思う」とクリスチャン・ホーナーは語った。

    「メルセデスには珍しくオフの日となった。それを結果に変えることが重要だった」

    「チームとして我々はそれを行った。そして、ハイブリッド時代で初めて両方のチャンピオンシップをリードしてここを後にする。それは本当に励みになる」

    「しかし、誰も夢中になっているわけではない。このチャンピオンシップにはまだ非常に長い道のりがある。だが、この段階で現状のように近くにいることは非常に励みになる」

    クリスチャン・ホーナーは、レッドブル・ホンダF1にとっての鍵は、物事がより激しくなるシーズンの後半の段階まで、とにかくタイトル争いを続けることだと考えている。

    「チャンピオンシップの終盤まで我々は打てば手の届く所に距離を居続ける必要がある。その位置は本当にプレッシャーがかかる」とクリスチャン・ホーナーは語る。

    「現時点では、レース数をこなしている状況にある。信頼性が高く、一貫性があり、ポジションを失いすぎないことが重要だ」

  • アルファタウリ・ホンダF1 「モナコでの経験は角田裕毅の今後の糧になる」

    アルファタウリ・ホンダF1 「モナコでの経験は角田裕毅の今後の糧になる」

    アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トスト、テクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンが、2021年のF1世界選手権 第5戦 F1モナコGPの決勝を振り返った。

    5番グリッドからスタートしたピエール・ガスリーは30周目にピットストップ。後ろにいたルイス・ハミルトン(メルセデス)が1周前にピットへ入った動きに反応し、ハミルトンの前でコースへ復帰する。

    さらに遅くピットインしたセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)がピットアウトでガスリーに並びかけ、カジノ・スクエアで前に出られるが、6番手をキープしてレースを進める。30周以上にわたってピエール・ガスリーに抑え込まれたルイス・ハミルトンは、順位アップよりもファステストラップの1ポイントを狙ってプットストップ。その後、ガスリーは最終ラップまでベッテルにプレッシャーをかけ続け、6位入賞を果たした。

    16番手からスタートした角田裕毅は、スタート時にハードタイヤを装着し、前方で波乱が起こった際に前へ出られるよう、長いスティントを走行する戦略を採用。残り12周となるまでハードタイヤで走行を続けてソフトタイヤに交換したが、過去10年で2度目となるセーフティカー出動なしと展開に恵まれず、16位でチェッカーフラッグを受けた。

    フランツ・トスト(チーム代表)
    「レッドブル・レーシング、マックス・フェルスタッペン、そして、ホンダの皆のモナコでの素晴らしい勝利を祝福する。また、グランドスタンドに観客が集まってレースの雰囲気を盛り上げてくれたこともうれしかった。ピエールは6番手からレースをスタートして、ハミルトンを相手にうまくディフェンスし、タイヤのマネジメントも非常にプロフェッショナルだった。ピットストップでハードを装着し、適切なウインドウに入れることに苦労したが、ハミルトンを相手にしっかりと守ることができた。裕毅は、ここで他のカテゴリーで戦ったことがなく、彼にとっては初めてのモナコでのレースだった。もちろん、F1マシンで走って学ぶにはとても難しいトラックだ。FP1で非常に良いパフォーマンスを見せ、FP2では小さなアクシデントに見舞われたが、土曜日のフリー走行ではトラックで自信を高めていた。予選は彼にとってさらに難しく、重量計測で時間をロスし、追加のラップを走行できなかったため、わずかな差でQ2進出を逃した。今日、彼はクリーンなレースをしてくれた。ここモナコでたくさんの経験を積んだことは、今後に役立つだろう。6位でフィニッシュできたことで、シーズンのスタート地点に戻れたので、今後のレースでも同じようなパフォーマンスができることを期待している」

    ジョディ・エギントン(テクニカルディレクター)
    「もちろん、ポイントを獲得してモナコを後にできるのは良いことだ。しかし、もっと良い結果を出せなかったことには少しがっかりしている! オープニングスティントが好調だっただけに、セバスチャンがピットストップでピエールの前に出たことには非常にフラストレーションを感じているが、チームとして見直すべきことだと思っている。裕毅のレースは大きな波乱もなく、予選ポジションを考えれば彼のレースがトラフィックに大きく影響されることは明らかだったので、レース中に戦略を練っていこうとしたが、かなり単調なレースになってしまい、できることが限られてしまった。彼はミスのないクリーンなレースを戦っていたし、経験を積めむことができたと思うので、今後に生かしていけるだろう。ここでのパッケージはまずまずのパフォーマンスを発揮していた。今後レースはまったく異なるものになるが、次のグランプリでも競争力を発揮できることを期待している」

