カテゴリー: F1マシン

  • マイアミGPでF1レギュレーション修正導入も「第一歩」にとどまる見方

    マイアミGPでF1レギュレーション修正導入も「第一歩」にとどまる見方

    2026年F1レギュレーションを巡る議論が続く中、FIAは4月20日の会議を受けて複数の修正を正式決定した。導入はマイアミGPからで、エネルギーマネジメントと安全性の問題に対応する内容となる。

    シーズン開幕から指摘されてきた「極端な速度差」や「リフト・アンド・コーストの多発」といった課題に対し、一定の対策は講じられたが、パドックでは「抜本的解決には至らない」との見方が大勢を占めている。

    エネルギー管理と安全性に焦点を当てた修正
    今回の変更の柱となるのは、エネルギー運用に関する制限強化だ。

    最大エネルギー回生量の削減に加え、「スーパークリップ」のピーク出力は引き上げられた。一方でレース中のブースト使用には制限が設けられ、過度な速度差の発生を抑制する狙いがある。

    FIAは「スーパークリップの最大持続時間を1周あたり2〜4秒に制限する」ことを目標に掲げており、これにより極端な加速差の是正を図る。

    さらに、安全面ではスタート時の極端な低速走行を防ぐ自動システムが導入されるほか、ウエットコンディションに関する運用も見直される。

    FIAは今回の措置について、「過度な接近速度を抑えつつ、オーバーテイク機会とパフォーマンス特性を維持すること」が狙いだと説明している。

    「第一歩」に過ぎないとの冷静な評価
    こうした修正に対し、現場の反応は概ね肯定的ながらも慎重だ。

    Auto Motor und Sportのトビアス・グリューナーは「マイアミ前の調整は第一歩に過ぎない」と指摘する。

    「状況を大きく改善するには、内燃機関側の出力も引き上げる必要がある」とし、より踏み込んだ変更は2027年、あるいは2028年まで実現しない可能性に言及した。

    De Telegraafのエリック・ファン・ハーレンも影響は限定的との見方を示している。

    「現在導入されている小規模な変更では、彼の望みを満たすには至らない」とし、とりわけマックス・フェルスタッペンのような批判的立場のドライバーには不十分だと伝えた。

    F1レギュレーション マイアミグランプリ

    チーム側は評価も“さらなる改善”前提
    一方でチーム側は、今回の合意プロセス自体を前向きに評価している。

    ジェームス・ボウルズは「これは理にかなった変更であり、ここ数週間でチーム、FIA、F1が良い仕事をした結果だ」と述べた。

    「今年はすでに素晴らしいレースも見られているが、常に改善を追求するのは正しいことだ」と続けている。

    マクラーレンのアンドレア・ステラも、協調的な姿勢を強調した。

    「全員が示している責任感と協力の精神こそが、現時点でF1が示すべき最善の答えだ」

    ドライバー視点では方向性は一致
    技術的な方向性については、ドライバー側の提案とも一定の一致が見られる。

    ジョージ・ラッセルは以前からスーパークリップ出力の引き上げを「明確な解決策」として挙げていた。

    「これだけでもリフト・アンド・コーストを強いられる状況の多くは避けられるはずだ」

    今回の修正は確かに現状への対応としては前進だが、エネルギー依存構造そのものに手を入れない限り、根本的な問題は残る。マイアミでの実走データが、その“第一歩”の実効性を測る試金石となる。

  • フェルスタッペンとルクレール “速いほど遅くなる”共通問題 アレジが指摘

    フェルスタッペンとルクレール “速いほど遅くなる”共通問題 アレジが指摘

    2026年F1シーズンの新レギュレーションに苦しむドライバーとして、マックス・フェルスタッペンとシャルル・ルクレールに共通点があると、元フェラーリF1ドライバーのジャン・アレジが指摘した。

    アレジによれば、両者はコーナーで速く走ろうとする本来の持ち味が、現行のパワーユニット時代ではかえって不利に働いているという。特に電力回生とストレートでのエネルギー運用が重要になった現在のF1では、コーナーでの攻めすぎがラップ全体の損失につながる構図が浮かび上がっている。

    新レギュレーションが速いドライバーを苦しめる構図
    F1は2026年、シャシーと空力規則に加えてパワーユニット規則も大きく刷新した。フェルスタッペンはこの新規則に対して最も強く不満を示してきたひとりであり、その将来にまで言及する場面も出ている。

    フェルスタッペンは3月のF1日本GPで、2015年以来初めて鈴鹿でQ3進出を逃した。決勝でも8位に終わった後、自身の将来について「価値があるのか決めなければならない」と語っていた。

    アレジは、鈴鹿での予選結果こそ、フェルスタッペンとシャルル・ルクレールが似た問題を抱えている証拠だったとみている。ルクレールは日本GPで4番グリッドを獲得し、そのまま今季2度目の3位表彰台につなげたが、予選で感じている課題はフェルスタッペンと共通しているという見方だ。

