カテゴリー: スクーデリア・フェラーリ

  • シャルル・ルクレールがアレクサンドラ・サン・ムルーと結婚 モナコで挙式

    シャルル・ルクレールがアレクサンドラ・サン・ムルーと結婚 モナコで挙式

    フェラーリのシャルル・ルクレールが、長年のパートナーであるアレクサンドラ・サン・ムルーと2026年2月28日に挙式したと報じられた。

    式はモナコで非公開のかたちで執り行われたとされ、SNS上に流出した写真や映像によって、ふたりの結婚が事実上確認された。

    ふたりは2023年3月から交際をスタート。2025年12月に婚約を発表していた。プロポーズは愛犬レオが首から下げたタグに「パパが君と結婚したいって」と書かれていた演出で話題となり、瞬く間に拡散された。

    今回の挙式について公式な発表は現時点で行われていないが、流出した映像には新郎新婦がクラシックフェラーリで登場する姿が映っている。


    象徴的な“250テスタロッサ”での門出
    ふたりが乗り込んだのは1957年製のフェラーリ 250テスタロッサ。フェラーリの歴史を象徴する一台として知られる存在だ。

    “テスタロッサ”はイタリア語で「赤い頭」を意味し、V12エンジンの赤く塗装されたバルブカバーに由来する名称である。フェラーリの象徴ともいえる赤を体現するモデルであり、フェラーリのエースドライバーであるルクレールの門出にふさわしい選択といえる。

    オリジナルのポントゥーンフェンダー仕様は近年のオークションで3400万〜4000万ドル(約52億7000万円〜62億円/1ドル155円換算)で落札された例もあり、世界でも最も高価なクラシックカーの一台に数えられている。

    家族の節目が続くルクレール家
    今回の挙式は、2025年9月に行われた兄ロレンツォ・トロッタ=ルクレールの結婚式に続く家族の大きな節目でもある。

    当時、ルクレールとサン・ムルーは兄の結婚式にも出席し、仲睦まじい姿が注目を集めていた。そこから数か月を経て、今度は自らが主役として新たな人生のスタートを切った。

    フェラーリのエースとしてF1の舞台で戦い続けるルクレールにとって、公私ともに大きな転機となる2026年シーズン。その背景には、モナコで誓いを交わした新たなパートナーの存在がある。

    シャルル・ルクレールとアレクサンドラ・サン・ムルー

  • フェラーリF1 2026年型SF-26の革新 他チームが模倣できない巧妙設計

    フェラーリF1 2026年型SF-26の革新 他チームが模倣できない巧妙設計

    2026年F1プレシーズンテスト2週目、フェラーリが投入したSF-26の2つの革新的ソリューションがパドックの視線を独占した。

    レギュレーションの解釈を巧みに突いた設計は、単なる奇抜さではなく、空力と機械レイアウトを高度に融合させた“模倣困難”なパッケージだ。

    排気周辺に仕込まれた小型ウイングの狙い
    フェラーリは2回目のバーレーンテスト初日、排気テールパイプ前方に小型ウイングを装着した仕様を走らせた。

    このプレートは中低速コーナーでの排気ガス流を活用し、空力的な利益を得る狙いがあると見られている。

    F1テクニカル専門家のサム・コリンズは次のように語った。

    「多くの人が注目しているのが、排気テールパイプの後方に現れたプレートだ」

    「正確な目的を特定するには風洞やCFD解析が必要だが、オイルブリーザーパイプから出る蒸気の流れを見るとヒントがある。ほぼ垂直方向に引き上げられており、あのプレートがかなり強い空力的影響を与えていることを示唆している」

    ギアボックス配置と一体化した構造
    この設計は他チームが簡単にコピーできるものではないとコリンズは指摘する。

    「フェラーリ製ギアボックスを使っていないチームにとっては、これを再現するのは非常に難しい。ディファレンシャルの位置がギアボックスケーシング内でどう配置されているかと関係しているからだ」

