カテゴリー: ホンダF1

  • レッドブルF1 「ミック・シューマッハよりもダウンフォースが少なかった」

    レッドブルF1 「ミック・シューマッハよりもダウンフォースが少なかった」

    レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンのRB16Bは、F1ハンガリーGPでの1周目のドラマの後、ハースF1の「ミックシューマッハよりもダウンフォースが少なかった」とチーム代表のクリスチャン・ホーナーは語る。。

    2回連続のレースウィークエンドで、マックス・フェルスタッペンは「メルセデスに破壊された」。今回はバルテリ・ボッタスだった。ウェットのハンガロリングでバルテリ・ボッタスはスタートで後退し、1コーナーでポジションを取り戻そうとした。

    バルテリ・ボッタスはブレーキングでミス、ランド・ノリスを追突し、マクラーレンをマックス・フェルスタッペンのレッドブルに衝突させた。

    マックス・フェルスタッペンのRB16Bは大きなダメージを受けた。レッドブル・ホンダは赤旗の間に交換することができたが、その多くはテープで留められていた。

    レースに戻ったが、ポイントを大きく外れたマックス・フェルスタッペンは、ハースF1のミック・シューマッハとポジションを争った。フェルスタッペンが最終的に彼を追い抜く前に、シューマッハは数周にわたってポジションを守った。

    マックス・フェルスタッペンにとって残念なことに、10位までしか挽回できなかった。アストンマーティンF1のセバスチャンベッテルの燃料違反に対する失格の訴えで失敗するか撤退した場合、9位になる可能性がある。

    「バージボードの右側全体が欠けていた」とクリスチャン・ホーナーは Sky F1 に語った。

    「彼はおそらくミック・シューマッハよりもダウンフォースが少なかった。それは我々にとって残酷だ」

    「チームがあの車をそこに戻すためにうまくやってくれたと思う」

    「彼らは最速のストップを決めた。マックスはあの1ポイントのために戦った。そして、それはシーズンの終わりに重要なものになるかもしれない」

    マックス・フェルスタッペンが10位だった一方で、ルイス・ハミルトンは奇妙なリスタートから挽回した。ハミルトンはスリックタイヤをピットインしなかった唯一のドライバーで3位でフィニッシュ。アストンマーティンF1への裁定次第では2位に昇格する。

    その結果、メルセデスF1は両方のチャンピオンシップでリードを得た。

    クリスチャン・ホーナーは、それがチームを失望させないだろうと語る。

    「非常にイライラする。だが、両タイトルにおける2チームの差はまだ小さい」とクリスチャン・ホーナーは付け加た。

    「ここ数レースは非常に不運だった。ダメージ、パーツ、エンジンにはかなり残酷だった。だが、チャンピオンシップの後半戦にむけて、自分自身を磨き、戦うつもりだ」

    「明らかに、2週間は大変だった。だが、今見たように事態はすぐに好転する可能性がある」

    ダメージを負ったマックス・フェルスタッペンのRB16Bテープで補修

  • ホンダF1:2021年 第11戦 F1ハンガリーGP 決勝レポート

    ホンダF1:2021年 第11戦 F1ハンガリーGP 決勝レポート

    F1ハンガリーGPの決勝は、スタート直後の1コーナーで起きたクラッシュによってレッドブル・レーシング・ホンダにとっては厳しい展開になったものの、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダが2台揃ってトップ7入りを果たした。

    レース開始の約30分前に雨が降り出し、全車がインターミディエイトタイヤを装着してのスタートとなった。2列目のマックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレスは、ともに素晴らしいスタートを決めて、ターン1で2番手と3番手に浮上。

    しかし、出遅れたバルテリ・ボッタス(メルセデス)がランド・ノリス(マクラーレン)の後部に追突し、押し出されたノリスがフェルスタッペンに衝突。さらに、ボッタスはペレスに追突し、ペレスはリタイアに追い込まれる。

    フェルスタッペンも大きなダメージを受け、ピットへ戻って修復作業を行うが、これによって順位を大きく落とす。その後、複数のマシンから落ちたデブリを清掃するため、レースは赤旗中断となった。

    ピエール・ガスリーも、このインシデントを避けるためにコースを大きく外れてポジションダウン。一方、16番手スタートの角田裕毅は、混乱を上手く避けて5番手までポジションを上げた。

