カテゴリー: ホンダF1

  • エイドリアン・ニューウェイ 「F1は複数の燃料ソリューションを検討するべき」

    エイドリアン・ニューウェイ 「F1は複数の燃料ソリューションを検討するべき」

    レッドブルF1の最高技術責任者であるエイドリアン・ニューウェイは、エクストリームEがどのように機能しているかを目の当たりにし、F1は未来の燃料について複数のソリューションを検討する必要があると考えている。

    エイドリアン・ニューウェイは、2021年に初シーズンを迎えたエクストリームEをランキング7位で終えたベローチェ・レーシング(Veloce Racing)のマネジメントの一人でもある。

    エクストリームEのマシンは全電気式SUVであり、水素で充電されたバッテリーで動作し、オフロードでレースをするときに最大540bhpを発揮する。

    エクストリームEを目撃したエイドリアン・ニューウェイは、水素パワーを拡大するというアイデアにはメリットがあると考えているが、将来のパワーに関しては目を開いたままにしておく必要があると語る。

    「エクストリームEがバッテリーに加えて水素を燃料とすることも許可するなら、それは非常に興味深いだろう」とエイドリアン・ニューウェイはRacingNews365に語った。

    「もちろん、一方のテクノロジーがもう一方のテクノロジーよりも明らかに高速ではないことを確認する必要があるため、バランスを取る必要がある」

    「いずれにせよ、それはバッテリーの代わりとして水素を促進するための素晴らしい方法になるだろう」

    F1のパワーユニットは、2022年に環境に優しい要素を備えたE10燃料を使用する。F1は、化石燃料から徐々に離れ始めており、E10燃には10%エタノールが含まれる。

    しかし、エイドリアン・ニューウェイは、今後数年間でF1エンジンがどのように形作られるかについて“特効薬”の解決策はないと感じている。

    「1つのことにコミットするべきではない」とエイドリアン・ニューウェイは語った。

    「電気は明らかに将来的に特定の用途に使用されるが、合成燃料と同様に水素も使用される」

    「それは重要なことだ。人々は気候問題に目を向けておらず、解決策は1つしかないと考えている。そんなことはないだろう」

    エクストリームEは、男性1名と女性1名のドライバーで構成されるチームで運営されており、初年度は5ラウンドが行われた。ニコ・ロズベルグが所有する Rosberg X Racingが、ルイス・ハミルトンが所有するX44との激しい戦いを制し、タイトルを獲得しました。

    ドーセットでのシーズンフィナーレに出席したエイドリアン・ニューウェイは、F1でメルセデスとの戦いにシーズンを通して注力していたため、エクストリームEのマシンを直接見るのを楽しんだと語った。

    「ここを見回すのは面白い。私は遠くから関わり、何が起こっているのかを見守っている」とエイドリアン・ニューウェイは説明した。

    「最終的にそれを自分で目撃して、すべてがどのように機能するかを確認できるのは良いことだ。マシンは印象的であり、テレビで見たときに想像していたよりも大きい」

    「最初のシーズンはいい感じだったし、すべてのチームと組織が最善を尽くした」

  • レッドブルF1技術者 「RB16Bの競争力はホンダF1を抜きにしては語れない」

    レッドブルF1技術者 「RB16Bの競争力はホンダF1を抜きにしては語れない」

    レッドブルF1のチーフエンジニアを務めるポール・モナハンは、2020/21年の冬の変化の“痛み”を管理し、タイトルを獲得したRB16Bを生み出したチームのさまざまな部門を称賛した。

    今年導入される大幅なF1レギュレーション変更は当初2021年に計画されていたが、新型コロナウイルスのパンデミックにより、導入が1年延期された。つまり、シャシーは2020年から引き継がれた。

    シャシーが凍結されたにも関わらず、ダウンフォースの削減を狙ったフロアとバージボードに焦点を当てた空力規制の変更があった。F1チームはトークンを使用して2020年のシャシーの特定のエリアを開発することを許可された。

    レッドブルF1は、フロア、リアブレーキダクト、ディフューザーに必要な調整を加え、アップグレードされたホンダのF1パワーユニットとタイヤサプライヤーのピレリからの新しいコンパウンドを考慮に入れて、新しいギアボックスケースにトークンを費やした。

