カテゴリー: ホンダF1

  • アストンマーティンF1、ホンダのワークスチーム化への準備を開始

    アストンマーティンF1、ホンダのワークスチーム化への準備を開始

    アストンマーティンはすでに、2026年に向けたホンダのワークスF1プロジェクトとしての準備を始めている。

    シルバーストーンに本拠を置き、現在メルセデスのカスタマーエンジンを搭載しているアストンマーティンは、ホンダとの提携が2025年に終了するレッドブルに最も近いライバルとして2023年をスタートさせた。

    しかし、メルセデスやフェラーリのような確立されたワークスチームがシーズン中の開発を通じて競争力を高めるにつれて、アストンマーティンのパフォーマンスは低下した。

    「我々のアップデートは期待したほど成功していない」とチーム代表のマイク・クラックは認める。

    「我々のやり方や開発の方向性が正しかったかどうかは疑問で、将来に向けて必要な変更を行わなければならない」

    2度のフェルナンド・アロンソがステアリングを握るアストンマーティンは、新しいファクトリーに投資し、間もなく自社のオンサイト風洞を稼働させる予定だ。

    同時にホンダとのワークスライフの準備も着々と進んでいる。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム 本田技研工業 F1

    アルファロメオ・ザウバーから引き抜かれたアストンマーティンのエンジニアリング責任者ルカ・フルバットは「現在、我々はメルセデスからギアボックスとリアサスペンションを購入している」と語った。

    「2026年にはホンダとともにワークスチームのステータスに到達する」

    「多くのことが変わるだろうし、マシンのために多くの新しいプロジェクトを実行する必要がある」

    アストンマーティンがF1の真の「トップチーム」としてフェラーリ、メルセデス、レッドブルに加わるという野望を抱いていることは明らかであり、次のステップとしてホンダのワークスエンジンを搭載することになる。

    「以前はそうではなかったが、ハイブリッド・パワーユニットが導入されて以来、ワークスチームだけがワールドチャンピオンを獲得している」とフルバットは語る。

    「メルセデスから受け取ったものには非常に満足しているが、マシンのアーキテクチャに関しては部分的にメルセデスが主導している。パワーユニット、ギアボックス、リアエンドの寸法を受け取っているので、メルセデスが提供してくれるものを中心にクルマの設計を適応させなければならない」

    「2026年までには、ホンダのパワーユニットと独自のギアボックスによって、われわれは自らの運命をコントロールできるようになるだろう。勝利に向けて次のステップに進みたいのであれば、そうしなければならない」

    フルバトは、ホンダとの「ミーティング」と「キャッチアップ」はすでに行われていると明かした。

    「彼らにとってはまだ始まったばかりだが、2026年型エンジンは急速に開発されている」とフルバットは語る。

    「我々はアイデアを交換し、彼らは信じられないほどポジティブな反応を示している」

  • ホンダF1とのエンジンプロジェクトは「急速に進展」とアストンマーティン

    ホンダF1とのエンジンプロジェクトは「急速に進展」とアストンマーティン

    アストンマーティンF1チームのエンジニアリングディレクターであるルカ・フルバットは、ホンダとの2026年F1エンジンプロジェクトは「急速に進展している」と語った。

    ホンダは2025年にレッドブルとのパワーユニットコラボレーションが終了した後、アストンマーティンとワークス契約を開始し、シルバーストーンに本拠を置くチームは、翌2026年にF1の次の大規模なレギュレーション変更が実施された際に、F1のもうひとつのファクトリーチームとして活動することになる。

    アストンマーティンF1チームはホンダとの関係がまだ「始まったばかり」であることを認めつつも、2026年のF1レギュレーション変更を最大限に活用するために急ピッチで作業を進めている。

    ホンダとレッドブルはこれまで、グリッド上で傑出したパワーユニットを生み出してきた。本田技研工業は2021年末にF1から撤退したが、2026年にHRC主体でF1復帰。アストンマーティンは、3年後にエンジンフォーミュラが変更され、電気エネルギーがより重視され、完全なサステイナブル燃料が使用されるようになったときにも同じことを望むだろう。

    しかし、アストンマーティンからファクトリーチームへの移行は、現在メルセデスとともに使用しているカスタマーモデルからの脱却という、彼らの進歩における重要な瞬間を告げるものでもある。