    赤旗中断の時間を利用して、レッドブル・レーシング・ホンダは懸命の修復作業を行うが、多くの空力パーツがなく、見た目にもダメージが残ることがはっきりと分かる状態でレース再開となった。

    レースはスタンディングスタートで再開されたが、路面が急速に乾いていたことから、ルイス・ハミルトン(メルセデス)を除く全車がフォーメーションラップを終えるとピットへ向かい、ミディアムタイヤに交換。ハミルトンはリスタート後にピットインしたために最後尾となり、角田が4番手、フェルスタッペンとガスリーが11-12番手となった。

    オーバーテイクが難しいコースの特性に加え、ダメージの残るマシンを駆るフェルスタッペンだったが、前を行くミック・シューマッハ(ハース)を交わしてポジションを上げる。その後方のガスリーは、迫ってくるハミルトンを抑えつつ、シューマッハをオーバーテイクしてポジションを上げる素晴らしい走りを見せた。

    20周目、ハミルトンのピットインに対応すべく、レッドブルもフェルスタッペンをピットへ入れてハードタイヤに交換。しかし、ダメージの影響もあって先行を許してしまう。角田は前を行くニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)を交わすために、22周目にピットインしてアンダーカットを成功させたが、さらに上位のマシンには差を広げられる展開となった。

    ガスリーは30周目にピットインして8番手でレースに復帰したが、フェルスタッペンはポイント圏外から浮上できずに停滞する。レッドブルは40周目に2度目のピットインを行い、フレッシュなタイヤでの追い上げを目指す。

    ガスリーはピットストップ後のペースもよく、ターン1でラティフィをオーバーテイク。7番手まで順位を回復すると、角田の背後に迫り、チームはよりフレッシュなタイヤのガスリーを先行させる。

    50周目に、フェルスタッペンはキミ・ライコネン(アルファロメオ)をオーバーテイクして11番手にポジションアップ。さらに、残り10周となったところで、ダニエル・リカルド(マクラーレン)も交わし、ポイント圏内に復帰。10位でフィニッシュして1ポイントを持ち帰った。

    レース終盤、7番手走行中の角田がターン2でスピンを喫するが、順位に変動はなくコース復帰を果たす。これで角田との差が大きくなったガスリーは、69周目にピットインしてソフトタイヤに交換。ファイナルラップでファステストラップを記録し、1ポイントを追加した。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダは6-7位でチェッカーフラッグを受けた。

    ハンガリーGPを終えて、F1は3週間のサマーブレイクに突入。後半戦は12戦が予定されており、8月29日(日)決勝のベルギーGPからの3連戦でシーズンが再開する。

    田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日のハンガリーGP決勝は、レッドブル・レーシング・ホンダにとって、先日のイギリスGPに続き他車とのクラッシュが原因で非常にフラストレーションが溜まる結果となりました。スタート直後の1コーナーで発生した多重クラッシュに巻き込まれたペレス選手のマシンはダメージが余りに大きくそのままリタイア、フェルスタッペン選手も車体に大きなダメージを負いました。赤旗中断の間にメカニックが懸命な修復作業を行い、フェルスタッペン選手が傷ついたマシンで懸命にプッシュして10位に入賞し、チームにとって大切な1ポイントを獲得できたことが唯一の救いです。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの2台は、上手くクラッシュによる混乱を回避すると、その後のレースを粘り強く走り、ガスリー選手が6位、角田選手が自身2度目となる7位に入賞しました。コンストラクターズチャンピオンシップでのポジションは落としてしまったものの、後半戦も激戦が予想される中で、中段グループを争うチームにとって貴重なポイントを2人のドライバーともに持ち帰ることができました。ここからF1はサマーブレイクを挟み、8月の末からの後半戦に向かいます。前半戦をいい形で締めくくることができなかったことは残念ですが、しっかりと前半戦の反省を行い、また心身のリフレッシュをしてブレイク明けの闘いに備えたいと思います。最後に、初優勝を果たしたオコン選手、またチームとしての初優勝を獲得したアルピーヌに祝福の言葉を贈りたいと思います」

    ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
    「正直に言って、今日のレースをどう考えればいいのかよく分かりません。5番手からスタートし、そこが今日の望みうるベストの順位だと思いますが、1コーナーでのインシデントに引っかかり、大きく順位を落としてからの6位入賞です。様々な波乱のあったレースで、このポジションでフィニッシュできたのはいいことですが、もっと上位に行けたことも事実だと思います。予選ではトップチームに次ぐ“ベスト・オブ・ザ・レスト”の位置につけて、マシンには満足していたので、今週末は多くのポジティブな点がありましたが、チャンピオンシップを考えると、(中団のライバルに比べて)多くのポイントを失ってしまったことは残念です。ただ、今日の状況から考えると、できうる限りの結果は残せたと思います。エステバン(オコン/アルピーヌ)には心から祝福を送ります。彼らは戦略面で正しい判断をしたことで素晴らしい勝利を挙げました」

    角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
    「1周目を終えて5番手にポジションを上げられたことには満足しています。今週末はずっとマシンに苦しんでいましたが、レースでのペースは問題なく、チームに貴重なポイントを持ち帰ることができました。僕にとっては、レースが始まるまではとても厳しい週末だったので、サマーブレイクでリセットするとともに、スパに向けて何が必要か確認していきます。後半戦では、安定してポイント獲得を果たしていければと思います」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング・ホンダ)
    「今日のレースは自分たちのコントロール外でしたし、2週連続でこのような形になるなんて信じられません。メカニックは僕がレースに戻れるように全力を尽くしてくれましたが、マシンにはクラッシュによるダメージが多くの残っていて、ダウンフォースを失ってオーバーステア、アンダーステアが各所で起こり、ドライブするのは非常に難しかったです。1ポイントしか獲得できなかったことは残念ですが、一方でクラッシュしたのにレースを続けられたことはかなりの幸運でしたから、ポイント獲得を果たせたことに驚いていますが、これが大切です。ここからサマーブレイクに入りますが、プッシュし続けなければなりません。僕らは決して諦めることなく、自分たちのレースに集中していきます。とても不運な2レースでしたが、何かを失ったわけではなく、まだまだシーズンは続いていきます。最後に、エステバンを祝福したいと思います。彼がとても喜んでいる姿を見られました。これから多くの勝利を挙げていくと思います」

    セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング・ホンダ)
    「何と言っていいのか分かりませんが、ターン1であのような形で追突されるのは信じられませんし、僕らチームにとっては大打撃でした。いいスタートを決めて3番手に上がり、コンディションも有利に働くと思っていたので残念ですが、できることは何もありませんでした。マシンの中からは、自分の後方で何が起きていたのか正確に分からなかったので、リプレイを見直したところ、自分が大きな衝突を受けていたことを知りました。ボッタスは大きなミスを犯し、ターン1へのブレーキングが遅すぎて多くのマシンを道連れにしました。その中には、僕と、大ダメージを負ったマックスのマシンも含まれます。彼は自分のミスだと分かっていたので、僕のところに謝罪に来ました。故意ではないですし、レースではこういうことも起こるものですが、大きなダメージを受けたことで僕らのレースが終わり、ポイント獲得の機会が失われたという結果が変わることはありません」

  • レッドブル・ホンダF1 「後半戦の戦いにむけた準備はできている」

    レッドブル・ホンダF1 「後半戦の戦いにむけた準備はできている」

    レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーが、大荒れとなった2021年F1ハンガリーGPのレースを振り返った。

    2021のF1世界選手権 第11戦 F1ハンガリーGPが開催されたが、マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスはスタート直後のターン1でバルテリ・ボッタス(メルセデス)が引き起こした多重クラッシュに巻き込まれてしまい、望んでいた結果を手にできずにレースを終えることになった。

    スタートに失敗してマックス、チェコ、ランド・ノリス(マクラーレン)に前に出られて焦ったボッタスがタイヤをロックさせて目の前のノリスに突っ込むと、ボッタスとノリスのマシンがそれぞれチェコとフェルスタッペンのRB16Bに突っ込み、全員がターン1から飛び出してしまった。

    また、このインシデントをインサイドから回避しようとしたランス・ストロール(アストンマーティン)もアウトサイドのシャルル・ルクレール(フェラーリ)の右サイドに突っ込んでしまった。

