カテゴリー: ホンダF1

  • ホンダF1 特集:1967年、モンツァでの勝利

    ホンダF1 特集:1967年、モンツァでの勝利

    1967年9月10日、モンツァ・サーキットで行われたF1イタリアGPでの優勝が、ホンダにとってF1での2勝目になった。今週末レースが行われるのと同じ地で54年前に挙げたこの勝利について振り返る。

    ホンダのF1初勝利は、1965年のメキシコGP。エルマノス・ロドリゲス・サーキットだった。超ロングストレートを持つこのコースでの勝利が、当時のホンダのF1マシンの特長を示していたのかもしれない。

    2勝目となったモンツァも、“the Temple of Speed=スピードの殿堂”の異名を持つ、言わずと知れた超高速サーキットだった。

    1967年、二輪・四輪の両世界選手権でチャンピオンとなった史上唯一のドライバー、ジョン・サーティースがホンダへ加入。F1参戦4年目を迎え、悲願の2勝目、そしてさらなる飛躍を目指すホンダにとって、チャンピオン経験者の知見を役立てる狙いがあった。この年からファイアストンタイヤへの変更もあり、新たなドライバーの加入とともに、チームは変革の時を迎えていた。そして、イタリアGPではさらに大きな進化を遂げる。

    それが、新型マシン「RA300」の投入だった。それまで使用していたRA273の3リッターV12エンジンを使用するものの、シャシーは全くの新型。このイタリア・モンツァがデビュー戦となった。

    新型マシンは、さまざまなテストを行って投入されたが、実際のレースウイークを迎えるのは初めてということもあり、どんな問題が起きるかは未知数で、特に過酷なコースであるモンツァでは何が起きてもおかしくない状況だった。しかし、チームはトラブルに上手く対処し、サーティースは予選9番手と、決勝へ望みを持てる位置につける。

    好パフォーマンスを発揮したRA300とサーティースだったが、さらに驚くべき結果が待っているとは、誰も考えていなかった。

    予選では、ジム・クラークが2番手のジャック・ブラバムに0.3秒差をつけてポールポジションを獲得。3番手には0.8秒以上という大差をつけていた。しかし、クラークがパンクを喫して周回遅れになったことで、レースは混戦の様相を呈す。

    クラークは猛烈な追い上げを見せてサーキットを沸かせるが、もう一人、観衆を盛り上げたのがサーティースだった。フェラーリでワールドチャンピオンを獲得したこともあり、ティフォシ(イタリアの熱狂的なファン)たちは、サーティースがポジションを上げる姿に熱狂していく。

    レース終盤、クラークがリードを奪い返す中、サーティースはホンダエンジンのパワーを活かしてブラバムを抜き去り、2番手に。表彰台争いはこの3台に絞られた。

    そして迎えた最終ラップ、クラークは再びのマシントラブルに襲われて後退。サーティースが首位に立ち、RA300はデビュー戦での勝利が目前に迫る。しかし、ブラバムもしぶとく食い下がり、勝負は最終コーナーでの戦いにもつれ込んだ。

    最終コーナーは高速の右コーナー“パラボリカ”。ここで前に立とうとしたブラバムがアウト側に膨らむ。そのスキを見逃さなかったサーティースはイン側からアクセルを全開で立ち上がり、ホンダ V12エンジンのパワーをフル活用。追いすがるブラバムを振り切り、0.2秒差でチェッカーフラッグを受けて勝利をつかみ取った。

    結果的に、これがサーティースのF1キャリア最後の勝利となり、ホンダにとってもフルコンストラクターとしての優勝は2006年まで間を置く形になった。しかし、そうした記録以上に、この日のレースは、F1で最もエキサイティングな戦いの一つとして、人々の記憶に今も残っている。

  • ホンダF1:2021年 第14戦 F1イタリアGP スプリント予選レポート

    ホンダF1:2021年 第14戦 F1イタリアGP スプリント予選レポート

    F1イタリアGPのスプリント予選では、マックス・フェルスタッペンが2位に入り、2ポイントを獲得。1位のバルテリ・ボッタス(メルセデス)がグリッドペナルティーを受けることから、明日の決勝レースではポールポジションからのスタートとなる。