    「この追加プレートを空力レギュレーション上で合法化するやり方は、マラネロのエンジニアによる非常に巧妙な横断的思考の成果だ」

    理論上、フェラーリ製ギアボックスを使用するハースのみが同様の解決策を採れる可能性がある。

    スクーデリア・フェラーリ フォーミュラ1カー

    “上下反転”リアウイングという衝撃
    さらにテスト終盤、フェラーリはルイス・ハミルトン車に“上下反転”リアウイングを一時的に投入した。

    可動状態で上部フラップが180度反転する独特の構造が確認され、アクティブエアロ領域の自由度を最大限に活用した設計と見られている。

    コリンズはこう続ける。

    「少なくとも1チームが同様のアクティブエアロを準備しているという噂は聞いている。しかし多くのチームは革新的なものを見ると、風洞やCFDで試して却下したと言いがちだ」

    「実際には、多くのチームがこのフェラーリのソリューションをどうやってリアウイングのエンドプレート内部にアクチュエーターやリンク機構を組み込んでいるのかを研究しているはずだ。新しい回転式ウイングを成立させるそのエンジニアリングは実に美しい」

    レギュレーションの“余白”を最大化
    2026年レギュレーションは制限が厳格化された一方で、設計自由度の“余白”も存在する。

    フェラーリは排気流、ギアボックスレイアウト、アクティブエアロ機構を統合し、その余白を最大化した。

    プレシーズン最終日にはシャルル・ルクレールが連続アタックで最速タイムを記録。革新性とパフォーマンスの両立を示してテストを締めくくった。

    SF-26は単なる奇策ではなく、2026年勢力図を左右する本格的な武器となる可能性がある。

  • フェラーリF1 “小径ターボ”路線で2026年にライバルを出し抜く可能性

    フェラーリF1 “小径ターボ”路線で2026年にライバルを出し抜く可能性

    2026年F1シーズンに向けた新レギュレーション下で、フェラーリが下したひとつの重要な設計判断が注目を集めている。バーレーンテストで見せた鋭いレーススタートは、その方向性を裏付けるものだった。

    ハイブリッド時代を通じて各PUメーカーが選択してきたターボサイズの思想に対し、フェラーリは一貫して異なるアプローチを取ってきた。その選択が、MGU-H廃止という2026年の大変革によって大きな意味を持つ可能性がある。

    MGU-H廃止で一変したターボ設計の前提
    2014年に導入されたハイブリッド規則では、1.6リッターV6ターボにMGU-H(ターボ軸直結の電動モーター/ジェネレーター)が組み合わされていた。

    MGU-Hは主に2つの役割を担っていた。

    ■ ターボを電動で回転させ、低回転域でも即座にブーストを立ち上げる
    ■ ターボの過回転や過給圧を抑えつつ、電力を回収してバッテリーを充電する

    この存在により、ターボサイズの選択はそれほどシビアではなかった。大型ターボでも電動アシストでレスポンスを補え、小型ターボでも余剰回転を電力に変換できたからだ。

    しかし2026年からMGU-Hは廃止される。ターボは排気ガスの流量だけで過給圧を生み出さなければならない。最大回転数は15万rpmに制限され、制御はより機械的な領域へと戻る。

    フェラーリだけが“小径ターボ”路線を継続
    ハイブリッド時代を通じ、フェラーリは他メーカーが“大径ターボ”を採用する中で“小径ターボ”を使ってきたとされる。

    正確なサイズは公表されないため相対的な表現になるが、重要なのはポンピング容量とレスポンス特性だ。

    小径ターボの特性は以下の通りだ。

    ■ 低回転域から素早く立ち上がる
    ■ スロットルオン/オフ時の応答が速い
    ■ 最大ブースト到達が早い

    一方で大径ターボは高流量域での余裕があるが、回転上昇には時間がかかる。

    MGU-Hが存在した時代であれば、この差は電動制御で補正できた。しかし現在は排気エネルギーのみが頼りだ。

    フェラーリ F1

    スタートダッシュが示したアドバンテージ
    バーレーンテストでフェラーリ勢が見せた鋭いプラクティススタートは、この小径ターボ思想の優位性を示唆している。

    グリッドスタートや低速コーナー立ち上がりでは、ICE回転数が低い領域から急速に排気流量を増やす必要がある。ここで小径ターボは有利だ。

    特に2026年は電動出力比率が高まり、エネルギーマネジメントが厳格化される。排気による即時ブースト確保は、ドライバーにとって扱いやすさに直結する。

    大径ターボ勢に残る制御リスク
    MGU-Hがない状況で大径ターボを用いる場合、過給圧制御は主に以下に依存する。

    ■ ポップオフバルブ(吸気側の過給圧解放)
    ■ ウエストゲート(排気側のバイパス)

