カテゴリー: ルイス・ハミルトン

  • F1日本GP 鈴鹿好きのハミルトンも苦言「最も楽しくない部類のトラック」

    F1日本GP 鈴鹿好きのハミルトンも苦言「最も楽しくない部類のトラック」

    ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は2026年F1日本GP予選を6番手で終えた後、鈴鹿サーキットに対して異例とも言える厳しい見解を示した。これまで“好きなコース”として知られてきた鈴鹿について、2026年型マシンでは「最も楽しくない部類のトラック」と語っている。

    エネルギーマネジメントの影響により、全開で攻め続けることができない現状に強い違和感を示したハミルトン。

    フェラーリのパフォーマンス不足に加え、新レギュレーションがドライビング体験そのものにも影響を及ぼしていることを浮き彫りにした。

    ハミルトン「現状では全く足りていない」
    ポールポジションはアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が獲得し、ハミルトンはそのタイムから0.789秒遅れ。さらにマクラーレン勢とチームメイトのシャルル・ルクレールにも後れを取る結果となった。

    「昨日は少し苦戦していたけど、今日はかなり良くなった」

    「Q1は問題なかったし、その後もどんどん良くなっていった。でも、トップの連中とは何マイルも離れている」

    「自分なりに最大限を引き出しているけど、現状では全く足りていない」

    エネルギー管理が決定的な差に
    「デプロイメントが大きな要因なのは間違いない」

    「最初のアタックでは少なくともルクレールより上だった。でもバックストレートで2.5テンポ失った。オーバーステアが出て、少しアクセルを戻したことでアルゴリズム全体が変わってしまった」

    「本来なら立て直してそのまま走り続けられるはずだけど、このレギュレーションではそうならない」

    「だから理想的ではないし、こういう部分はあまり良くないと思う」

    メルセデスとマクラーレンに対する評価
    「彼らは明らかにいいクルマを持っているし、マクラーレンもメルセデスエンジンの使い方を理解してくれば、さらに差は広がると思う」

    「ギャップを縮めるためには本当に大きな仕事が必要だ」

    「エンジンも要因のひとつだけど、少なくとも今週末に関してはシャシーもメルセデスには及んでいない」

    「彼らはコーナーでも最速だ」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ

    「これまでで最も楽しくない部類」の鈴鹿
    「特に最初のセクションは限界で走っているけど、ターン6以降はバッテリーをセーブしないといけないから、同じようには攻められない」

    「そういう意味では、これまでで最も楽しくない部類のトラックだ」

    「ラップ全体でフルパワーを使えないというのは、レースとしてあまり良い要素ではないと思う」

    決勝の展望も不透明
    「正直、どんなレースになるのか全く分からない」

    「レースペースでは誰も抜けなかったし、ここはもともとオーバーテイクが多いサーキットではない」

    「前戦よりも少なくなると思うけど、少しはあることを期待している」

    「ターン1は可能性があるかもしれないけど、そこはストレートモードの区間だし、最終コーナーを立ち上がる時にはバッテリーがほとんど残っていないことが多い」

    フェラーリは中国GPではメルセデスに迫る場面もあったが、鈴鹿では再び明確な差を突きつけられる形となった。ハミルトン自身が「何マイルも離れている」と表現したように、そのギャップは依然として大きい。

  • ルイス・ハミルトン フェラーリF1の課題を指摘「現時点では速さが足りない」

    ルイス・ハミルトン フェラーリF1の課題を指摘「現時点では速さが足りない」

    ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は、2026年F1日本GPの金曜プラクティスを終え、フェラーリF1は現時点でライバル勢に対して十分な速さがないとの認識を示した。

    フェラーリはフリー走行1回目、2回目ともに5番手と6番手に留まり、鈴鹿サーキットではマクラーレンやメルセデスに対して後れを取る形となった。ハミルトンはFP2を6番手で終え、トップのオスカー・ピアストリから0.847秒差だった。

