カテゴリー: スクーデリア・フェラーリ

  • ルイス・ハミルトン フェラーリF1でエンジニアリング体制を変更

    ルイス・ハミルトン フェラーリF1でエンジニアリング体制を変更

    ルイス・ハミルトンは、F1第13戦ベルギーGPに向けて自らのエンジニアリングチームに変更があったことを明かした。

    スパ・フランコルシャンで開催されたレースで、ハミルトンはピットレーンスタートから怒涛の追い上げを見せ、7位フィニッシュを果たした。だがそれまでの週末は苦難続きだった。予選では2日連続でQ1敗退、スプリントでもノーポイントに終わっていた。

    ハミルトンは、レースエンジニアのリカルド・アダミに加え、新たにパフォーマンスエンジニアが加わったことを明かし、「前のチーム」で既に一緒に働いた人物だと語った。これはメルセデスを指すと見られている。

    「シーズン中にエンジニアを変更するのは簡単じゃない。でも長年知っている人間で、以前のチームでも一緒に働いていた。もっとも、その時は今の役割ではなかった」

    「だからお互いにものすごいスピードで慣れないといけない。今週末のマシン変更は、僕たち両方にとって予想外だった。でも一晩でうまく対応できたし、今後さらに強くなっていけると思う」

    フェラーリもハミルトンも新パフォーマンスエンジニアの詳細は明かしていない。

    新型リアサスペンションに苦戦、「今週末は忘れたい」
    ハミルトンは、スプリント予選でスピンを喫した要因として「新しいコンポーネント」と「ブレーキの問題」を挙げた。

    フェラーリはベルギーGPでリアサスペンションを改良。チームメイトのシャルル・ルクレールはより早くこのパッケージに順応し、決勝では3位表彰台を獲得した。

    「今回のアップグレードは2つの要素で構成されていて、そのうち1つはモントリオールでテストする予定だった。でも僕は試せなくて、シャルルが使った。それ以来、彼は何戦かでその一部を使っていた」

    「彼は素晴らしい仕事をしたし、明らかに慣れている。僕にとっては今回が初めての使用で、予選でスピンしたのもその影響。まったく予想していなかった」

    「加えてエンジニア交代もあり、2人とも“ディープエンド”に放り込まれたような状況だった。でも一晩でかなりの修正ができたし、細かい調整もうまくいった」

    「今日のマシンはかなり乗りやすくなった。追い上げるのも楽しかった」

    「今回は本当に“忘れたいレース”の一つ。ただ、前向きに捉えている。今日はクルマについて多くを学べたし、セットアップも改善できた」

    「来週に向けて準備するつもりだし、水曜にはファクトリーにも行く予定。これからはもっと良い結果を出していけるはずだ」

  • シャルル・ルクレール F1ベルギーGP決勝「雨が早く止んで助かった」

    シャルル・ルクレール F1ベルギーGP決勝「雨が早く止んで助かった」

    シャルル・ルクレールは、2025年F1ベルギーGPでフェルスタッペンからの猛追を振り切り、3位表彰台を獲得。自身にとってこのスパで3戦連続のポディウムとなった。

    シャルル・ルクレールは3番グリッドからスタートし、序盤の雨と滑りやすい路面の中でペースを維持。終始マックス・フェルスタッペンに2秒以内で追われ続ける展開となったが、集中力を切らさず冷静にレースを運んだ。

    レース中盤にスリックへ切り替えると、フェルスタッペンと同じタイミングでピットに入り、フェラーリの好作業によりポジションを維持。その後も両者のラップタイムは拮抗し続けたが、ルクレールは一度も抜かせることなく走り切った。アップグレードの効果も見せた中、堅実な3位フィニッシュとなった。

    「ずっと2秒以内にフェルスタッペンがいたから簡単じゃなかった。マクラーレンやレッドブルは予選でダウンフォースを犠牲にして雨に備えてたけど、僕らはその点でやや劣っていた。だからレース前半はとても厳しかったけど、ドライになってからはペースも良くなったし、この3位には満足してるよ」

    ピット作業でもフェルスタッペンの前に出ることに成功した。

    「チームが素晴らしい仕事をしてくれた。あのピットインで前に出られたことはとても大きかった。プレッシャーはすごくあったけど、ブライアン(エンジニア)に『今は黙ってて』って言ったのもそのため。情報はありがたいけど、あの時は集中したかったんだ」

