カテゴリー: スクーデリア・フェラーリ

  • レッドブルF1、フェラーリに皮肉 「去年のエンジンは素晴らしかった」

    レッドブルF1、フェラーリに皮肉 「去年のエンジンは素晴らしかった」

    レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、今年のF1オーストリアGPで苦戦ぶりが露わになったフェラーリを皮肉った。

    昨年、シャルル・ルクレールがポールポジションを獲得していたフェラーリF1だが、今年はセバスチャン・ベッテルが予選Q2で敗退。シャルル・ルクレールはぎりぎりで予選Q3へと進出したが、7番グリッドに留まった。

    それだけでなく、フェラーリF1エンジン勢は、アルファロメオ、ハースを含めて全6台が昨年の予選タイムを下回る結果に。エンジンのパフォーマンスに問題があることが露呈された。

    昨年、フェラーリのF1エンジンは夏休み以降に大幅なステップを果たし、4戦連続でポールポジションを獲得したが、燃料流量計の不正が指摘されて以降、パフォーマンスは低下。不正疑惑についてFIAによって綿密に調査されたが、両者間で個人的な和解に達したことで、ライバルチームから猛反発を受けていた。

    中でも最もフェラーリF1エンジンの問題について明確な回答を求めていたヘルムート・マルコは、今年のフェラーリの苦戦ぶりを皮肉った。

    「昨年、フェラーリがエンジンで成し遂げたことは本当に素晴らしかった」とヘルムート・マルコは Auto Bild に語った。

    フェラーリF1はポールポジション争いから脱落したものの、レッドブル・ホンダF1はマックス・フェルスタッペンがトップのメルセデスF1から0.5秒差の3番手に留まった。

    しかし、ヘルムート・マルコは、実際にはセットアップに問題があったと指摘する。

    「マシンのセットアップがうまくいかなかった。現実的にはメルセデスとは0.2~0.3秒差だ」とヘルムート・マルコは語った。

    関連:フェラーリF1エンジン勢、全6台が昨年の予選タイムを下回る

  • フェラーリF1エンジン勢、全6台が昨年の予選タイムを下回る

    フェラーリF1エンジン勢、全6台が昨年の予選タイムを下回る

    フェラーリのF1エンジンを搭載する全3チームが、F1オーストリアGPで昨年の予選タイムを下回った。

    セバスチャン・ベッテルが予選Q2で敗退したことは、今週末のフェラーリF1の苦戦を最もはっきりと表しているが、問題を抱えているのはファクトリーチームだけではない。レッドブル・リンクでフェラーリのF1エンジンを搭載する全3チームが1年前より0.6~1.1秒遅くなっている。

    昨年、シャルル・ルクレールはF1オーストリアGPでポールポジションを獲得し、最速タイムは1分03秒003だった。しかし、今年はQ3に進出した唯一のフェラーリF1エンジン勢となり1分03秒923で4列目7番グリッドに沈んだ。

    フェラーリF1のカスタマー勢も大苦戦を強いられた。昨年、2台揃ってQ3進出を果たしたアルファロメオF1は、今年は2台ともQ1で敗退。キミ・ライコネンとアントニオ・ジョビナッツィは、昨年最下位だったウィリアムズF1のジョージ・ラッセルをした下回った。

    ハースF1の1台もQ1で敗退した。ロマン・グロージャンはなんとかQ2に食い込んだが、2019年のベストタイムよりも0.6秒遅かった。

    フェラーリのF1エンジンを搭載する3チームの苦境は、パワーユニット開発においてライバルに負けたことを示唆している。昨年のフェラーリのF1エンジンはFIAによって綿密に調査され、両者間で個人的な和解に達したものの、パワーユニットの操作方法を管理する新しいルールが導入された。

    週末が始まる前、フェラーリF1は新車SF1000が去年のマシンほど競争力がないことを認めており、主な理由としてダウンフォースを重視したドラック特性を挙げていた。しかし、今年の予選セッションの結果は、シャシー面だけでなく、パワーユニットも問題の一部であることを示唆している。