    “コーナーで速いほど遅くなる”という逆説
    ルクレールはここまで予選で苦戦しており、新規則への適応に取り組んでいる。日本GPでは、2026年規則下の予選について「正直、予選には本当に耐えられない」と不満を漏らし、コーナーで速く走るほどストレートでタイムを失う現状を嘆いた。

    ルクレールの問題は、わずかなスロットルオフでもフェラーリが大きくエネルギーを失ってしまい、そのぶんストレートで使える電力が減ってしまう点にある。現在のF1では、バッテリーを回復させるためにコーナーでのプッシュを犠牲にする必要があり、それがストレートでの速さに直結している。

    こうした状況についてアレジはRacingNews365に次のように語った。

    「マックスは今、本当に苦しんでいる。かなり苦しんでいる。というのも、今のマシンのシステムや、彼らのスロットルの扱い方を見ると、電力が少ないからだ」

    「現時点では、速いドライバーほど他のドライバーより苦しんでいる段階なのか? たぶんそうだ。というのも、今回の予選では、マックスとシャルルはすべてのコーナーでより速かったのに、ラップタイムの最後では遅くなっていたからだ」

    フォーミュラ1カー

    フェルスタッペンはマシンバランスの問題も抱える
    フェルスタッペンの場合、苦戦の原因はエネルギー運用だけではない。レッドブルRB22は慢性的なバランス問題も抱えており、コーナーで思い切って攻め込むことが難しくなっている。

    フェルスタッペンは日本GP予選中、このマシンを「運転できない」と表現した。ターンインでアンダーステアに悩まされ、その後は加速時に突然オーバーステアが出る不安定な挙動に直面していた。

    その結果、日本GP予選でのフェルスタッペンのベストは1分30秒262の11番手。メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリがQ2で記録したトップタイムから1.214秒遅れ、ルクレールにも0.811秒差をつけられた。さらに、Q3進出ラインではレーシングブルズのアービッド・リンドブラッドに0.153秒及ばなかった。

    成績は分かれても、根本の悩みは共通している
    開幕3戦を振り返ると、フェルスタッペンはオーストラリアGPでの6位が最高位で、中国GPでは6位走行中にリタイアするなど、ここまで上位争いに加われていない。

    一方のルクレールは開幕3戦すべてでトップ4入りを果たし、オーストラリアで3位、中国で4位と安定して結果を残している。ただし、その差はマシン全体の競争力による部分が大きく、アレジの見方では、ふたりが抱える“速く走るほど不利になる”という根本問題は同じだ。

    2026年F1では、ドライバーが本来の攻め方を貫くだけでは速さにつながらない。コーナーでの速さ、スロットル操作、電力回生、そしてストレートでの展開力が密接に結びつく今の時代において、フェルスタッペンとルクレールは、その難しさを最も象徴する存在になっている。

  • F1エンジン勢力図に異変?メルセデス優位崩れる可能性 ADUOの盲点

    F1エンジン勢力図に異変?メルセデス優位崩れる可能性 ADUOの盲点

    2026年F1シーズンのパワーユニット開発を巡るADUO(追加開発機会)について、メルセデスF1代表トト・ヴォルフが「問題は1社だけ」と発言し、制度運用を巡る駆け引きが一気に表面化した。

    この発言は、ホンダへの限定的支援を示唆する一方で、他メーカーへの開発機会拡大を牽制する狙いを含んでいるとみられる。

    だが、この議論の裏側では、そもそも“どのエンジンが基準になるのか”という根本的な問題が残されている。評価の仕組み次第では、現在の勢力図そのものが覆る可能性がある。

    ADUOの評価が勢力図を決める
    ADUOは、一定の性能差が認められたメーカーに対して開発機会を与える制度だ。

    基準となるエンジンに対して2%以上遅れていれば1回、4%以上であれば複数回のアップグレードが許可される。

    一見すると単純な救済措置だが、どのエンジンが“基準”とされるかによって、誰が支援を受けるのかが大きく変わる。

    つまりADUOは単なる救済制度ではなく、勢力図を再構築する装置として機能する可能性を持っている。

    評価対象はICE単体という盲点
    今回の評価で対象となるのは、パワーユニット全体ではなく内燃機関(ICE)のみだ。

    エネルギー回生、デプロイメント、バッテリー性能、MGU-K制御といった要素は評価対象外となる。

    そのため、実際のラップタイムや最高速とは異なる評価結果が導かれる可能性がある。

    この“ICE単体評価”こそが最大の盲点だ。

    実戦で速いパッケージが、必ずしもADUO上で優れているとは限らない構造になっている。

    フェラーリの主張と“見かけの差”
    フェラーリは、自らが基準に対して遅れているとの認識を示している。

    フレデリック・バスールは「ADUOの導入は、我々が差を縮める機会になる」と語り、さらに「パワー依存区間ではメルセデスに対してコンマ8秒ほど遅れている」と具体的に言及している。