    ハミルトン「現時点ではただ速くない」
    ルイス・ハミルトンは、マシンの挙動について聞かれると、これまでにも経験してきた傾向に近いものだと語った。

    「ここで以前に経験したものと似たようなことだと思う」

    「素晴らしいサーキットだ。クルマ自体のフィーリングは全体としては悪くない。ただ、現時点では単純に速さが足りないと思うし、原因はバランスにあると思う」

    「一晩かけてしっかり取り組んで、どうすればもっと良いセットアップにできるのかを見つけないといけない」

    土曜日にフェラーリが差を縮められるかと問われたハミルトンは、現状では簡単ではないとの見方を示した。

    「難しいと思う。結局のところ、今のところストレートではかなりタイムを失っていて、マクラーレンと比べるとターン1までにコンマ4秒ある」

    「だからデプロイメントもその一部だし、そこはもっと良くできるはずだ」

    「それに、もしセットアップを正しいところに持っていければ、クルマからさらにパフォーマンスを引き出せる余地もあると思う」

    鈴鹿で浮かんだ電力マネジメントの難しさ
    2026年F1レギュレーションについて好意的な立場を取ってきたハミルトンだが、鈴鹿ではエネルギーマネジメントの難しさがドライバーにとって負担になっていることも認めた。

    「スーパークリッピングは間違いなく良くない」

    「スーパークリッピングをしなければならないのは良くないことだ。場所によっては、もうパワーが残っていないから、いわば惰性で進入していくような感じになる」

    「このサーキットに関して言えば、それが今回のルール変更でいちばん楽しくない部分だと思う。でも、それ以外のセクションではクルマのフィーリングは本当にいいし、運転していてやはり素晴らしい」

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ) F1 日本GP

    フェラーリ首脳陣も現状を冷静に分析
    一方、フェラーリのスポーティングディレクターを務めるディエゴ・イオベルノは、金曜の勢力図はおおむね想定の範囲内だったと説明した。

    「ギャップはおおよそ我々の予想通りだと思う」

    「特にショートランに関しては、最初の2戦とかなり近い傾向でもある。それでも、改善を目指していかなければならない」

    「我々はできることをやっている。データを分析し、クルマのマネジメントに関する小さな問題を修正しようとしている。ドライバーたちも完全には満足していないし、ルイスが自信の欠如について不満を口にしていたのも聞いたと思う」

    「このコースは難しいし、後半区間は新舗装になっている。重要なポイントは、1周目からタイヤをしっかり機能させることになるだろう」

    フェラーリにとって鈴鹿初日は、戦闘力不足とセットアップの難しさがあらためて浮き彫りになった一日だった。ハミルトンが指摘したストレートでのロスと、ドライバーが求める信頼感をどこまで改善できるかが、予選以降の巻き返しの鍵になりそうだ。

  • ルイス・ハミルトン「マリオカート化は正しい」新時代F1を高評価

    ルイス・ハミルトン「マリオカート化は正しい」新時代F1を高評価

    ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は、2026年F1の新時代で見られている“バッテリー主導の接近戦”について、自身はむしろ歓迎しているとの見解を示した。

    マックス・フェルスタッペンが「マリオカートのようだ」と批判した現在のレース展開に対し、ハミルトンはそれこそが本来あるべき姿だと強調。長年の課題だった「接近して戦えないF1」は、ついに変わり始めていると語った。

    ハミルトンが語る“本来のレース”の姿
    ルイス・ハミルトンは、現代F1のバトルの特徴について次のように語った。

    「カートに立ち返ってみれば同じことだ。前後に行き来して、行き来して、誰も簡単には逃げ切れない。ゴーカートを“ヨーヨーレース”なんて呼ぶ人はいない。それが最高のレースなんだ」