    今回のアップグレードについてもポジティブな感触を得ている。

    「予想していた通りの成果が出た。マラネロのスタッフ全員に感謝したい。でもマクラーレンとの差を縮めるにはまだ足りない。僕たちがやっていることには満足してるけど、満足して止まってるわけにはいかない」

    シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ) ベルギーGP F1 ベルギーグランプリルクレール「黙っててって言った」緊迫の防戦で表彰台死守

    次戦ハンガリーについては「まだ何とも言えない。様子を見てから判断したい」と慎重な姿勢を示した。

    レース中のフェルスタッペンとの攻防についても語った。

    「特にウェットの時は本当に近かった。でも一度も仕掛けられることはなかった。お互いにまったく同じようなラップを刻んでて、『よし、あとこのペースでいければいい』って感じだった」

    また、スタートディレイについても言及した。

    「スパで過去に何があったかを考えれば、安全を最優先するのは当然。少し遅かったとは思うけど、変えるべきではないと思う」

  • ルイス・ハミルトン F1ベルギーGP決勝「こういうレースは大好きだ」

    ルイス・ハミルトン F1ベルギーGP決勝「こういうレースは大好きだ」

    ルイス・ハミルトンは、予選での苦難を乗り越えてF1ベルギーGP決勝で7位に入り、「こういう展開のレースはいつも好きなんだ」と語った。フェラーリ移籍後初となるポディウムには届かなかったものの、18番手スタートからの猛チャージで「ファンが選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ」に選ばれる走りを見せた。

    ハミルトンは週末を通して苦戦が続き、スプリント予選とグランプリ予選ともにQ1敗退。土曜のスプリントでは15位に沈み、決勝もピットレーンスタートからの巻き返しを強いられた。

    しかし、フェラーリが決勝前に新たなパワーユニットを投入し、セッティング変更を施したことで状況は一変。大雨による80分の中断を経てスタートが切られると、ハミルトンはレース序盤のウェットコンディションで驚異的な追い上げを見せ、ランス・ストロール、カルロス・サインツ、フランコ・コラピント、ニコ・ヒュルケンベルグ、ピエール・ガスリーを立て続けにオーバーテイク。さらに11周目に最も早くスリックタイヤに履き替えたことでアンダーカットに成功し、結果的に7位に浮上した。

    その後はウィリアムズのアレックス・アルボンの背後に張り付きながらも抜けない展開が続いたが、苦戦続きだった週末をなんとかポイントで締めくくった。

    「こういうふうに後方から順位を上げていく展開のレースは大好きなんだ」とハミルトンは語る。

    「僕のレースキャリアもそういうところから始まった。決して速くないカートで後ろからスタートして、そこから上がっていく。今日はそれを思い出したよ」

    「週末全体としてはいい内容ではなかったし、正直言って忘れたい週末ではあるけど、最終的にポイントは獲れたし、メルセデスよりも多く稼げたのはチームとして良かったと思う」

    フェラーリ無線での謝意と決意
    レース後、ハミルトンはフェラーリの無線で次のように語った。

    「この週末は本当に申し訳ない。とはいえ、いくつかポイントは獲れた」

    「もっと頑張って、強くなって戻ってくるよ。ストラテジーもピットストップも素晴らしかった」

    また、スカイスポーツのインタビューでも次のように語っている。

    「金曜と土曜は自分のせいも含めていろんな要素が重なって、すごく難しかった。今日は少し取り戻せたかな」

    「今回の変更でマシンの理解もかなり深まったし、今はすごくマシンと一体になれている感じがする」

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ) ベルギーGP F1 ベルギーグランプリ18番手スタートから7位入賞、観客を沸かせたハミルトンの追い上げ劇

    ニコ・ロズベルグも絶賛「自分で判断して6つ順位を上げた」
    ハミルトンの元チームメイトでありライバルだったニコ・ロズベルグも、スカイスポーツでそのパフォーマンスを称賛した。

    「13位から7位まで上がったんだから素晴らしいよ。しかも自分でスリックに替えるタイミングを決めて実行したんだ。見事だったね」

    「フェラーリとしても、メルセデスが苦戦してくれたのはコンストラクターズ選手権にとって大きな助けになるはずだ」

    「ただ、それでもマクラーレンからは20秒も離されていた。その差は依然として大きい」

    ルクレールは表彰台に満足「でもまだ足りない」
    一方、同じくアップグレードを受けたフェラーリのシャルル・ルクレールは、スプリントで4位、決勝で3位に入り、6戦中4回目の表彰台を獲得。

