カテゴリー: スクーデリア・フェラーリ

  • ジャン・アレジ「フェラーリF1の将来が心配」 カタールGP惨敗に苦言

    ジャン・アレジ「フェラーリF1の将来が心配」 カタールGP惨敗に苦言

    フェラーリが2025年終盤に直面している深刻なパフォーマンス低下は、元F1ドライバーのジャン・アレジを「心配」にさせ、さらにはルイス・ハミルトン自身が「キャリアでも最低レベル」と語るほど、カタールGPは厳しい週末となった。

    今季のフェラーリの失速と、加入初年度から苦戦が続くハミルトンの状況は、2026年レギュレーション刷新を前に疑問の声をさらに大きくしている。

    アレジ「こんなグランプリは記憶にない」
    アレジは『Corriere della Sera』に対し、フェラーリの不振に強い失望を隠さなかった。

    「我々は、僕の記憶の中でも最悪のグランプリをカタールで戦った」

    「僕は未来を心配している。来年に向けて開発を止めていたという説明は弱い言い訳に聞こえる。フェラーリの姿勢は、失敗を正当化しようとする恥ずべき試みに思える」

    ハミルトン「これはワーストのグランプリのひとつ」
    ハミルトンは2025年の自らの苦戦について率直に語る一方、レースそのものにも強く疑問を呈した。

    「これは間違いなくワーストのグランプリのひとつだ。全員が同じタイミングでピットストップする。柔軟性がまったくないし、そのうえオーバーテイクもできない」

    ハミルトンは、1セットのタイヤで最大25周という強制スティント制限がレースを「決められた展開」にしてしまったと指摘し、追い抜きの少なさもレースを単調にしたと語った。

    「去年もオーバーテイクはなかった。僕は『DRSゾーンを延長したら?』と聞いたが、彼らは『考えていなかった』と言った」

    「僕は、『じゃあ何をしているんだ?』と思ったよ」

    「26秒のロングピットレーン」も問題視
    さらにハミルトンは、カタールのピットレーン構造そのものにも苦言を呈した。

    「ここのピットストップは26秒かかる。速度制限がとても早い位置から始まるからだ。解決策を考える必要がある。書いてほしいのだが、観客にとってもほとんど愉快なレースではなかった」

  • ルイス・ハミルトン フェルスタッペンのF1タイトル猛追に驚愕「12点差なの?」

    ルイス・ハミルトン フェルスタッペンのF1タイトル猛追に驚愕「12点差なの?」

    ルイス・ハミルトンは、カタールGP後のメディアペンで、ドライバーズ選手権が劇的な展開を迎えていることを知らされ、驚きを隠さなかった。

    タイトル争いはアブダビ最終戦を前に、マックス・フェルスタッペンがランド・ノリスに12ポイント差まで接近。さらにオスカー・ピアストリも16ポイント差で続き、三つ巴の決戦となる。

    ハミルトンはレース中の情報が視覚的に得られなかったと説明しており、「コース周りのスクリーンが少なく、前方のレース状況が見えなかった」と語っている。

    「マックスが勝った?全然知らなかった!」ハミルトンの率直なリアクション
    ハミルトンは、フェルスタッペンが優勝し、ノリスとの差が12ポイントまで縮まったことをRacingNews365の記者から知らされると、驚愕の反応を見せた。

    「オスカーはどれくらい離れている?」と尋ねた後、状況を聞いたハミルトンは続けて「マックスが今12ポイント差なの?どうやってそうなったの?」と困惑を示した。

    さらにフェルスタッペンが勝利したことを知らされると、ハミルトンは思わず声を上げた。

    「マックスが勝った?Oh shit、知らなかった!全然知らなかった!」

    「Holy shit! Wow! ピアストリが勝ったと思っていた…これはすごいね!最終戦までもつれ込むなんて、本当にエキサイティングだ」

    フェルスタッペンとレッドブルを称賛しつつ「彼らは戻ってきた」
    ハミルトンはフェルスタッペンについて、2021年アブダビ決戦を戦った相手として、冷静に実力を評価した。