    F1ではOEM(Original Equipment Manufacturing)であることが重視されており、アストンマーティンF1チームはこのレギュレーション変更と多額の投資によって、将来的にタイトルへの挑戦が可能になることを期待している。

    そして今、アストンマーティンはホンダとのパートナーシップを「加速」させ、共にスタートを切ることを目指すと語っている。

    「これまではそうではなかったが、ハイブリッドパワーユニットが導入されて以来、F1世界選手権を制したのはワークスチームだけだ」とフルバットはアストンマーティンF1ちーむの公式サイトで説明している。

    「メルセデスから受け取るものには非常に満足しているが、部分的にマシンのアーキテクチャーに関しては、メルセデスF1チームとメルセデス・ハイパフォーマンス・パワートレインズが主導している」

    「我々はパワーユニット、ギアボックス、リアエンドの寸法を受け取り、彼らが提供するものを中心にクルマの設計を適応させなければならない」

    「2026年までには、ホンダのパワーユニットと独自のギアボックスによって、我々は自らの運命をコントロールできるようになるだろう。勝利に向けて次のステップに進みたいのであれば、それをしなければならない」

    「昨年5月の発表以来、非常にエキサイティングな日々を送っている。発表後すぐにホンダと最初の直接ミーティングを開始し、定期的に意見交換を行っている」

    「彼らにとってはまだ初期段階にありますが、2026年のエンジンは急速に開発されている。我々はアイデアを交換しており、彼らは信じられないほど前向きな反応を示している」

    「期限が迫っており、場合によっては動けないため、前進するにつれて協力は加速するだろう」

    本田技研工業 アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム F1

    2026年には、F1でのマシンの製造方法が大幅に変更され、空力効率がより重視されるとともに、パワーユニットがより多くの電力を生成し、持続可能な燃料が使用されることになる。

    レッドブルが長らくメルセデスが担っていた地位を引き継いだ昨シーズンのように、レギュレーションのリセットによってスポーツ界の序列が入れ替わることが多いため、アストンマーティンはその利益を狙うチームのうちの1つとなるだろう。

    しかし、フルバットは、アストンマーティン・ホンダがその時点でトップに上り詰めるには、依然としてライバルを上回るパフォーマンスを発揮する必要があると警告した。

    「新しいレギュレーションはすべてエキサイティングで、大きなチャンスだ」とフルバットは語る。

    「現在のレギュレーションでは、各チームは新しいパワーユニットを補うために空力効率の高いマシンを開発しなければならない」

    「困難ではあるが、どのチームも同じ状況にある。他の企業よりも良い仕事ができるかどうかは我々次第だ」

  • ホンダF1「2026年からライバルになるレッドブルと情報戦は始まっている」

    ホンダF1「2026年からライバルになるレッドブルと情報戦は始まっている」

    ホンダ・レーシング(HRC)の渡辺康治社長は、2026年からエンジンメーカーとしてライバルとなるレッドブルとの情報戦はすでに始まっていると語る。

    ホンダとレッドブルの関係は、依然として大きな成功を収めており、協力的ではあるが、レッドブルが新しいレギュレーションサイクルではフォードと協力することになり、ホンダはアストンマーティンに忠誠を誓うことになることから、両者の距離感は自然と発展しつつある。

    ライバルメーカーになることが決まった両者だが、渡辺康治は将来のテクノロジーに関するコミュニケーションは存在しないと語る。

    「レッドブルはエンジンについては何も語らないし、我々も開発については何も語りません」と渡辺康治は語った。

    「つまり、現在すでにある意味で情報戦が繰り広げられています。レッドブルでは、彼らは現在のエンジンについてある程度の知識は持っていますが、最終的には我々が開発とプロセス全体に責任を負っています」

    「ほとんどの知識は我々にあります」

    「2025年まではレッドブルがすべてを勝ち取ることを願っています。そして2026年からは、我々が彼らの最大のライバルになることを願っています。まったく新しいエンジンを作るのは大きな挑戦ですが、我々の目標は次の時代にチャンピオンシップで勝つことでもある」

    本田技研工業 F1

    レッドブルは2年連続でコンストラクターズチャンピオンを獲得したばかりのホンダとのコンビ継続を望んでいたが、本田技研工業が2020年中にF1プロジェクトから撤退することを決定したため、最終的にレッドブルはフォードに乗り換えることになった。