    ただし、この差は単純な性能不足ではなく設計思想による影響も大きい。

    排気系の背圧増加はダウンフォース生成と引き換えに出力損失を招き、小型ターボの採用はドライバビリティ向上と引き換えにピーク出力を抑える。

    さらに高温でのブースト運用はパッケージングに利点をもたらす一方で、熱効率では不利となる。

    これらはすべてマシン全体のパフォーマンスを優先した結果であり、ICE単体評価では不利に働く。

    フォーミュラ1エンジン

    “本当に遅れているのか”という問題
    こうした背景から、フェラーリの遅れが“本質的な性能差”なのか、それとも設計選択によるものなのかという論点が浮上している。

    もし後者であれば、ADUOによる支援は本来の趣旨から外れる可能性もある。

    この点こそが、ヴォルフが「支援は1社に限るべき」と主張する根拠の一つと考えられる。

    メルセデスが基準でなくなる可能性
    現時点ではメルセデスが最も優れたエンジンを持つとの見方が一般的だ。

    しかし、ICE単体という評価軸では別の結果になる可能性も指摘されている。

    一部では、レッドブルのエンジンがICE性能では最も優れているとの見方もある。

    ローラン・メキースは「他チームと比較して自分たちの出力を正確に把握するのは非常に難しい」としつつも、「我々としてはメルセデスが先行していると考えている」と語っている。

    この“認識のズレ”こそが、現在のADUO議論の核心だ。

    制度が生む戦略と駆け引き
    評価基準が不透明であることは、新たな戦略的要素も生み出している。

    意図的に出力を抑え、基準より遅れていると判断されることで開発機会を得る、いわゆる“サンドバッギング”の可能性だ。

    一方で、優位なメーカーが出力を調整し、他チームへの支援を防ぐという動きも考えられる。

    ヴォルフが警戒する「ゲームマンシップ」は、まさにこの構造から生まれる。

    FIAによる最終評価はマイアミGP後に行われる予定だが、その結果は単なる順位付けでは終わらない。

    どのエンジンが基準とされ、誰に開発機会が与えられるのか。

    その判断ひとつで、2026年F1の勢力図は大きく書き換えられる可能性がある。

    関連:メルセデスF1代表「問題は1社だけ」 ADUO巡りホンダ支援示唆で他陣営牽制

  • F1“人工オーバーテイク論争”激化 1980年代比較にマンセルが異議

    F1“人工オーバーテイク論争”激化 1980年代比較にマンセルが異議

    F1のオーバーテイクを巡る議論が再び激化している。2026年レギュレーション下で急増した追い抜きに対し、F1のステファノ・ドメニカリCEOは「オーバーテイクはオーバーテイクだ」と擁護したが、その発言はパドック内外で強い反発を招いている。

    背景にあるのは、電動エネルギー管理が支配する現在のレース構造だ。バッテリー残量やブースト状態によって発生する“ヨーヨーレース”は、従来の技術・駆け引きとは異なる性質を持ち、「量は増えたが価値は低下した」という見方が広がっている。

    ドメニカリの主張と“1980年代比較”の論点
    ドメニカリは批判に対し、1980年代のターボ時代にも燃料節約のためのリフト・アンド・コーストが存在したと指摘し、現在の状況は特別なものではないと主張した。

    だが、この比較には明確な違和感がある。当時の燃料管理はあくまで「制約の中でのドライバー判断」に依存していたのに対し、現代はエネルギー回収と放出がシステム主導で制御されている点が決定的に異なる。

    さらに、現在は特定の区間で意図的に減速し充電を行うケースもあり、日本GPの130Rのような高速コーナーが“充電区間”として扱われる現象は、かつてのF1には存在しなかった。

    マンセルが指摘する“偽のオーバーテイク”
    1992年王者ナイジェル・マンセルは、現在のオーバーテイクの一部を「完全に偽物」と断じている。

    彼が問題視するのは、ドライバーの意思ではなくシステムによって発生する追い抜きだ。実際、ドライバー自身が望まないタイミングでのオーバーテイクが発生し、その直後に再び抜き返されるケースも見られる。

    この構造は、バッテリー残量や出力制御によって優劣が決まる“機械主導の順位変動”であり、従来のスキルや駆け引きとは質的に異なる。

    マンセルはさらに、1980年代との比較についても明確に否定している。当時のリフトは燃料節約のための微調整であり、現在のように高速コーナーで大幅に減速するようなものではなかった。

    ナイジェル・マンセルが語るフォーミュラ1カー

    “量か質か”という本質的な対立
    現在のF1は、明確に「量」を重視する方向にある。オーバーテイク数の増加は公式にも強調されており、視覚的なアクションの多さが価値とされている。

