カテゴリー: ホンダF1

  • アルファタウリ・ホンダF1代表 「角田裕毅にとって大きなラーニングプロセス」

    アルファタウリ・ホンダF1代表 「角田裕毅にとって大きなラーニングプロセス」

    アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストが、2021年F1トルコGPの決勝レースを振り返った。

    ウェットコンディションとなったF1トルコGPで、アルファタウリ・ホンダF1が、ピエール・ガスリーが6位入賞。角田裕毅は、序盤にルイス・ハハミルトンを抑える走りをみせたが、その後、スピンを喫したことが響き、14位でレースを終えた。

    「ここトルコでは、とても上出来な週末となった」とフランツ・トストはコメント。

    「昨日は両マシンともに予選をトップ10以内でフィニッシュし、ピエールは今日のレースをハミルトンのペナルティにより4位でスタート、裕毅は9位スタートのポジションとなった」

    「残念なことにピエールはターン1でアロンソと接触してしまい、5秒のペナルティを課せられ、最初のピットストップを余儀なくされた。しかし、彼はそのあと7秒差で後ろにいたノリスを抑え6番手をキープしてくれた。ピットストップ後、彼は6位を守りきり、今日の難しいコンディションにも関わらず素晴らしい仕事をしてくれた」

    「ドライバーたちにここまで多くのラップ数をインターミディエイトで走ってもらったのは今日が初めてだったので、タイヤがどれほど保つのかや、どれほど機能しているのか、エンジニアサイドの誰も分かっていなかった。そのためいつピットへ呼ぶのかの判断が難しかっただ。しかし、我々の戦略チームは良い仕事をしてくれたと思うし、特にピエールは正確なタイミングでストップをしてくれた」

    「また、裕毅も良いスタートを切った後すぐさま8番手を獲得し、そして長い間後ろにいるハミルトンを抑えて走るという素晴らしいパフォーマンスを披露してくれた。その後は不運なことにスピンをし、14位になってしまった。彼はウェットの中を走る経験がそこまで多くないので、これは彼にとって大きなラーニングプロセスになったと思うし、インターミディエイトの働きや、こういったコンディションの中でのマシンに関しての理解が深まったと思う」

    「概して、チームは今週最高のパフォーマンスを見せ、ポイントを獲得してコンストラクターズチャンピオンシップの5位争いに貢献してくれた。次戦のアメリカを楽しみにしている」

  • 角田裕毅 「ハミルトンを抑えてフェルスタッペンの助けになりたかった」

    角田裕毅 「ハミルトンを抑えてフェルスタッペンの助けになりたかった」

    角田裕毅は、F1トルコGPの決勝でホンダドライバーとしてルイス・ハミルトンをできるだけ長く抑え込んで、マックス・フェルスタッペンが勝つことを望んでいたと語る。

    同じホンダF1エンジンを搭載するレッドブル・レーシングの姉妹チームのドライバーを務める角田裕毅は、レース序盤に8周にわたってルイス・ハミルトンを抑える走りをみせた。

    ルイス・ハミルトンとのバトルを楽しんだかと質問された角田裕毅は「正直、あまり気にしていませんでした」と語る。

    「マックスに勝てほしかった。レッドブルとホンダのラストイヤーの年でもありますしね」

    「ルイスをできるだけ抑えようとしました。何周というのはないですけど。もっと抑えたかったですが、できませんでした」

    「8周だけでは不十分です。20周は抑え込みたかった」

    角田裕毅は9番手からレースをスタートして、ポイント獲得を望んでいたが、21周目にスピンを喫したことが響き、14位でフィニッシュした。

    角田裕毅は、ルイス・ハミルトンとのバトルでタイヤを使い過ぎたと語る。

    「ハミルトンとの戦いの早い段階でタイヤを使い過ぎました。その後、ペースを維持するのは本当に大変でした」と角田裕毅は語る。

    「ミラーが汚れていて、何も見えませんでした。後ろにマシンがいると思っていたので、プッシュし続けてスピンし、レースを台無しにしてしまいました」

    「スピンによって、レース全体を台無しにしてしまったので、それは残念です。ポイントを獲得することができたはずですし、本当に残念です」

    先週末は、本来ならば、鈴鹿サーキットで日本のファンの前でF1日本GPを戦っているはずだった。

    「日本のファンの前でスピンしなくて済んだと考えれば、ポジティブかもしれませんけどね」と角田裕毅は冗談交じりに語った。

    「いずれにせよ、今後は絶対にこういったことは避けなければならないと思っています」

  • レッドブルF1首脳 「メルセデスの直線スピードはまるでDRSオープン状態」

    レッドブルF1首脳 「メルセデスの直線スピードはまるでDRSオープン状態」

    レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、メルセデスF1のトルコGPの印象的な挑戦スピードは、まるでレース全体でDRSをオープンにした状態で走っているかのようなだったと語る。