    その後、ホンダは2026年にF1復帰することを決定したが、再コミットメントはレッドブルの転向を覆すには遅すぎた。

    「当初2020年に下した決断を後悔していません」と渡辺康治は語った。

    「あの時、私の考えでは正しい選択でした。ホンダの経営陣は、気候変動に対する中立性を重要な柱としていました。例えば、電気自動車のバッテリーを開発するためには、当時はほとんどがF1活動に従事していた一流のエンジニアが必要でした」

    「そのような技術者たちが呼び戻され、将来のために多くの作業が行われた。2026年以降のエンジンレギュレーションでは、エンジンがより持続可能なものになり、パワーの約50パーセントが電動化されることになるため、我々がここで活動し続けるのに役立ちます」

    「しかし、レッドブルとのコラボレーションは、彼ら自身のエンジン製造計画を考えると不可能でした。しかし、F1をはじめとするモータースポーツでの活動は、何十年もの間、ホンダの屋台骨を支えてきました。F1で活躍し、チャンピオンにもなっているという事実そのものが、トヨタや日産、その他のブランドとは一線を画しています」

  • ホンダ、Honda青山ビルを2030年度の完成を目標に建て替え

    ホンダ、Honda青山ビルを2030年度の完成を目標に建て替え

    ホンダは、東京都港区南青山に所有するHonda青山ビルを、2030年度の完成を目標に新たなビルに建て替える。

    社会や産業が急速に変革に向かう状況の中で、Hondaは将来にわたり人々や社会から「存在を期待される企業」であり続けることを目指している。そのために、「イノベーションを生み出す変革と発信の拠点」となるグローバル本社機能を構築することが必要だと考え、それを実現できる新たなビルへの建て替えを決定した。

    現在のHonda青山ビルは2025年春に解体し、2030年度の完成を目標に同地に新たなビルを建設する。

    建て替え期間中、同ビルに勤務していた従業員は、港区虎ノ門のT-2Projectと埼玉県和光市のHonda和光ビルにて業務を行う予定。

    新たなビルの設計思想
    新たなビルでは、Hondaフィロソフィーや、MM思想※2に加え、環境・安全・対話・発信・持続・調和の6つの思想を取り入れたビル設計を計画している。。

    環境:ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)実現に向け、Hondaの環境技術を採用したトップクラスの環境性能

    安全:人と地域に配慮した、先進の防災・安全設計

    対話:イノベーションにつながるコミュニケーションを誘発する職場環境

    発信:より良い未来を想像するHondaの活動を発信し、共感と共鳴を起こす空間

    持続:存在を期待される企業であるための、事業変化に対応できるフレキシブルな設計

    調和:地域活性化に寄与する、誰もが利用できる“青山一丁目交差点のオアシス”

    本田技研工業

    移転・建て替えスケジュール
    ・移転先での業務開始 :2025年春
    ・解体、新築工事 :2025年度~2030年度
    ・新たなビルでの業務開始 :2030年度

    建て替え期間中の移転先
    ・T-2Project(虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟)
    所在地:東京都港区虎ノ門二丁目105番※4

    ・Honda 和光ビル
    所在地:埼玉県和光市本町8-1

    新たなビルに関する詳細につきましては、今後適宜お知らせします。

    現在のHonda青山ビル 概要
    施設名:Honda青山ビル
    所在地:東京都港区南青山2-1-1
    竣工年月:1985年8月
    規模:地上17階 地下3階
    構造:鉄筋コンクリート造
    延床面積:40,224m2

  • 角田裕毅 「ホンダ創立75周年の日に忘れられない特別なF1日本GPになった」

    角田裕毅 「ホンダ創立75周年の日に忘れられない特別なF1日本GPになった」

    角田裕毅が、2023年F1第17戦日本GPの決勝レースを改めて振り返った。

    鈴鹿サーキットでの土曜日に2024年のスクーデリア・アルファタウリへの残留が発表された角田裕毅。予選では今季3度目のQ3進出を決めてポイントを獲得に大きな期待がかかった。