    No ドライバー チーム 2020年 2019年
    タイム 順位 タイム 順位
    16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分03秒923 7 1分03秒003 1
    5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1分04秒206 11 1分03秒667 10
    8 ロマン・グロージャン ハース 1分04秒691 15 1分04秒491 11
    20 ケビン・マグヌッセン ハース 1分05秒164 16 1分04秒072 5
    99 アントニオ・ジョビナッツィ アルファロメオ 1分05秒175 18 1分04秒166 7
    7 キミ・ライコネン アルファロメオ 1分05秒224 19 1分04秒179 8
  • セバスチャン・ベッテル、まさかのQ2敗退に落胆 「驚いている」

    セバスチャン・ベッテル、まさかのQ2敗退に落胆 「驚いている」

    フェラーリF1のセバスチャン・ベッテルは、F1オーストリアGPの予選でまさかのQ2敗退。フェラーリのペース不足に失望を露わにした。

    昨年、フェラーリF1はレッドブル・リンクでシャルル・ルクレールがポールポジションを獲得していた。しかし、1年後、4回のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルはQ3に進出することができず、11番手タイムで予選を終了することになった。

    チームメイトのシャルル・ルクレールはぎりぎりで予選Q3へと進出したが、メルセデスの2台、レッドブル・ホンダの2台、ランド・ノリス(マクラーレン)、セルジオ・ペレス(レーシング・ポイント)に次ぐ7番グリッドを獲得することしたできなかった。

    「もちろん、驚いている」とセバスチャン・ベッテルは予選後にコメント。

    「もう少し手元にあると思っていたが、他の人たちはおそらくプラクティスで少し燃料を積んでコンサバティブに走っていたようだね」

    「クルマにそれほど満足していなかった。僕が望むよりもエントリーでかなりオーバーステアだった。でも、どうなるか見てみるつもりだ」

    予選でのペース不足にも関わらず、セバスチャン・ベッテルは金曜日のプラクティスでフェラーリF1が示した競争力のあるペースにより、日曜日のオーストリアGPで力強い結果をもたらすことに自信を持っている。

    「レースは長い。僕たちはいつもレーストリムの方が良いと思う。十分に順位を上げて、十分なポイントを獲得できるレベルにあると思う」とセバスチャン・ベッテルは語った。

    フェラーリF1は、第3戦ハンガリーGPで大幅なアップグレードパッケージの導入を予定している。

    関連:F1オーストリアGP 予選 結果:バルテリ・ボッタスがポールポジション

  • フェラーリF1代表 「ベッテルは我々の決断に完全には納得していない」

    フェラーリF1代表 「ベッテルは我々の決断に完全には納得していない」

    フェラーリF1のチーム代表を務めるマッティア・ビノットは、チームがセバスチャン・ベッテルを2021年に起用しないと決断したことにベッテルは完全には納得していないと認める。

    新型コロナウイルスの中断期間中にセバスチャン・ベッテルが今シーズン限りでフェラーリF1を離れるというニュースが発表されたことは驚きを持って受け止められた。

    当初、セバスチャン・ベッテルとフェラーリF1による共同の決定のような発表のされ方をしていたが、木曜日にベッテルはそれがチームの決定であり、新しい契約をオファーされなかったと明かした。

    マッティア・ビノットは、フェラーリF1についてより明確に説明した。

    「確かに冬の間に我々は私的にも公的にも彼が我々のファーストチョイスだと常に言っていた。それは認める。冬の間、多くのドライバーがフェラーリで運転する機会があるかどうかを尋ねてくるのは普通のことだが、それでも我々の立場は変わらなかったし、セブが我々のファーストチョイスだった」とマッティア・ビノットは語る。

    「その後何が起こった? 新型コロナウイルスのパンデミックの状況はモータースポーツ、F1だけでなく、世界全体を変えたと思う。予算上限は大幅に変更され、非常に厳しいものとなった。レギュレーション変更は2021年から2022年に延期されました。それは私たちにとって重要なことだった。マシンは2020年から2021年までほぼ凍結される。全体の状況が変わった」

    「シーズンは始まることさえなく、セブがトラックに戻ってフェラーリのためにドライブする意欲がどれくらいあるかを証明する機会さえなかったのは彼にとって残念なことだった」