    「我々は皆、マックスが素晴らしい仕事をしていることを知っている」

    「彼には素晴らしいチームがついているし、この4年間で最も優れたマシンを持っていたことは否定できない。今年序盤はそうではなかったかもしれないが、彼らはどういうわけかまた戻ってきた。彼は素晴らしいマシンを持っているし、それを最大限に生かして素晴らしい仕事をしている。フェアプレーだ」

  • ルイス・ハミルトン フェラーリF1に警笛「2026年車より優先すべき課題がある」

    ルイス・ハミルトン フェラーリF1に警笛「2026年車より優先すべき課題がある」

    フェラーリは2026年マシンへ早期に開発リソースを移行したが、その判断を巡ってルイス・ハミルトンは「本当の問題は別にある」と語った。

    現行SF-25の根本的問題により追いつくことは困難と判断し、マラネロは4月の段階で次世代マシンにスイッチしていた。しかしハミルトンは、同決断には賛同しつつも「チームには他に注意すべき問題がある」と強く示唆している。

    一方でカタールGPではスプリント17位、予選Q1敗退と低迷が続き、フェラーリの競争力不足は顕著。ハミルトンは今のフェラーリが抱える構造的課題が、来季への期待を曇らせかねないと警鐘を鳴らした。

    フェラーリの2026年集中開発に賛同しつつ「他に取り組むべきことがある」
    フレデリック・バスールは今週末、フェラーリが2026年マシンへ開発を早期シフトしたことを認めた。SF-25には根本的な弱点が多く、マクラーレンに追いつく現実的な見通しが無かったためだという。

    しかしハミルトンはQ1敗退後、「他に注意が必要なことがある」と発言し、空力開発以上の問題を抱えていることを示唆した。

    「必要な注意を払うべき“他のこと”があるというだけだ」と述べ、詳細こそ語らないものの、フェラーリ内部の課題が今季だけでなく2026年にも影響する恐れを匂わせた。

    aerodynamics(空力)開発の停滞が士気を下げたのか問われると、ハミルトンは「開発が問題ではない」と否定し、むしろ自身は来季マシンへの早期集中を支持したと説明した。

    「来年のクルマに向かうべきだと望んでいたし、早く取り掛かることを求めていた。長いシーズンだったからね。ただ、まだ取り組むべき“他のこと”が残っている」

    予選・スプリントで連続苦戦「マシンを悪くしてしまったのかもしれない」
    ハミルトンはカタールGPで再び苦しい週末となり、スプリントは17位、予選もQ1敗退。同僚シャルル・ルクレールも10番手と、フェラーリは今季ワースト級のパフォーマンスに沈んだ。

    「週末を通じて後退していった。スプリントの後に良くなったところもあったが、最後のラップでまとめ切れなかった」

    スプリントはDRSゾーンが短くオーバーテイクが極端に難しかったこともあり、決勝での挽回について問われてもハミルトンは悲観的だった。

    「正直、あまり期待できない。スプリントを見れば分かるようにオーバーテイクはほぼ不可能だ。違う戦略を試すかもしれないけど、どうなるか見てみるよ」

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ)

    フェラーリの“本当の課題”とは何か(技術的背景)
    ・ハミルトンが繰り返した「他に取り組むべきこと」は、具体的には明かされていない
    ・ただしSF-25の課題は空力だけでなく、セットアップ幅の狭さ、タイヤウィンドウの扱い、メカニカルグリップ不足が問題視されてきた
    ・加えて、開発計画・運用体制・組織面に起因する問題が“根本的”とされる指摘も多い

