カテゴリー: ジョージ・ラッセル

  • ジョージ・ラッセル F1イギリスGP決勝「安全策を取る余裕はない」

    ジョージ・ラッセル F1イギリスGP決勝「安全策を取る余裕はない」

    ジョージ・ラッセルは、2025年F1イギリスGPでの苦しい戦いの後、自身の戦略判断について「リスクを取りすぎた」と認め、メルセデスのマシンにペースがない現状では「安全策を取る余裕はない」と語った。

    シルバーストンの決勝は、開始前から不安定な天候に翻弄される展開となり、ラッセルは他の4人のドライバーとともにフォーメーションラップ中にピットインしてスリックタイヤへ交換。

    「最初の判断は50対50の賭けだった」とラッセルはSky Sportsに語った。

    「25分間の雨が予報されていたけど、最初の15分はバーチャルセーフティカー(VSC)で全然走れなかった。レースが再開してからはインターよりも1周5秒は速かったけど、すぐにまた雨が来てしまった。結果論として言うのは簡単だけど、リスクを取りすぎたのは確かだ」

    「最後のピットストップもたぶん早すぎた。あれは自分の判断ミスだ。ハードタイヤが出てくるとは思わなかったし、全体的にひどい1日だった。ホームグランプリでこんな日になるのは本当に辛い」

    慎重な戦略を取っていれば、もっと良い結果になっていた可能性もあったと認める。

    「保守的に走っていれば3位、4位、5位のどれかにはなれていたと思う。でも僕らが狙っていたのはそこじゃなかった」

    ジョージ・ラッセル F1 イギリスGP メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    予選では4番グリッドを獲得したものの、決勝ではペース不足に悩まされたメルセデス。ラッセルは、十分なマシン性能があれば安全策を選ぶこともできるが、今のメルセデスにはそれが難しいと説明した。

    「サーキットは6kmあって、ある場所では完全にドライでも、2コーナー先ではビショビショだったりする。そういう濡れたところでは5秒も遅くなるけど、他の区間では5秒速いんだ。簡単な判断じゃない」

    「安全策を取れば、それなりの結果になる。でも今回は思い切った賭けに出た」

    「もし最初にVSCがなかったら、スリック勢がトップに立って、あれは素晴らしい決断だったと言われていたはず。でも、実際には10分くらいしかドライで走れなかった」

    「本当に悔しいけど、こういう結果になってしまった。マシンの速さがあれば安全策でも十分だけど、今は全体が接戦だから、良い結果が欲しければリスクを取るしかない」

    「ピットに入るのも、入らずに走り続けるのも、どちらも勇気がいるんだ」

  • ジョージ・ラッセルのF1将来問題にサインツ「影響ないフリをしているだけ」

    ジョージ・ラッセルのF1将来問題にサインツ「影響ないフリをしているだけ」

    メルセデスF1の将来が不透明なジョージ・ラッセルについて、カルロス・サインツJr.は「影響されていないふりをしているだけだ」と語った。

    ラッセルの去就は、マックス・フェルスタッペンのメルセデス移籍の可能性を巡る憶測により不透明になっている。メルセデスはフェルスタッペンの獲得に関心を持っており、レッドブルとの契約は2028年まで残っているものの、選手権でトップ3圏外に沈んだ場合に適用可能な契約解除条項が存在するとされている。

    現在、ラッセルはフェルスタッペンに9ポイント差でドライバーズランキング4位につけており、2台のマクラーレン勢に次ぐ3位争いを演じている。

    木曜のメディアデーではフェルスタッペンのメルセデス移籍に関する話題が中心となったが、フェルスタッペン本人はこの件に関して明言を避けた。一方、メルセデスの両ドライバーは2026年もチームに残るという自信を口にしている。