    マッティア・ビノットは、セバスチャン・ベッテルがフェラーリF1を放出されたことに驚きを感じていることを理解していると語る。

    「フェラーリとしてシャットダウンしたとき、我々は最終的に自分たちの立場を再考する必要があったし、私たちは我々の決断を下した。それが我々の決断であり、我々の責任だ。そして、我々は彼に連絡した」

    「彼が驚いたと話したと聞きている。彼が驚いたことを覚えていると聞かれれば、確かにそうだと言える。私はそれを理解している。驚くのはごく普通のことだと思う」

    「彼は我々の決断を受け入れたが、今でも彼はそれに完全には納得していないと言える。それは普通のことであり、明確だと言っていいだろう」

  • フェラーリF1、中団に埋もれ危機感 「すべてのエリアで欠けている」

    フェラーリF1、中団に埋もれ危機感 「すべてのエリアで欠けている」

    フェラーリF1は、F1オーストリアGPのフリー走行で混戦のミッドフィールドの埋もれた。シャルル・ルクレールは上位を争うためにはSF1000のパッケージ全体をアップグレードする必要があると危機感を募らせる。

    すでにプレシーズンテストからフェラーリF1が遅れをとっているのは明らかであり、セバスチャン・ベッテルとシャルル・ルクレールの両ドライバーは2020年のF1世界選手権では期待を下回る可能性があると悲観的なコメントを述べていた。

    そして、それは新シーズンの開幕戦オーストリアGPのフリー走行で現実のものとなる。セバスチャン・ベッテルはFP2でトップから0.667差、レーシング・ポイントの後塵を拝して4番手タイム、シャルル・ルクレールは、ルノーとマクラーレンにも上回られて9番手で初日を終えた。

    フェラーリF1は、空力コンセプトの方向転換が必要であることを認めており、第3戦ハンガリーGPにむけてアップグレードパッケージを準備している。

    シャルル・ルクレールは、SF1000は単一のエリアで苦労しているわけではなく、全体的なパフォーマンスを向上させる必要があると語った。

    「マシンに戻ってうれしかったが、その一方で、僕たちにとっては素晴らしい日ではなかった。予想していた通り、多くのマシンがとても拮抗している。見ていてワクワクするけど、その一方、僕たちはもう少し上の順位を争いたい。明日にむけてかなり一生懸命に仕事をする必要があるし、自分たちがどうなのかを確かめる必要がある」

    「バランスはそれほど悪くない。今のところ完全にずれているわけではないので、追いつくためには全体的なパフォーマンスとしてかなり努力する必要がある」

    「他と比べて、コーナーでスピードを失っているように思う。バランスはかなりいい感じなんだけど、マシンの全体的なグリップが欠けている。ひとつのことだけでなく、完全なパッケージをアップグレードする必要があると思う」

    セバスチャン・ベッテルも、現時点でフェラーリF1はすべてのエリアにおいて欠けていると語る。

    「ルノー、レーシング・ポイント、マクラーレンのことはあまりよく見ていないし、人々が走っていた燃料搭載量を予測することは常に困難だ。土曜日になればわかると思う。メルセデスが最速だと言っていいと思う。レッドブルは少し不明だけと、すべてを示しているとは思わない。でも、僕たちも似たような状態であることを願っている」とセバスチャン・ベッテルはコメント。

    「今は戦えるペースはない。でも、クルマをより速くするために開発し、取り組んでいくかかは僕たち次第だ。他と比べて全体的なグリップとダウンフォースが欠けているし、ストレートでも少し毛けている。それらすべての組み合わせだ」

    関連:F1オーストリアGP フリー走行2回目:ハミルトン最速でメルセデスF1が1-2

  • フェラーリF1:2020年 第1戦 F1オーストリアGP プレビュー

    フェラーリF1:2020年 第1戦 F1オーストリアGP プレビュー

    フェラーリF1は、2020年のF1世界選手権の開幕戦オーストリアGPにセバスチャン・ベッテル、シャルル・ルクレールという布陣で挑む。

    冬季テストではライバルであるメルセデスとレッドブル・ホンダに遅れをとっていたフェラーリF1は、空力コンセプトに方向転換が必要なことを認めており、そのためアップグレードの投入は第3戦ハンガリーGPまで待つことになる。