    この結果、チェコを含む5台がいきなりリタイアとなったが、マックスだけはメカニックの尽力により奇跡的にレースに復帰。マックスはダメージを受けたマシンで力走を続けてポイント圏内の10位でフィニッシュしたが、レース終了後に2位だったセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)が燃料サンプルの規定違反で失格となり、9位に繰り上がった。

    「このようにレースを終えてしまうのは非常に大きなフラストレーションが溜まるが、首位から10ポイント以内でサマーブレイクを迎えることができたし、まだ何も決まっていない」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「残念ながら、ターン1でボッタスのブレーキングが遅れたことで2台ともレースからはじき出されてしまった。チェコはすぐにリタイアへ追い込まれ、マックスも右サイドに大ダメージを受けてしまったので上位で戦うチャンスを奪われてしまった。今日の結果はメカニックたちのおかげだ。彼らは素晴らしい仕事をしてマックスをレースに戻してくれた。時間が限られている中で右サイドをできる限り修復したあと、最速ピットストップを記録してくれたというのは実に素晴らしい」

    「今日はチェコの実力を見ることができず、残念だった。彼は素晴らしいスタートを切っていたし、マシンとペースに自信も持っていた。マックスも大ダメージを受け、ダウンフォースを失っていたにもかかわらず、ハードにファイトして1ポイントを持ち帰ってくれた。シーズン最終盤にこの1ポイントが大きな意味を持つ可能性がある。今回のインシデントが大きな負担になるのは間違いない。コストキャップ制が敷かれているので金銭的に苦しくなるのはもちろん、ポイント的にも痛い。また、ホンダはチェコのエンジンがサルベージできるかどうか確認する必要がある」

    「しかし、ポジティブな要素も数多くある。近年で最も競争力が高いシャシーとパワーユニットを手にできているおかげで前半戦で6勝を記録できており、チームのモチベーションも非常に高い。数週間休み、しっかりと充電して、後半戦を戦っていくつもりだ。今年のような接戦は以前経験しているし、何も諦めていない。両タイトルにおける2チームの差はまだ小さいので、後半戦も素晴らしい戦いになるだろう。それに向けた準備はできている」

  • ホンダF1 「ペレスのPUを再び使用するのは厳しいかもしれない」

    ホンダF1 「ペレスのPUを再び使用するのは厳しいかもしれない」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は、2021年F1ハンガリーGPのオープニングラップでバルテリ・ボッタス(メルセデス)と接触したセルジオ・ペレスのパワーユニットを再び使用するのは厳しいかもしれないと語る。

    ウェットの滑りやすい路面でスタートしたF1ハンガリーGPのオープニングラップはレッドブル・ホンダF1にとって不運だった。ランド・ノリス(マクラーレン)に追突したバルテリ・ボッタスはそのままセルジオ・ペレスに突っ込み、ノリスはマックス・フェルスタッペンに突っ込んだ。

    マックス・フェルスタッペンは、マシンの右側に大きなダメージを負ったものの、レースを続行して10位でフィニッシュ。だが、セルジオ・ペレスのレースは1周目に終わった。

    田辺豊治は、セルジオ・ペレスのパワーユニットは“もらい事故”の衝突によってダメージを負っている可能性があると語る。

    「HRD Sakuraに戻して確認しますが、データにも問題が出ていおり、厳しいかもしれません」と田辺豊治は語る。

    また、F1ハンガリーGPでは、前戦F1イギリスGPでクラッシュしたマックス・フェルスタッペンのパワーユニットを土曜日まで使用していたが、予選後にクラックが見つかり、新品のパワーユニットに交換している。

    「FIAの封印を剥がさずに交換できるものはすべて交換しました」と田辺豊治は説明する。

    「そのほか、大きなストレスがかかった部分は点検しました。PUは封印されているのですべてを分解して検査することはできません。外観でチェックできる部分とファイバースコープで確認できる部分をチェックし、大丈夫だということで金曜日と土曜日に使いました」

    「しかし、強い衝撃がかかったことは分かっていたので、入念にチェックしたところ、クラックが確認されました。予選後にクルマが戻り、カウルやカバーを外してパワーユニットをチェックしている時に問題を発見しました」