    サインツJr.はラッセルの心境に共感を示す。2024年開幕前にルイス・ハミルトンのフェラーリ加入が決まり、自身のフェラーリ離脱が確定していたサインツJr.は、その後もしばらく所属先が決まらず、最終的に好成績を評価されてウィリアムズ・レーシング入りを果たした。

    ジョージ・ラッセル メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    ラッセルの現状について、サインツJr.はTalksportに次のように語った。

    「レーシングドライバーとして、それは理想的な状況じゃない。僕たちはみんな、それに影響されていないように見せようとするけど、本当は影響を受けているんだ」

    「去年の僕もそうだったけど、将来に関する雑音があっても、強いシーズンを送ることはできると強く信じている。そしてそれは、ジョージが今年示しているとおりだ」

    「でも、やっぱり理想的ではない。自分にとっても、チームにとっても、エンジニアやメカニックにとっても雑音になる」

    「理想的なのは、こういう雑音がまったくなくて、チームとの間に100%の信頼とコミットメントがある状態だ。そういうときこそ、結果を出せるし、チャンピオンにもなれる」

    「もちろん、ノイズがあっても成功するシーズンにはできる。でもそれは理想とは程遠いし、どのドライバーもそんな状況は望んでいないはずだ」

  • ジョージ・ラッセル F1イギリスGP初日「天候に左右されすぎるのは課題」

    ジョージ・ラッセル F1イギリスGP初日「天候に左右されすぎるのは課題」

    ジョージ・ラッセルは、F1イギリスGP初日の走行を終えて、メルセデスがトップ勢に「近づけていない」と率直に認めた。初日の気温が高かったことも影響しており、週末の残りで気温が下がることに期待を寄せている。

    ラッセルはFP1で5番手、FP2ではランド・ノリスのトップタイムから0.7秒遅れの8番手だった。金曜の走行後、フロント勢とのギャップについて問われると次のように語った。

    「今日の時点では、正直あまり近くない。今日は気温が高かった。路面温度は40度で、週末の残りはもう少し涼しくなることを願っている」

    「毎週のように天候に振り回されているのはちょっとフラストレーションが溜まる。我々はそれを改善しなければならない。特にこれから夏に入っていくわけだからね。改善に向けて全力で取り組んでいるよ」

    「我々にもチャンスが巡ってくるとは思っているけど、天候に依存していてはだめだし、今はまさにそういう状況だ」

    ジョージ・ラッセル イギリスグランプリ F1 メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    金曜の走行ではマクラーレンに対抗できる唯一のチームとしてフェラーリが存在感を示しており、ラッセルもそれを認めている。

    「フェラーリはここ数戦で本当に調子を上げてきている。彼らは今季ずっとレースペースは良かったけど、予選が良くなかった。でも今は気温が高くなってきて、僕らは少し後退し、彼らは逆に前進しているように見える」

    「それが彼らにとっていいことかどうかは別として、僕らにとっても好ましくない。それでも、ここシルバーストンは大好きな場所だし、ファンの皆にも会えて嬉しい。なんとか週末の残りで改善したいね」

    ラッセルは、天候の変化がポール争いに有利に働く可能性も示唆し、とりわけ低温のコンディションを歓迎している。

    「うん、確実に気温が低ければ僕らにとって有利だ。もし予選がウェットになれば、間違いなく楽しみにしている」

    「少し変な話だけど、ウェットタイヤの方がドライタイヤよりも劣化が早いんだ。だからレースがウェットになるのは理想とは言えないけど、寒くてドライなコンディションが一番いいね」

  • ジョージ・ラッセル メルセデスF1に忠誠「他チームとは交渉していない」

    ジョージ・ラッセル メルセデスF1に忠誠「他チームとは交渉していない」

    ジョージ・ラッセルは、自身が来季メルセデスに残らない可能性は「非常に低い」と述べ、他チームと交渉していないと強調した。その忠誠心はシルバーアローズにあり、「彼らの忠誠がどこにあるかは分かっている」と語っている。