    ハミルトンが語る「開発そのものではなく、別の領域の問題」は、これら組織・プロセス・セットアップ哲学など“構造的な弱点”を指している可能性が高い。

    そのため彼は、2026年車を早期投入しても、根本が改善されない限りマクラーレンやレッドブルとの差は埋まらないと危惧していると読み取れる。

  • シャルル・ルクレール F1カタールGPスプリント予選「角田裕毅とは0.1秒以内」

    シャルル・ルクレール F1カタールGPスプリント予選「角田裕毅とは0.1秒以内」

    フェラーリのシャルル・ルクレールは、2025年F1カタールGPのスプリント予選で9番手に終わった。チームメイトのルイス・ハミルトンがSQ1敗退の18番手に沈む中、フェラーリ勢にとって厳しい金曜日となった。

    1時間のみのフリー走行でもルクレールは8番手と伸び悩み、続くスプリント予選でも上位勢とのギャップを埋めることができず「また今週末も苦戦している」と率直に語った。

    サインツの準備ラップが影響も「大勢に影響なし」
    ルクレールは最終アタックについて、前を走っていたカルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)が安全車ライン2手前で大きなスペースを開けて走行していたため、後続が詰まる形となりストレスがかかったと説明した。

    「最後のラップは、サインツが前のマシンとかなり大きなギャップを取っていて、SCライン2の前でそれが起きていた。もちろんそうされると、後ろの全員がストレスを抱えるんだ」

    「彼にその権利はあるけれど、すごくイライラするし、時には不必要だと思う。残念だよ」

    ただし、この状況が結果を大きく左右したわけではないとも語る。

    「僕はラップを少し近い位置から始めなければならなかったけれど、トップ5との差を見れば、もっと良い予選にはなったかもしれない。しかしそれとは別に、僕たちはすごく遅い。今週末もまた苦しんでいるんだ」

    シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ) カタールグランプリ

    角田裕毅のP5と僅差「数百分の差だったと思う」
    ルクレールは、角田裕毅(レッドブル)の5番手とは「数百分、もしくはコンマ1秒程度」の差だったと振り返り、上位争いのポテンシャルはあったと認めた。

    一方で、根本的にはセットアップやマシンバランスに対する苦戦が続いていると述べる。

    「角田とは数百分、もしくはコンマ1秒の差だったと思う。そこまでは行けたはずだ。ただ、それとは別に、僕たちは苦しんでいる…ここまでの週末は難しいものになっている」

    表彰台から遠ざかるフェラーリ、チーム状況も厳しく
    ルクレールは前戦サンパウロ、そしてラスベガスでも表彰台を逃しており、フェラーリはコンストラクターズ順位でレッドブルに13ポイント、メルセデスには53ポイント差をつけられている。勢いを欠いたまま迎えたカタールでも、巻き返しの兆しはまだ見えていない。

    フェラーリがスプリントおよび決勝でどれだけ改善を進められるかが、残り2戦の戦いを大きく左右しそうだ。

  • ルイス・ハミルトン F1カタールGPスプリント予選「同じ問題が続いている」

    ルイス・ハミルトン F1カタールGPスプリント予選「同じ問題が続いている」

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ)は、2025年F1カタールGPのスプリント予選で18番手に終わり、2戦連続のSQ1敗退という厳しい結果となった。フェラーリ加入1年目のシーズンで改善の兆しをつかみたい週末だったが、ラスベガスでの不調に続き、依然として苦しい戦いが続いている。

    路面コンディションが急激に進化する中、20台が一斉にコース上でスペースを奪い合う難しい状況。

    ハミルトンは序盤のアタックで下位に沈み、最後のアタックでも伸び悩んだまま18番手に終わった。無線では「これ以上速くならない」と報告するなど、セットアップの方向性を見出せないままSQ1を終えている。

    新リアウイングは改善につながらず
    チームはダウンフォース向上のため新型リアウイングを投入したが、ハミルトンは「いや、明らかに違った」と効果を否定。予選後には「同じ問題が続いている」と語り、改善が見られない現状に苦悩を示した。