    「そしてF1は長い間、最高のレースではなかった。前のクルマに追従できなかったからだ」

    「この20年で乗ってきたクルマの中で、高速コーナーでも完全にダウンフォースを失わずに追従できるのはこのマシンが初めてだ。後ろにつけるんだ」

    「以前はDRSがあったが、あれは応急処置のようなものだった。今はパワー差があるが、その差はとても小さい」

    「前に出ても、後ろのクルマはついてくることができる」

    “マリオカート化”が生むバトルの質
    現在のF1では、バッテリーのデプロイメントによって優劣が入れ替わる“行って来い”の展開が特徴となっている。

    ハミルトンは、この点こそがレースの魅力を高めていると評価する。

    「個人的にはずっと楽しいと感じている。これほどオーバーテイクがあって、これほど良いバトルは、何年も前のバーレーンでニコと戦ったとき以来だ」

    「レースはこうあるべきだ。行き来して、行き来して。一度の動きで終わるべきではない」

    「僕はこういうレースが好きだ。ただ、すべてのチームがもっと接近してくれば、さらにこういうバトルが増えるはずだ」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ

    鈴鹿での勢力図とフェラーリの可能性
    今季ここまでの主導権はメルセデスが握っているが、鈴鹿では状況が変わる可能性もある。

    オーストラリアでは4か所あったストレートモード区間が、日本GPでは2か所に減少。これによりメルセデスのエンジン優位性がやや抑えられると見られている。

    「ここではストレートモード区間が2つしかない。メルセデスはそれを開くたびに引き離してくるから、今回はその機会が少なくなるかもしれない」

    「高速区間では僕たちの方がついていける可能性はある」

    「コーナーではほぼ同等の速さになると思う。他のレースを見ても、彼らはコーナーでも同じくらい速い」

    「結局のところ差が出るのはデプロイメントだ。週末が始まるとき、彼らがどんな使い方をしてくるかが最大の違いになる」

    新時代F1に対する評価は分かれているが、ハミルトンにとっては“ようやく実現した理想のレース”であることは間違いない。

  • ルイス・ハミルトン F1日本GP前に剣術体験 『キル・ビル』殺陣師と共演

    ルイス・ハミルトン F1日本GP前に剣術体験 『キル・ビル』殺陣師と共演

    ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は、2026年F1日本GPを前に日本の道場を訪れ、映画『キル・ビル』の殺陣振付師として知られる島口哲朗氏から剣術の指導を受けた。その様子を自身のInstagramで公開している。

    幼少期の記憶と重なる“原点回帰”の時間となり、日本文化への敬意とともに、その意味を改めて実感した様子を伝えている。

    「道場に戻ってきた。伝説的なサムライアーティストである島口哲朗さんから指導を受けられて、本当に信じられない気持ちだ」とハミルトンはSNSに投稿。

    「彼は『キル・ビル』のすべての殺陣を手がけた人物で、自分にとっては史上最高に好きな映画のひとつなんだ」

    「今回のレッスンは、自分が小さい頃にやっていた空手のことを思い出させてくれた」

    「当時は学校でいじめに対処するために始めたんだけど、単に身を守る術を学んだだけじゃなく、規律や敬意、そして謙虚さを教えてくれた」

    「7年間、毎週レッスンに通っていて、毎回のクラスは正座して先生にお辞儀をするところから始まっていた」

    「昨日も島口さんとのレッスンの始まりに同じようにお辞儀をしたんだ」

    「人生にはこういう“巡り合わせ”の瞬間があるのが本当に素晴らしいと思う」

    「子どもの頃は、なぜお辞儀をしなければならないのか理解できなかったけど、大人になって伝統を尊重するようになってから、その美しさを理解できるようになった」

    「先生、ありがとうございました。そして東京、素晴らしい美しさと文化、そして温かい歓迎をありがとう」

  • ルイス・ハミルトン 大黒PAにフェラーリF40で登場 F1日本GP前にファン熱狂

    ルイス・ハミルトン 大黒PAにフェラーリF40で登場 F1日本GP前にファン熱狂

    ルイス・ハミルトンがF1日本GPを前に、日本のカーカルチャーの象徴的なスポットである横浜・大黒パーキングエリアに姿を見せ、大きな話題を呼んだ。

    7度のF1ワールドチャンピオンであり、2026年にフェラーリで2年目のシーズンを戦うハミルトンは、火曜日の夜遅くに登場。トレードマークのバケットハットとカジュアルなストリートウェア姿で、レーシングドライバーとしての存在感とオフのスタイルを自然に重ね合わせた。

