カテゴリー: FIA(国際自動車連盟)

  • FOTA、分裂シリーズにむけて本格始動

    FOTA、分裂シリーズにむけて本格始動

    FOTAは、今週の木曜日に来年の分裂シリーズへの準備を本格始動させる。

    24日(水)に世界モータースポーツ評議会が開催されるが、その直後にFOTAは分裂シリーズについての会議を行うという。

    噂では、FIAのマックス・モズレー会長を追い出すか、またその権力を弱める提案を行い、論争を終わらせるのではともされている。

    FOTA幹部は日曜日の午前中にルノーのモーターホームで会議を行っていたことが明らかになっており、その場でマックス・モズレーと和平協定を行わないことが満場一致で決定したとされている。

    「我々は我々の決定をした。そういうことだ。これ以上議論することはない」とルノーのフラビオ・ブリアトーレは語る。

    「FIAは我々の門戸を閉ざした。我々は独自のチャンピオンシップを行うことを決定した。交渉はない」

    フラビオ・ブリアトーレは、今週、新シリーズの詳細の決定を始めることを明らかにしている。

    「モズレーの言うことに興味はない。もはやそれは我々の仕事ではない」

    フェラーリの会長であり、FOTA会長を務めるルカ・ディ・モンテゼーモロは、分裂シリーズを楽しみにしている。

    「2007年11月にフェラーリとキミ・ライコネンは、F1世界選手権に勝利した。明確なルールがあったので可能だった。もはやそうではない」

  • F1分裂の危機

    F1分裂の危機

    F1が分裂の危機に直面している。

    8つのF1チーム(フェラーリ、マクラーレン、ルノー、BMW、トヨタ、ブラウン、レッドブル、トロ・ロッソ)からなる組織FOTAは、FIAが提示する2010年のF1レギュレーションを受け入れられないとして、F1を離れて新たに独自のシリーズを設立することを発表。事実中のF1離脱を宣言した。

    そこでなぜこのような展開になったのか、これまでの経緯をまとめてみることにする。

    F1分裂騒動

    F1分裂騒動の発端は2009年3月17日、マックス・モズレーが2010年から3,000万ポンドの予算キャップを導入し、予算キャップを選択したチームには技術的な自由を与えるとの提案を発表したことに始まる。

    その提案に対し、各F1チームは予算制限とF1に2つのレギュレーションが混在することに反発。予算制限の増額やテクニカルレギュレーションの見直しなどを訴えてきた。

    しかし、FIAは2009年4月29日の世界モータースポーツ評議会の場で、4,000万ポンドの予算キャップを含めた2010年 F1レギュレーションを正式発表する。

    予算制限額は引き上げられたものの、この発表はF1チームの同意を得ていない一方的なものであり、フェラーリ、ルノー、トヨタ、レッドブルなどのF1チームがF1撤退をほのめかすようになる。

    5月15日にはヒースロー空港でFIAとFOTAによる予算制限に関する会議が行われたが決裂。フェラーリは、2010年のレギュレーションの差し止めを求めて告訴する。しかし5月19日、フランスの裁判所はフェラーリが提訴した4,000万ポンドの任意の予算キャップ案の差し止め請求には正当な理由がないと棄却した。

    また提訴により、フェラーリが2006年のF1分裂騒動の際にFIAと多額の収入、安定した規約、大幅な変化に関する特別な拒否権を含めた極秘協定を結んでいたことが明るみになる。

    そして、2010年のエントリー申請の最終期限である5月29日が迫ってくる。

    FIAとFOTAはモナコGPの場でも会議を重ね、2010年を1億ユーロ、2011年に4,500万ユーロとする段階的な予算キャップ案などが浮上するも同意には至らず。そんな中、ウィリアムズはFOTAの同盟を破り、無条件で2010年のエントリーを提出。フォース・インディアもウィリアムズに続いてエントリーを提出し、FOTAはウィリアムズとフォース・インディアを除名処分とする。

    5月29日のエントリー締め切り日。残りのFOTAチームは、6月12日のFIAによるエントリーリスト公表までに新しいコンコルド協定の締結、予算制限を含めたレギュレーション改訂などを条件とした暫定エントリーを提出。

    それに対しFIAは6月12日、条件を6月19日までに取り下げることを条件としてFOTAチームをすべて含めた暫定的な2010年のエントリーリストを発表。このエントリーは、フェラーリとレッドブル、トロ・ロッソはFIAとの契約があるため無条件エントリーとして扱われており、5チーム(マクラーレン、ルノー、トヨタ、BMWザウバー、ブラウンGP)に条件取り下げを求める形となった。

