カテゴリー: ジョージ・ラッセル

  • メルセデスF1 両ドライバーが旧型サスペンションに回帰「自信を取り戻す」

    メルセデスF1 両ドライバーが旧型サスペンションに回帰「自信を取り戻す」

    メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリは、2025年F1ハンガリーGPで今季序盤に使用していた旧型サスペンションへ戻すことを明かした。これは、成績不振が続く中で自信を取り戻す試みとして行われる。

    シーズン序盤、アントネッリは6戦中5戦でポイントを獲得し、マイアミのスプリント予選ではポールポジションを獲得するなど順調な滑り出しを見せた。しかし、イモラで投入された新型サスペンション以降は不調が続き、直近7戦でわずか1度しか入賞していない。

    「カナダを除いて、あのサスペンションに変えてからずっと苦しんでた」とアントネッリは語る。「うまく適応できなかったし、自分のスタイルを貫こうとしていたけど、それが裏目に出たと思う」

    カナダGPではF1初表彰台を獲得したが、本人はそれも「サーキット特性が欧州の他のレースと異なっていたことによる例外」だと振り返る。

    ジョージ・ラッセルも同様に旧型サスペンションに戻す予定で、ハンガリーでのレースでは、マクラーレン勢に迫っていた開幕当初の感触を再現できるかが注目される。

    「僕のようなアグレッシブなドライビングスタイルには合わなかった。押せば押すほど、車がより予測不能になっていった」

    「限界付近で踏み込むには“信頼感”が必要。でも、そのサスペンションでは自信を持てなかった」

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツアンドレア・キミ・アントネッリは、イモラ以降の不振からの脱却を目指し旧仕様サスペンションを再導入

    また、スパでの不振(スプリント・グランプリともにQ1敗退)を経て、大きな見直しが必要だと痛感したという。

    「特にスパの予選後、自分自身にハッキリ言い聞かせた。今のままでは本来の力を出せていないし、受け入れがたいことだけど、それを認めるのも重要なんだ」

    「悔しかった。でも、それが逆に自分を見つめ直し、さらに努力するきっかけになった」

    現在アントネッリはドライバーズ選手権で7位につけ、チームメイトのラッセルは4位。マクラーレンのランド・ノリスとオスカー・ピアストリがタイトル争いを繰り広げる中、アントネッリは再起を期してハンガリーの週末に挑む。

  • ジョージ・ラッセル メルセデスF1と2027年末までの契約延長との報道

    ジョージ・ラッセル メルセデスF1と2027年末までの契約延長との報道

    ジョージ・ラッセルが、メルセデスF1チームと2027年シーズン末までの新たな複数年契約にサイン間近であると報じられている。

    英『Sky Sports』によれば、ここ数カ月にわたってマックス・フェルスタッペンの“爆弾移籍”が噂されていた影響でラッセルの将来には不透明感が漂っていたが、レッドブルがフェルスタッペンの2026年残留を確定させたことで、メルセデスはラッセルとの契約延長に舵を切ったという。

    今季ここまでキャリア最高のシーズンを送っているラッセルは、カナダGPでの優勝を含む好成績を挙げているが、チームはフェルスタッペンの動向を見極めるため、新契約の提示を保留していた。

    しかし、フェルスタッペンが2026年シーズンもレッドブルに残留し、チャンピオンシップでの上位確定により契約解除条項(パフォーマンス・クローズ)が無効化されたことで、メルセデス側はラッセルとの契約延長に本格着手したとされる。

    ヴォルフ「我々の最優先はキミとジョージ」
    メルセデス代表のトト・ヴォルフは、ベルギーGP直前にオーストリアの『ORF』に対し、次のように語っている。

    「我々が目指す方向性は、キミ(アントネッリ)とジョージ(ラッセル)との継続だ。それが最優先事項だ」

    「もちろん、マックスの将来の計画は見過ごせない。我々も検討はした。しかし、いま何か大きな驚きが起こることはないだろう」

    さらにベルギーGP週末の『Sky Sports F1』の取材では、ラッセルの契約延長が夏休み前にまとまる可能性についても言及している。

    「ジョージはとても成熟して安定しているから、契約が決まっていようといまいとパフォーマンスには影響しない」

    「むしろ、もう少し早く“安心できる立場”を与えてあげたかった。まだ完了はしていないが、夏休み中はきっとぐっすり眠れるだろうと楽観視している」

    ジョージ・ラッセル メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツラッセルは2027年までの契約延長が目前とされ、メルセデス残留が確実視されている