    フェラーリF40とともに大黒PAへ
    ハミルトンが並んだのは、フェラーリの伝説的なスーパーカーであるフェラーリF40だった。車両には「F40」と「77」を組み合わせた日本のナンバープレートが装着されており、2022年に日産スカイラインとともに見せた“東京ドリフト”の流れを感じさせる演出となった。

    クラシックスーパーカーとF1スターの組み合わせは、現地に集まったファンだけでなく、ソーシャルメディア上でも大きな反響を呼んだ。ハミルトンがカメラの前でポーズを取る映像や写真が拡散され、日本のカーカルチャーとF1のスター性が交差する象徴的な場面として受け止められた。

    日本GP直前の絶妙なタイミング
    今回の東京での登場は、鈴鹿で開催される日本GPを目前に控えたタイミングでもあった。プラクティスは3月26日に始まり、決勝は3月29日に行われる。

    ハミルトンにとって鈴鹿は、2019年以来となる勝利を狙う舞台でもある。フェラーリ移籍後の新たな挑戦の中で迎える日本GPを前に、東京でのこの一幕は週末への期待感をさらに高めるものとなった。

    日本の車文化とF1の結びつき
    フェラーリF40は、自動車史における象徴的な1台として知られる存在だ。そのマシンを東京で披露したことは、単なる話題作りにとどまらず、日本の車文化とF1ドライバーの発信力が結びつく現在の流れを印象づけた。

    象徴的なクルマ、土地ならではのモータースポーツ文化、そしてハミルトン自身のスタイルが重なったことで、今回の大黒PAでの登場は日本GP前の完璧な前振りとなった。

    鈴鹿では、チームメイトのシャルル・ルクレールとともに、メルセデス、レッドブル、マクラーレンとの激しい戦いに挑む。東京で見せた存在感を、今度は鈴鹿のコース上で結果につなげられるかに注目が集まる。

  • ルイス・ハミルトン フェラーリF1新レースエンジニアに手応え「士気は高い」

    ルイス・ハミルトン フェラーリF1新レースエンジニアに手応え「士気は高い」

    フェラーリのルイス・ハミルトンは、2026年F1シーズン序盤において新たなレースエンジニアとの関係に手応えを示している。

    リカルド・アダミからカルロ・サンティへと体制が変わった中でも、チーム内の雰囲気は良好であり、現状を維持すべきとの考えを明かした。

    サンティとの連携は「刺激」
    フレデリック・バスールはオーストラリアGP後、ハミルトンのレースエンジニア体制について言及し、次のように語っていた。

    「ミシェル=グロージャンは素晴らしい補強であり、将来的にハミルトンのレースエンジニアとして良い関係を築ける可能性がある。ただし現時点ではカルロ・サンティが担当しており、このコンビはうまく機能している。我々は今後について一緒に決断するが、急ぐ必要はない」

    その言葉通り、中国GPでもハミルトンとサンティのコンビは機能しており、ハミルトン自身も現状に満足している様子を見せた。

    「新しいレースエンジニアは僕にとって刺激になっている」とハミルトンは語った。

    「チームの中の士気はとても高いし、来週またマラネロに戻ってみんなに会うのが楽しみだ」

    フェラーリ初表彰台への強い執念
    またハミルトンは、フェラーリ移籍後初となる表彰台についても率直な心境を明かした。

    「表彰台に上がることは、僕のキャリアの中で最も難しいことだったし、最大の挑戦だった」

    「ただ、正しいタイミングを待つ必要があっただけだと思う。シーズン序盤からとてもポジティブなメンタルを保てているし、それを今後も持ち続けていくつもりだ」

    新体制の中でも安定したスタートを切ったハミルトン。フェラーリでの戦いは、着実に前進を続けている。

  • ルイス・ハミルトン 東京でキム・カーダシアンと目撃 F1日本GP前に話題

    ルイス・ハミルトン 東京でキム・カーダシアンと目撃 F1日本GP前に話題

    ルイス・ハミルトンは、2026年F1シーズン開幕からの連戦を終え、短いインターバル期間に日本を訪れた。その中で、東京の街中をキム・カーダシアンとともに歩く姿が目撃され、SNS上で大きな話題となっている。