    ポール・モナハンは、2020年に失われたダウンフォースを回復する上で不可欠なすべての変更を考慮して、レッドブル・ホンダF1としてのオペレーション全体を非常に誇りに思っていると語った。

    「我々に『最も誇りに思うことは何か?』と尋ねるなら、競争力のあるマシンを生産するために行った努力で見てほしいと言うだろう」とポール・モナハンはRacecar Engineeringに語った。

    「そこから出てきたマシンは多くのレースに勝ち、すぐに速く、すぐに信頼性があった」

    「ホンダF1を抜きにしては語れないと思う。彼らは我々にわずかに修正されたエンジンを与えるために最大限の努力をしてくれた。そして、それは最初から注目に値した」

    「最終的にチームの努力は2021年に速いマシンで報われた」

    2021年はマックス・フェルスタッペンがルイス・ハミルトンを倒してF1ワールドチャンピオンを獲得し、レッドブルとホンダF1は7年間のダブルタイトルを連覇していたメルセデスF1にストップをかけた。

    レッドブル・ホンダは、メルセデスの9回に対し、10回のポールポジションを獲得し、メルセデスの9回に対して、10回の勝利を収めてシーズンを終えた。

    この成功を念頭に置いて、2021年にレッドブル・ホンダが特にうまく活用できたと感じた部分について質問されたポール・モナハンは「全員のスキル、全員の熱意、そして、全員の変化、適応、反復への意欲・・・」と答えた。

    「我々は大部分が凍結されたマシンで耐えるよりも少し苦痛を経験した。おそらくそれが最も満足のいく部分だった」

    だが、ポール・モナハンは、レッドブル・ホンダがコンストラクターズタイトルでメルセデスをより強くプッシュすることができなかったことへの不満を認めた。

    セルジオ・ペレスのシーズン後半の改善は、マックス・フェルスタッペンの一貫した強力なフォームに追加されたが、レッドブル・ホンダは、最終的にメルセデスに28ポイント届かなかった。

    「失望することはないが、フラストレーションを感じたのは、コンストラクターズチャンピオンシップでそれほど激しく挑戦することができなかったことだ」とポール・モナハンは続けた。

    「プロスポーツにおいて、我々が何かに値すると言うのは間違っていることを知っている。勝ち取ってこそだ。我々はコンストラクターズチャンピオンシップへの挑戦でより良いショットができたし、アブダビでのすべての集大成はもっと近づいていたはずだと感じている」

    「残念ながら、そうではなかった。おそらくそこがすべての中で最も悲しい部分だ」

  • ホンダF1、2025年までレッドブルのエンジン運用をサポートとの報道

    ホンダF1、2025年までレッドブルのエンジン運用をサポートとの報道

    ホンダF1は、2022年から2025年までのF1エンジン凍結のサイクルを通してレッドブルF1とのリンクを維持することになるとRacingNews365.comは報じている。。

    ホンダF1は、マックス・フェルスタッペンとF1ドライバーズワールドチャンピオンシップを獲得した後、2021年の終わりに正式にF1を離れるが、ホンダF1の知的財産権は新しく設立されたレッドブル・パワートレインズに引き継がれる。

    レッドブルとホンダの緊密なパートナーシップは続いており、ホンダF1は、2022年のF1エンジン凍結にむけてE10燃料に対応した開発を進めている。

    ホンダF1は、移行期となる2022年、さらには2023年もレッドブルに代わってF1エンジンを製造。その後、レッドブルのパワートレイン部門が製造と管理を引き継ぐことになっている。

    しかし、RacingNews365.comは、その後もホンダF1の活動は継続し、現在のエンジン規制サイクルが終わる2025年まで保守を行うと報じている。

    ホンダF1は、カーボンニュートラルの実現に向けてF1から撤退するが、エンジン性能の開発は凍結されているため、研究開発や財政的投資は不要であり、発生した費用はすべてレッドブル・パワートレインズに請求できる。

    それに合わせてホンダF1のマネージングディレクターを務めた山本雅史が、エンジンプロジェクトを監督するためにミルトンキーンズのホンダF1のスタッフとともにレッドブル・パワートレインズに移籍すると噂されている。

