カテゴリー: スクーデリア・フェラーリ

  • シャルル・ルクレール フェラーリF1退団報道に「どこから出た話か分からない」

    シャルル・ルクレール フェラーリF1退団報道に「どこから出た話か分からない」

    シャルル・ルクレールは、イタリアメディアが報じた「フェラーリからの離脱を検討中」との噂を真っ向から否定。さらに、フレデリック・バスールのチーム代表としての立場が危ういという報道についても、根拠がないと一蹴した。

    イタリア紙『Corriere della Sera』は、ルクレールがフェラーリの進歩に不満を抱いており、チーム離脱を模索していると報道。一方『Gazzetta dello Sport』は、パフォーマンスが改善しなければバスールの地位が危うい可能性があると主張していた。

    ルクレールの反応は明確だった。

    「本当に驚いている。どこから出てきた話なのかまったく分からない」とシャルル・ルクレールは語り、RacingNews365を含むメディアの取材にこう答えた。

    「だから無視するのが一番だと思っているし、ここ最近のレースでそんなことを言った覚えは一切ない。むしろ僕は、どれだけこのチームを愛していて、フェラーリを再びトップに戻したいと思っているかを繰り返し言ってきたから、こういう話が出てくるのは本当に驚きだ」

    「僕たち3人――フレッド(バスール)、ルイス(ハミルトン)、僕――には共通のビジョンがある。フェラーリを再び勝てるチームにするというビジョンだ。そしてそのために、全員で努力してきたし、これが僕たちの計画なんだ。僕たちはこの計画に忠実であり続けるつもりだ」

    シャルル・ルクレール スクーデリア・フェラーリ

    「僕たちはすでに自分たち自身にかなりのプレッシャーをかけている。そんな中で、こうした噂が出ることはもちろん気持ちのいいことじゃないけど、フェラーリで働いていればプレッシャーは常に付き物だよ」

    「2位では不十分だということは、チーム全員が理解している。だから外部からのプレッシャーが、僕たちの内側にあるプレッシャーに影響を与えることはないと思う」

    「チームは、今の結果が十分でないことをよく分かっているし、フェラーリは勝たなければならないという自覚がある。そのために、全力を尽くしているところだ」

    「今はマクラーレンの方が強い。でも、それにどう応えるかは僕たち次第なんだ。周囲の雑音は無視して、今は集中するしかない」

    「もちろん噂が多い時期もあるし、質問の大半がそういった話題に集中することもある。心地よくはないけれど、それも理解しているし、これがフェラーリの常だし、昔からずっとそうだった。だから対処しなければならない。でも、それによって僕たちのやるべきことが変わることはないよ」

  • ルイス・ハミルトン バスールを擁護「彼こそフェラーリF1を頂点へ導く人物」

    ルイス・ハミルトン バスールを擁護「彼こそフェラーリF1を頂点へ導く人物」

    ルイス・ハミルトンは、フレデリック・バスールのフェラーリF1チーム代表としての将来に関する憶測に対し、「彼こそ僕たちを頂点へ導く人物だ」と断言し、全面的な支持を表明した。

    2025年のシーズン序盤、フェラーリは浮き沈みのある戦いを続けている。メルセデスから加入したハミルトンはまだ適応の途中であり、チームメイトのシャルル・ルクレールもいくつかの厳しいレースを経験してきたが、直近2戦では連続表彰台を獲得している。

    木曜日にモントリオールで行われたメディアデーで、バスールの去就に関する報道について問われたハミルトンは、次のように語った。

    「そんな話が出ていること自体、正直うんざりするよ。まず第一に、僕はフレッドと一緒に働くのが本当に楽しい。フレッドは僕がこのチームに来ることになった一番の理由で、僕はそのチャンスをもらえたことにずっと感謝している。そして今、僕たちは一緒にこの道を歩んでいる」

    「裏側ではすべてが完璧というわけじゃないけど、僕はこのチーム、そしてフレッドとともに前に進みたい。僕はフレッドにいてほしいし、彼こそが僕たちを頂点へ導いてくれると信じている。だから、ああいう話は全部ナンセンスだ」