    「予選前も同じところを確認しましたが、異常はまったくありませんでした。ですが、予選後にチェックすると、クラックが入ってオイルが滲み出ていました。そういった状況から、日曜日のレースで継続使用するのは危険だと判断して交換を決めました」

    クラックが確認されたのはエンジンであり、今後も使えるかどうかは分からないと田辺豊治は語る。

    「HRD Sakuraに送り返して修復可能なかを検討します。部品を交換にできる部分ではないので、外から補修ができないかを検討します。その結果で今後も使えるかどうかが決まりまが、かなり厳しいいう感触はあります」

    「ある意味、レースではなく、予選後に発見できてラッキーだったと捉えるしかないと思います。他の構成部品もあるのですぐに脱落することはありませんが、何事故の原因になったり、オイルが漏れ出してクルマに火がつくといった可能性もありました」

    「新しいPUを入れたので、レース結果は残念だでしたが、事前に見つかってよかったと思っています」

  • レッドブルF1代表、2台を潰され皮肉 「ボッタスは素晴らしい仕事をした」

    レッドブルF1代表、2台を潰され皮肉 「ボッタスは素晴らしい仕事をした」

    レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、2台のマシンが衝突に巻き込まれたF1ハンガリーGPでメルセデスのために「ボッタスは良い仕事をした」と皮肉った。

    セルジオ・ペレスは、1コーナーでバルテリ・ボッタスに衝突されてリタイア。マックス・フェルスタッペンは、ボッタスに追突されてコントロールを失ったランド・ノリス(マクラーレン)にぶつけられてRB16Bに酷いダメージを負った。

    マックス・フェルスタッペンは10位でフィニッシュしてポイントを獲得することができたが、ルイス・ハミルトンがドライバーズチャンピオンシップで彼を追い抜くのを止めることはできなかった。

    「レースの残忍さというやつか?」とレース後、クリスチャン・ホーナーは語った。

    「残念だが、バルテリはスタートがよくなかった。彼は明らかにブレーキングを誤って判断し、メルセデスのために2台を道連れにする素晴らしい仕事をした」

    接触はレッドブルの2台のマシンに「かなりの量の損害」を引き起こし、セルジオ・ペレスは衝突でパワーユニットに損傷を負い、シーズン後半にエンジン交換ペナルティのリスクに晒された。

    「セルジオのエンジンを失い、マックスは大きく危険に晒された」とクリスチャン・ホーナーは語った。

    「メカニックはあのマシンを再び走らせるために驚異的な仕事をしたと言わなければならない。流体のために、パイプのいくつかをまっすぐにするだけでも信じられないほどの反応だった」

    「マックスは半分のマシンで走った。バージボードの右側全体を失っていた。それは我々にとって残酷なことだが、チームはマシンをそこに戻すためにうまくやってくれたと思う。マックスはあの1つのポイントのために戦った。。それはシーズン終盤に重要になってくるかもしれない

    レッドブル・ホンダF1が、メルセデスに衝突に見舞われたのは2戦連続となる。マックス・フェルスタッペンはドライバーズチャンピオンシップでルイス・ハミルトンに6ポイント差をつけられ、レッドブル・ホンダF1としてはメルセデスに10ポイント差をつけられた。

    レース終了時にセバスチャン・ベッテルがマシンの燃料サンプル不足での失格が確定した場合、ギャップはさらに拡大する可能性がある。

    しかし、クリスチャン・ホーナーは、レッドブル・ホンダが夏休み後に戦いに戻っると宣言した。

    「夏休みに入るが、1位と2位ポイント差は範囲内にある」とクリスチャン・ホーナーは語った。

    「ここ数レースは非常に不運だった。それは損傷と部品とエンジンにかなり残酷だった」

    「だが、我々は自分自身をプッシュし、このチャンピオンシップ後半のために戦っていく。明らかに厳しい数週間だったが、今目にしているように物事は非常に迅速に好転する可能性がある。そして、チャンピオンシップはまだ長い道のりだ」

    バルテリ・ボッタスは、次戦F1ベルギーGPで5グリッド降格ペナルティを科せられた。だが、クリスチャン・ホーナーは、ハンガロリングよりもオーバーテイクがはるかに簡単なスパ・フランコルシャンでそれが重大なハンディキャップにはならないのではないかと疑っている。