    “プロスト&セナ級”の可能性も否定せず
    ヴォルフは、将来的なラッセル&フェルスタッペン体制について聞かれると、こう答えている。

    「それは“遠い将来の話”、夢物語のようなものだ」

    「現時点では、キミとジョージとの継続を望んでいる。それ以外は現実的ではない」

    「ただ、仮にラッセルとフェルスタッペンのコンビが実現すれば、それはプロストとセナのようなラインアップになるかもしれないね」

    ラッセルが“報道の雪崩”を自ら招いた?
    また、ラッセルの去就をめぐるメディアの過熱報道について、ヴォルフは次のように語っている。

    「今回の報道の波を引き起こしたのは彼自身だと思う」

    「僕はドライバーたちに対しては率直に接するよう心がけていて、ジョージにも『僕にはマックスが今後何をするかを探る義務がある』と正直に伝えていた」

    「ジョージはそのことをメディアに対して明らかにすることで、『自分は状況をきちんと把握していて、何も裏では起きていない』という姿勢を示したかったのだと思う。僕はそれで構わないと思っている」

  • メルセデスF1代表 「2026年もラッセルとアントネッリの現行体制を維持したい」

    メルセデスF1代表 「2026年もラッセルとアントネッリの現行体制を維持したい」

    メルセデスF1チーム代表のトト・ヴォルフは、2026年のドライバーラインアップについて、ジョージ・ラッセルとキミ・アントネッリの現行体制を維持したい意向を明確に示した。これは、マックス・フェルスタッペンの移籍の可能性が取り沙汰される中での発言だ。

    フェルスタッペンがレッドブルを離れ、メルセデスに加入するとの噂は数カ月にわたり報道されてきた。ヴォルフも交渉の事実を認めているが、現時点では非現実的だと述べている。

    スパでのスプリント予選を前に、Sky Sports F1のマーティン・ブランドルから2026年のラインアップについて質問されたヴォルフは、次のように答えた。

    「これは……まあ言ってみれば、長距離砲、現実味のない話だよ。僕は“現状のままキミとジョージで行きたい”と思っている」

    「ほかの案は現実的じゃない。ただ、ラッセルとフェルスタッペンのラインアップとなれば……それはまるでプロストとセナのコンビのようなものだろうね」

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ F1ラッセルは来季もメルセデスで走ると主張している

    ラッセルへの信頼とアカデミー制度への言及
    ブランドルはさらに、ラッセルがメルセデスに所属しているにもかかわらず、マネジメント契約についてどうなっているのかを尋ねた。

    ヴォルフはこう説明した。

    「僕らは若い段階でドライバーを見極めて、早いうちから支援している。親やスポンサーから金銭的な支援を求めることは一切ない。だからこそ、ある段階でマネジメントの権利を持つことになる。これはレッドブルがやっていることと非常によく似ている」

    そして、ラッセルとの契約延長の交渉については「金銭面が障害になっているわけではない」とも語った。

    「こうした交渉は完全に普通のことだよ。みんな“いいクルマが欲しい、もっとお金が欲しい”って思うものだからね。だから交渉の段階に時間がかかるのも当然だし、それが決定の障害にはならないんだ」

  • ジョージ・ラッセル メルセデスF1との契約問題に冷静「外野が騒ぎすぎ」

    ジョージ・ラッセル メルセデスF1との契約問題に冷静「外野が騒ぎすぎ」

    ジョージ・ラッセルは、自身のF1将来に関する憶測が「外野によって過剰に煽られている」と主張し、メルセデスとの契約延長に焦りはないと語った。

    6月に自らの口から、メルセデスが現ワールドチャンピオンのマックス・フェルスタッペンと接触していることを明かしたことで、一連の噂に火がついた。しかしラッセルは、実際のチーム内の雰囲気は「外部の騒ぎとはまったく違う」としている。

    2022年からフルタイムでメルセデスに所属するラッセルは、今季カナダGPでの優勝により通算4勝目を挙げ、ランキング3位につける好調ぶりを見せているが、チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリとともに2025年末で契約が切れるため、2026年のラインアップを巡って様々な憶測が飛び交っている。