    「この結果は予想していなかったよ。特にスプリント予選でトップ3とあれだけ差があったからね」と振り返る。

    「昨日の予選はいいラップが出せた。ダウンフォースを削るというギャンブルもあったし、雨の中の序盤はすごく難しかった。マックスは明らかに速かったけど、抜かせないように全力で抑えた」

    「スリックに替えてからは自分に向いた展開になった。自分の仕事をすればP3は取れると思っていたし、実際に取れてすごく嬉しいよ」

    また、チームの進歩についてはこう語った。

    「チームの皆がアップグレードのために大変な努力をしてくれている。その成果が表れたと思う。でも、まだ十分じゃない。マクラーレンとの差は大きいし、もっと近づくためにプッシュし続けないといけない。そこはチーム全員が理解している」

  • ルイス・ハミルトン F1ベルギGP遅延でFIAの対応に苦言「過剰反応だ」

    ルイス・ハミルトン F1ベルギGP遅延でFIAの対応に苦言「過剰反応だ」

    ルイス・ハミルトンは、FIA(国際自動車連盟)がF1ベルギーGPで見せた慎重すぎる対応に不満を示し、前戦シルバーストンでの論争的なスタート手順への「過剰反応」が今回の長時間の遅延につながったと指摘した。

    決勝が行われたスパ・フランコルシャンは、激しい雨に見舞われ、視界不良とコンディションの悪化によってレース開始が1時間以上も遅延。だが、これに対して複数のドライバーが、FIAの対応の遅さを批判しており、その中には7度のワールドチャンピオンであるハミルトンも含まれていた。

    予選では不調に終わったものの、ハミルトンはピットレーンスタートから7位まで追い上げる力強い走りを披露。それでもレース後、彼はスタート遅延に対する不満をあらわにした。

    「明らかにレースの開始は遅すぎたと思う」とハミルトンはモータースポーツ関連メディアに語った。

    「僕はずっと『もう行ける、もう始められる』って言ってたんだ。なのに、彼らは何度も何度も周回を重ねた」

    「たぶん前戦の反省から過剰に反応してしまったんだと思う。あのときは『再スタートが早すぎる、視界が悪すぎる』って僕たちは言った。でも今回は、それとは逆に振れすぎた。ローリングスタートにする必要はなかったよ」

    この「前戦」とは、イギリスGPのことを指す。あのレースではセーフティカー先導のフォーメーションラップ後、FIAが比較的早い段階でレースを開始し、多くのドライバーが不満を抱いていた。

    今週末は逆に、フェルスタッペンが「今後クラシックなウェットレースは二度と見られないだろう」と発言するなど、スタート判断の慎重すぎる姿勢が議論を呼んでいた。ハミルトンもこの意見に同意する。

    「僕のマシンもウェット用にセットアップしてあったしね。完全に乾くまで待たれちゃった」と彼は続けた。

    ルイス・ハミルトン ベルギーGP F1

    「スタンディングスタートも可能だった」
    さらにハミルトンは、あのコンディションでもスタンディングスタート(静止状態からの発進)が可能だったと主張する。

    「うん、絶対できたよ。特に最後のほうなんかね」

    「ほとんどドライラインができてたし、スプレーの熱ささえ感じた。間違いなくやれたと思う」

    彼はまた、スパでのFIAの慎重な判断はシルバーストンでの出来事に加え、先頭集団のドライバーたちの意見も影響していると分析している。

    「これはシルバーストンに対する反応だったんだよ。僕たちは前回『再スタートはすべきじゃなかった』って話し合った」

    「それで今回は“視界が悪い”という情報が入った途端、FIAは慎重になりすぎた。でも、前回よりはマシだった。きっと念には念を入れたんだろうけど、結果的に“本物のウェットレース”を楽しめなかったのは残念だ」

    「でも不思議なのは、今年のスパではスプレーがまるで霧の中を走っているみたいだった。これをどうにかしないといけないと思う」

  • ルイス・ハミルトン F1ベルギーGP予選「フェラーリに謝らなければならない」

    ルイス・ハミルトン F1ベルギーGP予選「フェラーリに謝らなければならない」

    ルイス・ハミルトンは、F1ベルギーGP予選のQ1で敗退したことについて「フェラーリに謝らなければならない」と語り、自らの走りを「受け入れがたい」と厳しく批判した。