    「大半の人はチームの裏側で何が起きているのかを知らない。すべてが順調というわけではなく、変化が必要な部分もあって、やるべきことはたくさんある。勝ちたいという思いがあるからこそプレッシャーも大きいけど、それでも今の僕たちの中でチーム代表交代なんて話は出ていないよ」

    さらに「仮にチームの上層部に変化があったら?」という質問に対しては、次のように答えた。

    「僕が知る限り、それはあり得ない話だし、仮にそういう話が出たとしても、僕はまったく支持しない」

    「新しい人がチームに加わるには時間がかかるし、その影響はとても大きい。ドライバーでもエンジニアでも、あるいはチームを率いる立場の人間でも同じ。だから、そんな話は僕たちの中ではまったく議論の対象になっていない。僕はフレッドと一緒に勝ちたいし、彼には全面的に信頼を置いている」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ F1

    また、自身のフェラーリでの今後についても明確に意欲を示した。

    「僕はフェラーリに来たばかりで、これから数年ここで戦っていくつもりだ。自分の気持ちは完全に決まっていて、このチームと一緒に何を達成できるかだけを考えている。だから、僕の覚悟や目標に対しては一切の迷いはないよ」

    一方、前戦スペインGPでは厳しいレース展開を強いられたが、その原因がレース後に明らかになったマシントラブルだったことについて、ハミルトンは次のように語った。

    「影響は大きかったよ。チームはあまり詳細を話してほしくないみたいだけど、僕もシャルルも、レースの半分ぐらいからかなり大きな問題を抱えていたんだ」

    「正直なところ、レース中はその問題が本当にあったのかどうかわからなかった。でも無線でも言った通り、これまで乗った中で最悪の感触だった。あの状態がレース中ずっと続くなんて信じられなかった」

    「レース後、テレビインタビューを終えてエンジニアのところに戻って初めて問題が発覚した。そのときはちょっと安心したよ。『ああ、やっぱりそうだったんだ』って思えて、少し気持ちが軽くなった」

    今週末のカナダGPでの巻き返しを誓うハミルトンは、外部の憶測に動じることなく、バスールとともに長期的な成功を見据えてチーム作りに励んでいく姿勢を強調した。

  • フェラーリF1 チーム代表フレデリック・バスール更迭報道を「憶測」と否定

    フェラーリF1 チーム代表フレデリック・バスール更迭報道を「憶測」と否定

    フェラーリは、フレデリック・バスールのF1チーム代表としての立場に関する憶測が高まる中で、彼のリーダーシップに疑念はないと主張し、これを強く否定した。

    イタリアの名門は2025年シーズンの序盤で苦戦を強いられており、両選手権においてライバルであるマクラーレンに後れを取っている。それでも、シャルル・ルクレールの3度の表彰台獲得がフェラーリをランキング2位に引き上げる一助となっており、現在のところマクラーレンとは197ポイント差で離されている状況だ。

    イタリアのメディア『Corriere della Sera』は、シーズン序盤の「不満足な」スタートを受けてバスールの将来に疑問が持たれていると報じ、フェラーリのエンデュランス部門責任者であるアントネッロ・コレッタが後任候補として名前が挙がっていると伝えた。

    しかしスクーデリア側はこの件についてコメントを求められると、この噂に事実はなく、「全くの憶測(fantasy)」だとして一蹴した。

    コレッタはフェラーリのル・マン・プログラムも統括しており、バスールの後任として有力視されているが、同報道ではフェラーリ会長ジョン・エルカーンがレッドブル・レーシング代表のクリスチャン・ホーナーに長年関心を寄せ続けているとも伝えている。

    ホーナーは先日のバルセロナGPでこの件について質問を受けたが、フェラーリからの関心に対し「自分は100%レッドブルにコミットしている」と強調した。

    一方、フランス人代表であるバスールに対するプレッシャーは依然として続いており、チームは今季まだ1勝も挙げられておらず、モナコGPでのルクレールの惜しい勝利も届かなかった。

    チームメイトであるルイス・ハミルトンは、上海でのスプリントレースで優勝を飾っているが、今季メインレースではまだ表彰台に上がっていない。

    スペインGPを振り返り、ハミルトンはそれが「フェラーリでのキャリアで最も厳しいレースだった」と語っている。

  • ルイス・ハミルトン フェラーリF1のレースエンジニアとの不仲説を否定

    ルイス・ハミルトン フェラーリF1のレースエンジニアとの不仲説を否定

    ルイス・ハミルトンは、フェラーリで自身のレースエンジニアであるリカルド・アダミとの関係に不和があるという憶測を一蹴し、「ただの雑音」であり「自分たちがやろうとしている仕事に何の影響もない」と語った。