    しかし、多くのファンや関係者が求めているのは、単なる数ではなく「成立過程」だ。スキル、判断、リスクを伴うオーバーテイクこそが、記憶に残る瞬間を生む。

    バッテリー残量やアルゴリズムによって決定される順位変動は、確かに視覚的には派手だが、その多くは“必然的に起きた現象”に近い。

    1980年代との決定的な違い
    ターボ時代の燃料管理は極めて不確実なものだった。リアルタイムの燃料残量把握は困難で、エンジニアは事前計算に基づくペース指示しかできなかった。

    その結果、レース終盤での燃料切れは日常的に発生し、1985年サンマリノGPでは多くのドライバーがゴール直前でストップする事態となった。

    重要なのは、この時代のマネジメントが「不完全な情報と人間の判断」に依存していた点だ。現代のように、正確なデータとソフトウェアによって最適化された制御とは根本的に異なる。

    “ドライバーの右足”が持つ意味の変化
    現代のF1では、エンジニアが細かく指示する「デルタ走行」やエネルギー配分がレースの大半を支配している。さらにその一部は機械学習によって自動化されつつある。

    一方で、かつてはドライバーの感覚と判断が主導権を握っていた。どこで攻め、どこで抑えるかは“右足”に委ねられていた。

    この違いは単なる技術進化ではなく、競技の本質そのものに関わる変化だ。

    F1は確かにオーバーテイク数を増やした。しかし、その一部はドライバーが「勝ち取った」ものではなく、システムが「発生させた」ものでもある。

    この違いをどう評価するか――それが、現在のF1を巡る最大の論点になっている。

    GrandPrix.com

  • FIAが予選の“危険な電力トリック”を封じる 2026年F1の抜け穴対策を即断

    FIAが予選の“危険な電力トリック”を封じる 2026年F1の抜け穴対策を即断

    2026年F1のエネルギーマネジメントを巡り、FIAが予選で使われていた“危険なトリック”の封じ込めに動いた。報道によると、メルセデスとレッドブルは、バッテリー残量の低下に応じて出力を段階的に落とすべき仕組みの抜け穴を突き、最後の瞬間まで最大電力を引き出す運用を試していたという。

    この手法によるタイム上の利得はわずかでも、予選ではコンマ数秒が結果を左右する。その一方で、アタック後にマシンの速度が急激に落ち、大きな速度差を生む危険性も露呈した。

    2026年F1マシンのエネルギー依存が強い特性を踏まえれば、FIAが短期間で介入したのは当然の流れだと言える。

    メルセデスとレッドブルが使っていたとされる抜け穴
    4月上旬の報道で明らかになったのは、複数チームが電力デプロイの使い方を極端に攻めていたという実態だった。『Auto Motor und Sport』や『La Gazzetta dello Sport』によると、メルセデスとレッドブルは2026年F1のエネルギーマネジメント規則にある抜け穴を突いていたという。

    問題となったのは、電気エネルギーをラップ終盤まで最大限に使い切り、その後に突然カットオフを発生させるような運用だ。これによりマシンの挙動が不安定になり、さらにMGU-Kシステムには60秒間のロックアウトが発生するとされた。

    本来は保護機能だった“緊急モード”の流用
    『Auto Motor und Sport』によると、この“危険な”手法では、本来ハードウェア保護のために用意されていた内蔵の「緊急モード」を作動させていたという。

    この機能を使うことで、バッテリー残量の低下に応じて出力を50kW刻みで段階的に下げていくべき制御を事実上回避できた。つまり、通常なら徐々に落ちていくはずの電力を、最後の瞬間まで最大のまま引き出せる余地があったことになる。

    この利点について『f1-insider.com』は、「フィニッシュラインまでの最後の数メートルを最大エネルギーで走ることができ、重要なコンマ数秒を稼げる」と伝えた。予選ではそのわずかな差がグリッド順を左右するだけに、チームにとっては見過ごせない武器だった。

    問題はタイムではなく安全性だった
    ただし、この手法がもたらす影響はラップタイムだけではなかった。

    アタックラップ後、MGU-Kが60秒間停止することで、マシンは突然大きく減速する可能性があった。すでに2026年F1マシンはエネルギーマネジメントの特性によって速度差が大きくなりやすいと懸念されており、そこにさらに予測しにくい減速が加われば、後続車との相対速度差は一段と危険なものになる。

    今回の件は、単なる“うまい使い方”ではなく、安全性を脅かし得る運用として受け止められたからこそ、FIAが早急に手を打ったと見るべきだ。

    国際自動車連盟 F1

    FIAは即座に監視強化 乱用にはペナルティ
    4月のインターバル期間に入る中で、FIAはこの問題に対して明確な姿勢を示した。

    各チームには、緊急モードは本当に技術的な問題が発生した場合に限って使用すべきであり、パフォーマンス目的で使うことは認められないと通達された。今後はテレメトリーが厳しく監視され、不適切な使用があればペナルティが科される見通しだ。