    27歳のラッセルは2025年末までの契約を結んでおり、ここ最近は将来に関する憶測が続いていた。ラッセル自身も、メルセデスがマックス・フェルスタッペンと「会話をしている」と明かしていた。

    今週末のF1イギリスGPを前に新たな契約の進展について聞かれると、ラッセルは次のように答えた。

    「前回話したときからのアップデートはない。正直なところ、今シーズンの大半で言ってきたように、僕はただドライビングに集中しているだけなんだ。

    この週末は僕たちにとって、そして僕にとっても大事な週末だ。母国レースだし、僕が一年で一番好きなレースだから、全力で集中して、このグランプリで勝つために全てを注ぎたい。去年はここでポールを取って、レースの最初の3分の1はリードしていた。

    今年の天候は、去年ほど有利ではないにしても、先週のオーストリアよりは明らかに僕たち向きだ。先週は苦戦したので、今回は楽しみにしているよ」

    契約交渉が長引けばチームの忠誠心を疑うかと問われると、ラッセルはこう答えた。

    「公になっていない裏での会話がたくさんある。彼らの忠誠がどこにあるかは僕が分かっているし、それをみんなに知らせる必要はないし、公にする必要もない。

    過去1週間でいろんなニュース記事や噂が出たから、僕たちは少し話したけど、僕の側からすると何も変わっていない。僕自身、今が一番良いパフォーマンスを出せていると感じているし、それが全てを物語っている」

    他のチームと話しているかと問われると、ラッセルはきっぱりと「していない」と答えた。

    メルセデスがフェルスタッペンと「会話している」と以前発言していた件を受けて、自分も他チームと話すべきかどうか問われると、ラッセルは次のように答えた。

    「すべてのチームに2つのシートがあるわけで、どのチームも将来について考えるのは当然だと思う。僕はそれを個人的に受け止めたりはしないよ。だって僕は最初から、誰とでもチームメイトになる覚悟があるって言ってきたから。

    「たくさんの会話や噂があって、その矛先が全部僕に向いているけど、僕としてはそれが現実になるとは思っていない。僕は今後もメルセデスと一緒にやっていきたいんだ」

    「実際のところ、トト(・ヴォルフ)は僕を裏切ったことがない。いつも言葉を守ってくれたし、彼は自分のチームのために正しいことをしなきゃいけない。それは僕も含めたことだし、メルセデスで働いている何千人もの人も含まれている。

    「だから僕としては、何も心配していない。来年どんなチームメイトになっても、それは僕の関心事じゃない。僕はただドライビングに集中しているだけだ」

    ジョージ・ラッセル F1 メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    2026年にメルセデスにいなかった場合の備えがあるかと問われると、ラッセルはこう語った。

    「正直、かなり自信はある。これまでに示してきたことだけで十分だと思っている。特に言うこともないよ」

    「過去に接触してきたチームがあったときも、僕は『僕はメルセデスに忠誠を誓っている。そこが僕の未来だ』と伝えてきた。最終的にメルセデスが僕のマネージャーでもあるから、まずはメルセデスを通す必要がある。でも“興味がなかった”わけじゃない」

    「僕は自分の側に集中してきたし、メルセデスに忠誠を尽くしてきた。すべては自然と決まると思う。僕が来年メルセデスにいない可能性は非常に低いと思っている」

    契約締結の明確な期限があるかどうかについては、こう述べた。

    「正直に言って、特に期限があるわけじゃない。自然と夏休み前には決まっている方が理想だと思う。僕の側から言えば、メルセデスが僕をマネージしているわけだから、僕の手の中にある話じゃない。

    今はそのことについて考えてもいない。もちろん今はたくさん質問があるけど、話せば話すほど何も変わらない。タイミングが来たら決まると思う。おそらく今後数週間で何か動きがあると思うけど、待つしかない」