    ベルギーGPを前にラッセルはこう語った。

    「まあ、話し合いは続いてるけど、僕自身が主導してるわけじゃない。外の世界の方が盛り上がりすぎてるよ」

    「木曜日になって記者から聞かれるから考えるって感じで、それ以外は全く気にしてない。数週間のオフ期間は、心理的にもリセットできて、気持ち的にすごく落ち着いた」

    「将来を気にしてストレスを抱えることもできるし、先に手を打って契約を取りに行くこともできるけど、結局はパフォーマンスを出せば未来はついてくる。それに集中しているよ」

    ヴォルフの“最優先”発言にも「気にしていない」
    チーム代表のトト・ヴォルフは先日、「ラッセルとアントネッリを残すのが最優先」と明言し、ラッセルの立場を支持したが、本人はそれを意に介していない。

    「いや、あれは記者向けであって僕のためじゃない。そんなこと、1時間前まで知らなかったし、特に気にしてない」

    「以前は将来を不安に感じてた時期もあったけど、その間もパフォーマンスは出し続けてきた。それがすべてだと思う」

    「メルセデスは最高のドライバーを必要としているし、僕はその一人だと思ってる。僕が彼らを必要としているのと同じように、彼らも僕を必要としてる。それがモータースポーツの世界だよ」

    ジョージ・ラッセル メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    「今は焦る時期じゃない」契約時期にも冷静
    契約交渉の進展についても、ラッセルはあくまで冷静に構えている。

    「当初の意図としては夏休み前に決めたいっていうのがあったけど、今のところ契約書は出ていないし、2週間でまとめられるかというと、たぶん無理だと思う」

    「細かい部分までしっかり詰めないといけないし、F1は今どんどん変わっている。だから、急ぐ理由はないよ」

    「最終的にはチームがどうしたいかを決めるし、僕はそれに反応する形になる」

    「運命は自分の手の中に」 メルセデスに「管理」される立場の特殊性
    また、所属チームであるメルセデスが自らのマネジメントを兼ねているという、特殊な状況についても言及した。

    「ちょっとユニークな状況だよね。僕のキャリアは常に自分のベストを追求してきたし、今もそれは変わってない」

    「将来どうなるかは分からないけど、メルセデスでの将来について不安は全然ないし、もし今のパフォーマンスを維持できれば、F1のどこかで競争力あるマシンに乗ってるはず」

    「だから結局は自分次第なんだ。運命は自分の手で切り開ける」

    「この“チームに管理されている”状況はアントネッリも同じで、我々はそういう立場にある」

  • ジョージ・ラッセル F1ベルギーGP決勝「実際の速さよりも良く見える5位」

    ジョージ・ラッセル F1ベルギーGP決勝「実際の速さよりも良く見える5位」

    ジョージ・ラッセルは2025年F1ベルギーGP決勝を5位でフィニッシュし、メルセデスに貴重なポイントをもたらした。

    アレクサンダー・アルボンとの中団争いを制して順位を上げたものの、本人は「P5という結果は実際のペース以上に見える」と語り、今のマシンの戦闘力に満足しているわけではない。

    ここ数戦で見られるパフォーマンス低下についても言及し、「数か月前に取った開発の方向性が裏目に出ている可能性がある」と認めたラッセル。シーズン前半の状態に立ち返る必要があるとし、チーム全体で立て直しを図る重要性を強調した。

    Q:ジョージ、ドライバーズパレードで話したとおり、今日はアルボンを抜いて、今できるベストの結果だったのでは?

    ジョージ・ラッセル: うん、間違いなくそうだね。でも最近のレースで僕たちがなぜここまでペースを失ってるのか、その理由を理解しなきゃいけない。

    もちろんチーム全体にとってもフラストレーションの溜まる状況だよ。今日のP5は実際の速さよりも良く見える結果だったと思うけど、少なくとも今できる最大限は出せたから、その点では満足してる。

    ジョージ・ラッセル(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ) ベルギーGP F1 ベルギーグランプリアルボンとのバトルを制するも「今のペースには課題がある」とラッセル

    Q:では今後チームとしてどう立て直していくべきだと思いますか?