    オープニングラップでは、3番グリッドからスタートしたフェルスタッペンが好発進。首位のボッタスに迫り、2番手にポジションを上げる。6番グリッドのピエール・ガスリーも素晴らしいスタートで、4番手を伺うが、ダニエル・リカルド(マクラーレン)と接触してフロントウイングにダメージを負う。

    このウイングがマシンの下に潜り込む形となり、ガスリーは高速コーナーのグランデでコントロールを失い、コースアウト。バリアに当たってしまい、リタイアとなった。このクラッシュによるダメージは現在調査中で、明日はピットレーンスタートの必要があるかを精査している。

    角田裕毅も、スタート直後にロバート・クビサ(アルファロメオ)と接触してフロントウイングを破損。ピットに戻って交換したため、最後尾から挽回を期す形に。また。セルジオ・ペレスは序盤のバトルでポジションを落とし、同じく追い上げのレースとなった。

    レッドブル・レーシング・ホンダの2台とガスリーはミディアムタイヤを選択したが、角田はソフトタイヤでスタート。この利点を活かし、8周目のターン1でニキータ・マゼピン(ハース)をオーバーテイクする。ここからさらに16番手までポジションを上げた角田は、明日のレースで15番グリッドからのスタートとなる。なお、このレース中に記録した最高速356km/hが、全体で最速となった。

    9周目、ペレスはランス・ストロール(アストンマーティン)にターン1で仕掛けるが、シケインをショートカットする形となったため、一度ポジションを返上。その次のラップの同じコーナーで、アウトサイドから抜き去り、9位に浮上。決勝では8番グリッドとなる。

    フェルスタッペンは、好調なペースを見せるも、リスクは犯さずにポジションを守り切って2位でフィニッシュ。明日はポールポジションを手にするとともに、2ポイントを獲得してドライバーズチャンピオンシップでのリードを5ポイントに拡大した。

    田辺豊治(ホンダF1)
    「今日のスプリント予選では、3番手からスタートしたレッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手がポジションを1つ上げて2位を獲得しました。本日トップでフィニッシュしたマシンのペナルティーが決定していますので、明日はフェルスタッペン選手がポールポジションからのスタートとなり、非常によい結果を得ることができました。チームメートのペレス選手はスタートでポジションを落としたものの、DRSトレインでオーバーテイクが難しい状況の中で、スタートポジションと同じ9位まで挽回して終了しました。6番グリッドからスタートしたスクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手が、スタート直後の混乱での接触によってリタイアとなったことは非常に残念に思っています。角田選手もスタート直後に接触があり、フロントウィングを交換。最後尾まで下がりましたが、そこからいいオーバーテイクを見せて16番手までポジションを取り戻すことができています。本日のスプリント予選は18ラップで行われましたが、本番レースは53ラップです。通常のレースフォーマットとは異なり、スタート時に使用するタイヤのコンパウントは自由になります。本日の結果を見直した上で、各チームはさらに戦闘力を上げるべく色々な検討を加えた戦略を立てて臨んでくるはずです。今日は2つのチームで明暗が分かれてしまいましたが、十分な準備をして、明日の本番レースでは4台のマシンがいいレースをできるように準備をして臨みます」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング・ホンダ)
    「僕らにとって、このようなコースで明日ポールポジションからスタートできるのは、とてもポジティブです。今日はいいスタートが切れて、予想以上に上手くいきました。チャンピオンシップポイントも獲得できましたし、明日先頭からスタートできるのも素晴らしいことです。今日はバルテリ(ボッタス/メルセデス)に近づくべく全力を尽くしましたが、明日はルイス(ハミルトン/メルセデス)が4番手からのスタートでペースも僕らよりいいと思うので、タフなレースになると予想しています。僕らがここではメルセデスより速さがないことは分かっています。明日はクリーンなスタートを決めて、序盤で少し差を広げられればと思いますし、終盤でそれが重要になるはずです。面白いバトルになるでしょうし、何が起きるかを見ながら、プッシュし続けて最良の結果を出せるように取り組んでいきます」

    セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング・ホンダ)
    「明日のレースではチャンスがあると思います。8番手スタートで、戦略によって順位を上げる機会が増えるはずです。もう少し順位を上げておきたかったのですが、スタートがあまりよくなくて、追い抜きも厳しかったです。今夜はペース向上のためにハードワークに取り組みますが、レースを楽しみにしています。ストロールとのインシデントについては、行き場が全くなかったので縁石にヒットしてダメージを負わないようにコーナーをカットせざるを得ませんでしたが、可能な限りすぐにポジションを戻しました」

    角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
    「フラストレーションの溜まる一日でした。かなりいいスタートが決まり、いくつかポジションを上げてターン4へ入りましたが、クビサ選手と接触してフロントウイングにダメージを負ってしまいました。その交換のためにピットインした後は、挽回するドライビングができたと思いますし、順位を上げられました。マシンの感触はよく、ペースもかなりよかったです。ソフトタイヤでのチャンスを最大に活かせたので、この経験を明日のレースにもつなげたいです。厳しい戦いになると思いますが、ポイントを目指して順位を上げることが目標です」

    ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
    「とても残念で、いい一日にはなりませんでした。ミディアムタイヤで素晴らしいスタートが決まり、ランド(ノリス/マクラーレン)とルイス(ハミルトン/メルセデス)をパスすることができました。ターン1でのダニエルの動きに少し驚き、彼の後部にわずかに接触してフロントウイングにダメージを負いました。最初はそれがどのくらいひどいのか分かりませんでしたが、完全に破損していて、ターン3ではマシンの下に入ってしまったので、全く曲がることができずにウォールへ真っすぐ行ってしまいました。明日の目標は、もちろんポイント獲得にトライすることです。今日は大きく順位を上げることが難しそうに見えたので、今夜はリプレイを見返し、オーバーテイクが可能な場所を検討します。ここでは何が起きてもおかしくありませんが、明日は挽回に向けてベストを尽くします」

  • アルファタウリ・ホンダF1 「両ドライバーともうまくいかなかった」

    アルファタウリ・ホンダF1 「両ドライバーともうまくいかなかった」

    アルファタウリ・ホンダF1のテクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンが、2021年F1イタリアGPのスプリント予選を振り返った。

    ピエール・ガスリーは、オープニングラップの接触でフロントウイングがマシンの下に潜り込む形となり、高速コーナーのグランデでコントロールを失てバリアに当たってリタイアとなった。このクラッシュによるダメージは現在調査中で、明日はピットレーンスタートの必要があるかを精査している。

    角田裕毅も、スタート直後にロバート・クビサ(アルファロメオ)と接触してフロントウイングを破損。ピットに戻って交換したため、最後尾から挽回を期す形に。ソフトタイヤでスタートした利点を活かし、16番手までポジションを上げ、明日のレースで15番グリッドからのスタートとなる。

    「調子が良かったFP2後、スプリント予選はドライバー2人にとってなかなか上手くいかないものとなった」とジョディ・エギントンはコメント。

    「マクラーレンのリアに接触し、オープニングラップでピエールのフロントウィングがダメージを負ってしまった。その後故障してタイヤバリアに突っ込み、その場でピエールはレース終了となった」

    「ユウキはクビサと接触してフロントウィングにダメージを負い、交換のためピットストップに入ることになった。これにより順位を落としったが、そのあと彼は順位をいくつか上げて挽回し、ポジティブな点となった」

    「結果、今日は運が悪く、スプリント予選を勝ち抜けることができなかった。明日に向け、チームはピエールのマシンの修理で忙しくなる。また作戦面では、マシンの順位をいかに上げるのかの話し合いが行われ、少しでも前に進めるようにしたいと思う」

  • ホンダF1 田辺TD、決勝に万全を期す「ライバルは戦略を検討してくる」

    ホンダF1 田辺TD、決勝に万全を期す「ライバルは戦略を検討してくる」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2021年F1イタリアGPのスプリント予選を振り返った。

    F1イタリアGPのスプリント予選では、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が2位に入り、2ポイントを獲得。1位のバルテリ・ボッタス(メルセデス)がグリッドペナルティーを受けることから、明日の決勝レースではポールポジションからのスタートとなる。

    「今日のスプリント予選では、3番手からスタートしたレッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手がポジションを1つ上げて2位を獲得しました。本日トップでフィニッシュしたマシンのペナルティーが決定していますので、明日はフェルスタッペン選手がポールポジションからのスタートとなり、非常によい結果を得ることができました」と田辺豊治はコメント。

