2026年F1アカデミーのルーキーテストがスペインのナバラ・サーキットで行われ、日本から参加した佐藤こころが午前・午後を通じたベストタイムで総合5番手、松井沙羅が総合10番手につけた。
18人の若手女性ドライバーが参加したテストでは、15歳のビクトリア・ファルファスが午前に唯一の1分46秒台となる1分46秒988を記録して総合トップ。参加者は1日を通して合計1,447周を走り込み、将来のF1アカデミー参戦を目指す若手がそれぞれの速さをアピールした。
佐藤こころは午前4番手 トップ争いに加わる
全長4.313kmのナバラ・サーキットで行われた午前のセッションでは、序盤から佐藤こころが速さを見せた。
ゾーイ・フロレスクが最初にコースへ入り、エラ・ラハデマーとアレクシア・ダニエルソンが序盤の基準タイムを記録。佐藤は開始10分以内に1分49秒322でトップに立つと、次のアタックでさらに0.1秒弱タイムを縮めた。
その後はロザンヌ・デン・ドライバー、ソフィア・ザンファリ、オータム・フィッシャー、フロレスクが次々とトップタイムを更新。ザンファリが最初に1分48秒台へ入ったものの、ファルファス、さらにフィッシャーがそれを上回った。
フィッシャーは1分48秒549でトップに立ち、ファルファスとジョーディン・マーティンが続いた。各車が一度ピットに戻った後、ザンファリが1分48秒506を記録して首位に浮上した。
ここで佐藤が自己ベストを更新して再びトップに立ったが、ザンファリが1分48秒334をマークして首位を奪い返した。
セッションが進むとダニエルソンが1分47秒台へ入り、ルナ・フルクサ・クロスが1分47秒662でトップに浮上した。

15歳ファルファスが唯一の1分46秒台
2時間目の終盤になると、15歳のビクトリア・ファルファスが一気に存在感を示した。
ブラジル出身のファルファスは1分46秒988を叩き出してトップへ浮上。ザンファリを0.317秒上回り、18人が参加した今回のルーキーテストで唯一1分46秒台に入った。
佐藤も1分47秒476までタイムを縮め、午前4番手でセッションを終了。トップのファルファスとの差は0.488秒で、3番手デン・ドライバーの1分47秒471とはわずか0.005秒差だった。
終盤はタイムを追うよりも走行距離を重視する流れとなり、残り5分にはラハデマーがターン2で停止して短時間の赤旗が提示された。
ファルファスの1分46秒988は最後まで破られず午前トップ。ザンファリが2番手、デン・ドライバーが3番手、佐藤が4番手となった。
午後も佐藤こころ4番手 松井沙羅が5番手に浮上
午後のセッションでも佐藤は上位につけた。
フロレスクが最初に走行を開始し、ダニエルソンとともに序盤からタイムを短縮。開始10分で基準タイムは1分47秒939まで上がった。
佐藤は1分47秒744を記録してトップに立ち、その座を約30分間キープ。その後、ラハデマーが1分47秒541を記録して首位に立つと、ダニエルソンが1分47秒259をマークしてトップを奪った。
佐藤は最終的に1分47秒717までタイムを縮め、午後も4番手。午前の自己ベストには届かなかったものの、両セッションで4番手につける安定した速さを見せた。
一方、午前を1分48秒122の11番手で終えていた松井沙羅は、午後に大きくタイムを縮めた。
松井は1分47秒804をマークして午後5番手。午前から0.318秒タイムを短縮し、佐藤に続く位置まで順位を上げた。
午後はその後、大幅なタイム更新は少なく、各ドライバーは周回数を重ねることに重点を置いた。限界を探るなかでザンファリとラハデマーがそれぞれスピンしたものの、両者とも走行を続けることができた。
残り5分にはカリーン・カウルがコース上で停止して赤旗が提示された。このためダニエルソンの1分47秒259が午後のトップタイムとして確定した。
ラハデマーが0.282秒差の2番手、午前トップのファルファスがそこからわずか0.006秒差の3番手となり、佐藤が4番手、松井が5番手に続いた。

佐藤こころ総合5番手 松井沙羅は総合10番手
午前と午後それぞれの自己ベストを比較すると、総合トップはファルファスの1分46秒988。午後トップだったダニエルソンの1分47秒259を0.271秒上回った。
佐藤こころは午前に記録した1分47秒476が自己ベストとなり、ファルファスから0.488秒差の総合5番手。午前、午後ともに4番手につけ、18人が参加したテストを通して上位を維持した。
松井沙羅は午後に記録した1分47秒804が自己ベストとなり総合10番手。日本勢2人が午前・午後を通じたベストタイムの比較でトップ10に入った。
2026年F1アカデミー ルーキーテスト 総合結果
1.ビクトリア・ファルファス 1分46秒988(午前)
2.アレクシア・ダニエルソン 1分47秒259(午後)
3.ソフィア・ザンファリ 1分47秒305(午前)
4.ロザンヌ・デン・ドライバー 1分47秒471(午前)
5.佐藤こころ 1分47秒476(午前)
6.エラ・ラハデマー 1分47秒541(午後)
7.ゾーイ・フロレスク 1分47秒557(午前)
8.ルナ・フルクサ・クロス 1分47秒624(午前)
9.ジョーディン・マーティン 1分47秒652(午前)
10.松井沙羅 1分47秒804(午後)
11.ジネブラ・パンゼリ 1分47秒811(午前)
12.クララ・スティーブライヒンガー 1分48秒054(午後)
13.ミラ・ショーストランド 1分48秒156(午後)
14.オータム・フィッシャー 1分48秒168(午前)
15.エヴァ・ドレステイン 1分48秒205(午前)
16.カルメン・クラーヴ 1分48秒322(午後)
17.ヤナ・カプール 1分48秒991(午前)
18.カリーン・カウル 1分49秒302(午後)
今回のテストでは18人が合計1,447周を走破。15歳のファルファスが唯一の1分46秒台で総合トップに立った一方、日本勢では佐藤こころが総合5番手、松井沙羅が総合10番手と、ともにトップ10に入ってルーキーテストを終えた。
2026年F1アカデミーのレギュラーシーズンは約1カ月後に再開し、次戦は10月22~25日に米国のサーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催されるオースティン大会となる。
Chequered flag on the 2026 Rookie Test
For these 18 rookies, their time in an #F1ACADEMY car is done… but for some, there could be more to come pic.twitter.com/Jr56NUtH9b
— F1 Academy (@f1academy) September 11, 2026














