カテゴリー: ホンダF1

  • ホンダ、新型ノーズホーンをテスト

    ホンダ、新型ノーズホーンをテスト

    ホンダは、新型ノーズホーンをテストした。

    14日にポールリカールで開始したF1合同テストで、ホンダは改良版のノーズホーンを登場された。この新しいノーズホーンには、これまでの2枚のウィングの端に、さらにウィングレッドが追加されている。

    ホンダF1チームのロス・ブロウンは、今週のテストについて「これまでで最もダウンフォースが高いモナコのサーキットに合わせて、見た目的にも興味深い新しいパーツを使うつもりだ。だが、モナコが1年で最もダウンフォースの高いトラックだとは考えていない。我々の計算では、シンガポールのほうがより要求されることになる。モントリオールはその逆で、ストレートラインでのスピードが要求される」とコメント。

    ホンダが採用するこのノーズホーンは、その形状から「象耳ウィング」「ダンボ」などと呼ばれている。またホンダ社内では「チューリップ」という呼び方がされているらしい。

  • ホンダ、KERS搭載マシンで初走行

    ホンダ、KERS搭載マシンで初走行

    ホンダは、KERSを搭載したマシンで初走行を行った最初のチームであるとみられている。

    2009年のレギュレーションからの導入が予定されているKERS(運動エネルギー回収システム)。大半のチームは、まだコンセプトを最終決定し、テスト装置でテストしている段階であるが、ホンダのチーム・プリンシパルであるロス・ブラウンは、ホンダが既にKERS搭載マシンをトラックでテストしたことを明らかにした。

    ロス・ブラウンは、トルコGPで新システムを搭載したマシンの走行予定の質問に対して、「我々は初めてそれをマシンで走らせた。あまり高いレベルではなかったが、それは作動した」と述べた。また、KERSを走らせた時期については明言を避け「最近」とだけ述べた。

    各チームによって、今後数年にわたるKERS開発の財政的意義に対する議論がなされているが、9日夜、フォース・インディアのボス、ビジェイ・マリヤのクルーザー“インディアン・エンプレス”号で行われたパーティの場で、ほとんどチーム代表によってで長時間の会議が行われた。

    ブラウンは、KERSを認めることは、F1にとって正しい方向であり、F1に関わる自動車メーカーにとって全体に関連性があるとしている。

    「このテクノロジーの導入はかなり高価なので、いくつかの点でコスト削減に矛盾していることは理解できる。しかし我々のような自動車メーカーにとって、この技術は再び関連性を持つようになる、その点では価値のあることだ。」

    「しかし、それに十分に価値のあるパフォーマンスを与えたいが、あまりパフォーマンスがありすぎると、それは必須になり、小さなチームは苦しむことになるのでバランスをとるのが難しい。バランスがどこにあるかはわからない。」

    「どのくらいのバランスなのかを理解するために走らせ始める必要がある。そうすれば、より多くのアドバンテージの可能性を得るために、レギュレーションを拡大できるだろう。」

    関連:KERS

  • ホンダ:トルコGP バトン11位、バリチェロ14位

    ホンダ:トルコGP バトン11位、バリチェロ14位

    ホンダは、トルコGP決勝レースで、ジェンソン・バトンが11位、ルーベンス・バリチェロは14位。スペインGPに続くポイント獲得はならなかった。

    各ドライバー、タイヤの選択が分かれる中、今回のレースでF1参戦257回という最多記録を達成するバリチェロはソフト側のオプションタイヤ、バトンはハード側のプライムタイヤでスタートした。

    開始早々、1コーナーの事故で、セーフティカーが導入された。3周目からレース再開。バトン11番手、バリチェロ12番手で上位陣を追う。ともにかなりの燃料を積んだバトンとバリチェロは、18周目に1回目のピットインから出てきたマーク・ウェバー(レッドブル)に引っかかり、思うようにペースを伸ばせない。とはいえ、上位陣が続々とピットに入ったことで、25周目にはバトン8番手、バリチェロ9番手まで順位を上げる。

    ほぼ中盤の27周目、まずはバリチェロがピットイン。15番手でコースに復帰する。そして、31周目まで引っ張ったバトンは、すぐ後ろを走るティモ・グロック(トヨタ)と同時にピットインし、オプションタイヤに履き替えた。グロックより前でコースに戻り、11番手を走行する。両ドライバーともに、1回ストップ作戦を採った。