    その一方で、僅差でSQ1突破を果たしたシャルル・ルクレール(フェラーリF1)もパフォーマンスを引き出しきれず、13番手通過から最終的に9番手という厳しい内容。ハミルトンとの差は0.4秒で、フェラーリ全体が苦戦するセッションとなった。

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ) カタールグランプリ

    「天気がいいね」…皮肉まじりの前向き姿勢
    スプリントに向けてポジティブな点を問われたハミルトンは「天気がいいね」と冗談めかして返答。フェラーリでの初年度は依然として試行錯誤が続いているが、チームのプレスリリースでは前を向いた。

    「今日はタフだった。いくつかセットアップを試したけれど、うまくいかなかった。でも今夜データを解析して、明日はもっと良い一日にするために戦う」

    フェラーリは夜間に向けてセットアップを見直し、19周のスプリントで巻き返しを狙う。

  • ルイス・ハミルトン フェラーリF1移籍に後悔なし「情熱と成長を感じる」

    ルイス・ハミルトン フェラーリF1移籍に後悔なし「情熱と成長を感じる」

    ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は、F1ラスベガスGP後に自ら口にした「最悪のシーズン」「2026年は楽しみではない」といった悲観的な表現について、カタールGPの現地で心境を改めて説明した。ラスベガス後の落胆を引きずらず、むしろ今は軽やかなステップでサーキット入りしている。

    ラスベガスでは予選最下位から10位入賞まで巻き返したものの、レース直後は深いため息をつく姿が見られた。しかしカタールでは一転、未来への前向きな姿勢が強調されている。

    「26年が楽しみではない」は“感情の発露”
    ハミルトンは、ラスベガス後の自らの発言は疲労とフラストレーションによるものだったと振り返った。

    「シーズンの終盤に、他のドライバーたちが翌年にワクワクしているとは思わない。エネルギーはあまり残っていないからね。家族と過ごす時間のことを考えるものなんだ」

    そう語ったうえで、あの悲観的なコメントは本心ではなかったと訂正した。

    「レース後の感情的なものだよ。うまくいかなかったレースの後は、しばしば大きなフラストレーションがある。でも、来年チームがどんなマシンを作るのか楽しみだし、一緒に成長を続けるのが楽しみなんだ」

    フェラーリ移籍への後悔は「一切ない」
    フェラーリ加入1年目は未だ表彰台なしの苦しいシーズンとなっているが、ハミルトンは移籍の判断に全く迷いがないと強調した。

    「チームとはうまく馴染んでいるし、チーム内には素晴らしい情熱がある。来年へ向けたいい集中力もあるんだ」

    さらに、6度のタイトルを共に獲得したメルセデスを離れたことへの後悔について問われると、きっぱりと言い切った。

    「加入を決めたことを後悔してはいない。組織の中で築いていくには時間がかかると分かっていたし、それを期待していた」

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ)

    ラスベガスの落胆から一転、未来へ向けて前進
    ラスベガスGP直後に漂っていた陰鬱な空気は、今のハミルトンにはもうない。フェラーリでの基盤を整えつつある手応えと、2026年の技術レギュレーション転換期を共に迎える期待感が、彼の言葉の端々に滲んでいる。

    現状のフェラーリF1がすぐに勝てるパッケージではなくとも、ハミルトンは今、確かな“前向きさ”を取り戻したようだ。

    カタールでの勢いが結果につながるかどうかは別として、少なくともその歩みは力強く、そして軽やかになっている。

  • ルイス・ハミルトン フェラーリF1での苦戦は「環境適応の難しさ」とコスタ

    ルイス・ハミルトン フェラーリF1での苦戦は「環境適応の難しさ」とコスタ

    フェラーリ移籍1年目のルイス・ハミルトンに対して、フェラーリ会長ジョン・エルカーンが「もっと話す量を減らすべき」と公に注文したことを巡り、論争が続いている。

    これについて、元メルセデスの技術幹部で現在ダラーラのテクニカルボスを務めるアルド・コスタが、ハミルトンの“適応の難しさ”を語った。

    1996年F1世界王者デイモン・ヒルは、エルカーンの発言について「軽率だった」と指摘。

    「シーズンは明らかにうまくいっていない。ハミルトンの加入が発表された時は株価も上がったのに、今はまた下がっている」とした上で、「でも、あの発言は軽率だった。助けにならない」と語った。