    また、セバスチャン・ベッテルは今シーズン限りでフェラーリF1を離れることが決定しており、レース戦略など、チーム内のヒエラルキーも注目となる。

    マッティア・ビノット (チーム代表)
    「今週末はバルセロナのテスト終盤に使用されたのと同じ構成のマシンが走ることになる。だからといって、マシンで作業ができる5週間半の非常に限られた時間に我々が何もしなかったわけではない。チームとの合意でFIAによって求められた活動の完全な停止だけでなく、パンデミックへの対応に伴う作業周りの厳格な手順があったためだ。テストの結果により、特に空力の面で、開発に関して方向性を大きく変えることになったのは事実だ。まずは期待通りの結果が得られなかった理由と、結果としてプログラム全体をどの程度再調整するかを理解する必要があった。我々が目標に到達しなかったことを把握していたので、計画した方向に進むことは逆効果だった。最初のレースへの準備がすべて整っているわけではないことはわかっていたので、マシン全体を調べる新しいプログラムを考え出すことを決定した。7月19日のハンガロリンクでの第3戦でアップデートを投入することが我々の狙いだ。マシン自体の実際の開発に加えて、ここ数週間はシミュレーション作業とドライバーの助けを借りて、マシンの挙動の分析について多くの作業を行ってきた。オーストリアでその価値が証明されると考えている。現時点では、我々が最速のパッケージがないことはわかっている。メルボルンに向かう前からそれは知っていたことであり、それは変わっていない。とはいえ、シュピールベルクのサーキットはモントメロ(バルセロナ)とは異なる特性を備えており、気温は2月の気温よりもはるかに高くなる。オーストリアでは、あらゆる機会を最大限に活用する必要がある。ハンガリーでは、我々の競争相手自身がもたらすであろう開発を考慮に入れなければならないが、我々現在取り組んでいる新しい開発ステップによって、他と比較した実際の位置を見極めることができるだろう。このような異常なシーズンのスタートで予測をしようとすることは、通常よりもさらに無意味なことだ。金曜日の3時間のプラクティスの終わりにはいくつかの指標が出るだろうが、より明確なアイデアを得られるのは土曜日の予選後だ。そこで初めてチーム間の勢力図をより明確に把握できることになるが、信頼性やレースディスタンスにおけるタイヤパフォーマンスという点でオープニングラウンドには常に不確実性が存在する。我々はすべてのセッションの準備とタスクの実行方法において全てを完璧に試みなければならない。狙い? いつものようにできるだけ多くのポイントを持ち帰ることだ」

    セバスチャン・ベッテル
    「長い間、僕たち全員がコースに戻ることを本当に望んでいたことは秘密ではない。最初は休暇は楽しかった。通常、僕たちはいつも世界中を飛び回り、家族や友人と過ごす時間はほとんど取れないからね。でも、トラックに戻る時間がきた。全力を尽くす準備はできている。ファンのサポートがなく、同じようにはならなかったとしてもね。オーストリアはカルーセルのように本当に速く走るトラックだけど、僕はそれがとても気に入っている。特に山の高いところにあるのが大好きだ。テストで目にした序列に関しては現実的になる必要があるけど、僕たちは落胆はしていない。ここで2つのレースを続けて行うのも珍しいことだ。2回目のレースでは勝利しなければならないデータがたくさん溜まっているだろう。最初の週末に行うことは、2番目の週末に重要な影響を及ぼす」

    シャルル・ルクレール
    「シュピールベルクはとても好きなサーキットだ。勾配の変化があってハイスピードといったすべてがその理由だ。トラックでファンの応援を見ることができないとしても、そこで再びスタートできるのは素晴らしいことだ。長いロックダウンの間、フィジカルトレーニングに取り組んで、シミュレーターでかなり多くのバーチャルレースに励んできた。他のドライバーと楽しむことができたし、家で見ていてくれた人々も楽しんでくれたことを願っている。でも、今はリアルなマシンのコックピットに戻る時間だ。先週、ムジェロで僕たちは再びマシンに乗ることができた。ハンドルを握ることができて本当に楽しかったと言わざるを得ないね」