    その後、バトンはネルソン・ピケJr.(ルノー)に猛追される展開に。そして、35周目にピケJr.、さらに続けてヘイキ・コバライネン(マクラーレン)にかわされ、13番手を走行する。45周目にピケJr.がピットイン。その後、14番手を走行中のバリチェロは、ピケJr.に僅差で追われるが、なんとかこれをしのぐ。結局バトンは先行車のピットインで順位を上げて11位、バリチェロは14位でフィニッシュとなり、2戦連続のポイント獲得はならなかった。

    ジェンソン・バトン (11位)
    「なんとかスタートポジションから少し順位を上げることができたが、僕らにとっては残念なレースだった。スタートはよく、1周目はすばらしいラップだった。しかし、レース中のペースは期待したほどではなかった。最初のスティントではブレーキのオーバーヒートのため、フロントタイヤに問題が生じ、ややタイムを落とした。そこで戦略を変更して1ストップにしたのだが、それがとてもうまくいった。残念ながら、ここでは燃料搭載量の影響が非常に大きかったため、2ストップ作戦を取るペースの速いクルマを抑え込むことは難しかった。これから再びポイント獲得を目指すために、さらなる進歩が必要だ」

    ルーベンス・バリチェロ (14位)
    「今日は、僕らには戦うための十分な速さがなく、マシンのパフォーマンスも足りず、残念なレースだった。第1スティントでアンダーステアが出て、トラフィックにもひっかかってしまったので、予定より少し早くピットストップを行い、スペースのあるところに出ようと試みた。そのあとは、最後まで特に何も起こらなかった。次の2回のテストで懸命に作業し、ペースを上げていかなければならない」

    ロス・ブロウン チームプリンシパル
    「昨日の予選では競争力に欠けていることに驚いたが、今日のレースはいつも通りだろうと考えていた。数周の間、両ドライバーがバランスに苦しんでいるのを見て、我々にはポイントを獲得するだけのペースが不足していることがわかった。そこで、戦略を変え、2台とも1ストップ作戦に切り替えた。主に、後ろにいるクルマからポジションを守るためであり、これは成功した。レース中盤にセーフティカーが入っていれば、ポイント獲得もあったかもしれない。それが今日唯一の可能性だった。モナコとモントリオールに備えるため、フランスのポール・リカール・サーキットでテストを行う。さらに、バルセロナで空力のテストを行い、空力開発の性能評価をする予定だ。これまでのレースで最も高いレベルのダウンフォースを必要とするモナコには、見た目にもわかる新パーツを投入する。しかしながら、今年のレースで一番高いダウンフォースレベルが求められるのは、モナコではないと予想している。我々の予想では、シンガポールではさらに高いダウンフォースを必要とするだろう。モントリオールはそれとは全く違ったタイプのサーキットで、ストレートでの速さが必要とされる」

  • ホンダ:トルコGP予選 バリチェロは12番手

    ホンダ:トルコGP予選 バリチェロは12番手

    ホンダは、F1 トルコGP予選でルーベンス・バリチェロが12番手、ジェンソン・バトンは13番手だった。

    両ドライバーは、1回目のアタックをハード側のプライムタイヤで臨み、バトン12番手、バリチェロ18番手。2回目のアタックは、バトンがプライムタイヤ、バリチェロはソフト側のオプションタイヤで第2セッション進出を狙う。結果バリチェロ12番手、バトン14番手で、次のセッションへ進んだ。

    第2セッション。風が時おり強く吹く天候の中、1回目のアタックでは、2人ともオプションタイヤで臨む。しかし、2人とも第1セッションでのタイムを上回ることができず、バリチェロ11番手、バトン15番手。2回目のアタックはバリチェロはオプションを、バトンはプライムを選択。1回目のタイムを更新したものの、結局バリチェロとバトンは12、13番手に終わり、最終セッション進出を逃した。

    ルーベンス・バリチェロ (12位)
    「僕らが思っていたほど、このトルコでは速さがなかった。しかし、みんなが大変努力した。これは、タイヤやグリップレベルというより、バランスの問題で、今日はできる限り努力したと思う。ラップ全体を通してパフォーマンスを発揮することができなかった。第1セクターと第2セクターはいいのだが、第3セクターがうまくいかなかった。今日の結果が、現時点での僕たちのポジションだ。Q3で戦う常連になるために、もう一歩前進しなければならない」