  • レッドブル・ホンダF1 分析:メルセデスの“冷え性”と“戦略ミス”

    レッドブル・ホンダF1 分析:メルセデスの“冷え性”と“戦略ミス”

    レッドブル・ホンダF1は、F1モナコGPの決勝でマックス・フェルスタッペンが、ポールポジションから圧勝、セルジオ・ペレスが4位入賞を果たしたのに対し、メルセデスは、ルイス・ハミルトンが7位、バルテリ・ボッタスがリタイアし、両方のチャンピンシップで逆転を果たした。

    “決勝の結果は予選で9割が決まる”というほど、抜きにくいサーキットで有名なモンテカルロ市街地コース。

    ちょうどホンダF1のモナコでの最後の勝利となった1992年はアイルトン・セナ(マクラーレン・ホンダ)が圧倒的に速いナイジェル・マンセル(ウィリアムズ・ルノー)を抑え込んで優勝。当時のフジテレビの実況を担当していた三宅アナの『ここはモナコモンテカルロ、絶対に抜けない』という名セリフを生んだ。

    したがって、ポールポジションのシャルル・ルクレール(フェラーリ)がドライブシャフトのトラブルによって出場を断念し、先頭スタートとなったマックス・フェルスタッペンがオープニングラップで2番手のバルテリ・ボッタスを抑えた時点で仕事は5割方終わった。

    今週末、メルセデスはセットアップを間違った方向に進めた。ルイス・ハミルトンは「やり直し」「空振り」「チームと厳しく話し合う必要がある」と語気を強めるほど、土曜日のマシンはしっくりこなかった。一方、レッドブル・ホンダは、木曜日にマックス・フェルスタッペンが「遅すぎる」と嘆いたマシンを土曜日に見事に好転させていた。

    今回のF1モナコGPで改めて浮き彫りとなったのが、タイヤに熱を入れにくいメルセデスの“冷え性”体質だ。タイヤに優しい反面、熱入れに難を抱えており、F1ポルトガルGPでもその症状は露呈。ハードタイヤに交換したバルテリ・ボッタスにピット出口で前に出られたマックス・フェルスタッペンが、オーバーテイクに成功している。

    今回のF1モナコGPでは、レッドブル・ホンダとメルセデスが第2スティントで使用したハードタイヤはC3と他のグランプリではソフトとしても使われるコンパウンドだが、メルセデスは熱入れに苦戦した。しかし、不可解にも7位で身動きが取れなかったルイス・ハミルトンは、上位勢では最も速い30周目にピットインして“アンダーカット”を仕掛ける。

    だが、正解の戦略は“オーバーカット”だった。翌周にピットインしたピエール・ガスリー(アルファタウリ)がルイス・ハミルトンの前の6位をキープし、その1周後にピットインしたセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)は2台の前に出ることに成功している(7位→5位)。

    ルイス・ハミルトンは『何でまだ彼の後ろにいるんだ。どういうことだ』『意味が分からない。長く走るためにタイヤをセーブしていた。何でみんなより先にストップさせたんだ』を無線で声を荒げた。

    さらに順位的には8位だったセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)が36周まで引っ張って、その3台をオーバーカットして4位まで浮上した。

    セルジオ・ペレスは「僕らはタイヤをセーブして、必要なときに使ったことがカギだった」と語っている。

    ルイス・ハミルトンは熱入れが下手なわけではない。だが、上記に登場したドライバーが2~3周でハードに熱を入れられて1分16秒台に乗せていたのに対し、ハミルトンはそこに到達するまで5周ほどかかった。

    レッドブルの“ハイレーキ”がダウンフォース面で損失が少なく、メルセデスの“ローレーキ”により大きな影響が出たと考えられる部分はそこにあるかもしれない。今年、レッドブル・ホンダがメルセデスよりも良いスタートを決められるのも、この影響があるはずだ。

    だが、今回に関しては同じ“ローレーキ”のアストンマーティンのセバスチャン・ベッテルがオーバーカットに成功していることを考えれば、そもそも戦略的にメルセデスのミスなのは明らかだった。