    ジェンソン・バトンも、エルカーンは“まず直接話すべきだった”と苦言を呈した。

    「フェラーリの赤いガレージには2台しかないんだから、ドライバーを探しに行くのは簡単だ。『それは良くない、うちはそういうやり方はしない』とか、『なんでそういうことを言う必要があるんだ?』と、直接言えばいい」と話した。

    ハミルトンの“初のイタリア文化圏”が壁に──コスタが示す適応難度
    アルド・コスタは、イタリア『Formula Passion』に対し、ハミルトンが“イングランド外で働くのは初めて”であり、適応の難しさは最初から予想されていたと説明する。

    「ルイス・ハミルトンはとても“イングリッシュ”なドライバーだ。これまでイギリス以外で働いたことがない。フェラーリでの最初の数カ月は、本当に難しかったはずだ。スピードを引き出そうとする新しいメカニックたちに慣れる必要があった」

    コスタは、ハミルトンが最高のパフォーマンスを発揮するには“完全に信頼できる内なる輪(インナーサークル)”が不可欠だと強調する。

    「ルイスは、心から信頼できる人々に囲まれた時に力を発揮する。レースエンジニア、テクニカルディレクター、チーフデザイナー──彼は、彼らが自分を勝たせるために動いていると感じる必要がある」

    「ルイスは真のチームリーダーだ。その環境に居心地の悪さがあると、トラック上でスピードを失う」

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ)

    “愛される先輩”ルクレールの存在も壁に
    コスタは、もうひとつの要因として“フェラーリに長く在籍し、愛されているシャルル・ルクレールの存在”を挙げる。

    「フェラーリでは、いくつかの困難があっただろう。彼の隣には非常に速く、長年チームに在籍し、愛され尊敬されているチームメイト(ルクレール)がいる」

    「ハミルトンには細心の注意を払う必要がある。彼を正しい方向へ“優しく導く”必要があるんだ」

  • フェラーリF1代表 ルイス・ハミルトンの“最悪のシーズン”発言に「落ち着け」

    フェラーリF1代表 ルイス・ハミルトンの“最悪のシーズン”発言に「落ち着け」

    ルイス・ハミルトン(フェラーリ)が「キャリア最悪のシーズン」と自己批判した件について、チーム代表フレデリック・バスールは「落ち着いて次の2戦に集中すべきだ」と諭した。

    40歳のハミルトンはラスベガスGPで最下位20番手に沈み、レース後「今年は19年間で最悪のシーズン」「早く終わってほしい」「来年も楽しみではない」と発言していた。

    ハミルトンは決勝で10位(後に8位)まで挽回したものの、フェルスタッペンにはほぼ1分差をつけられてフィニッシュ。チームメイトのシャルル・ルクレールにはドライバーズ選手権で74ポイント差をつけられており、フェラーリ加入後いまだ表彰台はゼロ。予選成績では「17対5」で大差をつけられている。

    バスール「感情的なコメントは理解するが、落ち着くべきだ」
    レース直後の厳しい自己批判について、フレデリック・バスールは次のように語った。

    「レース直後のルイスの反応は理解している。しかし、落ち着いて次の2レースに集中しなければならない。プラクティスでは彼のペースは良かったが、20番手からのスタートでは難しいのは当然だ」