  • ピエール・ガスリー 「ブラウンGPのようなサプライズを期待」

    ピエール・ガスリー 「ブラウンGPのようなサプライズを期待」

    アルファタウリF1のピエール・ガスリーは、F1マシンが一新される2022年にブラウンGPのようなサプライズが起こることを期待していると語る。

    2022年にF1レギュレーションは大幅に変更され、F1マシンの基本設計は、空力に依存する哲学からグラウンドエフェクトカーに移行する。全F1チームはゼロからのスタートとなり、昨年と勢力図は大きく変わる可能性がある。

    アルファタウリと他のミッドフィールドチームにとっては、フロントランナーを捕まえる最大のチャンスが訪れる可能性があるが、うまくいかない場合は、グリッドの後方にに行く可能性もある。

    ピエール・ガスリーは、どちらの可能性にも備えているが、アルファタウリがどれだけ良いマシンを生み出したとしても、レッドブルの前に出ることはないと考えている。

    「理想な世界では、僕たちにできるベストは2位でフィニッシュすることだ。レッドブルは常に僕たちの前にいるだろう」とピエール・ガスリーはAuto Motor und Sportに語った。

    「でも、誰もが新しいマシンで失敗した場合だけだ。それが僕の最もワイルドな夢の中で起こっていることだけど、現実的ではない。

    「僕たちはそれをチャンスと見なしている。誰もが白紙から始める。そうすることで、他の人がまだ行っていないことを見つける可能性がある。それは潜在的にすべての違いを生む可能性がある」

    「その一方で、デザインを間違った方向に進める可能性もある。それは厄介な驚きになるだおる。したがって、僕は考えられるすべてのシナリオに備えている」

    「たぶん、今シーズンよりも状況は良くなるだろう。今マクラーレンがいる場所にいるかもしれないし、現状に留まるかもしれない。でも、僕たちはトップ10に入るために戦うかもしれない。もしくはさらに悪くなるかだ」

    「現実的でなければならない。来年は厳しいかもしれない。僕たちは定期的にトップ6またはトップ10に入っていた年から来ている。事態が悪化する可能性があることを覚えておく必要がある」

    「でも、僕たちはポジティブに考えたいと思っている」

    とは言え、ピエール・ガスリー、自分とアルファタウリにとって悪いシーズンになる可能性があるとしても、次のシーズンを恐れるよりも興奮していると語る。

    過去に大幅なレギュレーション変更が導入された2009年。前年末にF1を撤退したホンダからチームとF1マシンを買収したブラウンGPが、3回のプレシーズンテストを逃しながらも、ホンダF1の遺産である“ダブルディフューザー”で強さを発揮してチャンピオンを獲得している。

    ピエール・ガスリーは、他のチームにもそうする可能性も同じようにあると認めながらも、ブラウンGPで目にしたことに勇気づけられていると語る。

    「チャンスだし、興奮している」とピエール・ガスリーは付け加えた。

    「チームと私にとってね。同時に、それは我々にとってチャンスでしかないと言うのは世間知らずだろう。誰もが大きな一歩を踏み出すことができる。僕はそれを知っている。どんなことも起こり得る。良くも悪くもね」

    「これまでに見てきたマシンはポジティブな気持ちにさせてくれる。バルセロナでのテストを楽しみにしている。当時のブラウンGPのようなサプライズがあることを願っている」

  • フェルナンド・アロンソ 「ホンダF1の成功は新しい哲学と適切な人材で実現」

    フェルナンド・アロンソ 「ホンダF1の成功は新しい哲学と適切な人材で実現」

    フェルナンド・アロンソは、ホンダF1が2021年にマックス・フェルスタッペンとレッドブル・レーシングとともにF1ワールドチャンピオンという栄光を味わった後にF1を撤退するのは“悲しい”ことだと認める。

    マックス・フェルスタッペンは、F1アブダビGPの劇的なファイナルラップでルイス・ハミルトンを倒してドライバーズタイトルを獲得し、ホンダF1に1991年のアイルトン・セナ以来となるF1での成功をもたらした。

    フェルナンド・アロンソは、2015年から2017年までマクラーレン・ホンダで3年間を過ごしたが、ホンダF1とのパートナーシップは失敗に終わった。2015年のF1日本GPでホンダのF1パワーユニットの劣悪なパフォーマンスを『GP2エンジン』と称した無線はそれを雄弁に物語っている。

    フェルナンド・アロンソは、F1タイトルを獲得したホンダF1は当時とは異なる組織だと考えており、新しい哲学と“適切な人材”を採用したことがそれを実現した理由だと説明した。