    ハミルトンはQ2進出にわずか0.031秒届かず、予選16番手でレースをスタートすることになった。最速タイムは一時的にQ1で7番手となったが、ラディヨン進入で白線を4輪すべて越えたことでそのタイムが抹消された。

    今年メルセデスからフェラーリに移籍して以来、Q1でノックアウトされたのはこれが初めてとなる。

    「セッション終盤にSF-25が良くなってきた感触はあったか?」との問いには、ハミルトンはこう答えた。

    「特にないね。先週と同じような感じだった。いくつか変更は加えたけど、クルマはひどいというわけじゃなかった」

    「Q1突破のために2セット目のタイヤを使わざるを得なかったのも事実だし、状況は厳しかった。そこに加えて、自分のミスもある」

    「自分自身を見つめ直さないといけないし、チームに謝らなければならない。Q1で敗退するなんて、受け入れがたい。非常に、非常にひどいパフォーマンスだった」

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ) ベルギーGP F1

    グリッド8列目からのスタートとなるハミルトンにとって、日曜の決勝では苦しい展開が予想されるが、スパ・フランコルシャンはオーバーテイクのチャンスがあるサーキットでもある。

    「もうセットアップには何も手を加えられないから、今の位置からスタートして、どこまで挽回できるか試すしかない」

    ハミルトンにとって今週末は苦しい展開が続いており、金曜のスプリント予選ではスピンを喫して18番手となり、スプリント決勝では15位に終わっていた。

    フェラーリは今大会で両マシンに新型リアサスペンションを投入し、マクラーレンとの差を詰めるとともに、コンストラクターズ選手権でメルセデスに対するリード拡大を狙っている。

    2026年にはF1のレギュレーションが車体・パワーユニットともに大幅に変更されるが、ハミルトンの視線はすでにその先を見据えている。

    「僕たちには多大な投資が行われているし、もちろんファクトリーの皆も全力で働いてくれている」

    「今季はすでにアップグレードを投入してきたけど、これで打ち止めだと思う。だから今は、少なくともファクトリーにとっては、来年のマシンに焦点を当てる時期だと思う」

  • シャルル・ルクレール F1ベルギーGP予選「アップグレードは騒がれすぎ」

    シャルル・ルクレール F1ベルギーGP予選「アップグレードは騒がれすぎ」

    シャルル・ルクレールは、フェラーリが2025年F1第13戦ベルギーGPに投入した改良型リヤサスペンションについて、一定の手応えを得つつも、その効果に対する過剰な期待にはくぎを刺した。

    予選では、レッドブルのマックス・フェルスタッペンをわずか0.003秒差で上回って3番手を獲得。ただし、ポールポジションを獲得したマクラーレンのランド・ノリスには0.4秒以上離された。

    「予選前の予想では4番手くらいだと思ってたし、前とのギャップはかなり大きいと覚悟してた。でも結果的にギャップは少し小さくなったから、それはポジティブなことだと思う」とルクレールは語った。

    「今週末持ち込んだアップグレードは初日から機能していて、昨日から今日にかけて微調整を施した。いい方向に進んでいるし、その点では満足している」

    「今日のアタックラップも本当に良かったと思う。持っているポテンシャルはほぼ出し切った。そういう意味でも満足だ。ただ、それでも3番手。明日どうなるか様子を見よう」

    アップグレードは「大袈裟に騒がれる」
    今週末の始まる前にもアップグレードの影響について控えめなコメントをしていたルクレールは、今回も過度な期待に冷静な姿勢を見せた。

    「うちのチームでは特にそうなんだけど、何か新しいものを入れると大袈裟に騒がれすぎるんだ」とルクレールは語った。

    「確かにアップグレードではあるし、正しい方向へのステップだけど、ラップ全体で見れば本当に微々たる違いの話。少しフィーリングが変わった程度。でもチーム全体の努力の賜物であることは間違いない」

    「残念ながらマクラーレンも今週末いくつか新しい要素を持ち込んでいて、小さいながらも前進しているように見える。だから差を詰めるのは本当に難しい。ただ、我々はチームとして良い仕事をしているし、これからも努力を続ける必要がある」