    ジェンソン・バトン (13位)
    「予選ではタイヤの性能を引き出すことに苦戦していたから、13番手という結果に満足すべきなのかもしれない。Q1は悪くなく、僕は2回のアタックともプライムタイヤ(ハード側)で行った。他のドライバーがオプション(ソフト側)で速いようなので、僕もQ2の最初のアタックでオプションに履きかえたのだが、いくつかの理由でそれがうまくいかず、グリップを失った。トップ10よりだいたい0.3秒くらい遅く、プライムに戻しての13番手なので、そう悪い結果ではない。オプションがうまく機能しないのは悩ましいことだが、プライムでのペースはとてもよく、特にロングランではそうだ。この位置からポイントを取りにいくのは簡単ではないが、エンジンにタフなサーキットなので様子を見てみたい。ここはオーバーテイクをするチャンスがあり、いつも楽しんで走っている。明日のレースも楽しみにしている」

    スティーブ・クラーク レース兼テスト担当ヘッド・エンジニア
    「タイヤに問題があり、プライムでグリップを得たり、オプションで適正なバランスをとろうと努力した。午前のセッションで2つのタイヤが異なる働きをするのがわかったので、Q1では2人のドライバーに別々の戦略を取った。Q2では、どちらのマシンもトップ10に入るペースがなかった。タイヤの性能を引き出すこと以外には、特別な問題はなく、ここで進歩を遂げられると思っていただけに残念だ。レースは非常におもしろいものになるだろう。ここはとても難しいサーキットで、これまでの走行でもコースオフするドライバーがたくさんいた。燃料を多く積んで、タイヤが使い込まれてくると、たくさんのミスやトラブルが発生すると思う。ジェンソンもルーベンスもレースペースには満足していて、2人ともこれまでのところコースオフしていない。われわれがきちんとレース運びをし、一貫したペースを保つことができれば、ポイントの可能性もあるだろう。ぜひそうなるようがんばりたい」

  • ジェンソン・バトン、「来年もホンダにいるだろう」

    ジェンソン・バトン、「来年もホンダにいるだろう」

    スペインGPで今季初ポイントをホンダにもたらしたジェンソン・バトン。ホンダはロス・ブロウンを迎え、チーム改革を実施している。ジェンソン・バトンがホンダF1チームに対して、また自身の将来について語った。

    ロス・ブロウンがチーム・プリンシパルとしてチームに到着したことで、ホンダチームに新鮮な風が吹きました。もちろんすぐに大きな変化はないでしょうが、1月からどのようなステップがあったか説明できますか?
    マシン自体にはそれほどないよ。チーム内でより多くあるロスは技術的なノウハウと方向性を決めた。彼は僕たちの弱点を分析し、正しい方針を定めた。ただ新しい人を得るのではなく、チームの人々の役割を明確にした。日本のメーカーと一緒に働いて、多くのヨーロッパの雇用者がいるとき、一緒に非常に密接に働かなければならない。過去にそれができていなかったけど、ロスは我々の欠陥がどこかを示した。まだ改善される余地はある。

    チームの主な焦点がすでに2009年のマシンにあるという発表は、今年のマシンの状況に関して、多くの推測を残します。あなたのRA108に対するスタンスはどうですか?
    僕たちはまだ2008年を諦めていないよ。僕たちは現在最も速いチームではないけど、僕たちはレースごとに良くなっている。ほとんどの人は今年僕たちに期待していなかっただろうけど、僕たちは既に素晴らしい改善を果たしている。今回のレースでさえ、僕たちは多くの改善を得た。僕は2009年にチームの本当のポテンシャルを示すために前進していることに満足している。だから2009年に集中することにはYESだ。でも、僕たちは今年のマシンにも取り組んでいる。今年のマシンの改善から得たことは、来年のマシンにも使うことができるからね。

    バルセロナであなたは3ポイントを獲得しました。6、7、8番手の厳しい戦いを考えると驚くべき結果です。プレ・レーステストで近いがありましたか?
    僕はドライでテストしていないし、ウェットでも40周しか走行できなかった。だから、僕にとって完璧なラップはなかった。でも、新しいエアロパッケージによって、チームはマシンに多くのことを見つけたと思う。初めて運転したのはレースでだけど、慣れるにはかなりの時間がかかった。だからレースによって変更を快適に感じたし、それが結果に表れた。何人かは僕が幸運だったと主張するかもしれないけど、幸運になるには、ポイントを獲るためにまさにその瞬間そこにいなければならないんだ。