    今回のモナコはマシンパフォーマンスがそれほど関係ない特殊なサーキットではあるが、この先のレースで気温や路面などの条件ではメルセデスの“冷え性”が勝敗を分ける要因になってくることが増えそうだ。

  • ホンダF1 田辺豊治TD 会見 「このポジションをキープすることが大事」

    ホンダF1 田辺豊治TD 会見 「このポジションをキープすることが大事」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2021年のF1世界選手権 第5戦 F1モナコGPのレースを記者会見で振り返った。

    レースはシャルル・ルクレール(フェラーリ)が決勝前にドライブシャフトが故障して出走を断念したことで、トップからスタートしたマックス・フェルスタッペンが事実上のポール・トゥ・ウイン。今季2勝目、通算12勝目、F1モナコGPでは初勝利を挙げた。

    この勝利で、ホンダとしてはF1通算80勝を達成。さらに、マッックス・フェルスタッペンがドライバーズチャンピオンシップで、レッドブル・レーシングがコンストラクターズランキングで首位に立った。ホンダF1エンジン/PUのチャンピオンシップ首位は、1991年以来30年ぶりとなる。

    「予選の時から、いろいろなことが起こるのが市街地コースだという話をしてしましたが、本日も予選でポールポジションを獲得したフェラーリのシャルル・ルクレール選手がポールポジションからスタートするはずでしたが、スタートできない状況になりました」と田辺豊治は語った。

    「そのため、フェルスタッペン選手は1番のいない2番グリッドからスタートし、インをきっちりと押さえて、バルテリ・ボッタス選手に順位を譲ることなくレースをスタートさせることができました。モナコは追い抜きが難しいサーキットで、きちんとスタートすることが大事ですが、そういう形に持ち込んだことが勝利につながったと思います」

    「レース中もタイヤ戦略的には他のトップ10スタートの車両と同じような戦略をとり、ギャップを広げながら、レースをきちんとマネージする形で優勝することができました。ホンダF1最後の年で特別なモナコで優勝できてうれしいですね」

    「セルジオ・ペレス選手は9番グリッドからスタートし、車のペースはよかったですが、前のクルマを追い抜くまでにはいたら中他t。ピット戦略で前のクルマが入ったところでペースをあげてポジションをあげてからピットに入るという力強いレースをして4位を獲得した。チームとして強い戦いができたモナコGPでした」

    「アルファタウリ・ホンダ勢に関しては、ピエール・ガスリー選手が予選6位、レース6位。ストリートコースという特性からポジションを上げるのが難しく、いいペースで走れていましたが、前のクルマに引っかかってしまいました」

    「角田裕毅選手は、スタートで遅いクルマが前に入ってしまって難しいレースになりました。アルファタウリのクルマはペースはありましたが、コース特性から追い越すことは難しく、前のクルマに我慢してついて行くレースになってしまいました。本人も予選が重要であることを学習したレースになったのではいでしょうか」

    モナコでのホンダF1エンジン/パワーユニットの優勝は、1992年のアイルトン・セナ以来となる。

    「いろいろな記憶があります。ただ、今年は選手権でトップに立ったことはなかったのでいいことですが、まだ23戦のうちの5戦目だということは指摘しておきたいです。大事なことはこのポジションをキープすることです」

    「1992年のセナの優勝の時は、その前年まで強かったマクラーレン・ホンダに影が差してきて、初戦から劣勢という中で迎えたモナコGPでした。ストリートコースだから何が起きるか分からないという中で、ニュータイヤを履いたマンセルが追い上げてきて、セナが上手に走って優勝というレースでした。セナの巧さと、速さに陰りが出ていた中での優勝だったので、さらにモチベーションが上がり、前向きになりました」

    「今回の勝利は、負けて、勝って、負けて、負けて、という中での勝利でしたが、重要なことは前を向いてこの選手権トップをどのように守っていくかです。頑張って維持しようというモチベーションを上げてくれるレースだったと言えます」

    「23戦もレースがある中で、このモナコGPは特別な市街地コースでドライバーズサーキットでもあります。ホンダF1としては、過去にいいレースをしてきたという話も含めて、最後のシーズンでよい結果を残せたのは非常によいことだと思っています」

