カテゴリー: スクーデリア・フェラーリ

  • ルイス・ハミルトン 愛犬ロスコーの死を報告 安楽死と人生で最も辛い決断

    ルイス・ハミルトン 愛犬ロスコーの死を報告 安楽死と人生で最も辛い決断

    7度のF1チャンピオンであるルイス・ハミルトンは、最愛のブルドッグ「ロスコー」が亡くなったことを明らかにした。飼い主であるハミルトンは、水曜日に容体が急変して獣医クリニックに駆け込んで以来、数日間にわたりロスコーのベッドサイドに付き添っていた。

    しかし金曜日には事態が悪化し、ロスコーが昏睡状態に陥ったことを明かしていた。ハミルトンはSNSで「どうかロスコーのことを思ってください。彼は再び肺炎にかかり、呼吸が苦しそうです」と投稿し、厳しい状況を共有していた。

    ロスコーは検査のため鎮静された際に心臓が一度止まり、蘇生に成功したものの昏睡に陥っていた。ハミルトンは「彼の心拍を戻すことができたが、今は昏睡状態だ。明日、目を覚まさせることを試みる。僕は彼のそばにいる。祈りとサポートを本当にありがとう」と訴えていた。

    しかし、ハミルトンはその後、ロスコーが亡くなったことを公表した。年齢はおよそ13歳とされる。彼はXに「昨夜、親友を失った。これまでにロスコーに注いでくれた愛に感謝する。ロスコーは永遠に」と綴った。

    Instagramでは、苦渋の末に安楽死という選択を決断したことを明かした。

    「生命維持装置で4日間、持てる限りの力で闘った末に、僕は人生で最も辛い決断を下さなければならず、ロスコーに別れを告げた。彼は最後の瞬間まで戦い続けた」

    「僕はそんな美しい魂、天使であり真の友と人生を共にできたことに、とても感謝しているし光栄に思っている。ロスコーを僕の人生に迎え入れたことは、これまでで最も素晴らしい決断だったし、僕たちが共に作り上げた思い出を永遠に大切にする」

    「ココを失ったことはあったけれど、犬を安楽死させるという経験を僕はこれまでしたことがなかった。母や多くの親しい友人が経験していることは知っているけれど。それは最も痛ましい経験のひとつであり、愛するペットを失ったすべての人たちと深い繋がりを感じている。とても辛いことではあったけれど、彼と過ごしたことは人生で最も美しい部分のひとつだった――深く愛し、そして深く愛されることができたから」

    「これまでロスコーにたくさんの愛とサポートを示してくれた皆さん、本当にありがとう。それを目にし、感じられたことはとても特別なことだった」

    「彼は9月28日、日曜日の夜、僕の腕の中で息を引き取った」


    ハミルトンがロスコーを迎え入れたのは2013年。以来、シルバーストンをはじめヨーロッパ各地のF1レースに同行し、ハミルトンが7度目のタイトルを獲得したイスタンブールにも共に訪れていた。最後の公の場への登場は今年7月のイギリスGPで、フェラーリのドライバーとして初めてファンイベントのステージに立ったハミルトンとともに姿を見せていた。

    5月には「ロスコーをイタリアGPに連れて行きたい」と希望していたが、モンツァのパドックではその姿は見られなかった。今年初めにも肺炎を克服していただけに、多くのファンはその回復を願っていた。

    世界的に有名なハミルトンと共に過ごしたロスコーは独自の人気も獲得し、Instagramのフォロワー数は130万人を超えていた。訃報が伝えられると、世界中のファンから悲しみと追悼の声が寄せられている。

    ルイス・ハミルトンとロスコー

  • ミハエル・シューマッハ 2000年F1ハンガリーGP着用レーシングスーツが1600万円で落札

    ミハエル・シューマッハ 2000年F1ハンガリーGP着用レーシングスーツが1600万円で落札

    ミハエル・シューマッハが2000年F1ハンガリーGPで着用したレーシングスーツが、ボナムズ・カーズとシューマッハ・ラウンジの提携によるオンラインオークションで95,650ユーロ(約1,673万円)で落札された。

    この出品は8月29日から9月19日まで開催された「シューマッハ・ラウンジ・オンラインオークション」の一環として9月19日に終了した。

    フェラーリのレーシングスーツは、チームの象徴的な赤に当時のスポンサー(象徴的なマールボロのロゴを含む)が配され、胸にはシューマッハ本人のサインが入っている。オークションハウスによれば、このスーツは実際にハンガリーGP(ハンガロリンク)で使用されたもので、シューマッハはポールポジションからスタートしたが、当時の王者ミカ・ハッキネンの後塵を拝し、2位でフィニッシュした。

