カテゴリー: ホンダF1

  • 角田裕毅 「ブラジルは初訪問だがマシンへの自信は深まっている」

    角田裕毅 「ブラジルは初訪問だがマシンへの自信は深まっている」

    アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅が、2021年 第19戦 F1サンパウロGP(F1ブラジルGP)への意気込みを語った

    インテルラゴス初走行となる角田裕毅にとって、スプリント予選が導入されるF1サウンパウロGPは追加の挑戦となるが、ここまで3戦連続でQ3進出を果たしており、マシンへの自信は高まっていると語る。

    メキシコGPのレースは1周目で終わってしまいましたが、日曜までのパフォーマンスは今季一番とも言えるものだと感じています。3戦連続でQ3進出を果たし、レースウイークを通じてペースはよかったですし、マシンへの自信も深めていくことができました。初めてのメキシコでしたが、がっかりするようなことはなく、素晴らしい経験になりました。ファンの皆さんはすごく情熱的で、会うことができてとてもよかったです」と角田裕毅。

    「そして、このブラジル・サンパウロも初めての地です。コースを走ったことがない上に、今回はスプリント予選フォーマットで行われるので、予選前に初コースを習熟する機会は1時間のフリー走行しかありません。ただ、これまで2回開催され、僕も経験を積んでマシンへの自信も深まっているので、何が起きるか、どう対処するのがベストなのは分かっています」

  • マックス・フェルスタッペン、2021年F1シーズンの最多勝利獲得が確定

    マックス・フェルスタッペン、2021年F1シーズンの最多勝利獲得が確定

    F1メキシコGPで今季9勝目を挙げたマックス・フェルスタッペンは、2021年F1シーズンの最多勝利の称号を手にすることが確定した。

    2014年にF1にV6ターボハイブリッドが導入されて以来、全シーズンでルイス・ハミルトンが最も多くのウィナーとなっている。今年も残りのレースですべて勝てば、フェルスタッペンの9勝に並ぶことはできるが、超えることはできない。この先、フェルスタッペンが1勝でも挙げることができれば、単独でシーズン最多ウィナーとなる。

    ちなみに、最近のポイントシステムでシーズン最多勝利を挙げてタイトルを獲得できなかったのは、2018年のフェリペ・マッサ(フェラーリ/6勝)、2016年のルイス・ハミルトン(メルセデス/10勝)となっている。

    F1メキシコGPでは『19』という数字が重要となった。マックス・フェルスタッペンはキャリア通算19勝目、バルテリ・ボッタスは通算19回目のポールポジション、そして、19回目のファステストラップを記録した。

    バルテリ・ボッタスは、F1ワールドチャンピオンを獲得したことのないドライバーでなかで、ルネ・アルヌーの合計18回を超えて最多ポールポジション獲得者となった。ルネ・アルヌーのベストチャンピオンシップポジションは1983年の3位だったが、バルテリ・ボッタスは2回のランキング2位を記録している。

    また、バルテリ・ボッタスは、トップ10圏外でフィニッシュしたため、ボーナスポイントを獲得しなかったものの、レースのファステストラップを記録した。これでスターリング・モスと、マーク・ウェバー、デイモン・ヒルとアイルトン・セナの回数と並んだ。

    メキシコでの21回目のF1レースでは、同国のドライバーが初めて表彰台を獲得した。セルジオ・ペレスは3位を獲得した。彼のチームメイトであるマックス・フェルスタッペンは、ザントフォールトで母国で表彰台に立った最初のオランダ人ドライバーになった。

    母国ドライバーが表彰台に上がったことのある国の数はいくつか? 19だ。しかし、それはそれほど単純ではない。

    ダニエル・リカルドは、2014年にオースラリアで表彰台に上がった唯一のオーストラリア人ドライバーとなったが、その後、燃料流量違反のために2位から失格となった。そのため、記録によれば、ホームレースでトップ3に分類されたのは18人のドライバーだけだ。

    レッドブルのコンストラクターズトロフィーを授与するために最高技術責任者のエイドリアン・ニューウェイが表彰台に立った。このレースは、ニューウェイがデザインしたウィリアムズ・ルノー FW14
    でリカルド・パトレーゼが1991年にエルマノス・ロドリゲス・サーキットで勝利を挙げてから30周年となる。