    ジョージ・ラッセル: 2か月くらい前に明確に開発の方向を変えたんだけど、正直言ってそのタイミングから僕たちは後退してしまったように思う。

    こういうことは、実際に何が原因かを掴むまでに何戦かかかることもあるけど、今の状況を見る限りでは、シーズン前半にあったクルマの状態に戻すべきだと感じている。

  • ジョージ・ラッセル F1ベルギーGP予選「メルセデスは中団に逆戻り」

    ジョージ・ラッセル F1ベルギーGP予選「メルセデスは中団に逆戻り」

    ジョージ・ラッセルは、2025年F1ベルギーGPの予選を経て、メルセデスがシーズン序盤と比べて「大きく後退した」との認識を示した。

    ラッセルはスパ・フランコルシャンの予選で6番手グリッドを獲得したものの、マクラーレン、レッドブル、フェラーリの3強には太刀打ちできず、最終的にはウィリアムズのアレックス・アルボンにも先行を許した。一方、チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリはQ1敗退と苦戦し、同日昼に行われたスプリントでもラッセルは12位に沈んでいる。

    「自分のラップ自体はかなり良かったと思う」とラッセルは英Motorsport Weekなどに語った。

    「でも、明らかに今週末の我々はチームとしてペースがない。昨日(スプリント予選)を除けば、これは今季最悪の予選結果だ。キミも同じ状況で、何が起きているのか理解する必要がある」

    ラッセルは今季前半、カナダGPでの優勝を含む4回の表彰台を獲得するなど好調だったが、「直近6戦では1回しか表彰台に立てておらず、明らかに我々はミッドフィールド(中団)に後退している」と危機感を募らせた。

    ジョージ・ラッセル(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ) ベルギーGP F1

    雨が展開を変えるか?ラッセルは天候に活路を期待
    ベルギーGPは日曜に雨の可能性が高く、ラッセルは天候が荒れることで上位進出のチャンスが広がると見ている。

    「スプリントと同じように、ドライの第1スティントではオーバーテイクは難しいと思う」と彼は語る。

    「ただ、ピットストップ後が鍵になる。ドライならハードタイヤが果たして機能するのか誰にも分からないし、それによって2ストップになるか、1ストップを試すか、戦略が割れる可能性がある」

    「でも雨になる見込みだし、ウェットレースは往々にして混乱が起きるからね……」

    シーズン中盤に入り、ライバルチームがアップグレードで一歩先に進むなか、メルセデスは戦闘力の後退に直面している。ラッセルはその中でもスパでの雨に賭け、逆転の糸口を探っている。

  • ジョージ・ラッセル F1ベルギーGP スプリント予選「キミのスピンが影響」

    ジョージ・ラッセル F1ベルギーGP スプリント予選「キミのスピンが影響」

    ジョージ・ラッセルは、F1ベルギーGPスプリント予選でSQ2敗退を喫した要因として、チームメイトのキミ・アントネッリによるスピンを挙げた。

    FP1ではラッセルが4番手、アントネッリが6番手と、メルセデス勢はスパ・フランコルシャンで有望なスタートを切った。しかし予選では流れが一変。SQ1でアントネッリがスタブロでスピンを喫し、フロアを損傷。その結果、彼はQ1敗退となり最後尾に沈んだ。

    ラッセルはその直後のSQ2で敗退。13番手スタートが決まり、予想外の苦戦を強いられた。

    ラッセルはその理由について次のように語っている。

    「路面の進化が原因だったとは思っていない。正直に言えば、今日はずっと速さがあったんだ」

    「Q1でキミがコースオフしたときに撒かれたグラベルの上を通過したんだけど、そのラップはひどい感触だったし、次のラップも同じだった。そしてQ2のラップもずっと違和感があった」

    「そのあとクルマにいくつかダメージがあるのを確認した。まだ原因を見極める必要はあるけど、SQ2敗退という結果には明らかに何か理由があるはずだよ。だって差があまりにも大きすぎたからね」

    ジョージ・ラッセル(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ) F1 ベルギーグランプリ

    実際、アントネッリのスピンによって撒かれたグラベルの影響は大きかったようで、SQ3前には再度マーシャルによる清掃が実施されていた。

    それでもラッセルは、土曜のスプリントで巻き返しを図れると自信を見せている。

    「セットアップの選択がレースに悪影響を及ぼすことはないよ。フリー走行でもいいペースを見せていたし、Q1でも良かった。でもさっきも言った通り、グラベルを通過してからはクルマの感触がずっとおかしかった」