    「チームメートのペレス選手はスタートでポジションを落としたものの、DRSトレインでオーバーテイクが難しい状況の中で、スタートポジションと同じ9位まで挽回して終了しました」

    「6番グリッドからスタートしたスクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手が、スタート直後の混乱での接触によってリタイアとなったことは非常に残念に思っています。角田選手もスタート直後に接触があり、フロントウィングを交換。最後尾まで下がりましたが、そこからいいオーバーテイクを見せて16番手までポジションを取り戻すことができています」

    「本日のスプリント予選は18ラップで行われましたが、本番レースは53ラップです。通常のレースフォーマットとは異なり、スタート時に使用するタイヤのコンパウントは自由になります。本日の結果を見直した上で、各チームはさらに戦闘力を上げるべく色々な検討を加えた戦略を立てて臨んでくるはずです」

    「今日は2つのチームで明暗が分かれてしまいましたが、十分な準備をして、明日の本番レースでは4台のマシンがいいレースをできるように準備をして臨みます」

  • レッドブル・ホンダ F1分析:メルセデスに“デプロイ切れ”で勝機あり

    レッドブル・ホンダ F1分析:メルセデスに“デプロイ切れ”で勝機あり

    レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1イタリアGPのスプリント予選でメルセデスのルイス・ハミルトンがモンツァのストレートで“クリッピング(デプロイ切れ)”を起こしていたことに注目している。

    ルイス・ハミルトンはF1スプリント予選でスタートに失敗してオープニングラップで5番手まで順位を落とし、前に立ち塞がる2台のマクラーレンを抜くことができなかった。ダニエル・リカルドは3位、ランド・ノリスは4位でスプリントを終えている。

    チームメイトのバルテリ・ボッタスのエンジンペナルティによって、ルイス・ハミルトンは4番グリッドからF1イタリアGPの決勝をスタートするが、タイトルのライバルであるマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)はポールポジションからスタートする。

    「すべてがスタートが決まった。マックスのスタートは素晴らしく、ルイスのスタートは不十分だった。我々はそこに付け込むことができた」とクリスチャン・ホーナーは Sky F1 に語った。

    「ソフトタイヤを装着したスタートの速いマクラーレンに対して、我々はスタートで脆弱だったが、それをカバーすることができ、レースでのペースは良く、バルテリとついて行くことができた」

    クリスチャン・ホーナーは、ルイス・ハミルトンがマクラーレンをパスできなかったのは、ストレートの終わりにERSのパワーを使い果たしたためだと語った。したがって、マックス・フェルスタッペンがルイス・ハミルトンを後ろに留めることができれば、レッドブルはその弱点をつくことができる。

    ルイス・ハミルトンは何に苦戦していたのかと質問されたクリスチャン・ホーナーは「彼らが持続的に走っているとき、彼らはたくさんのハーベスティング(収集)をしているのを見ることができる」とクリスチャン・ホーナーは語った。

    「これは我々がクリッピングと呼んでいるものだ。そのため、ストレートの終わりにリアライトが点滅し、ストレートスピードが低下する」

    「通常であれば、ルイスは0.5秒以内にいればオーバーテイクできるが、ストレートの終わりに勢いがなくなっていた」

    「なので、明日我々が前に留まることができれば、それは良いニュースだ。なぜなら、彼らはこのハーバスティングが行われるので、ストレートの終わりにあまり激しく攻撃することができないということになる」

    レッドブル・ホンダは、レースでメルセデスと戦うための純粋なペースを持っているかと質問されたクリスチャン・ホーナーは「ワンラップでは間違いなく彼らの方が我々よりも速い。実際、ここで我々はいくつかのコーナーに苦しんでいるが、1周にわたってそれなりにラップを求めている」とコメント。