    このレースでハッキネンがドライバーズ選手権の首位に立ったが、残り5戦の段階でシューマッハも僅差で追随していた。その後、日本で行われたシーズン終盤のレースでシューマッハが勝利し、フェラーリで初のタイトル、そしてチームと共に積み重ねる5連覇の最初の栄冠を手にした。

    ミハエル・シューマッハ 2000年F1ハンガリーGP レーシングスーツ

    このオークションでは他にも、1995年のベネトンのスーツ(61,360ユーロ=約1,072万円)、2003年フェラーリのレプリカヘルメット(サイン入り、11,520ユーロ=約201万円)が落札され、シューマッハ関連グッズの強い人気を改めて示した。なお、売上の一部はシューマッハ家が2017年に設立した「キープ・ファイティング財団」に寄付されている。

    ドライバー・ラウンジ創設者のリッチ・ソディはイベント後に次のように述べた。
    「我々のボナムズとのパートナーシップは、モンツァでの完売したシューマッハ・ラウンジ、そしてそれに続くオンラインオークションで見事に実を結びました。

    多くの特別な品々が新しいオーナーのもとに渡り、同時にキープ・ファイティング財団のための資金も集められたことを嬉しく思います。

    入札者の皆様のご支援に感謝し、将来また別のグランプリでドライバー・ラウンジを開催できることを楽しみにしています」

  • シャルル・ルクレール F1にV8エンジン復活を望む「大きな音が恋しい」

    シャルル・ルクレール F1にV8エンジン復活を望む「大きな音が恋しい」

    シャルル・ルクレールは、F1はスプリントレースの数を適切に見出したと感じている一方で、リバースグリッド導入には反対の立場を示し、V8エンジン復活の推進には支持を表明した。

    F1は2021年にスプリントレースを導入し、グランプリ週末におけるスペクタクルを高め、テレビ視聴者や現地観客にとってより魅力的なコンテンツを提供することを目的としていた。

    F1は最近、2026年の6つのスプリント開催地を発表し、シルバーストンでのスプリント復活や、ザントフォールトとシンガポールで史上初の土曜レースが実施されることが決定した。またシリーズは、2027年以降にスプリント数を増やす可能性について、すべてのステークホルダーと協議を進めている。

    最近のモータースポーツ・ドットコムなどとのラウンドテーブルで、F1 CEOのステファノ・ドメニカリはリバースグリッドレースの導入や、より多様で若い層を引き付けるためにシリーズを変革する方法についてアイデアを示した。

    近い将来、スプリントレースの増加は実現する可能性が高いものの、フェラーリのルクレールはその案には乗り気ではない。彼はリバースグリッドがF1のDNAに合わないと感じつつも、少なくともスプリント週末で試してみる余地はあると認めている。

    「僕の個人的な意見としては、今のスプリントの数で十分だと思うし、それ以上は望まない。リバースグリッドに関しては……通常の週末ではあり得ないと思う。スプリント週末でなら検討するのもありかもしれないが、F1のDNAの一部とすべきではないと感じている。今のF1の形があるべき姿だと思うし、何かを再発明する必要はない」と、ルクレールは先週末のアゼルバイジャングランプリで語った。

    シャルル・ルクレール スクーデリア・フェラーリ F1

    ルクレールは幼少期のV8エンジンを懐かしむ
    将来のパワーユニットについても議論が進んでおり、F1のメーカー、商業権保有者のFOM、統括団体FIAは、将来的により安価でシンプルなV8エンジンへの移行に大筋合意している。しかし、2031年という現行の導入予定より前倒しする案は、支持不足により実現しなかった。

    だが、V10、特にV8時代を子供の頃に体験したルクレールは、F1が再び大音量のエンジンに戻ることを望んでいる。

    「これは本当に戻ってきてほしい。もっと大きな音があることは大歓迎だ。僕は普通のV8やV10に戻りたいし、とりわけ音だね。僕がこのスポーツに恋をしたのはそこだから。僕はモナコ出身で、当時F1マシンがモナコを走ると鳥肌が立った。今はその感覚がなくなってしまったのは残念だ」と、ルクレールは付け加えた。