    マクラーレンと互角に戦えるかという問いにはこう答えた。

    「マクラーレンに対しては、予選では平均して0.3〜0.4秒くらい後れを取っていると思う。今回のアップグレードで少し前進はしたけど、それだけでそのギャップを埋めるのは無理だと思う。でも、使い込んでいけばもっと引き出せる可能性もあるし、多少は近づけるはず」

    「ただ、これだけでマクラーレンと今後ずっと互角に戦えるとは思ってない」

    シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ) ベルギーGP F1

    フィーリング向上で安定性もアップ
    それでも改良型リヤサスペンションがもたらす走行感覚には手応えを感じているという。

    「フィーリングは少し良くなっているし、それが今週末の安定感にもつながっていると思う」とルクレール。

    「予選でのラップタイムも、昨日のスプリント予選と今日の本予選でスムーズに出せた。それは僕の強みのひとつだったけど、今季はなかなか噛み合っていなかった。でも今週末はまとまってきた」

    「ただ、今回は全体的に路面グリップがかなり高かった。これは僕らだけでなく全チームそう。だから、もっとトリッキーなサーキットでも同じようなパフォーマンスが出せるか、継続して示していく必要がある」

    なお、チームメイトのルイス・ハミルトンはQ1でトラックリミット違反によりベストタイムが抹消され、予選16番手に沈む厳しい展開となった。

  • シャルル・ルクレール F1ベルギーGP スプリント予選「マクラーレンが速すぎ」

    シャルル・ルクレール F1ベルギーGP スプリント予選「マクラーレンが速すぎ」

    シャルル・ルクレールは、2025年F1第13戦ベルギーGPのスプリント予選後、フェラーリが投入した最新のアップグレードに手応えを感じつつも、マクラーレンの圧倒的な速さに困惑したと語った。

    ルクレールはスパ・フランコルシャンで行われたスプリント予選を4番手で終え、土曜日のスプリントレースでは2列目スタートとなる見込みだ。チームメイトのルイス・ハミルトンが最終シケインでのスピンにより18番手に沈んだ中で、ルクレールは上々の結果を収めた。

    しかし、スプリントポールを獲得したオスカー・ピアストリ(マクラーレン)との差は、実に0.7秒と大差がついた。

    フェラーリは今週末、リヤサスペンションのアップグレードを導入しており、ルクレールはその効果を実感できたというものの、予選結果には落胆を隠さなかった。

    「マシンの変化は感じられた」とルクレールはスプリント予選後に語った。「でも今日のギャップは本当に大きい」

    「僕たちは確実に前進できたとは思うけど、なぜかマクラーレンがいつも以上に速かった。だからすごく残念だ」

    「アップグレードで求めていたものは見つけられたと思う。ただ、ギャップがこれだけ大きい予選になるとは…悔しいよ」

    シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ) F1 ベルギーグランプリ

    フェラーリF1カー「フィーリングは改善」も、勝利は依然遠く
    今季のフェラーリは、コンストラクターズ選手権でトップ4に位置しながらも、いまだ1勝も挙げられていない。今季最も勝利に近づいたのはモナコGPで、ルクレールが2位フィニッシュを果たしたレースだった。

    今週末の新サスペンションについて、ハミルトンも事前に「最適化には時間がかかるだろう」と語っていたが、ルクレールもその効果はまだ限定的だと感じているようだ。

    「マシンの感触自体はかなり良かった」とルクレールは述べた。「ただ、気持ちは複雑だね。マシンのフィーリングは良くなっているのに、それでも0.7秒も離されている。これは本当に大きな差だ」

    「間違ったことをしているとは思っていないけど、このマシンにはもっとグリップが必要なんだ。やるべき仕事はたくさんある」

  • ルイス・ハミルトン F1ベルギーGP スプリント予選「リアロックでは初スピン」

    ルイス・ハミルトン F1ベルギーGP スプリント予選「リアロックでは初スピン」

    ルイス・ハミルトンは、F1ベルギーGPスプリント予選でまさかのQ1敗退を喫し、土曜スプリントレースを18番手からスタートすることとなった。初回のアタックでミスを犯し、最終コーナーでスピンしたことでタイムを残せず、ショッキングな早期敗退となった。