    「クルマにダメージがあるのは間違いないし、それが要因だと思う。理想的ではないけど、スプリントだし、明日はポジションを上げていけると思ってる」

  • ラッセル メルセデスF1のフェルスタッペン獲得交渉に理解示す「当然のこと」

    ラッセル メルセデスF1のフェルスタッペン獲得交渉に理解示す「当然のこと」

    ジョージ・ラッセルは、メルセデスがマックス・フェルスタッペンの獲得を目指していることについて、「当然のこと」と理解を示している。自身はまだ新契約を結んでおらず、今後の去就が注目されている。

    ラッセルとチームメイトのキミ・アントネッリはともに今季末で契約満了を迎えるが、トト・ヴォルフ代表はレッドブルのフェルスタッペンを引き抜く可能性を探っているとされる。

    現行契約には、フェルスタッペンがドライバーズ選手権の夏時点でトップ3圏外にいる場合、2026年に移籍可能となる条項が含まれていると見られており、現在フェルスタッペンは4位でラッセルに18ポイント差をつけている。

    ラッセルはこの不確実な状況下でも、「自分が結果を出せば契約延長は得られるはず」とのスタンスを貫いており、今季前半戦で1勝を含む5度の表彰台を記録している。

    ジョージ・ラッセル(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ)

    そんな中、スカイスポーツF1のインタビューで新契約について問われたラッセルは、次のように語った。

    「正直なところ、それは僕に聞くべき質問じゃないよ」
    「チームとして、どこに目標を置くかによる。僕らは今、2番手か3番手のチームだと思うけど、実際には2番手にいるだけで、少し過剰に結果を出しているとも言えるかもしれない」

    「でもメルセデスは再び頂点に立ちたいと考えているチーム。そうなるには最高のドライバー、最高のエンジニア、最高のピットクルーを揃える必要がある。それこそが、メルセデスが目指していることなんだ」

    「だからこそ、フェルスタッペンのようなドライバーとの交渉が進められているのは当然のことだと思う。でも僕としては、今のようなパフォーマンスを出し続けていれば、心配することは何もない。どのF1チームにもシートは2つあるんだから」

  • メルセデスF1 ラッセル放出案にバトン苦言「今の彼を外すのは奇妙な決断」

    メルセデスF1 ラッセル放出案にバトン苦言「今の彼を外すのは奇妙な決断」

    元F1ワールドチャンピオンのジェンソン・バトンは、メルセデスがジョージ・ラッセルをマックス・フェルスタッペンと交代させるという噂について「不公平」だと語り、その決断が実現すれば「奇妙」だと感じると述べた。彼はむしろ、ラッセルとフェルスタッペンがチームメイトとしてともに戦う姿を見たいという。

    フェルスタッペンの将来に関する憶測が高まったのはオーストリアGPの週末。ラッセルがSky Sports F1のインタビューで「フェルスタッペンのような存在と話し合いが続いているのは、ごく自然なこと」と語ったことが発端だった。

    その1週間後、イギリスGPの場でこの件について問われたフェルスタッペンは口を閉ざし、「前回言った通りだよ。他の人たちがいろいろ書いてるけど、僕から言うことは何もない」とコメントしている。

    また、当時まだチーム代表を務めていたクリスチャン・ホーナーも「ノイズが多すぎる」と一蹴し、フェルスタッペンとは2028年末まで契約があると改めて強調した。

    そんな中、バトンは『The Chris Moyles Show』に出演し、ラッセルとフェルスタッペンの“トレード”の可能性について問われると「まあ、あり得なくはない」としつつも、フェルスタッペンが現在のレッドブルという恵まれた環境を離れることには慎重な見方を示した。

    「マックスにとっては難しい選択だと思う。彼はレッドブルで非常にうまくやっていて、これまで多くのものを与えられてきた。クルマは彼を中心に設計されていて、それを完璧に乗りこなしている。あのクルマの中では、誰も彼に太刀打ちできない」

    「彼が3番手や4番手に予選する一方で、チームメイトは18番手だ。もし彼がメルセデスに移籍すれば、全く異なる状況になる。そこではクルマは彼のために設計されていない。うまくやれるかどうか、分からないね。でも、世界最高のドライバーであれば、それでも適応できるはず」

    ジョージ・ラッセル メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツバトンは「ラッセルはタイトルを狙える逸材」と評価している

    バトンはまた、現在ドライバーズランキングでフェルスタッペンと18ポイント差につけるラッセルの活躍に言及し、そのパフォーマンスを高く評価した。

    「ジョージは今、まさにキャリアの絶頂にいると思う。ここ数年でルイス(・ハミルトン)と互角に戦ってきたし、彼はワールドチャンピオンになれる素材だ」

    そのうえで、フェルスタッペンを獲得するためにラッセルを放出するという案については疑問を呈した。

    「マックスを入れるためにジョージを外すというのは、ちょっと奇妙な動きに見える。たしかに18歳のキミ・アントネッリが控えていて、将来的にスターになる可能性はある。でも、それが確実かどうかはまだ分からない」

    「一方で、ジョージは今そこにいて実力もある。そして、F1の新時代においては、非常に競争力のある2人のドライバーが必要になる。来年はレギュレーションも変わるし、クルマもエンジンも一新される。だからこそ、ジョージとマックスのラインアップこそ理想的だと僕は思う」

    また、フェルスタッペンとラッセルのペアが実際にうまくいくと思うかと問われたバトンは、こう締めくくった。

    「見てみたいね、ぜひとも!」

  • アストンマーティンF1 ラッセル加入説を否定「現体制で来季コックピット設計」

    アストンマーティンF1 ラッセル加入説を否定「現体制で来季コックピット設計」

    メルセデスとの契約が2025年末で切れるジョージ・ラッセル。将来が不確かな中で、2026年のF1大変革期に向けて去就が注目されているが、アストンマーティンはその“受け皿”となる可能性を否定する構えを見せている。

    チーム代表アンディ・コーウェルは、現在のドライバーラインアップ――フェルナンド・アロンソとランス・ストロールの契約継続――が「2026年に向けた準備における安定性」として機能していると強調。

    これにより、ラッセルにとってアストンマーティンが“プランB”となる道も閉ざされた可能性がある。

    コーウェル「アロンソとストロールの存在が大きな助けに」
    アストンマーティンは2026年からホンダと新たなパワーユニット契約を結び、エイドリアン・ニューウェイを迎えて技術体制を刷新。大規模な体制変更に直面する中で、コーウェルは現在のドライバー陣の継続が鍵だと語る。

    「我々は非常に幸運だ。2026年に向けて、ホンダとのPU開発、ニューウェイによる空力設計、新施設など変化の連続だ。しかしランスとフェルナンドという2人の安定した存在があるからこそ、我々は今この段階で2026年以降を見据えた開発ができている」

    「彼らは風洞実験での空力議論にも関与し、ドライバー環境――例えばコックピットのスペースといった――についてもフィードバックをくれている。エイドリアンはコックピットを非常にタイトにする傾向があるが(笑)、そうした設計にも彼らの意見が反映されている」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム F1

    ラッセル、メルセデス残留は「極めて高い」も契約未定
    一方、ラッセルは「自分が2026年にメルセデスにいない可能性は極めて低い」としながらも、依然として契約延長の発表はなく、不透明な状況が続いている。マックス・フェルスタッペンのメルセデス移籍の噂がその背景にあると見られ、ラッセル自身も「(フェルスタッペンとの)継続的な交渉が契約延長の障害になっている」とほのめかしている。

    アントネッリ「チームは未来を見ている」
    仮にメルセデスがフェルスタッペンを迎え入れるとなれば、ラッセルか、現在チームでルーキーシーズンを戦うキミ・アントネッリのいずれかがシートを失う可能性がある。アントネッリも2025年までの契約で、将来は未確定だ。

    「明らかにいろいろなことが水面下で起きているけれど、チームは来年だけでなく、その先の将来も見据えて動いている。僕としてはただ自分のベストを尽くすだけ」

    「メルセデスからチャンスをもらって、他のチームとの話もしていないし、今いる場所に満足している。チームが僕に求めるものも理解しているし、全力を尽くしていくだけだよ」

    アントネッリはプレッシャーの中でも「心配はしていない」と語っており、メルセデス内部での評価と信頼を頼りに、自らの将来を切り開こうとしている。