    しかし、決勝では、特に第2スティントのミディアムタイヤに苦戦。ライバルと戦うことができず、12位でレースをフィニッシュした。

    「ホンダ創立75周年の日に日本のファン皆さんの前でレースが出来た事をとても嬉しく思います」と角田裕毅はソーシャルメディアに投稿。

    「また、本当に沢山の声援を頂き、とても力になりました」

    「ポイントを獲得する事は出来ませんでしたが、忘れられない特別なGPとなりました」

    角田裕毅 F1 日本GP

    また、スクーデリア・アルファタウリのソーシャルメディアにも動画メッセージを投稿。ファンへの感謝を語った。

    「この4日間、応援してくれて本当にありがとうございます」

    「サーキットに来てくれた人も、来れなかった人も、テレビで見てくれていた人も、僕のことを応援してくれた皆さんにはたくさんのサポートとエネルギーをもらいました」

    「もちろん、ポイントを獲得できなかったのはとても残念ですが、全力を出し切れたと思います」

    「ファンの皆さんと楽しい時間を過ごすことができました。改めて応援していただき、ありがとうございます」

    「またすぐ来年の4月に会いましょう。そのときにはポイントを獲得したいと思っています」

    「ファンの皆さんには本当に感謝しています」

  • ホンダF1 「2024年はレッドブルにさらに優れたエンジンを供給できる」

    ホンダF1 「2024年はレッドブルにさらに優れたエンジンを供給できる」

    ホンダ・レーシング(HRC)の渡辺康治社長は、2024年にエンジンをさらに進歩させられる可能性があると語る。

    マクラーレンのCEOであるザック・ブラウンは鈴鹿サーキットで、レッドブルは2023年型車の開発を実質的に中止しているため、次のマシンがさらに良くなるかもしれないという事実は「恐ろしい」と語った。

    だが、レッドブルは2024年にさらに優れたホンダF1パワーユニットの恩恵を受けるはずだ。

    「パワーとパフォーマンスの点で何も改善することはできません」とHRC(ホンダ・レーシング)の渡辺康治社長は鈴鹿サーキットでDe Telegraafに語った。

    「しかし、このエンジンなら他の分野ではまだ進歩できる可能性があります」

    「例えば、フェラーリではエンジンが大幅に開発されており、メルセデスのERSシステムも非常に強力です。また、来年に向けてエンジンの寿命を改善する予定です」

    「つまり、パイプラインにはさらに多くのものが確実にあります」

    レッドブルとホンダは、エナジードリンクを所有するチームが2026年に向けてフォードと共同で独自のエンジン子会社を開発中とはいえ、F1ではまだ協力関係にある。

    しかし、レッドブルが「レッドブル・パワートレインズ」について言及したのは、当初ホンダが2021年いっぱいでF1から完全に撤退することを決めた後のことだった。

    「2020年にあの決断を下したことを後悔しているわけではありません」と渡辺は主張する。

    「あの時、私の考えでは、それは正しい選択でした。ホンダの経営陣は、気候変動に対する中立性を重要な柱としていました」

    結局、ホンダはこの決断を撤回し、2026年の新F1エンジンルールのスタート時からアストンマーティンとフルワークスでチームを組むことになった。

    「レッドブルは彼らのエンジンについて何も教えてくれません」と渡辺康治は説明する。

    2026年について問われると「現在、すでにある意味で情報戦が始まっています」と渡辺康治付け加えた。

    「2025年まではレッドブルがすべてを制することを願っています」

    「そして2026年からは、我々が彼らの最大ライバルになることを願っています。まったく新しいエンジンを作るのは大きな挑戦ですが、我々の目標は次の時代にチャンピオンシップを獲得することです」

  • フランツ・トスト 「ホンダがF1で勝てるエンジンを作れると信じていた」

    フランツ・トスト 「ホンダがF1で勝てるエンジンを作れると信じていた」

    スクーデリア・アルファタウリのF1チーム代表を務めるフランツ・トストが、ホンダとの協力関係について語った。

    今シーズン限りチーム代表を引退するフランツ・トストは、2017年にマクラーレンに契約を解消され、撤退も考えていたホンダをF1に繋ぎとめることにおいて重要な役割を果たした。

    当時のスクーデリア・トロロッソでは、グリッドペナルティを受けてでもホンダにパワーユニットを開発させ、2019年からレッドブル・レーシングへの供給への道を開いた。

    その後のホンダのF1パワーユニットの信頼性と競争力の向上は目覚ましいものであり、2021年にはマックス・フェルスタッペンがドライバーズタイトルを獲得すると、2022年にはコンストラクターズを獲得して、ある意味でF1最強エンジンの称号を手にした。