    関連:2020年 F1オーストリアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • セバスチャン・ベッテル 「フェラーリF1から契約延長のオファーはなかった」

    セバスチャン・ベッテル 「フェラーリF1から契約延長のオファーはなかった」

    セバスチャン・ベッテルは、フェラーリF1から2021年シーズンのための新しい契約オファーをなかったと明かし、チームに契約を延長する意思がなかったことからチームを去ることになったと語った。

    4回のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルは、2014年にフェラーリF1に加入。しかし、チームとティフォシが期待したタイトルをマラネロにもたらすことはできていない。

    そして、F1が休止期間中の5月、セバスチャン・ベッテルが2020年シーズン限りでフェラーリF1を離れることが発表されている。マッティア・ビノットは、セバスチャン・ベッテルと議論したものの、両者がもはや“短期的にも長期的にも同じ目標を共有していない”という結論に達したと述べていた。そのため、ベッテルはセバスチャン・ベッテルのナンバー2を受け入れることを拒んだと理解されていた。チームはすでに後任としてカルロス・サインツと契約を結んでいる。

    しかし、今週末にシーズン開幕戦の舞台となるオーストリアで久々にメディアの取材を受けたセバスチャン・ベッテルは、フェラーリF1から新契約のオファーはなかったとし、マッティア・ビノットから電話で2021年シートはないことを知らされた時は“驚いた”と語った。

    「何も障害はなかった。マッティアから電話が来て、来年チームは一緒に続ける意向がないことを知らされた時は驚いた。何も話し合わなかったし、オファーも出されなかった。だから、引っかかることは何もなかった」

    このことから、フェラーリF1はすでにセバスチャン・ベッテルをどのように評価していたかが伺える。

    セバスチャン・ベッテルは2021年のバックアッププランはないとし、今はオプションを検討しているところだと述べた。

    「現段階では何も・・・もちろん、先のことについては自分と自分の将来のために正しい決断をしたいと思っている。僕は非常に競争力があると思っているし、スポーツで多くのことを成し遂げてきた。モチベーションはあるし、もっと達成したいと思っている」

    「そのためには正しいパッケージ、周りに適切な人々が周りに必要だ。それが今は僕が探しているものだ。適切な機会があれば、答えは非常に明確だ。そうでない場合は、おそらく他の何かを探す必要があるだろう」」

    将来について慌てて結論を出すつもりはない強調するセバスチャン・ベッテルだが、今年でF1を去ることになった場合、サバティカルの後で復帰することはないだろうと述べた。

    「どうだろうね。適切な条件がまとまって、僕も続けたいと思うならば、まだまだやれると感じている。そうならずに何もまとまらなかった場合は、言った通り、何かを他のことをするタイミングなんだとオム」

    「ドアを閉めると決めて、一旦口に出したなら、そのドアを閉める覚悟を持つべきだという信念を持っている。だから、閉めたなら再び開けることは考えない。その時に自分がする決断をきちんと理解する必要がある。だから急ぐつもりはない。今後数週間、数カ月で明快さをもたらしてくれるだろう」

    すでにチームを離れることが決まっているドライバーがいるという状況は、チーム内で大きな影響を及ぼすことになりそうだ。特に最後のシーズンとなるセバスチャン・ベッテルと契約を5年間延長してフェラーリF1の将来と目されるシャルル・ルクレールとの関係は注目が集まる。昨年、二人はコース上でバトルを繰り返し、F1ブラジルGPで同士討ちによる両者リタイアという結末をもたらした。

    フェラーリF1は2019年にしばしばチームオーダーを出したが、必ずしもドライバーが素直に受け入れるものではない。F1ロシアGPではセバスチャン・ベッテルがシャルル・ルクレールにポジションを譲ることを拒否している。

    最後の年と分かっていることで、チームオーダに従うつもりはあるかと質問されたセバスチャン・ベッテルは「僕はいつだってチームと一体化しようと努力してきた。フェラーリにいる間もずっと同じだ」とセバスチャン・ベッテルは語る。