    「彼らがマクラーレンを去ったとき、彼らはF1チャンピオンシップを夢見る段階ではなかったのは明らかだと思う。でも、彼らは非常に良い仕事をし、適切な人勢を任命し、経営陣を変え、新しい哲学を導入した。彼らはその仕事をやり遂げた。彼らのことをとてもうれしく思う」

    「僕は、ホンダのモータースポーツの責任者である山本(雅史/ホンダF1 マネージングディレクター)さんと非常に良い関係を築いているし、最後の3~4つのグランプリのすべてで山本さんと話していた。彼は僕がMotoGPなどをテストすることを許可してくれた男であり、僕たちはまだ良好な関係にある。彼は僕が日曜日のパルクフェルメでマックスの後に祝福した最初の男だった」

    「彼らのためにうれしく思っている。今、彼らが去ることは悲しいけど、彼らが戻ってくることを願っている」

  • ホンダF1の山本雅史MD、レッドブル・パワートレインズに移籍との報道

    ホンダF1の山本雅史MD、レッドブル・パワートレインズに移籍との報道

    ホンダF1でマネージングディレクターを務めた山本雅史が、レッドブルの新しいエンジン部門であるレッドブル・パワートレインズに移籍すると複数の海外メディアが報じている。

    過去に本田技研工業株式会社のモータースポーツ部長として、F1だけでなく、国内のスーパーフォーミュラやSUPER GTなどホンダのモータースポーツ活動の全般を統括していた山本雅史は、2019年4月にF1に専念するべくホンダF1のマネージングディレクターに就任。

    ホンダは今シーズン限りでF1から撤退するが、エンジンの知的財産権はレッドブルに移行され、2022年にレッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリにはバッチがついていないホンダ製のF1パワーユニットが搭載される。

    過去にレッドブルF1への移籍について質問された山本雅史は「とにかく私たちが最初に焦点を当ているのは、タイトルを獲得することです。それが優先されます。それ以外の個人的な動きについては話しませんが、いくつかのことを考えています」と語っていた。

    そして、タイトルを獲得した今、山本雅史はミルトンキーズンのホンダF1のスタッフとともにレッドブル・パワートレインズに移籍するとRacingNews365.comは報道。「複数の情報源からの情報」だと伝えている。

  • 夢を実現したマックス・フェルスタッペン 「これからのタイトルはボーナス」

    夢を実現したマックス・フェルスタッペン 「これからのタイトルはボーナス」

    レッドブルF1のマックス・フェルスタッペンは、F1ワールドチャンピオンを獲得するという夢を実現したことで、これからのタイトルはボーナスになると語る。

    2021年のF1世界選手権の大部分をリードしていたマックス・フェルスタッペンだが、不運なインシデントがいくつかあり、ルイス・ハミルトンと同ポイントで最終戦F1アブダビGPを迎えた。

    予選でポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペンだが、決勝ではルイス・ハミルトンがリードしたが、終了間際のセーフティカーとそれを巡るF1レースディレクターの物議を醸す処理が味方し、ファイナルラップでハミルトンを抜いて自身初のF1ワールドチャンオンを獲得した。

    24歳でF1ワールドチャンピオンとなったマックス・フェルスタッペンは、勝てるマシンがあれば、再びタイトルを獲得できると確信しているが、もはやそれは大きなモチベーションではないと語る。

    「勝利後は安心した。ずっと夢だったからね。もtろん、もう一度勝つことなどはこれからは最終的にボーナスになる」とマックス・フェルスタッペンはSport undTalkに語った。

    「でも、最初のレースに戻ったら、もちろん、また勝ちたいと思う。そして、再び最速のマシンを持っているとき、再びそれを達成するだろう」

    マックス・フェルスタッペンの父ヨス・フェルスタッペンは、F1への彼の旅の大きな部分を占めていた。新しいF1ワールドチャンピオンは、父との野心を達成した直後に彼と祝うことができるのは特別なことだったと語る。

    「もちろん、マシンから降りたとき、私はすぐに彼に会った」とマックス・フェルスタッペンは語った。

    「僕たちがヨーロッパ中を一緒にドライブし、F1に参加する、そして、チャンピオンシップにもつという夢を実現するために、カートの時代からやってきたすべてが蘇ってきた。30~40秒くらいだったかもしれないけど、父がそこにいるのは本当に良かった」」