    「そしてもちろん、ダーディエアーの中では、マックスはバルテリがフィールドの他の部分を引き離しているとの同じペースで走ることができた」

    「もちろん、あのようなレースではあまりリスクを冒したくないので、ポイントと明日のフロントからスタートを獲得できたことをに感謝している」

    マクラーレンのダニエル・リカルドが2番グリッドからスタートするが、レッドブルは彼と3番グリッドのランド・ノリスがもたらす脅威を十分に認識している。

    マクラーレンがソフトでスタートし、レッドブル・ホンダがその戦略と一致しない場合、クリスチャン・ホーナーは、マクラーレンがラインから「4メートル」のアドバンテージを持つと考えている。

    しかし、マックス・フェルスタッペンにとって、ルイス・ハミルトンとメルセデスとのタイトル争いがどれほど厳しいかを考えると、マクラーレンと戦わなければならなくなった場合、リスクと報酬のバランスをとることになる。

    マックス・フェルスタッペンは、マクラーレンと戦うかと質問されたクリスチャン・ホーナーは「リスクと報酬のシナリオになると思う」と語った。

    「もちろん、彼は勝利のために戦うつもりだ、それは彼の本能だ。しかし、最終的にチェッカーフラッグを受けるためにそこにいなければならない。我々はシルバーストンでそれの結果を目にした。スプリントレースの後にそれを繰り返すことを望んでいないのは確かだ」

    「もちろん、ポールポジションを勝利に変えることを目標としているが、明日はいくつかの課題があると思う」

    レッドブルは2013年以来モンツァで優勝しておらず、クリスチャン・ホーナーはこのポールはチームにとって“ボギー(厄介な)サーキット”での歓迎すべき成果だと語った。

    「ここではハイブリッド時代で初めてのポールだと思う。トップ3に入るのは初めてだ」とクリスチャン・ホーナーは語った。

    「素晴らしいパフォーマンスであり、私たちにとって2つの貴重なポイントだ」

    「久しぶりのことだ。歴史的にここでは常に多くのエンジンペナルティを受けてきた。我々にとって常にちょっとしたボギーサーキットだったので、明日のレースを先頭からスタートするのは非常に驚異的だ」

  • レッドブルF1代表 「決勝の因子はマクラーレン。スタートが重要」

    レッドブルF1代表 「決勝の因子はマクラーレン。スタートが重要」

    レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーが、2021年F1イタリアGPのスプリント予選を振り返った。

    F1イタリアGPのスプリント予選では、マックス・フェルスタッペンが2位に入り、2ポイントを獲得。1位のバルテリ・ボッタス(メルセデス)がグリッドペナルティーを受けることから、明日の決勝レースではポールポジションからスタートする。

    「今日、ポイントとポールポジションを獲得できたことをありがたく思う。ターボハイブリッド時代にここでポールからスタートするのは初めてであり、モンツァは最初のコーナーでのインシデントとで有名であるため、最初のラップを通してそのポジションを維持することが重要になる。厳しいレースになると予想している」とクリスチャン・ホーナーは語る。

    「レースでセーフティカー後にオーバーテイクできたのはセルジオだけだったし、彼は明日はさらに進歩するだろう」

    「魅力的なレースになるだろうし、スタートのためのタイヤの選択について多くの議論があるだろう。ワンストップか、ツーストップか、戦略スタッフは今夜頭を悩ませることになるだろう」

    「明日の因子はマクラーレンだ。彼らを過小評価することはできない。彼らは速く、彼らのマシンは非常に効率的だ。頭を下げて自分のレースに集中し、このグリッドポジションを最大限に活用するためにクリーンなスタートを切る必要がある」

  • セルジオ・ペレス 「スプリント予選は非常に退屈。何ももたらさない」

    セルジオ・ペレス 「スプリント予選は非常に退屈。何ももたらさない」

    レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスは、スプリント予選はドライバーにもファンにも何の利益ももたらさないと考えている。

    2021年、F1はスプリント予選を組み込んだ新しいレース週末のフォーマットを3つのイベントでトライアルトして導入。初回はシルバーストンでのF1イギリスGPで行われ、今週末のF1イタリアGPで2回目のトライアルとして実施された。

    変更されたフォーマットでは、従来の予選は金曜日に移動し、まずはスプリント予選のグリッドを決定。そして、スプリント予選のレース結果によって、日曜日の決勝のスターティングポジションが決まる。