    セルジオ・ペレスはまた、メキシコでホームレースをリードした最初のメキシコ人ドライバーになった。彼は6周にわたってトップを走った。しかし、ペレスは他のどのドライバーよりもチームメイトの前を走ったラップ数が少ない。マックス・フェルスタッペンと同時にコース上にいたすべてのラップで先行したのはわずか9.4%だ。レッドブルがマックス・フェルスタッペンを勝たせるためにチームオーダーを発令する可能性についてあまり心配していなかったのも不思議ではない。

  • ロス・ブラウン 「フェルスタッペンにミハエル・シューマッハを見た」

    ロス・ブラウン 「フェルスタッペンにミハエル・シューマッハを見た」

    F1のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、F1メキシコGPで勝利を挙げたマックス・フェルスタッペンに7回のF1ワールドチャンピオンであるミハエル・シューマッハを重ね合わせた。

    マックス・フェルスタッペンは、ルイス・ハミルトンと寄せ付けない圧倒的な走りで16秒以上の差をつけてフィニッシュ。今季9諸目を上げたフェルスタッペンは、残り4戦でハミルトンとの差を19ポイントに拡大した。

    マックス・フェルスタッペンは、スタートでメルセデスの2台をアウトサイドで見事なレイトブレーキングで抜き去った。

    その走りは、ロス・ブラウンは、ミハエル・シューマッハとマックス・フェルスタッペンの比較を引き出した。

    「マックスはミスを犯さなかった。印象的なパフォーマンスだった。ドライバー・オブ・ザイ・デイのに感動的な投票を得たのはチェコ(ペレス)だが、私としては、最初のコーナーでの彼のコントロール、セーフティカーのリスタートをいかに完璧など実現したか、そして、その後誰も近づけなかったマックスに入れなければならない」

    「レッドブルのボス、クリスチャン・ホーナーは、レース後、マックスがスタートで使用できる可能性のある戦略を評価することに多くの時間を費やしたと語っていた。それはミハエル・シューマッハが週末のレース前の木曜日にトラックを歩いていたことを思い出させる」

    「状況が不利な場合、彼はコーナーを見て、脱出ルートをチェックしていた。そうすることで、彼は大胆な動きから安全に逃げ、その動きをより自信を持ってできるかどうかを把握していた。マックスはメキシコで最初のコーナーを非常にうまく吟味し、自信を持ってそれを成功させた」

    また、ザク・ブラウンは、3戦連続で表彰台を獲得したセルジオ・ペレスがレッドブル・ホンダでの生活にいかにうまく適応しているかを称賛した。

    「レッドブルでのチェコは少し苦労していたので少し心配だったが、典型的なスタイルで、彼はRB16を乗りこなすために何をしなければならないかに真剣にとりかかり、考え出した」

    「彼は慌てず、深く掘り下げ、エンジニアと協力してマシンをより快適にした。チェコは現在、レッドブルが彼と契約したときに望んでいた仕事をしている」

  • マックス・フェルスタッペン、メルセデスのボッタス批判は「薄っぺらい」

    マックス・フェルスタッペン、メルセデスのボッタス批判は「薄っぺらい」

    レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、F1メキシコGPでのバルテリ・ボッタスのドライビングに対するトト・ヴォルフの批判は“非常に薄っぺらい”ものだと感じている。

    F1メキシコGPでポールポジションを獲得したバルテリ・ボッタスだが、スタートでマックス・フェルスタッペンを抑えることができず、アウトサイドからフェルスタッペンの先行を許した。

    レース後、メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフとチームメイトのルイス・ハミルトンの両方がバルテリ・ボッタスに批判的なコメントを残した。ハミルトンはボッタスがフェルスタッペンに対して「明らかにドアを開けたままにしていた」と語り、トト・ヴォルフはあまりに多くのスペースを残していたと述べた。

    トト・ヴォルフは、バルテリ・ボッタスがマックス・フェルスタッペンに残りスペースについて「あれは起こるべきではなかった」と Sky Sports F1 に語った。

    「我々は前に2台のマシンがいたが、マックスがアウトサイドに出るための航路を開いたようなものだった」

    「その後のスピンはあったが、それでも3位または4位であった可能性がある。ポイントを完全に装置つしたことは控えめに言っても腹立たしい」

    独走で優勝したマックス・フェルスタッペンは、バルテリ・ボッタスがそれほど悪いことはしていなかったと擁護した。

    実際、バルテリ・ボッタスに対するトト・ヴォルフの批判は「非常に薄っぺらい」ものだ語り、彼が何について話しているのかさえわからないと語った。

    「車幅分のスペースを残していなければ、ボッタスははペナルティを受けたであろう」とマックス・フェルスタッペンは De Telegraaf 語ったデ・テレグラーフを。