    マックス・フェルスタッペンは、複数のF1タイトルを獲得することを夢見たことはないと主張しているが、今年の成功を再現するために、今後10年間はレッドブF1ルに留まりたいと語った。

    「今の自分のいる場所にとても幸を感じている。これをさらに10~15年間一緒にできることを願っている」

  • 角田裕毅、無線での下品な言葉遣いは「行き過ぎた部分は反省している」

    角田裕毅、無線での下品な言葉遣いは「行き過ぎた部分は反省している」

    アルファタウリF1の角田裕毅は、ルーキーイヤーで話題となったFワードを使った無線について「やりすぎた部分は反省している」と語った。

    序盤は『Traffic paradise(渋滞天国)』などのユニークな言葉遣いが好意的に受け止められていた角田裕毅だったが、感情的になるとFワードが出るようになり、F1アゼルバイジャンGPの決勝で言い放った『Shut Up!』などには批判的な意見が集まった。

    また、F1スペインGPの予選Q1敗退後には『I can’t f***ing believe this car!(このマシン、まったく信じられないよ!)』と不満を述べ、インタビューで「ピエール・ガスリーと同じマシンとは同じマシンなのかちょっと疑問符があります」と語ったことがチーム批判と受け止められ、後に謝罪することになった。

    無線での発言について角田裕毅は「SNSなどを見ていると賛否両論だったと思います」とコメント。

    「賛同して面白いと捉えてくれる人もいましたし、そうではない人もいました。でも、自分としては正直あまり気にしていなかったです」

    「確かに自分のスタイルはアグレッシブ過ぎるかもしれませんが、それが自分のスタイルです。ただ、F1はチーム全体で戦うスポーツであり、シーズン序盤にはやり過ぎた面がありました。F1を戦うにはチームやスポンサーの協力が不可欠で、それを続けているとチームの雰囲気も悪くなってしまうので、行き過ぎてしまった部分は反省しています」

    メディアのインタビューで、アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは、下品な言葉遣いは「チームと角田裕毅自身を傷つける」と語っていたが、実際には「気にしなくていい」と言われていると角田裕毅は語る。

    「意外に思われるかもしれませんが、チーム代表のトストさんからは『まったく気にしなくていい。素のままの裕毅でいい』と言われています」と角田裕毅は語った。

    「それぞれのやり方でドライビングが速くなるなら気にしないでいいと言われています。今後もそうしたことはあるかもしれませんが、チームのために速く走ることに集中したいと思っています」

  • レッドブル・ホンダ、タイトル最終決戦の舞台裏に密着した動画

    レッドブル・ホンダ、タイトル最終決戦の舞台裏に密着した動画

    レッドブル・ホンダは、タイトル最終決戦となった2021年F1アブダビGPの週末に密着した動画を公開した。

    47年ぶりの同ポイントで最終戦を迎えた2021年のF1世界選手権。先にゴールした方がチャンピオンを決定するレースは、終了間際に入ったセーフティカーが運命を左右。残り1周でマックス・フェルスタッペンが大逆転でタイトルを獲得するという劇的な展開となった。

    レッドブル・ホンダは、タイトル最終決戦の週末に密着した動画を公開。チーム代表のクリスチャン・ホーナーのスピーチから始まり、メディア対応、チームの集合写真の撮影、決勝前夜には今シーズン限りでF1を去るホンダF1への感謝を伝えるイベントが開かれ、ホンダからはF1日本GPのために用意されたトロフィーがレッドブルに送られ、リザーブドライバーとして活躍したアレクサンダー・アルボンを称えるシーンも。

    そして、タイトル獲得の瞬間のピットガレージの歓喜、ミルトンキーンズでの祝賀会など、約30分間の見応えのある動画となっている。

  • ホンダF1 特集:第4期 7年間の軌跡

    ホンダF1 特集:第4期 7年間の軌跡

    2015年にホンダがF1へ復帰してから7年間。その歩みを印象に残る場面を追いながら振り返る。

    2008年限りでF1から撤退していたホンダが、マクラーレンをパートナーに、7年ぶりの復帰。新パワーユニットでの新たな挑戦がスタートした。1980~90年代に栄光を誇ったタッグの復活は、大きな話題となった一方、パワーユニット規定が導入されてから1年遅れでの参戦ということで、他マニュファクチャラーに追いつくために多くを学ばなければならなかった。