    今後、スプリント予選は、スタンドアロンのイベントにするという話もあるが、F1サンパウログGPでの3回目のトライアルが実施されるまで、そのような決定は行われない。

    スプリント予選を9番手で終えたセルジオ・ペレスは「明日のレースではチャンスがあると思う」とコメント。

    「8番手スタートで、戦略によって順位を上げる機会が増えるはずだ。もう少し順位を上げておきたかったけど、スタートがあまりよくなくて、追い抜きも厳しかった。今夜はペース向上のためにハードワークに取り組むけど、レースを楽しみにしている」

    「ストロールとのインシデントについては、行き場が全くなかったので縁石にヒットしてダメージを負わないようにコーナーをカットせざるを得まなかったけど、可能な限りすぐにポジションを戻した」

    だが、セルジオ・ペレスは、スプリント予選のフォーマットの刷新を強く願っている。

    「何も起こらなかったし、スプリントレースを行うことのメリットは見当たらない」とセルジオ・ペレスは語り、モンツァでのスプリント予選は「非常に退屈」だったと付け加えた。

    「ファンにとっても退屈だったと想像がつくし、ドライバーにとっても退屈だった。正直、何ももたらされない」

    「現時点では、現在のフォーマットでは何ももたらされないと思う」

    「でも、もちろん、それはショーを改善するために行われたことだし、僕たちはファンが満足しているかどうかを確認していく」

    セルジオ・ペレスは、モンツァでのスプリント予選が非常に困難であることに気づき、9番手からスタートして、同じ位置でチェッカーを迎え、インパクトを与えるのに苦労した。

    セルジオ・ペレスは、オーバーテイクに向いていない現世代のF1マシンでは、このようなフォーマットは効果的ではないと語る。

    「僕たちが抱えている問題は、現在のF1カーにある。実際、オーバーテイクするにはマシン全体で非常に大きなデルタが必要だ」とセルジオ・ペレスは説明する。

    「それを達成するには、何らかの劣化が必要だ。彼らもおそらく間違った道をたどった考えていると思う。でも、それをどこで試してみるのが良いのかは分からない」

    「問題は、あまり短すぎて、劣化に見舞われないことだ。ファンはレースでもう少しオーバーテイクを見たいと思うだろうけど、現在のレギュレーションでは何かを手に入れるのは本当に難しい」

    オーバーテイクの欠如は、F1が2022年に根本的に再設計された次世代F1マシンで対処しようとする問題であり、この段階では、セルジオ・ペレスはスプリントレースがシリーズに「おそらく何かをもたらすことができる」と考えている。

  • フェルスタッペン 「ここで先頭からスタートできるのはポジティブ」

    フェルスタッペン 「ここで先頭からスタートできるのはポジティブ」

    レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、2021年F1イタリアGPのスプリント予選を2位に入り、2ポイントを獲得。1位のバルテリ・ボッタス(メルセデス)がグリッドペナルティーを受けることから、明日の決勝レースではポールポジションからのスタートとなる。

    オープニングラップでは、3番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペンが好発進。首位のボッタスに迫り、2番手にポジションを上げる。

    マックス・フェルスタッペンは、好調なペースを見せるも、バルテリ・ボッタスの降格が決まっていることから、リスクは犯さずにポジションを守り切って2位でフィニッシュ。明日はポールポジションを手にするとともに、2ポイントを獲得してドライバーズチャンピオンシップでのリードを5ポイントに拡大した。

    「僕たちにとって、このようなコースで明日ポールポジションからスタートできるのは、とてもポジティブだ」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

    「今日はいいスタートが切れて、予想以上に上手くいった。チャンピオンシップポイントも獲得できたし、明日先頭からスタートできるのも素晴らしいことだ」
    「今日はバルテリ(ボッタス/メルセデス)に近づくべく全力を尽くしたけど、明日はルイス(ハミルトン/メルセデス)が4番手からのスタートでペースも僕らよりいいと思うので、タフなレースになると予想している」

    「僕らがここではメルセデスより速さがないことは分かっている。明日はクリーンなスタートを決めて、序盤で少し差を広げられればと思うし、終盤でそれが重要になるはずだ。面白いバトルになるだろうし、何が起きるかを見ながら、プッシュし続けて最良の結果を出せるように取り組んでいく」