    2026年シーズンはメルボルンと上海で開幕し、ハミルトンは中国GPでフェラーリ移籍後初の表彰台を獲得した。これは2024年ラスベガスGP以来の表彰台であり、チームメイトと並ぶ結果となった。

    東京での“並んで歩く姿”が拡散
    ファンが投稿した映像では、ふたりが東京の街中を並んで歩く様子が確認されている。

    カーダシアンはグレーのロングドレスに黒のレギンスという装いで、同行者の言葉に振り返って笑顔を見せる場面もあった。一方のハミルトンはブラウンのレザージャケットにチャコールのパンツ姿で、ポケットに手を入れたリラックスした様子だった。

    別の目撃情報では、ハミルトンがファンに手を振る姿も確認されており、終始穏やかな表情を見せていたとされる。

    2026年に入り交際の噂が加速
    ふたりは2026年初頭から交際の噂が浮上しており、2月にはスーパーボウルで隣同士に座る姿が確認されている。

    さらに1月末には英国コッツウォルズの高級施設に到着する様子が報じられ、関係性への関心が高まった。

    関係者は「ふたりは長年の友人関係にあったが、現在は恋愛関係の可能性を探っている段階だ」と語っている。

    「キムとルイスは一緒に過ごす時間を増やし、関係がどう進むかを見ている」

    「彼女にとっては楽しく新鮮な変化であり、人生に迎え入れる相手をとても慎重に選んでいる」

    日本GP直前のリフレッシュ期間
    ハミルトンは中国GPでの3位表彰台の後、日本GP(鈴鹿)までの短いインターバル期間に入っている。

    今回の東京滞在は、その合間のリフレッシュの一環とみられており、レースウィーク前のコンディション調整としても注目される動きとなった。

    現時点で両者とも関係について公式なコメントは出していないが、ここ数週間で複数回にわたり同席が確認されており、関係性への関心はさらに高まりそうだ。

    東京での目撃映像が新たに拡散
    2026年3月22日、ハミルトンとカーダシアンが東京の街中を並んで歩く様子がファンによって撮影され、SNS上で拡散された。

    映像では、ふたりがリラックスした様子で散策する姿や、ハミルトンがファンに手を振る様子が確認されている。

  • ルイス・ハミルトン 2026年F1レギュレーションは「過去最大の勉強量」

    ルイス・ハミルトン 2026年F1レギュレーションは「過去最大の勉強量」

    ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は、2026年F1の新レギュレーションを理解するために、これまでのどの時代よりも多くの勉強が必要になっていると明かした。

    F1は2026年に大規模なルール変更を実施し、より細く、より小さく、より軽い新型マシンが導入された。加えて、内燃機関と電力の比率がほぼ50対50となる新しいパワーユニットが採用され、レースの戦い方そのものにも大きな変化が生じている。

    新世代のマシンには可動式エアロダイナミクスが導入されており、ドライバーは「オーバーテイク」モードや「ブースト」ボタンなど、さまざまな機能を使いながら戦うことになる。

    こうした新要素によって、レースではエネルギーマネジメントの重要性が大きく増した。バッテリー残量が少ないドライバーは抜き返されやすくなり、一部ではこの状況を「ヨーヨー・レーシング」と呼ぶ声も出ている。

    ハミルトン「これまでのどの時代よりも勉強が必要」
    冬の間に2026年F1の新ルールの複雑さを学ぶのは大変だったのかと問われたハミルトンは、次のように語った。