    2015年は厳しいシーズンとなったものの、ハンガリーGPでは、フェルナンド・アロンソが5位、ジェンソン・バトンが9位に入るなどポジティブな瞬間もあり、バトンは米国GPでも6位に入った。

    マクラーレン・ホンダ

    初年度での苦戦を糧に、マクラーレン・ホンダは着実に前進。パワーユニット「RA616H」も競争力を増し、アロンソ、バトンともに安定してポイント争いができるようになっていく。

    前年に獲得したポイントをシーズン折り返し時点で上回り、ロシアやモナコではダブル入賞。トップ8でのフィニッシュが定位置となり、マレーシアとオースティンでは6位に。最終的に前年の3倍近くのポイントを獲得し、コンストラクターズチャンピオンシップ6位でシーズンを終える。

    2017年にはPUのデザインを一新。新レイアウトのPUについて試行錯誤を繰り返し、技術的に多くの学びを得た1年になったものの、MGU-Hをはじめとして、数々の信頼性のトラブルなどに見舞われ、マクラーレンとの関係は悪化。大きな期待とともに開始されたパートナーシップは、2017年限りで解消となる。

    信頼性のトラブルに加え、成績も上向かず、非常に苦しい時間を過ごした一方で、HRD-Sakuraの開発チームでは、2018年以降の躍進のキーとなる新たな燃焼方式についてのヒントが見つかるなど、シーズン後半には暗闇の中にもわずかに光明が差してきた年でもあった。

    フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトン(マクラーレン・ホンダ)

    2018年からはスクーデリア・アルファタウリと新たな挑戦が始まる。初めてワークスチームとなったトロロッソだったが、2戦目のバーレーンGPでピエール・ガスリーが4位入賞を果たす。

    わずか2戦で2015年から2017年までの最高成績を上回る結果を残せたこともあり、それまで自信を失っていたホンダのメンバーも、少しずつ自分たちの進んでいる方向が正しいことを実感できる年になった。技術的な部分に加え、トロロッソというイタリア人中心のチーム独特の明るい雰囲気が、ホンダのメンバーに前を向かせてくれた面も大きく、時を経るごとにパートナーシップのつながりは強まっていった。

    着実に結果を積み重ねることで、ホンダ、トロロッソともに自信を深め、モナコとハンガリーでもシングルフィニッシュ。ホンダのPUも年を通じて進化を果たし、第7戦カナダGPでスペック2、第16戦ロシアGPでは日本GPを見越してスペック3を投入するなど、信頼性とパフォーマンスを確実に向上していった。スペック3では新たな燃焼方式を持つICEを投入。この技術を磨いていくことで、2019年以降、徐々にトップの背中が見えてくるような戦いをできるようになる。スペック3のPUを使用したホンダのホーム鈴鹿では、ブレンドン・ハートレーとガスリーが揃ってQ3進出を決めるなど、今後の飛躍に向けた基礎がこの一年で出来上がっていった。

    トロロッソ・ホンダ

    トロロッソはレッドブル系列のチームではありますが、2018年の段階では、トップチームであるレッドブル・レーシングとホンダの関係は何も決まっていなかった。彼らとのパートナーシップ締結については、2018年のパフォーマンス次第だったが、その決め手となったのは、第7戦カナダGPで投入したスペック2のパフォーマンス向上だった。

    そして、フランスGPを控えた2018年6月19日。2019年から2年間のレッドブル・レーシングへのパワーユニット供給を正式に発表。ホンダにとってはF1復帰後初めての2チーム供給となった。チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、チームにとって「エキサイティングな新章の始まりだ」とコメントし、チャンピオンシップ争いを目指して戦っていくことになる。

    2018年の進歩を経て、それまで多くの勝利を収めたレッドブル・レーシングへパワーユニットの供給を開始。いよいよ勝利を目指せるパッケージになるということで、大きな期待を集めてシーズンがスタートする。

    初戦のオーストラリアGPでは、マックス・フェルスタッペンが予選で4番グリッドを獲得。レースでは序盤に5番手までポジションを落とすものの、そこから追い上げて2台のフェラーリ勢の前へ。さらにはディフェンディングチャンピオンのルイス・ハミルトンの背後に迫り、わずか1.7秒差の3位フィニッシュ。これが、ホンダにとっては2008年イギリスGP以来の表彰台となった。