  • レッドブルF1首脳 フェルスタッペンのメルセデス移籍噂流布のラッセルに憤慨

    レッドブルF1首脳 フェルスタッペンのメルセデス移籍噂流布のラッセルに憤慨

    メルセデスF1のチーム代表で共同オーナーでもあるトト・ヴォルフが、2026年のラインアップに向けてマックス・フェルスタッペンとの可能性を完全には否定していない。その背景には「メルセデスというブランドへのリスペクト」があるという。

    フェルスタッペンとヴォルフの間に再び接触があるのではないかという噂は、F1オーストリアGPの場で再燃した。きっかけとなったのは、メルセデスのジョージ・ラッセルの発言だ。

    これに対し、レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコは不快感を露わにした。

    「ラッセルが今度は何を言ったんだ?」とマルコはレッドブル・リンクで語り、「彼は喋りすぎだ。もう契約があると思っていたが」と皮肉を交えた。

    さらに、「あれはモントリオールの結果のせいだ。あの勝利が彼にとってはむしろマイナスだった。我々としては真剣に受け取るつもりはない。とにかく彼はよく喋りすぎる」と不満をにじませた。

    とはいえ、ヴォルフとフェルスタッペンがこうした噂を止めていないのも事実だ。フェルスタッペン自身も2026年以降のレッドブル残留を明言することは避けている。

    記者から「フェルスタッペンとの“フラート(いちゃつき)”はあるのか」と問われると、ヴォルフは次のように答えた。

    「“フラート”をどう定義するかによる。実際にはそういう意味でのフラートはない。ただ、どう振る舞うかによる話だ。フラートもできるし、普通に会話をすることもある」

    ヴォルフは、18歳のプロテジェ(育成ドライバー)であるアンドレア・キミ・アントネッリを1年限りで放出することは考えていないとも明言しており、イタリア人ルーキーを「将来のチャンピオン」と呼び続けている。

    しかし、ラッセルとフェルスタッペンのコンビも「あり得る」とする考えに変わりはない。

    「どんなラインアップでも想像できる」とヴォルフは語り、「私はニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンがチャンピオン争いを繰り広げたのを見てきた。だからそれ以降のことはすべて簡単だ」と自信を示した。

    レッドブル・レーシング マックス・フェルスタッペン F1 メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    Skyイタリアのインタビューでも、ヴォルフはフェルスタッペンとの対話の可能性について開き直っている。

    「我々は現行のドライバーに満足している。ただ、メルセデスのような企業にとっては、すべての可能性を検討するのが当然だ。それが4度の世界チャンピオンであるなら、なおさらだ」と語った。

    一方、マルコはフェルスタッペンの去就について心配していない様子だ。

    「事実として、マックスはキャリアを通じてずっと我々のマシンに乗ってきた。そして彼はこのチームに居心地の良さを感じている」と述べたうえで、「ただし、今の我々はマクラーレンに後れを取っている。マックスが自力で勝てるマシンを作らなければならない。とはいえ、現時点ではマックスは我々と共にある」と断言した。

    レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーもViaplayに対して、フェルスタッペンの去就報道についてこう一蹴している。

    「こんな話には何の注意も払っていない。今のところはただの噂だ。我々はマックスとどこに立っているかを正確に把握している。残りはただの雑音にすぎない」

  • ジョージ・ラッセル F1オーストリアGP5位「今のメルセデスではこれが限界」

    ジョージ・ラッセル F1オーストリアGP5位「今のメルセデスではこれが限界」

    ジョージ・ラッセルは、F1オーストリアGPで5位フィニッシュを果たした。スタート直後にはフェラーリ勢に割って入り見せ場を作ったものの、暑さとタイヤマネジメントに苦しみ、最終的には前後とも大きく離れた“孤独なレース”を戦い抜くこととなった。