    重要なのは、仕組みそのものが完全に違法化されたわけではない点だ。あくまで合法な保護機能としては残されるが、予選タイムを稼ぐための利用は実質的に封じられた。

    2026年F1の課題を象徴する一件
    今回の措置は、2026年F1レギュレーションが持つ難しさを改めて浮き彫りにした。

    チームはルールの範囲内で常に限界を探る。しかし、その最適化が安全性と衝突したとき、FIAは線引きを迫られる。今回の“電力トリック”封じは、まさにその典型例だった。

    予選での数百分の1秒を争う攻防の裏で、マシンの速度差や挙動の予測不能性が拡大していた以上、この問題は放置できなかった。2026年F1のエネルギーマネジメントを巡る議論は今後も続くが、FIAは少なくともひとつの危険な抜け穴について、早い段階で明
    確に境界線を引いた。

  • 2031年F1レギュレーション エンジン議論の裏で問われる“2026年の教訓”

    2031年F1レギュレーション エンジン議論の裏で問われる“2026年の教訓”

    F1は現在、短期的な2026年レギュレーションの修正と並行して、すでに次の技術サイクルである2031年規則の検討を進めている。エンジン形式を巡る議論は活発化しているが、本質はそこにとどまらない。重要なのは、マシン全体を統合的に設計するという視点を失わないことだ。

    2026年規則で露呈した課題――パワーユニット先行設計によるバランス崩壊――を繰り返せば、次の時代も同じ問題に直面する可能性が高い。

    2031年F1エンジン規則 多様化する選択肢
    2031年に向けたエンジン規則では、複数の方向性が検討されている。独Auto Motor und Sportによると、ハイブリッド要素の縮小、あるいは完全廃止も議論の俎上に載っている。

    その場合、環境性能は合成燃料やバイオ燃料に委ねられるが、これらも完全なカーボンニュートラルではないという課題を抱える。

    内燃機関の構成についても議論は分かれる。自然吸気はサウンド面で魅力がある一方、ターボは効率や燃費、燃料重量の面で優位性を持つ。

    気筒数についても明確な制約はなく、V6・V8・V10といった複数の選択肢が現実的に成立する。理論上はメーカーごとに自由なアーキテクチャを認めることも可能だが、性能差拡大への懸念から、実現の可能性は高くないとみられている。

    ハイブリッドの行方とメーカーの思惑
    最大の焦点はハイブリッドの扱いだ。電動化の流れが鈍化する中で、完全な内燃機関回帰も議論されている。

    しかし、すべてのメーカーがそれを支持しているわけではない。ホンダ・レーシングの渡辺康治は「パワーユニットには一定のハイブリッド要素が必要」と明言しており、参戦継続の条件としている。

    トヨタも復帰の可能性を探る中で、同様の立場を取る可能性が高い。

    そのため現実的な落としどころとしては、「簡素化されたハイブリッド」が有力視されている。長時間の電力アシストではなく、短時間のブースト用途に限定する形だ。

    これはインディカーが採用するスーパーキャパシタ方式に近く、軽量かつ高出力という特性を活かした方向性となる。

    フォーミュラ1エンジン F1レギュレーション

    シャシー設計の優先課題 軽量化と空力整理
    現時点での議論はエンジンに偏っているが、真に重要なのはシャシー側の設計思想だ。

    2026年の問題は、内燃機関と電動出力の比率ではなく、「パワーユニット先行」で設計されたことにあった。空力との統合が後手に回り、結果として不自然な挙動を招いた。

    2031年に向けた優先事項は明確だ。車体の小型化・軽量化、そして空力乱流の低減である。

    車体をコンパクトにすることで重量は自然に減り、必要なダウンフォースも低減する。これはストレートでの抵抗減少にもつながり、エンジン出力とのバランス設計がより重要になる。

    また、アクティブエアロの扱いも鍵を握る。直線でのドラッグ削減を維持するならば、最高速の上昇を抑えるためにパワーユニット側の出力制御も不可欠となる。

    オーバーテイク問題と新たな解決策
    もうひとつの重要な論点がオーバーテイクだ。2026年はエネルギーマネジメントによって“差が生まれる”問題が指摘されたが、逆に差が縮まれば追い抜きは困難になる。

    そのバランスを取るための手段として、インディカー型の「プッシュ・トゥ・パス」が検討されている。一定時間のみ追加出力を解放する仕組みで、攻撃側だけでなく防御側も使用可能とすることで公平性を保つ狙いがある。