    今大会では、シャルル・ルクレールがスタートできなかったこと、バルテリ・ボッタスのリタイアなど、ライバル勢に不運が味方した部分もある。

    「他チームにとっては悪夢であり、ネガティブなことが我々にとっては幸運に働いたことは否定できません」と田辺豊治は語る。

    「しかし、逆に言えば、それが我々に起こっても不思議ではないのがレースでした。それが無かったらどうだったかと問われれば、正直あまり変わらなかったのではないかとは思いますが、そうしたことも味方につけることができたので勝てたと思います」

    それでも、前戦F1スペインGPのような緊迫したレース展開ではなかった。

    「気楽にやっているということは一切ありませんが、デグラデーション、エンジンのクーリングなどは、いずれも想定内の正常値でレースが進んだのは事実です。それでも裏では『こういうことが起こったら、ああいうことが起こったら』という話はしていました」

    序盤5戦を終えてのここまでの総括の総括について田辺豊治は次のように語った。

    「今年、23戦を3つのPU、2つのERSで走るので、そこには届いていませんが、今のところ基本的には順調にきています。いくつか問題が発生してクールアウトしたものもありますが、基本的には順調にきています。このレースが終わった後、コンディションがどうなっているかを見て、次どうしていくかを考えていきます」

    次戦F1アゼルバイジャンGPが開催されるバクーは市街地コースではあるものの、ロングストレートなど、モナコとはかなり特性が違うコースになる。

    「低速コーナー部分に関しては今回の経験を生かして最適化を図って臨むようにしていきたいです。ストレートが長いなどの特徴もあり、市街地ですが、ちょっと飛び抜けた特徴があるコースになっています。そこに向けて、両方のバランスを今年のPUでうまく取れるようにもう1回シミュレーションをして、キャリブレーションを設定して臨みたいと思っています」

  • レッドブルF1代表 「素晴らしい結果。ホンダF1のハードワークを称えたい」

    レッドブルF1代表 「素晴らしい結果。ホンダF1のハードワークを称えたい」

    レッドブル・ホンダF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーが、2021年のF1世界選手権 第5戦 F1モナコGPの決勝レースを振り返った。

    F1モナコGPでは、マックス・フェルスタッペンが完璧なレース運びでモナコ初勝利。チームメイトのセルジオ・ペレスも4位入賞を果たして合計37ポイントを獲得。

    この勝利で、マックス・フェルスタッペンがドライバーズチャンピオンシップで、レッドブルがコンストラクターズランキングで首位に立った。ホンダのチャンピオンシップ首位は、1991年以来30年ぶりとなる。

    「チームにとって驚異的な1日だ」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「昨日、マックスはポールポジションラップができなかったことに落胆していたが、そのフラストレーションにうまく対処し、チャンスが巡ってきた今日はそれを両手で掴み取り、最初から最後まで完璧な走りでチームにとって5度目のモナコ優勝をもたらしてくれた」

    「チェコ(ペレス)も素晴らしく力強いレースを戦い、戦略がうまく機能し、クリーンエアで見事なペースを発揮して4位入賞を果たしてれた」

    「ホンダにとっては1992年のセナ以来の優勝だ。チャンピオンシップをリードするのは1991年以来であり、我々がここに到達できするのを助けてくれた彼らのハードワークを称えなければならない。本当に素晴らしい仕事をしてくれているし、トップ6に3台のホンダのマシンが入ったのは素晴らしい結果だ」

    「チームとして、我々には徹底した素晴らしい強さがあり、シーズン最初の5戦で1位もしくは2位の結果を残せたことは我々のチームワークと戦闘能力を示す驚異的な例だ。チャンピオンシップはまだ長い道のりだが、勝利は常に楽しむべきだ」

    「シャルルとフェラーリにとっては不運であり、彼らにとっては厳しい一日だったが、彼らが再び上位に戻ってきたことは素晴らしいことだ。チャンピオンシップは上位の争いが非常にタイトであり、今日は我々にとって重要な一歩になった」

  • セルジオ・ペレス 「タイヤをキープして必要なときに使ったことがカギ」

    セルジオ・ペレス 「タイヤをキープして必要なときに使ったことがカギ」

    レッドブル・ホンダF1のセルジオ・ペレスは、2021年のF1世界選手権 第5戦 F1モナコGPの決勝を4位でフィニッシュした。

    セルジオ・ペレスは8番手で前方のセバスチャン・ベッテルをパスしようと攻めながらのレース序盤となった。34周目にフェルスタッペンして先頭で前が空く形となったペレスはペースを上げてリードを稼ぎ、ピットストップ後には4つポジションを上げて4番手でコースへ戻る。