    レッドブル・ホンダF1は、イスタンブール・パークで勝利をかけてメルセデスに脅威を与えることができず、バルテリ・ボッタスがマックス・フェルスタッペンを寄せ付けずに今シーズン初勝利を挙げた。

    当初から、レッドブル・ホンダF1は、トルコでのメルセデスの優位性を予想していたが、それでもW12のストレートでの速さは、レッドブル陣営を再び困惑させた。

    「メルセデスはストレートでとても速いので、我々は何かを考えなければならない」とヘルムート・マルコはオーストリアの放送局ORFに語った。

    「ここでは、まるでDRSを使ってドライブしているときのように、時速15km近く速かった。シルバーストン以降、このような感じだし、ギャップが大きくなっているだけだ」

    「それがエンジンの優位性なのか、そして、我々がそれに対して何ができるかは分からない。シャシーをさらに最適化して、どうにかして再びバランスを取り直す必要がある」

    レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、日曜日のF1トルコGPのレース後、ヘルムート・マルコの懸念を繰り返し、7月のシルバーストン以降のメルセデスのストレートスピードには「何か奇妙な」ことがあったと述べた。

    8月、レッドブルF1は、FIA(国際自動車連盟)にメルセデスのF1パワーユニットに搭載されているインレットプレナムの温度を記録するセンサーに関して問い合わせを送信した。低温と高密度酸素の組み合わせによって、より高い燃焼レベルを生み出している可能性を疑った。

    「すべてのチームがそうであるように、我々はいくつかの質問を提起した」とクリスチャン・ホーナーは Sky Sports F1 に語った。

    「ちなみに、レッドブルだけでなく、他のメーカーも質問を投げかけていた」

    「それらを取り締まるために調査するかはFIA次第だが、DRSをオープンにしたときに、よりも速い直線スピードを得らられているのは、かなり印象的だ」

    「これらのことを引き続き検討するかどうかはFIA次第だ」

    「我々はもう少し直線スピードを見つけなければならない。彼らは異なるダウンフォース構成を走らせていたのかもしれないが、我々はある程度のスピードを見つけなければならない」

    「今後、我々に適していることが期待されるトラックがいくつか登場するが、オースティンはハミルトンのテリトリーであることを分かっているので、我々はベストを尽くさなければならないだろう」

  • アロンソ 「フェルスタッペンのF1タイトル獲得に手を貸す気はない」

    アロンソ 「フェルスタッペンのF1タイトル獲得に手を貸す気はない」

    フェルナンド・アロンソは、F1トルコGPでマックス・フェルスタッペンを援護してほしいというレッドブルF1首脳からの誘いを丁寧に断った。

    レース前、レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、マックス・フェルスタッペンのライバルであるルイス・ハミルトンがグリッドペナルティから挽回する際に何人かのドライバーをオーバーテイクするのに苦労することを期待していると語った。

    中でもフェルナンド・アロンソには、最も期待しているとヘルムート・マルコは語った。

    「ブダペストでも見たように、アロンソがハミルトンの大ファンではないことを我々は知っている」とヘルムート・マルコは語った。

    その発言について質問された2度のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソは「今朝それを読んだよ」とコメント。

    「でも、僕はいつも自分のレースしている。確かにハンガリーではハミルトンと戦うことができた。でも、それは主にトラックによるものだった。通常、メルセデスとレッドブルは速すぎる」

    「ボッタスが最後尾からスタートして、それでも表彰台を獲得したモンツァを見てみればいい。もちろん、僕は優れたドライバーたちと戦うのは好きだけど、レッドブルは、今シーズン、自分たちで戦わなければならないと思う」

  • セルジオ・ペレス、フェルスタッペンに「テキーラ2杯おごりで!」

    セルジオ・ペレス、フェルスタッペンに「テキーラ2杯おごりで!」

    レッドブル・ホンダF1のセルジオ・ペレスは、F1トルコGPの決勝でルイス・ハミルトンを白熱の攻防で抑えたことで、2位表彰台を獲得したマックス・フェルスタッペンに「テキーラ2杯」の貸しを作ったと冗談交じりに語った。

    F1トルコGPでマックス・フェルスタッペンのライバルであるルイス・ハミルトンは、エンジン交換によるペナルティで11番グリッドからスタートしたが、トリッキーなウエットコンディションでも間違いなく最速のマシンであり、すぐに表彰台を狙えるポジションまで順位をあげた。

    しかし、セルジオ・ペレスは、ルイス・ハミルトンの進撃を許さず、マックス・フェルスタッペンにピットストップのためのクッションを作った。

    ルイス・ハミルトンは、34周目のターン12のブレーキングでセルジオ・ペレスと並びかけるが、ペレスは一歩も退かず、次の3つのコーナーでサイド・バイ・サイドのバトルを展開。ピットエントリーのボラードの外まで押し出されるも、抜き返す力強い走りで順位を守った。

    セルジオ・ペレスは、2位のマックス・フェルウタッペンに次ぐ3位で表彰台を獲得したが、ルイス・ハミルトンは残り8周で新品のインターミディエイトタイヤに交換するためにピットインして5位デレースを終えた。

    この結果、マックス・フェルスタッペンは、ルイス・ハミルトンに6ポイントのリードを築いてドライバーズ選手権の首位に返り咲いた。

    セルジオ・ペレスは、その報酬をマックス・フェルスタッペンから受け取らなければならないと語る。

    「君は僕にテキーラを2~3借りている!」とセルジオ・ペレスは、マックス・フェルスタッペンに語った。

    「メキシコで奢るよ。週末の前がいい? 後がいい?」とのフェルスタッペンの問いに「後がいいね!」とペレスは語った。

    セルジオ・ペレスは、インターミディエイトが激しく劣化している最悪なタイミングでルイス・ハミルトンに仕掛けられたが、彼を抑えることが「非常に重要」であることは分かっており、仕事を成し遂げて「生き残った」と語った。

    「ルイスが迫ってきたとき、僕はレースの最悪のフェーズにあったと思う。大規模な劣化に見舞われていたし、彼を守るのはかなり大変だった」とセルジオ・ペレスは説明した。

    「その時点で、ルイスはトラックで最速のクルマだったと思う。おそらく、僕は最も遅いクルマの一台だったし、本当にタイヤが劣化していた」

    「その時点で彼を抑えて、生き残ることが重要だった。僕たちのレースにとって彼を抑えることが非常に重要だった」

    「彼はすでに先行していたけど、ターン1に良いショットを放って、なんとか生き残った。ウェットパッチを通過し、クルマがにっちもさっちもいかなくなったけどね。本当に楽しい戦いだった」

  • ホンダF1:2021年 第16戦 F1トルコGP 決勝レポート

    ホンダF1:2021年 第16戦 F1トルコGP 決勝レポート

    F1トルコGPの決勝はウエットコンディションによって、ミスの許されない戦いとなりましたが、レッドブル・レーシング・ホンダ、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダともにレースを上手くマネージし、3台がトップ6入りを果たした。

    スタート前の霧雨は落ち着いたものの、雨が完全に止むことはなく、曇り空と低気温によって路面が乾かないままで各車がグリッドに並ぶこととなった。

    このため、スタートには全車がインターミディエイトタイヤを選択。マックス・フェルスタッペンはフロントローの2番手、ピエール・ガスリーが4番手、セルジオ・ペレスが6番手、角田裕毅は9番手からのスタートとなった。

    ターン1でフェルスタッペンが順位をキープする一方、ペレスは4番手までポジションアップ。ガスリーはペレスとフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)に挟まれる形となって、外側にいたアロンソに接触。アロンソがスピンを喫し、ガスリーにはこの原因を作ったとして5秒のタイムペナルティーが科された。