    ただし、オーバーテイクの成立はマシン性能だけでなく、サーキット特性にも大きく依存する。市街地サーキットの増加が続く中で、この問題はより複雑になっていく。

    鈴鹿での2026年マシンとグラウンドエフェクト時代の比較が示す通り、同じコースでもマシン特性によってレース内容は大きく変わる。

    “統合設計”が2031年成功の分岐点
    2031年規則の成否は、エンジン単体の選択では決まらない。

    重要なのは、パワーユニット、シャシー、空力、レース特性を一体として設計できるかどうかだ。

    2026年のように要素ごとに最適化を進めれば、全体としての最適解を失うリスクがある。逆に統合的な設計が実現できれば、パフォーマンスとレースの質を両立する新たなF1像が見えてくる。

    FIAと各チームが過去の教訓をどう活かすか――それが次の時代を決定づける。

  • ルイス・ハミルトン 2026年F1のリフト・アンド・コースト擁護「奇妙ではなく違い」

    ルイス・ハミルトン 2026年F1のリフト・アンド・コースト擁護「奇妙ではなく違い」

    ルイス・ハミルトンは、2026年F1でドライバーに課されているリフト・アンド・コーストの指示について、「奇妙なものではない」との見解を示した。新レギュレーション下で議論を呼んでいるエネルギーマネジメントの変化に対し、冷静な受け止め方を強調している。

    内燃エンジンと電動パワーの比率が50対50へと大きく変化したことで、ドライビングの考え方自体が変わりつつある中、ハミルトンはそれを“違い”として受け入れるべきだと語った。

    “奇妙ではなく違い” ハミルトンが強調する新時代の適応
    ルイス・ハミルトンは、2026年F1で広く議論されているリフト・アンド・コーストについて、次のように語った。

    「僕は何も奇妙だとは思わない。ただ違うだけだ」

    「リフト・アンド・コーストはこれまでもやってきたことだ。ただ、その多くは燃料やタイヤを守るためだった」

    「今はラップ全体を通じてエネルギーを最適化するためのものになっている。だからサーキットごとにやり方も変わるだろう」

    この発言が示す通り、ハミルトンはテクニックそのものではなく、その“目的の変化”に焦点を当てている。

    50対50時代が生んだドライビングの変化
    2026年F1では、内燃エンジンと電動エネルギーの出力比率が従来の約80対20から50対50へと大きくシフトした。

    これにより、従来以上にエネルギーマネジメントがラップタイムに直結する要素となり、リフト・アンド・コーストやスーパークリッピングといった技術の重要性が増している。

    一方で、これらの挙動は「不自然」「レースらしくない」といった批判も招いており、FIAによる議論の中心テーマのひとつとなっている。

    “フルスロットルの常識”はもはや過去
    ハミルトンは、特に予選ラップにおけるドライビングの変化についても言及している。

    「予選ラップでは本来、ブレーキングゾーンまでフルパワーで走りたいものだが、今はそうではない」

    このコメントは、2026年F1において従来の“限界まで攻め続ける”スタイルが必ずしも最適解ではなくなった現実を示している。

    エネルギーの使い方そのものが戦略の一部となった現在、ドライバーにはこれまで以上に緻密なマネジメント能力が求められている。

    Source: RacingNews365

  • ステファノ・ドメニカリ F1新規則の調整焦点「予選フルアタックと安全性」

    ステファノ・ドメニカリ F1新規則の調整焦点「予選フルアタックと安全性」

    ステファノ・ドメニカリは、2026年F1レギュレーションの見直しに向けて、現在の議論が「正しい方向」に進んでいるとの認識を示した。調整の主な焦点として挙げたのは、予選でドライバーがより全開に近い走りをできる環境づくりと、ドライバー側から指摘が出ている安全面の懸念への対応だ。

    3月にオーストラリア、中国、日本で開幕3戦が行われ、2勝を挙げたメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリがランキング首位に立っている。

    5月1日〜3日のマイアミGPを前に、FIA、チーム、ドライバーの間ではレギュレーション調整に向けた議論が続いており、ドメニカリはその進展に手応えを示した。

    マイアミ前に示される可能性がある調整の方向性
    ドメニカリは、マイアミGP前にFIAから調整内容が示される可能性に言及し、焦点となるのは大きく2つの領域だと説明した。

    「できればマイアミの前に、主に2つの考慮事項に対処するため、どのような調整が行われるのかをFIAが示してくれることを期待している」

    「ひとつは予選だ。可能な限りフルパワー、あるいはフルブレーキングの状態で走れるようにすること。そしてもうひとつは、もちろんドライバーたちが安全面で指摘しているいくつかの懸念を、正しい形で解決することだ」

    予選で求められる“限界走行の自由度”
    予選に関しては、まさに現在進行形で議論が続いている領域だと強調した。

    「そこはこの数週間、ドライバーたち、チームたち、そしてもちろんFIAの調整のもとで取り組んでいる領域だ。何が正しい調整になり得るのかを見極めようとしている」

    「だから一般論として言えば、何かについて議論しているというのは、私は常に素晴らしいことだと思っている。建設的な議論を生むからだ。私が好まないのは、批判のための批判をする人たちだ。なぜそうするのかは分からない。批判するための批判は誰の助けにもならないし、本当に何の効果もない」