    それは今季も続いており、レッドブル・レーシングとホンダとの提携は、過去のマクラーレン・ホンダの記録を破るシーズン14連勝を達成。フェルスタッペンはセバスチャン・ベッテルが保持していたシーズン記録を破って10連勝という新記録を樹立。

    そして、鈴鹿サーキットで開催された日本GPで、レッドブル・レーシングとホンダのF1エンジンは16戦中15勝目を挙げ、コンストラクターズチャンピオン2連覇を達成。

    F1日本GPを前にフランツ・トストがホンダの動画インタビューに答え、ホンダとの協力関係について語った。

    「私はホンダを何年も前から知っています」とフランツ・トストは語った。

    「ラルフ・シューマッハがフォーミュラ・ニッポンで走っていたころ、日本に住んでいました。そのころ多くのホンダ関係者と出会いました。ホンダについていい印象を持っていました」

    「ホンダがF1の歴史の中で素晴らしい結果を残していることはみんな知っています。優勝もチャンピオンも経験しています。ホンダはF1で勝てるパワーユニットを作れると信じていました」

    「2014年以降、常にホンダと連絡を取っていました。そのころホンダは苦戦していましたが、うまく協力すれば一緒に勝てると確信していました。2017年にホンダと組むと決めたとき、チームの多くが不安に思いました。こっそりと『どうしてホンダと組むんだ?これから大変だぞ』と言われました。私は『5年後には結果がわかる』と答えました」

    「2017年以降ホンダとは素晴らしい協力関係を築いてきました。ビジネス面でもオープンな関係です。技術面ではホンダとスクーデリア・トロロッソの協力関係は素晴らしいものでした。スクデリア・トロロッソのエンジニアが何度もSakuraを訪れ、ホンダのエンジニアはファエンツァにきました。良好な協力関係とコミュニケーションが勝利とチャンピオン獲得に繋がりました」

    「当時私は首脳陣にいずれレッドブル・レーシングとも協力することで、さらに優勝を重ね、チャンピオンになると誓いました。レッドブル・レーシングとの関係は成功し、3連覇が目前で4連覇も狙える状態です。ホンダは世界でも有数の優れた企業だという私の考えは正しかったのです。優勝を重ね、チャンピオンを獲得するパワーユニット、これをホンダに期待していました。レッドブル・レーシングとホンダが、ともに成功を収め本当にうれいしです。私達にとってもこれ以上のパートナーはいません」

    「信頼性は重要です。そして、パフォーマンスも。シーズンオフでホンダは大きく前進しました。レッドブル・レーシングと優勝を重ね、チャンピオンを獲得するには、休みなくパワーユニットを開発する必要があります。これが重要です。信頼性においてしっかりとして基盤が必要なのです」

    「パフォーマンスの向上も必要です。浅木さんには『すべてのレースにアップグレードされたニュースペックを投入してください。最後尾スタートになっても構いません』と言いました。彼はそうしてくれました。ほぼ全レースでアップグレードを施し、最後尾スタートになりましたが、計算通りでした。2018年のこの開発スピードがあり、2019年と2020年のレッドブル・レーシングとスクーデリア・トロロッソへのパワーユニット供給が実現しました」

    「パフォーマンス向上の必要があり、開発力を求めていました。Sakuraのエンジニアは素晴らしい仕事をしてくれました。2018年の終わり、そして2019年にはホンダとの協力関係が重要であり、正しい決断だと証明されました。レッドブル・レーシングは今後の方向性を見極めるために開発の過程を把握したいと思っていました。レースごとにより優れたパフォーマンスを発揮することが重要でした。それが、レッドブル・レーシングがホンダを選んだ決め手です。ホンダが最善の方法でパワーユニットを開発する信頼の置けるパートナーであることを彼らは見ていました」

    フランツ・トスト スクーデリア・アルファタウリ F1チーム代表 インタビュー

  • ホンダ、レッドブルのF1コンストラクターズチャンピオン連覇を祝福

    ホンダ、レッドブルのF1コンストラクターズチャンピオン連覇を祝福

    本田技研工業の三部敏宏社長、ホンダ・レーシングの渡辺康治の社長が、ホンダのチームパートナーを務めるレッドブル・レーシングのコンストラクターズチャンピオン連覇を行く福下。

    9月24日に、2023年F1第17戦日本グランプリの決勝が開催され、ホンダがチームパートナーを務めるオラクル・レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが優勝し、オラクル・レッドブル・レーシングは年間コンストラクターズチャンピオン連覇を達成した。