    その後、2つのレギュレーションの廃止などを含め、FIAとFOTAは歩み寄りをみせるがこれも決裂。そして、取り下げ期限前日の6月18日、FOTAは独自のシリーズを立ち上げるとの声明を発表。事実上のF1の離脱を宣言した。

    FIAは、FOTA特にフェラーリに対して契約違反を主張しており、法廷措置を行うことを宣言。その状況がおさまるまで2010年のF1エントリーを提出することはないだろうとしている。

    仮にF1が分裂した場合、F1ドライバーの大部分はFOTAシリーズ参戦の意向を示している。その場合、今のF1がほぼそのまま新FOTAシリーズへ移行することになる。F1は自動車メーカーが全て撤退するため、コスワースエンジンによるワンメイクレースとなる。また、F1が被る損失は22億ドルにのぼるとされている。

    どちらのシリーズが魅力的であるかは明言しないが、F1が大きな危機に瀕していることは確かだ。(F1-Gate.com)

  • FIA、FOTAとフェラーリを告訴

    FIA、FOTAとフェラーリを告訴

    FIAは、新シリーズを立ち上げようとしているF1チームに対して、即座に法的措置をとることを発表した。

    FOTAは18日の夜、FIAとの交渉が決裂に終わり、新シリーズを立ち上げる準備を始めることを発表した。

    これに対しFIAは、FOTAへの法的措置を行うとの声明を発表。特にフェラーリの契約違反について言及した。

    FIA プレスリリース (2009年6月19日)

    FIAの弁護団は、分裂シリーズを始めるとのFOTAの脅迫を調査している。FOTA全体の行為、契約関係の故意の妨害、フェラーリの法律的義務の直接的違反、独占禁止法の重大な違反など深刻な法律違反を意味している。FIAは、即座に法的手続きを発動する。

    2010年 FIA F1世界選手権のための準備は続いているが、最終的な2010年エントリーリストの発表はFIAが法的権利を主張する間、保留される。

    関連:
    FOTA、新シリーズ設立を発表

  • FIA 「FOTAの動きを許すわけにはいかない」

    FIA 「FOTAの動きを許すわけにはいかない」

    FIAは、FOTAによる新シリーズ立ち上げ計画を受けて声明を発表した。

    FIA会長のマックス・モズレーは、これまでの収入、統治、規則に関する交渉が失敗に終わったことについて、「残念だが、驚いてはいない」と語る。

    「FIAは、選手権において財政を武器にした争いを許すわけにはいかない。また、FOTAがF1の規則を写し取ることも許容できない」

    FIAは、2010年エントリーの最終期限が金曜日であることに変更はなく、明日土曜日に発表するとしている。

    しかし、フェラーリとレッドブル系チームは、論争となっている協定により、意に反してリストに含まれる可能性はある。

    「失望しているが、FIAはF1の利益のためにFOTAに妥協案に至る力になかったことには驚いてはいない」

    「FOTAが、この結果を狙って交渉を長引かせ、誠意をもって議論に従事しなかったのは明らかだ」

  • マックス・モズレー、FOTAの妥協案へ歩み寄りの姿勢

    マックス・モズレー、FOTAの妥協案へ歩み寄りの姿勢

    FIA会長のマックス・モズレーは、FOTAが申し出たエントリー最終期限の受け入れられないが、妥協案を受け入れる気があることを明らかにした。

    FOTAチームは、F1撤退を回避し、2012年までF1に参戦する意思を明言した最終的な妥協案マックス・モズレーとバーニー・エクストンに提出。FIA側もこの提案を受け入れる姿勢をみせている。

    FIAは、エントリーの最終期限を7月1日まで延長すること、コスワースが供給する標準エンジンのパワーダウンは拒否するが、予算制限と統治について改訂する気があること語る。

    マックス・モズレーは、6月19日(金)までにコンコルド協定を改定するチャンスはなく、暫定的に1998年のバージョンを使用しなければならないよ語る。

    「1998年のコンコルド協定の統治条項の改訂を始めたら、長い議論が始まるだろう」

    「我々は遅くとも金曜日までには残りの2010年の申請者に返答しなければならないので、時間は残っていない」

    「したがって、全てのチームが手紙のやり取りによって1998年の統治条項を受け入れることに合意するというのが我々の提案だ。その後、我々は1998年の合意の保護のもとで2009年の新しいコンコルド協定を協議することができる」