    ステファノ・ドメニカリ F1レギュレーション

    FIA・チーム・ドライバーの協議は前進中
    ドメニカリは、ここ数か月にわたる関係者間の協議についても前向きに評価した。

    「FIA、チーム、そして今はさらにドライバーたちとも行われている議論は、正しい方向に進んでいると思う」

    「実際、今週、そして来週もマイアミの前に会合があり、状況を改善するために、あるいは調整するために何ができるのかを確認していく」

    また、ドライバーの意見を重視する姿勢も明確にした。

    「彼らとの私の会話は間違いなくとてもオープンなものだし、彼らも私が彼らの意見を大切にしていることを分かっている。私は彼らに関与してほしいと思っている」

    「我々がともに成し遂げてきたことには敬意を持っているが、同時に耳を傾けることにも、そして建設的に一緒に行えるあらゆる指摘に対して非常に、非常にオープンであることにも敬意を払っている」

    ファンの反応は“非常にポジティブ”
    一方で、シーズン序盤のファンの反応については強い手応えを感じているという。

    「結果は素晴らしいし、とても良いものだ。みんな『何が起きているんだ?』と言っている。アクションがたくさんあるし、これこそ人々が見たいものだ」

    「全体として見れば、ファンからの反応は非常にポジティブだった。それが今は1か月レースがないことでいったん途切れているが、マイアミで我々が一緒に行うべき調整を加えたうえで、どんな結果になるのかを見るのを楽しみにしている」

    さらに、3大会が完売し、視聴者数も増加していることから、F1への注目度はこれまでになく高まっていると説明した。

    「我々がやっていることに対する関心と注目の強さは素晴らしい。3つのイベントが完売し、視聴者数も増えている。我々のスポーツへの関心はこれまでで最も高い」

    求められているのは“修正”であって“否定”ではない
    今回の発言から見えるのは、2026年F1レギュレーションを抜本的に否定する姿勢ではなく、競技としての完成度を高めるための調整段階に入っているという点だ。

    予選でドライバーが限界まで攻められる状態を取り戻すこと、安全面の不安を解消すること。その2点を軸に、FIA、チーム、ドライバーが協力して最適解を探っている。

    マイアミGPまでにどこまで具体的な調整が示されるのかが次の焦点となるが、少なくとも現状はパニックではなく、建設的な改善プロセスとして進行している。

  • 2026F1年レギュレーションの欠陥をマルコが指摘 エンジン回帰で前提崩壊

    2026F1年レギュレーションの欠陥をマルコが指摘 エンジン回帰で前提崩壊

    F1は2026年レギュレーションの見直しを迫られている。レッドブルの元アドバイザーであるヘルムート・マルコは、現在の規則を「不完全」と断じ、早急な修正が必要だと主張した。

    背景には、電動化一辺倒だった開発思想からの変化がある。内燃エンジンが持続可能燃料によって再評価されるなか、F1の方向性そのものが揺らぎ始めている。

    電動化前提で設計された規則の限界
    マルコは、現在のレギュレーションが策定された当時の前提条件に問題があったと指摘する。

    「いくつかの点が見落とされていたが、当時は電気自動車が唯一の選択肢だという考え方が支配的だったことを忘れてはならない」

    「しかしその後、状況は大きく変わった。CO2を排出しない新しい燃料によって、内燃エンジンが環境的にも再評価されている」

    この発言は、2026年規則の根幹にある“電動化50%”という設計思想そのものが、すでに時代とズレ始めている可能性を示唆している。

    「理論と現実の乖離」 エネルギー配分の問題
    マルコは、電動と内燃エンジンの出力を50対50とするコンセプト自体には理解を示しつつも、実際のレースでは機能していないと断言する。