  • クラッシュのピエール・ガスリー、決勝のピットレーンスタートを覚悟

    クラッシュのピエール・ガスリー、決勝のピットレーンスタートを覚悟

    アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1イタリアGPのスプリント予選での大クラッシュを受け、決勝でのピットレーンスタートを覚悟している。

    今大会でも強力な予選パフォーマンスを発揮したピエール・ガスリーは、6番グリッドからスプリント予選をスタートし、失速したルイス・ハミルトン(メルセデス)を抜いて5番手に浮上する。

    だが、その後、ダニエル・リカルド(マクラーレン)の接触してフロントウイングにダメージを負い、ウイングがマシンの下に潜り込む形となって高速コーナーのグランデでバリアにクラッシュしてリタイア。スプリント予選は1周で終わった。

    ピエール・ガスリーは、自分のマシンがダメージを受けたことは把握していたが、それがどれほど深刻かは分からなかったと述べた。

    「ダニエルとの接触を感じて、その直後に無線でチームに『何かあったら教えて』と伝えた。文字通りその2秒後、フロントウィングがマシアンの下に入り込んでウォールに真っすぐ行っていた」とピエール・ガスリーはセッション後に記者団に語った。

    「少し火花が見えていたけど、エンドプレートがフロアに引っかき傷がついけていたのか、実際にフロントウィングが完全にずれていたのかは分からなかった。基本的には、接触してから5~6秒後にウイングはマシンの下に入っていたと思う」

    「問題が発生した場合でも、方向転換して、望んだ方向ににマシンを向けることができれば、それで問題はない。でも、あのようなスピードでは、マシンの下にフロントウィングを感じて、曲がろうとしても、ウォールに真っすぐ行ってしまうだけだ。明らかにいい気分ではない」

    「僕は大丈夫だし、結局、それが最も重要なことだ。でも、とても良いスタートを切っていたので、当然ながら、とてもがっかりした」

    残りのスプリントでは大きなアクションはほとんどなく、ドライバーはオーバーテイクは難しいと感じていた。それを考えると、特にピットレーンからのスタートを覚悟しているピエール・ガスリーにとっては、レースでは難しいものになるが、それでも目標はポイントだと語る。

    「それが目標だ」とピエール・ガスリーは語った。

    「P14、P11、P12、P18 – ゼロポイントなので同じことだ。明日は少なくともポイントを獲得するためにできる限りのことをする」

    「残念ながら、オーバーテイクは1回も目にしていないけど、今夜スプリントを見て、何が起こったのかを確認しようと思う。でも、オーバーテイクは本当に難しいように思えたので、その理由と、何ができるのかを理解する必要がある」

    「おそらく明日はピットレーンからスタートするので、はるかに長いレースになるだろう。全てを取り戻せるよう頑張るよ」

  • 角田裕毅、1周目に接触事故「フラストレーションの溜まる一日」

    角田裕毅、1周目に接触事故「フラストレーションの溜まる一日」

    アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は、2021年F1イタリアGPのスプリント予選を16位で終えた。

    17番グリッドの角田裕毅は、スタート直後にロバート・クビサ(アルファロメオ)と接触してフロントウイングを破損。ピットに戻って交換したため、最後尾から挽回を期す形となる。

    ソフトタイヤでスタートした角田裕毅は、この利点を活かし、8周目のタン1でニキータ・マゼピン(ハース)をオーバーテイクする。

    ここからさらに16番手までポジションを上げた角田裕毅は、明日のレースで15番グリッドからのスタートとなる。なお、このレース中に記録した最高速356km/hが、全体で最速となった。

    「フラストレーションの溜まる一日でした」と角田裕毅はコメント。

    「かなりいいスタートが決まり、いくつかポジションを上げてターン4へ入りましたが、クビサ選手と接触してフロントウイングにダメージを負ってしまいました。その交換のためにピットインした後は、挽回するドライビングができたと思いますし、順位を上げられました」

    「マシンの感触はよく、ペースもかなりよかったです。ソフトタイヤでのチャンスを最大に活かせたので、この経験を明日のレースにもつなげたいです。厳しい戦いになると思いますが、ポイントを目指して順位を上げることが目標です」

    角田裕毅 アルファタウリ・ホンダ 2021年 F1イタリアGP スプリント予選