    その後も3番手のランド・ノリス(マクラーレン)をパスするべくペースを上げましたが、オーバーテイクには至らずセルジオ・ペレスは4位でフィニッシュした。

    「今日はチームにとって最高の一日になった。マックスの活躍がとてもうれしい。彼は大きな仕事をやり遂げ、僕らは両方のチャンピオンシップをリードすることになった」」とセルジオ・ペレスはコメント。

    「チームの戦略は素晴らしく、レース中のコミュニケーションも最高だった。僕らはタイヤをセーブして、必要なときに使ったことがカギだった。前方のマシンの前に出て4番手に上がるために、2~3周は予選並みのラップをした。ランド(ノリス/マクラーレン)にもかなり近づいたけど、彼はタイヤが残っていたので、明らかなチャンスはなかった。この先の長い戦いを見据えて、ポイント獲得がチームにとって重要だと考えた」

    「近年のマシンは車幅がかなり広くなっているのでモナコではこのような展開になってしまいるけど、それも仕方ない。土曜の苦戦のダメージを最小限に留めることができたし、予選でのマシンにも自信が増している。僕らは厳しい競争の中で勝利を争っていくことになるので、日曜のレースで結果が出せていることに満足している」

    2021年 F1モナコGP 決勝 結果
    1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
    2.カルロス・サインツ(フェラーリ)
    3.ランド・ノリス(マクラーレン)
    4.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
    5.セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
    6.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
    7.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
    8.ランス・ストロール(アストンマーティン)
    9.エステバン・オコン(アルピーヌ)
    10.アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
    11.キミ・ライコネン(アルファロメオ)
    12.ダニエル・リカルド(マクラーレン)
    13.フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
    14.ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
    15.ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
    16.角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
    17.ニキータ・マゼピン(ハース)
    18.ミック・シューマッハ(ハース)
    DNF.バルテリ・ボッタス(メルセデス)
    DNS.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
  • フェルスタッペン、モナコ初勝利で「これまで失った時間を償還できた」

    フェルスタッペン、モナコ初勝利で「これまで失った時間を償還できた」

    マックス・フェルスタッペンは、7回目の試みでF1モナコGPで初優勝。これまで、この世界三大レースで表彰台を獲得したことがなかったが、その最上段に上がったことで、これまで失ったすべての時間を“償還”できたと語った。

    2016年のレッドブル・レーシングとの初のモナコGPでは、Q1でクラッシュを喫して、ピットレーンスタート。21番手から10位まで挽回していたが、再びクラッシュを喫していた。

    翌年はチームメイトのダニエル・リカルドがピットストップ後にフェルスタッペンの前に出て3位表彰台を奪い、2018年にはFP3でクラッシュを喫して、グリッド後方からのレースを強いられて9位。2019年は4位だった。

    勝利を挙げたマックス・フェルスタッペンは、ようやくそのような流れを断ち切ることができたことに安堵したと語った。

    「うれしいね。ここで表彰台に上がったことがなかったし、初めてがいきなり優勝だ」とマックス・フェルスタッペンは語った。

    「だから、ここでの他のレースを少し償還できたような気持ちだ。ここでは日曜日に素敵な気分を味わったことがなかったからね」

    「モナコではいつも速かった。でも、とにかく何度もクラッシュしてきた」

    フェラーリのポールシッター、シャルル・ルクレールが技術的な問題でレースをスタートできなかったため、マックス・フェルスタッペンは決勝を事実上のポールポジションからスタートし、ターン1でバルテリ・ボッタス抑えてトップをキープ。後にボッタスはリタイアし、フェルスタッペンは、カルロス・サインツ(フェラーリ)とランド・ノリス(マクラーレン)を従えて圧勝した。

    一見、簡単な勝利のように見えたが、マックス・フェルスタッペンは楽勝だったとの見方を否定した。

    「そうだね、もちろん、ずっとコントロールしていたように見えたかもしれないけど、多くのラップで集中を維持するのは最も難しいことだ。レースを大きくリードしてリラックスしているときこそミスをしがちなので、自分自身に目の前の状況にフォーカスし続けるように言い聞かせていた」

    「ペース的には非常にコントロールできていたと思う。誰かがラップタイム的にプッシュしてきたときは答えることができたし、差を広げることができた。彼らはタイヤと格闘し始めていた。常にギャップを広げることできた。それに関しては満足しているよ」