  • フレデリック・バスール 「人材流出は事実でない」 フェラーリF1結束を強調

    フレデリック・バスール 「人材流出は事実でない」 フェラーリF1結束を強調

    フレデリック・バスールは、スクーデリア・フェラーリから人材が流出しているとの憶測に反論し、同時にバクーでのチームオーダー無視をめぐるドライバー同士の衝突にも言及した。

    「マラネロから人が出ていっているという話は冗談だ」とフランス人のバスールは語気を強めた。

    これは、主要なエンジン系人材が突然アウディに移籍したことが、ライバルチームへの大規模な人材流出の一環ではないかという最新の噂に対する反応だった。

    「常に人の出入りはある。過去18カ月で、我々は他チームから60人を採用している」とバスールは主張した。

    「我々には勝てるチームがあると確信している。ただ、あらゆる面で改善が必要なのは明らかだ。だが、私はまったく恐れていない。我々は前進し続け、よりチャンスを狙っていく必要がある」

    こうした発言は、マクラーレンが調子を落としたのと同じタイミングでフェラーリの速さも失われた、荒れた週末の終わりに出たものだった。「我々はマクラーレンと似た特性を持っている」とバスールは認めた。「彼らが輝けば我々も輝き、彼らがダメなときは我々もダメになる。メルセデスとレッドブルは別の次元にいる」

    だが、バクーで見出しを飾ったのは、最終ラップにルイス・ハミルトンがチームオーダーを無視し、8位をシャルル・ルクレールに譲らなかったことだった。フェラーリはラストのスワップ後にモナコ人ドライバーを前に出すよう指示したが、ハミルトンはタイミングを誤ったと説明した。

    「終盤になってから無線でメッセージを受け取った」とハミルトンは説明した。「アクセルを戻してブレーキも踏んだが、0.4秒ほどタイミングを外してしまった。次はこういうことは起きない。単に僕のミスだ」

    さらに彼はこう続けた。「シャルルはそれまでに親切に僕を前に出してくれていた。僕は前のクルマに集中しすぎて見誤ってしまった。シャルルには謝るよ」

    一方でルクレールは明らかに苛立ちを見せた。「僕は正直どうでもいい。たかが8位だから」と彼は皮肉っぽく言った。

    「でもただバカげている。不公平だからだ。スワップでどう動くかにはルールがある。それが守られなかった。でも構わない。彼が8位で喜ぶならそれでいい」

    27歳のルクレールは、この件の重要性を軽視しながらも、原則を破られたことには引っかかりを隠さなかった。「もっと上位を争っているときには、違う対応になるといいけど。こんな日には正直どうでもいい。我々は週末を通じてすごく遅かったし、それこそが集中すべき問題だ」

    一方で7度の世界王者ハミルトンは、フェラーリの2025年型マシンに不満を隠さなかった。「アップグレードなら何だって欲しい」と彼は言った。「でも我々には何もない。レッドブルは進歩したが、我々はしていない。数歩遅れている」

    ルクレールも同じ不満を示しつつ、わずかな希望を残した。「今シーズン中に勝てるかと聞かれれば、すごく難しいと答えるしかない」

  • ルイス・ハミルトン 愛犬ロスコー看病でフェラーリのファッションショーも欠席

    ルイス・ハミルトン 愛犬ロスコー看病でフェラーリのファッションショーも欠席

    ルイス・ハミルトンは、愛犬ロスコーが昏睡状態に陥ったため、翌日にミラノで予定されていたフェラーリのファッションショーを欠席することを明らかにした。

    7度のF1ワールドチャンピオンであるハミルトンは、Instagramでロスコーと一緒の写真を公開し、12歳のブルドッグが肺炎で入院し、検査中に心停止に陥ったことを明かした。

    「彼らは心拍を取り戻すことに成功し、今は昏睡状態にある。目を覚ますかどうかは分からない。明日、目覚めさせようと試みるつもりだ。僕は彼のそばにいて、皆さんの祈りとサポートに感謝したい」と記している。

    ハミルトンは本来、ミラノでのフェラーリのファッションショーに出席予定だったが、「とても楽しみにしていたが、今はロスコーのそばにいる必要がある」と説明。「ショーは @ferraristyle で観るつもりだし、ロッコやチーム全員に愛と応援を送りたい。きっと素晴らしいショーになるだろう。土曜日午前9時30分(ミラノ時間)のライブ配信を楽しんで、またすぐに会おう」とメッセージを送った。

    ハミルトンはすでに、イタリア・ムジェロで予定されていたピレリとのF1タイヤテストを欠席しており、中国人リザーブドライバーの周冠宇が代役を務めている。

    ロスコーは130万人のInstagramフォロワーを持ち、「旅行とボール遊びが大好きなビーガンのブルドッグ」として紹介されており、しばしばレースでハミルトンとともに姿を見せている。