    5月のF1マイアミGPでは、チームが前を走るシャルル・ルクレールとのポジション入れ替えを指示するかどうかを決めかねる中、ハミルトンが不満を露わにし、「ついでにお茶でもしてたら?」と皮肉を交えた無線メッセージが話題となった。

    その後のF1モナコGPでは、レース終盤にハミルトンが無線で「僕に怒ってるの?それとも何かあった?」とアダミに問いかける場面があり、返答がなかったように見えたことで、両者の関係にさらなる注目が集まった。

    しかし、F1スペインGPの週末に行われた取材で、フェラーリ加入後9戦目となるこのタイミングでアダミとの関係について問われたハミルトンは、問題はまったくないと強調した。

    「僕らの関係は素晴らしい。まったく問題ないよ」とハミルトンは語った。

    「お互いのことをどんどん理解していってるし、どんなやり方が好きかを常に学び合ってる。彼はいろんなドライバーと仕事してきた経験があるし、僕たちは何の問題もない」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリハミルトンはレースエンジニアのアダミについて「お互いの好みに合わせて常に適応している」と語る

    また、そうした噂が自身を困らせているかという質問に対しては、次のように答えた。

    「憶測はたくさんある。でもほとんどはデタラメだ。最終的に言いたいのは、僕たちはすごく良い関係を築いているってこと」

    「彼と一緒に仕事するのは素晴らしいし、彼は素敵な人物だ。すごく努力してる。僕もそうだし、毎週末うまくいくとは限らないけど、関係ってそういうもので、意見の違いもある。でも乗り越えていくんだ」

    「僕たちは同じ船に乗っている。同じ目標に向かってる。チームを引き上げて、チャンピオンを一緒に獲ろうとしてる」

    「だから、それはただの雑音にすぎない。僕たちは気にしてない。続けたければ続けてもらっても構わないけど、僕たちのやろうとしている仕事には何の影響もない」

    また、モナコでの無線に関しては次のように説明した。

    「ほんの些細なことだった。レース中にラジオの通信に問題があって、必要な情報がすべて届いてなかっただけなんだ」

  • フェラーリF1とハミルトンに方針の違い 2025年型か2026年型かで対立か

    フェラーリF1とハミルトンに方針の違い 2025年型か2026年型かで対立か

    フェラーリとルイス・ハミルトンの間では、現在のマシンの開発を継続すべきか、それとも2026年のラジカルな新レギュレーションにすべてのリソースを振り向けるべきかを巡って、意見が対立しているとドイツ紙『TZ』が伝えている。

    チーム代表のフレデリック・バスールは、2025年型マシンにはまだ開発の余地があると考えており、フェラーリは現在、コンストラクターズ選手権でマクラーレンに次ぐ2番手につけている。

    「シーズン序盤にあった大きなギャップからは、うまく挽回できた」とバスールは語った。

    「だが我々は勝つためにここにいる。そして、マクラーレンはあまりにも遠くにいる」

    実際、マクラーレンとフェラーリの間のポイント差は197ポイントという驚異的なもので、これはフェラーリがこれまでに獲得した総得点をも上回っている。

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ F1

    さらに悪いことに、フェラーリはバルセロナで導入されたフレキシブルウイング規制の影響でマクラーレンが苦しむことを期待していたが、その期待はまったく裏切られる結果となった。「彼らは依然として明らかに最速のマシンを持っている」とバスールは認めた。

    それでもなお、レッドブルもマクラーレンの背中が遠のいていることを認めている中で、全24戦中わずか9戦を終えた段階で他チームがすべて開発を諦めるのは、やや奇妙にも思える。

    「我々は開発を前進させ続ける」とバスールは明言した。

    マラネロでは新しいサスペンションレイアウトが進行中であるとの噂もある。「我々は何も明かすつもりはない」と57歳のバスールは述べた。「目に見えるアップデートは発表しなければならないが、目に見えないアップデートは発表してはならないのだ」