    「クルマから降りてすぐのコメントはいつだって過剰になる」
    バスールは、ハミルトンの悲観的な発言についてこう続けた。

    「クルマを降りてすぐに出るコメントは、いつだって少し行き過ぎるものだ。まず冷静になることが必要だ」

    スクーデリア・フェラーリ

    フェラーリは選手権4番手…メルセデス逆転は困難とハミルトン
    フェラーリは現在コンストラクターズ4番手で、メルセデスとの差は53ポイント。

    ハミルトンは「自分のパフォーマンスでは(逆転の)チャンスはない」と語り、「22戦すべて悪かった。あと2つ悪い週末が続くと思う」と落胆を隠さなかった。

    タイトル争いはノリスが主導権、ドーハで王座決定の可能性
    ハミルトンは金曜日のドーハで再びフェラーリのコクピットへ戻る。

    同地では同胞ランド・ノリスが初のワールドチャンピオン獲得に挑む。ノリスはフェルスタッペンとピアストリの両方に対して2ポイント以上上回れば、その時点でタイトルが確定する。

  • ルイス・ハミルトン F1ラスベガスGP決勝「最悪のシーズン…ひどい気分」

    ルイス・ハミルトン F1ラスベガスGP決勝「最悪のシーズン…ひどい気分」

    ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は、2025年F1ラスベガスGP決勝を8位で終え、週末全体を「最悪の週末だった」と振り返った。予選ではキャリア初となる“純粋なペース最下位”を喫し、決勝ではブレーキの不安定さやバランスの乱れに苦しみ続けた。

    ハミルトンは予選でキャリア初となる“純粋なペース最下位”を経験。決勝ではポジションを取り戻したものの、本来の競争力を示すには至らず、フィニッシュは10位。ただしマクラーレンのランド・ノリスとオスカー・ピアストリの失格により、最終結果は8位へ繰り上がっている。

    ハミルトン「ブレーキがまったく安定しなかった」
    ハミルトンはレース序盤の手応えについて問われると、強い否定から返した。

    「いや、すごく苦労した。スタート直後からバランスが悪くて、今回は本当にブレーキがひどかった。フロントがロックしたり、リアがロックしたり、その中間がまったくなかったんだ」

    さらに、ヘースティング中にニコ・ヒュルケンベルグを追っていた場面でも本来のペースを発揮できず、アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)との接触でマシンにダメージを負ったことで、状況はさらに悪化したという。

    苦境が続くフェラーリ、メンタル面でも厳しい週末
    フェラーリF1加入初年度のハミルトンは、サンパウロGPのリタイアに続き、今回もレースウィークを通して苦戦。マシンの挙動が安定せず、タイヤウィンドウにも入れられない場面が目立ち、セットアップの迷走が続いた。

    ハミルトンは「最悪の週末だった。またひとつ厳しいレースを追加することになった」と総括し、精神的にも厳しい状況が続いていることをにじませた。

    「ひどい気分だ」「最悪のシーズン」──重く沈んだハミルトンの“本音”
    決勝後、ハミルトンはSky Sportsに対し短いコメントを残した。

    「ひどい気分だ。最悪のシーズンだし、どれだけ頑張っても悪化していく」

    「車の内外でできる限りのことをしているんだ」

    40歳となったハミルトンは、メルセデスからフェラーリへの移籍1年目で苦しい状況に置かれている。表彰台はまだゼロ。期待の“赤い初年度”は、現時点で「悪夢」と形容されるほど厳しい時間となっている。

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ) ラスベガスグランプリ

    フェラーリ加入初年度は“苦難”の連続──ルクレールに大差をつけられ、アントネッリにも迫られる
    ハミルトンはドライバーズランキングで6位。フェラーリのチームメイト、シャルル・ルクレールには73ポイント差をつけられ、加入初年度で明確に後れを取っている。

    さらに、ハミルトンの後任としてメルセデスに加入したキミ・アントネッリが快走し、現在は17ポイント差。残り2戦で逆転される可能性も十分にある。

    ジェンソン・バトンが語る“精神的負荷”──「初めて本当に落ち込んだ姿を見た」
    ジェンソン・バトンはSky Sports F1で、長年の仲間であるハミルトンについてこう語った。

    「ルイスは今年、本当によく自分を保ってきたと思う。厳しいレースが続くのに、それでも冷静だった」

    「でも今回は、初めて彼が本当に落ち込んでいるのを見た。それがどれだけ精神的に重いものかが分かる」

    「ただ、彼は気持ちを切り替えるのがうまい。悪いレースの後でも翌戦ですぐ立ち直る。これも今回だけで、また戻ってくるはずだ」

    今季残り2戦──“ゼロ表彰台”のまま終われないハミルトン
    ハミルトンの2025年シーズンは、上海のスプリント勝利を除けば明るい材料が乏しい。フェラーリ加入初年度としては厳しい一年で、表彰台ゼロのまま終わる可能性も現実的となってきた。

    40歳のハミルトンが、この落ち込みの先に何を見いだすのか──シーズン最終盤の戦いは、その答えを示す重要な時間となる。

  • シャルル・ルクレール F1ラスベガスGP決勝「戦略を間違えた気がする」

    シャルル・ルクレール F1ラスベガスGP決勝「戦略を間違えた気がする」

    シャルル・ルクレール(フェラーリF1)は、2025年F1ラスベガスGP決勝を4位で終えた。

    予選でウェットに苦しみ9番手スタートとなったが、決勝では序盤から果敢なオーバーテイクを連発。しかし戦略面で「何か間違えた」と不満を示し、「特別なことができるチャンスを失った」と悔しさを語った。

    決勝後、マクラーレン勢2台(オスカー・ピアストリ/ランド・ノリス)のスキッドブロック規定違反による失格が決まり、ルクレールは最終順位で4位に繰り上がったものの、表彰台まで0.1秒届かなかった。

    序盤はオーバーテイク連発──ルクレールが見せた力強い追い上げ
    ルクレールは9番手からのスタートながら、乾いた路面で高いペースを発揮した。

    オリバーー・ベアマン、オスカー・ピアストリ、アイザック・ハジャーを次々にパスし、さらにピットアウトしたカルロス・サインツJr.もかわしていくなど、オープニングスティントは非常に強力だった。

    しかしピットストップで形勢が逆転。ピアストリにアンダーカットを許し、順位を取り戻すことができなかった。

    「戦略を間違えた気がする」──ルクレールは不満を隠さず
    ルクレールはレース後のインタビューで、戦略への不信感を率直に語った。

    「戦略はよく分からない。クルマの中で、何か間違ったことをした気がしたんだ」

    「オスカーは僕の後ろにいたのにアンダーカットを決めたし、他のマシンにも同じようなことをされた。すごく残念だよ。特別なことができるチャンスを失ったと思う。ペースはあったのに」

    また、2スティント目ではピアストリがキミ・アントネッリのDRS圏内に留まり、ルクレール自身がハイダウンフォース仕様であったことも重なり、オーバーテイクがより困難になったと語っている。

    「第1スティントでは大きなリスクを取らなきゃオーバーテイクできなかった。第2スティントではオスカーの前に出るのは不可能だった。彼は速すぎたし、キミのDRSもあった」

    シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ) ラスベガスグランプリ

    FPでは強かったフェラーリ、しかし再びウェットで苦戦──「改善が必要」
    フェラーリはFP1・FP2のドライでは強力なペースを示したものの、ウェットとなった予選ではルクレールが9番手、ルイス・ハミルトンが20番手と大苦戦。

    ルクレールは、この弱点を来季に向けて最優先課題にすべきだと強調する。

    「ウェットでの速さを本当に改善しなければならない。年末になってまたその代償を払っている」

    「これまでのすべてのウェット予選、ウェットレースを見ても、僕たちはあまりに多くのポイントを失っている。優先事項にしないといけない。以前から優先事項ではあったけれど、今はもっと深刻だ。僕たちはウェットで苦戦しすぎている」