    「我々は10年間これらに耐えてきた。もう数週間、数ヶ月くらい、困難ではないだろう」

    さらにモズレーは、次の数週間でさらなる議論を行う前に、チームが4,000万ポンドの予算制限を受け入れることを望んでいる。

    「FOTAの基本的な問題は、明確な人物が不在していることだ。チームは制約がなにかを理解する必要がある」

    「したがって、昨年合意され、公表された2010年の規約を受け入れることを提案する。必要に応じて、それらは統治条項の手順に基づき修正することができる」

    マックス・モズレーは、2010年が2つのレギュレーションにならないことを明らかにした。これはFOTAが最も不満を示していた部分でもある。

    具体的には、可変ウイング、ギアボックス規約、テスト制限は今シーズンのまま、タイヤウォーマーは継続となり、4WDは禁止となる。

    しかし、モズレーはコスワースのエンジンに関しては“2010年に復帰するために時間とリソースがない”ため、2006年レギュレーションでの実施を許可するだろうとしている。

    マックス・モズレーは、金曜日の最終期限までにFOTAが条件を取り上げるというFIAの要請に応えるよう書簡を送るとしている。

    「我々はまもなく各々のチームに署名のための書簡を送るつもりだ。署名され、返されれば、書簡は上記の提案に対して法的な拘束力を持ち、関連チームのエントリーを無条件にする」

  • FOTA、FIAに最後の妥協案を提出

    FOTA、FIAに最後の妥協案を提出

    FOTAチームは、2010年のF1規約を巡るFIAとのにらみ合いを終わらべく、最終的な妥協案をFIAに提出した。

    報じられたところでは、FOTAは但し書きを含めた予算キャップ案にサインすることを申し出ており、さらなる交渉と新しいコンコルド協定にサインするために、最終期限を7月1日まで延長するよう求めているという。

    「F1のために、我々全員が妥協に努め、2010年の世界選手権を考慮した長期的な討論に早急な決着をつけなければならない時がきた」

    「チームは2012年末までF1に貢献する意志があることを明言しており、我々はこの書簡をチームの重要な行動を表すものと見なしていただけることを期待している」

    「したがって、我々は力強く、しかし敬意を持ってこれらの提案を提出する予定であり、複数の重要なチームがF1から撤退する可能性を避けたいと思っている」

    「重要な問題について適切かつ早急な解決を図る時が来たのだ」

  • FIA 「FOTAはF1規約を管理しようとしている」

    FIA 「FOTAはF1規約を管理しようとしている」

    FIAは、FOTAのF1規約を引き継ぎ、商業的な権利をコントロールしようとする試みを受け入れることはできず、それが理由で予算キャップを取り消さなかったと語る。

    FIAとFOTAとのF1のコスト削減と将来の統治についての緊張に関して、FIAは火曜日に長文の声明を発表した。

    FIAとFOTAはF1を世界で最も人気のあるスポーツにする努力を行っており、チームが望むことによって、それを無駄にするつもりはないと主張する。

    「FIAとFOMは、F1世界選手権を歴史上で最も見られるモータースポーツ競技にするために数十年を共に費やしてきた」

    「FIAのチャンピオンシップの成功を軽視し、彼らの都合のいいように行ったり来たりする参加者からなるFOTAは、2つの明確な目的を設定している。FIAからF1規約を引き継ぎ、それ自体の商業的な権利を奪うことだ。それはFIAとして受け入れられるものではない」

    FIAは予算キャップの強硬姿勢が、エンジンコストの削減から学んだことによって加速したと述べている。事実、自動車メーカーは、長期的にそれらを受け入れることを拒否している。

    「ルカ・ディ・モンテゼーモロ氏は、主要な自動車製造会社から必要な保障を確保することを約束した」

    「彼は冬の間、最も最近では2009年2月23日のFIA会長との会議でもこの約束を続けた。そのような書簡は届かなかった。ディ・モンテゼーモロ氏の所有するフィアットからでさえもだ」

    「同時に、FOTAとディ・モンテゼーモロ氏は、コスト削減を議論するための会議を開くための試みをすべて拒否した。必要はないとFIAは伝えられた。FOTA独自の方法は十分だったし、彼らはそれぞれサードカーを走らせることでクルマの不足を補おうとした。3月までFOTAが新しいチームのエントリーを反対し、促進する意向がなかったのは明らかだ」

    また、FIAはなぜ予算制限がベストな方法だと考えたかを説明している。

    「我々がF1の革新的な技術を見たいのであれば、支出を制限し、エンジニアに決まった予算の範囲内で最善を尽くす自由を与えることが唯一の方法だ」

    「これは現実世界でもまさに起こっていることであり、F1が前進する唯一の方法だ。技術的な革新がなければ、F1は衰え、消滅するだろう。実質的なコスト制限がなければ、F1はチームを失うだろう。このような理由で、FIAはF1規約の一部としてコスト制限を主張している」