    「ペナルティはそれが現実だ。残念ながら、もし、それがこのようなトラックだったら、もう少し重要だ。スパのようなトラックは、彼は2周目の終わりまでに元の位置に戻ると思う」

    「メルセデスが・・・彼は今日、彼らのために良い仕事をしたと思わないか?」

    トト・ヴォルフから謝罪を受けたかと質問されたクリスチャン・ホーナーは「彼は請求書を支払ってくるのか?」とコメント。

    「トトがマシンを運転していたわけではない。彼のドライバーがマシンを運転していた。彼が彼らに『レッドブルに激突しろ」とは言っていないと確信している。彼は結果を見てそれほど残念ではなかったと思うが、バルテリにそうするように言っていないと確信している」

    「だが、我々にとっての結果は残酷であり、コスト上限の環境にある。FIAは検討する必要があると思う」

  • メルセデスF1代表、ボッタスの“小さなミス”をレッドブル・ホンダに謝罪

    メルセデスF1代表、ボッタスの“小さなミス”をレッドブル・ホンダに謝罪

    メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、レッドブル・ホンダのレースを台無しにしたバルテリ・ボッタスの“小さなミス”を謝罪した。

    レース直前に雨によて滑りやすくなったウェット路面で、バルテリ・ボッタスはスタート時にブレーキングでミスをして、ターン1へのアプローチでランド・ノリス(マクラーレン)に追突した。

    この接触によって制御不能となったランド・ノリスはマックス・フェルスタッペンに追突し、フェルスタッペンのRB16Bはボディワークに深刻なダメージを負った。さらにバルテリ・ボッタスはもう1台のレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスに衝突した。

    バルテリ・ボッタス、ランド・ノリス、セルジオ・ペレスは1周目にリタイアとなり、マックス・フェルスタッペンはレースを続行できたものの、10位でチェッカーを受けることになった。

    マックス・フェルスタッペンがメルセデスF1にぶつけられたのは2戦連続であり、今回はセルジオ・ペレスがリタイアに追い込まれた。

    メルセデスF1のチーム代表であるトト・ヴォルフは。バルテリ・ボッタスの“小さなミス”についてレッドブル・ホンダに謝罪した。

    「感情を完全に理解している。私にできることはその責任を負うことだけだ」とトト・ヴォルフは語った。

    「ブレーキをかけるのが遅すぎた小さなミスであり、ランドと2台のレッドブルを破壊した」

    「起こるべきことではないが、雨の中ではかなりトリッキーになる可能性がある。彼(ボッタス)は挟まれていたと思う。そして、彼がインを閉じた瞬間、彼らは少し遅くブレーキをかけた」

    「小さなミスが大きなアクシデントを引き起こしたし、彼らの多くのポイントと2台が表彰台に上がる可能性を犠牲にした。申し訳なく思っている」

    クラッシュの結果として、次戦F1ベルギーGPで5グリッド降格ペナルティを科されたバルテリ・ボッタスは、事故の責任を認めている。

    他のドライバーから非難されたバルテリ・ボッタスは「皆の言うとおりだ」と Sky F1 にコメント。

    「スタートが悪かった。多くのホイールスピンで勢いを失った。ランドが僕の前に出て、ターン1のブレーキングで僕は彼のすぐ後ろにいた」

    「僕がブレーキングポイントを誤って判断した。ホイールがロックすることを予想していなかった」

    「彼らもかなり早くブレーキをかけたように感じたけど、僕が後ろにいたし、最終的にランドに追突してしまったのは僕に責任がある。彼は彼の前で多くの人々にぶつかることになった」

    「私にとっても他の人にとっても素晴らしいことではなかった」

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  • マックス・フェルスタッペン 「2週連続でのこのような形は信じられない」

    マックス・フェルスタッペン 「2週連続でのこのような形は信じられない」

    レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、2021年F1ハンガリーGPの決勝を9位で終えた。

    3番グリッドのマックス・フェルスタッペンは、素晴らしいスタートを決めて、ターン1で2番手に浮上。しかし、出遅れたバルテリ・ボッタス(メルセデス)がランド・ノリス(マクラーレン)の後部に追突し、押し出されたノリスがフェルスタッペンに衝突する。