    ロス・ブロウンは、RA108がイスタンブール・パークに合っているだろうと言いました。バルセロナと同じような“幸運”はどれくらいありそうですか?
    ロスは正しいと思う。このトラックはバルセロナよりマシンに合っているのは明らかだ。このサーキットは非常にスムーズだから、僕たちのセッアップはここの状況によりフィットする。そして、今日の2回のプラクティスでそれが立証された。僕たちはかなり前進したと感じた。レースではもう一つの要素がある。天候状態は雨になりそうだ。それによってゲームは大きく開く。

    しかし、表彰台はまだ長い道のりです。トップチームの技術面での優勢はレースの結果に大きなギャップを作っていますが、ファンはまだ中団グループでの楽しむことができます。中団ランナーがチャンスを得るためにはどのようなことが起こらなければならないですか?
    来年のレギュレーションの変更は、グリッドのバランスのためには大きな前進となるだろう。フェラーリとマクラーレン、今のBMWが長年にわたって確立したアドバンテージは、すべてのチームに、より平等に与えられるだろうと思う。でも、何が起こるかについては、待たなければならない。

    あなたのF1レースの将来は、ホンダチームとあるように思います。他のチームへ移籍することを想像できますか?
    想像?誰でも想像することはあるものだし、未来を見通すことはできない。現時点で、僕は今の場所にとても満足しているし、来年もホンダにいるだろう。それが今、集中していることだ。

    あなたは既に141のレースをしていますが、まだ28歳です。あなたはまだ全盛期にいます。人々は時々それを忘れ、あなたをスクラップの山に放り込もうとします。それは腹立たしいですか?
    いいや、そうでもないね。個人的に僕が28歳であると言う事実は大きなアドバンテージだと思うけど、F1の経験は8年あるからね。これは価値ある商品だよ!

    ジェンソン、あなたはバドックで父親とともにいるドライバーの一人です。実際、多分あなたの父親はすべてのF1の父親の中で誠実です。あなたはその快適な感覚を失いたくないですか?
    快適な感覚という訳ではないよ。現実として、僕はレース週末をとおしてほとんど父親に会わないんだ。僕は自分の仕事に集中しているからね。その一方で、彼は来るのが好きだし、息子がレースをしているのが好きなんだ。この状況ではYESだ。おそらく僕たちはこの取り決めを快適に感じているよ。

  • ニック・フライ、スーパーアグリF1撤退の真相を語る

    ニック・フライ、スーパーアグリF1撤退の真相を語る

    ニック・フライがスーパーアグリF1撤退に関してインタビューに答えた。ホンダ・レーシングF1のCEOであるニック・フライは、スーパーアグリの撤退に関して様々な憶測と批判を受けてきた。

    ニック・フライは、“autosport.com”にスーパーアグリF1撤退の真相を語った。

    あなたは、スーパーアグリに関するホンダ役員会の決定を先週末より前に知っていたようですね。本当ですか?
    我々のチーム内では、どう進行しているかを完全にわかっていた。そして救済しようとしていた。残念ながら、マグマ・グループとDIC(ドバイ・インターナショナル・キャピタル)が手を引いたとき、状況はますます難しくなった。我々はそれでも心を開いていた。しかし、事情はすべて知らされており、交渉の進展が困難であることもわかっていた。

    先週ホンダの役員会の前に、チーム存続の可能性はないとわかっていたのですか?
    いや。最終的な決定は亜久里が下した。彼は火曜日にホンダに来たが、その時点で、彼はチーム存続ために十分に進展していないことを認識していた。そういう状況で亜久里は火曜日にホンダに来た。その前に、私は事態がどう進展するか気付いたので自分で判断した。最終的な結論は火曜日に出された。

    その週末、あなたがバーニー・エクレストンに電話をかけ、スーパーアグリはトルコで出走しないと伝えたので、トラックがイスタンブールのパドックに入れなかったという噂がありますが?
    いや。バーニーは最初から事態の進展についてすべて知っていた。彼はイベント全体をプロモーションしている人物だ。私が誰をパドックに入れるかどうかを管理できると考える人は非常に出しゃばりだと思うね。しかし、バーニーは状況を知っていたし、彼自身が決断した。一旦、彼らをパドックに入れると、物流の面から(移動させるのが)難しくなる。彼が、スタッフに設営を許す前に決定を待とうとしたのは当然だ。