  • FIA 「計画通りに4,000万ポンドの予算制限を導入する」

    FIA 「計画通りに4,000万ポンドの予算制限を導入する」

    FIAは声明を発表。FOTAとの会議が行われたが、解決策のための議論すらできなかったため、4,000万ポンドの予算キャップは計画通りに実施されるとした。

    FIAとFOTAの財政代表は、両者が容認できる来年のレギュレーションで和解に達するため、月曜日にロンドンで会議を行った。

    しかし、FOTAの代表者は、規約を議論する準備をしてこなかったと述べた上でFOTAの提案を却下し、予算制限を設けることを決定した。

    FIA プレスリリース (2009年6月16日)

    6月11日の会議で同意されたように、昨日FIAの財政専門家とFOTAの財政専門家とで会議が行われた。

    残念ながら、FOTAの代表者はFIAの2010年財務規制を議論する権限がないと宣言した。実際、彼らは規約を議論する準備が全くできていなかった。

    その結果、今回の会議では、共通の立場を見出すためにFIAの規約とFOTAの提案を比較するという目的を達成することができなかった。

    適切な会話がない状態で、FOTAの財務提案が討議されたが、他チームより多くの支出が可能なリソースを持っているチームの支出を制限することができないことが明確になった。つまりさらなる支出拡大競争は不可避である。

    したがって、FIA財務規約は公表された通りである。

  • FIA、合意を妨げたと一部FOTAメンバーを非難

    FIA、合意を妨げたと一部FOTAメンバーを非難

    FIAは声明を発表。F1の将来を巡っての妥協案を探ることにおいて、FOTAの一部メンバーを非難した。

    15日に出されたF1の声明で、FIAは先週木曜日にFOTAの4人メンバーと集まり、いくつかの分野で合意がなされたが、達成されなかったと主張。

    会議に参加しなかったチームがこの合意を妨げたと非難した。

    FIA プレスリリース (2009年6月15日)

    木曜日、FIAの理事長は、ロス・ブラウン(ブラウンGP)、ステファノ・ドメニカリ(フェラーリ)、クリスチャン・ホーナー(レッドブル)、ジョン・ハウエット(トヨタ)、シモーン・ペリロ(FOTA)からなるFOTAの代表団と会談を行った。

    会議の間、FOTAは、FIAがチャンピンシップの活力と長期的な経済的な可能性を維持するために新チームの導入を促進したいことに同意した。いくつかの重要な分野において、現在参戦しているチームが新チームを援助するという2010年のテクニカルレギュレーションについて合意に達した。

    また、コスト削減におけるFOTAとFIAの目標は非常に近く、両方の財務の専門家が詳細を確定させるため機会を速やかに設けることで合意した。

    管理運営および安定性の問題は、1998年のコンコルド協定を2014年まで延長することにより解消され、新しい協定のための長期的交渉を回避できるという提案がFIAから出された。代表者全員はこれに納得し、FOTAの他のメンバーにこの提案を報告することを約束した。

    FIAは、これが非常に建設的な会議であり、概ね同意にいたったと考えた。したがって、FIAはこの会議に出席しなかったFOTAの一部メンバーが、同意事項はなく会議は時間の無駄であったと虚偽の主張を行ったことに驚いている。これは、F1に引き起こされるである損害に構わず、いかなる同意も回避したいというFOTAの決意を表すものである。

    FIAはFOTAとの会議における詳細かつ文書化された事実を近いうちに公表する予定である。

  • Nテクノロジー 「我々はFIAとFOTAの論争の犠牲者」

    Nテクノロジー 「我々はFIAとFOTAの論争の犠牲者」

    Nテクノロジーは、なぜ彼らのエントリーが拒否されたか理解できないと語り、彼らがFIAとFOTAの論争の犠牲者になったと主張する。

    「申請は、チームとの戦いのための駒として使われた」とNNテクノロジーのチーム代表マウロ・シップスは語る。

    マウロ・シップスは、FIAからNテクノロジーの財政面と技術詳細の提出が最終期限に間に合わなかったと伝えれられたことを明らかにした。しかし、彼らは期間内に提出したと主張している。

    また、なぜ2010年のエンジンパートナーに関する情報を提出しなかったトロ・ロッソやレッドブル・レーシングのようなチームの暫定的なエントリーが許されたのか理解できないと語る。

    「トロ・ロッソとレッドブルは、エンジンに関する情報、誰が予算キャップのもとでレースをするかという必須条件が欠けているにも関わらず含まれた。我々は彼らの戦争の犠牲者だ」

    関連:
    2010年 F1エントリーリスト発表 – 2009年6月12日