    角田は順調なスタートを見せると、背後に迫るルイス・ハミルトン(メルセデス)を数周にわたって抑え続け、最終的にオーバーテイクを許したものの、見事なバトルを展開する。しかし、22周目にターン9でスピンを喫し、トップ10圏外へ順位を落としてしまった。

    2番手を走行していたフェルスタッペンは、タイヤをいたわりながらも、首位を走るバルテリ・ボッタス(メルセデス)との差を詰めようとするが、なかなか近づけない展開に。しかし、後方のシャルル・ルクレール(フェラーリ)には大きく差を広げ、順位を盤石なものとする。

    各車ともにドライタイヤで走行できるコンディションが訪れる可能性を考慮したことで、レースは膠着状態となり、フェルスタッペンが2番手、ペレスが4番手、ガスリーが6番手となったまま順位に変動が見られなくなってくる。その後、路面状況が改善する見込みがなくなると、ペースを上げたペレスだったが、後方から迫ってくるハミルトンとサイド・バイ・サイドの争いになり、前を行かれても抜き返す力強い走りで順位を守る。

    角田は35周目にピットインして、再びインターミディエイトタイヤを装着。フェルスタッペンがその次の周、ペレスはさらにその翌周にインターミディエイトタイヤを履き替える。ガスリーも39周目にピットへ入り、ペナルティーを消化した上でタイヤを替えて、6番手でレースへ復帰した。

    その後、タイヤを交換せずにフィニッシュまで走りきろうとするハミルトンとルクレールが、5番手にいたペレスの前方につけるが、終盤で両者ともにピットイン。ハミルトンはペレスの後方でコースに戻り、ペレスは目の前でレースに復帰したルクレールをターン12でオーバーテイクして3番手を手に入れる。

    レースはこのままチェッカーフラッグを迎え、日本GP仕様の特別カラーリングで戦ったレッドブル・レーシング・ホンダがダブル表彰台でフィニッシュ。ガスリーは6位となり、この6戦で4度目のトップ6フィニッシュを果たした。

    この結果、フェルスタッペンが再びドライバーズチャンピオンシップの首位に立ち、残り6戦時点で6ポイント差のリードとなった。

    次戦は2週間後の10月24日(日)決勝のアメリカGP。時差の関係で、日本では月曜日早朝のスタートとなる。

    田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日のトルコGP決勝は、フェルスタッペン選手が2位、ペレス選手が3位に入り、レッドブル・レーシング・ホンダがダブル表彰台を獲得できました。優勝を逃したことは残念ですが、今週末のメルセデスの速さを考えると、我々としては、持てるパフォーマンスを最大限に発揮していいレース結果を得ることができたと思います。フェルスタッペン選手はいつも通り安定した走りで2位を堅持しました。ペレス選手もタイヤを上手くマネージして前車をパスし、スタートポジションから一つ上げて3位となり、フェルスタッペン選手と揃って表彰台に登りました。今後のチャンピオンシップを考慮しても、意味のある結果になったと思います。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダはガスリー選手が6位と、残念なレースが続いたここ数戦から挽回するパフォーマンスを見せてくれました。角田選手は小さなミスからポジションを落として入賞圏外に終わったことは残念でしたが、序盤にハミルトン選手を後ろに抑え続け、いい走りを見せてくれました。今週は、本来日本GPが行われるはずだった週末ということで、2つのチームとともに士気高く臨みました。優勝は逃しましたが、ダブル表彰台を獲得し、ドライバーズチャンピオンシップでもトップを取り戻せたことは、日本で応援してくれているファンの皆さんにも喜んでもらえる結果になったかなと思っています。これで残すはアメリカ大陸と中東での6戦のみになりました。最高の形でシーズンを終えられるよう、ここからも全力でレースに挑んでいきます」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング・ホンダ)
    「今日は2位と3位でフィニッシュできて、チームとして素晴らしい結果になりました。なかなか動きのないレースになりましたが、妥当な結果になったと思います。タイヤマネージメントが中心のレースになり、最後まで持たせることを目指しましたが、常にハードにプッシュしたいと思っているので、ドライブしていて楽しいレースにはなりませんでした。今日は最大限の成果を得られたと思いますし、ドライバーズチャンピオンシップで再び首位に立てたのもいいことです。マシンにもう少しペースがあればと思いますが、まだ戦いは続くので、プッシュし続けて、今後のレースでどのくらい競争力を発揮できるか見ていきます」

    セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング・ホンダ)
    「簡単なレースではなかったので、今日の表彰台はとても特別なものになります。かなり厳しく、疲れのたまるレースだったので、とてもうれしいです。しばらく表彰台から遠ざかっており、この数戦は手が届いたはずだと思いますが、不運に見舞われました。いいスタートが決まり、フェルナンド(アロンソ)とピエール(ガスリー)の接触があったと思いますが、そのときは僕も含めた3台が並んでいて、上手く切り抜けられるとは思いませんでしたが、結果的に僕にとっていい形になりました。その後、最初のスティントではマシンがあまり快適ではなく、かなり差を付けられてしまいましたが、次のスティントでは適切なタイミングでプッシュすることが重要だったので、チームに表彰台をもたらすためにも経験を活かして走りました。ルイス(ハミルトン)がかなりの速さで差を詰めてきたとき、僕はタイヤに苦しんでいました。彼はいいペースで、パスされるかもしれないと思いましたが、いいバトルができて順位を守れました。ルイスはトップドライバーなので、彼とレースをするのは楽しいです。ポディウムに立ったときに、グランドスタンドに多くのメキシコ国旗が見えました。母国から遠いトルコでこの光景を見られてうれしかったです。今回のレースから学べることは多くあると思います。チームにとっていい結果になりましたし、オースティンも楽しみです」

    ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
    「またトップ6のポジションに戻ってくることができてとてもうれしいです。今日は、今シーズンのベストパフォーマンスの一つではないかと思いますし、特にこうした難しいコンディションの中で上手くやれました。5秒ペナルティーを受けたにもかかわらず、表彰台圏内から10秒差でフィニッシュできたことはよかったです。スタート直後にセルジオ(ペレス)とフェルナンド(アロンソ)に挟まれ、不運にも接触してしまいました。接触はわずかでしたが、アロンソ選手をスピンさせてしまったので、彼には謝りたいと思います。その後のペースもとてもよかったですし、今週末のマシンパフォーマンスには満足しています。初日から好調だったというのはとてもいい気分です」

    角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
    「今日はトップ10以内でフィニッシュできる位置にいたので、本当に残念です。序盤のハミルトン選手とのバトルでタイヤを使い過ぎたことで、その後はペースを保つのが大変でした。不運にもスピンを喫してしまい、レースが台無しになってしまいました。今日はインターミディエイトタイヤで周回を重ねたことで、学びを大きく深められましたが、チームのチャンピオンシップのために何としてもポイントを獲得したかったので、がっかりしています」

  • マックス・フェルスタッペン 「ピットストップ後に勝利は諦めていた」

    マックス・フェルスタッペン 「ピットストップ後に勝利は諦めていた」

    レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、バルテリ・ボッタス(メルセデス)のパフォーマンス上の大きなアドバンテージによって、ピットストップを行った後、F1トルコGPでの勝利は諦めていたことを明らかにした。

    マックス・フェルスタッペンは、レースのスタートでバルテリ・ボッタスに次ぐ2位を維持し、数秒遅れで落ち着いた。37周目に新しいインタミディエイトに交換するためにピットインしたときにはボッタスとの差は6秒に広がっていた。

    メルセデスは、アンダーカットの脅威をカバーするために、1周後にバルテリ・ボッタスをピットに入れている。

    バルテリ・ボッタスはアドバンテージを拡大し、マックス・フェルスタッペンはF1トルコGPを2位でフィニッシュ。その結果、ドライバーズチャンピオンシップのリードを取り戻した。

    「第1スティントで少し経った後、彼が速すぎること分かった」とマックス・フェルスタッペンは Sky Sports F1 に語った。

    「ある時点でギャップは少し縮まったけど、彼は再び引き離した」

    「タイヤがなくなったので、ちょっと待ってみた。後ろのシャルル(ルクレール)もかなり速かったし、ピットインしたら基本的に最後まで走るだけだった。ペースがないことは分かっていたし、タイヤが最後に向かってより良い状態になるだけだったので、トラブルに見舞われることはなかった」