    だが、これらは“余剰エネルギーを捨てる”制御だ。ハイブリッド時代のように電力へ変換することはできない。制御応答が遅れればオーバースピードや過給過多のリスクもある。

    小径ターボは最大回転域に早く到達するが、その分コントロール幅が取りやすく、無駄な排気放出を減らせる可能性がある。

    2026年レギュレーションとの整合性
    2026年のPUは内燃機関と電動出力がほぼ50:50に近づく。電力依存度が高まる一方で、MGU-Hは存在しない。

    この環境下では、以下の条件が重要になる。

    ■ 低回転域での確実なブースト確保
    ■ 無駄な排気エネルギー損失の最小化
    ■ スロットル応答の一貫性

    これらを満たす設計思想は、むしろ“小径ターボ寄り”である可能性が高い。

    フェラーリは本当に出し抜いたのか
    もし他メーカーがハイブリッド時代にMGU-Hを多用して大型ターボを最適化していたとすれば、その前提は崩れたことになる。

    MGU-H廃止は単なる部品削減ではなく、ターボ哲学そのものを変える決断だった。

    フェラーリが長年続けてきた小径ターボ路線が、偶然ではなく思想的選択だったのなら――2026年はその真価が問われる年になる。

    バーレーンの鋭いスタートは、その序章にすぎないのかもしれない。

  • ルイス・ハミルトン フェラーリF1でAI時代の勝利哲学「好奇心を持ち続けろ」

    ルイス・ハミルトン フェラーリF1でAI時代の勝利哲学「好奇心を持ち続けろ」

    ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は、新たなF1シーズン開幕を前に、サーキットの外でも強いメッセージを発信している。

    2026年F1シーズンはレギュレーション刷新と急速なテクノロジー進化が交錯する転換期。そのなかで7度のワールドチャンピオンは「適応し、進化し、そして何よりも好奇心を持ち続けること」が重要だと語った。

    1年前、ハミルトンはメルセデスでの輝かしいキャリアに終止符を打ち、フェラーリへ移籍した。現代F1史においても屈指の大胆な決断だった。

    フェラーリでの初年度は、多くが期待した“おとぎ話”のようなシーズンにはならなかった。しかし41歳のハミルトンは、それを「成長のマスタークラス」と位置づけている。

    「1年前、僕はスクーデリア・フェラーリHPで新たな章を始めた」とハミルトンは書き込んだ。

    「それは大きな飛躍だったし、多くの学びを伴うものだった。F1でチームを変える場合でも、自分のキャリアで方向転換する場合でも、学ぶ意欲こそが最大の武器になる」

    「この環境での移行は、ハイレベルな協働や適応力といったスキルを磨き直し、新たなスキルを素早く身につけてギャップを埋めることを意味する」

    AI時代へ踏み出すハミルトンの視点
    ハミルトンの姿勢は、人工知能企業パープレキシティAIとの提携とも重なる。同社は「より良い問いを立てる力」を軸に成長してきた企業だ。

    オーストラリアでの開幕戦を前に、ハミルトンはラップタイムや表彰台以上のことを考えている。

    「オーストラリアでの開幕戦に向かう今、僕たち全員にとって“仕事”の風景がどれほど変わっているかを考えている」とハミルトンは述べた。

    「テクノロジーとAIは僕たちの業界を再構築している。それはスピードが速く感じられるかもしれないが、同時に未来に備える大きなチャンスでもある」

    「リーダーシップは、変化にどれだけ早く適応し、進化する意志を持てるかにかかっている。僕は最初の1年でそれを実践した。学ぶ機会を見つけ、それを掴んだ」

    「僕のアドバイスは? 好奇心を持ち続けることだ。従来のルートだけに固執しないこと。人間らしさを高めるスキルと、自分を速くするツールの両方に投資すること。自分の道は自分で創るものだ。このシーズンを忘れられないものにしよう。アンダーモ」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ

    サーキットの外にも広がる影響力
    2026年F1シーズンは、新レギュレーションによって勢力図が再び揺れ動く可能性がある。バーレーンでのプレシーズンテストでは、フェラーリに乗るハミルトンの復調気配も示唆された。