  • ルイス・ハミルトン フェラーリF1の特性に戸惑い「エンジンブレーキは初体験」

    ルイス・ハミルトン フェラーリF1の特性に戸惑い「エンジンブレーキは初体験」

    ルイス・ハミルトンは、メルセデスからフェラーリへ移籍したことで直面している大きな適応の課題について、さらなる詳細を明かした。

    12シーズンにわたってブランクリーに本拠を置くメルセデスF1チームに在籍していたハミルトンは、2025年にフェラーリへ移籍。その結果、これまで常に使用してきたメルセデス製のパワーユニットからフェラーリ製ユニットに切り替えることが、彼にとって最大の課題のひとつとなっている。

    今季のベストリザルトはイモラでの4位というハミルトンは、すでにSF-25への適応に苦労していることを公言しており、特に「エンジンブレーキ」の扱いに苦戦していると語っていた。これはメルセデスでは使用したことがなかった技術だ。そして今回、さらなる障害となっている要素を明かした。

    「うまく説明するのは難しいけど、コーナーでの挙動、コーナーバランス、車高、そういったものが全部違うんだ」とハミルトンはRacingNews365の取材に答えた。

    「メルセデスにいたときは、マシンがすごく硬かった。かなり硬くて低く走らせることでダウンフォースを稼いでいた。でも今はすべてが違う」

    「キャンバーの取り方も違うし、エンジンの挙動も、エンジンブレーキも違う。エンジンブレーキなんて、これまで一度も使ったことがなかった」

    「こうした異なる要素が一気に押し寄せてくるから、それに慣れるには少し時間がかかる。でも、慣れていく過程を楽しんでいるよ」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ F1

  • ルイス・ハミルトン フェラーリF1に来季集中を促す「2025年の限界は明らか」

    ルイス・ハミルトン フェラーリF1に来季集中を促す「2025年の限界は明らか」

    ルイス・ハミルトンは、フェラーリが2025年型マシンの開発を棚上げし、来年に集中すべき時が来ていると考えている。

    バルセロナGP後、チーム代表のフレデリック・バスールは、マクラーレンがますます手の届かない存在になりつつある中でも、「目に見える」アップデートと「目に見えない」アップデートの両方が現行マシンに投入される予定であると明かしていた。

    最近ではシャルル・ルクレールのペースが明らかに向上している一方、新加入のハミルトンは苦戦が続いている。バスールはイタリア紙『La Stampa』にこう語っている。

    「このマシンを一言で表すなら?“繊細”だ」とバスールは語った。

    「というのも、最大限の性能を引き出せることもあるけど、常にそうとは限らない。イモラやマイアミの予選が象徴的で、そこでは使い古しのタイヤでの方が速かった。私の人生でこんなことは見たことがない」

    40歳のハミルトンは、今季のマシンで苦戦が続くことをある程度受け入れているようで、だからこそフェラーリに対し、急進的な2026年レギュレーションへの注力を呼びかけているのだろう。

    「どんなアップデートが来るのか分からない」とハミルトンは語った。

    「しばらく何も新しいものは来ていない。今あるもので戦い続けるつもりだ。ただ、手遅れになる前に、来年に集中してほしいとチームに伝えたい。今年は基礎を築く年。ツールを学び、構造やプロセスを洗練させ、来年には必要なマシンを手に入れたい」