    フランツ・ヨーゼフ・ヴァイグルのコメントによると、あなたはスーパーアグリの存続をわざわざ妨害したそうです。これに対してどう反論しますか?
    いいえ。これもまた全く非現実的だ。現実的に、グランプリ・レーシングに参戦しようとするとき、短期だけでなく中〜長期的に見なければならない。マテシッツ氏は、チームを買収したあとに本当の問題が始まると言っていたと思う。スーパーアグリに関しては、かなり大きなリソースを持つ真剣な長期的パートナーを探していた。実現を望んでいたパートナーはマグマ/DICの契約だったが、残念ながら実を結ばなかった。

    スーパーアグリ設立の一因は、佐藤琢磨のチームをつくり、ホンダの面目を保つことでした。チームの突然の撤退は、ホンダにとってより大きな恥なのではありませんか?
    できれば、みなさんにはホンダの行動を尊重していただきたいと思う。彼らは2年以上、チームが自力で立てるよう大きな手助けをした。実現しなかったことはホンダの責任ではない。これはおそらく経済情勢、F1の環境、F1のコストなども原因なのだろう。

    佐藤琢磨のチームを探すのですか?
    それはホンダ次第だ。彼はホンダと密接な関係にあるし、我々は琢磨とアンソニー(・デビッドソン)のためにはベストを尽くすだろう。しかしそれがどういうものになるかはまだ決まっていない。

    ふたりともF1残留を望んでいますね?
    ああ、そうだね。ふたりとも望んでいるはずだ。彼らはとてもよい仕事をしてきたし、我々は全力を尽くす。しかし現段階では何も約束できない。

    スーパーアグリのギアボックスやエンジンを扱わなくてもよいので、チームはもっと自由になりますか?
    我々は、駆動系とその他の技術的支援でスーパーアグリをサポートしてきた。確かに2チームではなく1チームに集中できるようになる。必要な作業を行なうリソースの面では問題なかった。

    過去2年間のパフォーマンスは、スーパーアグリに対するパーツ供給によって妨害されたと思いますか?
    昨年のパフォーマンスを妨害したのは、エアロダイナミクス不良だった。スーパーアグリとは関係ない。我々の昨年のパフォーマンス不良についてスーパーアグリを非難するつもりは全くないが、2チームより1チームに集中する方が、少しメリットがあるだろう。

  • ロス・ブロウン、「ニックはスーパーアグリ救済のために頑張った」

    ロス・ブロウン、「ニックはスーパーアグリ救済のために頑張った」

    ロス・ブロウンが、スーパーアグリの撤退について、そしてニック・フライのスーパーアグリへの関わりを語った。

    ホンダ・レーシングF1チームのチーム・プリンシパルであるロス・ブロウンは、インスンブールのカンファレンスで「F1がチームを失うことは非常に残念なことだ」と切り出した。

    「チームを失うことはできない。彼らは過去2年間、際立った個性を示し、多くの努力をしたと思う。しかし、状況に負け、彼らは存続することができなくなった」

    「彼らが存続するために資金を見つけられなかったことは残念だ」

    「何より、スーパーアグリが去ることは悲しい。しかし、我々のチームには何の影響もなかった。鈴木亜久里は、継続するための資金を見つけられなかったという声明を日本で出したが、そこに我々のチームとの大きな関連はない」

    ロス・ブランウンはまた、鈴木亜久里から批判を受けたホンダ・レーシングのCEOニック・フライを弁護した。

    「亜久里にとって大変辛い時期だと思う。彼は2年間このプロジェクトのために働き、終わりを迫っているのを悟った。彼は、自分が発言したことをゆっくり考えるとき、違った気持ちになるだろう」

    「私は、ニックがこのプロジェクトを存続させるために大きな努力をしたことを知っている。それは我々のためではなく、スーパーアグリとホンダの関係があったからだ。ニックは、スーパーアグリが存続する解決策を見つけるために頑張った。」

    「ニックが懸命にまとめようとしたマグマの解決策は、強力で実現可能なものだった。それが駄目だったとき、他に現実的な解決策はなかった」

  • ホンダ:トルコGP バトンは11番手

    ホンダ:トルコGP バトンは11番手

    ホンダは、F1第5戦トルコGPのフリー走行でジェンソン・バトンが11番手、ルーベンス・バリチェロは15番手だった。

    例年真夏に行われるトルコGPだが、今年は5月上旬の開催。朝夕は、10℃以下にまで冷え込む。初日フリー走行も、気温14℃、路面温度25℃というコンディションで始まった。このセッション、バトンは5番手。一方、今回のレースで、F1参戦257回という最多記録がかかるバリチェロも8番手と、2人そろってトップ10内に入った。

    午後のフリー走行開始前、雨が降り出した。ほどなく止んだものの、路面はやや濡れている状態。各マシンは浅溝のレインタイヤを履き、走行を始めた。15分過ぎには、ドライタイヤに移行。バトンが6番手の速さを見せるなど、順調なスタートをアピールした。その後は、2種類のタイヤでのセットアップ作業に専念。バトン11番手、バリチェロ15番手だった。

    ジェンソン・バトン
    フリー走行1回目 5番手 1分28秒919
    フリー走行2回目 11番手 1分28秒826
    「午前のセッションのあと、僕らはたくさんの変更を行った。ここではグリップがとても重要だが、最初のコーナーでは不足していた。午後になると、セッション開始直後からよくなっていった。たくさんの異なるセッティングを試した。これから残りの週末に向け、僕らはどの方向に進むべきか理解できていると確信している。午後、最初にトラックに出たときには少しウエットだったが、その後、よくなった。ここはトラクションコントロールなしではとてもタフなサーキットで、たくさんのドライバーがミスをしているのが見受けられる。しかし、そのことで観戦はより楽しくなる。僕も、コース外にいるときには楽しんでいた。ここの路面はよりスムーズで、マシンの動きもよい。乗り心地を向上させるための変更もいくつか行ったので、僕にとってはバルセロナよりもマシンのフィーリングがよくなっている」

    ルーベンス・バリチェロ
    フリー走行1回目 8番手 1分29秒068
    フリー走行2回目 15番手 1分29秒024
    「マシンのバランスは午前からよく、僕らの進歩に満足だった。しかし、昼をはさんで行ったメカニカル面での変更で、バランスが変わってしまった。時間内で元に戻すのは難しいくらい大きな変化だったので、何が変わってしまったのかを理解するため、夜も作業をする必要がある。午前のフィーリングに戻すことは可能だと思うし、そうなれば、Q3に進出する可能性も十分あるだろう。マシンに乗っているときには、いつも通りの週末であることが一番大切なことだ。ここで僕の家族やチームのみんなとお祝いができるのは、とてもすばらしい。しかし、トラックでは何も変わらない。1993年に僕がキャリアをスタートさせたとき、この記録を破ることになるなんて思ってもみなかったが、今の僕にとってはすごく意味のある記録だ」

    スティーブ・クラーク レース兼テスト担当ヘッド・エンジニア
    「2台とも問題もなく進んだことがよかった。午前のはじめにトラックが濡れており、午後の開始時点でも雨が降っていた。さらに、ウェバー(レッドブル)のクラッシュによって赤旗中断があり、計画通りにプログラムを進めることができなかった。もちろん、それは誰にとっても同じことなので、我々が対処すればいいだけのことだ。セッションが途切れ途切れになってしまったので、ライバルと比較してどれくらいの速さがあるか計ることはいつも以上に難しい。しかし、ここにはフロントのホイールカバーを持ち込んでいる。これを使用することで、パフォーマンスは目に見えて向上する。そのため、まず1台、もしくは2台とも予選トップ10に入って、ポイントを獲得することが現実的な目標だと考えている」

  • ニック・フライとスーパーアグリF1撤退

    ニック・フライとスーパーアグリF1撤退

    スーパーアグリのF1撤退に際し、様々な発言を繰り返したニック・フライ。鈴木亜久里もスーパーアグリの撤退を発表した記者会見の場で、ニック・フライに対して批判的な発言をしている。

    ニック・フライとは、どのような人物なのだろうか。

    ニック・フライは現在、ホンダ・レーシングF1チームのCEOとして運営面やマーケティングを統括している。

    ニック・フライ 経歴

    ニック・フライは、1978年にフォードに入社。プロダクトプランニング部に異動してからはエスコートコスワース、RS2000をはじめ、様々な戦略的製品の開発を担当した。1992年にフォードがアストンマーチン・ラゴンダ社の株式の50%以上を取得すると、マネージングディレクターに就任。DB7開発を指揮し、同社歴代1位の販売台数を記録した。