    「本当にそうだ。実際、テストではそれを本当に体感することはできなかったと思う」

    「本当にそれがはっきり見えてきたのは、ここまでの3つのレースだ。スプリント、それから今回のレース、そしてもちろんメルボルンだ。周囲をマシンに囲まれて戦っている時、バッテリーの使い方がどういうものか、ブーストを持っている時にどう使うか、そういったことが本当によく分かるようになった」

    「だから、ものすごく難しい。正直に言って、彼ら(メルセデス)に対して大きな差を感じていないわけではない。ブーストがあって、1秒以内に入っていても、彼らはストレートでまだ離れていく。だから、全体として僕たちにはまだもっと必要だ」

    「でも、これまで僕が経験してきたどの時代よりも、はるかに勉強が必要だと思う。そして、非常に、非常に綿密でなければならないし、細部まで注意を払わなければならない」

    ルイス・ハミルトン F1レギュレーション

    新時代の評価は分かれる
    この新ルールについては評価が分かれており、中国GP後にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が、2026年F1に対する批判をさらに強めた。

    「これを好きだという人がいるなら、本当にレースというものがどういうものか分かっていないんじゃないかと思う」とフェルスタッペンは語った。

    「まったく楽しくない。マリオカートをやっているみたいだ。これはレースじゃない。抜いていって、バッテリーがなくなったら、次のストレートで今度は相手がブーストで抜き返してくる。僕にとっては、ただの冗談だ」

    ハミルトンはルクレールとの攻防を高く評価
    その一方で、上海でメルセデス勢に続く3位に入り、フェラーリ移籍後初表彰台を獲得したハミルトンは、チームメイトのシャルル・ルクレールとのバトルについて前向きに語っている。

    ハミルトンはこの攻防を「F1でこれまで経験した中で最高のレース」と表現しており、新時代のマシンが生み出す戦いに対しては、批判だけでなく評価の声も出ている。

  • ピーター・ボニントン F1で感じたハミルトンとアントネッリの「決定的な違い」

    ピーター・ボニントン F1で感じたハミルトンとアントネッリの「決定的な違い」

    ピーター・ボニントンは2026年F1中国GP後、かつて長年コンビを組んだルイス・ハミルトンと、今季から仕事をするキミ・アントネッリについて、その違いを明かした。上海ではアントネッリが自身初優勝を挙げ、ハミルトンもフェラーリ移籍後初のグランプリ表彰台を獲得している。

    表彰式では、その両者を支えてきたボニントンも壇上に上がった。豊富な経験を持つハミルトンと、才能は際立つ一方でまだ経験の浅いアントネッリでは、レースエンジニアとして求められる接し方も大きく異なるようだ。

    経験豊富なハミルトンと若いアントネッリ
    ボニントンは、ハミルトンとアントネッリの違いについて率直にこう語った。

    「ルイスとはまったく別物だった。彼が何を考えているのか分かっていたし、何を伝える必要がないかも分かっていた」とボニントンは語った。

    「一方でキミと仕事を始めたときは、彼が何を知らないのか、こちらが分かっていなかった」

    「だから、以前は当たり前だと思っていた多くのことを、自分の中で思い出し直さなければならなかった。それは自分にとっても良いプロセスだった」

    この言葉どおり、ハミルトンとの仕事では短いやり取りでも成立していた一方、アントネッリにはより細かいサポートが必要だったことがうかがえる。長年トップドライバーと組んできたボニントンにとっても、若手と一から関係を築く作業は新鮮なものだったようだ。

    アントネッリがもたらす“違う雰囲気”
    そのうえでボニントンは、アントネッリがチームにもたらす空気を高く評価した。

    「キミはまったく違う雰囲気を持ち込んでくれる」とボニントンは述べた。

    「彼はまだ本当に若いが、エネルギーにあふれているし、ガレージ全体をひとつにまとめるのがとても上手い」

    「いつもいたずらをしているようなところもあるけど、同時に、しっかり集中して懸命に仕事をするべき時も分かっている」

    上海では、その若さと勢いだけでなく、レース運びの成熟ぶりも際立った。終盤に小さなミスはあったものの、アントネッリは落ち着いた走りで自身初優勝をつかみ、メルセデスの将来を強く印象づけた。

    アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    父マルコが語るタイトル争いへの見方
    一方で、アントネッリの父マルコ・アントネッリは、息子が今季すぐにジョージ・ラッセルとタイトルを争えるかについては慎重な見方を示している。

    「正直なところ分からない。キミは若いし、現時点では完璧ではない」とマルコ・アントネッリは語った。

    「もちろん彼は優れているが、経験はとても重要だし、ジョージは非常に優秀なドライバーで多くの経験を持っている。彼に勝つのは難しい」

    父の見立てどおり、アントネッリにはまだ伸ばすべき部分があるのかもしれない。それでも、中国GPでの初優勝は、彼がすでにF1の最前線で戦えるだけの力を備えていることを示した。ラッセルに最も近い位置につける存在として、今後の選手権争いをさらに面白くしていきそうだ。

  • ルイス・ハミルトン「最高の状態に戻った」フェラーリF1初表彰台で復活宣言

    ルイス・ハミルトン「最高の状態に戻った」フェラーリF1初表彰台で復活宣言

    2026年F1中国GPでルイス・ハミルトン(フェラーリ)が3位に入り、フェラーリ移籍後初のグランプリ表彰台を獲得した。メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリが優勝したレースで、ハミルトンはチームメイトのシャルル・ルクレールとの争いを制し、フェラーリドライバーとして初めての表彰台に立った。

    2025年は苦しいシーズンとなったハミルトンだが、冬の準備とチームとの連携強化により、2026年シーズンは再び上昇気流に乗り始めている。上海での結果は、その復調を示す重要な一歩となった。

    ハミルトンは、自身のコンディションが再び最高レベルに戻ったと語った。

    「間違いなく、精神的にも身体的にも自分のベストの状態に戻ったと感じている。もちろん、まだ改善の余地はあると思っている」

    「この冬のトレーニングはこれまでで最もハードで強度の高いものだった。年齢を重ねるほど回復に時間がかかるけれど、その分新しい方法も取り入れてきた。クリスマスの日からトレーナーと一緒に取り組んできたんだ」

    「それにファクトリーでの時間も大きかった。新しいエンジニアとの仕事もあって、それがとても良い刺激になっている。チーム全体の士気も素晴らしい」

    ハミルトンはまた、フェラーリのマシン開発にも積極的に関わることで、チームとの結束が強まったと説明した。

    「クリスマスの日に、このシーズンをどうスタートするかを決めた。精神的にもどう取り組むかを決めて、それを続けている。まだこのクルマから引き出せるパフォーマンスがあると思う。特にエネルギーのデプロイメントなど、まだ学んでいる最中だ」

    「去年の後半はエンジニアと深く話し合った。自分が望んでいるクルマの特性についてだ。昨年のマシン開発には関われなかったが、今年は一緒に開発してきた」

    「彼らが僕の意見を聞いて、それをクルマに反映してくれたのを見ると本当に感謝している。同じ方向を向いていると感じられるから、チームとの結束もより強くなる」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ

    フェラーリ初優勝は「これまで以上に近い」
    ハミルトンは2024年ベルギーGP以来グランプリ優勝から遠ざかっているが、フェラーリの今季のパフォーマンスを踏まえれば、勝利は「これまで以上に近い」と語る。

    「今は、これまで以上に優勝が見えていると言えると思う。去年はまったく見えていなかった」

    一方で、メルセデスとの差を縮めるためには大きな改善が必要だとも認めた。

    「予選では昨日かなり近づいたけれど、レースペースでは現時点で彼らはコンマ4〜5秒速いと思う。それはかなり大きな差だ」

    「ダウンフォースと効率、そしてパワーのすべてを向上させる必要がある。大きなアップグレードが必要だ」

    それでもハミルトンは、マラネロのチームを強く信頼していると強調した。

    「でもマラネロの全員を信じている。不可能なことではない。フォルツァ・フェラーリだ。僕たちはただプッシュし続けるだけだ」