    「理論上は電動と内燃エンジンの50対50の配分は素晴らしく聞こえる。しかし実際には機能していない」

    「バッテリーは充電が必要だが、サーキットには十分な充電ゾーンが存在しない」

    この問題は、いわゆる“スーパークリッピング”やストレートでの失速現象を生み、レースの質そのものに影響を与えている。

    50km/h差が示す安全リスク
    さらにマルコは、安全面での懸念も強調した。

    「速度差が50km/hに達した。まるで相手のマシンが止まっているように感じた。このような状況は避けるべきだ」

    エネルギー回生と放出のタイミングによって極端な速度差が生まれる現状は、ドライバーの体感だけでなく実際のリスクとしても無視できない段階に来ている。

    F1の本質との乖離「それは本当のオーバーテイクではない」
    マルコは、現在のレースがF1本来の姿から逸脱していると強く批判する。

    「ルイス・ハミルトンが言うように、エネルギー管理がうまい者が有利になるのは事実だ。しかしそれはF1とはかけ離れている」

    「F1とは最速のドライバーが最速のマシンで勝つ競技だ」

    「ソフトウェアを最適化したエンジニアが勝敗を左右するべきではない」

    「バッテリーが満充電のマシンと空のマシンの差で抜くような状況は、本当のオーバーテイクではない。ただの通過に過ぎない」

    この指摘は、ドライバー主体の競技であるべきF1が、過度にエネルギー管理競争へと傾いている現状を端的に表している。

    ロズベルグは冷静姿勢「重要なのはバトル」
    一方で、2016年のワールドチャンピオンであるニコ・ロズベルグは、現状に対してより慎重な見方を示している。

    「多くの視聴者にとって奇妙に見えるのは理解できる。画面越しに見れば、この場面では全開で走るべきだと感じるだろう」

    「これらは世界最速のレーシングカーであるべきだからだ」

    「しかし私は比較的冷静に見ている。ドライバー同士の素晴らしいバトルが見られるのであれば、それが最も重要だ」

    揺らぐ2026年F1の方向性
    2026年レギュレーションは、持続可能性とパフォーマンスの両立を目指した野心的な試みだった。しかし実際には、エネルギー管理の複雑化や安全性、そして競技の本質に関わる問題が浮き彫りとなっている。

    内燃エンジンの再評価という外部環境の変化も加わり、F1は今、技術的にも哲学的にも大きな転換点に立たされている。今後の議論と修正が、このカテゴリーの未来を大きく左右することになる。

  • F1次世代PUはV8エンジン回帰か ドメニカリ「今年中に決断必要」

    F1次世代PUはV8エンジン回帰か ドメニカリ「今年中に決断必要」

    F1のCEOであるステファノ・ドメニカリは、次世代パワーユニット規則について、2026年レギュレーション導入を受けて「今年中に方向性を決める必要がある」との認識を示した。

    長期的な開発リードタイムを踏まえ、議論の先送りは許されないとの立場であり、将来のF1はより軽量でシンプルなエンジンへと移行すべきだと支持している。

    決断の先送りは許されない 次世代PU議論を加速へ
    ドメニカリは、次世代パワーユニット規則について「時間は非常に速く過ぎている」と強調し、早期決断の必要性を訴えた。

    「我々はあまり時間を無駄にするわけにはいかない。時間は非常に速く過ぎているからだ。我々は追い詰められないように十分に強固である必要があり、できるだけ早く決断する必要がある」

    「もちろん、その議論はFIAとともに進めていく。しかし今年中に、次に何を目指すのかを決める必要がある」

    現在のパワーユニット規則は2021年から議論が始まり、2026年に導入されたばかりだが、すでに次のサイクルに向けた検討が求められている。

    メーカー投資を尊重しつつ 2030年前倒しも議論
    2030年から新規則を前倒し導入する案も浮上しているが、ドメニカリはまず現行メーカーの投資を尊重すべきと強調した。

    「現時点でF1に投資しているメーカーがいるという事実は驚くべきことであり、我々はそれに最大限の敬意を払う必要がある」

    「それを当然のことと考えるべきではない。そしてFIAがどのような規則が適切かを調整し、メーカーやチームに提案していく必要がある」

    現行のガバナンス規則は2030年末で期限を迎えるため、その後はFIAが新たな規則を策定することになるが、前倒しの可否は今後の協議事項となる。

    F1 エンジン ステファノ・ドメニカリ

    V8回帰の現実味 持続可能燃料が鍵に
    パドックでは、2014年以前に近い多気筒エンジンへの回帰、すなわちV8または類似フォーマットへの移行が有力視されている。

    その背景には、各メーカーや各国政府、特に欧州連合が電動化一辺倒の方針を見直しつつあることがある。また、2026年から導入された持続可能燃料の存在も、この流れを後押ししている。

    軽量化とシンプル化で“純粋なレース”へ
    ドメニカリは、将来のF1について「より軽く、よりシンプルであるべき」との見解を示し、内燃機関の比重を高める方向性を支持した。

    「将来の中心には間違いなく持続可能燃料がある。そして電動化とのバランスは変わり、より強力な内燃機関が必要になる」

    「それこそがモータースポーツだ。車両を大幅に軽量化でき、より純粋なレースが可能になる。より小さく軽いマシンで、限界まで攻めることができるようになる」

    一方で現行マシンについては、重量の増加と複雑化が課題であると指摘した。

    「レース自体は調整を加えれば素晴らしいものだ。しかしマシンは依然として非常に重い。バッテリーは設計上考慮すべき多くの要素をもたらしている」

    F1は2026年レギュレーションへの完全移行を進める一方で、その次の時代に向けた議論もすでに本格化している。今回の発言は、シリーズ全体として“次の方向性”を急ぐ必要性を強く示すものとなった。

    GrandPrix.com