    レッドブル・ホンダ 初表彰台

    開幕戦での表彰台を皮切りに、フェルスタッペンはスペインGPでも再びポディウムへ。12戦連続トップ5フィニッシュを果たすが、そのハイライトが第9戦だった。

    レッドブルにとってのホームレースであるオーストリアGPで、フェルスタッペンはフロントローからスタート。しかし、スタートでの出遅れによって8番手まで順位を下げる。そこから追い上げて4番手で最後のピットストップを終えると、セバスチャン・ベッテル、バルテリ・ボッタスをオーバーテイクして2番手へ。首位のシャルル・ルクレールを追い詰めると、残り3周で見事にパスして勝利をつかみ取る。

    ホンダにとっては、2006年ハンガリーGP以来13年ぶりの優勝となり、田辺豊治テクニカルディレクターが表彰台に登壇するなど、記憶に残るレースになった

    レッドブル・ホンダ 初優勝

    そこから2戦後のドイツGPでは、フェルスタッペンが2勝目を挙げる。波乱の展開となったこのレースでは、トロロッソのダニール・クビアトが3位表彰台を獲得。トロロッソにとって2008年の初勝利以降となる、チーム史上2回目のポディウムとなった。ホンダにとってもゼロから歩みを共にしたトロロッソと2年目での表彰台獲得は非常に感慨深いものがあり、今回のプロジェクトの中のハイライトの一つになっている。

    一方で、フェルスタッペンはこのレースでファステストラップも獲得したものの、いまだポールポジション獲得は果たせていなかった。

    第12戦ハンガリーGPは、オーストリアやドイツのホッケンハイムと特性が大きく異なるサーキット。フェルスタッペンはそれをものともせず、Q1からトップに立ち続けると、Q3最終アタックで2台のメルセデスを上回ってポールポジションを獲得。これは、ホンダの復帰後初というだけでなく、フェルスタッペンにとってもF1キャリア初のポールポジションだった。

    レースは緊迫した展開となり、最後は戦略の差で2位に終わるも、フェルスタッペンはシーズン5度目の表彰台登壇で前半戦を締めくくった。

    レッドブル・ホンダ 2019年

    後半戦からレッドブルからトロロッソへと戻ってきたガスリーだった、素晴らしいパフォーマンスを見せてチームを引っ張る。そして、忘れられないインテルラゴスでのレースを迎える。

    レースは何度もセーフティカーによる中断が入る波乱に満ちた展開となる中、フェルスタッペンがポール・トゥ・ウインでシーズン3勝目。リスタート時には、フェルスタッペン、アレクサンダー・アルボン、ガスリーとトップ3をHondaパワーユニット勢が占めていたが、ハミルトンに接触されてスピンを喫して後退してしまう。ここで2番手に浮上したガスリーは、最終ラップの最終コーナーでハミルトンに並びかけられるも、そこからの直線勝負で突き放して2位フィニッシュ。

    これが、ホンダにとっては復帰後初の1-2フィニッシュとなり、トロロッソもチーム史上初めてシーズン2度目の表彰台に登壇した。

    ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ) 2019年 F1ブラジルGP

    2020年は新型コロナウイルスの感染拡大によって、F1だけでなく世界中が大きな影響を受けた。F1もシーズン開幕が4カ月近く延期され、ようやく初戦が開催されたのは7月のオーストリアでの2連戦。ここで、王者メルセデスに対抗できる存在としてパフォーマンスを発揮したのがレッドブル・レーシングだった。

    フェルスタッペンは開幕戦こそリタイアに終わったものの、シルバーストーンでのシーズン初勝利を含む、5戦連続表彰台登壇を果たす。そして、モンツァで行われたイタリアGPでは、赤旗中断によって大きく動いた流れをガスリーがつかみ、見事なレース運びを見せてキャリア初優勝を達成。表彰台の涙は多くの人の心を打った。

    最終戦のアブダビGPでは、フェルスタッペンがポール・トゥ・ウインで締めくくり、この年Hondaパワーユニットは3勝。2021年の飛躍に向けた布石の一年になった。

    ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ) 初優勝

    レッドブル・レーシング、スクーデリア・アルファタウリへのパワーユニットサプライヤーとして最後の一年となった2021年。ホンダは、少しでもいい形でシーズンを終えるべく、2022年向けに開発していた新骨格のパワーユニットを前倒して投入した。