    だが彼のメッセージは、マシンバランスや戦略の話にとどまらない。

    AIが産業構造を変え、キャリアの在り方が一夜にして揺らぐ時代において、ハミルトンは「適応こそが究極のパフォーマンス向上策」だと説く。

    メルボルンでヘルメットを被り、エンジンが咆哮する。その瞬間、彼は再びグリッドに立つ。

    しかし今季のハミルトンの影響力は、トラックの外にも広がっていく可能性がある。

    彼にとって最新の“馬力”とは、好奇心なのかもしれない。

  • フェラーリF1 “回転式リアウイング”は封印か?開幕戦投入は未定

    フェラーリF1 “回転式リアウイング”は封印か?開幕戦投入は未定

    2026年F1プレシーズンテストでフェラーリが披露した革新的な回転式リアウイング。その投入時期について、フェラーリのチーム代表フレデリック・バスールは開幕戦オーストラリアGPでの使用を明言しなかった。

    2025年に未勝利に終わったフェラーリだが、2026年は印象的なプレシーズンを経て、早くも有力候補の一角として浮上している。

    フェラーリSF-26に投入された回転式リアウイング
    フェラーリはバーレーン最終テストで複数の新機軸を持ち込んだ。水曜日にはSF-26のエキゾースト付近に小型ウイングを投入し、木曜日には新アクティブエアロ規則に対応した大胆な回転式リアウイングを披露した。

    多くのチームが従来型DRSフラップの延長線上にある開閉方式を採用する中、フェラーリは上段エレメントそのものが回転する機構を採用。ドライバーが新しいストレートラインモードを作動させると、リアウイング上部が回転する構造となっている。

    この設計は2026年グリッド上でも独自色が強く、同様に特徴的な機構を持つのはアウディとアルピーヌのみとされる。

    「大きな違いではない」とバスール
    バーレーンで行われたチーム代表会見に出席したフレデリック・バスールは、今回のアップグレードの重要性をやや控えめに語った。

    「みんながイノベーションをしていると思う。見える場合もあれば、見えない場合もある」とバスールは述べた。

    「我々の競争相手、グリッド上の全員がまったく同じことをしているはずだ」

    「最後に持ち込んだ2つのパーツは外から見えるものだったのは事実だが、他と比べて大きな違いではない」

    そして、回転式リアウイングが3月8日のメルボルン開幕戦で使用されるかどうかについては明言を避けた。

    「メルボルンになるか、それとも次(中国)になるかは分からない」

    スクーデリア・フェラーリ

    技術的な懸念点も存在
    技術分析によれば、他チームも同様の設計を検討していたものの、いくつかの懸念から採用を見送ったという。

    最大の論点は開閉に要する時間だ。従来型ソリューションに比べ、フェラーリの機構は移行過程で両フラップが垂直に近い状態になる瞬間があり、その間リアウイングが一時的に「帆」のように作用する可能性がある。

    この瞬間的な状態が負の空力効果を生み出すリスクが指摘されている。

    一方、ウィリアムズのチーム代表ジェームス・ボウルズは、フェラーリ型の解決策は2026年マシン設計段階で「我々のレーダーには入っていなかった」と認めている。

    フェラーリがこの大胆な空力コンセプトを開幕戦から実戦投入するのか、それともさらなる検証を経てから投入するのか。メルボルンでの最終判断が注目される。

  • フェラーリF1の革新的リアウイングにウィリアムズ代表「興味深い方向性」

    フェラーリF1の革新的リアウイングにウィリアムズ代表「興味深い方向性」

    2026年F1バーレーンテストでフェラーリが投入した革新的なリアウイングが、パドックで大きな注目を集めている。これに対し、ウィリアムズのチーム代表ジェームス・ボウルズが率直な見解を示した。

    フェラーリが披露したのは、従来のスロット開閉方式とは異なり、上部エレメントが大きく回転する構造を持つリアウイング。アクティブエアロ時代の新たなアプローチとして、各チームの関心を集めている。

    “24時間以内に答えは出る” フェラーリの方向性を評価
    「エンドプレート内部のインテリジェントなパッケージングだ」とジェームス・ボウルズはF1TVに語った。

    「長所と短所がある」

    「これはウィリアムズだけではない。グリッドの上下を問わず、興味深いものを見ると、だいたい2つのカテゴリーに分かれる。『我々も検討したが、結果が出ていて、なぜ採用しなかったかも分かっている』か、『それは考えていなかった』かのどちらかだ」