    今シーズン、タイトル獲得に加え、オラクル・レッドブル・レーシングは第15戦イタリアグランプリにて2022年シーズン最終戦のアブダビグランプリから続く15連勝を記録し、マックス・フェルスタッペンもドライバーとして今シーズンのマイアミグランプリから10連勝を達成。ともに過去の記録を塗り替える、F1史上最高記録を樹立した。

    ホンダは今シーズン、オラクル・レッドブル・レーシングおよびスクーデリア・アルファタウリのチームパートナーとして、技術支援やマーケティング協力などを行っており、その一環として、株式会社ホンダ・レーシング(HRC)がパワーユニットのESS(Energy Storage System/回生された電気エネルギーを保管するためのバッテリーシステム)以外のコンポーネントを製造し、レッドブル・パワートレインズへの供給とシーズンを通したPU運用のサポートを行っている。

    なお、このチームパートナーシップが続く2025年シーズンまで、オラクル・レッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリの両チームはホンダが技術支援するパワーユニットを搭載したマシンでF1に参戦する予定。

    三部敏宏(本田技研工業株式会社 取締役 代表執行役社長 )
    「オラクル・レッドブル・レーシングのコンストラクターズチャンピオン連覇達成に対し、心よりお祝い申し上げるとともに、Hondaの地元、鈴鹿サーキットで年間タイトルを獲得してくれたことを大変うれしく思います。今シーズン残る6レースと2024年、2025年シーズンもチームパートナーとして全力でサポートしてまいります。これからもHondaはレースを盛り上げていくとともに、世界最高峰カテゴリーで培った技術を研ぎ澄まし、先進技術領域などでも世界一を目指し挑戦し続けていきます」

    渡辺康治(株式会社ホンダ・レーシング 代表取締役社長)
    「オラクル・レッドブル・レーシングのコンストラクターズチャンピオン連覇達成おめでとうございます。Honda/HRCの技術が込められたPUがこのような偉業に貢献できたことをうれしく思うとともに、HRCのメンバーはもちろん、このプロジェクトに関わっている オール Hondaのメンバー、そして、サプライヤーの皆様など、PU製造に携わる全ての方々に改めて感謝を申し上げます。これからもHRCは技術を磨き、全力でオラクル・レッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリ両チームへの技術サポートを続けてまいります」

  • 角田裕毅、2024年のアルファタウリF1残留が決定

    角田裕毅、2024年のアルファタウリF1残留が決定

    角田裕毅が、2024年にスクーデリア・アルファタウリに残留することが決定した。引き続き、ホンダ・レーシングが技術支援を行うパワーユニットを搭載したマシンを駆り、世界最高峰の舞台で勝利を目指す。

    角田裕毅は2021年シーズンからF1への参戦を開始し、同シーズン第22戦アブダビグランプリでは自身最高位となる4位を獲得。その後も着実に経験を重ね、明日行われる第17戦日本グランプリにて通算F1出走回数は60回となり、2024年シーズンでスクーデリア・アルファタウリとのF1参戦4年目を迎える。

    角田裕毅は「2024年のレギュラードライバー決定に対し、とてもうれしく思うとともに、あらためて支えていただいている皆様への感謝の想いがこみ上げてきました」とコメント。

    「一日も早く恩返しができるよう勝利を目指し精進していきます。そして、明日は僕が育った鈴鹿サーキットでのF1日本グランプリとなります。得意かつ大好きなコースですので、ベストパフォーマンスを発揮し皆様に感動を与えるような走りを目指しますので応援よろしくお願いします」

    スクーデリア・アルファタウリのチーム代表フランツ・トストは「裕毅の2024年シーズンレギュラードライバー続投が決まり大変うれしく思っています」とコメント。

    「裕毅とは2021年から一緒に仕事をし、苦楽をともにしてきました。ドライバーとしての技術や成長はもちろん、彼がもたらしてくれるチームの前向きな雰囲気はかけがえのないものです。今シーズンからチームにおける自身の役割を自覚し、それらを果たしていく姿勢が特に素晴らしいです。裕毅のこれからの活躍と成長を私は信じています」