  • ルイス・ハミルトン 昏睡状態の愛犬ロスコーに付き添いピレリF1テストを欠席

    ルイス・ハミルトン 昏睡状態の愛犬ロスコーに付き添いピレリF1テストを欠席

    ルイス・ハミルトンは、愛犬ロスコーが昏睡状態に陥ったため、ピレリとのF1タイヤテストを欠席した。

    フェラーリのドライバーで7度のワールドチャンピオンであるハミルトンは、12歳のブルドッグが肺炎で入院していると語った。40歳のハミルトンは、検査のために犬が鎮静されている間に心停止に陥ったと述べた。

    ハミルトンはベッドサイドにいるロスコーと一緒の写真とともにInstagramに投稿。「彼らは心拍を取り戻すことに成功し、今は昏睡状態にある。目を覚ますかどうかは分からない。明日、目覚めさせようと試みるつもりだ。僕は彼のそばにいて、皆さんの祈りとサポートに感謝したい」

    ハミルトンは当初、金曜日にイタリアのムジェロ・サーキットでプロトタイプタイヤの性能をテストする予定だったが、中国人リザーブドライバーの周冠宇に交代された。

    130万人のInstagramフォロワーを持つロスコーは、自身のプロフィールで「旅行とボール遊びが大好きなビーガンのブルドッグ」と紹介されている。彼はしばしばレースでハミルトンと一緒に姿を見せている。

  • フェラーリF1代表 アゼルバイジャンGPでのチームオーダーの理由を説明

    フェラーリF1代表 アゼルバイジャンGPでのチームオーダーの理由を説明

    フェラーリF1代表フレデリック・バスールは、2025年F1アゼルバイジャンGPでルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールにチームオーダーを出した理由を説明した。

    最終的に、ハミルトンはチームメイトのすぐ前で8位でフィニッシュした。2人は1回のタイヤ交換を済ませた後にルクレールが前を走っていたが、ルクレールはミディアムタイヤでスタートし、ハミルトンはハードタイヤでスタートしており、この戦略がバクーではやや優勢に働いた。

    そのためフェラーリは、ハミルトンが前方のランド・ノリスをオーバーテイクできるよう、ルクレールにポジションを譲るよう指示した。ルクレールはこれに従ったが、最終的にハミルトンはノリスを抜くことができなかった。

    バスールは「状況は我々にとって明確だった」と説明した。

    「ルイスにはタイヤのアドバンテージがあったので、我々はシャルルにルイスを前に行かせて、ノリスをオーバーテイクしようと試みた。そしてさらに、シャルルにはリカバリーに関する問題があり、我々はエンジン面で最高の状態にはなかった。だからこの動きが最善の選択肢だと考えた」

    しかしハミルトンが前進できなかったため、最終ラップに再度ポジションを戻すよう指示が出された。ハミルトンは2秒差をつけて対応しようとしたが、スタート/フィニッシュラインの位置を誤解していたようで、最終的にわずか0.4秒前でチェッカーを受けた。

    「我々は再びポジションを入れ替えるよう指示したが、ルイスはスタートとフィニッシュラインの位置を誤解したようだ」とバスールは付け加えた。ルクレールが8位ではなく9位でフィニッシュしたことについて、不満を示す様子はなかった。

    スクーデリア・フェラーリ

    この結果、フェラーリはコンストラクターズ選手権でメルセデスの後ろに下がり、2位争いでシルバーアローズに4ポイント先行されることになった。しかしバスールは、週末を失ったのは決勝ではなく予選だったと強調した。

    「もし何かを失ったとすれば、それは昨日であって今日ではない」と彼は述べ、ハミルトンがQ2で敗退し、ルクレールがQ3でクラッシュした土曜の劇的な展開を指した。

    「我々はノリスの後ろからスタートし、ノリスの後ろでフィニッシュした。それはそういうものだ。むしろ昨日の方だと思う。フリー走行ではマシンはP1を争える状態にあり、ドライバーも戦えていたのに、QではP10とP12で終わってしまった」

    「ルイスはFP1、FP2、FP3すべて良かった。週末を通してペースは良かった。Q1の最初のセットも良かった。だがQ2では2周走って、ペースが外れてしまった。これが週末の主な問題だった。正直に言えば、彼をトップ4に置ければ、表彰台に上れたと思う」

    バスールは、バクーでは厳しい週末となったが、まだ楽観すべき点があると考えている。

    「我々はチーム全体としてもっと良い仕事をする必要がある。P12というのは期待している結果ではない。しかし、ここ数戦、モンツァやザントフォールトも含めて、ペース自体は良かった。我々は近づいてきている。一つはポテンシャルを持つこと、もう一つはそれを実際に結果に結びつけることだ。我々はその実行力を発揮しなければならない」

  • トト・ヴォルフ「フェラーリPU遅れ」噂流布でメルセデスF1人材流出阻止?