    マックス・フェルスタッペンは大きなダメージを受け、ピットへ戻って修復作業を行うが、これによって順位を大きく落とす。その後、複数のマシンから落ちたデブリを清掃するため、レースは赤旗中断となる。

    赤旗中断の時間を利用して、レッドブル・レーシングは懸命の修復作業を行うが、多くの空力パーツがなく、見た目にもダメージが残ることがはっきりと分かる状態でレース再開となった。

    レースはスタンディングスタートで再開されましたが、路面が急速に乾いていたことから、ルイス・ハミルトン(メルセデス)を除く全車がフォーメーションラップを終えるとピットへ向かい、ミディアムタイヤに交換。フェルスタッペンは11番手でコースに復帰する。

    オーバーテイクが難しいコースの特性に加え、ダメージの残るマシンを駆るマックス・フェルスタッペンだったが、前を行くミック・シューマッハ(ハース)を交わしてポジションを上げる。

    20周目、ルイス・ハミルトンのピットインに対応すべく、レッドブル・ホンダもマックス・フェルスタッペンをピットへ入れてハードタイヤに交換。しかし、ダメージの影響もあって先行を許してしまう。その後はポイント圏外から浮上できずに停滞する。

    50周目に、フェルスタッペンはキミ・ライコネン(アルファロメオ)をオーバーテイクして11番手にポジションアップ。さらに、残り10周となったところで、ダニエル・リカルド(マクラーレン)も交わし、ポイント圏内に復帰して10位でフィニッシュした。

    「今日のレースは自分たちのコントロール外だったし、2週連続でこのような形になるなんて信じられない」

    「メカニックは僕がレースに戻れるように全力を尽くしてくれたけど、マシンにはクラッシュによるダメージが多くの残っていて、ダウンフォースを失ってオーバーステア、アンダーステアが各所で起こり、ドライブするのは非常に難しかったで」

    「1ポイントしか獲得できなかったことは残念だが、一方でクラッシュしたのにレースを続けられたことはかなりの幸運だったので、ポイント獲得を果たせたことに驚いているけど、これが大切だ」

    「ここからサマーブレイクに入るけど、プッシュし続けなければならない。僕らは決して諦めることなく、自分たちのレースに集中していく。とても不運な2レースだったけど、何かを失ったわけではなく、まだまだシーズンは続いていく」

    「最後に、エステバンを祝福したいと思う。彼がとても喜んでいる姿を見られた。これから多くの勝利を挙げていくと思う」

    レース後の裁定により2位に入ったセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)が失格となったため、順位が繰り上がり、マックス・フェルスタッペンは9位となった。

    ダメージを負ったマックス・フェルスタッペンのマシン / F1ハンガリーGP 決勝
    ダメージを負ったマックス・フェルスタッペンのマシン / F1ハンガリーGP 決勝

  • ピエール・ガスリー 「できうる限りの結果だがもっと上位に行けたのも事実」

    ピエール・ガスリー 「できうる限りの結果だがもっと上位に行けたのも事実」

    アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、2021年F1ハンガリーGPの決勝を6位でフィニッシュした。

    5番グリッドのピエール・ガスリーは、スタートでの多重クラッシュを避けるためにコースを大きく外れてポジションダウン。レース再開後は12番手でレースを進める。

    その後、迫ってくるハミルトンを抑えつつ、シューマッハをオーバーテイクしてポジションを上げる素晴らしい走りを見せたピエール・ガスリーは、30周目にピットインして8番手でレースに復帰。ピットストップ後のペースもよく、ターン1でラティフィをオーバーテイク。7番手まで順位を回復すると、角田の背後に迫り、チームはよりフレッシュなタイヤのガスリーを先行させる。

    レース終盤、7番手走行中の角田裕毅がターン2でスピンを喫したことで、角田との差が大きくなったピエール・ガスリーは、69周目にピットインしてソフトタイヤに交換。ファイナルラップでファステストラップを記録し、1ポイントを追加し、6位でチェッカーフラッグを受けた。

    「正直に言って、今日のレースをどう考えればいいのかよく分からない」とピエール・ガスリーはコメント。

    「5番手からスタートし、そこが今日の望みうるベストの順位だと思うけど、1コーナーでのインシデントに引っかかり、大きく順位を落としてからの6位入賞だ。様々な波乱のあったレースで、このポジションでフィニッシュできたのはいいことだけど、もっと上位に行けたことも事実だと思う」