    問題のスピンは、バスストップ・シケインで発生。原因がドライバーエラーによるものか、あるいはメカニカルトラブルによるものかは現時点では明らかになっていない。

    ただし、今週末に新しいリアサスペンションを導入したばかりのフェラーリSF-25のリアが突然ロックし、ハミルトンはスピンしてランオフエリアへと飛び出した。

    スカイスポーツF1のインタビューに応じたハミルトンは、明らかに落胆した表情を見せ、スピンの原因について尋ねられると、ぶっきらぼうにこう答えた。

    「スピンした。それだけだ」

    スピンはリアのロックによるものであったことを認めたうえで、「キャリアで初めてだと思う」と語った。

    「良くない。ほんとに良くない。正直、言うことはあまりない」と短く語ったハミルトンは、「明日は新しい一日だ」と気持ちを切り替えようと努めた。

    「もちろん、本当にフラストレーションが溜まっている。ここまでたくさんの努力をしてきたのに、こういう結果になるのは残念だ」

    なお、チームメイトのシャルル・ルクレールは、マクラーレンのオスカー・ピアストリに0.768秒差の4番手に入っている。

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ) F1 ベルギーグランプリ

    フェラーリの新型サスペンション、その効果は不透明
    フェラーリは今週末、期待を集めた新しいリアサスペンションを導入したが、ハミルトンとルクレールの両者は事前にその効果について慎重な姿勢を見せていた。

    2人は先週ムジェロで行われたフィルミングデーで短時間のみこのアップグレードを試しており、木曜のメディアデーでハミルトンは次のように述べていた。

    「正直、以前と変わらない感触だった。まずは明日(走行で)サスペンションを試して、そこから学びがあると思ってる。微調整を繰り返してパフォーマンスを引き出していく必要がある。シミュレーター上では違いはなかったけど、サーキットによっては効果があるかもしれない」

    「ポジティブなのは、開発が進んでいて、新しいパーツが用意されていること。それを見るだけでも希望を感じる」

    「バーレーンでアップグレードした後、次に新しいパーツが来たのはオーストリア。だから、ペース的には期待していたほどじゃなかった。他のチームを見ると、レッドブルもメルセデスも毎週のように小さなパーツを入れてくる。でも僕たちは、大きな変更をまとめて投入するスタイルだった」

    「今回のアップグレードも、こうした努力の結果だと思ってる。結果が出るまでには時間がかかるけど、確実に前に進んでいると思いたい」

    一方でルクレールも、今回の変更が劇的な変化をもたらすとは限らないと慎重な姿勢を崩していない。

    「これが決定的な変化になるかと言われたら、それは違うと思う。方向性としては正しいし、確かに前進はしている。でも、マクラーレンに対して僕たちが足りない0.3〜0.4秒の差を、どんなに優れたパーツをつけても一気に埋めることはできない」

    「でもこれは、その差を縮めていく要素の一つにはなるはず。それは確信してるし、ポジティブな一歩だとも思ってる。ただし、今回のアップグレードだけで流れが劇的に変わるとは思っていない」

  • ルイス・ハミルトン レッドブルF1解任のホーナーに言及「功績は否定できない」

    ルイス・ハミルトン レッドブルF1解任のホーナーに言及「功績は否定できない」

    ルイス・ハミルトンは、クリスチャン・ホーナーのレッドブル退任について言及し、初対面時には「ウマが合わなかった」と振り返りながらも、そのF1への「素晴らしい貢献」を称えた。

    イギリスGPとベルギーGPの間の2週間のインターバル期間中、レッドブルはホーナーとの決別を発表した。

    ホーナーは2005年のチーム創設時からレッドブルのチーム代表を務め、セバスチャン・ベッテルやマックス・フェルスタッペンとのタイトル獲得を指揮し、F1史上最も成功したチーム代表のひとりとなった。

    しかし過去12カ月で状況は一変。ホーナーの不適切行為に関する疑惑がチームを揺るがし、エイドリアン・ニューウェイやジョナサン・ウィートリーの退団とも重なった。

    マックス・フェルスタッペンが2024年のドライバーズタイトルを制したとはいえ、レッドブルの競争力は下降傾向にあり、ホーナーのセルジオ・ペレスへの対応も批判を受けた。ペレスは2024年シーズン中に契約延長が発表されたにもかかわらず、年末にリアム・ローソンに交代させられている。