    「トトが何を話しているのか分からない。バルテリのせいにするのは簡単だが、とても薄っぺらいと思う」

  • ピエール・ガスリー 「2022年F1マシンは視界に好ましくない問題がある」

    ピエール・ガスリー 「2022年F1マシンは視界に好ましくない問題がある」

    アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、シミュレーターで2022年F1マシンをテストに視界に好ましくないいくつかの問題を発見したと語る。

    2022年は広範囲にわたるレギュレーション変更が行われ、F1マシンは多くのマシンで今年のマシンとは大聞く異なる。ドライバーは、シミュレーターで次世代F1マシンを経験し始めており、プレシーズンテスト前の開発を支援し、感触を掴んでいる。

    ピエール・ガスリーもアルファタウリ・ホンダで『AT03』と名付けられる予定の2022年F1マシンをテスト。マシンの新しい形状は前部の視認性にいくつか問題を引き起こすかもしれないと語る。

    「主に視認性の点で、大きなタイヤ、それれにフロントカバーでもかなり異なる。あまり好きではない」とピエール・ガスリーは語った。

    「でも、僕たちはそれに慣れる必要があると思う。シャシーとタイヤの間、シャシー間とウィッシュボーンのすぐ上に見えるものをカバーのようなものがある」

    「特にコーナーを見ていると、実際にマンンを配置するための視界が失われる。これまでとは異なるリファレンスを取る必要があると思う」

    「つまり、それは誰にとっても同じだろう。少し違うだけだ。視認性が低下しているため、あまり良くないけど、僕たちは対処していく」

    F1レギュレーションの変更により、すべてのチームがゼロから始めることを余儀なくされ、予算上限が実装されていることも相まって、現在の勢力図の下位にいるチームは、それを利用して順位を上げようと考えている。

    ピエール・ガスリーは、ライバルがどのように進んでいるのかわからないため、アルファタウリにそうできるかどうかはわからないが、チームが行っている仕事には満足していると語る。

    「明らかにかなり進化している」とピエール・ガスリーは語った。

    「特に、この非常に激しいカレンダーを考えればね。2~3週間後にシムに戻るまでに、すでにマシンはかなり変わっている」

    「一般的に、僕たちは自分たちがしていることに非常に満足していると思う。でも、リファレンスはない。だから、彼らが見つけているのは明らかに開発の観点からだ」

    「僕たちは改善していることを知っているけど、僕たちがはるかに遅れているか同じレベルであるかどうかは、バルセロナに到着するまでわからない。でも、それは明らかに私たちが感じることができる変化だ」

  • レッドブル・ホンダF1分析:ブレーキへの信頼度と路面温度への対応で明暗

    レッドブル・ホンダF1分析:ブレーキへの信頼度と路面温度への対応で明暗

    レッドブル・ホンダF1は、F1メキシコGPの決勝で予選から一転、マックス・フェルスタッペンが独走で優勝を果たした。そこには1コーナーでのメルセデス勢でのブレーキへの信用度の違いと、予選で失敗した路面温度とタイヤへの読みが要因として挙げられる。

    予選でメルセデス勢に先行を許したマックス・フェルスタッペンだが、1コーナーまでのストレートでバルテリ・ボッタスのスリップストリームを使ってアウトサイドでレイトブレーキングをして2台を一気にオーバーテイク。そこからはメルセデスを寄せ付けなかった。

    予選ではメルセデスのエンジンパフォーマンスにブラフを張られたレッドブル・ホンダだったが、決勝ではメルセデスがレッドブルの大きすぎるウイングを読み間違えた。

    そして、1コーナーでは、ブレーキへの信用度の違いが出た。メルセデスの両ドライバーは、ブレーキにあまり自信を持っておらず、マックス・フェルスタッペンよりも20メートル早くブレーキングした。

    ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスはフリー走行でハードタイヤをフラットスポットを作り、走行ランを妥協していた。予選でもルイス・ハミルトンはターン12でボッタスのポールタイムを破ろうとして膨らんでいる。

    「スタートがどのようになるかは実際に練習することはできない。陽になるか、真ん中になるか、右になるかは何が起こる次第だからね」とマックス・フェルスタッペンは語る。

    「でも、僕はアウトサイドにいて、基本的にレーシングラインだったので、ブレーキをかける場所は正確にわかっていた。常にトリッキーだ。特にインサイドは誰も走っていないので完全に汚れている」

    「彼らはアウトサイドのマシンのようにブレーキを遅らせることは決してできない。そして、僕はギリギリのところにあるブレーキをかけている場所を知っていた」

    「出口の白い線に近づいていたことが分かると思う。インサイドの誰かがそこでブレーキをかけるとしたら、彼は間違いなくコースから外れていただろう。僕はそこを目指したし、それがうまくいった」

    メルセデスF1のブレーキには特に問題があるわけではなかった。だが、メキシコシティの薄い空気の中で、メルセデスのマシンには、レッドブルのような垂直荷重がタイヤにかけていなかった。それが週末全体の核心だった。

    「メルセデスのパワーユニットが高度で不足していることはもうないと思う」とレッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは語った。

    「だが、我々のパワーユニットのおかげで、今週末は負けなかった。ブリックスワースは、冷却が確実に行われるようにするために素晴らしい仕事をした」

    2台のマシンの違いはすべてダウンフォースだ。エルマノス・ロドリゲス・サーキットは、モナコのウイングをつけてもモンツァのダウンフォースが少ないと言われている。メルセデスは、レッドブル・ホンダが使用しているほど大きなリアウィングを持っていない。

    メルセデスのロードラッグ特性は、薄い空気のここでは価値が低く、レッドブルのダウンフォースはよりプレミアムだった。レッドブルは速かったが、予選のようにタイヤプリパレーションに失敗することはなかった。

    レッドブルは、おそらくクラックの入ったリアウィングの問題に気を取られており、Q2とQ3の路面温度の上昇は、レッドブルのリアタイヤの温度の上昇には早すぎた。

    メルセデスは、バルテリ・ボッタがスタートで勝つという仮定に基づいて、トウを与えることを防ぐための緩い計画しか立てていなかった。しかし、ボッタスはスタートに失敗し、ルイス・ハミルトンはすぐほぼ前に出た。

    「バルテリのトウを使うことを想像していた」とルイス・ハミルトンは説明する。

    「しかし、彼と並んでしまい、レッドブルが後ろにいるのを防ぐために、トラックの自分の側をカバーした。バルテリは反対側でも同じことをするだろうと思った」

    だが、バルテリ・ボッタスはそれをやらなかった。ボッタスは左側にスペースを残し、マックス・フェルスタッペンのレッドブルを完璧なレーシングラインに乗せた。ボッタスはダニエル・リカルド(マクラーレン)にヒットされてスピン。メルセデスはこの戦略ゲームで使用する2台目のマシンを1コーナーで失った。

    その後はマックス・フェルスタッペンの独走となった。そして、路面温度への対応はレッドブルに軍配があがった。

    15周後にはギャップは6秒になり、ルイス・ハミルトンはリアグリップを失っていると報告した。「それは熱だ」とアドバイスされた、「摩耗ではない」。つまり、彼は自分のペースをさらにコントロールしなければならなかった。予選と異なり、路面温度はメルセデスに味方しなかった。

    マックス・フェルスタッペンのタイヤ温度は、マシンのより大きなダウンフォースに助けられて、完全に制御されていた。バランスはどうかと質問されたフェルスタッペンは「大丈夫だと感じている」と答えている。

    セルジオ・ペレスは、ピットストップウィンドウ周りで可能な限り多くのタイヤグリップを維持することが重要であることを把握し、穏やかな初期ペースを設定した。それによって、レッドブルはアンダーカットのタイミングを失った。

    十分なギャップができたのは29周目だった。レッドブルはタイヤの準備をしてピットで待っていた。メルセデスはそれを予想し、ハミルトンを入れた。リアタイヤは完全に終わっていた。だが、セルジオ・ペレスのタイヤはまだ素晴らしい状態だったのでステイアウトした。

    フレッシュタイヤを装着したルイス・ハミルトンは、マックス・フェルスタッペンを1周あたりほぼ2秒速くラップしていたため、4周後にフェルスタッペンはピットイン。その結果、セルジオ・ペレスはF1メキシコGPのリードして40周目までそこに留まって観客を沸かせた。その後、11周のタイヤアドバンテージでルイス・ハミルトンの9.5秒後ろでコースに復帰した。

    一方、マックス・フェルスタッペンは、リフト&コーストで走行していたが、そうするにつれてフロントは徐々に温度を下げ始めた。別のエンジンブレーキモードを使用して、リフト&コーストを減らすよう指示があった。そうすることで、フロントの温度が戻り、ペースが1.5秒向上し、52周目にファステスト最速ラップを記録した。

    この時までにセルジオ・ペレスはルイス・ハミルトンとのギャップを縮めていた。ルイス・ハミルトンは、約0.1秒遅く周回していた。タイヤの劣化が大きすぎた。スティントが長く続くほど、メルセデスはペースを落とした。ハミルトンの救いの恵みは、このコースがオーバーテイクが難しいことだ。

    セルジオ・ペレスは、60周目までにルイス・ハミルトンのDRS圏内に入った。だが、DRSは25%薄い空気ではそれほど効果的ではない。

    一方、ルイス・ハミルトンがタイヤのオーバーヒートによって、周回遅れのランド・ノリスにブルーフラッグが提示される1.3秒以内に近づくのにしばらく時間がかった。

    セルジオ・ペレスは、1本しかないラインで仕掛けるために最後のラップまでタイヤを温存。ターン4でインサイドを突いたが、ハミルトンの方が一枚上手だった。もっと激しく攻めたれば、ハミルトンはリクスを冒さず、防御しなかったかもしれない。だが、ペレスは母国グランプリでの表彰台を確保することを優先した。

    メルセデスは、残り5周でバルテリ・ボッタスのタイヤをソフトに交換して、ファステストラップのボーナスポイントを奪いにいった。ボッタスはフェルスタッペンのすぐ後ろで合流。フェルスタッペンは、何が起こっているのかを理解し、ボッタスが抜くことを許した。それからすぐに再び彼に追いつき、ブルーフラッグでボッタスのファステストラップの試みを阻止した。

    メルセデスは、スペースを作るためだけに、彼を再びボッタスをピットにいれ、最終ラップでなんとかファステストラップを達成した。それが重要であることがどうかはアブダビの後にならなければわからない。

    残り4ポイントでマックス・フェルスタッペンは19ポイントのリードを築いた。

  • マックス・フェルスタッペン、ファステストを狙うボッタスを弄ぶ青旗戦略

    マックス・フェルスタッペン、ファステストを狙うボッタスを弄ぶ青旗戦略

    レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1メキシコGPの決勝でファステストラップを狙うバルテリ・ボッタスを故意に抜かせてブルーフラッグを提示させるという戦略をとった。

    メルセデスF1は、バルテリ・ボッタスがターン1のインシデントでポイント圏外へと脱落したことで、マックス・フェルスタッペンからファステストラップの1ポイントを奪わせるためにレース終盤にソフトへと交換させてコースに送り出した。

    しかし、1回目のトライでバルテリ・ボッタスはマックス・フェルスタッペンの後ろでコースに戻った。その状況を知ったマックス・フェルスタッペンは意図的に大きく減速してボッタスを先に行かせ、その後、急接近。ブルーフラッグのルールに従って、自分に順位を譲らせるよう仕向けた。

    メルセデスF1は、もう一度バルテリ・ボッタスをピットインさせ、クリーンエアのスペースを見計らってコースに繰り出し、なんとかファステストラップを記録することに成功した。

    メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、マックス・フェルスタッペンの行動に何の問題も見られなかったと語った。

    「とっと弄ばれてしまった」とトト・ヴォルフは説明した。

    「マックスはバルテリがファステストラップを目指していることを知っていたので、ペースを落としました。これは完全にオンだ。彼はそれを行うことができる」

    「だから、我々はもう1セットで狙わせた。今度はフリーエアでそのファステストラップをバックを入れることができた」

    レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、バルテリ・ボッタとのその瞬間は短い懸念だったが、最終的にはうまく処理されたと考えている。。

    「我々のピットウオールの血圧の助けにならなかったのは確かだ」とクリスチャン・ホーナーは語った。

    「もちろん、マックスはファステストラップを維持することに熱心だったので、少し遊んでいた」

    「したがって、彼はバルテリが彼に道を譲ることを確実にするためにブルーフラッグを使用しようとしていた。メルセデスは邪魔にならないように彼をピットに入れた。もちろん、我々はマックスで同じことをするつもりはなかった」

    「最後のポイントをかけたちょっとしたゲームマンシップだった。我々はそれにあまり引き込まれたくなかった」

    マックス・フェルスタッペン自身は、バルテリ・ボッタスがレースで何をしているのかをよく知っていたが、潜在的な接触については決して心配していなかったと語った。

    「もちろん、彼らがファステストラップを狙うのは理解できる」とマックス・フェルスタッペンは語った。

    「最初はうまくいかなかった。でも、僕たちはそれを安全にプレイしたと思う」

    「僕たちはサイド・バイ・サイドになったけど、すべて問題なかった。僕たちはは多くの時間を失ったけど、正直なところ、僕にとっては問題なかった。僕はバルテリのことを知っている。彼はとにかくクリーンなドライバーであり、何かが起こることを疑うことはなかった」