    1周目のターン1ではチームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリを抜き、フェラーリ勢に迫る勢いを見せたラッセルだったが、その後はペースが安定せず徐々に後退。マクラーレンやフェラーリには太刀打ちできず、5位を守ることに専念する展開となった。

    「この週末でW16の強みと弱点がはっきりした。気温が高いとパフォーマンスが落ちて、先頭グループについていくのが本当に難しくなる。今日のP5は、今の僕たちにできる最大限の結果だった」とラッセルは語る。

    「ランドとの差が60秒もあるのは、改善すべき点がたくさんあるということ。でも、何を直すべきかは分かっているし、それに向けてしっかり取り組んでいく」

    ジョージ・ラッセル F1 オーストリアGP メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    昨年のシルバーストンではポールポジションを獲得しながらもリタイアを喫したラッセルは、「次のイギリスGPこそ結果を出したい」と意気込む。

    「シルバーストンは僕たちが相性のいいサーキットだし、気温が少し下がってくれれば表彰台争いに絡めるはず。去年はポールを取ったけど、レースは残念な結果になった。今年はその借りを返したい」

    チーム代表のトト・ヴォルフは「今日のジョージは与えられたパッケージのなかで最大限を引き出していた。後ろに脅威はなかったが、前を追うには十分なペースがなかった。原因は高温と路面、そしてロングコーナーの負荷だが、それだけで片付けられる問題ではない。今後に向けて、全体の理解をさらに深めていく必要がある」と分析した。

    マシンとコンディションの相性に左右される苦しい戦いのなかでも、確実にポイントを積み上げ続けるラッセル。地元シルバーストンでは、さらなる上位を目指してメルセデスの巻き返しを狙う。

  • ジョージ・ラッセル F1オーストリアGP予選「戦う相手はフェラーリ勢になる」

    ジョージ・ラッセル F1オーストリアGP予選「戦う相手はフェラーリ勢になる」

    メルセデスのジョージ・ラッセルは、2025年F1オーストリアGPの予選で5番手グリッドを獲得したものの、日曜の決勝は「ダメージリミテーション(被害最小化)」を目指すレースになると覚悟している。

    カナダGPではポール・トゥ・ウィンで今季初勝利を挙げたメルセデスF1だが、舞台をレッドブル・リンクに移した今回は一転して厳しい展開。特に気温上昇がW16にとって不利に働いたとラッセルは述べている。

    「今夜祝うつもりはないけど、別に眠れなくなるほどではない」と5番手という結果について問われたラッセルは語った。

    「これがF1というものだ。カナダでは僕らのマシンに合った条件が揃っていたけど、ここでは最初から厳しいと思っていた。暑さや高速コーナーが続くコースレイアウト、そして非常にアブレイシブな路面……。タイヤの消耗が激しくて、そういう時こそマクラーレンが強くなり、僕らは後退する」

    予選ではランド・ノリス(マクラーレン)がポールを獲得。フェラーリ勢のシャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンが2番手と4番手に入り、3番手にはもう一台のマクラーレンであるオスカー・ピアストリが食い込んだ。ラッセルは6番手のリアム・ローソン(レーシングブルズ)と3列目を分け合う形となり、7番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が続いた。

    「実際に戦う相手はフェラーリ勢になるだろうね」とラッセル。

    「マックスはこういう暑くてハイグリップな路面、例えばバルセロナやイモラでも強かったから、レースでは追い上げてくると思う。僕たちはとにかく“ダメージリミテーション”を意識して走るしかない。5位以上でフィニッシュできれば十分だけど、もちろんチャンスがあればそれ以上も狙っていくよ」

    ジョージ・ラッセル F1 オーストリアGP メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    一方、チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリは9番手スタート。予選終盤、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)のスピンにより黄旗が出され、多くのドライバーが最終アタックを完了できず、その影響を受けた一人だ。

    「風の影響もあったし、最後のラップを完了できなかったのが悔しい」とアントネッリ。「チェッカーフラッグのタイミングで間に合わなかった。明日は良いレースペースで前に出たいね」