    ホンダ・レーシング 代表取締役社長 渡辺康治は「角田選手のレギュラードライバーとしてのF1参戦継続決定、大変うれしく思います」とコメント。

    「世界最高峰レースでの戦いは毎年熾烈を極め、苦しいことも多々ある中、前向きに挑戦し続ける角田選手の姿に多くの人が勇気づけられています。これからもホンダを代表するドライバーとして世界の舞台で活躍する選手であることを期待します。HRCがスクーデリア・アルファタウリへの技術サポートを全力で行うことを含め、ホンダはこれからも角田選手の成長と活躍をバックアップしていきます」

  • ホンダF1 角田哲史 「撤退という決定がエンジニア魂を再燃させた」

    ホンダF1 角田哲史 「撤退という決定がエンジニア魂を再燃させた」

    ホンダのF1プロジェクトリーダー角田哲史は、F1撤退という決定がレッドブルのパートナーシップがF1史上最も成功したもののひとつとなった転機になった語った。

    マックス・フェルスタッペンは今年、3年連続のF1ドライバーズタイトルを獲得する予定であり、レッドブルはコンストラクターズタイトルのダブル獲得を予定しているが、このパートナーシップの驚異的な成果が壁にぶちあたる兆しはまだない。

    しかし、ホンダのF1における最新の黄金期が、2020年に翌シーズン限りでのF1撤退を発表した後に訪れたという事実は、ある種の皮肉でもある。

    ホンダのプロジェクトが、マクラーレンとの悲惨なハイブリッド時代初期の数年間を経て勢いを増しているように見えたとき、この衝撃的な決定はレッドブルの野望の終焉を告げるものだったかもしれない。

    しかし、ホームグランプリとなる日本GPを前に興味深い事実が明らかになった。ホンダの決断はパートナーシップにとってマイナスではなく、むしろその後のホンダの成功をもたらした要素のひとつだったというのだ。

    実際、これは開発の加速を引き起こし、レッドブルにとってより優れたパワーユニットの生産に貢献した。レッドブルは2026年からパワートレインに関してフォードと提携し、ホンダはアストンマーティンと正式に復帰することになる。

    ホンダのF1プロジェクトリーダー角田哲史は、ここ数年レッドブルを支えてきたプロダクトをベースに振り返りながら、今回の撤退発表が、2022年にのみ新しいパワーユニットとバッテリー構成を導入するという当初の意図の変更を促した経緯を説明した。

    「2022年からの撤退という会社の決定を受け、我々は新型PUを前倒しで2021年に投入することにしました」と角田は語った。

    2020年10月にホンダの発表が公になる前から、角田のチームはレッドブルとアルファタウリに2021年の計画変更の可能性について相談していた。

    「彼らは前向きに検討し、導入を決めました」と角田は言う。「その時点では両チームとも(エンジンの)図面を知らなかったにもかかわらず、我々を受け入れてくれました。だから、彼らの柔軟性にはとても感謝しています」

    「何が何でもやりたかったし、チャンピオン獲得に貢献できたと思います。そして、この21年仕様をベースに22年仕様を作り上げたのですが、いろいろと苦労もありました」

    角田は、この推進の原動力はエンジニアリングのプライドに基づいていたと説明した。つまり、ホンダの担当者は、レッドブルに競争力のないパワーユニットを現行のルールで走らせたままにしておきたくなかったのだという。

    「そもそも、我々は2022年から離脱することが決まっており、レッドブルはそれ以降、それ(エンジン)を使うことになる。当初、我々が要求した条件は、新しいレギュレーションに準拠することだけだったが、ここで我々のエンジニア魂が再燃しました」

    「ホンダに残したたものが、エンジン凍結の時代に何年も競争力を発揮できないという状況を作りたくなかった。だから、競争力を得るために全力を尽くすことにしました」

    ホンダは2021年に向けて計画された開発を前倒しすることを約束するだけでなく、2022年に向けてICEの内部構造も全面的に刷新し、グラウンドエフェクト時代の覇権を握るレッドブルにさらなるパフォーマンスを提供した。

    角田は、ホンダのエンジニアたちが余分なリソースを投入することなく完成させた余分な努力は、たとえ日本メーカー内の一部の派閥が懐疑的であったとしても、その価値があったと信じて疑わない。

    「当初は、『ホンダが使わないものに、なぜこれほどの労力をかけなければならないのか』と言う人もいました」と彼は語った。

    「しかし、最終的には全員が仕事をやり遂げることができました」