    マックス・フェルスタッペンはレース中にギアシフト関連の問題を訴えていたが、それがイスタンブール・パークでの彼のパフォーマンスに影響を与えなかったことを確認した。

    「ギアシフトの問題はなかった。ギア数の横にメッセージが表示されていた。1つセッティグを変更したら、それはなくなった。パフォーマンスが制限されることはなかった」とマックス・フェルスタッペンは付け加えた。

    「タイヤを最後まで走らせるためにペースを管理するだけだった。できる限りうまくやろうとしていた。メルセデスの方がまだその点で良い仕事をしたように思えた。今日のバルテリは特にね」

    「彼を少し追いかけようとしたけど、彼らの方がペースが速かったし、タイヤのケアも僕たちよりも上手に行っていた。全体的に僕たちが彼らと比べてペースが遅れていた週末に、ここで2位、チェコが3位になったのはチームとして素晴らしい結果だ」

  • ホンダF1 田辺豊治TD 「ハミルトンを抑えた角田裕毅はいい走りだった」

    ホンダF1 田辺豊治TD 「ハミルトンを抑えた角田裕毅はいい走りだった」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1トルコGP後の記者会見で週末を改めて振り返った。

    F1トルコGPでは、F1日本GP仕様の特別カラーリングで戦ったレッドブル・ホンダがダブル表彰台でフィニッシュ。ガスリーは6位となり、この6戦で4度目のトップ6フィニッシュを果たした。

    この結果、マックス・フェルスタッペンが再びドライバーズチャンピオンシップの首位に立ち、残り6戦時点で6ポイント差のリードとなった。

    「優勝を逃したのは残念ですが、金曜、予選とメルセデスの速さには追いつかない中で、我々が持つ速さを最大限発揮できたレースになったと思います」と田辺豊治はコメント。

    「ホンダF1としては、4台が完走して、2台が表彰台、3台がポイント獲得、そして、フェルスタッペン選手がポイントリーダーに返り咲いたという意味ではいいレースになりましたし、レッドブルのコンストラクタータイトルもまだまだ十分狙っていけると思っています。この先、アメリカ、中東へと向かうなかで、いい流れにあると思っています」

    今回、角田裕毅はポイントを獲得できなかったが、序盤にルイス・ハミルトンを抑えた走りを田辺豊治は称賛する。

    「今週のパフォーマンスを考えると、予選でメルセデスが1-2、そして、(ルイス・ハミルトンが)11番グリッドから5位に上がる結果から考えると、彼らがポテンシャルの高いクルマを用意してきたと言えます」と田辺豊治はコメント。

    「その意味で、序盤に角田選手が8周ほどハミルトン選手を抑えたのはいい走りをしてくれていたと思います」

    「ハミルトン選手が角田選手をパスしたあと、さらにその前を抜いていったことを考えると、彼らのパフォーマンスは高かった。それに対してちゃんとマネージして2位を取れたことは重みがあると思います」

    メルセデスは、ルイス・ハミルトンのエンジンを交換した理由として、フレッシュなエンジンで馬力があると説明している。ホンダとして、今後どのようなエンジン戦略を採っていくのか。

    「我々のエンジンも当然、使い込めば劣化はありますし、その辺りをマネージしながら使っていくという状況になっています。しかし、10グリッドペナルティをとってまで交換した方が得ということはないと思います」

  • レッドブルF1代表 「我々の目にはハミルトンのタイヤは危険に見えていた」

    レッドブルF1代表 「我々の目にはハミルトンのタイヤは危険に見えていた」

    レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1トルコGPの決勝でのルイス・ハミルトンの1セット目のインターミディエイトタイヤが終盤に向かって「危険」に見えていたと語る。

    PU交換ペナルティによって11番グリッドから挽回を目指したルイス・ハミルトンは、一時3番手まで順位を上げたが、メルセデスF1は最終的に残り8周でハミルトンに新しいインターを履かせることを決断。ハミルトンは5位でレースを終えた。

    チームは42周目にルイス・ハミルトンにピットインをコールしたが、その時はハミルトンが拒否し、チームもそれを受け入れた。

    だが、ルイス・ハミルトンは、チームの優柔不断な決断にフラストレーションを露わにしている。

    「後から考えると、ステイアウトするか、8周早く入るべきだったかもしれない」とルイス・ハミルトンはコメント。

    残り8周で入って、乾いているトラックでインターミディエイトのグレイニングフェーズを乗り越える時間がなかったし、そこからスライディングフェーズ全体を経験して、もっと多くのポジションを失いかけていた。ちょっとフラストレーションを感じるけど、仕方ない」