    「そしてほぼ一晩で、24時間以内に、良いのか悪いのかが事実上示されるはずだ。そうすれば我々は開発の進むべき方向を修正できる」

    「フェラーリのリアウイングは、興味深い方向性だ。そう言っておこう」

    スクーデリア・フェラーリ

    ウィリアムズの視界には入っていなかった
    このソリューションがウィリアムズでも検討されていたのかと問われると、ボウルズは明確に否定した。

    「それは我々のレーダーには入っていなかった」とボウルズは述べた。

    「まだ良いかどうかも分からないが、すぐに分かるだろう」

  • フェラーリF1の“反転リアウイング”にベアマン驚愕「何が起きたんだ?」

    フェラーリF1の“反転リアウイング”にベアマン驚愕「何が起きたんだ?」

    2026年F1プレシーズンテストで最大の話題のひとつとなったのが、フェラーリが投入した“逆さ”に回転するリアウイングだった。その革新的なデザインを目の当たりにしたTGRハースF1チームのオリバー・ベアマンは、思わず驚きの声を上げたという。

    バーレーンで行われたテスト2週目の木曜午前、フェラーリSF-26の新型リアウイングの映像が出回ると、パドックは騒然となった。

    多くのチームがわずかな可動角でドラッグを低減させるのに対し、フェラーリはウイングを225度回転させ、事実上“上下逆さま”にするという大胆な構造を披露した。

    その瞬間を間近で見ていたのが、ルイス・ハミルトンの後方を走行していたオリバー・ベアマンだった。

    「ルイスの後ろを走っていて、それを見たんだ。そして『くそ、何が起きたんだ?』って思った。壊れたのかと思ったよ。でも正直、本当に革新的だ」

    「見た目もかなりスマートだし、もしコース上で機能するなら、彼らは間違いなく正しいことをやったということだ」

    一方で、ベアマンは完全なサプライズではなかったとも明かす。ハースを含む複数のチームが、同様のコンセプトを検討していたという。

    「見た目はクールだけど、重いんだ」

    2026年F1レギュレーションでは車重がパフォーマンスとラップタイムに大きく影響するため、各チームはスピードと革新性のバランスを模索している。

    「みんな、僕たちも含めて、検討はしていたと思う。でも、ああいったものには常にトレードオフがある」

    スクーデリア・フェラーリ

    合法性への注目
    フェラーリはその日のうちに従来仕様のリアウイングへと戻したが、注目は“跳ね馬”に集まり続けた。

    2026年F1新レギュレーション下では、各チームに対する技術的な疑義が相次いでいる。直近ではメルセデスが圧縮比の解釈を巡って批判を受けていたが、フェラーリのリアウイングも同様に精査の対象となった。

    しかし、FIAのテクニカルディレクターであるニコラス・トンバジスは、このリアウイングにゴーサインを出している。

    「我々は概して、ドラッグを低減する解決策を奨励してきた」

    「だからこそ昨年のDRSレギュレーションで開度を制限していた規定は、今年は維持していない。より自由度を与えるためだ」

    「そしてフェラーリの解決策は、我々としては問題ないと考えている」

  • ルイス・ハミルトン F1の将来に明確なメッセージ「自分を見失っていた」

    ルイス・ハミルトン F1の将来に明確なメッセージ「自分を見失っていた」

    ルイス・ハミルトンは2026年F1プレシーズンテストを終え、自身の将来について明確なメッセージを発信した。バーレーンでの2週間の走行を経て、フェラーリの新車SF-26には前向きな材料が見られ、ハミルトンも落ち着いた表情を見せている。

    昨季はスクーデリア・フェラーリ移籍初年度として厳しい戦いが続き、グランプリで一度も表彰台に立てないまま終えた。

    しかし、新レギュレーション下での新車はロングランやレースシミュレーションで一定の競争力を示し、1周の速さやスタート面での強みも垣間見せた。

    「テストはこれで終了だ」とハミルトンは語った。

    「チームが全力を尽くしてマシンを作り上げる姿を見るのは刺激的だ。僕にとってこの仕事で最も魅力的な部分だ」

    「すべてがゼロから作られ、何度も設計し直される。そしてそのマシンを実際に走らせられるのはほんの数人だけだ。この感覚は決して色あせない」

    「ここまでたどり着くために工場で尽力してくれた全員に心から感謝したい。本当にありがたく思っている」

    「僕はこの仕事が本当に好きだし、チームと働くこと、そしてファンのために走ることが好きだ。自分のやっていることができるのは本当に幸運だと思っているし、シーズン開幕が楽しみだ」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ

    『僕はどこにも行かない』ハミルトン 20年目へ闘志
    2026年シーズンはハミルトンにとって20年目となる。2025年はキャリアで最も失望の大きい一年となったが、オフの間に心身をリセットできたことを強調した。

    「僕はリセットされ、リフレッシュしている。僕はどこにも行かない。だから一緒にいてほしい」

    「一瞬、自分が誰なのかを忘れてしまった。でも君たちの支えのおかげで、あのようなマインドセットを再び見せることはない」

    「何をすべきかは分かっている。今季はとてつもないシーズンになる。今日ここに立つためにすべてを捧げてきた。さあ行こう、チーム」

  • フェラーリF1の“270度回転リアウイング”にFIAが合法判断

    フェラーリF1の“270度回転リアウイング”にFIAが合法判断

    2026年F1バーレーンテストでスクーデリア・フェラーリが投入した急進的なリアウイング仕様について、FIAがその合法性に関する初期判断を示した。

    木曜日の走行で初めて確認されたこの仕様は、アクティブエアロ作動時にスロットギャップが上方向へ反転し、約270度回転して開くという独特なメカニズムを採用していた。

    ルイス・ハミルトンは、技術的トラブルに見舞われる前のわずか5周の走行でこのウイングを使用。水曜日には従来型のDRS方式を走らせていたが、木曜午後に再びコースへ戻った際にはこの新仕様を装着していた。

    フェラーリのF1チーム代表フレデリック・バスールは、このウイングをグランプリで使用する可能性について否定しなかった。

    この構造では、作動時にウイングが航空機の翼のように揚力を発生させる形状となり、抗力をさらに低減。最高速の向上を狙った設計とみられる。

    FIAのシングルシーター部門テクニカルディレクターであるニコラス・トンバジスは、この新設計について言及し、当該領域におけるチームの「自由度」拡大を強調したうえで、合法との見解を示した。

    「我々は一般的に、抗力を低減するソリューションを奨励している」とトンバジスは語った。

    「そのため、昨年のDRSレギュレーションで設けられていたスロットギャップ開度の制限は、今年は維持されていない」

    「より大きな自由を与えるためだ。そしてフェラーリのソリューションは、我々の見解では問題ない」

  • シャルル・ルクレール フェラーリF1総合首位「タイムを見すぎるべきではない」

    シャルル・ルクレール フェラーリF1総合首位「タイムを見すぎるべきではない」

    シャルル・ルクレールは2026年第2回F1バーレーンテスト最終日に135周を走行し、1分31秒992でテスト全体の最速タイムを記録した。スクーデリア・フェラーリは3日間合計で324周を重ね、安定した走行をこなした。

    最終日の終盤にはC4コンパウンドを使用し、タイムアタックを意識した走りも見せたが、ルクレールはテスト中のタイムに過度な意味を見いだすべきではないと強調した。

    「テスト日はとてもスムーズだった。我々はプログラムをやり切り、計画していたことをすべて試すことができた」とシャルル・ルクレールは語った。

    「パフォーマンスに関しては、まだ自分たちが本当にどこにいるのかを理解するのは難しい。各チームが本当の姿を隠しているからだ。だからこそラップタイムを見すぎるべきではないし、最初のレースに向けた準備に集中することが重要だ」

    「僕たちは一歩ずつ積み上げていき、このマシンから最大限を引き出す方法を理解しようとしている。メルボルンへ向かう前に分析すべき多くのデータがあるし、そこで初めて状況が分かるだろう」

    シャルル・ルクレール スクーデリア・フェラーリ

    フェラーリはプレシーズンテストとしては生産的な走行距離を重ねたものの、シェイクダウンおよび最初のテスト週と比較すると周回数はやや少なかった。それでもチーム代表のフレデリック・バスールは今回の内容を前向きに捉えている。

    「全体としてポジティブなテストだった。ただし優先事項は多くの距離を走ること、そしてシーズンに向けて確かな基盤を築くことにあった。その観点では生産的だったし、貴重なデータを収集してマシンへの理解を深めることができた」とフレデリック・バスールは述べた。

    「テスト期間中はいつもそうだが、他チームのプログラムが分からないためパフォーマンスについて結論を出すのは非常に難しい。我々の焦点は自分たちにあり、着実な前進を果たすことにあった」