    前戦カナダで初表彰台を獲得した18歳のルーキーは、レースでの逆転に希望を見出している。

    「ジョージと比べても、ペースは悪くなかった。フリープラクティスでもロングランの感触は良かった。もちろん明日は気温や前を走るマシンの乱気流などで状況が変わるけど、前に出ていけるように頑張りたい」

  • ジョージ・ラッセル F1オーストリアGP初日「マクラーレンが抜けている」

    ジョージ・ラッセル F1オーストリアGP初日「マクラーレンが抜けている」

    ジョージ・ラッセルは、F1オーストリアGP金曜フリー走行初日で安定したパフォーマンスを披露し、前戦カナダGPでの勝利から好調を維持している。FP1では最速タイムを記録し、午後のFP2では6番手につけた。

    「今日は少し苦戦したけど、午後のセッションは事前の見立てどおりだった。FP2のシングルラップで速さが出たのは、僕らにとって少し驚きだった」とラッセルは語る。

    「クルマのバランスは良かったが、午後の走行では少し後退してしまった感覚があった。そこは今夜見直して、午前中に見つけた“スイートスポット”に戻すつもりだ」

    マクラーレン勢がFP2でワンツーを記録したことについて、ラッセルは「ランドたちのペースを見ると、ポール争いは少し難しいかもしれない。でもトップ5争いには加わりたい」とコメント。チームとしても、今季の路面特性が影響するサーキットで苦戦してきた背景があり、慎重にセッティングを進めている。

    「ここは路面が荒れていて、そういう条件は最近の僕たちには少し厳しい。予選順位も大事だが、それ以上にレースペースをどう維持できるかが重要になる」とラッセルは分析。「クルマの最適化に向けてチームと協力して取り組んでいく」と語った。

    FP2ではやや早い段階でタイムを記録していたこともあり、見かけ上の順位以上に上位陣との差は小さいと見られている。チーム全体が着実に進化を重ねる中で、ラッセルは2戦連続での上位進出を視野に入れている。

    ジョージ・ラッセル オーストリアグランプリ F1 メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

  • ラッセル メルセデスF1との契約延長遅れは「フェルスタッペンが要因」

    ラッセル メルセデスF1との契約延長遅れは「フェルスタッペンが要因」

    ジョージ・ラッセルは、メルセデスとの新契約がなかなか決まらない理由について、チームがマックス・フェルスタッペンの獲得を目指していることが背景にある可能性を示唆した。

    今季末で現行契約が満了となるラッセルについて、メルセデスの代表トト・ヴォルフは「時間の問題にすぎない」とし、ブラックリーのチームに残留することは既定路線だと示していた。

    しかしヴォルフはレッドブルからフェルスタッペンを引き抜くことにも強い関心を抱いており、シーズン序盤こそその熱意はやや冷めたとされるが、それはラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリの好調なパフォーマンスによるものだった。現在、ラッセルはレッドブルのフェルスタッペンに対して19ポイント差で今週末のオーストリアGPに臨んでいる。

    フェルスタッペンは、2026年から施行される新レギュレーション初年度もレッドブルに残留する可能性を示唆しているが、その後の去就は依然として不透明だ。彼の現行契約は2028年末までとなっている。

    フェルスタッペンは、F1が新時代に突入した際にレッドブルがどこまで競争力を維持できるかを見極めたうえで判断を下すとみられており、仮にレッドブルを離れる場合は、どのチームのシートも選び放題になる可能性が高い。