    ライバルであるレッドブルF1のクリスチャン・ホーナーは、ルイス・ハミルトンのタイヤが「危険」に見えており、少し心配していたと語る。

    「ある時点で、皆さんは彼が最後まで走り切るかもしれないと考えたかもしれないが、我々の目にはタイヤは危険に映っていたし、彼がピットストップしなければならないのは必然だった」とクリスチャン・ホーナーは Sky Sports F1 に語った。

    「彼らがピットに入った時点で、それは我々にとって最大のアドバンテージだった。その時点でシャルルもタイヤがオーバーヒートしていて、ブリスターもかなり酷く、ペースを失っていた」

    「我々にとってチェコがピットに入れたことが重要な瞬間だった。ルイスを抑え続けさせることもできたが、トラックポジションを重視して彼をピットに入れることに決めた。そのタイヤがレースの最後まで持つとは思っていなかったからね」

  • レッドブル・ホンダF1:“ホンダ連合”でダメージリミテーション

    レッドブル・ホンダF1:“ホンダ連合”でダメージリミテーション

    レッドブル・ホンダF1は、メルセデスが優勢だったF1トルコGPでホンダのF1エンジンを搭載するアルファタウリ・ホンダを加えた4台がそれぞれの役割を果たし、マックス・フェルスタッペンが2位表彰台とチャンピオンシップ首位奪還を援護射撃した。

    イスタンブール・パークで、レッドブル・ホンダはペース面ではメルセデスに歯が立たなかった。予選でマックス・フェルスタッペンは、0.328秒をつけられ、週末を通してルイス・ハミルトンのタイムを上回ることができなかった。

    レースでもペース面でそれは変わらなかった。マックス・フェルスタッペンは、優勝したバルテリ・ボッタスに脅威を与えることができなかった。

    それでも、ライバルであるルイス・ハミルトンが、エンジン交換で10グリッド降格という絶好の機会に最大限のポイントを加算することができた。

    それには、ホンダF1エンジンを搭載する4台がそれぞれで多くな役割を果たした。

    まずはアルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅。2周目にルイス・ハミルトンの背後に迫られた角田裕毅だったが、そこから5周にわたってハミルトンを抑え、他のホンダF1ドライバーよりも粘りをみせた。その後、スピンを喫して入賞を逃したが、その後のレース展開に重要となった第1のクッションの役割を見事に果たした。

    第2の矢となったのはアルファタウリ・ホンダはピエール・ガスリー。14周目の攻防ではあっさりと抜かれてしまったが、39周目にピットインして6番手でコースに復帰すると素晴らしいペースを発揮。タイヤ無交換で乗り切ろうとしていたルイス・ハミルトンに脅威を与え、ピットインさせるきっかけと一つとなった。

    第3の矢はセルジオ・ペレスだ。35周目に後方から迫ってくるルイス・ハミルトンとサイド・バイ・サイドの争いになり、前を行かれても抜き返す力強い走りで順位を死守。36周目にピットインしたマックス・フェルスタッペンが二人の前に出るためのクッション役となった。その後、シャルル・ルクレールをターン12でオーバーテイクして3位表彰台を獲得。ホンダのための限定カラーでダブル表彰台を実現させた。

    レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーも、セルジオ・ペレスの働きを称賛する。

    「今日のレースの決め手になったのは、チェコのピットインだ。チェコをステイアウトさせてルイスを抑え続けても良かったが、ピットインさせた。なぜなら、ルイスのタイヤが最後まで持つとは思っていなかったからだ」

    「今日のチェコは素晴らしい仕事をしてくれた。マックスと同じくらいルイスとハードにレースして、ホイール・トゥ・ホイールのバトルを見せてくれた。途中でピットレーンに追いやられてしまったが、そのあとのホームストレートで食らいつき、最後は前に出てくれた。

    本来ならば、鈴鹿サーキットでF1日本GPが開催されていた週末。日本のファンの想いをのせて、ホンダF1エンジン勢は素晴らしい戦いで感謝の意を示した。