  • マックス・フェルスタッペン 「勢いというものは信じていない」

    マックス・フェルスタッペン 「勢いというものは信じていない」

    レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1メキシコGPでの勝利によって、2021年のF1ワールドチャンピンシップ争いが自分に有利に振れたとは考えていないと語る。

    土曜日の予選ではメルセデスF1勢に先行を許したマックス・フェルスタッペンだったが、決勝では1コーナーでトップを奪い返してからはレースを支配。ルイス・ハミルトンが2位でフィニッシュしたことで、残り4戦でドライバーズ選手権のリードを19ポイントに伸ばした。

    しかし、マックス・フェルスタッペンは、初のF1ワールドチャンピオン獲得に向けて有利になったとは考えておらず、1戦ずつレースを戦っていくと主張する。

    「僕は勢いというものを信じてない」とマックス・フェルスタッペンは語った。

    「だから、すべてのレースで細部をを確実に物にする必要がある。土曜日はそれができなかった」

    「物事は一瞬で悪化することもあれば、好転することもある。だから、最後まで本当にタイトでエキサイティングな戦いになるだろう」

    「ここはずっと僕たちにとって本当に適したトラックだったし、ブラジルは今日のようにはならないだろうと思う」

    マックス・フェルスタッペンは、スタートでバルテリ・ボッタスとルイス・ハミルトンとスリーワイドになり、1コーナーのブレーキングで彼らを抜き去った。

    マックス・フェルスタッペンは、1コーナーでのオーバーテイクは、コーナーの奥深くの“ギリギリ”のところでのブレーキングだったと振り返る。

    「スタートがどのようになるかは実際に練習することはできない。陽になるか、真ん中になるか、右になるかは何が起こる次第だからね」とマックス・フェルスタッペンは語る。

    「でも、僕はアウトサイドにいて、基本的にレーシングラインだったので、ブレーキをかける場所は正確にわかっていた。常にトリッキーだ。特にインサイドは誰も走っていないので完全に汚れている」

    「彼らはアウトサイドのマシンのようにブレーキを遅らせることは決してできない。そして、僕はギリギリのところにあるブレーキをかけている場所を知っていた」

    「出口の白い線に近づいていたことが分かると思う。インサイドの誰かがそこでブレーキをかけるとしたら、彼は間違いなくコースから外れていただろう。僕はそこを目指したし、それがうまくいった」

  • アルファタウリF1代表 「角田裕毅は残りのレースで毎回ポイントを狙える」

    アルファタウリF1代表 「角田裕毅は残りのレースで毎回ポイントを狙える」

    アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストが、2021年F1メキシコGPの決勝を振り返った。

    アルファタウリ・ホンダF1は、ピエール・ガスリーが4位入賞。チームメイトの角田裕毅は1コーナーでの接触によってリタイア。それでも、コンストラクターズ選手権5位のアルピーヌと同点に並んだ。

    「マックスの勝利を心から祝福する。この勝利はチャンピオンシップタイトル獲得への大きな一歩となった。素晴らしいメキシコへのカミングバックとなったと思う。F1のファンがたくさんいて、熱狂的な人々で埋め尽くされた観覧席を見て胸が高鳴った。また、チェコのレース、特に終盤のハミルトンへの追撃は、観ていてとても興奮した」とフランツ・トスト。

    「我々に関しては、上出来な週末だったと言えると思う。ピエールは昨日の予選で5番手を獲得し、今日の戦略は明確だった: ファーストコーナーを生き残り、後ろのフェラーリを抑えてP5でフィニッシュ。ファーストラップのボッタスのスピンでピエールの順位は4位に上がり、チェッカーフラッグまでそのポジションを守り抜いてくれた。メキシコ戦でのタイヤのマネジメントやブレーキングがいかに難しいことなのかは承知だったが、ピエールはレース全体で素晴らしく、プロフェッショナルだった。彼とチームは週末を通して最高で、マシンのパフォーマンスも非常に良かった」