    空力に関するレギュレーションも変更され、これによって落ちるグリップをどう取り戻すか、車体側にとっても忙しいシーズンオフとなった。開幕戦バーレーンGPでは、フェルスタッペンがポールポジションを獲得し、僅差の2位に。続くイモラでの第2戦で初勝利を挙げると、2戦連続の2位を挟んで第5戦モナコで2勝目をマークし、素晴らしいスタートを切った。

    この年からレッドブル・レーシングに加入したセルジオ・ペレスは、アゼルバイジャンGPでフェルスタッペンがタイヤバーストによって失ったレースで勝利を挙げ、ガスリーも3位表彰台へ登壇。タイトル獲得を目指す一年は、順調な序盤となった。

    セルジオ・ペレス レッドブル・ホンダで初優勝

    前半戦は快進撃が続き、オーストリアではホンダとして1988年以来の5連勝を達成。レッドブルとの初勝利を挙げた地で、また一つ歴史に歩みを刻んだ。今季唯一の同サーキットでの2連戦となったオーストリアだったが、両レースともにフェルスタッペンがポール・トゥ・ウイン。ホームの観衆を大いに沸き立たせた。

    特に、オーストリアでの2戦目は、コロナ禍となってから初めて観客のフル動員が認められ、熱狂的な雰囲気の中でのレースに。ここでフェルスタッペンは、ポールポジション、ファステストラップ、優勝、全ラップリードという、「グランドスラム」をキャリアで初めて達成した。

    2021年 F1オランダGP

    コロナ禍の影響は完全には払拭できず、ラストイヤーのホームレース、日本GPは中止となってしまう。しかし、当初の日本GPが予定されていたレースウイークに行われるトルコGPでは、チームとともに特別デザインのマシンでファンの皆さんへの感謝を表現した。

    イスタンブールで話題を一手に集めたスペシャルカラーは、両チームが「ありがとう」のメッセージを載せたリアウイングを使用し、レッドブルは白色がベースのマシンで参戦。このレースでフェルスタッペンが2位、ペレスが3位に入り、シーズン2度目のダブル表彰台を手にした。

    この2週間後の米国GPでは、カラーリングこそ通常通りに戻ったものの、両チームがアキュラのロゴをまとって参戦。ここではフェルスタッペンが勝利を挙げ、ペレスも3位に入って再びダブル表彰台を獲得。連戦でペレスのホーム、メキシコへと向かう。

    レッドブル・ホンダ ありがとうカラー

    レースウイークを通じて好ペースを発揮したレッドブルだったが、予選ではフロントローを逃して2列目に並ぶ、しかし、レースではスタートでフェルスタッペンが華麗なオーバーテイクで上位2台を差し切り、ターン1で首位に浮上。そのまま後続を突き放して勝利へ向かう。

    フェルスタッペンは他を寄せ付けずに今季9勝目を挙げ、ペレスも3位に入って母国で表彰台に登壇。熱狂的なメキシコのファンが、例年以上に沸き立つ印象的なセレモニーとなった。

    レッドブル・ホンダ 2021年 F1メキシコGP

    レッドブル・レーシングと59戦、2015年の復帰からは140戦を経て迎えた最終戦のアブダビGP。両チャンピオンシップを賭けて最後の一戦に臨む。コンストラクターズランキングは28ポイント差に開いてはいるが、レッドブル・レーシングは最後まで諦めずに戦い続ける。

    そして、ドライバーズチャンピオンシップは、フェルスタッペンとハミルトンが同一ポイントで最終戦を迎えた。フェルスタッペンは、ハミルトンを上回れば、自身初のワールドチャンピオン獲得。ハミルトンがノーポイントとなった時点でもタイトルが決まるという状況。

    最終戦、ファイナルラップでのバトルを制したマックス・フェルスタッペンが、2021シーズンのF1世界チャンピオンに輝き、歴史に残る戦いでシーズンを締めくくった。フェルスタッペンにとっては初の総合優勝となり、ホンダF1としては1991年のアイルトン・セナ以来30年ぶりの栄冠となった。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) 2021年 F1ワールドチャンピオン