    トト・ヴォルフ「フェラーリPU遅れ」噂流布でメルセデスF1人材流出阻止?

    メルセデスのトト・ヴォルフ代表は、自身のチームのエンジニアがライバルのフェラーリに移籍するのを防ぐため、巧妙な戦術を用いたと報じられている。パドックでの噂によれば、ヴォルフは2026年のエンジン開発でフェラーリが大きく遅れているという噂を意図的に流したという。

    近年、多くの報道が「通常はエンジン開発で先頭に立つ跳ね馬が、競合に対して後れを取っている」と伝えてきた。メルセデスやホンダと比較して遅れているとまで言われていた。

    しかし、Xに投稿された情報によると、ヴォルフは自チームのエンジニアがフレデリック・バスール率いるフェラーリへ移籍するのを食い止めるために、フェラーリを魅力のない選択肢に見せかける目的で、この噂を広めたとされている。

    F1ではよくある人材の流動
    エンジニアがチームを移籍するのは珍しいことではない。数日前にも、フェラーリの著名なエンジニアであるヴォルフ・ツィマーマンとラース・シュミットがチームを離れ、来季からアウディに加入すると報じられた。

    2026年からは新しいレギュレーションが導入され、各チームは新エンジンを製作しなければならない。フェラーリ、メルセデス、ホンダが依然として先頭集団と見なされており、レッドブル・パワートレインズやアルピーヌは追いつこうとしている段階だ。

    スクーデリア・フェラーリ

    トト・ヴォルフが語るハミルトンのフェラーリ移籍
    メルセデスのチーム代表トト・ヴォルフは、ルイス・ハミルトンがフェラーリへ移籍した件についての考えを明らかにした。12年間ともに戦い、6度のタイトルと84勝を挙げた関係にあったハミルトンの離脱について、ヴォルフはこう語った。

    「我々は望んでいたほど競争力がなかった。フェラーリはより良く見えた。全てのレーシングドライバーがフェラーリで走りたがる。彼は赤い色も好きだしね。提示された契約はとても良いものだった。そして、言ったように、その理由は今でも有効だ」(si.com経由)

    ハミルトンがメルセデスを去ったのは、当時メルセデスがグリッド上で4番手のチームであり、フェラーリが前年にマクラーレンと同等の力を見せていた時期だった。そのためハミルトンは決断を下し、複数年契約で跳ね馬に加入した。

    しかし、ハミルトンのフェラーリ移籍はまだ成果を挙げられていない。7度の世界王者はSF-25に苦しんでおり、2025年は中国GPスプリントを除けば目立った結果を残せていない。現在、16戦と3つのスプリントを終えてドライバーズ選手権7位、117ポイントにとどまっている。

  • ルクレール F1バクー後に災難「これ以上悪くならないと思ってたのに…」

    ルクレール F1バクー後に災難「これ以上悪くならないと思ってたのに…」

    予選でクラッシュし、決勝も9位に終わったシャルル・ルクレールは「アゼルバイジャンの週末はこれ以上悪くならない」と思っていた。だがそこにカルロス・サインツJr.と“バン”が待っていた。

    フェラーリ時代にチームメイトだったルクレールとサインツは、スペイン人ドライバーがウィリアムズへ移籍した後も友情を続けており、今も一緒にグランプリへ移動することが多い

    今回もバクーからモナコへ戻るフライトに搭乗した2人だったが、互いにまったく対照的な物語を抱えていた。

    サインツは予選でシーズンベストの2番手を獲得。Q3ではわずかな雨と2度の赤旗が影響し、そのうちの最初の赤旗はルクレールがターン15でフェラーリSF-25をクラッシュさせたことによるものだった。その結果、ルクレールはタイムを残せず10番手スタート。一方のサインツは2番手グリッドから完璧なレースをまとめ、ウィリアムズで初となる表彰台を獲得した。ルクレールは9位に沈み、フェラーリのペースに落胆。チームメイトのルイス・ハミルトンがチームオーダーを守らなかったことすら気にしないほどだった。

    しかし、それはまだ“最悪”の出来事ではなかった。

    バクーから帰路に就いた飛行機は嵐のためジェノバにダイバートし、2人と同行者たちは足止めを食らった。急いで帰宅したかった彼らは、自ら行動を起こした。

    ルクレールはSNSに動画を投稿。「バクーで本当に大変な週末のあと、これ以上悪くならないと思ったんだけど…」と話し始め、車がトンネルを抜ける映像に切り替えると、運転席にいたのはサインツだった。

    ウィリアムズで表彰台を手にしたサインツは笑顔で「俺たち、バンを運転してるんだ!」と声を弾ませる。

    笑いながらルクレールは尋ねる。「僕たち今どこ?」

    サインツは答えた。「イタリアの真ん中だ」

    ルクレール「なんで?」

    サインツ「嵐でニースに着陸できなかったから。イタリアの真ん中に降りて、バンを借りて、今モナコに向かってる」

    ルクレール「へえ、いいね」

    サインツ「2時間のドライブ、でも僕らなら1時間半で行ける」

    ルクレール「だめだよ!」と叫ぶ。

    サインツは「いやいや、絶対ないから」と否定した。

    レース後、ルクレールは真っ先にサインツの元へ駆け寄り、ウィリアムズでの初表彰台を祝福した。

    「本当に彼のことを嬉しく思う」とフェラーリのドライバーは語った。「僕たちはほとんどのレースに一緒に移動しているから、いろいろ話す時間がある。彼はシーズン序盤から本当に不運だったけど、それは決してスピードの欠如ではなかったと思う。むしろ運の問題だった。今日はそれを乗り越えたし、彼が表彰台に立つ姿を見られてとても嬉しい」

    この表彰台によってサインツはドライバーズランキング12位に浮上し31ポイントを獲得。一方チームメイトのアレクサンダー・アルボンは70ポイントを持っている。両者によって、コンストラクターズ選手権で5位ウィリアムズと6位レーシングブルズの差は29点に広がった。

  • カルロス・サインツJr. ウィリアムズF1加入後初表彰台でハミルトンに一撃

    カルロス・サインツJr. ウィリアムズF1加入後初表彰台でハミルトンに一撃

    カルロス・サインツJr. は、F1アゼルバイジャンGPでウィリアムズ加入後初となる表彰台を獲得した。決勝を3位で終えたサインツは、移籍ドライバーの中で「最も適応している」と発言し、自身に代わってフェラーリに加入したルイス・ハミルトンに対してさりげない一撃を放った。

    土曜の予選でサインツは2番手を確保し、決勝でもその順位を活かして3位を守り切った。

    レースはマックス・フェルスタッペンが優勝、2位はメルセデスのジョージ・ラッセル。サインツはこれに続き、ウィリアムズでの初めての快挙を成し遂げた。

    「チームを移籍したドライバーの中で、僕が最もクルマに適応できている」とサインツはDAZNに語り、昨年末にフェラーリを離れた自らの判断と成果を強調した。この発言は、今季フェラーリに移籍したハミルトンを意識したものであり、対照的にハミルトンは依然として表彰台に届いていない。

    一方で、チームメイトのシャルル・ルクレールはすでに5度の表彰台を獲得しており、ハミルトンとの差が際立っている。ハミルトンの最高成績は中国GPでのスプリント勝利に留まっている。

    カルロス・サインツJr. ウィリアムズ・レーシングウィリアムズで初の表彰台を獲得し、チームと喜びを分かち合うカルロス・サインツJr.(出典:Getty)

    歓喜のサインツ、チームへの感謝を強調
    「正直に言って、どれだけ幸せかを言葉にできない。僕たちはずっと戦い続けてきて、今日は全てが噛み合ったときに素晴らしい結果を出せることを証明できた」とサインツはスカイスポーツF1に語った。

    「ウィリアムズのみんなを本当に誇りに思う。我々は上昇中で正しい方向に進んでいる。たくさんの困難があったけど、すべてはこの表彰台のために必要だったんだ。自分を信じ続ければ必ず報われるという人生の教訓だ」と続けた。

    シーズン17戦と3度のスプリントを終え、サインツはドライバーズランキング12位の31ポイント。チームメイトのアレックス・アルボンは70ポイントで8位につけている。ウィリアムズはコンストラクターズ選手権で101ポイントを獲得し、5位に浮上している。