    「裕毅は非常に残念でした。パワーユニットの変更によりP17からスタートをしなければいけなかったのだが、ファーストコーナーでオコンと接触し、マシンがひどくダメージを負ってしまったためレースを続行する事ができなくなってしまった。週末を通して彼は素晴らしいペースを示してくれて、今後のシーズンの中でどんなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみにしている。残りのレースでトップ10を獲得し、毎回ポイントを獲得できるはずなので、これ以上彼がペナルティを受けないことを願っている」

    「これで次は、同じようなパフォーマンスが期待できるサンパウロへの準備となる。スプリント予選レースとなり、速いマシンが求められるだろう」

  • フェルスタッペンが今季9勝目。ペレスが3位で3戦連続のダブル表彰台

    フェルスタッペンが今季9勝目。ペレスが3位で3戦連続のダブル表彰台

    F1メキシコGPの決勝は、マックス・フェルスタッペンが独走劇を繰り広げて、今季9勝目。トップ4にホンダF1パワーユニット勢が3台入り、セルジオ・ペレスが母国での初表彰台登壇、ピエール・ガスリーが4位入賞を果たした。

    フェルスタッペン、ペレス、ガスリーが3~5番グリッドに並んだスタートでは、見事な加速を見せたフェルスタッペンが2台のメルセデスを交わしてターン1で首位を奪う。

    ペレスもルイス・ハミルトン(メルセデス)の後方3番手に浮上し、ガスリーはスピンしたバルテリ・ボッタス(メルセデス)を上手く交わして4番手に続いた。

    一方、17番手スタートの角田裕毅は、コース上にストップしたボッタスのマシンを避けるために後方で起きた混乱に巻き込まれ、スピードを緩めたところエステバン・オコン(アルピーヌ)に接触される。これによってサスペンションにダメージを負い、残念ながらターン2で早々にリタイアとなった。

    ここからコース上での順位の変動は見られなくなるが、目の離せない展開となった。フェルスタッペンは順調にリードを拡大していく中、ペレスは2番手を狙って前方のハミルトンにプレッシャーをかけていく。

    ガスリーは、ホンダF1ワーユニット勢で最も早くピットイン。31周目にハードタイヤへと交換し、4番手の位置をキープしながら好ペースで安定した走りを見せる。フェルスタッペンは33周目にピットストップを行い、その前にピットインしていたハミルトンに対応。ハードタイヤに交換してペレスの後方でレースに戻ると、ハミルトンとの差を広げていく。

    1ストップ戦略が主流となる中、戦略上の違いを作り出そうとしたペレスは、40周目にピットイン。周囲のマシンと同じくハードタイヤに交換し、ハミルトンの約9秒後方の3番手でレースに戻る。ペレスは、ここから好調なペースで追い上げるが、トラフィックや、路面温度の上昇によるグリップ減少などにより、オーバーテイクするまでには至らない。

    チェッカーフラッグ時には、フェルスタッペンはハミルトンに16秒以上の差をつけて圧勝。ペレスは最後までハミルトンにプレッシャーをかけ続けたものの、1.1秒差の3位でフィニッシュし、自身初の3戦連続表彰台となった。この結果、フェルスタッペンはドライバーズチャンピオンシップのリードを19ポイントに拡大。コンストラクターズチャンピオンシップでも、レッドブル・レーシング・ホンダがメルセデスに対して1ポイント差に迫った。

    ガスリーは、好調なペースを見せて4位でフィニッシュ。後続のフェラーリ2台に17秒以上の差をつけてのフィニッシュで12ポイントを獲得し、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダはコンストラクターズチャンピオンシップで5位を争うアルピーヌと同ポイントになった。

    なお、フェルスタッペンのシーズン9勝目は、1988年に年間8勝を挙げたアイルトン・セナを抜き、ホンダF1エンジン/パワーユニットでの1シーズンでのドライバー最多勝記録を塗り替えた。

    次回は1週間後の11月14日(日)に決勝が行われるブラジルGP。前回の2019年は1-2フィニッシュを果たした舞台で、今回もポイントを積み重ねられるよう、全力を尽くす。