    ハミルトン「彼の歩みは本当に驚異的だった」
    F1キャリアを通じて、ハミルトンはたびたびレッドブルと激しいライバル関係にあった。2010年代初頭はベッテルと争い、2021年にはフェルスタッペンとのタイトル争いで歴史的なバトルを繰り広げている。

    水曜に行われたベルギーGPのFIA記者会見でホーナー退任について問われたハミルトンは「僕の人生には何も影響はないよ(笑)」と笑った。

    「でもまあ……彼ら(レッドブル)の成長ぶりを見るのは素晴らしかった」

    「2005年、僕はクリスチャンと会って彼のオフィスに座ったことがある。たしかアーデンにいて、僕はGP2に上がる話をしていた。でも…正直に言えば、最初からウマが合ったとは言えないね!」

    「でも彼の歩みは本当に驚異的だった。あれだけの大きな組織をまとめて成功させるには、才能と手腕が必要だし、それを彼は持っていたと思う」

    「彼の今後の幸運を祈っているよ」

  • ボッタス フェラーリで苦戦するハミルトンに助言「適応はF1ドライバーの仕事」

    ボッタス フェラーリで苦戦するハミルトンに助言「適応はF1ドライバーの仕事」

    バルテリ・ボッタスが、ルイス・ハミルトンがスクーデリア・フェラーリで苦戦している現状についてコメントし、F1ドライバーとして「新しいマシンへの適応は当然のこと」だと語った。

    2025年にメルセデスからフェラーリへと移籍したハミルトンは、ここまでの12戦でフルレースの表彰台はなく、唯一の勝利は中国GPのスプリントレースにとどまっている。ドライバーズランキングでは現在6位に位置し、SF-25の挙動やパフォーマンス特性について、メディアを通じて批判的なコメントも残してきた。

    そんなハミルトンの状況について、かつてメルセデスで5年間チームメイトとして過ごしたボッタスが、ポッドキャスト『Red Flags』で自身の見解を語った。

    「適応できなければいけない」
    「もちろん、新しいことを学んだり、慣れたりする必要はある」とボッタスは前置きしたうえで、こう続けた。

    「特にチームメイトがすでにすべてに慣れている場合、最初は彼がアドバンテージを持つことになる。でも、レースドライバーというのは常に適応力が求められる存在だ」

    「F1ではほぼ毎年、新しいマシンになる。パワーユニットも変化するし、常に何かしらに慣れなきゃいけない。そういう意味では、F1で“常に学ぶ”という姿勢はごく普通のことだよ」

    「ハミルトンが今どんな状況にいるのかはよく分かるし、僕自身はアルファロメオに移籍したとき、割とスムーズに順応できた。でもそのときはレギュレーションの大きな変更があったから、そもそもすべてが新しくなっていたっていう背景もある」

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ)

    「違いはあるが、謎ではない」
    またボッタスは、メルセデスとフェラーリのパワーユニットやシステムの違いについても言及し、ハミルトンが直面しているであろう技術的ギャップについて次のように説明した。

    「ドライバビリティ、特に低回転域でのパワーの出方は違うね。どっちがいいかは一概に言えないけど」

    「セッティングやエネルギー回生・デプロイの方法にも違いがある。チームごとに名称も違うし、それをまず覚えなきゃいけない。ブレーキングの感覚にも若干の違いが出る場合がある」

    「ただ、それも別にロケットサイエンスじゃない。やれば分かることだよ」

    また、ブレーキメーカーの違いにも触れ、メルセデスはCarbon Industries(CI)製を使用し、フェラーリおよびそのカスタマーチーム(ボッタスが所属したザウバーなど)はBrembo製を使用している点についても、「自分にはほとんど違いがなかった」と語った。

    「ブレーキのウォームアップに少し差がある程度。あるブランドのほうが立ち上がりが早いけど、挙動自体は大差なかったよ」

    バルテリ・ボッタスとルイス・ハミルトン

    「フェラーリのプレッシャーはあるが、順応は避けられない」
    ハミルトンは今季、初めてフェラーリのドライバーとしてフルシーズンに挑んでおり、その難しさや周囲からの注目度も他チームとは一線を画している。

    だがボッタスは、F1という競技において「順応の過程」は誰にとっても避けられないものであり、ハミルトンの経験やスキルをもってすれば、乗り越えられるはずだと示唆した。

    「チームが変われば、マシンもシステムも変わる。そのなかでどうやって自分のベストを引き出すか。それがF1ドライバーの宿命だと思う」