    契約延長の話が進展しない中で、ラッセルはその理由についてフェルスタッペンを追っていることにあると語った。

    「僕からすれば、特に心配することは何もないと思っている。チームとしての姿勢がどこにあるか、それによるんだ」とラッセルはSky Sports F1に語った。

    「今の僕たちは2番手か、もしかしたら3番手かもしれない。少しオーバーパフォーマンスしてるおかげで2番手に見えているだけかもしれない」

    「でもメルセデスというチームは、再び頂点に返り咲くことを目指している。もしトップに返りたいなら、最強のドライバー、最高のエンジニア、最も優れたピットクルーが必要になる。だからメルセデスがそういう人材を求めて動いているのはごく自然なことだ」

    「だからフェルスタッペンのようなドライバーとの会話が続いているのは普通のことだと思う。でも僕としては、今のように結果を出せていれば何も心配することはない。どのF1チームにもシートは2つあるからね」

    マックス・フェルスタッペン メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    さらに他メディアに対してラッセルは、契約延長の遅れがフェルスタッペンに関係しているという認識を改めて語った。

    「トトからはっきりと、僕の今年のパフォーマンスは誰と比べても遜色ないと言ってもらっている」とラッセルは述べた。

    「たった一人、比較対象になるかもしれないドライバーがいる――これは僕の言葉じゃなくて、トトの言葉だけどね。だから僕は将来についてまったく不安を感じていないんだ」

    「でも、どのチームにもシートは2つある。だから彼は、誰をその2人にするかを考える必要があるわけで、それが遅れの理由なんだと思う」

    「今の僕にとってやるべきことはただ一つ、速く走ること。それさえできていれば、心配することは何もない。逆に、速く走れなくなったら、初めて人々が騒ぎ出すんだ」

  • ジョージ・ラッセル 母国F1イギリスGPでメルセデスとの新契約発表の可能性

    ジョージ・ラッセル 母国F1イギリスGPでメルセデスとの新契約発表の可能性

    トト・ヴォルフは、メルセデスの2026年F1ドライバーラインアップを巡る憶測に終止符を打つ準備が整いつつあるようだ。

    オーストリア出身のヴォルフが、好調なジョージ・ラッセルとの契約延長交渉を先延ばしにすることで、マックス・フェルスタッペンに対して“扉を開けている”状態にしていることは明白だ。

    ただし、それと同時に、フェルスタッペンがレッドブルを離脱するという噂が、ここ数週間で大幅に後退していることも比較的明らかである。

    それは、モントリオールでポール・トゥ・ウィンを達成したラッセルにとっては朗報だ。

    「新契約がシルバーストンで発表される可能性があると、多くの人が見ている」と語るのは、独『Auto Motor und Sport』のミハエル・シュミット記者。

    しかし、それは単に“不確実性”という憶測の矛先がラッセルからルーキーのアンドレア・キミ・アントネッリに移るだけかもしれない。

    オーストリア紙『Österreich』も、「もしラッセルが2026年も残留するなら、アントネッリの将来がどうなるかは不透明だ」と報じている。

    ジョージ・ラッセル メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    実際、メルセデスがフェルスタッペンとラッセルのコンビを選ぶ可能性も十分にある。両者の間には過去に激しい確執もあったが、最近では相互の尊敬の念が芽生えてきた兆候も見られる。

    あるレッドブル関係者は、フェルスタッペンとアントネッリのペアは「あり得ない」と語る。

    「もしヴォルフがフェルスタッペンを起用すれば、2人のドライバーを同時に入れ替えることになる」

    「フェルスタッペンはアントネッリを潰すだろう」

    フェルスタッペンと親交の深いことで知られる元F1ドライバー、ロバート・ドーンボスも、「フェルスタッペンがレッドブルに残留するというのはまだ確定事項ではない」とZiggo Sportで警告する。

    「舞台裏ではまだ何かが動いている」

    「ジョージ・ラッセルはレースに勝っている。だったらなぜ、彼にすぐ契約を出さないのか?」

    「僕は強く疑っている。何かが今年中に起こるはずで、ラッセルは契約を待たされ続けるかもしれない。ヴォルフがマックスを獲得できなかった時に初めて、ジョージに行くんじゃないかとね」