    「コース上でいくら成功したくても、同時にチームのためにもドライブしている。今年はとても答えづらいね。どんな年になるのかわからないし、競争力のレベルなども不明だ」

    「当然、そういった状況になって、完全に理解できるものであれば、ドライバー同士で助け合うと思う。それは契約が切れるからとか、チームを去ることとは全く関係ない。でも、言った通り、自分のためにレースをしているというものあるので、どうぞどうぞとシャルルに譲って、彼の楽にしてあげるつもりはない」

    「僕たちは過去のバトルを楽しんでいたと思うし、これからもそうなると思う」

    セバスチャン・ベッテルは、2021年にルノーF1、もしくはアストンマーティンに名前を変えるレーシング・ポイントが選択肢だと考えられている。

  • シャルル・ルクレール、颯爽とトラックウォークに登場もマスクが逆さま・・・

    シャルル・ルクレール、颯爽とトラックウォークに登場もマスクが逆さま・・・

    フェラーリF1のシャルル・ルクレールは、木曜日にコースの下見のためにエンジニアを引き連れて自転車で颯爽と登場。しかし、一人だけマスクは逆さま・・・新しい生活様式に慣れるには少し時間がいるようだ。

    2020年のF1世界選手権がいよいよレッドブル・リンクでのF1オーストリアGPで開幕する。7月2日(木)には各チームがトラックウオークを実施した。

    無観客で開催されるグランプリにおいてサーキットでF1関係者はマスク着用が義務付けられており、フェラーリF1はチームカラーのレッドの公式マスクを準備した。

    しかし、シャルル・ルクレールだけ様子がおかしい。全員が向かって左側にロゴマークがついているが、ルクレールは右側に。上下が逆であり、若干苦しそうなそぶりも見せた。

    だが、そんな小さなことはどうでもいいかもしれない。シャルル・ルクレールは、2020年にフェラーリF1がタイトルに挑戦する可能性を否定。今季マシン『SF1000』は昨年から後退しているのはほぼ確実だと悲観的に語る。

    昨年、フェラーリF1はトップスピードは速かったものの、コーナーが遅く、その優位性は相殺されていた。そのため、2020年F1マシン『SF1000』では空力コンセプトを変更してダウンフォースをかせぐパッケージとした。しかし、プレシーズンテストではパフォーマンスにかけ、フェラーリF1は中断期間中に空力コンセプトの見直しを決定。オーストリアにはアップグレードが間に合わず、第3戦ハンガリーGPでの投入を目指している。

    昨年、フェラーリF1でのデビューイヤー、2勝と7回のポールポジションを獲得したシャルル・ルクレールは厳しいシーズンを予想する。

    「かなりチャレンジングなシーズンになると思う。そう簡単にいかないのは確かだ」とシャルル・ルクレールは語る。

    「まだ疑問が残っていいるし、確実なことを言うには予選を待たなければならない。でも、去年よりも苦戦するのは99%確実だと思う」

    シャルル・ルクレール / フェラーリF1シャルル・ルクレール / フェラーリF1フェラーリF1 マスク着用関連:2020年 F1オーストリアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • レッドブルF1首脳 「ベッテルはフェラーリF1の政治に嫌気がさした」

    レッドブルF1首脳 「ベッテルはフェラーリF1の政治に嫌気がさした」

    レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、セバスチャン・ベッテルは「フェラーリへの信頼を失った」と語る。

    10年以上前にレッドブルはセバスチャン・ベッテルをF1へと導き、ダブルタイトル4連覇を達成。そのベッテルはフェラーリF1へと移籍したが、マラネロにタイトルをもたらすことはできず、今シーズン限りでチームを去ることが決定している。

    2020年のF1世界選手権におけるセバスチャン・ベッテルとフェラーリF1の可能性について質問されたヘルムート・マルコは「彼らを見限ることはできない」と Sport1 にコメント。

    「しかし、セバスチャンには今年、タイトルを争うためのクルマがないという印象がある。私が間違っているといいねう。F1の興奮という点では、2チーム以上がタイトルを競った方が良いのは確かだ」

    ヘルムート・マルコは、セバスチャン・ベッテルとフェラーリF1が別々の道を歩むという決断をしたことに驚いていないと語った。

    「それほどでもない」とヘルムート・マルコは語る。

    「それは数ヶ月間続いていた。彼はどういうわけか彼はフェラーリへの信頼を失ったと思う」

    フェラーリF1がシャルル・ルクレールをナンバー1ドライバーに格上げしようとしていたのは外部から見ても明らかであり、セバスチャン・ベッテルがナンバー2に甘んじる可能性は小さいだろうと考えられていた。