    ルイス・ハミルトン F1 フェラーリ

    バスールも、2025年にマクラーレンを打ち負かすのは事実上不可能だと認めている。

    「マクラーレンのアドバンテージと一貫性を考えると、基本的にもう不可能だ」とバスールは語った。

    「だが、我々は自分たちに集中すべきだ。12か月前もそうだったし、そのときもチャンピオンシップのことなんて考えていなかった」

    「今もチームにその姿勢を求めたい」

    「反応は良かった。モナコとスペインがそれを示している。今はその確認が必要だ」

    ハミルトンが特に苦戦している点について、バスールはこう説明する。

    「ハミルトンに足りないのは細部だけだ」とバスールは語った。

    「ごくわずかな差――コンマ数秒の違いが、今の均衡したF1では1列目か3列目か、良い週末かそうでないかの分かれ目になる」

    「でもそれは細部の話にすぎない。マシンの理解、セットアップ、コミュニケーション――チームを変えたときには普通のことだ。フラストレーション?それは理解できるよ」

    同時にバスールは、ハミルトンの加入によってルクレールが大きく前進したことを称賛している。

    「過去と比べて、彼は自分が何を求めているのかに対する確信が大きくなった」とバスールは語った。

    「エンジニアに対してより直接的に自分のニーズを伝えるようになった」

    ルクレールが明確なナンバー1ドライバーなのかという問いに対して、「我々には2人のトップドライバーがいる。リーダーは必要ない」とバスールは答えた。

    「もしルクレールが前進したのだとしたら、それはハミルトンが彼にプレッシャーを与えたからでもあり、一方でルクレールはハミルトンがチームやマシンを理解する手助けをしている」

    「彼らはうまく協力している。私は別に親友になれとは言っていないがね」

    さらにバスールはこう続ける。

    「ルクレールはフェラーリに恋をしている。彼のキャリアはアカデミー時代やGP3時代から“赤一色”だった」とバスールは語った。

    「彼はチームと企業に対して強く結びついていて、より良いシートを探しているわけではない。彼はこのプロジェクトと家族の一員であり、それは大いに尊敬している」

  • フェラーリF1代表バスール ルイス・ハミルトンを擁護「結論を急ぐな」

    フェラーリF1代表バスール ルイス・ハミルトンを擁護「結論を急ぐな」

    フェラーリF1のフレデリック・バスール代表は、ルイス・ハミルトンが自ら認めた不調にもかかわらず、依然として彼を擁護している。

    独紙『Bild』は、40歳の元メルセデスドライバーが日曜のF1スペインGP後、メディア対応の前に涙を拭わなければならなかったと報じた。

    ハミルトンは「人生で参加した中で最悪のレースだった」と述べ、エンジニアたちからどんな説明があったかと問われると「たぶん自分自身に原因がある」と答えた。

    しかしチーム代表のバスールは、こうした言葉を額面通りに受け取った記者に対してたしなめた。

    「あなたは十分な経験があるのだから、ドライバーの第一声で結論を急ぐべきではない」とフランス人のバスールは語った。

    「ルイスはレースの70%をラッセルの前で走っていたと思う。そしてラッセルが“このレースはひどかった”と言ったという話は聞いていない」

    「結果は良くなかった」とバスールは続けた。「だが、ペースは最後のスティントを除けば悪くなかった。終盤にかけてパフォーマンスが大きく落ちてしまったんだ」

    「そこに何か問題があったのかは分からない。調査する必要がある」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ F1

  • ルイス・ハミルトン F1レポーターにインタビュー態度を謝罪「沈んでいた」

    ルイス・ハミルトン F1レポーターにインタビュー態度を謝罪「沈んでいた」

    ルイス・ハミルトンは、F1スペインGP後に沈んだ様子でSky Sportsのレポーター、レイチェル・ブルックスとのインタビューに応じたことについて、後に個人的に謝罪していたことが明らかになった。

    バルセロナでの決勝を6位で終えたハミルトンは、特に落ち込んだ表情を見せ、一方でフェラーリのチームメイトであるシャルル・ルクレールは3度目の表彰台を獲得していた。

    メディアエリアでのインタビューで、ハミルトンは質問に対して短く、感情を抑えきれない様子だった。

    「特にはない、良い一日じゃなかった」と語り、レースのポジティブな側面について問われた際も、「戦略は良かった、チームは素晴らしい仕事をしてくれた。それだけだ」と冷静に答えるにとどまった。

    ブルックスが「あなたがそんな気分でいるのを見るのは辛い」と声をかけると、ハミルトンは「じゃあ、何を言えばいい?すごく酷い一日だったし、言うことなんてない」と返し、「説明しても意味がない。あなたのせいじゃないし、俺もどう説明すればいいのか分からない」と感情を露わにした。