    「予選ではトップチームに次ぐ“ベスト・オブ・ザ・レスト”の位置につけて、マシンには満足していたので、今週末は多くのポジティブな点があったけど、チャンピオンシップを考えると、(中団のライバルに比べて)多くのポイントを失ってしまったことは残念だ。ただ、今日の状況から考えると、できうる限りの結果は残せたと思う」

    「エステバン(オコン/アルピーヌ)には心から祝福を送る。彼らは戦略面で正しい判断をしたことで素晴らしい勝利を挙げた」

  • セルジオ・ペレス 「ボッタスは大きなミスを犯した。チームに大打撃」

    セルジオ・ペレス 「ボッタスは大きなミスを犯した。チームに大打撃」

    レッドブル・ホンダF1のセルジオ・ペレスは、2021年F1ハンガリーGPの決勝をリタイアで終えた。

    レース開始の約30分前に雨が降り出し、全車がインターミディエイトタイヤを装着してのスタートとなった。4番グリッドのセルジオ・ペレスは素晴らしいスタートを決めて、ターン1で3番手に浮上。しかし、出遅れたバルテリ・ボッタス(メルセデス)がランド・ノリス(マクラーレン)の後部に追突し、さらに、ボッタスはペレスに追突。ペレスはリタイアに追い込まれた。

    「何と言っていいのか分からないけど、ターン1であのような形で追突されるのは信じられないし、僕らチームにとっては大打撃だった」とセルジオ・ペレスはコメント。

    「いいスタートを決めて3番手に上がり、コンディションも有利に働くと思っていたので残念だけど、できることは何もなかった。マシンの中からは、自分の後方で何が起きていたのか正確に分からなかったので、リプレイを見直したところ、自分が大きな衝突を受けていたことを知った」

    「ボッタスは大きなミスを犯し、ターン1へのブレーキングが遅すぎて多くのマシンを道連れにした。その中には、僕と、大ダメージを負ったマックスのマシンも含まれる」

    「彼は自分のミスだと分かっていたので、僕のところに謝罪に来た。故意ではないし、レースではこういうことも起こるものだけど、大きなダメージを受けたことで僕らのレースが終わり、ポイント獲得の機会が失われたという結果が変わることはない」

  • ホンダF1 「クラッシュが原因でフラストレーションが溜まる結果」

    ホンダF1 「クラッシュが原因でフラストレーションが溜まる結果」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2021年F1ハンガリーGPの決勝を振り返った。

    F1ハンガリーGPの決勝は、スタート直後の1コーナーで起きたクラッシュによってレッドブル・レーシング・ホンダにとっては厳しい展開になったものの、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダが2台揃ってトップ7入りを果たした。

    「今日のハンガリーGP決勝は、レッドブル・レーシング・ホンダにとって、先日のイギリスGPに続き他車とのクラッシュが原因で非常にフラストレーションが溜まる結果となりました」と田辺豊治はコメント。

    「スタート直後の1コーナーで発生した多重クラッシュに巻き込まれたペレス選手のマシンはダメージが余りに大きくそのままリタイア、フェルスタッペン選手も車体に大きなダメージを負いました。赤旗中断の間にメカニックが懸命な修復作業を行い、フェルスタッペン選手が傷ついたマシンで懸命にプッシュして10位に入賞し、チームにとって大切な1ポイントを獲得できたことが唯一の救いです」

    「スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの2台は、上手くクラッシュによる混乱を回避すると、その後のレースを粘り強く走り、ガスリー選手が6位、角田選手が自身2度目となる7位に入賞しました。コンストラクターズチャンピオンシップでのポジションは落としてしまったものの、後半戦も激戦が予想される中で、中段グループを争うチームにとって貴重なポイントを2人のドライバーともに持ち帰ることができました」

    「ここからF1はサマーブレイクを挟み、8月の末からの後半戦に向かいます。前半戦をいい形で締めくくることができなかったことは残念ですが、しっかりと前半戦の反省を行い、また心身のリフレッシュをしてブレイク明けの闘いに備えたいと思います」

    「最後に、初優勝を果たしたオコン選手、またチームとしての初優勝を獲得したアルピーヌに祝福の言葉を贈りたいと思います」