    セバスチャン・ベッテルがフェラーリF1から提示された契約条件を蹴ったのはそれが理由だったと思うかと質問されたヘルムート・マルコは「そうだね。だが、ルクレールにはそのような才能があるというだけではない」とコメント。

    「ルクレールの回りには政治的な動きが多く、ベッテルはそれに嫌気がさした。彼はただアクセルを踏み、勝利することだけを望んでおり、チーム内の無用な権力闘争のためにエネルギーを無駄にしたくない」

    「私としては最後のシーズンに彼が自分のスキルを証明するための機会をフェラーリが与えることを願っている」

    また、ヘルムート・マルコは、現時点でのF1最年少チャンピオン記録を持つセバスチャン・ベッテルがこのまま引退するようなことになればF1にとっては“大損失”だと主張する。

    「我々はマックス(フェルスタッペン)にその記録を塗り替えさせたいと思っているがね」とヘルムート・マルコは笑いながら語る。

    「真面目な話、もちろんそうなれば非常に大きな損失だ」

    「彼が2021年にメルセデスでハミルトンと一緒に走るかもしれないというちょっとした噂がメディアに激震をもたらした。そのことがすべてを物語っている。私はトト・ヴォルフ(メルセデスF1チーム代表)がそうはしないだろうと心配しているだけだ」

    「そうなれば、セバスチャンは1年休みをとって2022年にチャンスを求めざるを得なくなるだろう。彼はまだ十分に若い」

    そう語るヘルムート・マルコは、2022年にベッテルがレッドブルに復帰する可能性について含みを残している。

    2020年にセバスチャン・ベッテルがレッドブルに復帰することもありえるかと質問されたヘルムート・マルコは「我々にはフェルスタッペンと(アレクサンダー)アルボンとの契約がある。それが現時点での状況だ」

    「しかし、F1では常に何かが変わることもある。今シーズンが終わる頃にはより多くのことがわかるだろう」

  • シャルル・ルクレール 「オーストリアで勝つのは難しいだろう」

    シャルル・ルクレール 「オーストリアで勝つのは難しいだろう」

    フェラーリF1のシャルル・ルクレールは、今週末のオーストリアで勝利に目指すのは“難しい”と認める。

    プレシーズンテストで速さを示すことができなかったフェラーリF1は、SF1000の空力コンセプトに“方向転換”が必要であることを認めており、開幕2戦ではアップデートを投入せず、その結果は第3戦にならなければ得ることはできない。

    「難しいだろうけど、もっと良くなることを期待している」とシャルル・ルクレールは Sky Italia にコメント。

    「冬季テストを簡単なスタートとは行かなかったし、僕たちは地に足をつけている。それを忘れて作業を続けることはできない」

    シャルル・ルクレールは、オーストラリアのシーズン開幕戦が新型コロナウイルスのために土壇場でキャンセルされたことで、チームの勢力図が大幅に変更される可能性は低いと考えている。

    「ロックダウン中にマシンで作業することができなかったので、オーストラリアに持っていったマシンとそれほど異なるとは思わない。とても似たものになるだろう」とシャルル・ルクレールは語る。

    「すべての機会をつかむことが目標だけど、とにかく自分たちがどの位置にいるかを確認するのを待っているところだ」

    しかし、シャルル・ルクレールは、あらゆる新型コロナウイルス対策が講じられたとしても、オーストリアでレースをするのを楽しみにしていると述べた。

    「タイトなスケジュールでさえ満足している。レース後に家に帰れるかどうかわからないので難しいだろうし、疲れるだろうけどね」とシャルル・ルクレールは語る。

    「でも、レースをするのをかなり恋しく思っているので問題はない。通常のシーズンでは、特に最終的に何ポイントが獲得可能になるかわからないので、そんなことは思わないだろうけどね。でも、レースするための解決策を見つける必要があるときにはそこは問題ではない」

    関連:2020年 F1オーストリアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール