カテゴリー: ルイス・ハミルトン

  • ルイス・ハミルトン 母国F1イギリスGPでスプリントポール「今でも夢のよう」

    ルイス・ハミルトン 母国F1イギリスGPでスプリントポール「今でも夢のよう」

    ルイス・ハミルトンは、2026年F1第9戦イギリスGPのスプリント予選でポールポジションを獲得した。フェラーリはシルバーストンで苦戦が予想されていたが、ハミルトンはFP1に続いて全セッション最速を記録し、わずか0.011秒差でアンドレア・キミ・アントネッリを抑えて母国ファンを沸かせた。

    ハミルトンは「今でも夢のよう」と母国グランプリへの特別な思いを語るとともに、予想を覆したフェラーリの進歩を称賛。

    一方で、決勝ペースではメルセデスやレッドブル・レーシングのパワーが脅威になると警戒しながらも、先頭スタートから勝利を目指す決意を示した。

    母国シルバーストンで再び輝いたハミルトン
    ハミルトンは週末唯一のフリー走行でトップタイムを記録すると、その勢いをスプリント予選でも維持した。SQ1からSQ3まで全セッションで首位に立ち、最後のアタックでは1分28秒376をマーク。ランキング首位のアントネッリを0.011秒差で退け、スプリント形式では自身3回目のポールポジションを獲得した。

    セッション後、ハミルトンは母国シルバーストンで走る喜びを改めて語った。

    「この場所が大好きだし、この観客も大好きだ。今でもこのレースを迎えるたびに、どれほど大きな夢なのか言葉では表せない。コーナーひとつひとつや、このサーキットならではのリズムを思い描くし、セットアップが決まり、最高のチームと一緒なら素晴らしい走りができる」

    「今日はマシンのフィーリングが本当に良かった。ファクトリーのみんなに感謝したい。毎週末、小さなアップデートを持ち込み続け、全員が限界まで努力してくれている。そのおかげでポールを獲得できた」

    フェラーリの進歩を実感「予想外の結果だった」
    フェラーリは近戦でアップグレードを投入し競争力を高めてきた一方、シルバーストンの長いストレートではメルセデスやレッドブル・レーシングに対して不利になるとの見方が広がっていた。

    しかしハミルトンは、予選を通じて安定した速さを発揮。母国ファンの大声援も最後のアタックを後押ししたという。

    「セッションを通して速さはあったけど、それでも差は10ミリ秒ほどしかなかった。本当に僅差だったし、チームにふさわしい結果だ。ここにいるみんな、そしてファクトリーのみんなに心から感謝したい」

    さらに、観客の後押しについては「少なくともコンマ2秒は速くしてくれたと思う」と笑顔で語った。

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ) イギリスグランプリ

    決勝ではライバル勢のパワーを警戒
    予選ではフェラーリが最速だったものの、ハミルトンはスプリントでは簡単な展開にならないと考えている。

    「僕たちはメルセデスより前にいる。でも彼らやレッドブルは本当に大きなパワーを持っている。今年ずっと素晴らしい仕事をしてきたし、今週末も速い」

    「それでも僕たちのチームは決して諦めない。その姿勢を誇りに思っている。正直、シルバーストンでフロントローを争えるとはまったく予想していなかった。本当に信じられない驚きだし、最高の気分だ」

    FP1ではロングランも確認できており、レースペースには一定の手応えもあるという。

    「FP1では少し長めの走行も試した。時間は限られていたけど、マシンの感触は良かった。だから明日はいいレースができると思う」

    「ここでフロントローからスタートするのがいつ以来なのか思い出せない。でも後ろには近い位置でついてこられるライバルがいるし、パワー面では有利かもしれない。それでも何とか前を守り切れるよう全力を尽くす」

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    ・F1イギリスGP スプリント予選 結果・タイムシート:ハミルトンがポール

  • ルイス・ハミルトン 愛犬ロスコー亡き初のF1イギリスGP「毎日恋しい」

    ルイス・ハミルトン 愛犬ロスコー亡き初のF1イギリスGP「毎日恋しい」

    フェラーリのルイス・ハミルトンが、2026年F1イギリスGPを前に、昨年亡くなった愛犬ロスコーへの変わらぬ思いを語った。

    シルバーストンのパドックで長年行動をともにし、多くのファンから愛されたロスコーがいない母国グランプリは今年が初めてとなる。ハミルトンは「毎日恋しい」と率直な胸の内を明かし、元チームメイトのバルテリ・ボッタスとの思い出話も披露した。

    愛犬ロスコーへの変わらぬ思い
    ルイス・ハミルトンにとって、イングリッシュ・ブルドッグのロスコーは単なるペットではなく、長年にわたりF1キャリアを支えてきた大切なパートナーだった。

    ロスコーは世界中のグランプリでハミルトンとともにパドックを歩く姿が親しまれ、多くのファンからも愛された存在だった。

    2020年にはもう一匹の愛犬ココを心臓発作とみられる症状で突然失い、その後もロスコーがハミルトンを支え続けた。しかしロスコーも2025年9月、肺炎との闘病の末に息を引き取った。

    今年のイギリスGPを前にハミルトンは、いまでも毎日2匹を思い出していると明かした。

    「ちょっと信じられない気持ちだよ。犬を飼っている人なら分かると思うけど、毎日ロスコーが恋しい。そして2匹とも毎日恋しい」

    「もう一台の携帯電話には今でも写真が入っている。本当に不思議な気分なんだ」

    ロスコー

    ボッタスとの“ロスコー秘話”で会場は爆笑
    記者会見では、隣に座っていた元メルセデスのチームメイト、バルテリ・ボッタスとの思い出話も披露された。

    ハミルトンはロスコーが毎晩のようにボッタスのモーターホーム前で用を足していたことを振り返り、会場は笑いに包まれた。

    「夜中になるとロスコーがいびきをかいていて、目が覚めると外へ連れて行っていた。そして必ずバルテリのモーターホームの前でウンチをするんだ」

    「どうしてあそこだったのか分からないけど、いつも同じ場所だった」

    これに対してボッタスは笑顔で「僕にとってはプレゼントだったよ」と返答。

    ハミルトンも「そう、置き土産だね」と笑いながら応じ、会場の笑いを誘った。

    シルバーストンを象徴する存在だったロスコー
    ハミルトンは最後に、ロスコーがファンからどれほど愛されていたかを改めて振り返った。

    「ここへ来るたびに、みんなからたくさん愛情をもらっていた。本当にシルバーストンの一部のような存在だった」

    今年のイギリスGPは、ハミルトンにとってロスコーの姿がない初めての母国レースとなる。それでも思い出は色あせることなく、愛犬は今なおハミルトンの心の中でシルバーストンとともに生き続けている。

  • ルイス・ハミルトン LEGO F1レース欠場示唆「週末で最も危険な時間」

    ルイス・ハミルトン LEGO F1レース欠場示唆「週末で最も危険な時間」

    ルイス・ハミルトンは、F1イギリスGPで実施される恒例のLEGO F1ドライバーズパレードへの参加を見送る可能性を示唆した。

    昨年のマイアミGPで話題となったLEGO製F1カーによるイベントは、今年は全22人のドライバーそれぞれに専用マシンが用意される予定だが、ハミルトンは「週末で最も危険な時間」と冗談交じりに語り、参加に慎重な姿勢を見せている。

    シルバーストンでは13時30分(現地時間)からドライバーズパレードが予定されているが、ハミルトンが欠場すれば22台ではなく21台での開催となる可能性もある。

    ハミルトン「週末で最も危険な時間」
    木曜日のFIA公式記者会見でハミルトンは、LEGO F1カーについてユーモアを交えながら次のように語った。

    「週末で最も危険な時間だよ」

    「前回はシャルル(ルクレール)に運転を任せたんだ。みんながぶつかり合っているのを見るのは本当に面白かった」

    「だから今年、LEGOカーに乗るかどうかはまだ分からない」

    負傷を心配しているのかと問われると、ハミルトンは笑みを浮かべながら明言を避けた。

    「あのLEGOカーについては、あまり言うことはないね。その件については、別のところで話さないといけない」

    ルイス・ハミルトン LEGO フォーミュラ1カー

    ボッタスは初参加を心待ち
    一方、2025年のマイアミGPではF1のシートを失っていたためイベントに参加できなかったバルテリ・ボッタスは、今年キャデラックからF1復帰を果たし、初めてLEGOレースに参加することを楽しみにしている。

    「本当に楽しみにしているよ。去年はマイアミで見ていただけだったけど、すごく楽しそうだった」

    「最高速度は時速25kmに制限されているから、最短距離を走ることが重要になると思う」

    「僕の作戦は最短距離を走ることと、スリップストリームを使うことだ」

    リンドブラッドは「最大限に壊したい」
    レッドブル・レーシングのアービッド・リンドブラッドも、このイベントを心待ちにしている一人だ。

    「LEGOカーを運転すると聞いたときは、本当にワクワクした」

    「僕にとっては勝つことよりも、みんなで楽しむことが大事だ。そして最大限に壊したいね!」

    ストロールは冷静 ノリスは大歓迎
    対照的に、アストンマーティンのランス・ストロールはイベントに特別な期待は抱いていないと語る。

    「そのことで眠れなくなることはないし、朝早く起きて楽しみにすることもない。ただのドライバーズパレードの一つだよ」

    「もしあと600馬力あったら面白かっただろうし、もっとみんな興奮したと思う」

    その一方で、現世界王者ランド・ノリスは「実際のところ、とても楽しみにしている」と笑顔で歓迎しており、ドライバーごとに温度差があるイベントとなっている。

    昨年のマイアミGPではドライバー同士が接触を繰り返し、大きな話題を集めたLEGO F1カー。今年は22台すべてが1人乗り仕様となり、さらに本格的な”レース”になることが期待されているが、ハミルトンが本当に欠場を選ぶのかも注目を集めそうだ。

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  • ルイス・ハミルトン フェルスタッペンの抗議を一蹴「王者をアウトから抜けない」

    ルイス・ハミルトン フェルスタッペンの抗議を一蹴「王者をアウトから抜けない」

    ルイス・ハミルトンは、2026年F1第8戦オーストリアGPで繰り広げたマックス・フェルスタッペンとの激しいバトルについて振り返り、レッドブルのエースが無線でペナルティを求めたことに対して「王者をアウト側から抜こうとは思わない」と語り、自身のディフェンスに問題はなかったとの認識を示した。

    ハミルトンとフェルスタッペンはレース中盤、2位争いで何度も順位を入れ替える白熱した攻防を展開。接触寸前の場面もありながら、互いにクリーンなバトルを繰り広げ、今大会屈指の名勝負となった。

    フェルスタッペンの抗議にハミルトンが反論
    バトルの最中、フェルスタッペンはフェラーリのハミルトンにコース外へ押し出されたとして、チーム無線でペナルティを要求した。

    問題となった場面では、フェルスタッペンがアウト側から並びかけた際に右側のタイヤをグラベルへ落としたが、スチュワードは調査の必要はないと判断し、審議対象とはならなかった。

    レース後、ハミルトンはこの攻防について次のように語った。

    「最高だった。すごく楽しかった」

    「彼はアウト側へ行った。王者をアウト側から抜けるなんて期待しないものだ。僕だってあの場面で彼のアウト側から行って、そのままポジションを守れるとは思わない」

    「彼は頂点では後ろにいた。だから引くべきだった。僕は十分なスペースは残していた」

    一方のフェルスタッペンも、レース後には冷静な口調でこのバトルを振り返っている。

    「ルイスとのバトルの後でも前との差は縮められていた。楽しい戦いだったけど、その分かなり時間を失ったのも事実だ」

    フェルスタッペンはその後ペースを取り戻し、ジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリのメルセデス勢の間に割って入る2位でフィニッシュ。レッドブルにとって今季最高成績を記録した。

    ルイス・ハミルトン vs マックス・フェルスタッペン

    フェラーリはレースペース不足に苦戦
    一方、ハミルトン自身は終盤にペースを維持できず、バルセロナ・カタルーニャGPでの優勝を再現することはできなかった。最終的には5位でチェッカーを受け、チームメイトのシャルル・ルクレールも8位に終わるなど、フェラーリにとって厳しいレースとなった。

    ハミルトンはマシンのタイヤマネジメントに苦しんだと明かしている。

    「どのタイヤともマシンの相性が良くなかった。本当に厳しいレースだった」

    「序盤は攻められていて悪くなかったけど、どのセットでもリアタイヤが急激に落ちてしまった。バランスも非常に難しかった」

    さらに、フェラーリの課題としてパワーユニットのデプロイメント性能を挙げ、アップグレードには時間がかかるとの見通しも示した。

    「次のパワーアップグレードをいつ投入できるか、全力で取り組まなければならない。改善方法を探る必要があるけど、すぐには実現しないだろう」

    「単純にパワー不足というわけではない。コーナー出口では十分な力を感じる。でも終盤になるとデプロイメントが落ちてしまう。特にメルセデスは最後まで伸び続けている」

    今回のオーストリアGPでは、ハミルトンとフェルスタッペンによる見応えあるバトルが大きな注目を集めた一方で、フェラーリはレースペースとパワーユニット性能に課題を残した。ハミルトンはディフェンスに問題はなかったとの立場を貫くとともに、今後はマシン性能の改善が必要との認識を示している。

  • ルイス・ハミルトン「デプロイメントが最後まで続かない」 フェラーリF1の課題説明

    ルイス・ハミルトン「デプロイメントが最後まで続かない」 フェラーリF1の課題説明

    ルイス・ハミルトンは、2026年F1オーストリアGPで5位に終わった後、フェラーリの課題としてデプロイメント性能を挙げ、メルセデスとの差は「すぐには埋まらない」との見解を示した。

    2週間前のバルセロナ・カタルーニャGPで今季初勝利を挙げたフェラーリは、オーストリアGPでアップグレード版パワーユニットを投入した。しかし、予選3番手からスタートしたハミルトンは表彰台争いに加わることができず、5位でレースを終えた。

    「最後まで伸び続ける」メルセデスとの差
    ハミルトンは、さらなるパワーユニットのアップグレードについて問われると、改善には時間が必要だと認めた。

    「次のパワーアップグレードをいつ投入できるか、本当に懸命に取り組まなければならない」

    「でも、あのマシンたちと走っていると、問題はデプロイメントなんだ。単純なパワー不足というより、コーナー立ち上がりでは十分な加速があるように感じる。でも最後のところではデプロイメントの差が出る」

    「僕たちのデプロイメントは途中で失速してしまう。一方で、特にメルセデスは最後まで伸び続ける。なぜそうなるのか、どう改善できるのかを調べなければならない。でも、その改善はすぐには実現しないだろう」

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ)

    「なぜここまで遅かったのか分からない」
    レースではスタート直後にチームメイトのシャルル・ルクレールをかわし、一時はジョージ・ラッセルに食らいつく走りを見せた。しかし、その後はタイヤのデグラデーションに苦しみ、3ストップ戦略を採ることになった。

    ハミルトンはレースを振り返り、「今日はなぜここまで遅かったのか分からない」と率直な思いを語った。

    「ペースに本当に苦しんだし、デグラデーションも予想以上に大きかった。僕はレース前から『今日は2ストップでは厳しいと思う』とチームに伝えていたんだ」

    「最初のスティントではジョージについていこうとしてタイヤをかなり使ってしまった。その後のスティントでも、ほとんどずっとパワー不足に苦しんでいた」

    さらに、タイヤ選択やマシンバランスにも不満があったと明かした。

    「今日はどのタイヤも気に入らなかった。本当に厳しいレースだった。ものすごく暑かったし、スタートもうまく決まらなかった」

    「金曜日はストレートだけでコンマ6秒遅れていた。今日がどうだったのかはこれから確認するけれど、それほど小さな差ではなかったはずだ」

    「それにグリップ面でも、今日はみんなについていくことができなかった」

    それでもハミルトンは、バルセロナ・カタルーニャGPでの優勝を含め、今季ここまでのフェラーリの進歩には前向きな姿勢を崩さなかった。

    「バトルは楽しめている。もちろん、僕たちが目指している位置ではない。でも、このサーキットは昔から僕にとって苦手なコースなんだ」

    「だから予選3番手は悪くなかったし、決勝5位も、ここでいつも速いシャルルと比べれば受け入れられる結果だと思っている」

    今回のオーストリアGPでは、アップグレード版パワーユニットを投入したフェラーリだったが、ハミルトンはメルセデスとの差は依然としてデプロイメント性能にあると指摘した。さらなる改善には時間が必要との認識を示しており、今後のアップデートが巻き返しの鍵となりそうだ。

  • ルイス・ハミルトン メルセデスF1撃破へ「2台でプレッシャーをかけたい」

    ルイス・ハミルトン メルセデスF1撃破へ「2台でプレッシャーをかけたい」

    ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は2026年F1第8戦オーストリアGP予選で3番手を獲得した。ジョージ・ラッセル(メルセデス)がポールポジションを獲得し、チームメイトのシャルル・ルクレールが2番手に入った中、決勝ではフェラーリ2台による戦略を武器にメルセデスへ挑む考えを示した。

    フェラーリは予選でルクレールが2番手、ハミルトンが3番手と2台揃って上位グリッドを確保。前方にはラッセル、後方には4番手のキミ・アントネッリがおり、スタート直後から両チームによる戦略戦が注目される。

    フェラーリ2台でメルセデスに挑む
    ハミルトンは、決勝ではフェラーリの2台体制を最大限に生かした戦略が重要になると語った。

    「今週末は勝利を争えるとは思っていなかった。彼らは週末を通して僕たちよりコンマ6秒速かった」

    「一晩でその差をコンマ3秒縮めることができたけど、それでも今日はコンマ2〜3秒ほど遅れている」

    「明日彼らに挑戦するのはとても難しい。でもターン3まで長いストレートがあるから、うまく協力できればチャンスはあると思う」

    「シャルルがすぐ近くにいるのは本当に心強い。戦略面で協力して、彼らにプレッシャーをかけられたらいいと思っている」

    さらに、予選でメルセデスとの差を大きく縮められたことを前向きに評価した。

    「一晩で大きく前進できたと思う。昨日はコンマ6秒離されていたけど、今日はコンマ3秒弱まで縮められた。それは本当にポジティブなことだ」

    「レースペースがどうなるかはまだ分からない。でも明日はもっと彼らに近づけることを願っている」

    「フェラーリ2台がメルセデス2台の間にいる。この状況を生かして、戦略をうまく実行し、ずっとプレッシャーをかけ続けたい」

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ)

    アップグレードに手応え
    ハミルトンはQ3最初のアタックでターン1とターン3でミスを喫し、その後は燃料不足のため追加アタックができず、実質1回のアタックで予選を終えた。

    それでも予選3番手については納得しているという。

    「彼らは週末を通して速かった。ジョージにはおめでとうと言いたい。でもシャルルと一緒にここへ来られたことは素晴らしいし、フェラーリにとって本当に良い結果だった」

    「これはファクトリーのみんなが積み重ねてきた努力の成果だ」

    また、今大会で投入したアップグレードについても前進を実感している。

    「エンジンには新しいアップグレードが入り、少し前進できた。それに加えてクルマにも細かな改良を加えた」

    「チーム全員が本当にハングリーだ。毎戦少しずつでも改善を続けている姿を見るのは素晴らしい」

    「だからこそ、こうして上位で戦える位置まで来ることができた」

    一方でFP3では好感触だったバランスが、予選ではブレーキング時を中心に変化したことも明かした。

    「今朝のFP3ではとても感触が良かった。でも予選では特にブレーキングで少しバランスに苦しんだ」

    「Q3ではターン1とターン3でミスをして、そのラップを失ってしまった。最初のアタックを失った状況を考えれば、3番手という結果には満足している」

    フェラーリは2台がラッセルとアントネッリの間に割って入る理想的なグリッドを確保した。ハミルトンは、このアドバンテージを生かした戦略でメルセデス攻略を狙っている。

  • ルイス・ハミルトン フェラーリF1に改善要求「まだやるべき仕事がある」

    ルイス・ハミルトン フェラーリF1に改善要求「まだやるべき仕事がある」

    ルイス・ハミルトンは、2026年F1第8戦オーストリアGP初日のフリー走行を終え、フェラーリにさらなるパフォーマンス向上を求めた。FP1、FP2ともに5番手に終わり、トップのキミ・アントネッリから0.6秒以上離される結果となった。

    前戦バルセロナ・カタルーニャGPでフェラーリ移籍後初優勝を飾ったハミルトンだったが、レッドブル・リンクでは厳しいスタートとなった。それでも初日のマシンには手応えを感じており、予選に向けてセットアップ改善に期待を寄せている。

    高温のレッドブル・リンクで苦戦
    オーストリアGP初日は猛暑のなかで行われ、各チームともマシンバランスの最適化に苦しんだ。

    ハミルトンはFP1、FP2とも5番手で走行を終え、FP2ではメルセデス勢とマクラーレン勢の後塵を拝する形となった。

    「堅実だけど厳しい週末のスタートだった。気温が高く、もともと難しいサーキットがさらに難しくなっていた」

    「マシンは走り始めからかなりポジティブな感触だった。でも、このサーキットは本当にシビアで、ほんの少しバランスがずれるだけでラップタイムを大きく失ってしまう」

    予選へ向けフェラーリに改善を要求
    ドライバーズランキングでは首位アントネッリを41ポイント差で追い、3位ジョージ・ラッセルには9ポイント差をつけているハミルトン。直近3戦では2位、2位、優勝と好調を維持しているだけに、予選へ向けて一段の改善を望んでいる。

    「正しいセットアップとバランスを見つけて、マシンからさらにパフォーマンスを引き出すために、まだやるべき仕事がある」

    「重要なのは集中力を保ち、自分たちがどこでタイムを失っているのかを理解し、明日に向けて何ができるかを見極めることだ」

    フェラーリは初日に一定の競争力を示したものの、メルセデスとの差は依然として大きい。ハミルトンは一晩でセットアップを煮詰め、予選で上位争いに加わることを目指している。

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    ・F1オーストリアGP フリー走行2回目 結果・タイムシート

  • ルイス・ハミルトン フェラーリで8度目のF1王座へ自信「チャンスはある」

    ルイス・ハミルトン フェラーリで8度目のF1王座へ自信「チャンスはある」

    ルイス・ハミルトンは、フェラーリで初優勝を飾った勢いを維持し、2026年のF1タイトル争いに加わる可能性は十分にあるとの見解を示した。一方で、今季ここまで圧倒的な強さを見せるメルセデスを逆転するには、チーム全体の継続的な開発が不可欠だと強調している。

    バルセロナ・カタルーニャGPでフェラーリ移籍後初のグランプリ優勝を挙げたハミルトンは、その前の2戦でも2位に入り、3戦連続表彰台と好調を維持。

    オーストリアGPを前に、ドライバーズランキングでは首位キミ・アントネッリに41ポイント差の2位につけている。コンストラクターズランキングでもフェラーリはメルセデスとの差を72ポイントまで縮めており、今週末には新型パワーユニットも投入される予定だ。

    「チャンスはある」 開発継続がタイトルへの鍵
    メディアデーで、近年のアップグレードや新型パワーユニットによってタイトル争いに加わる可能性を感じているかと問われたハミルトンは、慎重ながらも前向きな姿勢を見せた。

    「チャンスはあると思う。でも、チャンスがあることと、それを実現するためにチーム全体を結束させて開発を進めることは別の話だ」

    「開発は途中で停滞してしまうこともある。だから僕たちにできるのは、一日一日積み重ねていくことだけだし、それぞれが持てるものをチームにもたらし続けることだけだ」

    さらに、ファクトリーで働くスタッフたちの努力がチームを変えつつあると語った。

    「全員が何が可能なのかを理解している。その可能性が見えると、それが目指すべき北極星になる。そこへ向かって進めばいいと分かるんだ」

    「以前からそうだったかは分からないけど、少なくとも昨年はその北極星がなかった。今年はそれがある。今年は全員がさらに努力を重ねているし、それが結果にも表れ始めている」

    今週末に投入される新型パワーユニットについても期待を寄せた。

    「今週末には新しいエンジンも入る。これで一気に差が埋まるわけではないけど、一歩前進になる。確実に前へ進めるアップデートだ。そのことを本当に誇りに思うし、感謝している」

    ただし、依然として最大のライバルはメルセデスだと認めている。

    「それでも倒すべき相手はメルセデスだ。彼らは今季ほとんどすべてを勝ってきたし、本当に素晴らしいマシンとチームを持っている。ワールドチャンピオンのチームだ」

    「彼らに追いつき、戦えるようになるにはシーズン終了までチーム全員の力が必要になる。でも、不可能だとは思っていない」

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ)

    引退論から一転 「やるべきことは分かっている」
    また、ここ数年は引退説も取り沙汰されていた状況から、一転して史上最多となる8度目のワールドチャンピオン獲得が話題となっていることについても言及した。

    「以前はいろいろ言っていた人たちが、今ではまったく違うことを言っている。その変化を見るのは不思議なものだ。でも、そういうことは気にしていない」

    「僕にとって一番大切だったのはファンからの愛情だし、みんなが僕と一緒にこの瞬間を喜んでくれたことだった。それは本当に大きな意味があった」

    タイトル争いについても、経験を生かして冷静に臨む考えを示した。

    「チャンピオンシップについては、そういうことに気を取られてはいない。こういう状況は何度も経験してきたし、自分が何をすべきか分かっている」

    「今週末もタイトルのことを考えて来たわけではない。今週末を最高の形でやり遂げることだけを考えている」

    さらに、フェラーリ代表フレデリック・バスールの姿勢にも共感を示した。

    「フレッドも言っていたけど、みんな盛り上がり過ぎなんだ。大切なのは落ち着いて、地に足をつけて、一つひとつ確実に仕事をこなしていくことだ」

    「成功への近道なんてない。チーム全員がそれぞれの役割を果たしているし、みんなの努力を本当に誇りに思っている。僕たちは成長を続けて、さらにレベルアップしていかなければならない。それが僕がここにいる理由なんだ」

    フェラーリはスペインGPでハミルトンの移籍後初勝利を挙げ、勢いを取り戻しつつある。今週末のオーストリアGPでは新型パワーユニットも投入される予定で、ハミルトンはタイトル争いへの可能性を認めながらも、開発の継続と着実な積み重ねこそがメルセデスとの差を縮める唯一の道だと強調した。

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    ・フェラーリF1 ハミルトンの「ベーシックすぎる」指摘受けSF-26を全面刷新

  • フェラーリF1 ハミルトンの「ベーシックすぎる」指摘受けSF-26を全面刷新

    フェラーリF1 ハミルトンの「ベーシックすぎる」指摘受けSF-26を全面刷新

    ルイス・ハミルトンはモナコGP後、フェラーリの2026年型マシン「SF-26」がアンドレア・キミ・アントネッリのメルセデスと比べて「とてもベーシックだ」と評した。しかし、その後フェラーリはスペインGPに向けてマシンを全面的に刷新し、ハミルトンが求めていた革新性を実現する大規模アップグレードを投入した。

    モナコGPでハミルトンは2位に入ったものの、優勝したアントネッリとの差はセーフティカーや赤旗の影響で縮まったものだった。実際には30秒以上遅れてフィニッシュする展開だったとみられている。

    モナコ市街地コースはフェラーリの長所を引き出し、弱点を隠せるレイアウトと考えられていたことから、レース前には優勝候補との評価も受けていた。しかしチーム内部では、すでに大規模アップグレードパッケージの投入が予定されていた。

    SF-26を全面刷新
    『The Race』のコラムで元F1テクニカルディレクターのゲイリー・アンダーソンは、スペインGP以前のSF-26について「設計はかなりシンプルに見えた」と分析した。

    ただし、それはフェラーリが2026年の新レギュレーションを十分に理解するまで、あえて保守的な設計を選択していたためだと指摘している。

    その後フェラーリは、一部チームが発想すらしていなかった回転式の「マカレナ・リアウイング」を投入。これにより、あらゆる領域で限界を追求する開発姿勢を明確に示した。

    そしてモナコGPからわずか5日後のスペインGPでは、SF-26を全面的に改良した仕様を投入。アンダーソンは「何一つ手つかずの部分はなかった」と表現し、マイアミGPで投入されたアップデートとは異なり、今回は「すべてが即座に機能した」と高く評価している。

    その成果はすぐに表れた。ハミルトンは予選でジョージ・ラッセルからわずか0.064秒差の2番手となり、今季初めてフェラーリをフロントロウへ導いた。

    決勝ではバーチャル・セーフティカー(VSC)の恩恵もあったが、それ以前から優勝争いを展開しており、最終的にフェラーリ移籍後初勝利を飾った。

    ハミルトン「このマシンは必ず勝てる」
    スペインGP予選後、ハミルトンはイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』に対し、今季の勝利に強い自信を示していた。

    「このマシンは間違いなくレースで勝てる。僕はそう確信している」

    「開発の方向性もそうだし、チーム全体の連携もある。みんな本当に懸命に取り組んでいる。だから、どこかの時点で勝利争いができると確信している」

    その言葉どおり、ハミルトンはスペインGPでフェラーリ加入後初勝利を達成した。これはフェラーリにとっても、カルロス・サインツJr.が2024年メキシコGPで優勝して以来のグランプリ勝利となり、2020~2021年以来で最も長かった未勝利期間に終止符を打った。