    その後、ドイツ・ケルンにあるフォード・ヨーロッパの製品計画・事業担当取締役としてフォードで最後の2年を過ごしたのち、デビッド・リチャーズに誘われ、プロドライブ・オートモーティブ・テクノロジーのマネージング・ディレクターとしてプロドライブに移籍。翌2002年にはB・A・Rマネージングディレクターに就任し、F1との関わりを持った。

    2005年にチームを去ったデビッド・リチャーズの後継としてニック・フライはB・A・R Hondaの代表となる。2005年末にホンダがB・A・Rの株式を100%取得し、ホンダフルワークスとしての参戦に伴い、ホンダ・レーシングF1チームのCEOに就任し現在に至る。

    ニック・フライとスーパーアグリ

    ニック・フライは、スーパーアグリに対して以前から「ホンダワークスの開発が進まないのはスーパーアグリへのリソース提供の負担も影響している」との意見を持っていたとされ、2007年のベルギーGPでは、栃木が開発したSA06用リアウィングの使用を認めなかったと言われている。

    鈴木亜久里も撤退を発表した記者会見の場で、「ニック・フライが、どうしていちいち私たちのことに口をはさむのか理解できません。本田技研として意見をするなら全部受け入れますが、彼自身はHRF1のCEOではあるけれど、ホンダのCEOでもないしホンダのボードメンバー(取締役)でもない。ホンダの決定や指示なら、もちろん最大のパートナーだと思っているので、従っていきます。ニック・フライに関しては、なにをしてなにを言っているのか興味もありません。」とニック・フライとの関係を象徴する発言をしている。

    スーパーアグリのF1撤退の直接的な原因となったマグマ・グループを紹介したのもニック・フライである。マグマ・グループのCEOであるマーティン・リーチとはフォード時代の同僚であった。鈴木亜久里は会見で「まっ、マグマを紹介してくれたニック・フライに感謝しますよ。」と皮肉交じりにコメントしている。

    また、ニック・フライは、スーパーアグリとヴァイグル・グループとの提携に関して「ヴァイグルのような規模の会社が、競争力のあるF1チームを支援することは不可能に思える」との発言をし、ヴァイグルからは名指しで交渉を妨害した批判されている。

    ホンダ本社とHonda Racng F1 Team

    日本のホンダ本社(本田技研)とイギリスのHRF1との連携は以前から話題にのぼっている。ホンダも2008年の体制発表の際には、“マシン開発においても、日本とイギリスの連携を密にすることで、チーム基盤の強化を図りました”と自らイギリスとの連携について触れているほどだ。

    今後も、ホンダ本社とHRF1=ニック・フライとの“政権争い”に注目していきたい。

  • ルーベンス・バリチェロ、「僕はまだF1を愛している」

    ルーベンス・バリチェロ、「僕はまだF1を愛している」

    ルーベンス・バリチェロは次戦トルコGPで、F1最多出場記録を更新する。トルコGPではバリチェロの“257”戦を記念した特別カラーリングのマシンとヘルメットが用意される。しかし、16年経ってもバリチェロのF1に対する思いは何も変わっていない。

    「キャラミでの初レースが昨日のことのようだ。予選のためにショーダン 193に座ったときのことは決して忘れないだろう。ピットでテレビモニターを見ていた。しばらく、家のソファーに座っているような感じだったよ!」

    「それ以来、浮き沈みはあった。家族と友達のサポートに感謝しなければならないね。」

    デビュー戦のルーベンス・バリチェロ

    「若い年齢でF1でのキャリアをスタートさせたことは幸運だった。これまでより運転し、レースをすることを愛しているんだ。重要なのは、僕はまだF1を愛していることだ。他のどこよりも、レースの準備でF1のパドックにいるときが幸せなんだ。」

    「F1で最も経験のあるドライバーになることは、僕にとって大きな意味がある。」

    「長いキャリアと多くの素晴らしい思い出があるけど、1993年にこの旅を始めたときから今日まで、なにも変わっていないんだ。」

    「人々はトルコで僕の16年を振り返るだろうけど、僕はまだ前を見ている。」

    「ホンダ・レーシングF1チームのための時間はエキサイティングだ。チームとして急速に成長しているからね。次は最も重要なものレースのひとつになるよ。」