    さらにブルックスがフェラーリが原因を突き止めてくれるだろうと励ますと、ハミルトンは「いや、きっと突き止めない。多分、原因は俺自身だよ」と自責の言葉を口にした。

    Sky Sportsのデビッド・クロフトは、このやり取りの後、ハミルトンがブルックスに非礼を詫びたと明かした。

    「彼はカメラが止まった後、レイチェルにすごく落ち込んでいて申し訳なかったと謝っていた」とクロフトはSky Sports Newsで語っている。

    クロフトによれば、ハミルトンはインタビュー時点ではマシンにダメージがあったことを知らず、それが結果にも気分にも影響を及ぼしていた可能性があるという。

    「ルイスはマシンに問題があったことを知らなかった。フェラーリもまだ詳しいことは明らかにしていないが、それが明らかになれば、少なくとも彼のせいではなかったと分かって、少し気持ちが軽くなるはずだ」

    ルイス・ハミルトン F1 スクーデリア・フェラーリ

    クロフトはまた、ハミルトンの実力に疑いの余地はないと強調する。

    「偉大なレーシングドライバーは一夜にして力を失うことはない。ルイス・ハミルトンは今なお、史上最高のF1ドライバーだと思っている」

    「予選では年齢による反応速度の変化が出るかもしれないが、レースクラフトは失われない。イモラ、モナコ、中国の週末で彼が見せた走りは、それを証明している」

    「仮にマシンに問題を抱えていたとすれば、過去にバルセロナで見せてきたようなハミルトンのパフォーマンスが発揮されなかったのも当然だ」

    そして、クロフトは次戦カナダGPでの巻き返しに期待を寄せた。

    「カナダはルイスが非常に得意としているサーキットの一つだ。だから、彼にとって慣れ親しんだ場所に戻ることが、精神的なブーストになるだろう」

    「誰もルイス・ハミルトンが競争力を失っている姿を見たくない。彼がこれまで何度も見せてくれたあの圧巻のオーバーテイクを、また目にしたいとみんな願っている」

  • ルイス・ハミルトン F1スペインGP後の涙目インタビューに“引退”の2文字

    ルイス・ハミルトン F1スペインGP後の涙目インタビューに“引退”の2文字

    ルイス・ハミルトンのフェラーリでの挑戦が、思わぬ苦境に直面している。ドイツ紙『Bild』は、「F1の世界で、ルイス・ハミルトンがスペインGP後のように打ちひしがれた姿を見せたことはこれまでなかった」と伝えた。

    バルセロナで行われたF1第9戦スペインGP。ハミルトンはレース後、涙をぬぐってから世界中の記者団の前に立ったが、言葉を選ぶのに苦労している様子だった。

    「バルセロナは、人生で出場した中で最悪のレースだった」と漏らした彼は、その後の質問にも「何を言えばいいんだ?」と短い返答を繰り返し、やがて沈黙に包まれた。

    金曜日のフリー走行中には無線で「このクルマは何かおかしい」と訴えていたが、予選である程度の手応えを掴んだことで、希望を持って決勝に臨んだ。しかし日曜日のレース後には「説明しても意味はない。君のせいじゃない。俺には何て言えばいいのかわからない」と言葉を詰まらせた。

    それでも、マシンへの不満を口にすることは避けた。チームメイトのシャルル・ルクレールが前2戦で2度の表彰台を獲得していることもあり、ハミルトンは「たぶん悪いのは自分だ」と自省気味に語った。フェラーリが今後原因を明らかにしてくれるのでは、との記者の問いには、「いや、きっと何もないと思う」とも答えている。

    この状況に、かつてのチームメイトであり、2016年にハミルトンを破ってワールドチャンピオンとなった後にF1引退を表明したニコ・ロズベルグは、Skyの解説として現地で次のように分析した。

    「今のルイスの姿は、昨年からの流れの延長にある。ジョージ・ラッセルが基本的に優勢だったし、それは今のフェラーリでも同じだ。ハミルトンはいつも最後の一歩、決定的な速さが足りない」

    そしてロズベルグは、率直にこう断じた。「どれほど成功したドライバーであっても、いずれ速さを失う時は来る。年齢の問題だ。ルイスは今40歳。その瞬間は、必ずやって来る」

    「たとえコンマ1秒しか遅くなっていなくても、それは決定的な差になる。今の彼が戦っているのは、次世代のトップドライバーたちなんだからね」

    F1最多タイの7度のタイトルを誇る男が、今、人生の終盤戦に突入している。誰よりも勝利を知るハミルトンが見せた涙は、単なる一戦の落胆ではなく、引退を意識し始めた心の内を映すものなのかもしれない。