    フェラーリの反撃は続くのか
    今回の大規模アップグレードは、ハミルトンが「ベーシックすぎる」と表現したマシンを、フェラーリが短期間で大きく進化させたことを示す結果となった。さらにランド・ノリスは「フェラーリのエンジン性能がさらに向上すればライバル勢を圧倒できる」と評価しており、今後の開発次第ではタイトル争いの勢力図を左右する存在となる可能性がある。

    バルセロナ・カタルーニャGPでの勝利が一時的なものなのか、それともフェラーリ復活の始まりなのか。今後の数戦が、その答えを示すことになりそうだ。

  • ボッタス フェラーリF1で復活のハミルトンを分析「彼のDNAが入ったSF-26」

    ボッタス フェラーリF1で復活のハミルトンを分析「彼のDNAが入ったSF-26」

    ルイス・ハミルトンのフェラーリ移籍後初勝利について、元メルセデスのチームメイトであるバルテリ・ボッタスが、その復調の背景に「マシンへハミルトンのDNAが反映され始めたこと」があるとの見解を示した。

    ハミルトンは2026年シーズン序盤こそフェラーリへの適応に苦しんだものの、モナコGPとカナダGPで連続表彰台を獲得すると、前戦スペインGPでは待望のフェラーリ初優勝を飾った。

    5年間にわたってメルセデスでハミルトンとコンビを組んだボッタスは、その変化が偶然ではないと見ている。

    「ハミルトンのDNA」が宿るマシン
    ボッタスは、ハミルトンが現在のフェラーリで本来の力を発揮し始めた理由について、マシン開発への影響が表れ始めた可能性を指摘した。

    「当然だけど、レースがうまくいけば気分も良くなるものだ。彼はいま本当にいい状態にいるし、それを見るのはうれしい」

    「彼は素晴らしい予選も素晴らしいレースもできる能力を失っていないことを証明したと思う」

    そして、こう続けた。

    「たぶん、このクルマはこれまでとは少し違うんだろう。もしかすると、彼のDNAが少し入った初めてのマシンなのかもしれない」

    「そういう小さな違いが大きな差につながる。この世界では本当にわずかな差で勝負が決まるからね。でも、彼が好調なのを見るのはうれしいよ」

    グラウンドエフェクト時代のF1では、ハミルトンはメルセデス時代を通じてマシンとの相性に苦しみ続けた。2024年には勝利を挙げたものの、常に完全な一体感を得ていたわけではなかった。

    しかしフェラーリは、ハミルトンの加入後にSF-26を全面刷新。近年のアップデートと並行してハミルトン自身の自信も高まり、再び優勝争いを演じるまでに復調している。

    フェラーリ SF-26を駆るルイス・ハミルトン

    ロズベルグも復活劇を祝福
    ハミルトンのフェラーリ初勝利には、2016年F1王者で元チームメイトのニコ・ロズベルグも祝福の言葉を送った。

    かつて激しいタイトル争いを繰り広げたライバルだが、ロズベルグはスペインGP後に率直な喜びを語っている。

    「心から彼と一緒に喜べるよ。すぐに祝福の言葉を伝えた。本当におめでとうと言えてうれしかった。素晴らしいことだからね」

    また、フェラーリ移籍直後の苦戦を見守るのは辛かったと明かした。

    「フェラーリでのスタートは本当に苦しかったし、見ていてつらかった。でも今は自信に満ちあふれ、速さも戻り、レースを楽しんでいる。それが本当に素晴らしい」

    「今回の勝利は歴史的なものだ。本当に特別な勝利だった。彼にとっても、このスポーツにとっても素晴らしい一日になった」

    さらにロズベルグは、この勝利がフェラーリ全体に好循環をもたらすと予想する。

    「いい結果が出れば、さらにモチベーションが高まり、幸せになり、もっと努力するようになる」

    「その流れがチーム全体をさらに高いレベルへ押し上げていくだろう。いまのフェラーリには素晴らしい勢いがある」

    ハミルトンの復活によりフェラーリの勢いは一気に増している。ボッタスが語ったように、SF-26がハミルトンの好みに近づいたことが事実であれば、その小さな変化こそが2026年シーズンを左右する大きな要因になるかもしれない。