    田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
    今日のメキシコGP決勝は、3番手からスタートしたレッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手が前の2台を押さえて1コーナーでトップに立ち、そのままレースをリードして優勝を果たしました。4番手からスタートしたペレス選手は、スタート直後の1コーナーで前車がスピンして3番手にポジションアップ。終盤はハミルトン選手を追い詰めたものの、残念ながらオーバーテイクには至りませんでしたが、母国GPで初表彰台の3位を獲得しました。3戦連続でレッドブルはダブル表彰台を獲得し、最終盤のチャンピオンシップの戦いに向けて、チームとしていい形になってきていると思います。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手は、5番手スタートからポジションを上げ、レース中いいペースをキープして4位フィニッシュと、こちらもいい結果を残すことができました。週末の開始から力強い走りを見せていましたので、それをレース結果につなげてくれたことをうれしく思っています。角田選手についてはスタート直後の不運な接触によりリタイアとなりました。ここではガスリー選手とともに非常に速く、PU交換のペナルティーでスタートポジションが下がってしまいましたが、そこからの力強いレースを期待していただけに、残念でした。PUとしても高地での戦いということで、それに合わせたセットアップが必要となりますが、HRD SakuraとHRD UKでの事前テストやチームとのシミュレーションが非常によく機能して、PUの持てる力を十分に発揮できたと考えています。週末を通して力強い走りをしてくれたドライバー、ホンダの研究所、そしてチームのメンバーに感謝したいと思います。チャンピオンシップについても、ドライバーズチャンピオンシップでのリードを広げたことに加え、コンストラクターズチャンピオンシップでトップに1ポイント差まで詰め寄ることができ、今後に向けて大きな意味のあるレースになりました。来週は連戦でブラジルでのレースになります。次のレースでもいい結果を得られるよう、ここから万全の準備を進めていきます」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング・ホンダ)
    「今日はチームとファンにとって素晴らしい一日になりました。チェコ(ペレス)が母国での表彰台を獲得しましたし、これ以上ない結果だったと思います。スタートが大事だと分かっていましたが、3台が横に並ぶ状況で、僕が一番いい位置にいたので、ブレーキングを遅らせてリードをとることができました。そこからは自分の走りに集中し、いいペースで2位との差を広げられました。ピットインもスムーズで、レースを通してマシンの調子が良かったことがとても大きかったと思います。チェコはここ数戦調子がいいですし、今日はルイス(ハミルトン)に最後までプレッシャーをかけ続けていました。チャンピオンシップのことはまだ考えていません。またブラジルでプッシュしていけるよう、チャレンジを続けていきます」

    セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング・ホンダ)
    「僕の母国にとって素晴らしい結果になりました。もう一歩上を目指しましたが、残念ながら届きませんでした。ターン1ではインシデントを避け、その後2番手浮上を目指したのですが、ここはオーバーテイクが難しいので、なかなかチャンスがありませんでした。ルイス(ハミルトン)にかなり近づきましたが、メルセデスは直線でのスピードが速く、捉える機会がありませんでした。ただ、全力は尽くしました。スタジアムセクションを通るたびにファンのエネルギーが感じられ、僕のためにどれだけの人が集まってくれたのかを考えました。フォロ・ソル(スタジアムセクションの元になった野球場のこと)を走るときには、皆さんの歓声が直接聞こえていました。もっと上位を目指してはいたものの、母国で表彰台に立ててとてもうれしかったですし、メキシコの皆さんも喜んでくれていると思います。僕らはとても負けず嫌いなドライバーなので、3位でフィニッシュして満足するわけにはいきませんが、今日は僕を応援してくれる人々がスタートから最後までずっといてくれて、本当に特別な瞬間になったので、それを楽しみました。今日の僕らは最速のチームだったと思いますが、この先のシーズンではまた展開が変わるはずです。しっかりと集中して、プッシュし続けなければなりません」

    ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
    「とてもうれしいです。4位というのは最高の結果で、僕らにとってはこれ以上ないくらいのレースウイークになりました。後方にシャルル(ルクレール/フェラーリ)がいましたが、すべてをコントロールできて、彼を引き離すことができましたし、4番手でレース全体のマネージメントも上手くいきました。今週末はマシンがとてもよく、昨日の予選もいい結果でしたが、レースでもフェラーリ2台の前でフィニッシュできて、とてもいい気分です。これでアルピーヌとポイントで並びました。僕の個人的な計画では、チャンピオンシップで5位になることが、フランツ(トスト代表)やチームのみんなへの素敵なクリスマスプレゼントになると思っているので、そこに向けてプッシュし続けます。チーム一丸となって取り組めていますし、今後の数戦でもチャンスは見出せると思います」

    角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
    「とても残念です。今回はマシンがずっとよかったので、簡単にはいかないにしてもポイント獲得のチャンスはあると思っていました。不運にも左右にいたマシンに挟まれてしまい、接触されましたが、レースでは起こり得ることです。全体的には、レースウイークが上手く進み、マシンパフォーマンスも力強かったので、レースを完走できなかったことが残念です」